JPH0423605B2 - - Google Patents
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- JPH0423605B2 JPH0423605B2 JP6640784A JP6640784A JPH0423605B2 JP H0423605 B2 JPH0423605 B2 JP H0423605B2 JP 6640784 A JP6640784 A JP 6640784A JP 6640784 A JP6640784 A JP 6640784A JP H0423605 B2 JPH0423605 B2 JP H0423605B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L1/00—Compositions of cellulose, modified cellulose or cellulose derivatives
- C08L1/02—Cellulose; Modified cellulose
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は歩行接触面の肌触り感の良好な、し
かも耐摩耗特性に優れた合成木質床材の成形方法
の開示に係わるものである。
かも耐摩耗特性に優れた合成木質床材の成形方法
の開示に係わるものである。
而して、従前に於ける床材は合板をベースと
し、この合板の単板を積層し、あるいは、これに
フオーム材をベースとした緩衝化粧材を積層した
場合、あるいは又は発泡ポリスチレン等のフオー
ム材をベースとして、これに適宜の化粧表面材を
積層した場合等種々の内容を有する床材の提供が
試みられてきたものである。
し、この合板の単板を積層し、あるいは、これに
フオーム材をベースとした緩衝化粧材を積層した
場合、あるいは又は発泡ポリスチレン等のフオー
ム材をベースとして、これに適宜の化粧表面材を
積層した場合等種々の内容を有する床材の提供が
試みられてきたものである。
かゝる各種の床材に於いて一般的に要請される
特性は、耐摩耗性に優れていること、適宜の硬さ
を有し傷がつき難いこと、適度の接触摩擦抵抗を
有し歩き易いこと、断熱特性を有し接触肌面に冷
たさを感じさせないこと、適度の吸湿性を有しな
がら耐水性を有すること、耐腐蝕性に富み床材面
の疲労、腐朽を生じ難いこと等が特に要請された
ものである。
特性は、耐摩耗性に優れていること、適宜の硬さ
を有し傷がつき難いこと、適度の接触摩擦抵抗を
有し歩き易いこと、断熱特性を有し接触肌面に冷
たさを感じさせないこと、適度の吸湿性を有しな
がら耐水性を有すること、耐腐蝕性に富み床材面
の疲労、腐朽を生じ難いこと等が特に要請された
ものである。
しかし乍ら、一般的には耐摩耗性、耐水性に主
眼が置かれた場合に於いては歩行接触抵抗が少な
く往々にして歩き難い欠点と、肌触り感に於いて
難を有し、又良好な肌触り感あるいは適度の断熱
特性を主眼とした場合に於いては往々にして耐摩
耗性、耐水性等に難を有したものである。
眼が置かれた場合に於いては歩行接触抵抗が少な
く往々にして歩き難い欠点と、肌触り感に於いて
難を有し、又良好な肌触り感あるいは適度の断熱
特性を主眼とした場合に於いては往々にして耐摩
耗性、耐水性等に難を有したものである。
本発明に係る木質床材は、かゝる従前床材に於
ける不都合に鑑み特に案出されたものであつて、
100〜150メツシユと云つた特殊な微細骨材を木
粉、籾殻等のセルロース系のものとし、これを20
〜70o/wtの範囲内で塩化ビニル樹脂中に混入成
形し、該骨材による強度補償、就中成形歪みの矯
正をなすと共に優れた耐摩耗性と断熱性とを併せ
有し、しかも適度の吸湿機能と接触摩擦抵抗とに
より快適な歩行接触を成形床材に付与するように
したものである。
ける不都合に鑑み特に案出されたものであつて、
100〜150メツシユと云つた特殊な微細骨材を木
粉、籾殻等のセルロース系のものとし、これを20
〜70o/wtの範囲内で塩化ビニル樹脂中に混入成
形し、該骨材による強度補償、就中成形歪みの矯
正をなすと共に優れた耐摩耗性と断熱性とを併せ
有し、しかも適度の吸湿機能と接触摩擦抵抗とに
より快適な歩行接触を成形床材に付与するように
したものである。
本発明に係る木質床材の成形方法は、かゝる諸
特性の具体的な奏効を期すべく、特にその構成の
要旨を100〜150メツシユのセルロース系乾燥微粉
骨材を20〜70o/wtを塩化ビニル樹脂に混入して
樹脂成形をなすようにした点に置き、以下の具体
的な実施例と、これらの実施例に付随する相当の
設計変更が予定されたものである。
特性の具体的な奏効を期すべく、特にその構成の
要旨を100〜150メツシユのセルロース系乾燥微粉
骨材を20〜70o/wtを塩化ビニル樹脂に混入して
樹脂成形をなすようにした点に置き、以下の具体
的な実施例と、これらの実施例に付随する相当の
設計変更が予定されたものである。
以下本発明に係る典型的な木質床材の成形方法
を添付の図面について説明するに、1は床材であ
り、スラブ2上に直接又は適宜の介装物を介して
張込まれるものであつて、床材1の以下に述べる
諸特性、就中耐水、耐朽特性等よりしてスラブ2
面上への直接的な張込みをも可能としたものであ
る。
を添付の図面について説明するに、1は床材であ
り、スラブ2上に直接又は適宜の介装物を介して
張込まれるものであつて、床材1の以下に述べる
諸特性、就中耐水、耐朽特性等よりしてスラブ2
面上への直接的な張込みをも可能としたものであ
る。
又、3は、この床材1面上に張込まれる単板そ
の他の化粧材を示したものである。
の他の化粧材を示したものである。
而して床材1は以下の手法をもつて押出し、射
出ないしはカレンダーロール等の適宜の手段をも
つて成形提供されたものである。即ち、100〜150
メツシユの極めて微細な粉末状とされたセルロー
ス系の骨材、特に木材粉を20〜70o/wtの範囲で
混入成形されたものであり、混入容量は、目的と
する耐摩耗特性、吸水特性に合せて適宜決定され
たものである。
出ないしはカレンダーロール等の適宜の手段をも
つて成形提供されたものである。即ち、100〜150
メツシユの極めて微細な粉末状とされたセルロー
ス系の骨材、特に木材粉を20〜70o/wtの範囲で
混入成形されたものであり、混入容量は、目的と
する耐摩耗特性、吸水特性に合せて適宜決定され
たものである。
尚、この木材粉の混入に於いてはインジエクシ
ヨン成形、カレンダーロール成形あるいは押出し
プレス成形等適宜の手段による成形提供が混入さ
れる骨材量と、骨材の有する特性の差異並びに成
形されるシートの厚幅等を総合的に勘案して選別
使用されたものである。
ヨン成形、カレンダーロール成形あるいは押出し
プレス成形等適宜の手段による成形提供が混入さ
れる骨材量と、骨材の有する特性の差異並びに成
形されるシートの厚幅等を総合的に勘案して選別
使用されたものである。
次いで、混入される骨材粉は、成形樹脂素材と
の馴染みを良好とする意図並びに成形時に於ける
滑性を良好とする意図より、特に粒径を100〜150
メツシユとする極微細な粉末状になすと共に、成
形時に於ける気泡発生、表面の肌荒れを防止する
意図より、その含有水分量を気乾含水量以内、理
想的には3〜5o/wt以内に限定したものである。
の馴染みを良好とする意図並びに成形時に於ける
滑性を良好とする意図より、特に粒径を100〜150
メツシユとする極微細な粉末状になすと共に、成
形時に於ける気泡発生、表面の肌荒れを防止する
意図より、その含有水分量を気乾含水量以内、理
想的には3〜5o/wt以内に限定したものである。
かゝる骨材粉の混入に於いては、成形樹脂素材
粉と骨材粉とが充分に馴染み合い、成形時に骨材
粉周面に巣あるいは気泡を生ずることなく、又表
面荒れも少ないものとされ、更に成形時い於ける
ダイ、ランナー部分の押出し抵抗ないしはロール
面への転圧抵抗を減じ、比較的良好な表面特性を
有する床材の提供を可能としたものである。
粉と骨材粉とが充分に馴染み合い、成形時に骨材
粉周面に巣あるいは気泡を生ずることなく、又表
面荒れも少ないものとされ、更に成形時い於ける
ダイ、ランナー部分の押出し抵抗ないしはロール
面への転圧抵抗を減じ、比較的良好な表面特性を
有する床材の提供を可能としたものである。
更に、かゝる骨材粉の成形特性並びに混入状態
を良好になす必要のある場合に於いては、この骨
材粉自体を以下の手法をもつて成形提供したもの
である。
を良好になす必要のある場合に於いては、この骨
材粉自体を以下の手法をもつて成形提供したもの
である。
即ち、先ず破砕チツプ、パルプ、籾殻その他の
適宜のセルロース系素材に対し、気乾含水量以下
に乾燥処理を施し、その含水量を極力低めること
によつて、繊維組織部分の破壊を誘起し、かゝる
破壊状態の生じた組織部分に対し、尿素系樹脂液
の添着、含浸をなして20〜30分間放置し、樹脂液
の充分な浸潤と、乾燥をなし、次いでかゝる樹脂
液の含浸に於いて、通例素材に於けるPHを5程度
とし、更に施される加熱、乾燥と破砕処理に於い
て、樹脂の硬化と、3〜5o/wtに到る乾燥と、
120〜150メツシユの微細粒径への破砕とがなされ
ると共にPH値が概ね6〜7の中性に位置づけられ
るようにしたものである。
適宜のセルロース系素材に対し、気乾含水量以下
に乾燥処理を施し、その含水量を極力低めること
によつて、繊維組織部分の破壊を誘起し、かゝる
破壊状態の生じた組織部分に対し、尿素系樹脂液
の添着、含浸をなして20〜30分間放置し、樹脂液
の充分な浸潤と、乾燥をなし、次いでかゝる樹脂
液の含浸に於いて、通例素材に於けるPHを5程度
とし、更に施される加熱、乾燥と破砕処理に於い
て、樹脂の硬化と、3〜5o/wtに到る乾燥と、
120〜150メツシユの微細粒径への破砕とがなされ
ると共にPH値が概ね6〜7の中性に位置づけられ
るようにしたものである。
かくして提供される骨材粉を使用する場合に於
いては、前記骨材粉以上に樹脂素材との馴染みが
良好とされ、又成形時に於ける滑性も良好とされ
ると共に加熱成形に際して酢酸ガス等の有害ガス
の発生が防止されたものである。
いては、前記骨材粉以上に樹脂素材との馴染みが
良好とされ、又成形時に於ける滑性も良好とされ
ると共に加熱成形に際して酢酸ガス等の有害ガス
の発生が防止されたものである。
即ち、粉末自体は夫々硬化樹脂材によつて木粉
特有の繊維部分が固められ、表面滑り特性が時に
良好とされたことよりして、樹脂素材との混合馴
染みが完全とされ、混入骨材粉の周面に空隙、巣
等を生ずることが一切なく、又成形機シリンダー
面、ダイス孔面に対する摺接摩擦抵抗も少なく、
成形が円滑且つ確実になされ、これ等のシリンダ
ー面等に対する損耗を極力減じたものである。
又、成形床材面に対する荒れが、かゝる滑り特性
の付与と、水蒸気発生の抑止並びに木酸ガスの発
生抑止をもつて効果的に約束したものである。
特有の繊維部分が固められ、表面滑り特性が時に
良好とされたことよりして、樹脂素材との混合馴
染みが完全とされ、混入骨材粉の周面に空隙、巣
等を生ずることが一切なく、又成形機シリンダー
面、ダイス孔面に対する摺接摩擦抵抗も少なく、
成形が円滑且つ確実になされ、これ等のシリンダ
ー面等に対する損耗を極力減じたものである。
又、成形床材面に対する荒れが、かゝる滑り特性
の付与と、水蒸気発生の抑止並びに木酸ガスの発
生抑止をもつて効果的に約束したものである。
特に木酸ガスの発生は、かゝる床材面に対する
荒れの問題と共に成形機シリンダー、ダイ等の装
置自体の酸化腐蝕をもたらしたものであり、かゝ
る木酸ガスの効果的な防止により、前記各種の方
法による床材成形を可能としたものである。
荒れの問題と共に成形機シリンダー、ダイ等の装
置自体の酸化腐蝕をもたらしたものであり、かゝ
る木酸ガスの効果的な防止により、前記各種の方
法による床材成形を可能としたものである。
本発明に係る床材は叙上の特殊な骨材1aを有
する樹脂成形板として提供されたものであつて、
カレンダーロール成形機による練込み成形、押出
し成形機によつてチユーブ状に押出された樹脂成
形物を割開いて板状の成形物とする成形方法、あ
るいは、かゝるロール成形、押出し成形板材にホ
ツトプレス加工を施して型成形又は二次発泡成形
をなすようにした場合、その他の相当の手法が予
定されたものである。
する樹脂成形板として提供されたものであつて、
カレンダーロール成形機による練込み成形、押出
し成形機によつてチユーブ状に押出された樹脂成
形物を割開いて板状の成形物とする成形方法、あ
るいは、かゝるロール成形、押出し成形板材にホ
ツトプレス加工を施して型成形又は二次発泡成形
をなすようにした場合、その他の相当の手法が予
定されたものである。
又、床材の成形に於いては通例の成形板材と共
に発泡板材の成形が予定され、使用される樹脂も
軟硬質塩化ビニル材を典型例としたものである。
に発泡板材の成形が予定され、使用される樹脂も
軟硬質塩化ビニル材を典型例としたものである。
本発明に係る床材1に於いては、叙上に於ける
特長ある構成より、その耐摩耗並びに吸水特性等
に於いて以下の諸特性の奏効が認められた。
特長ある構成より、その耐摩耗並びに吸水特性等
に於いて以下の諸特性の奏効が認められた。
(1) 耐摩耗性は次のように通例の硬質塩ビ製の床
材よりも良好とされ、歩行面として、特に摩耗
の激しい床材1の成形手段としては最適のもの
である。
材よりも良好とされ、歩行面として、特に摩耗
の激しい床材1の成形手段としては最適のもの
である。
本件(塩ビ床材)の摩耗量35.9/通常塩ビの
磨耗量46.6 (但し、荷重1Kg、回転数70rpm、摩耗輪cs−
17 calibraseに於けるmg/1000回転量) (2) 耐水性が認められると共に適度の吸湿性が認
められ、歩行時等の肌面の汗を吸収し、足裏等
肌面に対する密着感が良好であると共に柔らか
い肌触りをもたらした。
磨耗量46.6 (但し、荷重1Kg、回転数70rpm、摩耗輪cs−
17 calibraseに於けるmg/1000回転量) (2) 耐水性が認められると共に適度の吸湿性が認
められ、歩行時等の肌面の汗を吸収し、足裏等
肌面に対する密着感が良好であると共に柔らか
い肌触りをもたらした。
本件(塩ビ床材)の吸水率0.44/通常塩ビの
吸水率0.09 (但し、JIS K7209吸水試験方法による25℃、
24hrに於ける単位面積当りの吸水率) (3) 骨材1aを混入したことにより成形歪が少な
く、又成形後に於ける膨張、収縮が少ないこと
より精度の高い敷込み床材の提供が可能とさ
れ、又、混入骨材による保熱特性が良好である
ことにより暖かい肌触りをもたらした。
吸水率0.09 (但し、JIS K7209吸水試験方法による25℃、
24hrに於ける単位面積当りの吸水率) (3) 骨材1aを混入したことにより成形歪が少な
く、又成形後に於ける膨張、収縮が少ないこと
より精度の高い敷込み床材の提供が可能とさ
れ、又、混入骨材による保熱特性が良好である
ことにより暖かい肌触りをもたらした。
(4) 骨材1aが床材1の表面に露呈されたことよ
りして適度の摩擦抵抗が歩行面にもたらされ、
歩行等に際して予期しないスリツプ事故等の生
ずる余地を効果的に無くした。
りして適度の摩擦抵抗が歩行面にもたらされ、
歩行等に際して予期しないスリツプ事故等の生
ずる余地を効果的に無くした。
(5) 骨材1aの介在により、混入した顔料との馴
染みが良く、木質様の趣き深い表面に鮮やかな
色彩の作出を可能とし、又該骨材1aが表面に
露呈していることよりして床材1の表面に印
刷、ガン吹き等による化粧皮膜を構成した場
合、この骨材1aを中心として強力に付着し、
印刷面、塗装皮膜面の剥離、ヒビ割れ等が確実
に防止された。
染みが良く、木質様の趣き深い表面に鮮やかな
色彩の作出を可能とし、又該骨材1aが表面に
露呈していることよりして床材1の表面に印
刷、ガン吹き等による化粧皮膜を構成した場
合、この骨材1aを中心として強力に付着し、
印刷面、塗装皮膜面の剥離、ヒビ割れ等が確実
に防止された。
(6) 骨材1aを多量に有することにより、加工特
性が木材に近いものとされ、取付け加工ないし
は表面サンデイング加工等に適し、木質様の自
然な感触、外観を呈する床材の提供が可能とさ
れた。
性が木材に近いものとされ、取付け加工ないし
は表面サンデイング加工等に適し、木質様の自
然な感触、外観を呈する床材の提供が可能とさ
れた。
(7) 骨材1aが表面に露呈していることより化粧
材3の取付けに際し接着剤のノリを良好とし、
確実な接着効果が期待されると共に床材1をボ
ンド等で接続する場合あるいは張込む場合に於
ける止着性を良好とした。
材3の取付けに際し接着剤のノリを良好とし、
確実な接着効果が期待されると共に床材1をボ
ンド等で接続する場合あるいは張込む場合に於
ける止着性を良好とした。
(8) 骨材1aが表面に露呈していることより敷込
み床材がスラブ面に密着し、これが滑り出すこ
となく、又床材相互の組付け面の密着が良好と
され、敷込み床材のズレ出し等が効果的に防止
された。
み床材がスラブ面に密着し、これが滑り出すこ
となく、又床材相互の組付け面の密着が良好と
され、敷込み床材のズレ出し等が効果的に防止
された。
(9) 骨材1aを多量に有することより、鋸引き処
理、釘打ち処理等通例の木材に於けると同様の
取扱いが可能とされた。
理、釘打ち処理等通例の木材に於けると同様の
取扱いが可能とされた。
(10) 耐水性、耐腐朽特性が優れていることよりス
ラブ上に防水シート等を介さず直接張込んだ場
合に於いても湿り気を床材面上にもたらすこと
がなく、同時に長期間に亘る適度の通気性に伴
つてスラブ面の通湿を効果的に防止した。
ラブ上に防水シート等を介さず直接張込んだ場
合に於いても湿り気を床材面上にもたらすこと
がなく、同時に長期間に亘る適度の通気性に伴
つてスラブ面の通湿を効果的に防止した。
本発明に係る木質床材の成形方法は、叙上に於
ける諸特性を有するものとして耐久性、耐候性を
有する良好な床材の廉価な量産提供に適したもの
である。
ける諸特性を有するものとして耐久性、耐候性を
有する良好な床材の廉価な量産提供に適したもの
である。
第1図並びに第2図は本発明に係る床材の敷込
み状態を示す断面図、第3図は成形床材の拡大断
端面図である。 尚、図中、1……床材、1a……骨材、2……
スラブ、3……化粧材を示したものである。
み状態を示す断面図、第3図は成形床材の拡大断
端面図である。 尚、図中、1……床材、1a……骨材、2……
スラブ、3……化粧材を示したものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 100〜150メツシユのセルロース系乾燥微粉骨
材を20〜70wt%の割合で塩化ビニル樹脂に混入
して樹脂成形をなすようにしたことを特徴とする
木質床材の成形方法。 2 前記骨材に於ける含有水分量を5wt%以内と
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
に係る木質床材の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6640784A JPS60210405A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | 木質床材の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6640784A JPS60210405A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | 木質床材の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60210405A JPS60210405A (ja) | 1985-10-22 |
JPH0423605B2 true JPH0423605B2 (ja) | 1992-04-22 |
Family
ID=13314909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6640784A Granted JPS60210405A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | 木質床材の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60210405A (ja) |
-
1984
- 1984-04-03 JP JP6640784A patent/JPS60210405A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60210405A (ja) | 1985-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |