JPH04231188A - 3種のミラーを用いたレーザロボットの光軸調整方法及び装置 - Google Patents

3種のミラーを用いたレーザロボットの光軸調整方法及び装置

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JPH04231188A
JPH04231188A JP2409204A JP40920490A JPH04231188A JP H04231188 A JPH04231188 A JP H04231188A JP 2409204 A JP2409204 A JP 2409204A JP 40920490 A JP40920490 A JP 40920490A JP H04231188 A JPH04231188 A JP H04231188A
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optical axis
mirror
laser
laser beam
robot
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JP2409204A
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Nobutoshi Torii
信利 鳥居
Akihiro Terada
彰弘 寺田
Hidetomo Kurebayashi
秀倫 榑林
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザロボットの機体
内におけるレーザ光の光軸を調整する方法と装置に関し
、特に、レーザ光出射口を最先端に有したレーザロボッ
トの各関節に設けられるレーザ光の進路変更用の反射ミ
ラーを同関節における動作軸に一致させるように調整す
る場合に、最先端のレーザ光出射口の前段位置に凹面鏡
、平面鏡、凸面鏡の3種の反射鏡を順次に装着すること
により、レーザ光出射口に装着する光センサーの検出範
囲外へずれた光軸の調整から光センサーの分解能を越え
る高い検出精度で光軸ずれを検出しながら遂行する高精
度の光軸調整までの広い範囲に渡る光軸調整を行うこと
ができる3種のミラーを用いたレーザロボットの光軸調
整方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】レーザロボットにおいては、ロボット機体
の外部に設けられたレーザ光の光源であるレーザ発振器
からロボット機体内部に導入したレーザ光をロボットの
各関節に設けたレーザ光の進路変更用の反射ミラーによ
り光路変更して関節における関節動作軸と同軸心上を進
行させて順次にロボット最先端に導き、その最先端に設
けられた反射、集光用のミラー又はレンズとレーザ出射
口を成すノズルとから成るレーザ光出射装置により、レ
ーザ光照射対象に向けてレーザ光を出射する。
【0004】このようなレーザロボットにおいて、ロボ
ット機体内におけるレーザ光の光軸は、各関節に設けら
れたレーザ光反射ミラーによる光の入射位置や入射角度
を正確に関節の動作軸と同軸になるように調整すること
により、正確に最先端のレーザ光出射装置へ到達させる
必要があり、また、そのとき、ロボット機体への導入位
置から最先端の出射装置に到る理想的な光路を通過した
場合に、照射対象上の照射点におけるレーザ光のエネル
ギーレベルが最も高いエネルギーとなり、その結果、材
料切断、溶接、光化学反応等の作業に最も効果的に実用
可能となる。
【0005】このため、従来より、レーザロボットの機
体内部においては、各関節に設けたレーザ光反射ミラー
を調整してレーザ光の光軸調整が遂行されている。この
とき従来は、レーザ発振器から送出された調整用レーザ
光がロボット機体の外部に設けられたレーザ導管路を介
してロボット機体内に導入され、ロボット機体内のロボ
ット旋回胴やロボット腕等の各関節に設けられたレーザ
光の進路変更用の反射ミラーを経てロボット手首に設け
られたレーザ光出射装置に導き、同レーザ光出射装置に
より反射された調整用レーザ光を当該調整用レーザ光の
進行方向に見て最終の平面反射ミラーの下流側に設けら
れた光センサによってレーザ光々軸位置を検出している
。従って、例えばロボット機体内の関節に設けた反射ミ
ラーにずれが有ると、調整用レーザ光は最終の平面反射
ミラーに達するが、検出される光軸位置にはずれが生じ
ている。故に、何れか1つのロボット関部を旋回させ、
検出された光軸位置が光センサー内のマトリクス座標面
で変位したときは、ロボット機体内部のレーザ光の光軸
にずれが存在しているものと判断し、その変位がゼロと
なり定位置に停止するように、各関節におけるレーザ光
反射ミラにおけるレーザ光の入射位置と入射角度を調整
する方法が取られていた。
【0006】なお、上述した光センサは、周知のPSD
素子( POSITION SENSITIVE DE
TECTOR ) 、即ち半導体位置検出素子から成り
、また、調整用レーザ光はヘリウムーネオンレーザ等の
可視性のレーザ光を使用するので、調整用レーザ光の光
軸は光センサーのマトリクス座標面における光点として
可視的に検出される。従って、この光点位置がロボット
関節の関節動作(旋回)によってマトリクス座標面上で
軌跡を描いて変位するか否かを測定して光点が上記マト
リクス座標面上における何れかの位置に静止していれば
、ロボット機体内部の各関節部を通過したレーザ光の光
軸はそのロボット関節部の旋回軸と同軸上に入光され、
確実に外部の照射対象へ照射される調整が達成されてい
るものと判断し、逆に、光点が円軌跡を描き変位し、同
軸からずれているときは、光点が静止するように上記の
如く反射ミラーを調整して光軸調整を行う方法が取られ
るのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
従来のレーザ光の光軸調整方法では、レーザ出射部のレ
ーザ光出射口の前段に設けられる最終段の反射ミラーは
、平面鏡であり、しかも光センサーの検出口径が現在入
手可能な光センサーでは精々15cm角程度に限られる
ため、光センサーで光軸の調整状態を検出して調整を実
行する前段で、別にスクリーン等を用いて、可視調整用
レーザ光(ヘリウムーネオンレーザ光)を該スクリーン
上に投影させて目視で光軸調整度を検査し、光センサー
により光軸調整状態の検出が可能な程度まで、予め、粗
調整を実施しておくことが必要でレーザ光の光軸調整作
業を煩瑣にしていた。また、従来の方法は、光軸調整精
度が光センサーの分解能に依存するものであり、より高
精度の光軸調整方法の提供が要望されている。
【0008】従って、本発明の主目的は、レーザロボッ
トの機体内のレーザ光路における光軸調整作業に伴う煩
瑣を解消し得るレーザ光の光軸調整方法とその方法の実
施に使用可能な光軸調整装置を提供せんとするものであ
る。本発明の他の目的は、光センサーの分解能を超えた
高精度の光軸調整をレーザロボットに適用可能なレーザ
光の光軸調整方法と装置とを提供せんとするものである
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的に鑑
み、レーザロボットの関節に設けたレーザ光反射ミラー
の位置調整により、レーザ光の光軸を関節の動作軸と同
軸に調整してロボット最先端のレーザ光出射口から高エ
ネルギー度のレーザ光を照射対象へ指向させ得るように
すべく、出射口の前段に設ける光軸調整に用いる最終段
のレーザ光反射ミラーユニットを凹面鏡、平面鏡、凸面
鏡の3種の反射鏡で構成し、これらの3種の反射鏡で順
次に光センサーのマトリクス面に調整用のヘリウムーネ
オンレーザ光を集光、検出しながら、光軸調整を遂行す
ることにより、粗調整からセンサー分解能を超える高精
度の光軸調整を一連の作業として遂行可能にする光軸調
整方法と装置とを提供するものである。
【0010】即ち、本発明によれば、レーザロボットの
関節に設けられた反射ミラーを経由して先端のレーザ光
出射部へ導かれるレーザ光のロボット機体内における光
軸を調整するレーザロボットの光軸調整方法において、
前記レーザロボットのレーザ光出射部に凹面鏡、平面鏡
、凸面鏡の3種の反射鏡を順次に装着すると共に該レー
ザ光出射部のレーザ光出射口に光センサーを装着し、ロ
ボット機体に光軸調整用レーザ光を導入し、前記凹面鏡
を介して前記光センサーにより光軸調整度を検出しなが
ら前記関節に設けられた反射ミラーを調節する第1のス
テップと、前記平面鏡を介して前記光センサーにより光
軸調整度を検出しながら前記関節に設けられた反射ミラ
ーを調節する第2のステップと、前記凸面鏡を介して前
記光センサーにより光軸調整度を検出しながら前記関節
に設けられた反射ミラーを調節する第3のステップとを
、設け、前記第1から第3のステップ、前記第1、第2
のステップ又は前記第2、第3のステップの何れかの組
合せにより光軸調整をおこうことを特徴とした3種のミ
ラーを用いたレーザロボットの光軸調整方法が提供され
る。
【0011】また、本発明によれば、レーザロボットの
関節に設けられた反射ミラーを経由して先端のレーザ光
出射部へ導かれるレーザ光のロボット機体内における光
軸を調整するレーザロボットの光軸調整装置において、
前記レーザ光出射部のレーザ光出射口に装着されて光軸
の調整度を検出可能な光センサーと、前記レーザロボッ
トのレーザ光出射部に着脱自在に設けられる光軸調整用
ミラー装置とを具備し、かつ、前記光軸調整用ミラー装
置は、前記ロボット機体を通過した光軸調整用レーザ光
を前記レーザ光出射口に向けて反射させる凹面鏡と平面
鏡と凸面鏡との3種の反射鏡を具備して成ることを特徴
とした3種のミラーを用いたレーザロボットの光軸調整
装置が提供される。以下、本発明を実施例に基づいて、
更に詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の1実施例によるレーザロボ
ットのレーザ光の光軸調整装置を示す要部断面図、図2
は、本発明に係る光軸調整用ミラー装置の構成の実施例
を示す断面図、図3(a)、(b)、(c)は、本発明
によるレーザロボットのレーザ光の光軸調整方法におけ
る調整手順を説明する解説図、図4は、本発明による光
軸調整方法が適用されるレーザロボットの例を示す斜視
外観図である。
【0013】先ず、図4を参照すると、レーザロボット
10は、基台12、この基台12から上方に立設され、
縦軸(θ軸)回りに旋回可能なロボット胴14、このロ
ボット胴14の頂部近傍に設けられた水平軸(W軸)回
りに俯仰方向の旋回が可能に設けられた第1のロボット
腕16、同第1のロボット腕16内に装着されて前後方
向(R軸方向)に伸縮動作可能にかつ、腕中心軸(γ軸
)回りに旋回可能な第2のロボット腕18、同第2のロ
ボット腕18の先端に設けられて上記γ軸回りに一体と
なって旋回可能なロボット手首20等を具備して構成さ
れ、ロボット手首20の先端にはレーザ光出射装置22
が縦軸(β軸)回りに旋回可能に装着されている。
【0014】レーザ光は、ロボットの機体の外部設備と
して設けられたレーザ光発振器(図示なし)から送出さ
れ、適宜のレーザ光管路を介して、例えば、図4に図示
のごとく、ロボット胴14の頂部からロボット機体内に
導入され、ロボット胴部14内のW軸線上の位置に設け
られた第1のレーザ反射ミラー24によって進路を直角
に変更されて第1のロボット腕16内における光路中心
と上記W軸線とが直交する位置に配置された第2のレー
ザ反射ミラー26に入射し、同第2の反射ミラーで反射
されて進路を変更し、第1、第2のロボット腕16、1
8内の光路を矢印で示すように、ロボット手首20に向
かう。ロボット手首20に達したレーザ光は同手首20
内に設けられた第3の反射ミラー28に入射し、再び、
この第3の反射ミラー28で進路を直角に変更されてレ
ーザ光出射装置22の集光ミラー30に入射し、進路変
更とエネルギー密度を高められてから出射ノズル又は出
射口22aから外部の照射対象へ照射される構成にある
。集光ミラー30に替えて反射ミラーと集光レンズとを
設ける場合もある。
【0015】ここで、レーザ光が出射装置22から外部
の照射対象に高エネルギーのレーザ光を照射するために
は、第1〜第3のレーザ反射ミラー24、26、28、
特に関節に設けられた第1、第2のレーザ反射ミラー2
4、26が関節の動作軸と同軸上の位置に、かつ所定の
反射角度でレーザ光を反射するように位置調整と角度調
整とを行ってレーザ光の光軸がロボット機体内でずれの
ないように設定されていなければならない。従って、一
般的にはレーザロボット10のロボット組立時やメンテ
ナンス時に関節に設けられた第1、第2のレーザ反射ミ
ラー24、26等を調整するレーザ光の光軸調整作業が
遂行される。
【0016】即ち、レーザ光の光軸調整は、レーザ光出
射装置22の出射口22aに後述する光センサー(図1
参照)を装着し、かつ、その出射口22aの前段に設け
られた集光ミラー30を光軸調整用ミラー装置(図1)
に置換し、作業用レーザ光に替えて安全かつ目視可能な
ヘリウムーネオンレーザ光を外部からロボット機体無い
に調整用レーザ光として導入し、光軸調整作業が遂行さ
れる。
【0017】さて、本発明に係るレーザ光の光軸調整方
法と装置に就いて、以下に図1〜図3に示す実施例に基
づいて説明する。図1を参照すると、レーザロボットの
レーザ光出射装置22における出射口22aに既述した
半導体位置検出素子(PSD素子)から成る光センサー
30が受光部を出射口22aの内部に向けて装着される
。他方、レーザ出射口22aの前段位置、即ち、ロボッ
ト機体内を進行してロボット手首20のレーザ反射ミラ
ー(図4の第3のレーザ反射ミラー28)を通過したレ
ーザ光を最終的に出射口22aに向けて進路変更させる
最終段のレーザ反射ミラー又は集光ミラーの位置に光軸
調整用ミラー装置40が装着される。この光軸調整用ミ
ラー装置40は、レーザロボットのレーザ光出射装置2
2の最終段のレーザ光反射ミラーが装着される位置にフ
ランジ22bを設け、このフランジ22bに固定ねじ等
の適宜の固定手段を用いて装着される。次いで、外部か
らヘリウム−ネオンレーザ光を導入して光軸調整作業が
開始される。
【0018】ここで、本発明によれば、光軸調整用ミラ
ー装置40は、凹面鏡42、平面鏡44、凸面鏡46の
3種の反射鏡を好ましくは、一体にして一つの軸心回り
の3位置に組み込んだ装置として構成され、上記3種の
反射鏡40〜44の何れか一つの反射鏡をロボット手首
20側から進行して来た調整用レーザ光を光センサー3
0の受光口に向けて反射させるように設定可能に装着さ
れる。レーザ光の光軸調整においては、後述するように
、凹面鏡40、平面鏡42、凸面鏡44の順序で順次に
調整用レーザ光反射位置に割り出して、その都度、ロボ
ット胴14の旋回、第1ロボット腕16の俯仰旋回、ロ
ボット手首20のβ軸回りの旋回等の関節動作を起動し
ながら光センサー30で光軸のずれ度合いを検出し、次
いで、各関節におけるレーザ光反射ミラー、例えば、図
4の第1、第2、第3のレーザ反射ミラー24、26、
28等の取付け位置と取付け角度を調整するのである。 なお、各レーザ反射ミラー24〜28の位置や角度の調
整手段は既に周知であるから、ここでは説明を省略する
【0019】さて、図2(a)、(b)、(c)を参照
すると、図2(a)は、光軸調整用ミラー装置40の凹
面鏡42を光軸調整用レーザ光の反射位置に設置した場
合を示している。この凹面鏡42を先ず用いることによ
り、例えば、レーザロボット10の組立直後のように、
各関節におけるレーザ反射ミラー24〜28に関し、光
軸調整が未実行のため、ロボット機体内部におけるレー
ザ管路の中心から光軸が大きくずれている(ずれ量e1
)ような場合でも、凹面鏡42で反射されたレーザ光は
収束的に光センサー30の受光口へ向かう。従って、従
来のように単に平面鏡で反射させた方式では光センサー
内に取込み不可能であった調整用レーザ光を光センサー
30内に取込むことができる。故に、調整用レーザ光を
光センサー30内に取り込んでから、レーザロボット1
0の各関節で関節動作を遂行させれば、光センサー30
のマトリクス画面で光軸のずれ度合いを検出することが
でき、従って、関節に設けられたレーザ反射ミラー24
〜28等を調整して粗調整を遂行することができるので
ある。つまり、従来は別途のスクリーンを使用して行っ
た粗調整を一気に反射ミラーで遂行することができるの
である。
【0020】凹面鏡42による光軸の粗調整が完了した
時点で、次ぎに、光軸調整用ミラー装置40の平面鏡4
4を調整用レーザ光の反射位置に割り出す。図2(b)
は先の粗調整でレーザ光の光軸が光路中心に近づき、ず
れ量が(e1 ) から(e2 ) へ縮小した状態に
なっている。この状態では、調整用レーザ光は平面鏡4
4で反射したときに、全量のレーザ光が光センサー30
に入力される。従って、光センサー30のマトリクス座
標面を監視しながら、前述の場合と同様にレーザロボッ
ト10の関節動作を起動すると、ずれ量に対応して座標
面上で光点の変位が目視できるので、この変位量が関節
動作を起動させてもゼロの定点に停止するように各関節
のレーザ反射ミラー24〜28の位置、角度調整を行え
ば良いのである。
【0021】斯くして平面鏡44による光軸調整が終了
したとき、光軸調整用ミラー装置40の凸面鏡46を調
整用レーザ光の反射位置に割り出す。図2(c)は平面
鏡44を用いた光軸調整が終了することにより、レーザ
光の光軸が略レーザ管路の中心線に一致する状態まで調
整が進み、故に、レーザ光路の中心線と進行するレーザ
光の光軸とが略一致した状態で凸面鏡46に入射してい
る状態を示している。然しながら、完全に一致した状態
まで光軸調整が未だ、完了しているわけではい。然し、
凸面鏡46を用いることにより、略光軸調整が達成され
たレーザ光は光センサー30の受光口に向けて、拡散方
向にレーザ光を反射させるので、レーザ光は光センサー
30の受光口の全域で受光する。故に、光軸の実際の残
存ずれが恰も増幅された状態で光センサー30のマトリ
クス座標面に広がる。従って、略調整が完了した光軸の
ずれをこのように広い座標面に広げて目視できることに
より、恰も光センサーはその分解能を超えた精度で光軸
のずれを検出することができる。よって、光センサー3
0上の光軸ずれを目視で監視しながら、レーザロボット
の関節動作を起動し、光軸ずれをゼロ値に向けて調整す
ることにより高精度の光軸ずれ調整を達成することがで
きるのである。
【0022】図3は、光軸調整用ミラー装置40の具体
的構成に当たり、上述した凹面鏡42、平面鏡44、凸
面鏡46の3種の反射ミラーを1つの軸48により回動
させて順次に調整用レーザ光の反射位置へ自動割出し可
能にする構成を示しているものである。上記の軸48は
、装置の機枠41に上記3種の反射鏡42、44、46
と共に一体に収納され、同機枠41に対して一対の軸受
け50、52により回動可能に保持されており、同軸4
8と一緒に3種の反射鏡42、44、46が回動する構
成になっている。また、上記回動軸48は小歯車54、
大歯車56から成る一対の減速歯車機構58を介して駆
動モータ60により自動的に割出し位置に割り出し駆動
される構成にある。なお、駆動モータ60は、好ましく
は、周知の電動サーボモータにより構成され、例えば、
モータ制御回路62から制御されることにより、減速歯
車機構58を介することにより回動軸48、故に3種の
反射鏡42〜46を回動させて所望の1種の反射鏡を上
記の反射位置へ割出し得るような構成を有している。こ
のように、光軸調整用ミラー装置40は、サーボモータ
からなる駆動モータ60による精密な回転駆動を受けて
レーザ光反射位置へ割り出され、停止位置決めされるの
で、正確な反射位置に設定される。故に、高精度のレー
ザ光の光軸調整を簡単な作業によって達成することがで
きる。
【0023】なお、図3では凹面鏡42と凸面鏡46と
が図示され、同図3に示す光軸調整用ミラー装置40は
、その回動軸心(回転軸48の中心)が図1にCtrで
示す回転中心と一致するようにレーザ出射装置22の部
分のフランジ22bに装着されるものである。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明の実施例を介した説明から
明らかなように、本発明によれば、3種の反射鏡、つま
り、凹面鏡、平面鏡、凸面鏡を順次に用いて光軸調整を
粗調整から光センサーの分解能を超えた精密な光軸調整
を可能とするもので、この結果、レーザロボットの機体
内におけるレーザ光の光軸調整を簡単にしかも精密に遂
行することができるのである。そして、このように、従
来は光センサーの分解能に依存していた光軸調整精度を
向上させ得たことから、レーザロボットのレーザ光出射
装置から外部の照射対象へ照射される作業用レーザ光の
エネルギー密度を充分に高度化させることが可能となる
効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例によるレーザロボットのレー
ザ光の光軸調整装置を示す要部断面図である。
【図2】本発明に係る光軸調整用ミラー装置の構成の実
施例を示す断面図である。
【図3】本発明によるレーザロボットのレーザ光の光軸
調整方法における調整手順を説明する(a)、(b)、
(c)の解説図である。
【図4】本発明による光軸調整方法が適用されるレーザ
ロボットの例を示す斜視外観図である。
【符号の説明】
10…レーザロボット、 14…ロボット胴、 16…第1のロボット腕、 18…第2のロボット腕、 20…ロボット手首、 22…レーザ光出射装置、 22a…レーザ光出射口、 30…光センサー、 40…光軸調整用反射ミラー装置、 42…凹面鏡、 44…平面鏡、 46…凸面鏡、 60…電動サーボモータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  レーザロボットの関節に設けられた反
    射ミラーを経由して先端のレーザ光出射部へ導かれるレ
    ーザ光のロボット機体内における光軸を調整するレーザ
    ロボットの光軸調整方法において、前記レーザロボット
    のレーザ光出射部に凹面鏡、平面鏡、凸面鏡の3種の反
    射鏡を順次に装着すると共に該レーザ光出射部のレーザ
    光出射口に光センサーを装着し、ロボット機体に光軸調
    整用レーザ光を導入し、前記凹面鏡を介して前記光セン
    サーにより光軸調整度を検出しながら前記関節に設けら
    れた反射ミラーを調節する第1のステップと、前記平面
    鏡を介して前記光センサーにより光軸調整度を検出しな
    がら前記関節に設けられた反射ミラーを調節する第2の
    ステップと、前記凸面鏡を介して前記光センサーにより
    光軸調整度を検出しながら前記関節に設けられた反射ミ
    ラーを調節する第3のステップと、を設け、前記第1か
    ら第3のステップ、前記第1、第2のステップ又は前記
    第2、第3のステップの何れかの組合せにより光軸調整
    を行うことを特徴とする3種のミラーを用いたレーザロ
    ボットの光軸調整方法。
  2. 【請求項2】  レーザロボットの関節に設けられた反
    射ミラーを経由して先端のレーザ光出射部へ導かれるレ
    ーザ光のロボット機体内における光軸を調整するレーザ
    ロボットの光軸調整装置において、前記レーザ光出射部
    のレーザ光出射口に装着されて光軸の調整度を検出可能
    な光センサーと、前記レーザロボットのレーザ光出射部
    に着脱自在に設けられる光軸調整用ミラー装置とを具備
    し、かつ、前記光軸調整用ミラー装置は、前記ロボット
    機体を通過した光軸調整用レーザ光を前記レーザ光出射
    口に向けて反射させる凹面鏡と平面鏡と凸面鏡との3種
    の反射鏡を具備して成ることを特徴とした3種のミラー
    を用いたレーザロボットの光軸調整装置。
  3. 【請求項3】  前記光軸調整用ミラー装置に具備され
    た前記凹面鏡、平面鏡、凸面鏡の3種の反射ミラーは同
    軸線回りに回転可能に設けられ、何れか一つの反射ミラ
    ーが前記調整用レーザ光を前記レーザ光出射口へ向けて
    反射する所定の位置に位置決め可能に設けられているこ
    とを特徴とした請求項2に記載の3種のミラーを用いた
    レーザロボットの光軸調整装置。
  4. 【請求項4】  前記凹面鏡、平面鏡、凸面鏡の3種の
    反射ミラーを前記同軸線回りに回転させて前記所定の位
    置に位置決め可能なアクチュエータ手段を具備している
    請求項3に記載の3種のミラーを用いたレーザロボット
    の光軸調整装置。
JP2409204A 1990-12-28 1990-12-28 3種のミラーを用いたレーザロボットの光軸調整方法及び装置 Pending JPH04231188A (ja)

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