JPH0424012Y2 - - Google Patents

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JPH0424012Y2
JPH0424012Y2 JP10499886U JP10499886U JPH0424012Y2 JP H0424012 Y2 JPH0424012 Y2 JP H0424012Y2 JP 10499886 U JP10499886 U JP 10499886U JP 10499886 U JP10499886 U JP 10499886U JP H0424012 Y2 JPH0424012 Y2 JP H0424012Y2
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JP
Japan
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roof
curled
cover
hardware
cover roof
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は既設のスレートや鉄板製の波板屋根の
上面を後から覆うカバールーフに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来より既設の各種屋根の上に薄い鉄板をカバ
ールーフやオーバルーフと称して葺くことが知ら
れている。
このカバールーフは、既設の屋根の上に葺く関
係上、既設屋根の形式に応じて新設屋根とは異な
る技術的工夫がなされている。
例えば、既設の波板屋根において、屋根材たる
波板をフツクボルトで止着した形式のものは、そ
のフツクボルトの頭部が波板の山の頂上から10〜
20mm程度突出しているため、この上にカバールー
フを後から葺くには、上記フツクボルトの頭部に
対する処理が不可欠である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、波板屋根のカバールーフは上記フツク
ボルトの頭部に対する工夫のみでは未だ不充分で
ある。即ち、カバールーフ自体を既設屋根に強固
に固定しなければならないからである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような既設波板屋根の上面に容
易且つ強固に葺くことのできるカバールーフを提
供することを目的としてなされたもので、その構
成は、比較的狭幅の薄い金属板の一側辺を上面側
に90度以上曲げて折返し部に形成すると共に他側
辺を上面側に90度の向きで立上げ、且つこの立上
り片の上辺を一側にカールさせて成り、既設波板
屋根の棟から軒までの間にフツクボルトにかから
ない部分の屋根支持材に上からタツピングビスを
立てて止着した固定金物と、この金物より幅広の
薄い金属板の両側片をこの部分の高さが上記固定
金物の立上り片と同等となるようにそれぞれ上面
側へ90度立上げると共に両立上り片の上辺を一側
にカールさせ、且つ、既設屋根のフツクボルトに
対応する部分を当該ボルトを内側に納めるため上
面側へ膨出させたカバールーフ体とから成り、先
に止着されている固定金物における立上り片とそ
のカール部を間にして、一のカバールーフ体にお
ける一側の立上り片とそのカール部と、他のカバ
ールーフ体における他側の立上り片とそのカール
部とを重ね、三者のカール部を締結したことを特
徴とするものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。
第1図は本考案カバールーフで被覆した波板屋
根の一部を切開した斜視図、第2図は本考案カバ
ールーフの構成部材の一つであるカバールーフ体
の正断面図、第3図は本考案カバールーフの構成
部材3点の接合部分の正断面図、第4図は本考案
カバールーフの第1図における−線矢視方向
の拡大断面図、第5図は第4図の−線矢視方
向の断面図である。
第1図に於て、1は既設の波板屋根で、屋根材
としてはスレート製、薄鋼板製の波板がC型鋼な
どによる屋根骨材2に、フツクボルト3により固
着されて葺かれている。このフツクボルト3は、
第4図に示すように下端が骨材2に引掛けるため
のフツク状3aをなし、上端側が屋根材1を貫通
させられ、その側に形成されたネジ部3bに、座
金3c、パツキン材3dを介してナツト3eが締
込まれることにより、屋根材1を骨材2に固定す
る。
このため、この波板屋根には、第1図に示すよ
うに葺いたあとフツクボルト3の頭部が10〜20mm
露出することになる。尚、フツクボルト3は、骨
材2の長さ方向に沿つて規則的に取付けられてい
る。
本考案ではこのような既設の波板屋根の上面に
カバールーフを被覆するため、次のような工夫が
施されている。
而して、本考案カバールーフは、帯状の薄鋼板
を加工したカバールーフ体4と、このカバールー
フ体4を既設屋根上に固定するため、帯状の薄鋼
板を加工した固定金物5を主体として形成され
る。
ここで、カバールーフ体4は、帯状の所定幅
で、既設屋根の棟から軒までの長さを有し、且
つ、その長さ方向において、既設屋根上に頭部が
突出したボルト3の列を収めるため上面側に膨出
させた膨出部41をステツプ状に有している。
また、このカバールーフ体4は、その長さ方向
の両側辺が、第2図々示のように夫々に90度の角
度で立上げられた立上り片42,43と、この片
42,43の上部を、ここでは、時計方向にカー
ルさせたカール部42a,43aとを具備してい
る。尚、このカールの向きは、反時計方向であつ
ても支障ない。また、膨出部41及び立上り片4
2,43の高さは、一例として、30mm前後である
が、膨出部41については、ボルト3の頭部をカ
ツトした場合には、上記数値より小さくすること
ができる。
通常、このカバールーフ体4は、厚さ0.3〜0.6
mmの鋼板を以て全幅320〜420mm前後で、既設屋根
の棟から軒までの長さに合せて形成する。
一方、固定金物5は、カバールーフ体4よりも
狭幅の帯状薄鋼板の一側辺(第3図の左側辺)
を、その上面側へ160〜170度近く折り返して、い
わば水返し部状をなす折返部51に形成すると共
に、他側辺(第3図の右側辺)を、上記カバール
ーフ体4の立上り片42,43と同態様、即ち同
じ角度同じ高さの立上り片52に形成し、且つ、
その上部を、上記カール部42a,43aと同じ
カール部52aに形成している。
而して、上記各部材4,5は、第3図に示す態
様により、夫々の立上り片42,43,52にお
いて重合され、本考案カバールーフに形成され
る。
葺き上げの手順は、次の通りである。
カバールーフ体4の幅に合せて隣り合うルーフ
体の接合部分となる立上り片42,43が位置す
る既設波板屋根1の上部に、まず固定金物5をそ
の上からタツピングビス53を既設の骨材2に取
付けることにより固定する。次いで、一のカバー
ルーフ4の左側の立上り片42を先の固定金物5
の立上り片52に側面から重ね合せると共に、こ
の立上り片42のカール部42aを上記固定金物
5のカール部52aの内側に巻込む。
次に葺かれる他のカバールーフ体4の右側の立
上り片43を、先に重合された立上り片52,4
2に側面から重ねると共に、そのカール部43a
を、カール部42aを先に内側に巻込んでいるカ
ール部52aの外側に巻込み、三つのカール部4
2a,52a,43aを重合させた状態におい
て、これらのカール部42a,52a,43aを
一体的に締り込み、カール部同士を結合一体化
し、順次この手順を繰返して、既設波板屋根の上
に本考案カバールーフを葺くのである。
このときカバールーフ体4の膨出部41の内部
にはフツクボルト3の頭部が収められること勿論
である。
また、葺かれた本考案のカバールーフは、棟側
は棟修め、軒側は軒修めを施して仕上げられる。
〔考案の効果〕
このようにして葺き上げられた本考案カバール
ーフは、既設フツクボルトの頭部を覆うための膨
出部を設け、既設波板屋根の外面に突出したフツ
クボルトの頭部をその上面から被覆してしまうか
ら、施工が容易、迅速にでき、また、カバールー
フを取付けた後、上記ボルト部分から雨漏り等が
生じるおそれはない。
また、本考案カバールーフにおいては、カバー
ルーフ体同士が固定金具を介してそれらの立上り
片において側面で重合され、これらの上部に形成
したカール部においてカール状に巻込んで締込ま
れるから、この接合部分から雨水が内側に浸入す
るおそれも皆無である。
更に、カバールーフ体を既設屋根に固定するた
めの固定金物は、それ自体が既設骨材に直接的に
固定されるから、カバールーフ体がこの金物の立
上り片のカール部においていわばはぜ締め状態で
カバールーフ体の全長に亘り固定されることと相
まつて、カバールーフ体をボルト等の固定金具を
用いることなく強固に既設屋根上で支持すること
ができる。
しかも、上記固定金物の他側辺は、水返し状の
折返部に形成され、万一内部に浸入する雨水があ
つても、この部に沿つてその雨水を排出すること
ができる。
本考案は以上の通りであるから、既設波板屋根
の上に葺くカバールーフとしてきわめて有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案カバールーフで被覆した波板屋
根の一部を切開した斜視図、第2図は本考案カバ
ールーフの構成部材の一つであるカバールーフ体
の正断面図、第3図は本考案カバールーフの構成
部材3点の接合部分の正断面図、第4図は本考案
カバールーフの第1図における−線矢視方向
の拡大断面図、第5図は第4図の−線矢視方
向の断面図である。 1……既設の波板屋根、2……屋根骨材、3…
…フツクボルト、4……カバールーフ体、41…
…膨出部、42,43……立上り片、42a,4
3a……カール部、5……固定金物、51……折
返部、52……立上げ片、52a……カール部、
53……タツピングビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比較的狭幅の薄い金属板の一側辺を上面側に90
    度以上曲げて折返し部に形成すると共に他側辺を
    上面側に90度の向きで立上げ、且つこの立上り片
    の上辺を一側にカールさせて成り、既設波板屋根
    の棟から軒までの間にフツクボルトにかからない
    部分の屋根支持材に上からタツピングビスを立て
    て止着した固定金物と、この金物より幅広の薄い
    金属板の両側片をこの部分の高さが上記固定金物
    の立上り片と同等となるようにそれぞれ上面側へ
    90度立上げると共に両立上り片の上辺を一側にカ
    ールさせ、且つ、既設屋根のフツクボルトに対応
    する部分を当該ボルトを内側に納めるため上面側
    へ膨出させたカバールーフ体とから成り、先に止
    着されている固定金物における立上り片とそのカ
    ール部を間にして、一のカバールーフ体における
    一側の立上り片とそのカール部と、他のカバール
    ーフ体における他側の立上り片とそのカール部と
    を重ね、三者のカール部を締結したことを特徴と
    する波板屋根のカバールーフ。
JP10499886U 1986-07-10 1986-07-10 Expired JPH0424012Y2 (ja)

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JP10499886U JPH0424012Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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JP10499886U JPH0424012Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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JPS6312533U JPS6312533U (ja) 1988-01-27
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