JPH04241952A - サーマルインクジェットヘッド - Google Patents
サーマルインクジェットヘッドInfo
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- JPH04241952A JPH04241952A JP1580791A JP1580791A JPH04241952A JP H04241952 A JPH04241952 A JP H04241952A JP 1580791 A JP1580791 A JP 1580791A JP 1580791 A JP1580791 A JP 1580791A JP H04241952 A JPH04241952 A JP H04241952A
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- 239000010410 layer Substances 0.000 abstract description 27
- 230000006378 damage Effects 0.000 abstract description 18
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- 238000009825 accumulation Methods 0.000 abstract 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクに熱を作用させ
気泡を発生させてインク吐出を行なうサーマルインクジ
ェットヘッドに関するものである。
気泡を発生させてインク吐出を行なうサーマルインクジ
ェットヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】発熱素子を用いて、インクを加熱し、気
泡を発生させ、発生した気泡の圧力によりインクを噴出
するバブル型のサーマルインクジェットヘッドは、その
噴射原理のために、キャビテーションによる破壊が発生
し、それがヘッド全体の寿命を短縮させる原因となって
いる。
泡を発生させ、発生した気泡の圧力によりインクを噴出
するバブル型のサーマルインクジェットヘッドは、その
噴射原理のために、キャビテーションによる破壊が発生
し、それがヘッド全体の寿命を短縮させる原因となって
いる。
【0003】これらの故障に対する対策として、特開昭
59−95155号公報に記載されているヘッド構造は
、発熱部の中央部上に導電膜を設けて、発熱勾配を持た
せたものであるが、膜領域を作成するためにフォトリソ
グラフィー、エッチング工程が1回余分に必要となり、
その分コストアップし、また、歩留まりも低下する欠点
があった。さらに、導電膜領域が発熱抵抗層の上に付着
されるため、発熱部に凸部が形成され、保護膜で被覆す
る場合に段差部を生じ、発熱部の被覆が十分に行なわれ
ず、保護機能が低下する。また、キャビテーションによ
る損傷が、段差の凸部に集中して、発熱部の故障が早期
に発生する欠点があった。
59−95155号公報に記載されているヘッド構造は
、発熱部の中央部上に導電膜を設けて、発熱勾配を持た
せたものであるが、膜領域を作成するためにフォトリソ
グラフィー、エッチング工程が1回余分に必要となり、
その分コストアップし、また、歩留まりも低下する欠点
があった。さらに、導電膜領域が発熱抵抗層の上に付着
されるため、発熱部に凸部が形成され、保護膜で被覆す
る場合に段差部を生じ、発熱部の被覆が十分に行なわれ
ず、保護機能が低下する。また、キャビテーションによ
る損傷が、段差の凸部に集中して、発熱部の故障が早期
に発生する欠点があった。
【0004】特開昭63−189243号公報に記載さ
れているヘッド構造は、キャビテーションが発生しやす
く、損傷を受けやすい部分に、発熱部を設けない構造と
なっているが、そのために、発熱部の形状が複雑となり
、歩留まりが低下するという欠点があった。また、発熱
部形状の凹凸が多いため、特開昭59−95155号公
報に記載されたヘッドと同様に、保護膜に段差部を生じ
、保護機能低下や、キャビテーション損傷が段差の凸部
に集中し、発熱部の故障が早期に発生する欠点があった
。
れているヘッド構造は、キャビテーションが発生しやす
く、損傷を受けやすい部分に、発熱部を設けない構造と
なっているが、そのために、発熱部の形状が複雑となり
、歩留まりが低下するという欠点があった。また、発熱
部形状の凹凸が多いため、特開昭59−95155号公
報に記載されたヘッドと同様に、保護膜に段差部を生じ
、保護機能低下や、キャビテーション損傷が段差の凸部
に集中し、発熱部の故障が早期に発生する欠点があった
。
【0005】特開昭63−307957号公報に記載さ
れたサーマルインクジェットヘッドは、発熱部の近傍に
、少なくとも2面の壁よりなるバリヤー構造を採用した
ものである。この構造によれば、キャビテーションから
の損傷に対しては有効であるが、バリヤー形成のための
工程を必要とし、構造も複雑化し、また、高密度化には
不利な構造である。
れたサーマルインクジェットヘッドは、発熱部の近傍に
、少なくとも2面の壁よりなるバリヤー構造を採用した
ものである。この構造によれば、キャビテーションから
の損傷に対しては有効であるが、バリヤー形成のための
工程を必要とし、構造も複雑化し、また、高密度化には
不利な構造である。
【0006】また、本出願人は、実願平2−10721
7号として、熱作用部材(抵抗体層)と電極部材との接
触部の段差に起因するキャビテーション損傷の発生を低
下させることをすでに提案した。この提案では、上記段
差を感光性樹脂層で覆う構造であるが、これによっても
、キャビテーション損傷を完全に防止することはできな
い。
7号として、熱作用部材(抵抗体層)と電極部材との接
触部の段差に起因するキャビテーション損傷の発生を低
下させることをすでに提案した。この提案では、上記段
差を感光性樹脂層で覆う構造であるが、これによっても
、キャビテーション損傷を完全に防止することはできな
い。
【0007】段差とキャビテーション損傷との関係を説
明する。図2は、抵抗体層と電極部材との接触部を保護
層で覆う構造を採用したヘッドの熱作用部材と電極部材
の電気的接続部近傍の概略を示す断面図である。図中、
1は基板、2は下地蓄熱層、3は熱作用部材(ヒーター
)、4は熱作用部保護層、5は電極部材、6は層間絶縁
膜、7はその凸部、8は感光性樹脂やガラス等から形成
される保護層、9は熱作用部、10は電気的接続部、1
1は気泡、12は気泡の消滅による圧力波である。
明する。図2は、抵抗体層と電極部材との接触部を保護
層で覆う構造を採用したヘッドの熱作用部材と電極部材
の電気的接続部近傍の概略を示す断面図である。図中、
1は基板、2は下地蓄熱層、3は熱作用部材(ヒーター
)、4は熱作用部保護層、5は電極部材、6は層間絶縁
膜、7はその凸部、8は感光性樹脂やガラス等から形成
される保護層、9は熱作用部、10は電気的接続部、1
1は気泡、12は気泡の消滅による圧力波である。
【0008】熱作用部保護層4は、SiNX 層とTa
等の金属層など、2層以上に形成されるのが普通である
。 したがって、熱作用部保護層4と電極部材5との間を電
気的に絶縁する必要があり、その間にも層間絶縁膜6が
設けられる。層間絶縁膜6の厚さに基づく凸部7により
、熱作用部保護層4の表面にも凸部が形成され、この凸
部を保護層8で完全に覆うことはできない。
等の金属層など、2層以上に形成されるのが普通である
。 したがって、熱作用部保護層4と電極部材5との間を電
気的に絶縁する必要があり、その間にも層間絶縁膜6が
設けられる。層間絶縁膜6の厚さに基づく凸部7により
、熱作用部保護層4の表面にも凸部が形成され、この凸
部を保護層8で完全に覆うことはできない。
【0009】印字信号により発生した気泡は、インク吐
出後、急激に消滅する。気泡11の消滅により発生した
圧力波12は、消滅位置の周囲に伝播するが、上述した
凸部が存在すると、凸部に圧力波の衝撃が加わる。した
がって、凸部が集中的にキャビテーション損傷を生じや
すかった。
出後、急激に消滅する。気泡11の消滅により発生した
圧力波12は、消滅位置の周囲に伝播するが、上述した
凸部が存在すると、凸部に圧力波の衝撃が加わる。した
がって、凸部が集中的にキャビテーション損傷を生じや
すかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、熱作用部と電極
部材との接続部に発生する段差に起因したキャビテーシ
ョン損傷をより低下させ、ヘッド寿命の向上を図ること
を目的とするものである。
題点を解決するためになされたもので、熱作用部と電極
部材との接続部に発生する段差に起因したキャビテーシ
ョン損傷をより低下させ、ヘッド寿命の向上を図ること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓄熱層を有す
るサーマルインクジェットヘッドにおいて、電極部材の
電気的接続部の下地蓄熱層の厚さが、熱作用部の下地熱
蓄熱層の厚さよりも薄いことを特徴とするものである。
るサーマルインクジェットヘッドにおいて、電極部材の
電気的接続部の下地蓄熱層の厚さが、熱作用部の下地熱
蓄熱層の厚さよりも薄いことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明は、蓄熱層を有するサーマルインクジェ
ットヘッドにおいて、電極部材の電気的接続部の下地蓄
熱層の厚さが、熱作用部の下地熱蓄熱層の厚さよりも薄
く形成されている。したがって、そのため、以下の3つ
の理由によりキャビテーション損傷を低下させることが
できる。
ットヘッドにおいて、電極部材の電気的接続部の下地蓄
熱層の厚さが、熱作用部の下地熱蓄熱層の厚さよりも薄
く形成されている。したがって、そのため、以下の3つ
の理由によりキャビテーション損傷を低下させることが
できる。
【0013】■ 層間絶縁膜の凸部が熱作用部材より
も低くなり、キャビテーション損傷の原因である圧力波
が凸部にまで到達しない。■ 電気的接続部の下地熱
蓄熱層の厚さが薄いため、電気的接続部の放熱性がよく
、熱作用部材の温度が低い。したがって、気泡の消滅過
程において、電気的接続部では気泡が速く収縮し始め、
キャビテーション損傷が最大になる最後の気泡消滅位置
が電気的接続部からより離れ、キャビテーション損傷の
影響が低下できる。■ 電気的接続部の下地熱蓄熱層
の厚さが薄いため、電気的接続部の放熱性がよく、熱作
用部材の温度が低い。したがって、層間絶縁膜、例えば
、SiO2 や保護層の化学的腐食効果が低下し、キャ
ビテーション損傷の影響が低下できる。
も低くなり、キャビテーション損傷の原因である圧力波
が凸部にまで到達しない。■ 電気的接続部の下地熱
蓄熱層の厚さが薄いため、電気的接続部の放熱性がよく
、熱作用部材の温度が低い。したがって、気泡の消滅過
程において、電気的接続部では気泡が速く収縮し始め、
キャビテーション損傷が最大になる最後の気泡消滅位置
が電気的接続部からより離れ、キャビテーション損傷の
影響が低下できる。■ 電気的接続部の下地熱蓄熱層
の厚さが薄いため、電気的接続部の放熱性がよく、熱作
用部材の温度が低い。したがって、層間絶縁膜、例えば
、SiO2 や保護層の化学的腐食効果が低下し、キャ
ビテーション損傷の影響が低下できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のサーマルインク
ジェットヘッドにおける、熱作用部材と電極部材との電
気的接続部近傍の概略断面図である。図中、図2と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
ジェットヘッドにおける、熱作用部材と電極部材との電
気的接続部近傍の概略断面図である。図中、図2と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0015】この実施例においては、下地蓄熱層2の厚
さが一定ではなく、電気的接続部の下地熱蓄熱層の厚さ
が、熱作用部の下地熱蓄熱層の厚さよりも薄く形成され
ている。したがって、層間絶縁膜6や電極部材5による
段差は、表面にあらわれることはなく、上述したように
、キャビテーション損傷の影響を低下させることができ
る。
さが一定ではなく、電気的接続部の下地熱蓄熱層の厚さ
が、熱作用部の下地熱蓄熱層の厚さよりも薄く形成され
ている。したがって、層間絶縁膜6や電極部材5による
段差は、表面にあらわれることはなく、上述したように
、キャビテーション損傷の影響を低下させることができ
る。
【0016】この実施例では、試作例として、熱作用部
の下地熱蓄熱層の厚さを約2μm、電気的接続部の下地
熱蓄熱層の厚さを0.2〜1.0μmとした。電気的接
続部の下地熱蓄熱層の厚さは、0.2〜0.5μmと、
より薄くした方が効果が大きかった。
の下地熱蓄熱層の厚さを約2μm、電気的接続部の下地
熱蓄熱層の厚さを0.2〜1.0μmとした。電気的接
続部の下地熱蓄熱層の厚さは、0.2〜0.5μmと、
より薄くした方が効果が大きかった。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、熱作用部材と電極部材との電気的接続部に発
生する段差に起因したキャビテーション損傷が低下し、
より高寿命のヘッドが得られるという効果がある。
によれば、熱作用部材と電極部材との電気的接続部に発
生する段差に起因したキャビテーション損傷が低下し、
より高寿命のヘッドが得られるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例のサーマルインクジェットヘ
ッドにおける、熱作用部材と電極部材との電気的接続部
近傍の概略断面図である。
ッドにおける、熱作用部材と電極部材との電気的接続部
近傍の概略断面図である。
【図2】従来のサーマルインクジェットヘッドにおける
、熱作用部材と電極部材の電気的接続部近傍の概略断面
図である。
、熱作用部材と電極部材の電気的接続部近傍の概略断面
図である。
1 基板
2 下地蓄熱層
3 熱作用部材(ヒーター)
4 熱作用部保護層
5 電極部材
6 層間絶縁膜
7 その凸部
8 保護層
9 熱作用部
Claims (1)
- 【請求項1】 蓄熱層を有するサーマルインクジェッ
トヘッドにおいて、電極部材の電気的接続部の下地蓄熱
層の厚さが、熱作用部の下地熱蓄熱層の厚さよりも薄い
ことを特徴とするサーマルインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1580791A JP2861420B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | サーマルインクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1580791A JP2861420B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | サーマルインクジェットヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241952A true JPH04241952A (ja) | 1992-08-28 |
JP2861420B2 JP2861420B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=11899121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1580791A Expired - Fee Related JP2861420B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | サーマルインクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2861420B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5818516A (en) * | 1997-07-21 | 1998-10-06 | Xerox Corporation | Ink jet cartridge having improved heat management |
JP2015223814A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド |
-
1991
- 1991-01-16 JP JP1580791A patent/JP2861420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5818516A (en) * | 1997-07-21 | 1998-10-06 | Xerox Corporation | Ink jet cartridge having improved heat management |
JP2015223814A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2861420B2 (ja) | 1999-02-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |