JPH04237025A - 液晶表示装置の製造工程における静電気破壊防止方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造工程における静電気破壊防止方法

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JPH04237025A
JPH04237025A JP3005562A JP556291A JPH04237025A JP H04237025 A JPH04237025 A JP H04237025A JP 3005562 A JP3005562 A JP 3005562A JP 556291 A JP556291 A JP 556291A JP H04237025 A JPH04237025 A JP H04237025A
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JP
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liquid crystal
crystal display
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comb
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Withdrawn
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JP3005562A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kamata
豪 鎌田
Tadashi Hasegawa
正 長谷川
Kenji Okamoto
謙次 岡元
Kuniaki Furukawa
古川 訓朗
Yoshijirou Katayama
片山 良志郎
Yusuke Nakagawa
裕介 中川
Yoshiro Koike
善郎 小池
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
型液晶表示装置を製造する工程において、液晶を駆動す
るトランジスタやダイオード等の非線形素子が、静電気
によって破壊されることを防止する為の方法に関する。
【0002】アクティブマトリクス型の液晶表示装置は
、トランジスタやダイオード等の非線形素子を駆動する
ことによって液晶層の液晶を電界駆動する装置であり、
表示品質が高く応答速度も速いことから、多数の表示画
素を必要とする液晶表示装置に広く使用されている。
【0003】しかし、アクティブマトリクス型の液晶表
示装置は、一般的に静電気に対して脆弱であり、トラン
ジスタ等の非線形素子の破壊を生じ易い。
【0004】特に、非線形素子を駆動するバスに電子回
路が接続されていない製造工程においては、静電気に対
して無防備状態である。
【0005】ちなみに、非線形素子の破壊を生じると、
該非線形素子に駆動される画素を駆動できなくなり、当
該液晶表示装置の表示品質が大幅に低下する。
【0006】そこで、アクティブマトリクス型液晶表示
装置を製造する場合には、非線形素子を駆動するバスを
電気的に短絡して製造作業を行い、該非線形素子の電極
相互間を同電位に保つことで、該非線形素子の静電気破
壊を防止している。
【0007】しかし、前記した従来の静電気対策は、全
ての製造工程を通して実施することが困難であり、また
、製造コストが高くなる傾向を有している。
【0008】そのため、全製造工程を通して実施可能で
あり、かつ、低コストで実施可能な静電気破壊防止方法
が求められている。
【0009】
【従来の技術】(1)アクティブマトリクス型液晶表示
装置の概要 図10は、TFT型カラー液晶表示装置の構成概要を説
明する図で、(a) は液晶表示装置の斜視図、(b)
 はブラックマトリクスの斜視図、である。
【0010】TFT型カラー液晶表示装置は、アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置を代表する表示装置であり
、駆動電極2を駆動する非線形素子として、TFT(T
HIN FILM TRANSISTOR)1を使用す
る。
【0011】そして、一般的にTFT  1としてはM
OS型FET (METAL OXIDE SEMIC
ONDUCTOR 型  FIELD EFFECT 
TRANSISTOR)を使用し、各TFTを選択的に
駆動するために、ドレインバス5とゲートバス6とをマ
トリクス状に形成している。
【0012】尚、TFT  1および駆動電極2、ドレ
インバス5、ゲートバス6は、ガラス基板8a上に形成
する。
【0013】他方、液晶4を挟んで共通電極3が有り、
前記した個々の駆動電極2との間で画素を形成する。ま
た、カラーフィルタ7を各画素毎に設けてあり、図10
ではR(RED),G(GREEN),B(BLUE)
の光の3原色に対応するフィルタを各画素毎に設けた構
成である。
【0014】尚、カラーフィルタ7および共通電極3は
、ガラス基板8b上に形成する。すなわち、各素子を形
成した2枚のガラス基板8a,8b の間に液晶4を注
入した構成である。
【0015】そして、ガラス基板8a,8b に偏光板
9a,9b を貼り付け、光10の透過を各画素毎に制
御し、目的とする像の表示を行う仕組みである。
【0016】また、駆動電極2と共通電極3との対向面
以外は画素を形成しない。そのため、図10(b) に
示すブラックマトリクス11を、ガラス基板8bとカラ
ーフィルタ7との間に形成し、各画素以外を透過する光
を遮光し、コントラストの高い像の表示を行っている。
【0017】(2)液晶表示装置の製造手順と静電気破
壊防止対策 図11は、液晶表示装置の製造手順を説明するフローチ
ャートである。
【0018】液晶表示装置の製造手順は、大別して次の
■〜■の6つに分けて考えることができる。
【0019】■TFTやカラーフィルタ等をガラス基板
に形成する工程。 ■ガラス基板を貼り合わせる工程。 ■液晶を注入する工程。 ■ガラス基板を切断する工程。 ■液晶表示装置を検査する工程。 ■偏光板を貼り付ける工程。
【0020】図11は、前記大別した工程を更に詳しく
示している。同図に沿って製造手順の概略を説明し、併
せて静電気破壊防止対策をどのように行っているかを説
明する。
【0021】1)TFT基板とカラーフィルタ基板の製
造および検査 図12は、製造工程の要部−1を図説する図で、(a)
 はTFT基板、(b) はカラーフィルタ基板、(c
) は短絡電極を形成したTFT基板、を示している。
【0022】すなわち、TFT  1や駆動電極2、ド
レインバス5、ゲートバス6を形成したガラス基板すな
わちTFT基板12は、各素子の形成が完了した後、ド
レインバスやゲートバスおよびTFTが正常に作動する
か否かを電気的に検査する。
【0023】検査終了後は、ドレインバス5およびゲー
トバス6上にAL等の短絡電極14を真空雰囲気中で成
膜し、両バス5,6 を電気的に短絡する。つまり、静
電気破壊防止対策を実施する。
【0024】尚、短絡電極14を成膜する領域は、ドレ
インバス5およびゲートバス6の周辺領域に限定し、後
の工程で該短絡電極14はガラス基板と一緒にスクライ
ブブレイク(断裁)によって切断する。
【0025】他方、カラーフィルタ基板(対向基板)1
3は、ガラス基板上にブラックマトリクス11やカラー
フィルタ7、共通電極3を形成して成る。
【0026】尚、同図に示すように、TFT  1や駆
動電極2を形成する領域、あるいは、ブラックマトリク
ス11やカラーフィルタ7、共通電極3を形成する領域
はガラス基板中央の破線で示した部分であり、当該領域
が像を表示する領域である。
【0027】2)基板の貼り合わせとスクライブブレイ
ク 図13は、製造工程の要部−2を図説する図で、(a)
 は貼り合わせた基板の断面図、(b) はスクライブ
ブレイク後の断面図、(c) はスクライブブレイク後
の平面図、を示している。
【0028】すなわち、TFT基板12とカラーフィル
タ基板13とは、液晶の配向膜を形成した後、液晶の封
止を行うシール15で貼り合わせる。
【0029】そして、カラーフィルタ基板13を、液晶
表示装置が完成した時の目的とする大きさに切断する。
【0030】他方、TFT基板12は、液晶の注入口1
6を挟む2辺を、短絡電極14を若干残した位置で切断
する。
【0031】3)液晶の注入図14は、製造工程の要部
−3を示す図で、液晶の注入工程を説明する図である。
【0032】すなわち、テーブル18に固定した逆三角
形の液晶注入ボート17に液晶4Aを満たしておき、該
液晶4A内に貼り合わせたTFT基板12とカラーフィ
ルタ基板13とを注入口16を下向きにして侵漬する。 いわゆるディップ法である。
【0033】尚、前記侵漬は真空雰囲気中で行い、侵漬
が完了した後にガスを導入する。つまり、TFT基板1
2とカラーフィルタ基板13とが対向しシール15で密
閉された領域に液晶4Aが吸い上げられる仕組みである
【0034】4)基板のスクライブブレイクと面取り、
洗浄 図15は、製造工程の要部−4を説明する図で、(a)
 はスクライブブレイク後の平面図、(b) は(a)
 の断面図、(c) は面取り作業後の断面図、を示し
ている。
【0035】すなわち、TFT基板12の短絡電極部分
をスクライブブレイクによって切断し、ドレインバス5
およびゲートバス6をTFT基板12の端部に引き出し
た形状にする。
【0036】つまり、液晶表示装置を使用する場合には
、TFT基板12の端部に引き出したドレインバス5や
ゲートバス6に、フレキシブル基板を接続・配線したり
、TAB(TAPE AUTOMATED BONDI
NG)配線することによって、駆動・表示させるのであ
る。
【0037】しかし、TFT基板12を切断しただけで
は、その断裁面に(c) 図に示すようなバリ21があ
り、該バリ21がフレキシブル基板やTAB基板に損傷
を与え、配線の断線を生じる等の事故が発生する。
【0038】そのため、バリ21をダイヤモンドホイー
ル等により研磨してし面取りしている。すなわち、図(
c) に示すようにTFT基板12のエッジを滑らかに
する。
【0039】尚、前記の研磨作業は、発熱や研磨屑の飛
散を防止するために、面取りを行う当該部分に水を掛け
ながら行う。そしてその後、研磨屑の洗浄・清掃を行う
【0040】5)検査と欠陥箇所の修復ドレインバス5
とゲートバス6とに検査治具を接続し、ドレインバス5
とゲートバス6とを別々に短絡した状態にして駆動する
。すなわち、全面点灯検査を行う。
【0041】もし、TFTの異常に原因する表示不良が
認められた場合には、当該のTFTをレーザ光で切除す
る。
【0042】なぜならば、レーザ修復が可能な液晶表示
装置は、1つの画素つまり1つの駆動電極当たり2個の
TFTを並列的に備えていて、その一方のTFTを切除
しても作動に影響を与えないからである。
【0043】6)偏光板の貼り付け 図15(c) に示すように、最後に、TFT基板12
とカラーフィルタ基板13に偏光板9a,9b を貼り
付けて製造が完了する。
【0044】尚、偏光板は水に弱く、水に濡れると膨潤
して使用不能になる。そのため、水を使用する前記4)
の面取り作業前に貼り付けることはできない。
【0045】また、欠陥のレーザ修復前に偏光板9a,
9b を貼り付けると、該偏光板9a,9b でレーザ
光が減衰する。そのため、レーザ修復作業後に偏光板9
a,9b を貼り付けることが望ましい。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置を製造す
る際の従来の静電気破壊防止対策(方法)には、次のよ
うな問題がある。
【0047】■前記工程4)において、TFT基板12
の短絡電極14を切断した後の工程では、ドレインバス
5およびゲートバス6が短絡されていない為、静電気に
対して無防備状態になる。
【0048】具体的には、TFT基板12の面取り作業
工程、偏光板9a,9b の貼り付け作業工程において
無防備となる。
【0049】特に、偏光板9a,9b を貼り付ける場
合には、剥離帯電した状態の偏光板を貼り付けるので、
最も静電気破壊を生じ易い。
【0050】■静電気破壊防止の為にTFT基板12に
形成する短絡電極14は、真空雰囲気中で成膜する。そ
のため、成膜工程と成膜装置が製造コストを押し上げる
【0051】■液晶を注入する際に、液晶の無駄が発生
し易く、液晶表示装置の製造コストを押し上げる。
【0052】すなわち、図14に示すように、液晶注入
ボート17の液晶の液位19は、注入口16からTFT
基板12のコーナー端部までの距離20以上が必要であ
る。
【0053】ところで、TFT型液晶表示装置において
は、異物による液晶の汚染は重大な性能低下を生じる。 すなわち、可動性イオンを生じて電圧保持性が低下し、
ひいては表示品質が低下する。
【0054】そのため、液晶注入ボート17中の液晶4
Aは、1回の注入毎に交換・廃棄している。
【0055】したがって、短絡電極14を残した状態で
液晶4Aを注入すると、該短絡電極14の幅に相当する
分だけ液晶の液位19を大きくする必要があり、高価な
液晶の無駄が増大する。
【0056】以上の問題である。本発明の技術的課題は
、液晶表示装置の製造工程において、従来の静電気破壊
防止方法における以上のような問題を解消し、全製造工
程を通して実施可能な静電気破壊防止方法、しかも液晶
表示装置の製造コストを押し上げない静電気破壊防止方
法を確立することによって、液晶表示装置の製造歩留り
を向上させ、同時に、安価でありながら高品質の液晶表
示装置を実現することにある。
【0057】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本原
理−1を説明する図で、(a) は液晶表示装置の一部
を切除した平面図、(b) は液晶表示装置の端部の断
面図、である。
【0058】また、図2は、本発明の基本原理−2を説
明する図で、(a) は液晶表示装置の一部を切除した
平面図、(b) は液晶表示装置の端部の断面図、であ
る。
【0059】本発明は、非線形素子を駆動するバス22
,23 を短絡する電極26,27,を、非線形素子を
形成した基板24に対向する基板25側に設けたところ
に、基本的な特徴がある。
【0060】(1)基本方法(図1) すなわち、対向基板25において、非線形素子を形成し
た基板24の駆動バス22,23 と対向する位置に、
かつ、該駆動バス22,23と交差する方向に帯状の短
絡電極27を設けておき、非線形素子を形成した基板2
4と対向基板25とを貼り合わせる際に、前記駆動バス
22,23 と帯状電極27との間を異方性導電材28
を介して接続し製造する静電気破壊防止方法である。
【0061】尚、前記異方性導電材28は、前記2枚の
基板24,25 が対向する面に対して縦方向に導電性
を有するものを使用する。
【0062】また、帯状電極27は線状の電極であって
もよい。すなわち、有限の幅である線状の電極をミクロ
的に観察すれば帯状である。
【0063】(2)櫛歯状電極で短絡する方法(図1)
すなわち、対向基板25において、非線形素子を形成し
た基板24の駆動バス22,23 と対向する位置に、
かつ、該駆動バス22,23と平行な方向に櫛歯状の電
極26を設け、また、該櫛歯状電極26を、該櫛歯状電
極26と交差する方向に設けた帯状の電極27で接続し
て短絡する。
【0064】そして、非線形素子を形成した基板24と
対向基板25とを貼り合わせる際に、前記駆動バス22
,23 と前記短絡した櫛歯状電極26の櫛歯部分26
B とを、異方性導電材28を介して接続し製造する静
電気破壊防止方法である。
【0065】尚、前記異方性導電材28は、前記2枚の
基板24,25 が対向する面に対して縦方向に導電性
を有するものを使用する。
【0066】また、櫛歯状電極26を短絡する帯状電極
27は対向基板25の端部側に設け、櫛歯部分26B 
は前記帯状電極27から当該対向基板25の内側へ伸ば
した構成とし、対向基板25の端部を切断する際に該帯
状電極27が一緒に切除されるようにする。
【0067】(3)対向基板側で非線形素子を駆動する
為の配線を行う方法(図2) すなわち、非線形素子を形成した基板24の駆動バス2
2,23 上に、該駆動バス22,23 と交差する方
向に帯状の電極29を設けて短絡する。
【0068】他方、対向基板25において、前記駆動バ
ス22,23と対向する位置に、かつ、該駆動バス22
,23 と平行な方向に櫛歯状の電極30を設ける。
【0069】そして、非線形素子を形成した基板24と
対向基板25とを貼り合わせる際に、前記駆動バス22
,23 と前記櫛歯状電極30とを、異方性導電材28
を介して接続し製造する静電気破壊防止方法である。
【0070】尚、前記異方性導電材28は、前記2枚の
基板24,25 が対向する面に対して縦方向に導電性
を有するものを使用する。
【0071】また、駆動バス22,23 を短絡する帯
状電極29は非線形素子を形成した基板24の端部側に
設け、該非線形素子を形成した基板24の端部を切断す
る際に該帯状電極29が一緒に切除されるようにする。 つまり、異方性導電材28よりも基板の端部側(外側)
に帯状電極29を形成する。
【0072】ちなみに、本方法においては、非線形素子
を駆動する為の配線は、対向基板25の櫛歯状電極30
を介して行う。
【0073】(4)シール材を省略した方法前記(2)
および(3)において、異方性導電材28を液晶のシー
ル材として兼用させた静電気破壊防止方法である。
【0074】ちなみに、前記(1)〜(3)の構成にお
いては、シール材を取り囲む状態で異方性導電材28を
設けている。
【0075】尚、本構成においては、異方性導電材28
から見て基板24,25 の外側に、駆動バス22,2
3 を短絡する帯状電極27,29 を形成する必要が
ある。
【0076】(5)基板の切断工程を考慮した方法すな
わち、前記(1)〜(4)の方法においては、最終的に
駆動バス22,23 を短絡していた帯状電極27,2
9 を切断・除去する必要がある。
【0077】本方法においては、特に、非線形素子を形
成した基板24と対向基板25とに偏光板を貼り付けた
後の工程で、駆動バス22,23を短絡していた帯状電
極27,29 を、該帯状電極27,29 を形成した
当該基板24,25 と一緒に切断して除去する静電気
破壊防止方法である。
【0078】
【作用】本発明においては、全ての製造工程を通して静
電気破壊防止対策を実施した状態で作業を行うことがで
きる。したがって、非線形素子等を静電気破壊から完全
に防護することができる。
【0079】(1)基本的方法 本発明は、基本的に、非線形素子を形成した基板24に
対向する基板25で、異方性導電材28を介して帯状電
極27が非線形素子を駆動するバス22,23 を電気
的に短絡している。
【0080】ところで、対向基板25は、その大きさを
規定する以外は特に形状操作の必要が無い。
【0081】すなわち、全ての製造作業が終わった後に
、対向基板25に形成した帯状電極27を該対向基板2
5と一緒に切除することが可能である。
【0082】したがって、全製造工程を通して静電気破
壊防止対策を実施できる。
【0083】(2)櫛歯状電極で短絡する方法(図1)
本方法は、前記(1)と同様に、対向基板25側で駆動
バス22,23 を電気的に短絡している。
【0084】異なる点は、対向基板25に設けた短絡用
の電極の形状である。つまり、帯状電極27で短絡した
櫛歯状電極26で短絡する構成である。
【0085】すなわち、駆動バス22,23 は、異方
性導電材28と櫛歯状電極26の櫛歯部分26B を介
して短絡される。
【0086】したがって、全ての製造作業が終わった後
に、櫛歯状部分26B を短絡している帯状電極27を
対向基板25と一緒に切除すれば、全製造工程を通して
静電気破壊防止対策を実施できる。
【0087】ちなみに、対向基板25の切断に際しては
、図1(b)の切断位置Cで切断すればよい。
【0088】(3)対向基板側で非線形素子を駆動する
為の配線を行う方法(図2)      本方法は、前
記(1)と異なり、非線形素子を形成した基板24側で
駆動バス22,23 を電気的に短絡している。そして
、非線形素子を駆動する為の配線は、対向基板25の櫛
歯状電極30を介して行う。
【0089】つまり、前記(1)とは逆に、非線形素子
を形成した基板24には面取り作業が不要となり、その
大きさを規定する以外は特に形状操作の必要が無い。
【0090】したがって、全ての製造作業が終わった後
に、駆動バス22,23 をを短絡している帯状電極2
9を当該基板24と一緒に切除すれば、全製造工程を通
して静電気破壊防止対策を実施できる。
【0091】ちなみに、非線形素子を形成した基板24
の切断に際しては、図2(b) の切断位置Cで切断す
ればよい。
【0092】(4)シール材を省略した方法前記(2)
および(3)においては、駆動バス22,23 を短絡
していた電極を基板と一緒に切除した後も、異方性導電
材28は残る。
【0093】したがって、異方性導電材28は液晶を封
止するシール材として兼用使用することができる。
【0094】(5)基板の切断工程を考慮した方法すで
に、前記(1)〜(3)で説明したように、駆動バス2
2,23 の短絡を解除する作業すなわち基板の切除は
、全ての製造作業が終了した後に行えばよい。
【0095】しかも、基板の切除には水を使用する必要
が無い。したがって、偏光板を貼り付けた後に帯状電極
27,29 を切断・切除しても何ら問題はない。
【0096】したがって、最も静電気破壊を生じ易い偏
光板の貼り付け作業時には、非線形素子が短絡された状
態にあり、該非線形素子等の静電気破壊を完全に防護す
ることができる。
【0097】
【実施例】次に、本発明による方法を、実際上どのよう
に具体化できるかを実施例で説明する。
【0098】(1)実施例−1 図3は、実施例−1を説明する図で、特に櫛歯状電極の
形成状態を説明する図である。尚、(a) はTFT基
板の平面図、(b) はカラーフィルタ基板の平面図、
(c) は貼り合わせた基板の断面図、(d)(e)は
ドレインバスおよびゲートバスと櫛歯状電極のピッチの
関係を説明する図、である。
【0099】また、図4も、実施例−1を説明する図で
、特に基板のスクライブブレイクを説明する断面図であ
る。尚、(a)(b)(c) は作業の進捗を説明する
図、である。
【0100】本実施例においては、図10で説明したT
FT型カラー液晶表示装置を前提にして、その製造工程
における静電気破壊防止対策方法の実際を説明する。
【0101】1)櫛歯状電極の形成 本実施例においては、TFT基板12には何ら操作は加
えない。すなわち、短絡した形状の櫛歯状電極26a 
をカラーフィルタ基板13に形成する。
【0102】櫛歯状電極26a は、図3(b)(c)
に示すように、カラーフィルタ基板13の端部側に短絡
部分26Aaを有していて、櫛歯部分26Baは該短絡
部分から内側に向かって伸ばした形状である。
【0103】もちろん、TFT基板12とカラーフィル
タ基板13とを重ね合わせた時に、櫛歯状電極26a 
がドレインバス5およびゲートバス6と平行になるよう
に形成する。
【0104】尚、櫛歯状電極26a は、ガラス基板上
にCrのブラックマトリクスをパターニング形成する際
に同時に形成する。したがって、該櫛歯状電極26a 
を形成する作業に余分なコスト負担は生じない。
【0105】ところで、櫛歯状電極26a の櫛歯部分
のピッチP2(P3)は、図3(d)(e)に示すよう
にドレインバス5およびゲートバス6において隣のバス
同士の短絡が無く、かつ、櫛歯状電極26a に電気的
に接続されないバスが無いような値とする必要がある。
【0106】すなわち、ドレインバス5およびゲートバ
ス6のピッチをP1とすると、P2,P3 ≦P1の関
係にする必要がある。
【0107】なぜならば、それ以外のピッチでは、ドレ
インバス5およびゲートバス6において隣同士のバスが
短絡されなくなるか、もしくは、櫛歯状電極26a の
短絡部分26Aaを切断した後も、隣同士のバスが短絡
してしまうからである。
【0108】ちなみに、図3(d) はP2=P1の場
合であり、図3(e) はP3=P1/2の場合である
【0109】2)基板の貼り合わせ 図3(c) に示すように、本実施例においては、前記
櫛歯状電極26aとドレインバス5およびゲートバス6
を接続する異方性導電材に異方性導電接着材31を使用
し、しかも、該異方性導電接着剤31は液晶の封止を行
うシールを兼ねている。
【0110】したがって、シール材と異方性導電材とを
別々に設ける必要が無く、異方性導電接着剤兼シール材
31を設ける作業に余分なコスト負担は生じない。
【0111】また、基板の貼り合わせ後は、ドレインバ
ス5とゲートバス6とが短絡し、静電気破壊を防止する
ことができる。
【0112】ちなみに、異方性導電接着剤兼シール材3
1としては、エポキシ系接着剤XN−21F(三井東圧
化学製)に、Niコートした導電性スペーサ(球径7.
5 μm :積水ファインケミカル製)を1wt%混入
したものを使用した。
【0113】尚、図中に示す記号A,B,Cは基板の切
断(スクライブブレイク)位置を示している。
【0114】3)基板のスクライブブレイクと液晶の注
入TFT基板12は目的とする大きさに切断し、そのド
レインバス5およびゲートバス6に配線が可能な形状を
形成する。すなわち、その切断位置が図4(a) に示
す切断位置Aである。
【0115】尚、TFT基板12の切断端部は、図4(
b) に示すように滑らかな形状の面取り部32を形成
する為に面取り作業を行う。
【0116】そのため、面取り作業前にカラーフィルタ
基板13を切断位置Bで切断し、該カラーフィルタ基板
13が面取り作業を妨げないようにしている。
【0117】但し、切断位置Bは、櫛歯状電極26a 
の短絡部分26Aaが切除されない位置である。逆に言
えば、櫛歯状電極26a は切断位置Bを避けて形成す
る必要がある。また、当然に切断位置Bは切断位置Aよ
りも基板12,13 の内側である。
【0118】そして、液晶4を注入口より注入して封止
する。
【0119】4)偏光板の貼り付け 次に、TFT基板12およびカラーフィルタ基板13に
偏光板9a,9b を貼り付け、その後、該カラーフィ
ルタ基板13を切断位置Cで切断する。すなわち、櫛歯
状電極26a の短絡部分26Aaを切除する。(図4
(b) →(c))
【0120】以上でTFT型カラー
液晶表示装置が完成する。すなわち、ドレインバス5お
よびゲートバス6の短絡が解除されるのは偏光板9a,
9b を貼り付けた後であり、短絡の解除をもって完成
するのである。
【0121】したがって、液晶表示装置の全製造工程を
通して静電気破壊防止対策を実施できる。
【0122】(2)実施例−2 図5は、実施例−2を説明する図で、(a) はTFT
基板の平面図、(b) はカラーフィルタ基板の平面図
、(c) は基板を貼り合わせた後の完成時の断面図、
である。
【0123】本実施例は、ドレインバス5およびゲート
バス6への接続配線をカラーフィルタ基板から行う構成
である。すなわち、本実施例は実施例−1を恰も逆転し
たような構成である。
【0124】1)櫛歯状電極の形成と駆動バス短絡電極
の形成すなわち、TFT基板12のドレインバス5およ
びゲートバス6の上に、該バス5,6 を短絡する帯状
の短絡電極29a を形成する。また、該帯状電極29
a は、図5(a) に示すようにTFT  1および
駆動電極2を形成した表示領域を取り囲むように形成す
る。
【0125】尚、前記帯状電極(短絡電極)29a は
、後の工程において一括切除するため、導電性ペースト
等を印刷して形成できる。もちろん、金属を蒸着させて
形成してもよい。
【0126】他方、カラーフィルタ基板13には櫛歯状
電極30a を形成する。尚、形成条件は実施例−1と
同様である。
【0127】しかし、液晶表示装置を電子機器等に実装
して配線作業を行うことを考えると、櫛歯状電極30a
 のピッチはドレインバス5およびゲートバス6と同一
ピッチとすることが最も望ましい。また、図5(b) 
に示すように櫛歯状電極30a を該カラーフィルタ基
板13の端部まで形成する。すなわち、個々の櫛歯は短
絡しない形状である。
【0128】2)基板の貼り合わせ、スクライブブレイ
ク、偏光板の貼り付け 実施例−1と同様に、異方性導電接着剤兼シール材31
を使用し、ドレインバス5およびゲートバス6と櫛歯状
電極30a の接続を行う。また、液晶4のシールを行
う。
【0129】ところで、本実施例ではカラーフィルタ基
板13の櫛歯状電極30a から外部回路との配線を行
う。したがって、その端部は滑らかな面取り形状を有し
ている必要がある。
【0130】そのため、本実施例では、基板の切断位置
A,B,Cが実施例−1と比較して逆転している。
【0131】すなわち、カラーフィルタ基板13を目的
とする大きさに切断し、櫛歯状電極30a に配線が可
能な形状を形成する。すなわち、その切断位置が図5(
c) に示す切断位置Aである。
【0132】以下同様に、TFT基板12を切断位置B
で切断し、該TFT基板12がカラーフィルタ基板13
の面取り作業を妨げないようにしている。
【0133】そして、液晶4の注入、偏光板9a,9b
 の貼り付け後、TFT基板12を切断位置Cで切断し
、帯状の短絡電極29a を切除して液晶表示装置が完
成する。
【0134】ちなみに、帯状の短絡電極29a をTF
T基板12に形成する位置は、異方性導電接着剤兼シー
ル材31を設ける位置の外側すなわち基板12,13 
の端部側である必要がある。
【0135】以上のように、本実施例においても液晶表
示装置の全製造工程を通して静電気破壊防止対策を実施
できる。
【0136】(3)実施例−3 図6は、実施例−3を説明する図で、特に櫛歯状電極の
形成状態を説明する図である。尚、(a) はTFT基
板の平面図、(b) はカラーフィルタ基板の平面図、
である。
【0137】また、図7も、実施例−3を説明する図で
、特に基板のスクライブブレイクを説明する断面図であ
る。尚、(a)(b)は基板の切断位置を示していて、
(a) は貼り合わせた基板の平面図、(b) は(a
) の断面図、である。
【0138】本実施例は、実施例−1を変形した例であ
る。つまり、図6(b) に示すように、櫛歯状電極2
6b を2辺にのみ形成した構成である。
【0139】この構成は、TFT基板12において各辺
方向すなわち4方向に導出したドレインバス5およびゲ
ートバス6が、それぞれ1方向づつあれば駆動可能であ
ることに着目したものである。
【0140】すなわち、図6(b) に示すような形状
の櫛歯状電極26b であっても、ドレインバス5およ
びゲートバス6を短絡する上で何ら支障が無い。したが
って、以後の製造工程は実施例−1と同様に行えばよい
【0141】しかし、本実施例においては、図7に示す
ように基板を切断することによって、液晶を注入する際
に生じる無駄を少なくすることができる。
【0142】すなわち、液晶の注入口16a を櫛歯状
電極26b に対して反対側のコーナーに形成し、櫛歯
状電極26b がある2辺においては、TFT基板12
とカラーフィルタ基板13とを実施例−1と同様に切断
する。しかし、液晶の注入口16a を挟む2辺は、図
7(b) の右側に示す切断位置A,Bで切断する。
【0143】したがって、液晶の注入口16a と切断
した基板12,13 のコーナー端部との距離20a 
が短くなり、図14に示す液晶注入ボートに満たす液晶
4Aの量を少なくすることができる。
【0144】また、従来構成では、異方性導電接着剤兼
シール材31の外側のTFT基板12とカラーフィルタ
基板13との間に、毛細管現象によって液晶が入り込み
、そのことによっても液晶の無駄が生じていたが、本実
施例では、異方性導電接着剤兼シール材31の近辺で両
基板12,13 を切断することができる為、前記した
ような液晶の無駄も極めて僅かしか発生しない。
【0145】尚、本実施例は、実施例−2にも適用可能
である。
【0146】(4)実施例−4 本実施例は、全面点灯検査と欠陥のレーザ修復を考慮し
た構成であり、実施例1〜実施例−3に適用可能である
。そこで、実施例−1を前提にして代表的に説明する。
【0147】図8は、実施例−4を説明する図で、(a
)(b)はTFT基板とカラーフィルタ基板のコーナー
端部を示す図、である。
【0148】同図は、実施例−1において、TFT基板
12とカラーフィルタ基板13とを貼り合わせ、切断位
置Aおよび切断位置Bで該両基板12,13 を切断し
液晶を注入した後の状態である。すなわち、ドレインバ
ス5およびゲートバス6の短絡は解除していない状態で
ある。
【0149】しかし、全面点灯検査を行うためには、ド
レインバス5とゲートバス6とが短絡していてはならな
い。
【0150】そこで、本実施例においては、ドレインバ
ス5およびゲートバス6を短絡する為の櫛歯状電極を、
ドレインバス5用の櫛歯状電極26d とゲートバス6
用の櫛歯状電極26c とにそれぞれ独立して設け、カ
ラーフィルタ基板13上では櫛歯状電極26c と櫛歯
状電極26d とを電気的に分離している。
【0151】他方、TFT基板12に櫛歯状電極26c
 と櫛歯状電極26d とを短絡するゲート・ドレイン
短絡電極33を設け、異方性導電接着剤兼シール材31
を介して該両櫛歯状電極26c,26d を短絡してい
る。
【0152】すなわち、全面点灯検査を行う場合には、
TFT基板12上のゲート・ドレイン短絡電極23を切
断して行う。ちなみに、ゲート・ドレイン短絡電極33
はALで形成し、先端の尖った治工具で該電極23を削
り取ることによって切断作業を行うと作業性が良い。
【0153】全面点灯検査が終了した後は、切断箇所を
銀ペースト34等の導電性の部材で接続し、静電気破壊
を防止する。
【0154】ちなみに、図8(a) は切断前の図であ
り、(b) は切断後に銀ペーストを塗布した後の図で
ある。
【0155】尚、TFT基板12上に形成したゲート・
ドレイン短絡電極33(33a,33b) を初めから
切断状態に形成し、銀ペースト34のような除去が容易
な部材で接続して製造プロセスを進行させ、全面点灯検
査の時だけ該銀ペースト34を除去して回路を開いても
よい。
【0156】ちなみに、カラーフィルタ基板13の櫛歯
状電極26cと櫛歯状電極26d とを、わざわざTF
T基板12で電気的に開閉する構成にする必要も無く、
該カラーフィルタ基板13上で開閉してもよい。
【0157】しかし、櫛歯状電極26c と櫛歯状電極
26d とはカラーフィルタ基板13の内側すなわちT
FT基板12の対向面に有る為、実際には困難である。
【0158】(5)実施例−5図9は、実施例−5を説
明する図で、(a) はTFT基板の平面図、(b) 
はカラーフィルタ基板の平面図、(c)(d)は貼り合
わせた基板の断面図、である。
【0159】本実施例は実施例−1を変形した例で、ド
レインバス5およびゲートバス6を短絡する櫛歯状電極
26a をカラーフィルタ基板13に形成すると共に、
TFT基板12にも該ドレインバス5およびゲートバス
6を短絡する帯状の短絡電極29b(29c)を形成す
る。
【0160】すなわち、本実施例においては、TFT基
板12のドレインバス5およびゲートバス6を予め帯状
の短絡電極29b(29c)で短絡している為、該TF
T基板12とカラーフィルタ基板13を貼り合わせる前
の工程においても、静電気破壊を防止できる。
【0161】尚、図9(c) に示すように、帯状の短
絡電極29b はTFT基板12の切断位置Aの外側す
なわち端部側に設け、該TFT基板12の切断と共に切
除する。しかし、切除後も櫛歯状電極26a によって
ドレインバス5およびゲートバス6が短絡されているた
め、静電気破壊を生じる心配は無い。
【0162】また、図9(d) に示すように、TFT
基板12を切断する際に帯状の短絡電極29c を幅L
1だけ僅かに残し、液晶を注入した後の面取り作業にお
いて面取り部35を削り落とし、該帯状短絡電極29c
 の残部を一緒に除去してもよい。
【0163】この場合、帯状短絡電極29c を残す幅
L1は、面取り作業で除去できる程度の幅すなわち数1
00 μm 程度にする必要がある。
【0164】以上のように、本実施例によれば、静電気
破壊防止対策をより完璧に実施することができる。
【0165】(6)実施例−6 特開平 2−89027号公報に、対向基板側のブラッ
クマトリクスをストライプ状に形成し、かつ、該ストラ
イプ状のブラックマトリクスパターンを、他方の基板に
マトリクス状に形成した駆動バスの一方のバスと平行方
向に配置し、導電性のシール材で貼り合わせる構成が示
されている。
【0166】この出願の特徴は、マトリクス状に形成し
た駆動バスに断線等の欠陥が存在しても、ストライプ状
のブラックマトリクスパターンが補完して修復できると
ころにある。
【0167】本実施例は、前記公報に開示されたブラッ
クマトリクスパターンを基板端部まで延長し、該各パタ
ーン間を短絡電極で短絡し、櫛歯状電極の代わりとする
ものである。他方、ブラックマトリクスパターンと直交
する方向の駆動バスに対しては、別に櫛歯状電極を形成
する。
【0168】また、その他の点においては、実施例−1
〜実施例−6の構成と何ら変わりは無い。
【0169】したがって、本実施例によれば、前記公報
の特徴を併せ持った液晶表示装置を実現することができ
る。
【0170】
【発明の効果】以上のように本発明の方法によれば、液
晶表示装置の製造工程の最後に駆動バスを短絡していた
電極を切除することができる。したがって、全製造工程
を通して静電気破壊を防止することができる。
【0171】また、駆動バスを短絡する電極(櫛歯状電
極)はブラックマトリクス等と一緒に形成することがで
きる。更に、異方性導電材を液晶のシール材として兼用
することもできる。
【0172】したがって、本発明の実施によって液晶表
示装置の製造コストを押し上げることも無い。
【0173】その結果、液晶表示装置の製造歩留りが向
上すると同時に、安価でありながら高品質の液晶表示装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理−1を説明する図で、(a)
 は液晶表示装置の一部を切除した平面図、(b) は
液晶表示装置の端部の断面図、である。
【図2】本発明の基本原理−2を説明する図で、(a)
 は液晶表示装置の一部を切除した平面図、(b) は
液晶表示装置の端部の断面図、である。
【図3】実施例−1を説明する図で、特に櫛歯状電極の
形成状態を説明する図である。尚、(a) はTFT基
板の平面図、(b) はカラーフィルタ基板の平面図、
(c) は貼り合わせた基板の断面図、(d)(e)は
ドレインバスおよびゲートバスと櫛歯状電極のピッチの
関係を説明する図、である。
【図4】実施例−1を説明する図で、特に基板のスクラ
イブブレイクを説明する断面図である。尚、(a)(b
)(c) は作業の進捗を説明する図、である。
【図5】実施例−2を説明する図で、(a) はTFT
基板の平面図、(b) はカラーフィルタ基板の平面図
、(c) は基板を貼り合わせた後の完成時の断面図、
である。
【図6】実施例−3を説明する図で、特に櫛歯状電極の
形成状態を説明する図である。尚、(a) はTFT基
板の平面図、(b) はカラーフィルタ基板の平面図、
である。
【図7】実施例−3を説明する図で、特に基板のスクラ
イブブレイクを説明する断面図である。尚、(a)(b
)は基板の切断位置を示していて、(a) は貼り合わ
せた基板の平面図、(b) は(a) の断面図、であ
る。
【図8】実施例−4を説明する図で、(a)(b)はT
FT基板とカラーフィルタ基板のコーナー端部を示す図
、である。
【図9】実施例−5を説明する図で、(a) はTFT
基板の平面図、(b) はカラーフィルタ基板の平面図
、(c)(d)は貼り合わせた基板の断面図、である。
【図10】TFT型カラー液晶表示装置の構成概要を説
明する図で、(a) は液晶表示装置の斜視図、(b)
 はブラックマトリクスの斜視図、である。
【図11】液晶表示装置の製造手順を説明するフローチ
ャートである。
【図12】製造工程の要部−1を図説する図で、(a)
 はTFT基板、(b) はカラーフィルタ基板、(c
) は短絡電極を形成したTFT基板、を示している。
【図13】製造工程の要部−2を図説する図で、(a)
 は貼り合わせた基板の断面図、(b) はスクライブ
ブレイク後の断面図、(c) はスクライブブレイク後
の平面図、を示している。
【図14】製造工程の要部−3を示す図で、液晶の注入
工程を説明する図である。
【図15】製造工程の要部−4を説明する図で、(a)
 はスクライブブレイク後の平面図、(b) は(a)
 の断面図、(c) は面取り作業後の断面図、を示し
ている。
【符号の説明】
1                  TFT2  
                駆動電極3    
              共通電極4,4A   
             液晶5         
         ドレインバス6         
         ゲートバス7          
        カラーフィルタ8a,8b     
          ガラス基板9a,9b     
          偏光板11          
        ブラックマトリクス12      
            TFT基板13      
            カラーフィルタ基板14  
                短絡電極15   
               シール16,16a 
             液晶の注入口19    
              液晶の液位20,20a
              液晶の注入口とTFT基
板コーナー端部との距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非線形素子と該非線形素子を駆動する
    バス(22,23) とを形成した基板(24)と、液
    晶層を挟んで前記基板(24)に対向する基板(25)
    とから成るアクティブマトリクス型液晶表示装置の製造
    工程において、前記非線形素子や駆動バス(22,23
    ) が静電気によって破壊されることを防止するための
    方法であって、前記対向基板(25)において、前記駆
    動バス(22,23) と対向する位置に、かつ、該駆
    動バス(22,23) と交差する方向に帯状の短絡電
    極(27)を設け、前記駆動バス(22,23) と前
    記帯状電極(27)とを、前記2枚の基板(24,25
    ) が対向する面に対して縦方向に導電性を有する異方
    性導電材(28)を介して接続すること、を特徴とする
    液晶表示装置の製造工程おける静電気破壊防止方法。
  2. 【請求項2】  非線形素子と該非線形素子を駆動する
    バス(22,23) とを形成した基板(24)と、液
    晶層を挟んで前記基板(24)に対向する基板(25)
    とから成るアクティブマトリクス型液晶表示装置の製造
    工程において、前記非線形素子や駆動バス(22,23
    ) が静電気によって破壊されることを防止するための
    方法であって、前記対向基板(25)において、前記駆
    動バス(22,23) と対向する位置に、かつ、該駆
    動バス(22,23) と平行な方向に櫛歯状の電極(
    26)を設け、また、該櫛歯状電極(26)を、該櫛歯
    状電極(26)と交差する方向に設けた帯状の電極(2
    7)で接続して短絡し、前記駆動バス(22,23) 
    と前記短絡した櫛歯状電極(26)の櫛歯部(26B)
     とを、異方性導電材(28)を介して接続すること、
    を特徴とする液晶表示装置の製造工程における静電気破
    壊防止方法。
  3. 【請求項3】  非線形素子と該非線形素子を駆動する
    バス(22,23) とを形成した基板(24)と、液
    晶層を挟んで前記基板(24)に対向する基板(25)
    とから成るアクティブマトリクス型液晶表示装置の製造
    工程において、前記非線形素子や駆動バス(22,23
    ) が静電気によって破壊されることを防止するための
    方法であって、前記非線形素子を形成した基板(24)
    の駆動バス(22,23) 上に、該駆動バス(22,
    23) と交差する方向に帯状の電極(29)を設けて
    短絡し、他方、前記対向基板(25)において、前記駆
    動バス(22,23)と対向する位置に、かつ、該駆動
    バス(22,23) と平行な方向に櫛歯状の電極(3
    0)を設け、前記駆動バス(22,23) と前記櫛歯
    状電極(30)とを、前記2枚の基板(24,25) 
    が対向する面に対して縦方向に導電性を有する異方性導
    電材(28)を介して接続すること、を特徴とする液晶
    表示装置の製造工程における静電気破壊防止方法。
  4. 【請求項4】  異方性導電材(28)を液晶のシール
    材として兼用させたこと、を特徴とする請求項2および
    請求項3記載の液晶表示装置の製造工程における静電気
    破壊防止方法。
  5. 【請求項5】  請求項1〜請求項4記載の液晶表示装
    置の製造工程における静電気破壊防止方法において、非
    線形素子を形成した基板(24)と対向基板(25)と
    に偏光板を貼り付けた後の工程で、駆動バス(22,2
    3) を短絡していた帯状電極(27,29) を、該
    帯状電極(27,29) を形成した当該基板(24,
    25) と一緒に切断して除去すること、を特徴とする
    液晶表示装置の製造工程における静電気破壊防止方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010107647A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Seiko Epson Corp 電気泳動表示素子および電気泳動表示素子の製造方法
JP2018151649A (ja) * 2013-02-25 2018-09-27 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

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JP2010107647A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Seiko Epson Corp 電気泳動表示素子および電気泳動表示素子の製造方法
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