JPH04240070A - 研削砥石のドレス方法 - Google Patents

研削砥石のドレス方法

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JPH04240070A
JPH04240070A JP437191A JP437191A JPH04240070A JP H04240070 A JPH04240070 A JP H04240070A JP 437191 A JP437191 A JP 437191A JP 437191 A JP437191 A JP 437191A JP H04240070 A JPH04240070 A JP H04240070A
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JP
Japan
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grinding wheel
abrasive grains
binder
working surface
grains
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Withdrawn
Application number
JP437191A
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English (en)
Inventor
Gentei Inoue
井上 玄定
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、研削砥石のドレス方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】研削砥石の目立て(Dressing)
は、従来より、ホルダにダイヤモンドを植えこんだ固定
型のダイヤモンド工具、あるいは回転体の表面にダイヤ
モンドを植え込んだ回転型のダイヤモンド工具を用いて
行われている。
【0003】その場合、研削砥石の作業面の切れ味を出
すために、例えば、回転工具の場合は、ダイヤモンド工
具と研削砥石の相対速度比を大きくする、固定工具の場
合は、ダイヤモンド工具の作るねじ状の切込みのピッチ
をある程度粗くする、などの方法を採っている。そして
、それでもなお切れ味が不足する場合には、別の棒状の
比較的柔らかい砥石の尖端を研削砥石の作業面に突き当
てるとか、比較的細かい砥粒体を研削砥石の作業面に当
てるとかの方法によって砥粒の間の結合材を除去して切
れ味を良くするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の目立て
(Dressing)方法には、次のような問題があっ
た。
【0005】(1)目立て作業は、本来は研削砥石の作
業面の形状の狂いを正してから、つまり整形(Trui
ng) をしてから行うべきである。しかし、整形を行
うと、砥粒の表面が平滑になり、結合材を除去しても砥
粒の切れ味が悪い。そこで、従来は、何よりもまず切れ
味を出すことを考えて、十分な整形を行っていない。こ
のため、正しい形状の作業面が得られない。
【0006】(2)従来のダイヤモンド工具を用いる方
法では、結合材による砥粒の保持力を充分に大きくする
と、結合材の除去が不充分になり、砥粒の切れ味を充分
に出せない。このため、従来の研削砥石では、結合材の
砥粒保持力をほどほどにして結合材を除去し易くし、砥
粒の切れ味を充分に出せるようにしている。
【0007】しかし、このような方法は、アルミナ粒の
ような比較的軟い砥粒を使用した研削砥石にはまだ合理
的と言えるが、最近の超砥粒と言われるダイヤモンドと
かCBN(立方窒化硼素)などの硬い砥粒を使用した研
削砥石にはその砥粒のもつ性能を十分引出せない。その
理由は、結合材による超砥粒の保持力をほどほどにして
余り大きくならないようにすると、結合材の除去は可能
であるが、超砥粒の保持力が弱いため、使用時に超砥粒
が結合材から容易に脱落してその優れた耐摩耗性を生か
せないからである。逆に、結合材による超砥粒の保持力
を充分に大きくすると、こんどは、結合材の除去が不充
分になり、超砥粒の切れ味を出せないからである。
【0008】このような理由で、従来の方法では、超砥
粒のすぐれた特性を充分に生かした切れ味の良い研削砥
石を利用できない。
【0009】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、正しい形状の作業面を得
ることができ、かつ超砥粒のような硬い砥粒であっても
、その切れ味を充分に出すことができる研削砥石のドレ
ス方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明が提供する研削
砥石のドレス方法は、次の(a)〜(c)の3つの工程
を備えたものである。 (a)砥粒を結合材で保持してなる研削砥石の作業面を
整形装置(Truer)によって正しい形状に仕上げる
整形工程。 (b)正しい形状に仕上げた研削砥石の作業面に、砥粒
の間隙より小さい砥粒体を噴射することによって、砥粒
の間の結合材を除去する結合材除去工程。 (c)結合材を除去した研削砥石の作業面に、砥粒の間
隙より大きく、かつ靱性の高い粉流体を噴射することに
よって、砥粒の表面を破砕する破砕工程。
【0011】上記結合材除去工程において噴射する砥粒
体は、結合材の除去を目的としたものであるので、砥粒
を損傷しないものが使用される。一例として、アルミナ
粒、シリコンカーバイト粒などを挙げることができる。
【0012】上記破砕工程において噴射する粉粒体は、
結合材に損傷を与えないで砥粒、特にダイヤモンド、C
BN(立方窒化硼素)などの十分に硬い超砥粒にクラッ
クを発生させてこれを破砕し、その表面に鋭い刃先を形
成するためのものであるので、靱性の高いものが望まし
い。一例として、スチール粒などを挙げることができる
。この種の粉粒体は、研削砥石の砥粒によって若干削ら
れはするが、靱性が高いので破砕されることはない。 したがって、これを適切な速度でぶ当てることによって
靱性の小さい砥粒表面に適切なクラックを作ることがで
きる。
【0013】上記砥粒体と粉流体の噴射速度と噴射時間
は、結合材、砥粒の種類などによって適宜設定される。
【0014】
【作用】(1)整形工程においては、摩耗して形状が狂
った研削砥石の作業面、あるいは最初から形状が狂って
いる新しい研削砥石の作業面を、高い精度をもった正し
い形状に仕上げることができる。
【0015】(2)結合材除去工程においては、砥粒の
間の結合材が噴射された砥流体の研削作用によって除去
されるので、砥粒が結合材の表面から突出する。
【0016】(3)破砕工程においては、結合材の表面
から突出した砥粒に、噴射された靱性の高い粉粒体が衝
突し、その衝撃力によって砥粒の表面に微細なクラック
が入って同表面が破砕されるので、そこに切れ味の良い
鋭い刃先が形成される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図によって説明す
る。図1(a)〜(d)は、実施例のドレス方法のプロ
セスを研削砥石の断面で示したものであり、図2と図3
は上記ドレス方法の実施に使用した目立て装置と整形装
置を示す。
【0018】まず、実施例のドレス方法の説明を先だっ
て、実施例において使用した目立て装置を図2及び図3
によって説明する。
【0019】図において、1は砥石台、2は砥石台1に
設置したモータ、3はモータ2によって駆動されるスピ
ンドル、4はスピンドル3に同軸的に取り付けた研削砥
石である。この研削砥石4は、砥粒t(図1)としてC
BN(立方窒化硼素)を使用し、これを保持力の強い結
合材k(図1)、すなわち高強度ビトリファイドボンド
で保持した構造のもので、この実施例のドレス方法を実
施した砥石である。上記砥石台1は、矢印A方向、すな
わちスピンドル3の軸方向へ移動可能になっていて、研
削砥石4は後述する整形用砥石15によって研削される
構成になっている。
【0020】5は研削砥石4の結合材k(図1(b))
を除去するための砥粒体a(図1(c))を噴射する第
1噴射発生機、6は研削砥石4の砥粒tを破砕するため
の粉粒体b(図1(d))を噴射する第2噴射発生機、
7,8は高圧空気の送給管、9,10は噴射ノズル、1
1は第1、第2噴射発生機5,6の支持台、12はベッ
ドである。実施例の目立て装置は、上記構成要素1〜1
2によって構成されている。
【0021】次に、実施例において使用した整形装置を
図2及び図3によって説明する。
【0022】図において、13は前記ベッド12に設置
したモータ、14はモータ13によって駆動されるスピ
ンドル、15はスピンドル14に取り付けた整形用砥石
である。この砥石15は、砥石台1の移動によって送ら
れてくる研削砥石4を研削してこれを整形するためのも
のである。整形装置は、上記構成要素12〜15と前述
の構成要素1〜4とによって構成されている。
【0023】このような構成となっているので、研削砥
石4の整形は、砥石台1を矢印A方向へ駆動して整形用
砥石15で研削することによって行うことができる。ま
た、研削砥石4の結合材kの除去は、砥粒体aを、第1
噴射発生機5でその噴射速度を制御しながら、矢印A方
向へ移動する研削砥石4の作業面に噴射することによっ
て行うことができる。一方、研削砥石4の砥粒tの破砕
は、粉粒体bを、第2噴射発生機6でその噴射速度を制
御しながら、矢印A方向へ移動する研削砥石4の作業面
に噴射することによって行うことができる。
【0024】次に上記目立て装置と整形装置を使用して
実施した実施例のドレス方法を図1によって工程順に説
明する。
【0025】(1)図1(a)のように、摩耗によって
形状が狂った作業面f0 を有する研削砥石4をスピン
ドル3に取り付け、砥石台1を矢印A方向へ駆動して整
形用砥石15で研削し、摩耗によって狂った上記作業面
f0 を図1(b)のように、正しい形状の作業面f1
 、すなわち円柱面に仕上げた。なお、図中、pは気孔
である。
【0026】(2)次いで、研削砥石4を噴射ノズル9
の位置まで戻し、これを回転させながら矢印A方向へ移
動させて上記作業面f1 に、図1(c)のように砥粒
体aを噴射して、結合材kを除去した。砥粒体aとして
は、砥粒tの間隙より小さい、粒径が10〜100μm
のアルミナ粒を使用した。
【0027】(3)アルミナ粒aの噴射を終えたところ
で、こんどは、結合材kを除去した作業面f2 (図1
(c))に、図1(d)のように、粉粒体bを噴射して
、砥粒tにクラックを入れ、これを破砕した。粉粒体b
としては、砥粒tの間隙より大きく、かつ靱性の高い、
粒径が0.5〜2mmのスチール粒を使用した。
【0028】このようにして目立てされた研削砥石4に
ついて、その切れ味と耐久性を従来のダイヤモンド工具
によって目立てされたCBN砥石と比較したところ、今
までより何段階か高い硬度の砥石を使用でき、よい形状
精度が得られた。また何倍かの整形及びドレス間間隔で
作業をすることができた。
【0029】なお、上記実施例では、摩耗により作業面
の形状が狂った研削砥石の目立てをする場合について説
明したが、最初の新しい研削砥石であっても、その作業
面の形状はある程度狂っているので、この発明を適用す
ることができる。また、砥石の切れ味の状況の検知、形
状・粗さの検知の状況に応じて、特許請求の範囲の(a
),(b),(c)工程のうちの1つまたは2つあるい
は3つを使うことにより、研削作業を最良の状況に保つ
ことができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、研削砥石の作業面を正しい形状に整形してから、その
作業面に砥粒体を噴射して結合材を除去し、しかるのち
粉粒体を噴射して砥粒を破砕するようにすることを基本
とするもので、正しい形状の作業面を得ることができ、
かつ切れ味を十分に出すことによって超砥粒のような固
い砥粒の性能を十分に引出して利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のドレス工程を研削砥石の断面で示した
もので、同図(a)は整形前の研削砥石の作業面を示す
断面図、同図(b)は整形後の研削砥石の作業面を示す
断面図、同図(c)は結合材除去後の研削砥石の作業面
を示す断面図、同図(d)は砥粒破砕後の研削砥石の作
業面を示す断面図。
【図2】実施例において使用した整形装置と目立て装置
を示す平面図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【符号の説明】
4  研削砥石 f0 ,f1 ,f2   研削砥石4の作業面t  
砥粒 k  結合材 p  気孔 a  砥粒体 b  粉粒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の(a)〜(c)の工程を備えた研
    削砥石のドレス方法。 (a)砥粒を結合材で保持してなる研削砥石の作業面を
    整形装置(Truer)によって正しい形状に仕上げる
    整形工程。 (b)正しい形状に仕上げた研削砥石の作業面に、砥粒
    の間隙より小さい砥粒体を噴射することによって、砥粒
    の間の結合材を除去する結合材除去工程。 (c)結合材を除去した研削砥石の作業面に、砥粒の間
    隙より大きく、かつ靱性の高い粉粒体を噴射することに
    よって、砥粒の表面を破砕する破砕工程。
JP437191A 1991-01-18 1991-01-18 研削砥石のドレス方法 Withdrawn JPH04240070A (ja)

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Effective date: 19980514