JPH04238457A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH04238457A
JPH04238457A JP3005727A JP572791A JPH04238457A JP H04238457 A JPH04238457 A JP H04238457A JP 3005727 A JP3005727 A JP 3005727A JP 572791 A JP572791 A JP 572791A JP H04238457 A JPH04238457 A JP H04238457A
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JP3005727A
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Hitoshi Murayama
仁 村山
Koji Yamazaki
晃司 山崎
Toshiyuki Ebara
俊幸 江原
Shigenori Ueda
重教 植田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真装置に関し、特
に書籍などのように、その原稿から原稿台までの距離が
同一原稿上でも異なるために生じる電子写真画像の歪を
軽減可能な電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置の開発が盛んに行わ
れ、さらに、a−Si(アモルファスシリコン)に代表
されるような新材料開発の成功に伴って、電子写真画像
技術においても高画質,高安定性が達成されるようにな
り市場の要求に応えて新機種の生産,販売が精力的に行
われている。
【0003】また、多様化する市場の要求から、拡大・
縮小の倍率変化のみならず、白黒反転処理,鏡像複写等
、原稿に様々な処理を施し、希望する電子写真画像を得
る高機能なデジタル電子写真装置の開発・販売も盛んで
ある。
【0004】このようなデジタル電子写真装置、および
画像形成プロセスの概略を以下の図2および図3に従っ
て説明する。
【0005】図2はデジタル電子写真装置の一例を、ま
た、図3はその原理的動作手順の概要を示す。図2にお
いて、1はリーダ部、2はプリンタ部である。リーダ部
1ではアナログ電子写真装置と同様に、まず原稿3が原
稿照明ランプ4の走査によって照射され、その原稿画像
の濃淡に比例した反射光が、ミラー系5〜7およびレン
ズ8を介して受光素子部9に結像され、ここで順次画素
に分解されると共に光電変換される。しかして、変換さ
れた電気信号は図3に示すように画像処理部10で各種
画像処理された上、伝送ケーブルを介してプリンタ部2
に伝送され、レーザスキャナ11によってレーザ変調さ
れる。
【0006】しかして、ここで、伝送されてくる電気信
号に応じてON・OFFするレーザ光は、プリント機構
の感光体12に照射され、これによってプリンタ部2で
の潜像形成,電子写真画像形成が以下のようにして行わ
れる。
【0007】すなわち、矢印X方向に回転する感光体1
2の周辺には、周知のように、主帯電器13,静電潜像
形成位置14,現像器15,転写紙給送系16,転写帯
電器17A,分離帯電器17B,クリーナー18,搬送
系19および除電光源20などが配設されている。
【0008】そこで、このように構成されているプリン
ト機構ではその感光体12の表面感光層が主帯電器13
によって+(または−)6〜8kVの高電圧に一様に帯
電された上、これにレーザー光がミラー系21を介して
照射されることにより、感光体12上に静電潜像が形成
される。そしてこの潜像に現像器15からネガ(または
ポジ)極性トナーが供給されてトナー像が形成される。 一方、転写紙通路22,レジストローラ23を含む転写
紙給送系16を通り感光体に向けて供給される転写材P
には、+(または−)7〜8kVの高電圧が印加された
転写帯電器17Aと感光体12との間の間隙において転
写し背面側から、トナーとは反対極性の正電解が与えら
れ、これによって感光体12の表面に形成されたネガ(
またはポジ)極性トナー像が転写材Pに転写される。 なお、ここで分離された転写材Pは転写紙搬送系19に
よって定着装置(不図示)に導かれトナー像が定着され
て装置外に排出される。また、転写位置において転写に
寄与せず感光体表面に残った残留トナーはクリーナに至
り、クリーニングブレード26によってクリーニングさ
れる。クリーニングによって更新された感光体表面には
さらに除電光源20から除電露光が与えられて再び同様
のサイクルに供せられる。
【0009】図4は図2に示すリーダ部1中の画像処理
部10での主要機能をブロック図で示したものである。 受光素子部9のCCDから順次送られてくる各画素の濃
度に応じたアナログ信号は、まずそのA/D変換部10
1で濃度に応じたレベルのデジタル信号に変換される。 その後、原稿照明ランプ4の光量分布のバラツキやCC
D受光部の感度のバラツキ等を補正するために、シェー
ディング補正部102でデジタル信号の補正がなされた
上、その信号が一時的にそのラインメモリ103に蓄え
られる。すなわち、かかる信号をラインメモリ103に
書き込んだり、ラインメモリ103から読み出したりす
るタイミングが変倍・移動処理部104で変えられるこ
とにより、画像の変倍・移動処理が行われ、かくしてラ
インメモリ103から読み出された信号は濃度処理部1
05に送られる。かくして濃度処理部105では、送ら
れてきたデジタル信号のレベルが規定のしきい値より高
いか低いかによって、各画素の黒か白かを判断し、これ
を2値信号で出力する。そして白黒指定部106では2
値信号を必要に応じて反転させることにより、所定の画
素を白黒反転させる。また、原稿位置認識部107では
、濃度処理後の信号を用いて、原稿3が原稿台のどの位
置に置かれているかを認識し、記憶する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】複写機として上述した
ような電子写真装置が出現したことにより極めて容易に
書類の複写が可能となり、また複写機の性能向上と共に
コピーコストの低減,各種機能の充実等の要因も加わり
、一般事務用,官公庁の証明書類,申請書類、また書籍
,会議資料,チラシ,ビラ類に至るまで、複写物の需要
は大きく伸び、もはや無くてはならないものとなってい
る。そのために、官公庁はじめ、各企業や商店等では、
コピー量の増大に対し、ペーパーレス化の提唱に伴って
、様々な機器の開発が進められてはいるものの、総複写
枚数はなお増加の一途をたどっているのが現状である。
【0011】そこで、上記のような従来の電子写真技術
によって、良好な写真画像が得られ、また、様々な機能
が具えられることにより利用者の希望に応じて原稿画像
に各種加工を施した電子写真画像が得られるようになっ
たものの、上記のような状況下においてさらに使い易く
多機能な電子写真装置の開発が望まれている。
【0012】その1つとして、書籍を複写する際の煩わ
しさの軽減が強く望まれている。従来の電子写真装置に
あっては、書籍を複写するにあたり、複写しようとする
ページを原稿台に密着させるようにするために、書籍の
背表紙を手で原稿台に押し付け、複写していた。このよ
うにすると各ページを複写するたび毎に余計な手間がか
かるばかりではなく、原稿である書籍の装丁が傷んでし
まうという問題があった。また、背表紙の押し付け方が
不十分であると、とじしろ近傍が原稿台に密着しないた
めに、複写画像が歪んでしまうという欠点があった。
【0013】本発明の目的は、上述のごとき従来の電子
写真装置の問題および欠点に着目し、これらの解決を図
り、書籍を複写する場合に背表紙を手で原稿台に強く押
し付けたりしなくても、原稿全面にわたって、歪のない
良好な電子写真画像を得ることができる電子写真装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記本発明
の目的を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、デジタル
電子写真装置において、原稿台から原稿までの距離を測
定する手段を設け、その距離を所定間隔ごとに検知する
ことにより、原稿面の各部のにおける曲率を算出し、そ
の曲率に応じて画像処理部で補正を行うことにより、常
に原稿画像に忠実な電子写真画像を得ることができるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0015】すなわち、本発明は、原稿台に載置された
原稿から光学的走査により読取られたデータに対し変倍
を含む画像処理がなされ、処理された信号に基づいて記
録が行われる電子写真装置において、前記光学的走査中
に前記原稿台から前記原稿上の読取られるデータまでの
距離を検出する測距手段と、該測距手段からの情報に基
づいて前記読取られたデータの倍率を補正する手段とを
具備したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、光学的走査により読取られた
データの原稿台からの距離が測距手段によってデジタル
に検出されるので、その情報に基づいてデータの倍率補
正が可能となり、書籍を複写する際に背表紙を手で押え
付けなくても、とじしろ近傍で歪が生じることのない、
良好な電子写真画像を得ることができる。
【0017】そこで、例えば、図5に示すように書籍3
0が開かれた状態でその頁の原稿31がこのような形で
原稿台32上に載置された場合、ブックモードを選ぶこ
とで、微小区間dx毎にその位置の原稿高さh1 ,h
2を測定し、その間での高さの差dhを求めることによ
り、原稿の傾き角度AをtanA=dh/dxとして算
出することができる。なおその間の原稿31上の距離S
は次式で近似的に求められる。
【0018】
【数1】S=(dx2 +dh2 )1/2従って、そ
の区間ではその横方向複写倍率をS/dx倍することに
より、原稿30が傾いていることにより生ずる歪を補正
し、原稿30が原稿台32に密着している場合と同様の
電子写真画像を得ることができる。
【0019】
【実験例】以下、まず本発明による機能的要素の構成お
よび動作を確認するために行った実験について詳述する
【0020】(実験1)原稿の高さ測定に赤外線による
アクティブ測距法を用いることとし、かかる測距装置を
キヤノン製の複写機NP−9030の原稿照明ランプ固
定台に図6に示すように取り付けた。図6および図7中
、32がその原稿台、602は原稿照明ランプ固定台、
4は原稿照明ランプ、604は測距装置の赤外線射出部
、605は測距装置のセンサ部である。なおここで、赤
外線射出部604と原稿台32上の図7に示す赤外線照
射位置701とを結んだ線の原稿台32とのなす角度B
がこの赤外線照射位置701とセンサ部605とを結ん
だ線と原稿台32との間の角度Cと等しい場合には原稿
台32上で反射した赤外線がセンサ部605に入射して
しまうため、角度Bと角度Cとは等しくならないように
した。さらにまた、原稿照明ランプ固定台602の副走
査スピードを50mm/secとなるように改造し、2
0μsec毎、すなわち1mm毎に原稿台32上の不図
示の原稿の高さを読み取り、その結果をマイクロコンピ
ュータに読み込んだ。
【0021】また、原稿台32はガラスでできており、
ガラスの原稿台32中では空気中と赤外線の屈折率が異
なるために、測距装置と原稿との距離の測定値は実際の
値と異なってくるが、この影響分は予めマイクロコンピ
ュータに入力しておき、誤差が生じないようにした。
【0022】このように構成した複写機の原稿台32上
に書籍30を図8(書籍30を原稿台32の側方から見
て示す)のように広げて伏せた状態に載置し、上述した
装置を用いて原稿31の高さを測定し、原稿の形状を再
現したものを図9に示す。図9中、実線が測定結果の形
状、破線が原稿の実際の形状を示している。この結果か
ら、本実験で用いた装置により、原稿の高さを正確に測
定して原稿の原稿ランプ走査方向にかかわる曲線の形状
を正しく認識できることを確認した。
【0023】(実験2)次に、図10に示すように、副
走査方向にスキャンするイメージセンサ1002を原稿
台32の一方の側面に配置し、図8に示すような原稿3
1の側面形状を読み取り、原稿台32上の原稿高さを求
めた。なお、ここで、1003および1004はイメー
ジセンサ副走査用のモーター、1005はセンサ100
2に連結された走査用のワイヤーである。
【0024】上述した構成の装置により、図8に示した
原稿形状を読み取らせたところ、図11に示すものとな
った。ここで、実線は測定結果の形状を、破線は原稿の
実際形状を示す。この結果から、本実験で用いた装置に
よっても原稿の形状を読み取り、原稿の高さを測定する
ことが確認できた。
【0025】なお、以上に述べたように実験1および実
験2によって、原稿台上の原稿の高さを測定することが
可能であることを確認したが、本発明に適用可能な原稿
の高さ測定手段は上述した2つの装置に限られるもので
ないことは勿論である。
【0026】(実験3)さらに他の実験としてキヤノン
製の複写機NP−9030を改造し、コピー途中におい
てもデジタル信号の入力によって、リアルタイムで複写
倍率を変化させることができるようにして、以下に述べ
る実験を行った。
【0027】まず図8に示した形状の原稿31を上述複
写機(特に図示せず)の原稿台上に載置し、1mm間隔
で原稿台と原稿との距離を計り、隣接する2点でその距
離の差dh(mm)を求めた(図5参照)。そのdhを
用いて、その区間での原稿の実寸Sを次式で近似的に演
算し、
【0028】
【数2】S=(1+dh2 )1/2 その区間の横方向複写倍率をS×100%とした。
【0029】そして、各区間ごとにこのようにして演算
した複写倍率を、上記のように改造された複写機NP−
9030にデジタル信号で送りながらコピーしたところ
、原稿の傾斜によって生じる歪の少ない良好な電子写真
画像が得られた。
【0030】(実験4)上述の実験1,実験2および実
験3は例えば書籍原稿の上下の側面が副走査方向と平行
になるように原稿台上に書籍を開いた状態で置いて行っ
たものであるが、実験4ではその方向が前述の副走査方
向に対して角度Dをなしている場合について検討すべく
、以下の実験を行った。
【0031】すなわち、実験4においては、キヤノン製
の複写機NP−9030を実験1(図6,図7参照)で
示すように改造し、さらに原稿台32上に図12に示す
ように書籍原稿31を載置した。そして、原稿位置の認
識としてこれまでのX1 ,X2 ,Y1 ,Y2 に
加えて、X3 ,Y3 をも読み込むように改造した。
【0032】本実験においても、実験3で示したように
、算出した原稿の傾きをもとに各区間での複写倍率を決
定するが、この場合、図12で線Pで示す原稿高さ測定
位置から例えばY軸方向にy離れた位置での原稿に対す
る複写倍率の変化はP線上の測定位置よりもytanD
だけX軸方向にずらした位置で得られるものとして処理
した。ここでtanDは
【0033】
【数3】tanD=(Y3 −Y1 )/(X3 −X
1 )数3から求められる。
【0034】以上のように改造された複写機を用いて、
図8に示したような原稿31を原稿台32の走査方向に
対して約20度傾けて載置した状態でコピーを行った。 得られたコピー画像は全面に歪のない良好なものであり
、本実験に適用した装置および方法により、原稿台32
の走査方向に対して傾いた原稿に対しても本発明が有効
であることを確認した。
【0035】以上に述べた如く、原稿台上に展開して載
置された書籍等の原稿面から複写を実施するにあたり、
実験1〜4で用いたような装置および方法により原稿台
上から原稿面までの高さの変化を補正し得ることが明ら
かとなった。そこで、以下に、図1に従い本発明による
複写動作の手順について説明する。
【0036】まず、ステップS1でブックモードである
か否かを判断し、肯定の判断の場合はステップS2で原
稿照明ランプをホームポジションに導き、ステップS3
で原稿高さh1 (以下図5参照のこと)を測定する。 そしてステップS4で原稿照明ランプをdxだけ副走査
したあと、ステップS5で再び原稿高さh2 を測定し
、ステップS6において原稿高さの差dh=h2 〜h
1 を、さらにステップS7でS=(dx2 +dh2
 )1/2 をそれぞれ演算し、その演算結果に基づい
てステップS8で複写倍率をS/dx倍し、ステップS
9においてプリンタ部2に実施すべき複写倍率を通知す
る。ついでステップS10において、副走査の結果が原
稿の後端に達したか否かを例えば不図示のセンサからの
情報により判断し、達していないとの判断であればステ
ップS3に戻って以下のステップS3〜S10を繰返す
。また、ステップS1でブックモードでない、例えば通
常の平坦な原稿が取扱われる場合はステップS11に分
岐し、全ての複写倍率を1倍として、ステップS12に
進みことをプリンタ部2に通知する。
【0037】
【実施例】以下に、本発明の実施例を具体的に説明する
が、本発明はこれにより何ら制限されるものではない。
【0038】(実施例1)実験1で用いた、改造型のキ
ヤノン製の複写機NP−9030に、さらに実験3に用
いたような改造を加えて、その測距装置により測定した
原稿31の高さを読み込むようにした。そしてそのデー
タをもとに、実験3で示した計算を行い、さらに各点の
複写倍率を指定するデジタル信号を送るためにマイクロ
コンピュータを設け、図8に示したような原稿31を書
籍30の上下の側面が原稿照明ランプの副走査方向と平
行になるようにして原稿台32上に載置し、コピーした
。その結果、傾斜面の文字も明確に読み取ることができ
る鮮明な複写画像が得られた。
【0039】(比較例1)上記の実施例1とその機能的
な比較をするために、キヤノン製の複写機NP−903
0に全く改造を加えずに、図8に示した原稿31を書籍
30の上下の側面が副走査方向と平行になるようにして
載置し、コピーを行った。その結果として得られた複写
画像では、画像中央部に近付くにつれて画像が走査方向
に縮小され、中央付近では画像中の文字が読み取れない
状態であった。
【0040】(実施例2)実験4で用いた改造型のキヤ
ノン製複写機NP−9030により、図8で示した原稿
31を原稿台32上でその副走査方向に対して0〜20
度の範囲で任意に傾けた状態で載置し、複写倍率を実験
4のようにして修正しつつコピーを行った結果、全て画
像全体で歪のない良好な複写画像を得ることができた。
【0041】(比較例2)上記の実施例2に対し、キヤ
ノン製の複写機NP−9030に全く改造を加えずに、
図8で示した原稿31を原稿台32上でその副走査方向
に対して0〜20度の範囲で任意に傾けてコピーを行っ
たが、得られたコピー画像はいずれもコピー画像中央付
近で歪んでおり、画像中の文字は読み取れないものもあ
った。
【0042】(実施例3)実施例1で用いた複写機によ
り、任意の原稿をコピーし、コピー画像の評価を行った
。得られたコピー画像は原稿の種類によらず、歪のない
良好なものであった。
【0043】(比較例3)上記実施例3に対し、キヤノ
ン製の複写機NP−9030に全く改造を加えずに、実
施例3で用いた原稿31を使用し、コピー画像の評価を
行った。原稿が平面のものに対しては良好なコピー画像
が得られたが、原稿が書籍の場合には、背表紙を手で原
稿台に押し付けないと中央部付近でコピー画像が歪んで
しまった。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記光学的走査中に前記原稿台から前記原稿上の読取ら
れるデータまでの距離を検出する測距手段と、該測距手
段からの情報に基づいて前記読取られたデータの倍率を
補正する手段とを具備したので、原稿の一部が書籍の場
合のように原稿台から浮いた状態にある場合でも、常に
原稿画像に忠実な電子写真画像を得ることができる。従
って、従来のように書籍をコピーする場合でも背表紙を
原稿台に押し付ける必要がないため、複写をすることに
よって装丁に破壊が生じたりする虞がなくなる。
【0045】また、必要に応じてリーダ部の光学系に焦
点深度の深いレンズを用いたり、ズームレンズを用いる
ことで、より高画質な電子写真画像を得ることができる
【0046】さらにまた、従来技術では、書籍等のよう
にとじしろ近傍に曲がりのある原稿をコピーする際に、
とじしろ近傍で画像が開帳方向に縮小されるため、とじ
しろ側の余白部が狭まり、原稿中央を正確に合わせない
と左ページが右ページに入り込んでしまったり、逆に右
ページが左ページに入り込んだりしやすく、これによっ
て、コピー画像がとじしろ側で切れてしまったり、ある
いはコピー画像を2つ折にして製本する場合に折目が画
像域中に入ってしまうことがあったが、本発明を用いる
ことにより、原稿に余白部までが忠実に再現されるため
、このような問題も生じないという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複写補正動作の手順を示すフロー
チャートである。
【図2】デジタル電子写真装置の一例をブロック的に示
す構成図である。
【図3】デジタル電子写真装置の原理的構成を示すブロ
ック図である。
【図4】リーダ部中の画像処理部の機能的ブロック図で
ある。
【図5】原稿の形状と高さ測定位置の関係を示す説明図
である。
【図6】本発明にかかる測距手段の一例を複写機の原稿
照明ランプ固定台と共に示す平面図である。
【図7】図6に示す測距手段を側方から見て示す説明図
である。
【図8】本発明にかかる実験,実施例で用いた原稿の形
状を示す側面図である。
【図9】本発明による原稿高さ測定により、原稿の形状
を再現した実験結果を示す線図である。
【図10】本発明にかかる測距手段の一例としてイメー
ジセンサを用いた原稿形状認識装置の構成を示す斜視図
である。
【図11】図10の装置を用いて原稿の形状を測定した
結果を示す側面図である。
【図12】本発明の実験4および実施例3にかかわる原
稿と原稿台との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1  リーダ部 2  プリンタ部 4  原稿照明ランプ 9  受光素子部 10  画像処理部 11  レーザスキャナ 30  書籍 31  原稿 32  原稿台 104  変倍/移動処理部 602  原稿照明固定台 604  赤外線射出部 605  センサ部 1002  イメージセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原稿台に載置された原稿から光学的走
    査により読取られたデータに対し変倍を含む画像処理が
    なされ、処理された信号に基づいて記録が行われる電子
    写真装置において、前記光学的走査中に前記原稿台から
    前記原稿上の読取られるデータまでの距離を検出する測
    距手段と、該測距手段からの情報に基づいて前記読取ら
    れたデータの倍率を補正する手段とを具備したことを特
    徴とする電子写真装置。
JP3005727A 1991-01-22 1991-01-22 電子写真装置 Pending JPH04238457A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5764379A (en) * 1994-09-29 1998-06-09 Minolta Co., Ltd. Document scanner for book document
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