JPH04232482A - Dc−squid磁気検出装置 - Google Patents

Dc−squid磁気検出装置

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JPH04232482A
JPH04232482A JP2408995A JP40899590A JPH04232482A JP H04232482 A JPH04232482 A JP H04232482A JP 2408995 A JP2408995 A JP 2408995A JP 40899590 A JP40899590 A JP 40899590A JP H04232482 A JPH04232482 A JP H04232482A
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JP
Japan
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squid
coil
magnetic flux
circuit
input
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JP2408995A
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Keiichi Yoshida
佳一 吉田
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】  本発明は例えば生体磁気計測
装置や航空磁気探査等に応用することのできるDC−S
QUID磁気検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】  従来のDC−SQUIDは一般に、
インプットコイル、SQUIDリング、およびモジュレ
ーションコイルから構成されている。インプットコイル
はピックアップコイルとループ状に接続されており、こ
のピックアップコイルで捉えられた磁束φはインプット
コイルを介してDC−SQUIDに伝達され、電圧Vに
変換される。この電圧Vは、 V=(∂V/∂φ)φとなる。
【0003】ここで、(∂V/∂φ)は磁束電圧変換係
数であって、通常数10μV/φ0 (φ0 =2.0
7×10−15wb )である。この(∂V/∂φ)が
大きいほど感度が高いことになる。ところで、従来のD
C−SQUIDは、この(∂V/∂φ)が小さいため、
出力電圧Vが小さくなり、前置増幅器の雑音の影響を受
けやすい。 そこで、これを避けるため、従来の計測回路ではAM変
調方式を用いた磁束ロック回路(FLL回路)を用いて
いる。
【0004】図3に従来の磁束ロック回路を用いたDC
−SQUID磁気検出装置の回路構成例を示す。この図
において31はDC−SQUIDリング、32はピック
アップコイル、33はインプットコイル、34はモジュ
レーションコイルで、DC−SQUIDリング31には
バイアス電流が流される。
【0005】インプットコイル32を介してDC−SQ
UIDリング31に伝達された磁束φはDC−SQUI
Dで電圧Vに変換され、この電圧Vはトランス35を介
して前置増幅器36に入力された後、掛け算器37を経
て積分器38に導入される。積分器38の出力は帰還抵
抗Rf 、モジュレーションコイル34を介してDC−
SQUIDリング31にフィードバックされる。
【0006】この回路では、発振器39から交流電流が
モジュレーションコイル34に流されるとともに、この
発振器39からの交流電流は掛け算器37に供給されて
おり、この掛け算器37によって、前置増幅器36によ
る増幅後のSQUID出力電圧Vが位相検波される。す
なわち、以上の回路構成図に示すように、従来のこの種
のDC−SQUIDにおける入出力特性は図4に示す通
り(∂V/∂φ)が小さいので、前置増幅器36の雑音
(ホワイトノイズ,1/fノイズ)の影響を避けるため
、AM変調し、トランス35でインピーダンス変換を行
う必要がある。なお、前置増幅器36出力は掛け算器3
7と積分器38で復調される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】  以上のように、従
来のAM変調方式の磁束ロック回路は複雑であり、規模
も大きくなってしまう。そこで、この問題を解決するた
めに、(∂V/∂φ)を大きくすることを目的として、
APF法が開発されている(”Low−noise h
igh−speed dc superconduct
 −ing quantum interferenc
e device magnetometer wit
h simplified feedback  el
ectronics” D. Drung, et a
l., Appl. Phys. Lett. 57(
4), 23 July 1990)。
【0008】この文献による方法では、従来の回路のよ
うにモジュレーションを用いず、動作点をSQUIDの
V・φ特性上の(∂V/∂φ)が最大になる点に設定し
て、V・φ特性曲線上の片側の斜面のみを用いて、この
斜面における(∂V/∂φ)を増すためにAPF法(A
dditional PositiveFeedbac
k)を用いている。一方、反対側の斜面は小さくなるが
、これは磁束ロック動作には関係しない。この方法では
、変調を行わないが故に回路が簡単であるとともに、高
いスリューレートを持つ特長がある。
【0009】図5にこのAPF法を用いた回路の構成を
原理図で示す。SQUIDの出力を抵抗Rにより電流に
変換し、フィードバックコイルLとSQUIDリング5
1の相互インダクタンスにより、SQUIDに磁束を帰
還した構成を採っている。ところで、このAPF法を用
いた回路では、マグネトメータとしてのみ使用が可能で
あり、通常よく用いられている微分型ピックアップコイ
ルを用いることができない、という欠点がある。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、通常の微分型ピックアップコイルを用いて、しか
も簡単な回路構成のもとに(∂V/∂φ)を大きくする
ことができ、もって簡単で高感度のDC−SQUID磁
気検出装置の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】  上記の目的を達成す
るための構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説
明すると、本発明は、ピックアップコイル1により拾わ
れた磁束を、インプットコイル2を介してDC−SQU
IDリング3に伝達し、このDC−SQUIDの出力を
磁束ロック回路により取り出す磁気検出装置において、
DC−SQUIDの出力電圧を抵抗(R/2,R/2)
により電流に変換し、その電流信号をインプットコイル
2を介して当該DC−SQUIDリング3に帰還させる
回路を備えたことによって特徴付けられる。
【0012】
【作用】  SQUID出力を抵抗により電流に変換し
、SQUIDに帰還させることで、V・φ特性曲線上の
片側の斜面の(∂V/∂φ)を増し、この斜面の傾きの
みを用いて磁束ロック動作を行わせるという原理は前記
したAPF法と同様であるが、インプットコイル2をフ
ィードバックコイルとして兼用し、特にAPF用のコイ
ルを不要とし、通常の微分型ピックアップコイルの接続
を可能としている。
【0013】
【実施例】  図1は本発明実施例の回路構成図である
。 DC−SQUIDリング3は、従来の通常の磁束ロック
回路を用いたDC−SQUIDと同様、微分型のピック
アップコイル1とインプットコイル2からなる磁束トラ
ンスの、インプットコイル2と磁気的に結合されている
。SQUIDの出力電圧Vは前置増幅器5に入力され、
その増幅出力は積分器6に供給され、その積分器6の出
力は帰還抵抗Rf を経て、SQUIDリング3に磁気
的に結合されたモジュレーションコイル7を介してSQ
UIDリング3にフィードバックされる。なお、DC−
SQUIDリング3には、前置増幅器5との間に挿入さ
れたバイアス電圧源8からバイアス電流が流される。
【0014】DC−SQUIDの出力電圧Vは、前置増
幅器5のほかに2つの抵抗R/2,R/2にも導かれ、
この抵抗R/2,R/2によって出力電圧Vは電流に変
換されてピックアップコイル1とインプットコイル2の
間に戻される。このインプットコイル2と磁気的に結合
されたDC−SQUIDリング3には、従って、出力電
圧Vが帰還されることになる。
【0015】その結果、DC−SQUIDの入出力特性
は図2に示すように、APFと同様に一方の斜面で(∂
V/∂φ)が大きくなり、他方の斜面は(∂V/∂φ)
が小さくなる。なお、Vb はバイアス電圧である。こ
のDC−SQUIDの部分の回路方程式は、外部磁束を
φex,SQUIDリング3に伝達される磁束をφ,ピ
ックアップコイル1およびインプットコイル2のインダ
クタンスをそれぞれL1 とL2 とし、インプットコ
イル2とDC−SQUIDリング3間の相互インダクタ
ンスをM,流れる電流を図示の通りとすると φex=L1 I1 −L2 I2     ・・・・
(1)I1 +I2 =I0 =V/R    ・・・
・(2)φ=MI2                
   ・・・・(3)である。(1),(2)からI1
 とI2 を解いて、I1 =(L2 I0 +φex
)/(L1 +L2 )・・・・(4)I2 =(L1
 I0 −φex)/(L1 +L2 )・・・・(5
)となる。また、(3)から、 φ={ML1 I0 /(L1 +L2 )}−Mφe
x/(L1 +L2 )              
・・・・(6)となる。
【0016】ちなみに、図5に示された前記した提案の
に基づくAPF法を用いた場合には、外部磁束をφex
′,APF用コイルLとSQUIDリング51との相互
インダクタンスをM′,APF用コイルLからSQUI
Dリング51に伝達される磁束をφA としたとき、φ
=φex′+φA =φex′+VM′/R    ・
・・・(7)となる。
【0017】このAPF法と本発明実施例を比較した時
、(6)および(7)から、 φex′=−Mφex/(L1 +L2 )・・・・(
8)M′=ML1 /(L1 +L2 )      
      ・・・・(9)の関係にあり、この点を除
いて、特にAPF用コイルを設けることなく、前記した
提案のAPF法と同等の結果が得られる。
【0018】さて、前置増幅器5の出力にはDC−SQ
UIDのノイズと前置増幅器5自体のノイズが含まれる
。φを磁束ノイズ、SV を前置増幅器5自体の雑音電
力とすると、前置増幅器5の入力における雑音電力ST
 は、
【0019】
【数1】
【0020】となる。ここで、
【0021】
【数2】
【0022】は2乗平均値である。実際に計測されるの
はST であるが、通常のSQUIDのように(∂V/
∂φ)が小さいとST は常にSV とほぼ等しい値と
なり、SQUIDの本来の性能が得られず、従ってAM
変調方式の磁束ロック法を採用して、SV を小さくす
る対策を採っているわけである。これに対し、以上の本
発明実施例のDC−SQUIDでは、(∂V/∂φ)が
大きくなるから、ST の値は、
【0023】
【数3】
【0024】に大きく依存することになり、AM変調や
インピーダンス変換を行うことなく、SQUIDの性能
を表に表すことが可能となる。
【0025】
【発明の効果】  以上説明したように、本発明によれ
ば、DC−SQUIDの出力電圧を抵抗を介して電流信
号に変換し、この電流信号を、外部磁束をSQUIDリ
ングに伝達するためのインプットコイルを介してDC−
SQUIDに帰還させる回路を設けたので、従来のDC
−SQUIDの構造を大幅に変化させずにSQUIDの
入出力特性の片方の斜面の(∂V/∂φ)を大きくして
その斜面を磁束ロック動作に供することができ、DC−
SQUIDの感度を向上させることができる。その結果
、従来の磁束ロック回路のようなAM変調やインピーダ
ンス変換を行う必要がなくなり、回路構成が大幅に簡略
化される。
【0026】また、従来のAPF法に比して、通常の微
分型ピックアップコイルの使用が可能となるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明実施例の回路構成図
【図2】  そ
のDC−SQUIDの入出力特性を示すグラフ
【図3】  従来のAM変調方式を用いた磁束ロック回
路によるDC−SQUID磁気検出装置の回路構成の例
を示す図
【図4】  従来のDC−SQUIDの入出力特性を示
すグラフ
【図5】  従来のAPF法を用いたDC−SQUID
の原理的回路構成図
【符号の説明】
1・・・・ピックアップコイル 2・・・・インプットコイル 3・・・・DC−SQUIDリング 5・・・・前置増幅器 6・・・・積分器 7・・・・モジュレーションコイル 8・・・・バイアス電圧源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ピックアップコイルにより拾われた磁
    束を、インプットコイルを介してDC−SQUIDリン
    グに伝達し、このDC−SQUIDの出力を磁束ロック
    回路により取り出す磁気検出装置において、DC−SQ
    UIDの出力を抵抗により電流に変換し、その電流信号
    を上記インプットコイルを介して当該DC−SQUID
    に帰還させる回路を備えたことを特徴とするDC−SQ
    UID磁気検出装置。
JP2408995A 1990-12-28 1990-12-28 Dc−squid磁気検出装置 Expired - Lifetime JPH087256B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755904A (ja) * 1993-08-10 1995-03-03 Agency Of Ind Science & Technol Squid磁束計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0755904A (ja) * 1993-08-10 1995-03-03 Agency Of Ind Science & Technol Squid磁束計

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