JPH04236407A - プレーナ型トランス - Google Patents

プレーナ型トランス

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JPH04236407A
JPH04236407A JP3016782A JP1678291A JPH04236407A JP H04236407 A JPH04236407 A JP H04236407A JP 3016782 A JP3016782 A JP 3016782A JP 1678291 A JP1678291 A JP 1678291A JP H04236407 A JPH04236407 A JP H04236407A
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JP
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flexible
magnetic
yoke
transformer
thin film
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JP3016782A
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Taikou Kou
太好 高
Katsufumi Kumano
勝文 熊野
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Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd
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Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性薄膜を利用したプ
レーナ型トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気トランスは、スイッチング電源用、
DC−DC電源用等の電源用トランス、昇圧トランス、
微弱信号電圧増幅用トランスなどとして用いられている
。電子装置、特に可搬性電子装置等に搭載される電源部
においては、装置の小型化に伴ない省スペース化が求め
られており、それに使用する磁気トランスも小型化する
必要がある。また、電源部全体の省スペース化のために
は、例えばスイッチング周波数の向上など特性上の要求
を満たすことが必要であり、それに対応した性能を有す
る磁気トランスが必要である。
【0003】また、電子装置への実装を考えると、多少
の変形や取付け部形状への追従性を有するフレキシブル
なものが望ましい。従来のバルク型トランスの磁気ヨー
ク部を薄膜化させて薄膜トランスとすることは知られて
いる(特公昭55−13416号公報、特開昭61−2
08210号公報)。磁気ヨークを薄膜化することによ
り、トランスの小型・薄型化が可能となり、また、高周
波磁気特性が良好であるという磁性薄膜の性質を利用す
ることができる。
【0004】しかしながら、従来の薄膜型トランスは、
磁気飽和等のために高出力には向かないとされていた。 また、特開昭62−214604号公報には、焼結して
磁性体となるシートにコイルパターンを形成し、これを
積層して積層トランスとすることが記載されている。し
かし、このトランスは可撓性がなく、電子装置に実装す
る場合に制約が大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フレキシブ
ルで多少の変形に追従することができ、しかも小型・薄
型化、高出力化が可能な磁気トランスを提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプレーナ型トラ
ンスは、一次巻線と二次巻線とを有する磁気トランスに
おいて、磁気ヨークが、フレキシブル基板上に成膜され
た軟磁性薄膜からなることを特徴とする。
【0007】
【実施例】本発明のプレーナ型トランスにおいては、軟
磁性体からなる磁性薄膜がフレキシブル基板上に成膜さ
れて磁気ヨークが構成される。ここでフレキシブル基板
としては、各種可撓性プラスチックのフィルム、シート
が代表的である。
【0008】軟磁性体としては、高周波で実効透過率が
高く、かつ飽和磁束密度の高い材料が望ましい。具体的
には、Co−Zr−Nb等のアモルファス膜やその積層
膜、窒化鉄等の薄膜やその積層膜、FeとCoの合金等
の薄膜やその積層膜、あるいはこれらの積層膜などが用
いられる。
【0009】磁性薄膜は、上記の軟磁性体を用いスパッ
タ、真空蒸着等の真空成膜、メッキ法などにより、ある
いは軟磁性体を一旦微粒子化したうえで適当なバインダ
ーを用いるスクリーン印刷法により形成できる。
【0010】一次巻線、二次巻線としては、絶縁被覆さ
れた導線からなる通常のワイヤ、導体箔、フォトリソグ
ラフ法などにより形成される導体膜が用いられる。
【0011】図1は、本発明のプレーナ型トランスの実
施例を示す斜視図である。フレキシブル基板11上に磁
性薄膜13を成膜した2枚の可撓性ヨーク15が接着剤
等により接着されて磁気ヨークを構成している。可撓性
ヨーク15は中央部に透孔を有するディスク状であり、
絶縁被覆導線からなる一次巻線21および二次巻線23
が可撓性ヨーク15に巻回されている。
【0012】図2は、本発明の他の実施例を示す斜視図
である。フレキシブル基板上に磁性薄膜を形成したテー
プ状の可撓性ヨーク15が巻回されて磁気ヨークを構成
し、この周りに絶縁被覆された導体からなる一次巻線2
1および二次巻線23が巻回されている。なお、可撓性
ヨーク15については十分な寸法比が取れるため、磁気
回路的には閉磁路を構成している。
【0013】上記2つのプレーナ型トランスにおいては
、通常の磁気トランスと同様に、一次巻線21からの一
次電流によって発生した磁束が、フレキブル基板11上
に成膜した磁性薄膜13からなる可撓性ヨーク15を通
り、二次巻線23には可撓性ヨーク15を通る磁束の時
間変化に比例した電圧が発生し、適当な負荷に従って電
流が流れることになり、一次に与えた電圧が二次に伝達
される。
【0014】図1および図2に示したプレーナ型トラン
スでは、可撓性ヨーク15が柔軟で追従性があるので、
電子装置などへの実装時に取り付けられる部位の形状に
追従させて貼着・固定したり、屈曲させて装置部材間に
収納、搭載することができる。また、図1では可撓性ヨ
ーク15の積層数を、また図2では巻回数を増加させる
ことにより、高出力化に対応できる。
【0015】図3は本発明のプレーナ型トランスの他の
実施例を示す分解斜視図、図4はその縦断面図である。
【0016】導体箔からなる一次巻線21と、同じく導
体箔からなる二次巻線23とが絶縁シート31(絶縁ス
ペーサ)を介して積層されている。なお、この実施例で
は、一次巻線21が1ターン、二次巻線23が2ターン
の場合を示しているが、巻回数は適宜設定できる。また
、33,35はともに絶縁体を示す。
【0017】さらに、二次巻線23の上側および一次巻
線21の下側に絶縁シート31,31を配し、一次巻線
21と二次巻線23との積層体全体を絶縁シートで覆う
ようにし、この全体を両側から2枚の可撓性ヨーク15
,15で覆っている。このとき、上側の可撓性ヨーク1
5は磁性薄膜13を下側に向け、下側の可撓性ヨーク1
5はこれと対向するように磁性薄膜13を上側に向けて
いる。そして、上側と下側の磁性薄膜13,13は、一
次巻線21および二次巻線23を囲包するように、外周
部15aおよび中央部15b(図4参照)で、接着剤な
どにより互いに直接的に接着される。すなわち、中央部
15bおよび外周部15aで磁性薄膜13,13が直接
的に接触し、磁気回路的に閉じている(閉磁路を形成し
ている)。
【0018】上記実施例においては、一次巻線21と二
次巻線23とが、その周囲に存在する、フレキシブル基
板11上に成膜した磁性薄膜13からなる可撓性ヨーク
15の当該部分を介して分布的に結合するように配置さ
れている。 一次巻線21と二次巻線23とは、周囲の上記可撓性ヨ
ーク15の当該部位を介し密にインダクタンス結合を行
なっており、その結合の強度は巻線21,23部と可撓
性ヨーク15部の寸法や配置により自由に設定できる。 また、フレキシブル基板11上に成膜する磁性薄膜13
の材質によっても変更可能である。このインダクタンス
結合にしたがって、一次に与えた電力が、二次に伝達さ
れることになる。
【0019】図5は、本発明のプレーナ型トランスの応
用例を示し、画像読み取りセンサに利用した場合を示し
ている。また、図6はそのブロック図である。
【0020】支持部材53に、光検出部57、演算処理
部59、原稿照明用のXeランプ55が支持されている
。外部電源からの電力が、Xeランプ駆動回路を含む全
体の電源部51に入力され、プレーナ型トランス41(
本発明品)により昇圧されてXeランプ55に供給され
る。43は一次巻線、45は二次巻線を示す。
【0021】画像読取りセンサの照明源として用いられ
るXe管の場合、駆動回路としては1KHz以上、10
0V以上でドライブ可能なものが求められている。従来
は、昇圧用のトランスを設ける必要から、駆動回路とし
て独立の部分として構成されることが多く、この昇圧ト
ランスがフェライト等のバルク材の磁気ヨークからなる
ものであったため寸法的に大きなものとなっていた。
【0022】これに対し、本発明のプレーナ型トランス
によれば、極めて薄く構成することが可能であり、また
、フレキシブルであるので多少の融通がきき搭載が容易
であり、Xe管などの極く近傍に配置することが可能と
なった。画像読取りセンサの場合、駆動回路の他の部分
は微小であるため、プレーナ型トランスを独立の部分と
して構成する必要がなくなり、小型軽量化のうえで著し
い効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、フレキシブル基板上に
軟磁性体薄膜を成膜して可撓性の磁気ヨークとすること
により、磁気トランスの小型・薄型化が実現でき、また
、可撓性を有することから実装上きわめて有利である。
【0024】また、磁性薄膜を利用しているので高周波
特性に優れ、しかも、積層により大出力化にも対応でき
る。特に、分布定数的な結合とすることにより、高周波
領域でのパワー伝達特性が向上し、電源の高周波化、高
率化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のプレーナ型トランスの実施例
を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の他の実施例を示す説明図であ
る。
【図3】図3は、本発明のさらに他の実施例をす分解斜
視図である。
【図4】図4は、図3に示したプレーナ型トランスの縦
断面図である。
【図5】図5は、本発明のプレーナ型トランスの応用例
を示す説明図である。
【図6】図6は、図5の応用例のブロック図である。
【符号の説明】
11  フレキシブル基板 13  磁性薄膜 15  可撓性ヨーク 21  一次巻線 23  二次巻線 31  絶縁シート 33,35  絶縁体 41  プレーナ型トランス 43  一次巻線 45  二次巻線 51  電源部 53  支持部材 55  Xeランプ 57  光検出部 59  演算処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一次巻線と二次巻線とを有する磁気ト
    ランスにおいて、磁気ヨークが、フレキシブル基板上に
    成膜された軟磁性薄膜からなることを特徴とするプレー
    ナ型トランス。
  2. 【請求項2】  上記磁気ヨークが、軟磁性薄膜の成膜
    されたフレキシブル基板を複数層積層せしめてなる請求
    項1に記載のプレーナ型トランス。
  3. 【請求項3】  上記磁気ヨークが、軟磁性薄膜の成膜
    された長尺状のフレキシブル基板を、複数回にわたって
    巻回してなる請求項1に記載のプレーナ型トランス。
  4. 【請求項4】  一次巻線および二次巻線が、それぞれ
    の巻回方向を含む面を重ねるようにして積層され、この
    巻線積層体の囲りを軟磁性薄膜で覆い磁気回路を構成し
    てなる請求項1に記載のプレーナ型トランス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303405A (ja) * 2005-03-23 2006-11-02 Sumida Corporation インダクタ
JP2007158151A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Sumida Corporation 可撓性コイル
JP2008147342A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Sumida Corporation 磁気素子
JP2010093153A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Nippon Soken Inc トランス

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