JPH04240689A - 液晶ビデオプロジェクター - Google Patents

液晶ビデオプロジェクター

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JPH04240689A
JPH04240689A JP3041434A JP4143491A JPH04240689A JP H04240689 A JPH04240689 A JP H04240689A JP 3041434 A JP3041434 A JP 3041434A JP 4143491 A JP4143491 A JP 4143491A JP H04240689 A JPH04240689 A JP H04240689A
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liquid crystal
panel
crystal panel
signal
video
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Yoshihiro Ozawa
小沢 義裕
Kuniaki Ishitani
石谷 普朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マトリクス型液晶を
組合せ、映像を光学的に重畳して投影する液晶ビデオプ
ロジェクターおよびその駆動方法に関するものであり、
特に、薄膜トランジスタ(以下TFTという)などのア
クティブ素子を組み込んだアクティブマトリクス液晶パ
ネルを用いた液晶ビデオプロジェクターとその駆動方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は従来のカラー液晶ビデオプロジ
ェクタを示す図である。図において、1は白色の平行光
を発する光源、2は第1のダイクロイックミラー、3は
第2のダイクロイックミラー、4は第1の全反射ミラー
、5,6,7は各々赤,青,緑色の光を変調するマトリ
クス型液晶パネル、8は第2の全反射ミラー、9は第3
のダイクロイックミラー、10は第4のダイクロイック
ミラー、11は光学的に重畳された像を拡大投影する投
写レンズである。
【0003】図22は従来のカラー液晶ビデオプロジェ
クタの他の構成を示す図である。図において、1は白色
の平行光を発する光源、2は第1のダイクロイックミラ
ー、3は第2のダイクロイックミラー、4は第1の全反
射ミラー、5,6,7は各々赤,青,緑色の光を変調す
るマトリクス型液晶パネル、16は第2の全反射ミラー
、17は第3の全反射ミラー、18はダイクロイックプ
リズム、11は光学的に重畳された像を拡大投写する投
写レンズである。
【0004】次に図21の動作について説明する。光源
1より発せられる白色光は第1のダイクロイックミラー
2により、白色光の内の赤色スペクトル光は反射し、青
色と緑色のスペクトル光は透過する。反射した赤色光は
第1のマトリクス液晶パネル5により映像信号の赤成分
で変調される。ここで、第1,第2,第3のマトリクス
液晶パネル5,6,7は例えば電界効果型薄膜トランジ
スタ(TFT)を使用したアクティブマトリクス液晶パ
ネルであり、各々映像信号成分のR(赤),G(緑),
青(B)で駆動されている。第1のダイクロイックミラ
ー2を透過した青色と緑色の光は第2のダイクロイック
ミラー3で青色光は反射し、緑色光は透過する。反射し
た青色光は第2のマトリクス液晶パネル6により青B映
像信号で変調される。透過した緑色光は全反射ミラー4
で直角に反射され、第3のマトリクス液晶パネル7によ
り緑G映像信号で変調される。第1のマトリクス液晶パ
ネル5の赤色光出力は第2の全反射ミラー8で直角に反
射される。この赤色光出力と第2のマトリクス液晶6の
青色光出力は第3のダイクロイックミラー9に導かれる
。このミラー9は青色光を反射し、赤色光を透過させる
もので、結果として赤と青色光の合成光出力を得ること
ができる。この合成光出力と第3のマトリクス液晶パネ
ル7の緑色光出力は第4のダイクロイックミラー10に
導かれ、赤,青色光は透過し、緑光は反射され赤,青,
緑色の合成光出力が得られる。この合成出力は投写レン
ズ11により拡大投影され、スクリーン(図中省略)に
カラー映像を映し出す。
【0005】次に図22の動作について説明する。光源
1より発せられる白色光は第1のダイクロイックミラー
2により、白色光の内の赤色スペクトル光は反射し、青
色と緑色のスペクトル光は透過する。反射した赤色光は
第2の全反射ミラー16により反射し、第1のマトリク
ス液晶パネル5により映像信号の赤成分で変調される。 ここで、第1,第2,第3のマトリクス液晶パネル5,
6,7は例えば電界効果型薄膜トランジスタ(TFT)
を使用したアクティブマトリクス液晶パネルであり、各
々映像信号成分のR(赤),G(緑),青(B)で駆動
されている。第1のダイクロイックミラー2を透過した
青色と緑色の光は第2のダイクロイックミラー3で青色
光は反射し、緑色光は透過する。反射した青色光は第2
のマトリクス液晶パネル6により青B映像信号で変調さ
れる。透過した緑色光は第1の全反射ミラー4で直角に
反射され、さらに第3の全反射ミラー17で反射され、
第3のマトリクス液晶パネル7により緑G映像信号で変
調される。前記第1,第2,第3の液晶パネル5,6,
7により変調を受けたR,G,Bの各光はダイクロイッ
クプリズム18により合成され、この合成光出力は投写
レンズ11により拡大投写される。
【0006】前記液晶パネルで光学変調される理由を図
26を用いて説明する。図26は液晶パネル1画素の概
略構成図であり、液晶25は各画素電極の付いたガラス
基板24に挟まれ、さらに偏光板23に挟まれている。 液晶25には表示する画像に応じて各画素に電極を通じ
て電界が印加される。図の左側が電界がかかっていない
ときの、右側が電界がかかっているときの液晶の状態を
示している。図に示すように、現在、最もよく用いられ
ているTN(ツイステッドネマティック)モードでは液
晶層で電界がオフのとき、偏光面を回転させ(同図では
90°)、オンのときはこの能力が消失する性質を利用
している。すなわち、この液晶層を偏光板が挟むことに
より(同図では両側の偏光板の偏光方向を90°とし、
かつ液晶層の両端において液晶分子の長軸方向を一致さ
せるように配置)、電界オフのときは入射光が透過し、
電界オンのときは透過光をカットすることになる。従っ
て各画素に印加する電界を画像により変化させれば、光
学的に変調できることとなる。
【0007】図23はこの液晶層で光学変調する際の書
込み電圧と透過率の特性である。厳密にはS字特性であ
るものの、グローバルな特性面では大きく白側で飽和す
る特性となっている。液晶パネルの通常のドライブ電圧
の仕様範囲は同図に示す2〜5V程度の範囲である。こ
の範囲ではドライブ電圧xと透過率yの間はおおむねy
=axc (但し0<c<1)の関係で近似することが
できる。図24はCRTの電圧/輝度特性である。CR
Tの場合はドライブ電圧VD と輝度Lとの間にはおお
むねL= (VD ) .2の関係が成り立ち、黒側で
飽和する特性となっている。一般のTV受像機はCRT
が多いため、このCRTの特性を補償すべく放送局側で
は図25に示すように原信号Voriginに対し送像
信号VはV= (Vorigin) /2.2となるよ
うな、原信号に対して黒側を伸ばして白側を圧縮する補
正をあらかじめ施して送出している。このような補正特
性のため、液晶ビデオプロジェクターでは入力信号も白
側が圧縮され液晶パネル部でも白側が圧縮するため、投
写像は著しい白つぶれの画像となる。また回路側でこの
特性を補正しようとしても正確に補正するには限界があ
り、やはりこの白つぶれあるいは階調再現性の不良の傾
向は否めない。
【0008】以下に、図21,22の従来例の液晶ビデ
オプロジェクタに共通の問題点を説明する。図26で説
明したように、液晶パネルでは偏光面が液晶の分子軸方
向に沿って回転する(旋光する)わけであるが、その伝
搬は液晶分子の誘電率異方性に基づいている。すなわち
、液晶分子の長軸方向と短軸方向で誘電率の値が異なる
ため、旋光するわけである。しかしながら、この分子軸
と偏光面が一致しない場合、一般に複屈折を生じ素直な
旋光特性が得られない。従ってパネルに対して斜め方向
から入射する光に対しては、その方向に対する液晶分子
の傾き角が変化するため、垂直方向から入った光と比べ
若干異なった特性を示す。実際の光学系では厳密には平
行光とはならないため、液晶パネルの中央に対し左右上
下で若干光の方向性や強度等の差があるため、上記の影
響によるむらが生じる。
【0009】例えば図22の従来例ではR,G,Bの各
パネルからの像がお互いにミラー反転の関係となる場合
がある(ミラーでの反転回数がR,G,Bで異なるため
)が、この場合ミラー反転軸に対して図27のような非
対称分布となる。このような非対称分布がR,G,B間
でその特性が面対称の形で存在すると色むらの問題が生
じる。なお、この図27の値は一例にすぎない。実際に
は使用する光源がどの程度平行光線であるかによって分
布はかなり異なるものになるし、パネルのサイズ,パネ
ルと光源との距離等によっても大幅に変化する。市販の
液晶ビデオプロジェクターではパネルサイズは対角3イ
ンチ(縦横比3:4),パネルと光源との距離は30c
m程度である。
【0010】上記のような問題を避けるため、偶数回反
射と奇数回反射を受ける色光を変調する液晶パネルの液
晶配向分布を互いに面対称の関係となるように設定し、
出射光強度分布自身を互いに面対称となるように設計さ
れる。TN液晶の場合、右まわり90°ツイストに対し
て、左まわり90°ツイストとなるように配向制御する
ことによって、互いに図28に示すように、面対称な配
向分布となる。しかしながら、上記のような手段で色む
らを解消しても、やはり図27のような特性に帰因する
輝度むらは存在する。
【0011】図32はTFTアクティブマトリクス液晶
パネルを駆動するための従来の周辺回路を示すブロック
図である。この図32において、信号処理部32は信号
源31よりビデオ信号S−VIDEO,水平同期信号H
D,垂直同期信号VDを受け取り、ソースラインドライ
バ33にソース側データ信号SD,ソース側クロック信
号SC,ビデオ信号P−VIDEO,ドライブ制御信号
OEを生成して供給し、ゲートラインドライバ34にゲ
ート側データ信号GD,ゲート側クロック信号GCを生
成して供給し、TFTアクティブマトリクス液晶パネル
35にコモン信号VCOM を生成して供給している。 また、ソースラインドライバ33はTFTアクティブマ
トリクス液晶パネル35のソースラインに、ゲートライ
ンドライバ34はTFTアクティブマトリクス液晶パネ
ル35のゲートラインにそれぞれ接続されている。
【0012】図33はソースラインドライバ33、ゲー
トラインドライバ34,TFTアクティブマトリクス液
晶パネル35の部分の詳細図である。図面の簡略化のた
めTFTアクティブマトリクス液晶パネル35の画素構
成は3行4列を仮定している。図33において、TFT
アクティブマトリクス液晶パネル35はスイッチング用
TFTであるTFT46,蓄積キャパシタ47,画素電
極48,液晶49,コモン電極50より構成されている
。各画素の液晶49は画素電極48,コモン電極50に
より挟まれており、各画素電極48は各画素の蓄積キャ
パシタ47およびTFT46のドレインにそれぞれ接続
されている。各画素のTFT46のゲートは各行におい
て共通に接続され、3行のゲートラインを構成し、各ゲ
ートラインはゲートラインドライバ34の3ビットシリ
アル/パラレルアウト(以下S/Pという)シフトレジ
スタの3ビットのパラレルアウト端子にそれぞれ接続さ
れている。一方、各画素のTFT46のソースは各列に
おいて共通に接続され、4列のソースラインを構成し、
各ソースラインはソースラインドライバ33内の4ビッ
トサンプル/ホールド(以下S/Hという)回路の4ビ
ットの各出力端子にそれぞれ接続されている。さらに、
この4ビットS/H回路のサンプルタイミングを指定す
る4ビットのサンプルパルス入力端子にはソースライン
ドライバ33内の4ビットS/Pシフトレジスタの4ビ
ットのパラレルアウト端子にそれぞれ接続されており、
これらS/Pシフトレジスタ及びS/H回路によりソー
スラインドライバ33が構成されている。また、各画素
のコモン電極は全ての画素にわたり共通に接続され、コ
モン信号入力端子57として引き出されており、この端
子には信号処理部32からのコモン信号VCOM が供
給されている。
【0013】ここで、ソースラインドライバ33内のS
/Pシフトレジスタのシリアルデータ入力端子は端子5
1に引き出されて、同じくS/Pレジスタのシフト用ク
ロック入力端子は端子52に引き出され、同じくS/H
回路の信号入力端子は端子53に引き出され、同じくS
/H回路の出力のオン/オフを制御するアウトプットイ
ネーブル入力端子は端子54に引き出されており、信号
処理部32からのソース側データ信号SDが端子51に
供給され、ソース側クロック信号SCが端子52に供給
され、ビデオ信号P−VIDEOが端子53に供給され
、ドライブ制御信号OEが端子54に供給されている。 また、ゲートラインドライバ34のS/Pシフトレジス
タのシリアルデータ入力端子は端子55に、シフト用ク
ロック入力端子は端子56にそれぞれ引き出されており
、信号処理部32からのゲート側データ信号GDが端子
55に供給され、ゲート側のクロック信号GCが端子5
6に供給されている。
【0014】次にこの従来の駆動回路で駆動される液晶
ビデオプロジェクタの光学系の構成は図21に示す従来
のカラー液晶ビデオプロジェクタと同様であるので、そ
の説明は省略する。図21ではカラーを表現するため、
若干複雑な構成となっているが、液晶パネルを用いたプ
ロジェクタの基本原理は究極的には図29のように要約
される。図において、61は光源、62は液晶パネル、
63は投写レンズである。また、液晶プロジェクタで用
いる液晶パネルの概略構成は図26に示す通りである。 また、図30は高輝度化を目指した液晶プロジェクタの
構成例である。図において、61は平行光を発する光源
、64は光源61からの光をS偏光とP偏光に分ける偏
光ビームスプリッタ、65,66は全反射ミラーで、6
7,68は液晶パネルであり、67は第1の光学変調系
、68は第2の光学変調系に相当する。69は前記第1
の変調系67及び第2の変調系68からの出射光を合成
する偏光ビームスプリッタ、63は拡大投影する投写レ
ンズである。ここで、偏光ビームスプリッタ64,69
を用いて光源からの光を一度、SおよびPの各偏光波に
分離しその後合成しているのは、液晶パネル部には元々
偏光板が入っているため、上記のように分離しなければ
光の利用率がこの偏光板の所で50%に落ちるからであ
り、また、偏光板の耐熱性の問題で輝度を容易に上げら
れないからである。
【0015】次に動作について説明する。まず図32を
用いて液晶パネルの周辺の動作について説明する。信号
源31からのビデオ信号S−VIDEO,垂直同期信号
VD,水平同期信号HDがそれぞれ図34(a) 〜図
34(c)のような波形及びタイムチャートのとき、ノ
ンインタレース走査でTFTアクティブマトリクス液晶
パネル35に縦縞のグレイスケールを表示する過程を説
明する。なお、通常のノンインタレース走査のCRTデ
ィスプレイの場合も図34(a) のビデオ信号S−V
IDEO,図34(b) の垂直同期信号VD,図34
(c) の水平同期信号HDが入力されれば縦縞のグレ
イスケールを表示することになる。まず、信号処理部3
2では、信号源31より受けとった図34(a) 〜図
34(c) のようなビデオ信号S−VIDEO,垂直
同期信号VD,水平同期信号HDから図34(c) の
ゲート側クロック信号GC,図34(d) のゲート側
データ信号GD,図34(i) のビデオ信号P−VI
DEOおよび図35(a) のビデオ信号P−VIDE
O、コモン信号VCOM 、図35(b) のソース側
データ信号SD,ドライブ制御信号OE,図35(c)
 のようなソース側クロック信号SCの各信号を生成す
る。
【0016】ここで、図34(i) のビデオ信号P−
VIDEOは図34(h) のような信号処理部2内で
発生される1フレーム周期で変化する制御信号により極
性反転されており、その電圧レベルは図35(a) に
示すようにVc という電圧レベルを中心として反転さ
れた関係となっている。さらに、グレイスケールの各1
段の振幅差はVa であるとする。また、ソース側デー
タ信号SDとドライブ制御信号OEは図35(b) に
示すように同じ波形となっている。次に信号処理部32
で発生されたこれらの信号において、ゲート側データ信
号GDはゲートラインドライバ34のS/Pシフトレジ
スタのデータ入力端子55に、ゲート側クロック信号G
Cは同じくS/Pシフトレジスタのシフトクロック入力
端子56にそれぞれ加えられる。
【0017】この結果、ゲートラインドライバ34の3
ビットS/Pシフトレジスタは入力データをシフトクロ
ックの立上りで逐次データをシフトし、第1〜第3ビッ
トのそれぞれのパラレルアウト出力端子には図34(e
) 〜図34(g) に示すような信号が得られ、これ
らの信号はそれぞれTFTアクティブマトリクス液晶パ
ネル35の第1〜第3行のそれぞれのゲートラインに加
えられる。一方、信号処理部32で発生されたソース側
データ信号SD,ソース側クロック信号SCはそれぞれ
ソースラインドライバ33内のS/Pシフトレジスタの
データ入力端子51およびシフトクロック入力端子52
にそれぞれ加えられる。この結果、ソースラインドライ
バ33内の4ビットS/Pシフトレジスタは入力データ
をシフトクロックの立上がりで逐次データをシフトし、
第1〜第4ビットのそれぞれのパラレルアウト出力端子
には図35(d) 〜図35(g) に示すような信号
が得られ、これらの信号はそれぞれソースラインドライ
バ33内の4ビットS/H回路の第1〜第4ビットのそ
れぞれのサンプルパルスとして加えられる。
【0018】さらに、このS/H回路ではこの信号入力
端子53には、図35(a) のようなビデオ信号P−
VIDEOが加えられており、このビデオ信号を前記サ
ンプルパルスによりサンプリングし、ホールドするため
ビデオ信号P−VIDEOが正極性時、第1ビットでは
Vc +Va ,第2ビットではVc +2Va ,第
3ビットではVc +3Va ,第4ビットではVc 
+4Va のそれぞれの電位が保持される。また、ビデ
オ信号P−VIDEOが負極性時は第1ビットではVc
 −Va ,第2ビットではVc −2Va ,第3ビ
ットではVc −3Va ,第4ビットではVc −4
Va のそれぞれの電位が保持され、S/H回路のアウ
トプットイネーブル入力端子54に入力されている、図
35(b) に示すドライブ制御信号OEにより、この
信号がハイレベル、すなわち水平ブランキング期間時に
前記1H分(4ビット分)のデータがホールドされたそ
れぞれの電位をTFTアクティブマトリクス液晶パネル
35の第1〜第4列のそれぞれのソースラインにドライ
ブする。また、信号処理部32で発生されるコモン信号
VCOM は図35(a) に示す電位がVc の直流
電圧であり、このコモン信号VCOM はTFTアクテ
ィブマトリクス液晶パネル35のコモン信号入力端子5
7に加えられる。
【0019】以上の過程によりTFTアクティブマトリ
クス液晶パネル35内ではその各ゲートラインには図3
4(e) 〜図34(g) のような信号が加えられて
いるため、これらの信号がハイレベルのときそのゲート
ラインに接続されているTFT46は全てオンとなる。 またオンとなるゲートラインが1H周期で順次、次のゲ
ートラインへ移行していることになる。一方、ソースラ
インには1H分のビデオ信号P−VIDEOがそれぞれ
の画素に相当した各ソースラインにビデオ信号P−VI
DEOに応じた電位が供給されているため、TFT46
の中でオンとなっているTFTのドレインに接続されて
いる蓄積キャパシタ47は上記各ソースラインの電位レ
ベルに応じた電圧レベルまで充電され、次にこのゲート
ラインがオンとなるまで前記各電圧レベルを1フレーム
間、蓄積キャパシタ47により保持する。この結果、T
FTアクティブマトリクス液晶パネル35の各画素の液
晶49にはこれを挟んでいる画素電極48,コモン電極
50を通じて次の表1,表2に示したような電圧が加え
られることになる。
【0020】
【表1】
【表2】
【0021】さらに液晶49はその両端に加えられてい
る電位差に応じて透過光あるいは反射光を制御し、また
液晶49はその極性にかかわらずその両端に加えられて
いる電位差の絶対値が等しければ透過,反射光量に関し
ては同じ特性を示すため、TFTアクティブマトリクス
液晶パネル35には縦縞のグレイスケールが表示される
ことになる。
【0022】ここで、上記のように1フレーム周期で液
晶49に加える信号の極性を反転している理由は、液晶
に同極性の信号を加え続けると、液晶が電気分解を起こ
し、転移温度の変化やしきい値特性の変化を招き、表示
特性に悪影響を与えるためである。また、この現象は不
可逆的であるため、一度液晶が電気分解を起こすと半永
久的に元の特性を示すような状態に戻らないため、上記
のような駆動をすることが液晶の寿命を延ばす効果とな
って現れている。図32,図33により駆動される液晶
ビデオプロジェクタの光学系は図21に示す通りであり
、その動作については先述した通りであるので、説明を
省略する。また、液晶パネルを用いたプロジェクタの基
本原理は、図29に要約された通りであるので、その説
明を省略する。また、前記液晶パネルで光学変調される
理由は図26に示した通りであるので、その説明を省略
する。
【0023】上記の例ではいずれも液晶パネルの偏光板
の所で光の利用率が50%に半減するため、輝度が高く
ならないという問題がある。この問題を解決したのが先
述の図30である。また、液晶パネル構造は図26のも
のを仮定しているため、出射側の偏光板は入射側に対し
、直交している。従って液晶パネル出射光はP偏光波に
、液晶パネル38の出射光はS偏光波となる。なお、液
晶パネルでの偏光板はその偏光方向がパラレルにおかれ
る場合もあり、この場合液晶パネル通過前後でその偏光
方向は変わらない。液晶パネル67による第1光学変調
系からのP偏光波と、液晶パネル68による第2光学変
調系からのS偏光波は偏光ビームスプリッタ69により
、S偏光は透過、P偏光は反射され、図に示すように第
1、第2光学変調系からの光が合成され投写レンズ63
により、拡大投影されることになる。以上のような構成
では図21のタイプと比べ、従来偏光板の所で捨ててい
た残りの50%の光も利用できるため、大幅な輝度アッ
プとなる。
【0024】また、上記図30の従来例では基本原理を
説明するため、従来例の図29に対応させて説明したが
、従来例の図21に対応させて上記高輝度化の原理を説
明したのが図31である。図において、光源61,偏光
ビームスプリッタ64,69、全反射ミラー65,66
、投写レンズ63の部分は図31の構成と同一である。 また、71,72,78,79のダイクロイックミラー
、R,G,B用の各液晶パネル74,75,76、全反
射ミラー77,73よりなる第1の光学変調系は図21
のそれと同様であり、この部分は図30では液晶パネル
67よりなる第1光学変調系で代表される。また、80
,81,87,88のダイクロイックミラー、86,8
2の全反射ミラー、83,84,85のR,G,B用の
各液晶パネルよりなる第2の光学変調系は図30では液
晶パネル68よりなる第2光学変調系で代表され、動作
,機能的には前記第1光学変調系と同一である。従って
図31の構成に適用しても同様の高輝度化の効果を奏す
る。
【0025】次に、以上のような液晶パネルを光学系よ
りなる液晶プロジェクタの問題点について説明する。前
述の図34,図35を用いて液晶パネルがドライブされ
る過程を説明したが、ソースドライバにてソースライン
がドライブされ、TFTの各画素に書きこまれる過程が
厳密には若干異なるため、まずこれについて説明する。 ソースドライバの出力は上記説明では、ドライブ制御信
号により、あるラインの有効映像期間と次のラインの有
効映像期間の隙間、すなわち水平帰線期間のみ(約5μ
sec)ドライブされて、残りの期間はフローティング
状態となっている。しかしながら、アモルファスシリコ
ン(a−Si)をチャンネル材料に用いているTFTで
は駆動能力が低いため、この期間だけでは各画素の充放
電を完了しない。そこで、実際には図34(e),(f
),(g) に示したように、ゲートを1水平期間(1
H、約63.5μsec )オンさせ、その期間で書き
込むようにしている。 従って、帰線期間以外の残りの1H期間はソースバスラ
インの浮遊容量に蓄積された電荷でドライブされている
ことになる。なお、上記のように浮遊容量による電荷で
はばらつきの影響を受けやすいため、ソースラインドラ
イバ内に2ライン分のS/H回路を設け、1ラインがサ
ンプリングしている期間、残りの1ライン分のS/H回
路で1H期間フルに低インピーダンスでドライブできる
ように構成したものもある。
【0026】次に問題点であるが、現在のTV放送では
1H期間は約63.5μ[sec] である。また,現
状のTFTでは先程述べたようにa−Siがチャンネル
材料として一般に使われているため、この期間で書き込
むのがぎりぎりの能力になっいる。従ってEDTVやI
DTVのように1H期間が30μ[sec] 、HDT
Vではその期間がさらに短くなるため、この期間で書き
込むには困難な状況にある。この結果、画素に充分な充
放電が行えないため、コントラストが低下するなどの画
質上の致命的な問題が生じる。さらにこの問題をTFT
側で解決するには、駆動能力を上げる必要からゲート電
極の面積を広げる必要があり、この領域は光が透過しな
いため図36に示すように開口率(全体の面積に対する
光が変調を受ける領域すなわち開口部との面積割合)が
低下し、光学的な空間ローパス(LP)効果が働かず、
ドット構造が目立つなどの問題が生じる。図36におい
て、点線枠が1画素の領域実線枠が1画素の開口部の領
域を示している。上記の傾向は高解像変化に伴ってもさ
らに顕著な問題となってくる。
【0027】また、図37は従来のさらに他の液晶ビデ
オプロジェクターシステムの構成図である。この図37
において、液晶ビデオプロジェクター91は光源用のラ
ンプ92,紫外線や赤外線を除去するためのフィルタ9
3,ダイクロイックミラー(以下DM1, DM2と称
す) 94,95、ミラー(以下M1,M2,M3と称
す)96,97,98、青色用TFT液晶パネル99,
緑色用TFT液晶パネル100,赤色用TFT液晶パネ
ル101、ダイクロイックプリズム102、投写レンズ
103で構成されており、映像再現のときのスクリーン
104が加わって液晶ビデオプロジェクターシステムと
なる。この液晶ビデオプロジェクター91の内部で使用
されるTFT液晶パネル99の周辺の概略構成は図32
に示す通りである。また、図33は図32のTFT液晶
パネル35,ソースラインドライバ33,ゲートライン
ドライバ34の部分の詳細図であり、この図32,図3
3は先述した通りのものであるのでその説明は省略する
。なお、図32と図33では青色用TFT液晶パネル9
9を例にとって説明したが、緑色用TFT液晶パネル1
00と赤色用TFT液晶パネル101についても構成は
同様である。また、ビデオ信号S−VIDEOに関して
は、実際は赤,緑,青のそれぞれ原色信号S−VIDE
O.R,S−VIDEO.G,S−VIDEO.Bの異
なる信号内容であり、交流駆動時のビデオ信号P−VI
DEOもそれぞれ原色ごとにP−VIDEO.R,P−
VIDEO.G,P−VIDEO.Bの異なる信号内容
になっている。
【0028】次に動作について説明する。図37におい
て、ランプ92より入射した白色光はまずフィルタ93
で紫外線,赤外線が除去され、DM1(94)で青色ス
ペクトル光のみが反射し、残りのスペクトル光は透過す
る。 反射した青色光はM1(96)で全反射し、青色用TF
T液晶パネル99を通過する。一方、残りのスペクトル
光はDM2(95)で緑色スペクトル光のみが反射し、
残りの赤色スペクトル光は透過する。反射した緑色光は
緑色用TFT液晶パネル100を通過する。DM2(9
5)を透過した赤色スペクトル光はM2(97)で全反
射し、続くM3(98)で再び全反射して赤色用TFT
液晶パネル101を通過する。青色光、緑色光、赤色光
はそれぞれのTFTアクティブマトリクス液晶パネル9
9,100,101を通過するときにそれぞれの原色ビ
デオ信号に応じて光量がコントロールされ、R,G,B
の3色の画像が作られる。この3色の画像はダイクロイ
ックプリズム102で1つの画像に合成され、投写レン
ズ103を通してスクリーン104上に拡大投影される
。次いでTFTアクティブマトリクス液晶パネル35の
周辺の動作であるが、これは既に説明した、信号源から
のビデオ信号S−VIDEO,垂直同期信号VD,水平
同期信号HDがそれぞれ図34(a) 〜図34(c)
 のような波形およびタイムチャートのとき、ノンイン
タレース走査でスクリーン104に縦縞のグレイスケー
ルを表示する場合の過程の説明と同様であるので、その
説明を省略する。ここで、1フレーム周期で液晶35に
加える信号の極性を反転しているが、その理由は、液晶
に同極性の信号を加え続けると、液晶が電気分解を起こ
し、転移温度の変化やしきい値特性の変化を招き、表示
特性に悪影響を与えるためである。また、この現象は不
可逆的であるため、一度液晶が電気分解を起こすと半永
久的に元の特性を示す状態に戻らなくなるため、上記の
ような駆動をすることが液晶の寿命を延ばす効果となっ
て現れている。
【0029】最後に上記のような極性を反転する交流駆
動方式について説明する。なお、以下では説明の都合上
アクティブマトリクス液晶パネル35の画素構成は6行
8列を仮定し、信号源31からは図38に示すようなビ
デオ信号S’−VIDEOが供給されるものとする。信
号処理部32ではこの信号を極性反転し、ソースライン
ドライバ33には図39のようなビデオ信号P−VID
EOを供給することとなる。このとき、アクティブマト
リクス液晶パネル35には基本動作原理としては、画面
左半分が灰色,右半分が白の画像を表示することになる
。また、このビデオ信号S’−VIDEOは図38に示
すように、第iフレームと第i+1フレームで同じ信号
であるため、画像の時間的特徴としては静止画となる。
【0030】上記の様子を液晶35に加えられる信号の
極性に着目して横軸に時間、縦軸にラインアドレスをと
った2次元図を図40に示す。図40において、例えば
第1ラインに着目すると、1フレーム周期でその極性が
反転していることがわかる(第2〜6ラインについても
同様)。また、液晶パネルに表示される2次元画像とそ
の極性に着目して時間的推移をながめてみると、ある瞬
間(第iフレームの第6走査時)には全画面が正極性画
面となり、またある瞬間(第i+1フレームの第6走査
時)には全画面が負極性画面となり、さらにその他の時
間では画面の上から順次、正極性から負極性、あるいは
負極性から正極性の画面へと推移することとなる。この
ことはすなわち、正極性画面と負極性画面が2次元の表
示画面上で各領域が集中しており、この集中領域が時間
的にはフレーム周期で推移するという特徴を有している
ことになる。なお、R,G,B各原色に関して交流駆動
時のビデオ信号の極性は3色とも同相である。また、図
31に示す2つの光学変調系を持つものの場合、第1光
学変調系と第2光学変調系のビデオ信号の極性は同相で
ある。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶ビデオプロ
ジェクタは以上のように構成されているので、前述の白
つぶれや階調再現性不良の問題の他、R,G,B各変調
光が並列投写(加算)されることになるため、各パネル
のオン欠陥(光が透過するモードの欠陥)が黒表示時1
点のみ光り、画素欠陥が目立つなどの問題点があった。 逆にこの画素欠陥の問題をパネル側でとり除くとすると
、歩留まりが低下しパネル単価が上昇すると言う問題が
あった。
【0032】また、スクリーン上に輝度むらが生じたり
、ライン数の増加,高解像度化に伴い、コントラストの
低下や開口率の低下が生じるなどの問題点があった。
【0033】また、従来のアクティブマトリクス液晶デ
ィプレイの交流駆動方法は以上の通りなので、パネル内
(特にTFT)の特性上の問題でビデオ信号の極性によ
り液晶の両端に加わる電圧が異なり、結果として極性に
より異なった透過光特性を有している場合、この相違は
2次元画面上で集中して、時間的にフレーム周期で輝度
の変化として現れるため、視覚的見地から(大画面)フ
リッカーを感じるなどの問題点があった。
【0034】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、階調再現性がよく点欠陥が目立
たず、輝度むらが生じず、ライン数や画素数が増大して
も良好なコントラストおよび開口率を得られるビデオプ
ロジェクタを得ることを目的とする。
【0035】また、この発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、パネルがビデオ信号の
極性により異なった透過光特性を有している場合でも、
視覚的に(大画面)フリッカーを軽減できる液晶ビデオ
プロジェクタの駆動方法を得ることを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液晶ビデ
オプロジェクタはR,G,Bの各液晶パネルで変調を受
けた光を再度R,G,B信号で変調した各液晶パネルに
通すようにし、またR,G,Bで光学変調を受けた光を
輝度(Y)信号で変調した液晶パネルに通ずるようにし
たものである。
【0037】またこの発明に係る液晶ビデオプロジェク
タは、光源から投写レンズまでの各原色光の経路に2組
のパネルを直列に挿入し、前記第1のパネルで生じる輝
度ムラをキャンセルするように、第2のパネルのTN液
晶の配向の際のツイスト方向を第1のパネルと同方向あ
るいは逆方向に合わせたものである。
【0038】またこの発明に係る液晶ビデオプロジェク
タは、2系統の光学変調系によりスクリーン上に合成投
写し、上記2系統の光学変調系の開口部の上下方向にず
らせて投写し、上記2系統の光学変調系を変調する際、
1ラインごとに交互にかつ各光学変調系では1ラインお
きに入力信号に応じて変調し、さらに各光学変調系の液
晶パネルのゲート選択パルスは2ライン期間オンさせ、
かつ双方の光学変調性の液晶パネルのゲート選択パルス
の位相は1ライン期間ずらせるようにしたたものである
【0039】また、この発明に係る液晶ビデオプロジェ
クタの駆動方法は、R,G,Bのパネルのいずれか1色
のパネルと残り2色のパネルとで交流駆動のビデオ信号
の極性が異なるようにしたものである。
【0040】さらに、この発明に係る液晶ビデオプロジ
ェクタの交流駆動方式は、液晶ビデオプロジェクタ内部
で使用する第1光学変調系の液晶パネルと第2光学変調
系の液晶パネルで液晶パネルを駆動する際にそのビデオ
信号の極性が異なるようにしたものである。
【0041】
【作用】この発明における、液晶パネルにより2重に光
学変調する手段は、液晶パネルの電圧(V)に対する透
過率特性f(V) が総合的には積算すなわちf (V
)の形で効くため、よりCRTの特性に近くなり、階調
再現性が向上するとともに、オン欠陥があっても光は2
枚のパネルを直列に通過するため、前記2枚のパネルの
同一アドレスに画素欠陥が発生する確率は極めて低いこ
とから欠陥の影響を大幅に低減できる。
【0042】また、この発明においては、直列に挿入し
た第2の液晶パネルは第1のパネルで生じた輝度むらを
解消する方向に働くため、輝度むらを大幅に低減するこ
とができる。
【0043】また、この発明の2組の光学変調系による
投写像を上下ずらせて合成して投写する手段は、開口率
の向上に寄与し、かつ2組の光学変調系でそれぞれ1ラ
インおきに交互に担当させることにより、ゲート選択期
間を2ライン期間延ばすことが可能となり、書込み時間
が増大しコントラストの低減を防ぐ。
【0044】また、この発明における液晶ビデオプロジ
ェクタの駆動方法はR,G,Bのパネルのうち、いずれ
か1色のパネルと残り2色のパネルとで交流駆動時のビ
デオ信号の極性が異なるようにしたことにより、正極性
時と負極性時で輝度特性が異なっても交流駆動時の輝度
変化は減少する。
【0045】さらに、この発明における液晶ビデオプロ
ジェクタの交流駆動方法は液晶ビデオプロジェクタ内部
で使用する第1光学変調系の液晶パネルと第2光学変調
系の液晶パネルとで液晶を駆動する際のビデオ信号の極
性が異なるようにしたため、正極性時と負極性時で輝度
特性が異なってもキャンセルしあい、(大画面)フリッ
カーを軽減する。
【0046】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明の実施例による液晶ビデオプロジェク
タの構成を示す図である。図1において、R,B,G用
の各液晶パネル5,6,7の後にR,B,Gの各信号で
変調した各液晶パネル20,21,22が挿入されてい
る点を除けば、従来例の図21と同様である。図2は従
来例の図22に対応した本発明の実施例による液晶ビデ
オプロジェクタの構成例である。図2において、上記と
同様、R,B,G用の各液晶パネル5,6,7と併せて
20,21,22の各R,B,G用パネルが挿入されて
いる点を除けば従来例と同様である。
【0047】次に動作について説明する。まず図1につ
いて説明する。但しR,B,G用の各液晶パネル5,6
,7の出射側の点で光源1からの光がR,B,Gの各液
晶パネルでその各原色光が変調を受けるまでは従来例の
図21と同様である。さらに上記R,B,Gの各液晶パ
ネル5,6,7からの出射光はそれぞれR,B,G信号
で変調を受けた各液晶パネル20,21,22により再
度変調され、その後従来例と同様の過程で合成され、投
写レンズ11により拡大投写されることになる。次に図
2について説明する。但しR,B,G用の各液晶パネル
5,6,7の出射側の点で光源1からの光がR,B,G
の各液晶パネルでその各原色光が変調を受けるまでは従
来例の図22と同様である。さらに上記R,B,Gの各
液晶パネル5,6,7からの出射光はそれぞれR,B,
G信号で変調を受けた各液晶パネル20,21,22に
より再度変調され、その後従来例と同様の過程で合成さ
れ、投写レンズ11により拡大投写されることになる。
【0048】上記2つの実施例において、いずれもR,
B,G信号で変調を受けた各液晶パネルで各色光は2重
に光学的変調を受ける結果となる。従って、図23に示
したようなドライブ電圧(V)に対する従来の透過率特
性f(V) は、本実施例では光が2つのパネルを直列
的に通過するため、概略的にはその2乗すなわちf (
V)の特性となる。即ち、液晶パネルのドライブ電圧x
と透過率yとの間には概ねy=axc ( 但し、0<
c<1)の関係が成立するので、パネルを2枚重ねると
、実質的には (xc ) =x2cの特性になり、x
の指数が1より大きくなると、下に凸の関数となり、C
RTの特性に近づくこととなる。なお、xの指数が1よ
り小さくても下に凸の領域が増加し、改善効果が得られ
ることとなる。ゆえに図24に示したようなCRT特性
により近くなるため、簡易的な信号補正でも階調再現性
が大幅に向上する。また、光が2枚のパネルを直列的に
透過することにより、例えば一方のパネルに白欠陥があ
っても、他方のパネルの同一アドレスに白欠陥が発生す
る確率は極めて低いため、どちらか一方のパネルで変調
されることになり、スクリーン上で視覚的に目立つ白欠
陥を減らす効果もある。なお、上記実施例ではいずれも
R,G,Bの各変調光を再度R,G,Bで変調したパネ
ルを通したが、図3および図4に示すようにR,G,B
の各光学変調系からの光を合成した後、再度Y信号で変
調した液晶パネルに通すことによっても本発明と類似の
効果が得られる。
【0049】図3,図4は階調再現性を重視した本発明
の他の実施例による液晶ビデオプロジェクタの構成を示
す図である。図3において、ダイクロイックミラー10
と投写レンズ11の間に輝度(Y)信号で変調されたY
用液晶パネル19が挿入されている点を除けば従来例と
同様である。図4は図2に対応した本発明の他の実施例
による液晶ビデオプロジェクタの構成例である。図4に
おいて、ダイクロイックプリズム18と投写レンズ11
の間にY用液晶パネル19が挿入されている点を除けば
従来例と同様である。図3が図21に、図4が図22に
それぞれ対応した図である。いずれも19がそれぞれY
信号で変調した液晶パネルである。その他の構成,動作
についてはこれまでの説明と同じである。まず、図3に
ついて説明する。但しダイクロイックミラー10の出射
側の点で光源1からの光がR,G,Bの各液晶パネルで
その各原色光が変調を受け、合成されるまでは従来例と
同様である。上記ダイクロイックミラー10の出射光は
Y信号で変調された液晶パネル19を通過し、投写レン
ズ11により拡大投写されることになる。次に図4につ
いて説明する。但しダイクロイックプリズム18の出射
側の点で光源1からの光がR,G,Bの各液晶パネルで
その各原色光が変調を受け、合成されるまでは従来例と
同様である。上記ダイクロイックプリズム18の出射光
はY信号で変調された液晶パネル19を通過し、投写レ
ンズ11により拡大投写されることになる。
【0050】上記2つの実施例において、いずれもR,
G,Bの各光が合成された合成光が再びY信号で変調さ
れる結果となる。従って、従来例で図23に示したよう
なドライブ電圧(V)に対する透過率特性f(V) は
、光が2つのパネルを直列的に通過するため概略的には
その2乗、すなわちf (V)の特性となる。ゆえに図
24に示したようなCRTの特性により近くなるため、
簡易的な信号補正でも階調再現性が大幅に向上する。ま
た、光が2枚のパネルを直列的に透過することにより、
例えば一方のパネルに白欠陥があっても他方のパネルの
同一アドレスに白欠陥が発生する確率が極めて低いため
、どちらか一方のパネルで変調されることによりスクリ
ーン上で視覚的に目立つ白欠陥を大幅に減らす効果があ
る。但し、図3,図4ではR,G,Bの各原色信号Xに
対する透過率特性f(X) がY信号に対してのみf 
(X)の特性となるため若干の誤差を伴う。なお、上記
実施例ではいずれも液晶パネル部で各原色光が透過する
タイプの液晶パネルで説明したが、反射形タイプの液晶
パネルを用いても同様の効果を奏することはいうまでも
ない。
【0051】ところで、上記図1,図2,図3,図4お
よび従来の図21,図22に共通する問題として図27
,図28に示す液晶の特性による輝度むらがある。この
輝度むらの問題を解消できる本発明の実施例を図につい
て説明する。図5,図6,図7,図8はこの実施例によ
る液晶ビデオプロジェクタの構成例を示す図である。 この実施例では液晶パネル部の液晶の配向方向が図1,
図2,図3,図4と若干異なるが、構成的にはそれぞれ
図1,図2,図3,図4と同様であるため詳細について
は省略する。そしてその動作も図1,図2,図3,図4
と同様であるため省略する。次に輝度むらを解消できる
理由について詳しく説明する。まず、左回りで90°ツ
イストしたパネルを透過した時、図26のような右回り
で90°ツイストパネルを透過した時はそのミラー反転
軸に対し、対称をとるようなそれぞれ出射光強度特性と
仮定する。右回りでは右側に、左回りでは左側にピーク
を有することになる。
【0052】まず図7について説明する。この場合、第
1の液晶パネル5,6,7は右ツイストパネルであるた
め、各パネルの出射時点では右側にピークを有する特性
(出射光強度特性上)となるが、8,9,10の全反射
ミラーあるいはダイクロイックミラーにより反転される
ため、第2の(Y用)パネル19入射時点では、左側に
ピークを有する特性となる。ゆえにY用パネル19を右
ツイストパネルとすることで、前記輝度むらを解消でき
る。次に図8について説明する。第1のB用のパネル6
は右ツイストであるため、第2の(Y用)パネル入射点
では右側にピークを有する出射光強度となる。一方、第
1のR,G,B用の各パネル5,7は左ツイストパネル
で、左側にピークを有することになるが、いずれもダイ
クロイックプリズム18内でミラー反転するため、第2
の(Y用)パネル19の入射点ではBと同じく右側にピ
ークを有することになる。ゆえに第2の(Y用)のパネ
ル9を左ツイストパネルとすると、その特性を補正し、
輝度むらを無くすことができる。図5および図6の例で
は,第1のR,G,B液晶パネル5,6,7のツイスト
方向はそれぞれ図7および図8の対応するパネルのツイ
スト方向と同一である。第2のR,B,G液晶パネル2
0,21,22は上記と同様の理由によりそれぞれ対応
する第1の液晶パネルとは逆方向のツイストとすること
で輝度むらを解消できる。なお、上記図5,図6,図7
,図8の例を通じ、第1の液晶パネルの出射側の偏光面
は第2の液晶パネルの入射側の偏光面に合っているもの
とする。
【0053】次に、ライン数や画素数が増えても良好な
コントラストや開口率が得られるこの発明の他の実施例
を図について説明する。但し、光学系の構成については
従来例の図30および図31と同様であるため省略する
。図11は図30等の第1および第2光学変調系で合成
投写する際の本発明の実施例による手段を説明した図で
ある。図において、左下の図が第1光学変調系のみによ
る投射像、右下の図が第2光学変調系のみによる投写像
、上の図が上記第1及び第2の光学変調系からの各投写
像を合成した投写像である。この図で点線枠が1画素の
領域を、実線枠が各画素の開口部の形状をそれぞれ示し
ている。図に示すように、第1光学変調系の開口部は上
より半分に、第2光学変調系の開口部は下より半分に配
置され、合成する際前記第1及び第2光学変調系の開口
部を上下方向にずらせている。また、図9は第1および
第2光学変調系の液晶パネル周辺の構成図である。図に
おいて、信号源111からのS−VIDEO及びHD,
VDは信号分配部112に入力される。信号分配部11
2からS−VIDEO1,HD1,VD1の各信号が第
1光学変調系の信号処理部113に、S−VIDEO2
,HD2,VD2の各信号は第2光学変調系の信号処理
部114にそれぞれ供給される。第1光学変調系の信号
処理部113からの信号は、第1光学変調系の液晶パネ
ルモジュール115に、第2光学変調系の信号処理部1
14からの信号は第2光学変調系の液晶パネルモジュー
ル116にそれぞれ供給される。なお、第1および第2
の光学変調系の液晶パネルモジュールの構成は、従来例
の図33と同様であるため省略する。
【0054】次に動作について説明する。光学系の動作
は従来例で述べた図30および図31に対する説明と同
様であるので省略する。また、第1光学変調系および第
2光学変調系の各投写像と合成手段は、図11で説明し
た通りである。従って、光学変調系周辺の動作について
説明する。図9において、信号源111よりS−VID
EO,HD,VDなるノンインタレース対応の信号(E
DTV,IDTVの場合もノンインタレース信号である
)が信号分配部112に供給される。信号分配部112
では該信号を受け取り、S−VIDEO1,HD1,V
D1およびS−VIDEO2,HD2,VD2の各信号
に分配変換し、それぞれ第1および第2光学変調系の各
信号処理部113,114に供給する。信号分配部11
2での入力信号および出力信号の状況を図10に示す。 図において、(a),(b) が信号源111からのS
−VIDEO,HD、(c) がHD1、(d) がH
D2に対応する信号である。図に示すように、HD信号
は1/2分周され、かつ第1および第2光学変調系間で
は1ライン期間相互にシフトしている。またS−VID
EO,VDに関しては、入力信号と同一の信号がそれぞ
れS−VIDEO1,2、VD1,2に分配される。
【0055】第1光学変調系の信号処理部113では上
記S−VIDEO1,HD1,VD1を受取り、第1光
学変調系の液晶パネルモジュール115を駆動し、第2
光学変調系の信号処理部114では上記S−VIDEO
2,HD2,VD2を受取り、第2光学変調系の液晶パ
ネルモジュール116を駆動するわけであるが、上記各
信号処理部及び液晶パネルモジュール部の動作は図34
および図35を用いて説明したような、従来例の動作と
同様であるため省略する。但し、ソース側のクロックは
従来例で述べたように1ライン期間で水平画素数分のS
/Hが終了するレートの周波数である。また、ゲート側
の選択パルスの状況を念のため、図10に示している。 図の(e),(f),(g) が第1光学変調系の第i
,i+1,i+2ラインのゲート選択パルス、(h),
(i),(j)が第2光学変調系の第i,i+1,i+
2ラインのゲート選択パルスのそれぞれのタイミングで
ある。ソース側のデータ信号が第1および第2光学変調
系で1ラインずれているため、第1及び第2光学変調系
のそれぞれでゲートがオンの期間、偶数ライン及び奇数
ラインの信号がそれぞれドライブされることになり、ま
た各パネルの表示レートは2ライン周期でよいため、ゲ
ート選択期間もこれに応じ2ラインにすることができる
わけである。従って、図11に示すように第1光学変調
系では第i,第i+2,…ライン目に相当する信号で、
第2光学変調系では第i+1,i+3,…ライン目に相
当する信号でそれぞれ変調されることになり、合成投写
後は同図上に示したように第i,i+1,i+2,…と
順次投写されることになる。
【0056】なお、本発明の説明では、ソースドライバ
として1ライン分のS/H回路を備えたタイプのものを
仮定して説明した。従ってソースドライバのドライブ期
間以外は従来例で述べたようにソースバスラインに蓄積
された電荷でドライブされることになる。しかし、2ラ
イン分のS/H回路を備えたものについても従来例で述
べたのと同様の過程により、2ライン期間低インピーダ
ンスでドライブされることになり、浮遊容量のばらつき
等の影響を受けず、より正確にドライブできるため、本
実施例と同等以上の効果を奏することはいうまでもない
【0057】次に、液晶パネルがビデオ信号の極性によ
り異なった透過特性を有している場合でも、視覚的にフ
リッカーを軽減できる駆動方法の実施例を図について説
明する。従来例に関する図32における信号処理部32
の機能において、信号源31より従来例の動作の説明の
項で述べた図39のようなビデオ信号S’−VIDEO
を受け取ったとき、青,赤信号については図13のよう
に交流化した信号を、さらに緑信号については図14に
示したような交流化した信号をそれぞれ対応したパネル
に供給する。すなわち緑色用TFT液晶パネル100と
青,赤TFT液晶パネル101,99とで極性を逆にし
てソースラインドライバ33に供給している。この他の
実施例の構成については従来例と同様である。図13が
青,赤のビデオ信号S’−VIDEO.B,S’−VI
DEO.R、図14は緑のビデオ信号S’−VIDEO
.Gである。なお、図13と図39は同じ図であるが、
説明の都合上図13に書き直してある。液晶ビデオプロ
ジェクタ1の全体的な動作については従来例と同様であ
るので省略する。TFT液晶パネル99〜101に映像
表示するための基本動作についても同様なのでその動作
説明を省略する。従って極性反転の動作について説明を
進める。
【0058】従来例と同様にTFTアクティブマトリク
ス液晶パネル99〜101の画素構成は6行8列を仮定
しておく。信号源31から図38に示すようなビデオ信
号S’−VIDEO.Bが信号処理部32に供給された
場合、信号処理部32ではこの信号を極性反転し、青色
用TFT液晶パネル99のソースラインドライバ33に
図13のようなビデオ信号P’−VIDEO.Bを供給
することになる。従来はこのビデオ信号P’−VIDE
O.Bと交流化の極性が同相のビデオ信号P’−VID
EO.G,P’−VIDEO.Rがそれぞれ他の2枚の
緑色用TFT液晶パネル100と赤色用TFT液晶パネ
ル111のソースラインドライバに供給されていたが、
今回は信号処理部32で交流駆動時のビデオ信号の極性
を緑および赤が青と逆になるようにした。図14に示す
ようにG用のソースラインドライバにP’−VIDEO
.G、図13に示すようにR用のソースラインドライバ
にP’−VIDEO.Rのようなビデオ信号を供給する
。この様子を液晶に加えられる信号の極性に着目して、
横軸に時間、縦軸にラインアドレスをとった2次元図を
図12に示す。図12において、例えば第1ラインに着
目すると、図12の(a),(b),(c) の3つと
も1フレーム周期で極性が反転している。また、各液晶
パネルに表示される2次元画像をその極性に着目して時
間的推移をながめてみると、ある瞬間(第iフレームの
第6走査時)には、青色用TFT液晶パネル99は全画
面が正極性画面、緑色用TFT液晶パネル100は全画
面が負極性画面、そして赤色用TFT液晶パネル101
は全画面が正極性画面となり、またある瞬間(第i+1
フレームの第6走査時)には各TFT液晶パネル99〜
101はそれぞれ全画面が負極性,正極性,負極性とな
る。さらにその他の時間では画面の上から順次正極性か
ら負極性、あるいは負極性から正極性の画面へと推移す
ることになる。カラー映像の輝度信号は赤30%,緑5
9%,青11%の割合なので、上記の通りGとR,Bで
逆相にして交流駆動した場合、緑(輝度成分59%)と
マゼンタ(輝度成分41%(青+赤))が交互に強目の
画像となる。すなわち液晶を交流駆動する際に生じる輝
度変化によるフリッカーが減る反面、色相変化によるフ
リッカーが新たに生じる。しかし人間の目は視覚的に色
相の変化よりも輝度の変化を感知しやすいため、上記の
方法で作成された画像はフリッカーが減少した見やすい
面になっているといえる。
【0059】なお、上記実施例では各TFT液晶パネル
99〜101の1枚だけについて見た場合、1フレーム
毎に極性変換を行っているものを示したが、1ライン毎
に極性変換を行ったものでもよい。この場合、信号処理
部32の機能において、信号源31より図39のような
ビデオS’−VIDEOを受け取ったとき、図15に示
すビデオ信号P’−VIDEOのような表示パネルの奇
数ラインと偶数ラインに相当するビデオ信号の極性を反
転し、かつ同一ラインに相当するビデオ信号が1フレー
ム周期で反転するようになっており、さらにR,BとG
の液晶パネル99〜101の交流駆動時のそれぞれのビ
デオ信号の極性が逆になるような信号処理方式となって
いる。この時赤,青と緑のソースライドライバにはそれ
ぞれ図15,図16のようなビデオ信号が供給されるこ
とになり、液晶に加えられる信号の極性に着目して横軸
に時間,縦軸にアドレスをとった2次元図は図17の通
りである。この他1列毎に極性変換を行ったものでもよ
い。この場合、液晶に加えられる信号の極性に着目して
横軸に時間,縦軸にアドレスをとった2次元図は図18
のようになる。この場合、1ライン,1ラインには正極
性,負極性の画素が交互に並ぶことになるので、図18
ではパネルの隣合わせの画素2列分の極性を点線で区切
って表示してある。
【0060】また、上記実施例及び他の実施例では青と
赤のTFT液晶パネル99,101の交流駆動時のビデ
オ信号を同相とし、緑のTFT液晶パネル100のビデ
オ信号を逆相としたものを示したが、これはカラー映像
の輝度信号が赤30%,緑59%,青11%となってい
るため画面全体の液晶の交流駆動によるフリッカーの輝
度の変化が一番少ない組合せを選んだものである(緑5
9%,赤+青41%)。但し他の色の組合せ(R,Gと
B,RとG,B)であっても従来例と比べると画面全体
が正極性か負極性になることはないので、上記実施例と
同様の効果を得られる。また、液晶パネルがビデオ信号
の極性により異なった透過特性を有している場合でも、
視覚的にフリッカーを軽減できる他の実施例の駆動方法
を図について説明する。従来例に関する図33における
信号処理部32の機能において、信号源31より従来例
の動作の説明の項で述べた図38のようなビデオ信号S
’−VIDEOを受け取ったとき、図19に示すように
、第1光学系と第2光学系のそれぞれの液晶パネル11
5,116を交流駆動するビデオ信号P’−VIDEO
が第1光学変調系と第2光学変調系とで逆相になり、1
フレーム周期で反転するような信号処理方式となってい
る点を除けば、実施例の構成は従来例と同様である。
【0061】次に動作について説明する。液晶ビデオプ
ロジェクタの全体的な動作は従来例と同様なので省略す
る。従って液晶パネル周辺の動作について説明する。従
来例と同様に信号源31から信号処理部32に図38の
ようなビデオ信号S’−VIDEOが供給された場合、
信号処理部32では第1光学変調系の液晶パネル115
のソースラインドライバ33に図19(a) のような
交流駆動時のビデオ信号P1 ’−VIDEOを供給し
、第2光学変調系の液晶パネル116のソースラインド
ライバ33に図19(b) のような同図(a) とは
逆相の交流駆動時のビデオ信号P2 ’−VIDEOを
供給する。アクティブマトリクス液晶パネル115およ
び116にはその他の基本的動作原理としては従来例と
同様の過程で、従来例と同様に画面左半分が灰色,画面
右半分が白の静止画を表示することになる。
【0062】ここで、従来例と同様に液晶に加えられる
信号の極性に着目して第1光学変調系と第2光学変調系
の双方について横軸に時間,縦軸にアドレスをとった2
次元図を図20に示す。図20において、例えば第1ラ
インに着目してみると、1フレーム周期で極性が反転さ
れており、液晶の交流駆動を実現していることがわかる
。これは第2〜第6ラインに関しても同様である。また
、スクリーンに表示される2次元画像をその極性に着目
して、時間的推移を眺めてみると、どの瞬間においても
液晶パネル115と116で正極性画素と負極性画素が
1対1で対応して合成されることになる。従って、パネ
ルの特性上の問題でビデオ信号の極性により異なった透
過光特性を有している場合でも、その相違による輝度変
化は第1変調系と第2変調系とで打ち消しあい、時間が
推移しても(大画面)フリッカーを軽減できることにな
る。なお、上記実施例では本発明の基本原理を説明する
ため、従来例の図31に対応させて説明したが、従来例
の図32の場合も上記説明と同様である。赤,青,緑そ
れぞれの色について第1光学変調系と第2光学変調系で
交流駆動時のビデオ信号の極性を逆相にすればよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光学
経路に2つのパネルを直列に挿入し、各パネル部で2重
に変調をかけるようにしたので、簡易な信号補正も階調
再現性を向上できるばかりでなく、画質上目立つ白欠陥
を大幅に減らすことができるなどの効果が得られる。
【0064】また、この発明によれば、光学経路に2つ
のパネルを直列に挿入し各パネル部で2重に変調をかけ
るようにするとともに、前記直列挿入の2組のパネルで
液晶の配向時のツイスト方向が第1のパネル透過による
輝度むらをキャンセルする方向に第2のパネルのツイス
ト方向を決めたので、輝度むらのない液晶ビデオプロジ
ェクタを得ることができるなどの効果が得られる。
【0065】さらに、この発明によれば、2組の光学変
調系を用い、上下にずらせて投写しかつ各光学変調系の
液晶パネルのゲート選択期間を2ライン期間としたので
、開口率の低下の問題やゲート選択期間の減少によるコ
ントラスト低下の問題がなくなり、パネル側に厳しい性
能要求をすることなく、IDTV,EDTV対応等の高
画質液晶ビデオプロジェクタを得ることができる。
【0066】また、この発明によれば、液晶ビデオプロ
ジェクタのアクティブマトリクス液晶パネルの中でR,
G,Bのいずれか一色分用のパネルと残り2色分用のパ
ネルとでビデオ信号の極性が異なるような駆動方式とし
たので、パネルの問題でビデオ信号の極性により異なる
光学特性を有している場合でも、(大画面)フリッカー
を軽減できる効果がある。
【0067】さらに、この発明によれば、従来第1変調
系と第2変調系で、交流駆動時のビデオ信号の極性が同
相であったものを逆相となるような駆動方式としたので
、パネルの問題でビデオ信号の極性により異なる光学特
性を有している場合でも(大画面)フリッカーを軽減で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による液晶ビデオプロジェクタ
の構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施例による液晶ビデオプロジェクタ
の構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施例による液晶ビデオプロジェクタ
の構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施例による液晶ビデオプロジェクタ
の構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施例による液晶ビデオプロェクタの
構成例を示す図である。
【図6】本発明の実施例による液晶ビデオプロェクタの
構成例を示す図である。
【図7】本発明の実施例による液晶ビデオプロェクタの
構成例を示す図である。
【図8】本発明の実施例による液晶ビデオプロェクタの
構成例を示す図である。
【図9】本発明の実施例による液晶パネル部周辺の構成
を説明する図である。
【図10】図9の動作を説明するための図である。
【図11】図9の実施例による光学系の動作を説明する
ための図である。
【図12】この発明の実施例によるR,G,B各パネル
の時間−ラインアドレスを2軸にとったときのビデオ信
号の極性を示す図である。
【図13】図12の実施例におけるビデオ信号の一例に
対する交流駆動波形図である。
【図14】図12の実施例におけるビデオ信号の一例に
対する交流駆動波形図である。
【図15】図12の他の実施例におけるビデオ信号の一
例に対する交流駆動波形図である。
【図16】図12の他の実施例におけるビデオ信号の一
例に対する交流駆動波形図である。
【図17】この発明の実施例における時間−ラインアド
レスを2軸にとってR,G,B各パネルのビデオ信号の
極性を示す図である。
【図18】この発明の他の実施例における時間−ライン
アドレスを2軸にとったR,G,B各パネルのビデオ信
号の極性を示す図である。
【図19】この発明の実施例によるビデオ信号の一例(
図38)に対する交流駆動波形図である。
【図20】この発明の実施例による液晶パネルの時間−
ラインアドレスを2軸にとったときのビデオ信号の極性
を示す図である。
【図21】従来の液晶ビデオプロジェクタの構成例を示
す図である。
【図22】従来の液晶ビデオプロジェクタの構成例を示
す図である。
【図23】液晶のドライブ電圧対透過率の特性例を示す
図である。
【図24】CRTのドライブ電圧対輝度の特性例を示す
図である。
【図25】放送局側の信号レベルに関する補正特性例を
示す図である。
【図26】液晶パネルの1画素の概略構成を示す図であ
る。
【図27】液晶ビデオプロジェクタの輝度むらの原因を
示す図である。
【図28】液晶ビデオプロジェクタの輝度むらの原因を
示す図である。
【図29】液晶ビデオプロジェクタの光学系の構成を示
す図である。
【図30】液晶ビデオプロジェクタの光学系の構成を示
す図である。
【図31】液晶ビデオプロジェクタの光学系の構成を示
す図である。
【図32】従来の液晶パネルの周辺回路の構成例を示す
図である。
【図33】図32のより詳細な構成例を示す図である。
【図34】図32の駆動波形を示す図である。
【図35】図32の駆動波形を示す図である。
【図36】液晶の1画素を説明する図である。
【図37】液晶プロジェクターシステムの構成図である
【図38】ビデオ信号の一例の波形図である。
【図39】従来方式におけるRGB各液晶パネルの交流
駆動波形図である。
【図40】従来例において時間−ラインアドレスを2軸
にとったときのビデオ信号の極性を示す図である。
【符号の説明】
1  光源 2,3,9,10  ダイクロイックミラー4,8,1
6,17  全反射ミラー 5,20  R用液晶パネル 6,21  B用液晶パネル 7,22  G用液晶パネル 11  投写レンズ 19  Y用液晶パネル 23  偏光板 24  ガラス 25  液晶 31  信号源 32  信号処理部 33  ソースラインドライバ 34  ゲートラインドライバ 35  TFTアクティブマトリクス液晶パネル46 
 TFT 47  蓄積キャパシタ 48  画素電極 49  液晶 50  コモン電極 51  ソースラインドライバ用データ信号入力端子5
2  ソースラインドライバ用クロック入力端子53 
 ビデオ信号入力端子 54  ドライブ制御信号入力端子 55  ゲートラインドライバ用データ信号入力端子5
6  ゲートラインドライバ用クロック入力端子57 
 コモン信号入力端子 61  光源 62  液晶パネル 63  投写レンズ 64,69  ダイクロイックミラー 65,66,73,77,82,86  全反射ミラー
67,68,74,75,76,83,84,85  
液晶パネル 91  液晶ビデオプロジェクタ 92  光源ランプ 93  UV/IVカットフィルタ 94  DM(ダイクロイックミラー)195  DM
2 96  M(ミラー)1 97  M2 98  M3 99  青色用TFTアクティブマトリクス液晶パネル
100  緑色用TFTアクティブマトリクス液晶パネ
ル101  赤色用TFTアクティブマトリクス液晶パ
ネル102  ダイクロイックプリズム 103  投写レンズ 104  スクリーン 111  信号源 112  信号分配部 113,114  信号処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  R,G,Bの各信号で変調されたR,
    G,Bの各液晶パネルによる光学変調を受けた各R,G
    ,B付近のスペクトルを有する各原色光を光学的に重畳
    し拡大,投写する液晶ビデオプロジェクターにおいて、
    上記重畳された各原色光を輝度信号で重畳した液晶パネ
    ルを通して、拡大,投写することを特徴とする液晶ビデ
    オプロジェクター。
  2. 【請求項2】  R,G,Bの各信号で変調されたそれ
    ぞれ2組の液晶パネルにより、各R,G,B付近のスペ
    クトルを有する各原色光を光学変調し、上記各原色光は
    上記2組の液晶パネルを直列に、透過または反射するこ
    とにより光学変調を受けるように配され、前記変調を受
    けた各原色光を拡大,投写したことを特徴とする請求項
    1記載の液晶ビデオプロジェクター。
  3. 【請求項3】  光源からの光をR,G,Bの各原色光
    に分離し、再度合成した拡大,投写する液晶ビデオプロ
    ジェクターにおいて、上記各色光を液晶パネルで光学変
    調する際、2重に変調するように第1及び第2の液晶パ
    ネルを配置し、液晶パネル部で液晶分子を90°ねじら
    せて配向させる際、第1の液晶パネル透過による輝度む
    らを軽減できる方向に、第2の液晶パネルの液晶分子を
    90°ひねらせる方向を選択するようにしたことを特徴
    とする液晶ビデオプロジェクター。
  4. 【請求項4】  液晶パネルを用いて拡大投影する液晶
    ビデオプロジェクターにおいて、光源からの光を第1の
    偏光ビームスプリッタにより、偏光面が直交する2つの
    偏光波に分離し、分離された各偏光波の偏光方向に液晶
    パネルの入射側の偏光板の偏光方向を合わせた2組の液
    晶パネルを配置し、該2組の液晶パネルで光学変調され
    た各出力光を第2の偏光ビームスプリッタで合成し、拡
    大投写する構成としたような2系統の光学変調系からな
    る投写像を合成,表示する手段において、前記複数の各
    光学変調系の開口部(液晶パネルでの光学変調領域)の
    位置を上下にかたよらせ、各開口部が一致しないように
    ずらせて合成投写し、上記2系統の光学変調系を変調す
    る際、1ラインごとに交互に、かつ各光学変調系では1
    ラインおきに入力信号により変調し、さらに各光学変調
    系の液晶パネルの垂直走査用選択パネルは2ライン期間
    オンさせ、かつ双方の光学変調系の液晶パネルの上記選
    択パルスの位相を1ライン期間ずらせるようにしたこと
    を特徴とする液晶ビデオプロジェクター。
  5. 【請求項5】  各原色信号に対応した赤(R),緑(
    G),青(B)の各3枚の液晶パネルよりなる液晶ビデ
    オプロジェクターにおいて、該3枚の各アクティブマト
    リクス液晶パネルを交流駆動する際、R,G,B用の各
    パネルの液晶をドライブするビデオ信号の極性がR,G
    ,Bのうち1色と他の2色間のパネルの液晶をドライブ
    するビデオ信号の極性が異なるようにしたことを特徴と
    する液晶ビデオプロジェクターの駆動方法。
  6. 【請求項6】  液晶パネルを用いて拡大投影する液晶
    ビデオプロジェクターにおいて、光源からの光を偏光ビ
    ームスプリッタにより、偏光面が互いに直交する2つの
    偏光波に分離し、それぞれの系で液晶パネルを交流駆動
    する際、一方の系のパネルの液晶をドライブするビデオ
    信号の極性と、他方の系のパネルの液晶をドライブする
    ビデオ信号の極性が、異なるようにしたことを特徴とす
    る液晶ビデオプロジェクターの駆動方法。
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