JPH0423964A - アロエからの抽出甘味料及びその製造方法 - Google Patents

アロエからの抽出甘味料及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0423964A
JPH0423964A JP2126235A JP12623590A JPH0423964A JP H0423964 A JPH0423964 A JP H0423964A JP 2126235 A JP2126235 A JP 2126235A JP 12623590 A JP12623590 A JP 12623590A JP H0423964 A JPH0423964 A JP H0423964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aloe
alcohol
sweetener
extracted
components
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2126235A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehide Miyasaka
宮坂 武秀
Junichi Gunji
郡司 順一
Yoshiaki Hama
濱 義明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HARMO SOGO KENKYUSHO KK
Original Assignee
HARMO SOGO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HARMO SOGO KENKYUSHO KK filed Critical HARMO SOGO KENKYUSHO KK
Priority to JP2126235A priority Critical patent/JPH0423964A/ja
Publication of JPH0423964A publication Critical patent/JPH0423964A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアロエからの抽出甘味料及びその製造方法に関
する。
(従来の技術) 近年、アロエ(Aloc rerox Miller 
)には種々の薬効が認められるため、アロエは飲料品や
化粧品等の様々な用途に加工されて使用されている。
特に、アOXベラ(Aloe barbadens+s
 Miller )は葉肉中の粘液量か多いなめ、飲料
品用や化粧用等の原料として使用されている。
かかるアロエヘラは、第1図に示す断面形状をしており
、外皮1によって囲まれる内部にはゲル状の部分2(以
下、ゲル部2と称することかある)か存在する。
また、アロエヘラを切断すると、第1図に示す点線と外
皮1との間の部分3からは黄緑色又は黄赤色の汁液が滲
み出す。
この汁液は、主として外皮1から分泌されるものであり
、アロインを含み極めて苦みが強く且つ強い下剤作用を
奏する。
このため、飲料品用等の原料としては、アロインが飲料
品中に含まれないように、外皮lを可及的に除去したゲ
ル部2が使用されている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の如く、主としてアロエのゲル部2を原料として製
造されるジュース等には、アロエに含まれる種々の有効
成分を含有しているため、健康飲料として提供されてい
る。
しかし、アロインを含む外皮1は、下剤としてアロイン
を抽出するために少量使用されているものの、大半か堆
肥として使用されているに過きす、外皮1を含むアロエ
全体の有効利用が未だ充分になされていない。
ところで、外皮1にもアロインを除きゲル部2中に含ま
れる有効成分と略同−成分が含まれており、アロインを
無害化することができれば、ゲル部2と同様に有効利用
を図ることができる。
そこで、本発明の目的は、アロインを含有する外皮を含
むアロエ全体を有効利用することができる、アロエから
の抽出甘味料及びその製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、前記目的を達成すべく、種々の検討を行
った結果、アロエを浸漬したアルコール溶液を蒸留し、
アルコール成分を留去させた残留成分が黒砂糖に似た甘
みを呈することを見い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、アロエを浸漬してアロエ中の成分が抽
出されているアルコール溶液中からアルコール成分を実
質的に除去し、得られる残留成分を甘味料として用いる
ことを特徴とするアロエからの抽出甘味料にある。
また、本発明は、アルコール溶液中にアロエを浸漬して
アロエ中の成分を抽出し、次いで前記成分が抽出されて
いる溶液を蒸留してアルコール成分を実質的に留去せし
め、得られる残留成分を甘味料として用いることを特徴
とするアロエからの抽出甘味料の製造方法でもある。
(作用) 本発明によれは、原料中にアロインを含む外皮が含まれ
ていても、アルコール溶液中に浸漬してアロエ中の有効
成分を抽出し、次いで前記アルコル溶液中からアルコー
ル成分を除去して得られる残留成分は、苦味が全く感し
られず黒砂糖に似たUみを呈する。
この様な現象の詳細な機桟は未た明確となってはいない
か、次の様に推察される。
つまり、外皮に含まれるアワインはアントロン配糖体に
属し、下記の梠造式を有するするものである。
かかるアロインは、アルコール抽出及び蒸留が施される
ことによって、単糖類に属する下記に示すクルコース及
び/又はフルクトース等に分解される結果、アロインの
強い苦味及び下剤作用が解0−グルコ 0−フルクトース (発明の構成) 本発明において用いるアロエは、従来がら飲料品等の原
料として使用されているアロエ、例えは第1図に示すア
ロエベラ或いはキタチアロエ(Aoe arbores
cens Miller )等を使用することができる
。特に、アロエベラを原料として用いると、甘味の強い
け林料を得ることができる。
かかるアロエか浸漬されるアルコール溶液としては、主
たる成分がアルコール成分(エチルアルコール成分)で
あるアルコール溶液を使用することができ、特にアルコ
ール成分が25〜35%の甲類焼酎に代表されるホワイ
トリカーが好ましい。
ここて、アルコール成分が25%未満であると、アロエ
中の成分をアルコール抽出して際に、黴が発生し易くな
る傾向にある。一方、アルコール成分が35%を越えて
過度に高濃度なると、得られる甘味料の甘味の程度が低
下する傾向にある。
この様なアルコール溶液中に浸漬するアロエの比率は、
アルコール溶液1に対してアロエが05〜2 (好まし
くは1〜15)の範囲となる様にアロエの浸漬量及び/
又はアルコール溶液量を調整する。
ここで、アルコール溶液量が過度に多くなると、得られ
る甘味料の甘味が薄くなる傾向にあり、方、アルコール
溶液量が過少となると、アロエ中の有効成分が充分に抽
出され難い傾向にある。
浸漬するアロエは、外皮を収り除くことなくチップ状に
切断又は粉砕してアルコール溶液中に浸漬することがで
き、ゲル中の有効成分は勿論のこと、外皮中に含まれて
いる有効成分も抽出することができる。
アロエのアルコール溶液中への浸漬時間は、特に制限は
ないが、アロエ中の有効成分が抽出する時間、少なくと
も浸漬したアロエがアルコール溶液によって脱色される
時間は浸漬しておく。
また、アロエをアルコール中に浸漬している間には、ア
ルコール溶液とアロエとを仕込んだ容器を密封すること
なく、アルコール溶液と空気とが常に接触する状態にし
ておくことが強い甘みの甘味料を得るうえて好ましい。
尚、この際に、アロエの一部かアルコール溶液に浸漬さ
れずに空気に直接晒されると、その部分に黴か発生し易
いため、アルコール溶液に仕込むアロエは、アルコール
溶液に中に完全に浸漬することを要する。
この様にしてアロエ中の有効成分が抽出されたアルコー
ル溶液は、浸漬したアロエを取り除き蒸留を行う。
この際の蒸留は、常圧下において発生する蒸気(アルコ
ール蒸気)を、コンデンサーで凝縮させて留出させる、
いわゆる単蒸留を採用できる。
かかる単蒸留において、発生する蒸気温度がアルコール
の沸点よりも高温になった時点で蒸留を打ち切る。
この様な蒸留によって、アルコール成分が実質的に除去
された残留成分は、活劇な液体であり甘味を呈し且つ種
々のミネラル成分が大量に含有されているものである。
かかる残留成分は、アロエから抽出された成分から成る
天然甘味料であり、従来の人工甘味料等とは異なり、ジ
ュース等の飲料品に甘味料として大量に添加しても安全
である。
むしろ、前記残留成分中には、大量のミネラル成分が含
有されているため、残留成分が大量に添加された飲料品
は、ミネラル成分の摂取量が不足しがちな現代人にとっ
ては好適な飲料品である。
尚、蒸留によって留出されたアルコール溶液は、アルコ
ール濃度等を調整してアロエの抽出用として再利用する
ことができる。
(実施例) 本発明を実施例によって更に詳細に説明する。
先ず、第1図に示すアロエベラを約1■程度のチップ状
に切断し、エチルアルコール成分の濃度が約35%のホ
ワイトリカーに浸漬した。
この際の比率は、アロエベラ15に対してホワイトリカ
ー1の割合であった。
このアロエをホワイトリカー中に約半年間はど浸漬した
その間、アロエの一部がホワイトリカーの表面から露出
しないように、全アロエをホワイトリカ中に完全に浸漬
すると共に、アロエとホワイトリカーとを仕込んな容器
の口にカーゼを被せて埃等が容器中に入らないようにし
つつホワイトリカと空気とが常に接触できるようにした
約半年後、アロエが脱色されており、ホワイトリカー及
びアロエには黴等の発生か全く見られなかった。
このホワイトリカー中からアロエを取り出した後、ホワ
イトリカーを蒸留スチルに仕込み、ホワイトリカー中の
エチルアルコール成分を留去する蒸留を行った。
蒸留は、エチルアルコールの沸点が18°Cであるため
、蒸留スチルの塔頂近傍の温度が80″Cに到達したと
き打ち切った。
蒸留を打ち切った後に蒸留スチルに残留する残留成分は
、黒褐色て且っ活劇の液体てあって、黒砂糖に似た強い
甘味を呈するものであった。
この残留成分を600〜700°Cにて灰分とし含有さ
れているミネラル成分を電子線マイクロアナライザーに
よって測定したところ、カルシウム(Ca)、カリウム
(K)、マグネシウム(Ha)が多量に含有され、少量
のナトリウム(Na) 、イオウ(S)、リン(P)、
シリカ(Si)、鉄(「e)等の種々の物質が含有され
ていた。
また、残留成分を液体クロマトグラフによって、糖類を
測定したところ、第2図に示す様に、グルコース(ビー
ク■)及びフルクトース(ビーク■)の各々が約250
 mg/at程含有されていた。
更に、アワインについてもホウ砂による緑色蛍光の有無
を定性分析したところ、緑色の蛍光がわずかに認められ
るものの、苦味は全く感じられない 尚、残留成分中のエチルアルコール成分は、01V/V
%未満であった。
かかる残留成分は、アロエからの抽出成分から成る天然
甘味料であり、従来の人工甘味料の如く、薬品を全く添
加しておらず、その丈ま甘味料として各種の飲料物等に
添加することができる。
勿論、残留成分を水等で希釈して飲料物としても提供す
ることもできる。
(発明の効果) 本発明によれば、アロエ中の有効成分を高濃度に含有さ
れている天然甘味料を得ることができ、種々の飲料品に
添加することができるため、アロエの利用範囲を拡大す
ることができる。
また、従来は堆肥等にしか利用されていなかったアロエ
の外皮も利用することができ、アロエの有効利用も図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で好適に使用されるアロエベラの断面図
、第2図は本発明に係る甘味料の液体クロマトグラフの
分析チャートを各々示す。 図において 1・・・外皮、2・ ・ゲル部、 3・・・黄緑色又は黄赤色の汁液が滲み出す部分、 ■・  液体クロマトグラフにおけるグルコスのピーク
、 ■・  液体クロマトグラフにおけるフルクトースのピ
ーク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アロエが浸漬されてアロエ中の成分が抽出されてい
    るアルコール溶液中からアルコール成分を実質的に除去
    し、得られる残留成分を甘味料として用いることを特徴
    とするアロエからの抽出甘味料。 2、アルコール溶液中にアロエを浸漬してアロエ中の成
    分を抽出し、次いで前記成分が抽出されている溶液を蒸
    留してアルコール成分を実質的に留去せしめ、得られる
    残留成分を甘味料として用いることを特徴とするアロエ
    からの抽出甘味料の製造方法。
JP2126235A 1990-05-16 1990-05-16 アロエからの抽出甘味料及びその製造方法 Pending JPH0423964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2126235A JPH0423964A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 アロエからの抽出甘味料及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2126235A JPH0423964A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 アロエからの抽出甘味料及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0423964A true JPH0423964A (ja) 1992-01-28

Family

ID=14930136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2126235A Pending JPH0423964A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 アロエからの抽出甘味料及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0423964A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0768655A2 (en) 1992-04-20 1997-04-16 Sony Corporation Sliding-type magnetic head for magnetooptical recording
KR100419619B1 (ko) * 1999-08-26 2004-02-25 주식회사 피앤-텍 카본질 내화물용 점결재의 제조방법 및 카본질 내화물 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0768655A2 (en) 1992-04-20 1997-04-16 Sony Corporation Sliding-type magnetic head for magnetooptical recording
KR100419619B1 (ko) * 1999-08-26 2004-02-25 주식회사 피앤-텍 카본질 내화물용 점결재의 제조방법 및 카본질 내화물 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6228996B1 (en) Process for extracting sweet diterpene glycosides
CN109730948A (zh) 从牡丹鲜花中提取牡丹鲜花细胞水的方法及应用
CN104366640B (zh) 一种黑木耳多糖饮料的制备方法
CN112646661A (zh) 一种乌梅烟用香料的制备方法与应用
CN106418098A (zh) 一种槟榔椰子固体饮料及其制备方法
JPH0423964A (ja) アロエからの抽出甘味料及びその製造方法
US2115411A (en) Preparation of yerba mate
Awang Estimation of arecoline contents in commercial areca (betel) nuts and its relation to oral precancerous lesions
KR20010092539A (ko) 숙취완화 음료 및 그 제조방법
KR100395787B1 (ko) 알코올 분해대사 촉진용 음료 및 그 제조방법
JPS5629989A (en) Production of high-flavor alcoholic beverage from persimmon
KR100691805B1 (ko) 어호엔을 알코올 분해 효소 저해제로 사용하는 방법, 상기 어호엔을 포함하는 숙취 제거 조성물 및 상기 숙취 제거 조성물의 제조 방법
KR100285206B1 (ko) 노근추출물과 그 제조방법
WO2007052867A1 (en) Liquor produced by adding yeast and clove without using aspergillus oryzae and a preparation method thereof
KR0154255B1 (ko) 유효 생리 활성 물질이 함유된 무궁화 음료 제조방법
KR101891808B1 (ko) 니파야자 꽃대를 이용한 증류주의 제조방법
KR100413732B1 (ko) 인삼엿 및 그 제조방법
JPS57102190A (en) Preparation of alcohol from pressed juice of citrous rind
JPS5661985A (en) Preparation of alcoholic drink
KR20200062584A (ko) 오렌지와 유자를 이용한 과일청의 제조방법
KR950005980A (ko) 감귤류 과실주의 제조방법
CN108741046A (zh) 一种酸角水晶啤酒糕及其制备方法
JPH0678727A (ja) 健康飲料
KR100525008B1 (ko) 진세노사이드Rg3와 조사포닌함량이 증강된 압축인삼 제조방법
Forsyth Caffeine in cacao beans