JPH04234395A - 新規1−フェニル置換1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール類、それらの調製工程及びそれらを含有する薬剤組成物類 - Google Patents

新規1−フェニル置換1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール類、それらの調製工程及びそれらを含有する薬剤組成物類

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JPH04234395A
JPH04234395A JP3207158A JP20715891A JPH04234395A JP H04234395 A JPH04234395 A JP H04234395A JP 3207158 A JP3207158 A JP 3207158A JP 20715891 A JP20715891 A JP 20715891A JP H04234395 A JPH04234395 A JP H04234395A
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thiazole
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benzimidazole
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Pietro Monforte
ピエトロ モンフォルテ
Anna M Monforte
アンナ マリア モンフォルテ
Maria Zappala
マリア ザッパラ’
Giovanni Romeo
ジョヴァンニ ロメオ
Silvana Grasso
スィルヴァナ グラッソ
Alba Chimirri
アルバ キミッリ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1−フェニル置換1H
,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール
類、それらの調製方法及びそれらを含有する薬剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
の目的は、新規な1−フェニル置換1H,3H−チアゾ
ール[3,4−a]ベンゾイミダゾール類、それらの調
製方法及びそれらを含有する薬剤組成物を提供すること
にある。
【0003】
【課題を解決するための手段】新規な1−フェニル置換
1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾ
ール類(本発明の化合物)は、下記式(1):
【000
4】
【化5】 [式中、同一または異なるR2 ,R3 ,R4 ,R
5 およびR6 のそれぞれは、水素、F,Cl,Br
,水酸基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6アル
コキシ、ニトロ、シアノ、ハロ−C1 −C6 アルキ
ルからなる群から選択されるが、ただし、R2 ,R3
 ,R4 ,R5 およびR6 の少なくともひとつは
水素とは異なる]を有する。
【0005】単一光学対掌体類すなわち純粋な鏡像異性
体類、ラセミ体類およびそれらの混合物ならびに薬剤学
的に許容できる塩類が、本発明の範囲に包含される。
【0006】このアルキル基類は、分枝鎖または直鎖基
類である。
【0007】ハロ−C1 −C6 アルキルは、好適に
はトリハロ−C1 −C6 アルキル基、特にトリフル
オロメチルである。
【0008】C1 −C6 アルキル基は、好適にはメ
チルである。
【0009】C1 −C6 アルコキシ基は、好適には
メトキシである。
【0010】本発明の好適でかつ代表的な化合物は、(
+)1−(2−フルオロフェニル)−1H,3H−チア
ゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール、(+)1−
(3−フルオロフェニル)−1H,3H−チアゾール[
3,4−a]ベンゾイミダゾール、(±)1−(2−ヒ
ドロキシフェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4
−a]ベンゾイミダゾール、(±)1−(2,6−ジフ
ルオロフェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4−
a]ベンゾイミダゾール、(±)1−(2,6−ジクロ
ロフェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4−a]
ベンゾイミダゾール、(±)1−(2−クロロ−6−フ
ルオロフェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4−
a]ベンゾイミダゾール、(±)1−(2−ニトロ−5
−クロロフェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4
−a]ベンゾイミダゾールである。
【0011】式(1)の本発明の化合物は、式(2)

0012】
【化6】 [式中、R2 ,R3 ,R4 ,R5 およびR6 
は上述の通り]のアリルアルデヒドと、1,2−フェニ
レンジアミンおよび2−メルカプト酢酸の混合物の不活
性溶媒中における下記の反応図:
【0013】
【化7】 による反応によって得られる。
【0014】上述の“ワンポット反応(one pot
 reaction)”工程によれば、本反応は、等モ
ル量のアリルアルデヒド(2)および1,2−フェニレ
ンジアミンを不活性溶媒中で過剰のモル数の2−メルカ
プト酢酸によって処理することによって行われる。
【0015】適切な溶媒は、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドのようなアミド類、アニソール、ジ
メトキシエタン、ジオキサン、テトラヒドロスルホキシ
ドのような環状または直鎖エーテル類、エチルアセテー
ト、エチルホルメートのようなエステル類、カーボニウ
ムテトラクロリド、クロロホルム、メチレンジクロリド
、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素
類、n−ヘキサン、n−ヘプタンのような脂肪族炭化水
素類、シクロヘキサンのような脂環式炭化水素類、ベン
ゼン、トルエン、ピリジンのような芳香族炭化水素類、
並びにそれらの混合物である。
【0016】本反応は、室温からおよそ前記不活性溶媒
のおよその還流温度までの範囲、好適には約40℃から
100℃までおよびさらに好適には75℃から85℃ま
での温度で行うことができる。
【0017】反応時間は数時間から3日以上の範囲であ
るが、通常、それが80℃のベンゼン中で行われる時に
は2日を越えることはない。
【0018】式(2)のアリルアルデヒド類は、公知の
方法(参考本としてのバイルシュタイン(Beilst
ein) コレクション参照)を用いて調製できるかお
よび/または商業的に入手可能である公知の物質である
。式(2)のアリルアルデヒド類が容易に入手可能であ
ることによって、前記の“ワンポット反応”操作が、適
切なイオウ化合物類との反応によるチアゾール環の環化
において出発物質として置換ベンゾイミダゾール類を必
要とする他の方法に比べて、本発明の式(1)の化合物
類の合成において有利でかつ有効な別法となる。
【0019】このワンポット反応時においてかつ上述の
反応図に従って、式(3):
【0020】
【化8】 のモノアゾメチン化合物類の中間生成および式(4):
【0021】
【化9】 の2−アリル−3−(2−アミノフェニル)−チアゾリ
ジン−3H(4)−オン類のそれが起こると考えられて
いる。
【0022】本発明の化合物類が次に、さらに式(4)
の化合物類の内部環化によって、実質的にシンセシス(
Synthesis) 、244−246(1988)
に既に開示された反応機構に従って、形成される。
【0023】式(5):
【0024】
【化10】 のビス−アゾメチン化合物類が時に望ましくない副産物
であり、その形成は、試薬のモル比および/または反応
時間を適当に選択することによって低下させることがで
きる。
【0025】一般的作業条件 o−フェニレンジアミン20ミリモルの無水ベンゼン1
00ml溶液に適当なアルデヒド50ミリモルおよびメ
ルカプト酢酸100ミリモルを添加する。
【0026】この反応性混合物を次に時間を変化させ(
表1参照)還流下に加熱する。反応が終了したときに、
この混合物全体を数回、Na2 CO3 2%溶液を用
いて洗浄し、過剰の酸を除去する。
【0027】低圧下でこの溶媒を蒸留し、油状残渣を得
、これは、通常エーテルを用いて結晶化するかまたはク
ロマトグラフィで精製する。
【0028】本発明の工程における出発製品類は容易に
市場で見い出され、かつ、高価格ではない。
【0029】本化合物類の物理科学特性決定のための分
析手法 コーフラ(Kofler)装置を用いて融点を調べ、補
正してない。
【0030】元素分析は、カルロエルバ(Carlo 
Erba)型1106エレメンタリアナライザーを用い
て行い、観察値は理論値の±0.4%の間にあった。
【0031】反応の経過および本化合物類の純度は、薄
層クロマトグラフィ(キーセルゲル(Kieselge
l) 60  F254メルク)および溶離液としてエ
ーテル/石油エーテル混合物(8:2)を使用してコン
トロールした。
【0032】1 H−NMRスペクトルは、ブリュカー
(Bruker)WP80SYスペクトロメータを使用
して記録した。化学シフトは、δ(ppm)で表し、結
合定数(J)はHzで表した。
【0033】全化合物類のスペクトルは、CDCl3 
またはDMSO−d6 溶液のいずれかの中で記録した
【0034】合成産物類の一部に付いてその化学的およ
び物理的特性を表2に示し、それぞれの構造は元素分析
データおよび分光学的分析データの双方に一致している
【0035】親油性測定 この合成化合物類の親油性を、逆相薄層クロマトグラフ
ィで評価した。
【0036】非極性静止相はメルク(Merck) 6
0F254シラン化シリカゲルプレートによって表し、
一方、極性相はアセトン/水混合物(2:1)からなる
【0037】本化合物類をクロロホルム(3mg/ml
)中に溶解した。
【0038】RM 値は、式RM =log(1/RF
)−1を用いて3つのクロマトグラフィから得られたR
F の実験値平均から計算した。
【0039】RF 低値に対応した高値RM によって
、親油性の大きい化合物であることが示唆される。
【0040】合成化合物類の相対的親油性(RM )を
表1に示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】 上述の一般的操作において、3−シアノ、オルソ、メタ
、および/またはパラニトロ、オルソまたはパラヒドロ
キシ、2−メトキシ、3−ニトロ−4−ヒドロキシ、3
−クロロ−4−フルオロ、2,3,6−トリクロロ、2
,3,4−トリフルオロ、2,3,5−トリクロロ、2
,3,5,6−テトラフルオロ、2,3,4,5,6−
ペンタフルオロ、3,5−ジトリフルオロメチル;3,
4,5−トリメトキシ;3,5−ジメトキシ−4−ヒド
ロキシ、2,4,6−トリメトキシ;2−ニトロ−4,
5−ジメトキシ、2,3−ジメチル−4−メトキシ、3
−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ブロモ−ベンズアル
デヒドを用いて、下記の化合物類を調製する。 1−(3−シアノ−フェニル)−1H,3H−チアゾー
ル[3,4−a]ベンゾイミダゾール        
                融点123−125
℃(33)1−(2−ヒドロキシ−フェニル)−1H,
3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール 
                         
              (34)1−(4−ヒド
ロキシ−フェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4
−a]ベンゾイミダゾール             
                         
  (35)1−(2−ニトロ−フェニル)−1H,3
H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール  
                      融点1
50−152℃(36)1−(3−ニトロ−フェニル)
−1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダ
ゾール                      
  融点180−181℃(37)1−(4−ニトロ−
フェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベ
ンゾイミダゾール                 
       融点148−149℃(38)1−(2
−メトキシ−フェニル)−1H,3H−チアゾール[3
,4−a]ベンゾイミダゾール           
                         
      (39)1−(3−ニトロ−4−ヒドロキ
シ−フェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4−a
]ベンゾイミダゾール               
             (40)1−(3−クロロ
−4−フルオロ−フェニル)−1H,3H−チアゾール
[3,4−a]ベンゾイミダゾール         
 融点108−110℃(41)1−(2,3,6−ト
リクロロ−フェニル)−1H,3H−チアゾール[3,
4−a]ベンゾイミダゾール            
                    (42)1
−(2,3,4−トリフルオロ−フェニル)−1H,3
H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール  
                         
   (43)1−(2,3,5−トリクロロ−フェニ
ル)−1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイ
ミダゾール                    
            (44)1−(2,3,5,
6−テトラフルオロ−フェニル)−1H,3H−チアゾ
ール[3,4−a]ベンゾイミダゾール       
                 (45)1−(2
,3,4,5,6−ペンタフルオロ−フェニル)−1H
,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール
                    (46)1
−(3,5−ジフルオロ−メチル)−1H,3H−チア
ゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール      
            融点175−177℃(47
)1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−1H
,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール
                         
     (48)1−(3,5−ジメトキシ−4−ヒ
ドロキシ−フェニル)−1H,3H−チアゾール[3,
4−a]ベンゾイミダゾール            
        (49)1−(2,4,6−トリメト
キシ−フェニル)−1H,3H−Cアゾール[3,4−
a]ベンゾイミダゾール              
                (50)1−(2−
ニトロ−4,5−ジメトキシ−フェニル)−1H,3H
−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール   
                     (51)
1−(2,3−ジメチル−4−メトキシ−フェニル)−
1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾ
ール                       
 (52)1−(3−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−
ブロモ−フェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4
−a]ベンゾイミダゾール             
 (53)式(1)の本発明の化合物類は、新規構造の
HIV−1逆転写酵素阻害剤類であり、良好な治療指数
を特徴とする。
【0045】ヒトT4リンパ球細胞株(CEM)におけ
るHIV−誘発細胞病原性に及ぼすそれらの効果のため
に、本発明の化合物類をR.Vinceら、バイオキミ
カ・エト・バイオフィジカ・リサーチ・コミュニケーシ
ョン(Biochem.Biophys.Res.Co
mm.)156,1046,1988およびO.S.W
eislowら、ジャーナル・オブ・ナショナル・キャ
ンサー.インスチチュート・B1(J.Natl.Ca
n.Inst.),577,1988に記載のようなN
IH手順書に従って評価した。
【0046】本発明の多くの化合物類に付いて下記を評
価することが可能であった。 a)ウィルス細胞変性効果を50%低下させる被験化合
物濃度を示す50%有効濃度(EC50)b)正常非感
染細胞を50%増殖阻害する薬剤毒性濃度を示す50%
阻害濃度%(IC50) c)IC50/EC50比として決定される治療指数T
I50ウィルス細胞変性効果を少なくとも50%低下も
しくはそれ以上低下させたことができる物質のみが、さ
らに研究の対象と見なされる。
【0047】インビトロにおける抗HIV活性の測定方
法、試験条件、評価基準に付いては、Weislow,
O.W.Kieser,R.,Fine,D.,Bad
er,J.,Shoemaker,R.H.,Boyd
,M.R.;HIV−1細胞変性効果の可溶性ホルマザ
ン新規アッセイ法:合成および天然製品のAIDS抗ウ
ィルス活性のハイフラックススクリーニングへの応用、
ジャーナル・オブ・ナショナルキャンサーインスチチュ
ート(J.Natl.Can.Inst.)81:57
7−586,1989によって記載されている。
【0048】本発明のいくつかの化合物類の試験結果を
下記の表5に示した。
【0049】
【表5】 被験化合物類はHIV−1の逆転写酵素を阻害するがし
かしHIV−2の逆転写酵素は阻害しない。
【0050】それらは、p24および感染性ウィルス産
生を阻害する。
【0051】毒性を試験した上記化合物類は、10ml
/kg静注までの用量でマウスにおいて致死を起こさな
かった。
【0052】0.5mg/kg/日静注5%水溶液で処
理したヒトにおいて、副作用は皆無であった。
【0053】本発明による化合物類のインビトロ抗ウィ
ルス活性に関連した図を以下に報告する。
【0054】図1から図7の左側において、未処置対照
培養物の百分率を報告しており、右側で防御百分率を報
告した。
【0055】種々の点線の意味に付いては、最初の図に
示してある。
【0056】図8から図11までにおいて、細胞防御お
よびp24および感染性ウィルス合成を及ぼす効果に特
に関連させ、化合物22の抗ウィルス活性を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化合物の抗ウィルス活性を示す図
である
【図2】本発明による化合物の抗ウィルス活性を示す図
である
【図3】本発明による化合物の抗ウィルス活性を示す図
である
【図4】本発明による化合物の抗ウィルス活性を示す図
である
【図5】本発明による化合物の抗ウィルス活性を示す図
である
【図6】本発明による化合物の抗ウィルス活性を示す図
である
【図7】本発明による化合物の抗ウィルス活性を示す図
である
【図8】本発明による化合物の細胞防御効果アッセイを
示す図である。
【図9】本発明による化合物のp24および感染性ウィ
ルス合成を及ぼす効果を示す図である。
【図10】本発明による化合物の細胞防御を示す図であ
る。
【図11】本発明による化合物のp24および感染性ウ
ィルスの抑制を示す図である。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ラセミ体類または光学活性鏡像異性体
    類としての式(1): 【化1】 [式中、同一または異なるR2 ,R3 ,R4 ,R
    5 およびR6 のそれぞれは、水素、F,Cl,Br
    ,水酸基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6アル
    コキシ、ニトロ、シアノ、ハロ−C1 −C6 アルキ
    ルからなる群から選択されるが、ただし、R2 ,R3
     ,R4 ,R5 およびR6 の少なくともひとつは
    水素とは異なる]の1−フェニル置換1H,3H−チア
    ゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール類。
  2. 【請求項2】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がCl,Br,Fか
    らなる群から選択される請求項1記載の化合物類。
  3. 【請求項3】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がメチルである請求
    項1記載の化合物類。
  4. 【請求項4】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がメトキシである請
    求項1記載の化合物類。
  5. 【請求項5】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がヒドロキシである
    請求項1記載の化合物類。
  6. 【請求項6】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がニトロである請求
    項1記載の化合物類。
  7. 【請求項7】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がハロゲンでありお
    よび少なくともひとつの置換基がニトロである請求項1
    記載の化合物類。
  8. 【請求項8】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がシアノである請求
    項1記載の化合物類。
  9. 【請求項9】  R2 ,R3 ,R4 ,R5および
    R6 の少なくともひとつの置換基がトリフルオロメチ
    ルである請求項1記載の化合物類。
  10. 【請求項10】  R2 ,R3 ,R4 ,R5 お
    よびR6 の少なくともひとつの置換基がメチルであり
    かつ少なくともひとつの置換基がメトキシである請求項
    1記載の化合物類。
  11. 【請求項11】  R2 ,R3 ,R4 ,R5 お
    よびR6 の少なくともひとつの置換基がメトキシであ
    りかつ少なくともひとつの置換基が水酸基でありおよび
    少なくとも一つの置換基がハロゲンである請求項1記載
    の化合物類。
  12. 【請求項12】  1−(2−フルオロフェニル)−1
    H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾー
    ル。
  13. 【請求項13】  1−(3−フルオロフェニル)−1
    H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾー
    ル。
  14. 【請求項14】  1−(3−ヒドロキシフェニル)−
    1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾ
    ール。
  15. 【請求項15】  1−(2,6−ジフルオロフェニル
    )−1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミ
    ダゾール。
  16. 【請求項16】  1−(2,6−ジクロロフェニル)
    −1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダ
    ゾール。
  17. 【請求項17】  1−(2−クロロ−6−フルオロフ
    ェニル)−1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベン
    ゾイミダゾール。
  18. 【請求項18】  1−(2−クロロ−5−ニトロフェ
    ニル)−1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾ
    イミダゾール。
  19. 【請求項19】  1−(3−シアノフェニル)−1H
    ,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール
  20. 【請求項20】  1−(2−ニトロフェニル)−1H
    ,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール
  21. 【請求項21】  式(1) 【化2】 [式中、同一または異なるR2 ,R3 ,R4 ,R
    5 およびR6 のそれぞれは、水素、F,Cl,Br
    ,水酸基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6アル
    コキシ、ニトロ、シアノ、ハロ−C1 −C6 アルキ
    ルからなる群から選択されるが、ただし、R2 ,R3
     ,R4 ,R5 およびR6 の少なくともひとつは
    水素とは異なる]の1−フェニル置換1H,3H−チア
    ゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール類の調製工程
    で、o−フェニレンジアミンがモル過剰の2−メルカプ
    ト酢酸および式(2)【化3】 [式中、R2 ,R3 ,R4 ,R5 およびR6 
    は上述の通り]の置換ベンズアルデヒド類と不活性溶媒
    中において1段階で反応することを特徴とする工程。
  22. 【請求項22】  前記溶媒がベンゼンである請求項1
    記載の工程。
  23. 【請求項23】  前記反応混合物が室温および100
    ℃の間、好適には75℃および85℃の間に維持される
    請求項21記載の工程。
  24. 【請求項24】  式(1): 【化4】 [式中、同一または異なるR2 ,R3 ,R4 ,R
    5 およびR6 のそれぞれは、水素、F,Cl,Br
    ,水酸基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6アル
    コキシ、ニトロ、シアノ、ハロ−C1 −C6 アルキ
    ルからなる群から選択されるが、ただし、R2 ,R3
     ,R4 ,R5 およびR6 の少なくともひとつは
    水素とは異なる]の少なくともひとつの化合物を活性主
    薬として含有し、薬剤学的に適切な担体および/または
    希釈剤と混合されている薬剤組成物類。
  25. 【請求項25】  式(1)の少なくともひとつの化合
    物を有効治療量含有し、抗ウィルス活性を付与された請
    求項24記載の薬剤組成物類。
  26. 【請求項26】  式(1)の少なくともひとつの化合
    物の有効量を投与するウィルス感染処置のための治療法
  27. 【請求項27】  請求項12から20までのひとつの
    請求項による化合物の有効量を投与するウィルス感染処
    置のための治療法。
JP3207158A 1990-07-25 1991-07-25 新規1−フェニル置換1H,3H−チアゾール[3,4−a]ベンゾイミダゾール類、それらの調製工程及びそれらを含有する薬剤組成物類 Pending JPH04234395A (ja)

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