JPH04234302A - 1−ヒドロキシメチルピラゾールによる植物上の微生物のコントロール - Google Patents

1−ヒドロキシメチルピラゾールによる植物上の微生物のコントロール

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JPH04234302A
JPH04234302A JP3179861A JP17986191A JPH04234302A JP H04234302 A JPH04234302 A JP H04234302A JP 3179861 A JP3179861 A JP 3179861A JP 17986191 A JP17986191 A JP 17986191A JP H04234302 A JPH04234302 A JP H04234302A
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ミグエル・エル・プリド
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ジョセフ・ジー・フェニース
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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 発明の分野 本発明は、植物上の微生物をコントロールする為の方法
と組成物に関する。更に詳しくは、本発明は農業で用い
られる殺微生物剤(農薬)、特に、殺細菌剤または殺真
菌剤として幾つかの1‐ヒドロキシメチルピラゾールを
使用することに関する。
【0002】発明の概要 本発明は、植物又はその種子に、該植物または種子上の
少なくとも一種の微生物の生長と増殖を抑制するに足る
量の、式I:
【0003】
【0004】(式中、RとR′は水素と炭素原子数が1
〜4のアルキルとから独立に選ばれ、R″は、(a)水
素、(b)弗素、塩素、臭素および沃素から構成される
群から選ばれるハロゲン原子、ならびに(c)ニトロ基
からなる群から選ばれる部分である。)を有する化合物
または該化合物の塩酸塩を適用するステップからなる、
細菌(バクテリア)と真菌類(カビ類)を含む(但し、
それらに限定されない)微生物をコントロールする為の
方法を提供する。
【0005】適用のステップは、式Iの化合物を含む組
成物をスプレーすることによって達成される。式Iの化
合物の充分量は、組成物の約2,500から約30,0
00ppmの範囲、好ましくは、約15,000から約
25,000ppmの範囲であり得る。化合物は、例え
ば、3,5‐ジメチル‐1‐ヒドロキシメチルピラゾー
ル又は3,5‐ジメチル‐1‐ヒドロキシメチルピラゾ
ール塩酸塩である。微生物は、細菌と真菌類であり得る
。細菌は、例えば、Erwinia caratovo
ra、Agrobacteria sp.、cory‐
nebacteria、Xanthomonas sp
.、Pseudomonas sp.、Escheri
chia coli、Stap‐hylococcus
 aureus及びPseudomonas aeru
ginosaである。真菌類は、例えば、Pyt‐hi
um ultimum、Helminthospori
um sativum、Rhizoctonia so
lani、Monilia fructicola、F
usarium oxysporum、Peronos
pora parasitica及びAlternar
ia solaniである。植物または種子は、例えば
、装飾用植物、果実植物、野菜植物、穀物植物及びそれ
らの種子である。植物または種子に対する化合物または
その塩酸塩の適用は二回又はそれ以上の回数で為される
【0006】植物上の少なくとも一種の微生物の生長と
増殖を抑制するのに足る式Iの化合物の単位重量当たり
一定量の不活性なキャリヤーを一緒に含む組成物も提供
される。化合物は、例えば、3,5‐ジメチル‐1‐ヒ
ドロキシメチルピラゾール又は3,5‐ジメチル‐1‐
ヒドロキシメチルピラゾール塩酸塩である。組成物は、
式Iの化合物に関して不活性な少なくとも一つの添加剤
を含むことができ、その添加物は、例えば、安定剤、展
着剤、湿潤剤、粘着剤、充填剤、殺細菌剤、殺真菌剤、
殺虫剤及びそれらの組み合わせである。その組み合わせ
は、例えば、式Iの化合物に関して不活性なキャリヤー
を分散した溶液の形であり、それは液体と分散体で有り
得る。例えば、キャリヤーは水または流動性の粉末であ
る。
【0007】好ましい具体例の記述 本発明の目的からは、“微生物”と言う用語の意図する
意味は、細菌、真菌類および酵素を含むが、必ずしもそ
れらに限定されるものではなく、又、それに限定される
ものではないが、これらの科に属する植物病原菌をも含
む。
【0008】本発明の方法と組成物は、装飾用植物、果
実植物、野菜植物、穀物植物及びそれらの種子を含む植
物(それらに限定されないが)上の少なくとも一種の微
生物による攻撃を防止するのに用いることができる。装
飾用植物としては、蘭と薔薇;果実植物としては、林檎
の木と西洋梨の木;野菜植物としては、カリフラワー、
トマト及び玉葱の各植物が含まれる。殺細菌または殺真
菌に有効な量の式Iの化合物は、細菌、真菌類、又は夫
れぞれの宿主、特にこれらの微生物によって攻撃される
宿主‐類似植物、植物種子、紙などに交互に適用するこ
とができる。
【0009】本発明の化合物の殺細菌と殺真菌活性は、
類似の安定性を持ったN‐メチル化合物、例えば、N‐
ヒドロキシ‐メチルフタルイミドが抗微生物剤と防腐剤
としての活性に関しては余り有効ではないことを考えれ
ば驚異的である。
【0010】本発明の化合物は、固体のパラホルムアル
デヒド又はホルムアルデヒド水溶液のいずれかをピラゾ
ール誘導体と反応させることによって調製される。好ま
しい調製方法は、Journ. Org. Chem.
(有機化学雑誌)、第15巻、1285〜8頁(195
2年)のDvoretzky他の論文、ピラゾール系列
のホルムアルデヒド縮合とChemische Ber
ichte(化学レポート)、第85巻、820〜26
頁(1952年)のHuttel他の論文、ピラゾール
のマンニッヒ反応に記述されている。両論文を茲に参考
として具体的に引用する。別の好ましい調製方法は、茲
に同時に引用するFenyesとPulidoの米国特
許出願(発明の名称:1‐ヒドロキシメチルピラゾール
の調製方法、出願日:1990年7月20日)の中に与
えられている。前記出願を茲に参考として具体的に引用
する。
【0011】本発明に従って用いられる化合物の抗微生
物活性は、次に列記する各種の異なる微生物に適用可能
であるが、必ずしもそれらに限定されない。細菌として
は、Erwinia caratovora、Agro
bacteria sp.、corynebacter
ia、Xanthomonas sp.、Pseudo
monas sp.、Escherichia col
i、Staphylococcus aureus及び
Pseudomonas aeruginosaなど。 真菌類としては、Pythium ultimum、H
elminthosporium sativum、R
hizoctania solani、Fusariu
m oxysporum、Monilia fruct
icola、Peronospora parasit
ica及びAlternaria solaniなど。
【0012】本発明の好ましい化合物は、3,5‐ジメ
チル‐1‐ヒドロキシメチルピラゾール、又はその塩酸
塩を含むが、それらは一般に同一条件下では、本発明に
よる3,5‐ジメチル‐4‐置換‐1‐ヒドロキシメチ
ルピラゾールよりも比較的増加された殺細菌活性と殺真
菌活性を示す。
【0013】本発明のピラゾールは、場合によって慣用
の技法により他の成分を配合処方して殺細菌量または殺
真菌量で適用することができる。式Iの化合物は、好ま
しくは一種またはそれ以上の不活性な液体または固体の
キャリヤー(例えば、賦形剤)を含む組成物として、例
えば、粉末、溶液および分散液として使用されるが、最
も好ましいのは水または流動性の粉末を加えたスプレー
の形である。これらのピラゾールの組成物は、馴染みの
良い安定剤、展着剤、湿潤剤、粘着剤、充填剤、別の殺
細菌剤、別の殺真菌剤、殺虫剤など及びそれらの組み合
わせを含むこともできる。本発明に従って用いられる化
合物の、少なくとも一種の微生物の生長と増殖を抑制し
、このようにして茲に述べるような抗微生物活性を与え
るような濃度は、当該技術に熟練した人ならば広範囲の
実験をしなくても容易に決定することができるだろう。 濃度に影響する因子には、天候条件、植物の種類および
存在する微生物のタイプが含まれるが、必ずしもそれだ
けに限定されない。有効投与量は、多分、最も少ない時
で約2500ppm(水溶液として約0.5%重量/容
積)、そして約2500ppmから約30,000pp
mの範囲(約3.0%)、好ましくは、約15,000
ppm(約1.5%)から約25,000ppm(約2
.5%)の範囲にあるだろう。化合物を植物に適用する
回数は、必要に応じて一回または一回以上とするが、こ
れらの適用頻度は天候条件、植物の種類および存在する
微生物のタイプ等の因子によって左右される。
【0014】発明の性格を具体的に説明する為に、以下
に実施例を示す。しかしながら、発明がこれらの実施例
に示された具体的な条件または詳細に限定されるもので
はないことを理解すべきである。
【0015】
【実施例1】これらの化合物の抗細菌有効性を、寒天の
斜面培養から得られた所望の細菌の培養物を無菌水を用
いて洗浄しながら容器の中に流し込み、更に無菌水で水
性懸濁液を250μL迄希釈することによって調製した
細菌懸濁液の中で実証した。試験は以下のようにして行
なった。
【0016】試験すべきピラゾールをアセトンに溶解し
て濃度500ppmの溶液とし、この溶液の30μLを
ピペットで吸い上げて、20mLのエマーソンの寒天で
表面をカバーしたプレート上の二つの表面積の各々の上
に移した。次に、処理した寒天のプレートに細菌懸濁液
をスプレーし、プレートは培養器の中で24℃で44〜
48時間培養した。培養した後、プレートの二つの処理
された面積に就いて細菌の生長を観察した。処理された
面積内の細菌のピラゾールによる阻止効果を“+”また
は“ー”として評価した。この場合、プラス印(+)は
その場所に全く細菌の生長が認められなかったことを示
し、マイナス印(ー)は面積内の細菌が全面生長したこ
とを示す。この比較細菌試験の結果は表1に示す。
【0017】                          
        表  1             
                         
    有 効 性                
             Erwinia cara
tovora   Pseudomonas syri
ngae化合物 3,5‐ジメチル‐1‐ヒドロキシ         
   +                    +
     メチルピラゾール 3,5‐ジメチル‐4‐クロロ‐1‐        
   +                    +
  ヒドロキシメチルピラゾール 3,5‐ジメチル‐4‐ニトロ‐1‐        
   −                    +
  ヒドロキシメチルピラゾール
【0018】
【実施例2】殺真菌活性を試験する為に菌糸体滴下法(
mycelial drop method)を用いた
。この方法は、化合物のカビ毒性(真菌毒性)をカビの
菌糸体生長に対する化合物の阻止力を用いて測定するも
のである。全般的な手順は次の通りである:試験すべき
各ピラゾールをアセトンに溶解して濃度が100ppm
から最高15,000ppmの溶液とする。これらの溶
液を等容積宛、所望のカビの菌糸体を接種した三つの反
復試験片の紙の各ディスクの中心に添加して、ジャガイ
モ‐デキストロース寒天培地の上に置いた。
【0019】この添加の後、ディスクを菌糸体接種済み
の未処理の対照ディスクと一緒に室温で、対照ディスク
が成長した菌糸体で一杯になる迄培養した。ピラゾール
の殺真菌活性は、ピラゾールで処理したディスクと無処
理の対照デイスクの周縁からの距離として測った菌糸体
生長の半径を比較することによって決定した。この比較
から、相対的な菌糸体生長面積に基づくパーセント阻止
力を決定した。二つの選ばれた濃度で行なったこの比較
殺真菌試験の結果を下の表2に示す。
【0020】
【実施例3】殺真菌活性を試験する為に、同じくスライ
ド胞子発芽法を使用した。この方法は、America
n Phytopathological Socie
ty Journal(米国植物病理学協会雑誌)、第
33巻、627〜632頁(1943年)に記述されて
おり、化合物のカビ毒性を、この化合物のカビ胞子に対
するパーセント阻止力を用いて測定するものである。全
般的な手順は次の通りである:試験すべき各ピラゾール
をアセトンに溶解して濃度を50ppmから最高15,
000ppmの間の幾つかの水準にした。次に、これら
の溶液をピペットを用いて窪みの付いたスライドの穴の
中に移し、放置して自然乾燥した。穴に指定した試験微
生物の胞子懸濁液を満たし、湿った小室の中で一晩中培
養した。100個の胞子の群を検査し、発芽した胞子と
発芽しなかった胞子の数を別々に勘定し記録して、生物
活性をパーセント阻止を用いて表わした。二つの選定濃
度で行なったこの比較殺真菌性試験の結果を表2に示す
【0021】                          
        表  2             
                         
        パーセント阻止濃度(ppm)   
 化合物                    菌
糸体滴下法      スライド胞子法                          
             P    H     R
          M      A   500 
    3,5‐ジメチル‐1‐          
 100   97    90         1
00    100        ヒドロキシメチル
ピラゾール1000    3,5‐ジメチル‐1‐ 
          100  100  100  
        100    100       
 ヒドロキシメチルピラゾール注.) P=Pythium ultimum H=Helminthosporium sativu
mR=Rhizoctonia solaniM=Mo
nilia fructicolaA=Alterna
ria solani
【0022】
【実施例4】この発明の他のピラゾールは、上記の実施
例2の中で述べた菌子体滴下法によって試験した。但し
、今回は例外として、アセトンに溶解したこれらのピラ
ゾールの溶液濃度を500ppmとした。この比較殺真
菌性試験の結果は表3に示す。
【0023】                          
        表  3             
                       パー
セント阻止    化合物             
                 P       
   H          F          
R  3,5‐ジメチル‐4‐クロロ‐1‐      10
0         85         90  
       70ヒドロキシメチルピラゾール 3,5‐ジメチル‐4‐ブロモ‐1‐      10
0         90         95  
       90ヒドロキシメチルピラゾール 3,5‐ジメチル‐4‐ヨード‐1‐       9
0         75         75  
       75ヒドロキシメチルピラゾール 3,5‐ジメチル‐4‐ニトロ‐1‐       9
0         85         75  
       85ヒドロキシメチルピラゾール 注.) P=Pythium ultimum H=Helminthosporium sativu
mF=Fusarium oxysporumR=Rh
izoctonia solani
【0024】
【実施例5】98.0パーセント(重量/重量)の1‐
ヒドロキシメチル‐3,5‐ジメチルピラゾールを含む
化合物を水に1.5パーセント(重量/容積)含む水溶
液(約15,000ppm)からなる本発明の組成物を
、30グラムの化合物(工業銘柄)を20リットルの水
に溶解することによって調製した。
【0025】カリフラワーをこの植物の為の標準的な農
業慣行に従って0.04ヘクタールの畑に植えた。カリ
フラワーの結球が形成されつつある時に、茎がErwi
nia car‐atovoraによって荒らされた。 この細菌は軟腐れ(soft rot)の原因微生物で
あり、これが宿主の組織の中間膜に相互作用する酵素を
発生する。比較的古い腐朽した組織の中の細胞は最終的
に原形質分離を起こした。これらの影響の総てが軟腐れ
をもたらす原因である。
【0026】カリフラワーに、葉から液体が流れ落ちる
迄前記の組成物をスプレーした。三日後に、軟腐れの傷
口が乾燥しているのが観察されたが、これはErwin
ia細菌が最早活性でなくなったことを示す徴候である
。処理された植物は完全に回復しているのが観察された
。更に、この組成物をスプレーすることによって、カリ
フラワー植物には何の植物毒性も誘発されなかった。E
rwinia細菌によるカリフラワーの感染度を下記の
鍵に基づいて記録した:   非常に厳しい細菌感染/カリフラワーの茎に広範囲
の                      軟腐
れの組織                     
             5  厳しい細菌感染  
                         
                         
4  中程度の細菌感染              
                         
           3  僅かな細菌感染    
                         
                       2 
 軟腐れした宿主‐組織が乾燥した         
                         
  1  細菌感染無し/宿主組織の傷口が乾き、植物
は回復した                 0この
試験の結果は下記の表4に要約されている。
【0027】                          
        表  4 処理          
    薬剤投与量            スプレー
後の病害発生の平均評価                          
                  3日     
           10日  無処理の対照   
       0                 
 5                    5  
組成物で処理した  1.5%溶液         
    1                    
【0028】
【実施例6】実施例5の場合と同様に、水中に5パーセ
ント(重量/重量)の活性化合物を含む本発明の組成物
を、100グラムの工業銘柄の化合物を20リットルの
水に溶解することによって調製した。
【0029】次に、この5パーセント組成物を標準生産
性の畑に育つカリフラワー植物の葉に液体が滴り落ちる
迄スプレーした。この5パーセント溶液のスプレーの結
果として、何等の植物毒性も認められなかった。
【0030】
【実施例7】二つの種の蘭の花にPseudomona
s sp.を感染させた。これら二つの蘭の花は:De
ndrobiumとOncidiumであった。感染し
た蘭の植物に、実施例5で調製したのと同じ活性化合物
の1.5パーセント組成物を葉から液体が滴り落ちる迄
スプレーした。スプレー後3日と7日にデータの読みを
取った。この1.5パーセント水溶液によるスプレーの
結果として、何等の植物毒性も観察されなかった。得ら
れた結果は、下記の鍵に基づいて記録した:   非常に厳しい細菌感染             
                         
    5  厳しい細菌感染           
                         
            4  中程度の細菌感染  
                         
                   3  僅かな
細菌感染                     
                         
  2  非常に僅かな細菌感染          
                         
       1  細菌感染無し         
                         
                0二つの蘭の種に就
いてのこの試験の結果は同じであり、下の表5に要約さ
れている。この試験は蘭のPseudomonas s
p.対照の場合にもっと多くの投与量を試験する必要が
あることを示すものかも知れない。
【0031】                          
        表  5処理           
  投与量                スプレー
後の病害発生の平均評価              
                         
   3日              10日無処理
の対照      0               
       4                 
 4組成物で処理      1.5%溶液     
        2                
  3
【0032】
【実施例8】カビPeronospora paras
iticaに荒らされたカリフラワーの畑に、実施例5
で調製したのと同じ1.5パーセント組成物をスプレー
した。Peronosporaカビは葉とカリフラワー
の結球を攻撃して沈んだ暗黒色の斑点(大きさは1イン
チ前後)を生じ、これが農産物を人の消費に向かないも
のにする。スプレー後、3日でカビに荒らされた部分は
死滅したのが観察された。組成物を用いたスプレーによ
って何等の植物毒性も認められなかった。
【0033】カリフラワーにおける病害発生を下記の鍵
に基づいて記録した:       厳しい病害発生            
                         
   3      中程度の病害発生       
                         
      2      僅かな病害発生     
                         
          1      病害発生制圧  
                         
               0下の表6にこの試験
の結果を要約する:                
                 表  6    
                         
           平均的な病害の評価    処
理              投与量       
   スプレー前          スプレー後3日
無処理の対照        0          
      3                  
  3組成物で処理      1.5%溶液    
     3                   
 0
【0034】
【実施例9】1‐ヒドロキシメチル‐3,5‐ジメチル
ピラゾールを含む組成物を、キャベツの発芽を妨害する
カビと細菌による病害のコントロール用に試験した。A
spergillus sp.と細菌が種子の発芽と生
長力に影響することは知られている。同じ量の種子を異
なる処理液の中に10分間浸漬した。次いで、処理した
種子をティッシュペーパーの上でスプレーし、その発芽
を観察した。この発芽試験では、総ての処理に就いて温
度と水分の条件を一定に保った。この試験の結果を下記
の鍵に基づいて種子の発芽と実生生長力に就いて記録し
た:    優れた発芽/生長力          
                         
    3    良好な発芽/生長力       
                         
       2    貧弱な発芽/生長力    
                         
          1    発芽せず      
                         
                 0芽生え(実生)
の生長力は処理の植物毒性の指標と考えられ、このこと
を基礎とすれば何等の植物毒性も観察されなかった点に
注目すべきである。下の表7にこの試験の結果を要約す
る:                          
        表  7処理           
 投与量    浸漬時間    発芽の評価   播
種後芽生え迄の日数

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  植物またはその種子に、該植物または
    種子上の少なくとも一種の微生物の生長と増殖を抑制す
    るのに足る量の、式I: (式中、RとR′は、水素と炭素原子数が1〜4のアル
    キルとから独立に選ばれ、そしてR″は、(a)水素、
    (b)弗素、塩素、臭素および沃素から構成される群か
    ら選ばれるハロゲン原子、ならびに(c)ニトロ基から
    構成される群から選ばれる部分である。)の化合物、又
    は該化合物の塩酸塩を、適用することからなる前記植物
    またはその種子上の微生物のコントロール方法。
  2. 【請求項2】  該適用が式Iの化合物を含む組成物を
    スプレーすることからなる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  該足る量が該組成物の約2,500か
    ら約30,000ppmの範囲にある請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】  該足る量が該組成物の約15,000
    から約25,000ppmの範囲にある請求項3記載の
    方法。
  5. 【請求項5】  該化合物が3,5‐ジメチル‐1‐ヒ
    ドロキシメチルピラゾールである請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  該化合物が3,5‐ジメチル‐1‐ヒ
    ドロキシメチルピラゾール塩酸塩である請求項1記載の
    方法。
  7. 【請求項7】  該微生物が細菌と真菌類である請求項
    1記載の方法。
  8. 【請求項8】  該微生物がエルウイニア・カラトボラ
    (Erwinia caratovora)、アグロバ
    クテリア(agrobacteria)、コリネバクテ
    リア(corynebacteria)、キサントモナ
    ス(Xanthomonas sp.)、シュードモナ
    ス(Pseudomonas sp.)、大腸菌(Es
    cherichia coli)、黄色ブトウ球菌(S
    taphylococcus aureus)及び緑膿
    菌(Pseudomonas aeruginosa)
    から構成される群から選ばれる細菌である請求項7記載
    の方法。
  9. 【請求項9】  該微生物がピチウム・ウルチマム(P
    ythium ultimum)、ヘルミントスポリウ
    ム・サチバム(Helminthosporium s
    ativum)、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoc
    tonia solani)、モニリア・フルクチコラ
    (Monilia fructicola)、フサリウ
    ム・オキシスポルム(Fusarium oxyspo
    rum)、ペロノスポラ・パラシチカ(Peronos
    p‐ora parasitica)及びアルテルナリ
    ア・ソラニ(Alternaria solani)か
    ら構成される群から選ばれる真菌類である請求項7記載
    の方法。
  10. 【請求項10】  該植物または種子が、装飾用植物、
    果物植物、野菜植物、穀物植物及びそれらの種子から構
    成される群から選ばれる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】  該化合物又はその塩酸塩を該植物又
    はその種子に二回またはそれ以上適用する請求項1記載
    の方法。
  12. 【請求項12】(a)式(I): (式中、RとR′は水素と炭素原子数が1〜4のアルキ
    ルとから独立に選ばれ;そしてR″は、(a)水素、(
    b)弗素、塩素、臭素および沃素からなる群から選ばれ
    るハロゲン原子、ならびに(c)ニトロ基から構成され
    る群から選ばれる部分である。)の化合物又は該化合物
    の塩酸塩:及び(b)不活性なキャリヤーからなる組成
    物であり、該組成物の単位重量当たりの該化合物または
    該化合物の塩酸塩の量が、該組成物を一回または一回以
    上適用する場合に該植物又はその種子上の少なくとも一
    種の微生物の生長と増殖を抑制するのに足る量とする、
    植物上の微生物のコントロール用前記組成物。
  13. 【請求項13】  該化合物が3,5‐ジメチル‐1‐
    ヒドロキシメチルピラゾールである請求項12記載の組
    成物。
  14. 【請求項14】  該化合物が3,5‐ジメチル‐1‐
    ヒドロキシメチルピラゾール塩酸塩である請求項12記
    載の組成物。
  15. 【請求項15】  更に、式Iの化合物に関して不活性
    な少なくとも一種の添加物を含み、該添加物が安定剤、
    展着剤、湿潤剤、充填剤、殺菌剤、殺カビ剤、殺虫剤、
    及びそれらの任意の組み合わせから構成される群から選
    ばれる請求項13記載の組成物。
  16. 【請求項16】  該キャリヤーが式Iの化合物に関し
    て不活性であり、液体と粉末から構成される群から選ば
    れる溶液または分散体の形をしている請求項13記載の
    組成物。
  17. 【請求項17】  該キャリヤーが水である請求項16
    記載の組成物。
  18. 【請求項18】  該キャリヤーが流動性の粉末である
    請求項16記載の組成物。
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