JPH04231320A - アルキルシリケートの酸/塩基加水分解によるシリカ粒子 - Google Patents

アルキルシリケートの酸/塩基加水分解によるシリカ粒子

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JPH04231320A
JPH04231320A JP24429591A JP24429591A JPH04231320A JP H04231320 A JPH04231320 A JP H04231320A JP 24429591 A JP24429591 A JP 24429591A JP 24429591 A JP24429591 A JP 24429591A JP H04231320 A JPH04231320 A JP H04231320A
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JP
Japan
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reaction medium
hydrolysis
polymicron
alkyl silicate
porous silica
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JP24429591A
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English (en)
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Rin Sims Barbara
バーバラ リン シムス
Alfred Gallo Thomas
トーマス アルフレッド ガロ
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Akzo NV
Original Assignee
Akzo NV
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度ガラスの製造等
に使用し得る、ポリミクロンサイズの多孔性シリカ粒子
及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルキルシリケート例えばエチルシリケ
ートの加水分解によってシリカ組成物を作ることは、当
業者に公知である。そのようなシリカ組成物は、例えば
ガラス製造法において有用である。該加水分解反応は、
酸または塩基のいずれによっても触媒されることができ
、正確な反応条件の選択は、生じる生成物の形態に深い
影響を有し得る。一般に、酸触媒(例えば強無機酸)は
四つのアルコキシ置換基の三つ以下の加水分解を助成す
る傾向があり、ゲル生成をもたらす。塩基触媒は、四つ
の総てのアルコキシ置換基の加水分解を助成し、沈殿を
もたらす。大きな粒径、高い純度、密なシリカ生成物の
製造をもたらす塩基触媒反応の最近の一例は、欧州特許
第335,175 号公報〔GTE研究所(GTE L
aboratories)〕である。
【0003】E.ターミン(Termin)らの米国特
許第4,006,175 号明細書は、塩基性のまたは
酸性の物質のいずれかを用いての加水分解により生じた
“多孔性ケイ酸”生成物について言及し、酸を使用する
と生じる生成物が有する表面積(例えば50〜400 
m2 /g )は、塩基を使用した場合(例えば 40
0〜1000m2/g )あるいは加水分解活性化剤を
用いなかった場合(例えば 600〜900 m2 /
g )よりも小さいと言うことを示す。より低い表面積
の指摘は、一般的な予想と反対のものである。しかしな
がらこの特許は、粒状よりもむしろゲル状のシリカ生成
物が生じると指摘している。同様に、W.マーラー(M
ahler)らの米国特許第4,230,679 号明
細書は、第3欄、第66〜68行の“シリカの沈殿を防
ぐため、酸性化は攪拌しながら注意深く行う必要がある
”と言う明確な注釈付きで、ゲル化を用いた多孔性シリ
カの生成について言及している。
【0004】例えば周知のストーバー(Stober)
法〔ジャーナル・オブ・コロイド・アンド・インターフ
ェイス・サイエンス(J. Colloid & In
terfac. Sci.) 、1968年、第26巻
、62〜69頁〕により生じるような慣用の沈殿シリカ
は、約1μmを越えない粒径を有し、本発明により生じ
るポリミクロンサイズの粒子よりもはるかに小さい。
【0005】
【発明の構成】本発明は、水/アルコール媒質中でのア
ルキルシリケートの酸触媒された部分的な加水分解反応
を用い、粒子のゲル化よりも沈殿を実質的に助成するよ
うに、加水分解反応の間のアルコールに対するアルキル
シリケートの重量比を制御し塩基を用いて反応媒質から
粒子を沈殿させる、ポリミクロンサイズ(polymi
cron)の多孔性シリカ粒子の製造法に関する。
【0006】該方法の初めの段階は、ゲル生成よりもむ
しろシリカ粒子の最終的な沈殿を助成する、水/アルコ
ール反応媒質中でのアルキルシリケートの制限された加
水分解である。使用し得るアルキルシリケート反応物は
、エチルシリケート等を包含する、ゾル‐ゲル合成で使
用される慣用の低級アルキルシリケートから選択するこ
とができる。アルコール溶媒もまた、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール等のアルカノール(alka
nol) を包含する、ゾル‐ゲル法で用いられる慣用
のアルコール成分の一つであって良い。ここで用いられ
る酸加水分解活性化剤は、同様に、ゾル‐ゲル法で慣用
に用いられるものから選択され、有機酸例えば酢酸また
は蟻酸であって良い。強無機酸ではなくて有機酸触媒(
例えば酢酸)の使用は、強無機酸触媒を用いた場合に達
成するであろうより制限されたアルキルシリケートの加
水分解を同等の反応時間でもたらす。これは本発明の重
要な特徴である。本発明の制限された加水分解反応に伴
い、反応媒質中に存在するアルキルシリケートの量が、
加水分解の時間が経過するにつれて徐々に減少する。所
望のシリカ粒子の最終的な沈殿が達成される一方で、該
反応媒質は存在するアルキルシリケートの一部(例えば
元の重量の約35〜50%)を有する。
【0007】本発明の新しい態様に従い、加水分解反応
からのシリカの、ゲル化よりもむしろ沈殿を達成するた
めに、先に記載したように、塩基の添加の際の反応媒質
中のアルコールに対するアルキルシリケートの比を、ゲ
ル化よりもむしろ粒子の沈殿を最終的に助成するように
制御することが必要であると言うことが見出された。エ
チルシリケート及びエタノールの場合、この比は約1:
2(ガスクロマトグラフィーによる面積%)である。有
意に高いまたは低い比率の存在は、ゲル化または望むも
のよりも小さい(例えば約10μm未満の)粉末状の粒
子生成物を生じ得る。加水分解反応の実施において、加
水分解の程度は、アルコールに対するモノマー状アルキ
ルシリケートの消失の程度(加水分解が行われた程度を
示す)について、ガスクロマトグラフィーによって監視
することができる。本方法は、加水分解反応が塩基の添
加点にまで進行した時に尚も反応媒質がモノマー状のア
ルキルシリケートを含有するように、部分的に加水分解
したアルキルシリケート試薬を生じる。
【0008】所望のシリカ生成物の沈殿は、適当な塩基
例えばアンモニアまたは有機アミンの添加によって加水
分解反応が実質的に終了した後に行われる。
【0009】アンモニア、有機アミンまたはそれらの混
合物は、高純度のシリカの製造のために好ましい。本反
応の加水分解生成物は、出発物質のアルキルシリケート
とは違って、よりアルコール様(alcohol−li
ke)であり、水溶性である。該塩基がアンモニアなら
ば、そのようなヒドロキシ含有ケイ素種を、塩基を添加
しなかった場合よりも迅速に沈殿させる。
【0010】該生成物は、反応温度(通常20〜40℃
)、アルコール濃度(通常20〜35重量%)、攪拌の
速度及び方法(高速度は、高剪断のタイプの攪拌と同じ
く、より小さい粒子を助成する)、並びに初期の加水分
解の程度(より早い加水分解はより小さい粒子を助成す
る)に依存して、平均粒径が約50〜300 μmに渡
って得ることができる。得られた粒子の孔径はどちらか
と言うと広く(例えば、約20〜1000オングストロ
ーム、好ましくは約 100〜1000オングストロー
ム)、そのことによって、該生成物は、四塩化炭素、塩
素または真空を使用せずとも低い水含有率へと短時間で
か焼し得るものとなり、生成物を例えば高純度ガラス用
途のための融解に適するものとする。
【0011】以下の実施例により、本発明をさらに詳し
く説明する。
【0012】
【実施例】
【0013】
【実施例1】500 mlのガラスの丸底三口フラスコ
中に、180 mlのエチルシリケート(濃厚な等級、
約96%のエチルシリケート、4%のエタノール)、1
03.3 mlのエタノール、6.67mlの氷酢酸、
及び40mlの水を仕込んだ。ヘラー(Heller)
機械的攪拌機、19×75mmのテフロン攪拌羽根を用
いて、これらの試薬を32.2℃にて198rpmで、
120 分間攪拌した。120 分間後、0.0363
MのNH3 溶液90ml(室温)を、反応フラスコに
一回で加えた。該反応混合物を、32.5℃で18時間
放置した。反応混合物を次に濾別し、ロータリーエバポ
レーター中で真空乾燥した。回収された収率は、43.
5g 、89.9%であった。該生成物は、実施例2の
後の表に示したように、狭い粒径分布を示した:該粉末
の表面積をBETにより測定した:733 m2 /g
 。孔径は12.6〜1260オングストロームに渡り
、最小限の履歴現象(hysteresis)が観察さ
れた。増分孔体積分布(脱着)は次の通りであった:
【0014】   該サンプルを1200℃に1時間加熱し、次にその
温度で1時間保ち、続いて1350℃に 1.5時間加
熱し、さらにその温度で2時間保った。この物質の水含
有率は、150 のモル吸収率を用い、フーリエ変換赤
外スペクトル(FTIR)の吸収率により測定して、3
4 ppmであり、高純度ガラスのための融解用途に適
していることが示された。
【0015】
【実施例2】実施例1とは別に、1000mlのガラス
の丸底一口反応フラスコ中に、270 mlのエチルシ
リケート(濃厚な等級、約96%のエチルシリケート、
4%のエタノール)、155 mlのエタノール、10
mlの氷酢酸、及び60mlの水を仕込んだ。反応フラ
スコをロータリーエバポレーター上、31℃にて50 
rpmで 150分間回転させ、次に、アンモニア水溶
液 135mlを実施例1のようにして仕込んだ。 31℃での16.5時間の反応時間の後、粉末状の生成
物を採取した。上澄液を反応フラスコからデカントし、
粉末を真空乾燥した。回収された収率は 64.8g、
92.2%であった。以下の表に示したように、この攪
拌方法の下では、生成物はより広い粒径分布を示した。
【0016】300 μmを越える粒子は、所望のより
小さい粒径範囲へと容易に粉砕され得る柔らかい凝集物
から成っていた。
【0017】
【表1】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリミクロンサイズの多孔性シリカ粒
    子の調製法において、 (a) 水及びアルコールを含む酸触媒された反応媒質
    中で、該反応媒質が有効量の加水分解されていないアル
    キルシリケートを最終的に含有し、かつ塩基の添加時に
    おいてポリミクロンサイズの多孔性シリカ粒子のゲル化
    よりもむしろ最終的な沈殿を実質的に助成しかつ引き起
    こすように、アルキルシリケートを部分的に加水分解し
    ;(b) 塩基の添加によって該粒子を反応媒質から沈
    殿させることを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  シリカ粒子が沈殿する際に、存在する
    アルキルシリケートの約35〜50%を反応媒質が有す
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  加水分解を触媒するために有機酸を使
    用する、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】  アルキルシリケートがエチルシリケー
    トであり、加水分解が酢酸によって触媒される、請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】  シリカ粒子が沈殿する際に、存在する
    アルキルシリケートの約35〜50%を反応媒質が有す
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】  塩基がアンモニアである、請求項1、
    3及び5のいずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】  請求項1記載の方法により作られる、
    ポリミクロンサイズの、多孔性シリカ粒子。
  8. 【請求項8】  アルキルシリケートの加水分解により
    得られた、加水分解反応媒質から沈殿された、約50〜
    300 μmの粒径及び約20〜1000オングストロ
    ームの孔径を有する、ポリミクロンサイズの多孔性シリ
    カ粒子。
  9. 【請求項9】  孔径が約 100〜1000オングス
    トロームである、請求項8記載のシリカ粒子。
JP24429591A 1990-08-30 1991-08-30 アルキルシリケートの酸/塩基加水分解によるシリカ粒子 Pending JPH04231320A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010533124A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 ユニバーシティ・カレッジ・コークーナショナル・ユニバーシティ・オブ・アイルランド,コーク 微粒子合成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010533124A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 ユニバーシティ・カレッジ・コークーナショナル・ユニバーシティ・オブ・アイルランド,コーク 微粒子合成方法
JP2013227226A (ja) * 2007-07-13 2013-11-07 Univ College Cork-National Univ Of Ireland Cork 微粒子合成方法

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