JPH04230269A - ポリシアノピリミジン及びその製造法 - Google Patents

ポリシアノピリミジン及びその製造法

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JPH04230269A
JPH04230269A JP3165254A JP16525491A JPH04230269A JP H04230269 A JPH04230269 A JP H04230269A JP 3165254 A JP3165254 A JP 3165254A JP 16525491 A JP16525491 A JP 16525491A JP H04230269 A JPH04230269 A JP H04230269A
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pyrimidine
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alkali metal
chloro
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グンター・ベツク
Ernst Kysela
エルンスト・キゼラ
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    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
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    • C07D239/30Halogen atoms or nitro radicals

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なポリシアノピリミジン及び
その製造法に関する。
【0002】下記式
【0003】
【化4】
【0004】式中Rは塩素又はシアノを表すの新規なポ
リシアノピリミジンが発見された。
【0005】本発明は更に式(I)のポリシアノピリミ
ジンの製造法において、下記式
【0006】
【化5】
【0007】式中Xは弗素又は塩素を表すのポリフルオ
ロピリミジンを、有機希釈剤中アルカリ金属シアン化物
と反応させることを特徴とする製造法に関する。
【0008】使用されるアルカリ金属シアン化物は好ま
しくは安価なシアン化ナトリウム又はカリウムである。
【0009】アルカリ金属シアン化物との反応は有機希
釈剤中で実施する。使用される有機希釈剤は通常の非プ
ロトン性極性又は二極性溶媒である。例えば、脂肪族ニ
トリル類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル3
−メトキシプロピオニトリル;脂肪族及び環状エーテル
類、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル(diglyme
)、テトラヒドロフラン;低級脂肪族カルボン酸のN,
N−ジアルキルアミド類、例えば、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、又はN−
メチルピロリドン;脂肪族スルホキシド、例えば、ジメ
チルスルホキシド、脂肪族スルホン類、例えば、ジメチ
ルスルホン又はテトラメチレンスルホン;そして又テト
ラメチル尿素、N,N−ジメチル−1,3−イミダゾリ
ン−2−オン及びヘキサメチル燐酸トリアミドが挙げら
れる。アセトニトリル及びN,N−ジメチルホルムアミ
ドが特に好ましい。
【0010】式(II)のポリフルオロピリミジンのア
ルカリ金属シアン化物との反応は−70℃ないし+50
℃、好ましくは−50℃ないし+30℃、特に好ましく
は−40℃ないし+10℃の温度で実施する。
【0011】反応は一般に常圧下に実施する。
【0012】式(II)の化合物のアルカリ金属シアン
化物との本発明の反応は、下記反応式で記載することが
できる。
【0013】a)5−クロロ−2,4,6−トリシアノ
ピリミジンを与える反応
【0014】
【化6】
【0015】(M=アルカリ金属) b)テトラシアノピリミジンを与える反応
【0016】
【化7】
【0017】(X=Cl又はF) 上記反応式(a)及び(b)から見ることができるよう
に、本発明の式(I)のポリシアノピリミジンを製造す
るには、出発物質(II)1モルに対して3又は4モル
のアルカリ金属シアン化物が必要である。
【0018】テトラシアノピリミジン含量を出来るだけ
低くして5−クロロ−2,4,6−トリシアノ−ピリミ
ジンを製造するには、5−クロロ−2,4,6−トリシ
アノ−ピリミジン1モル当たり3モル以下のアルカリ金
属シアン化物が使用される。特に好ましい溶媒又は希釈
剤であるジメチルホルムアミドを使用するときは、反応
温度は−40℃ないし−20℃の範囲が特に好ましい。
【0019】アルカリ金属シアン化物を当量量よりも少
なく使用するのが有利であることが発見された。事実式
(II)のポリフルオロピリミジンとアルカリ金属シア
ン化物の本発明の反応はガスクロマトグラフィで監視す
ると、異性体のモノシアノ−トリハロゲノピリミジンの
中間段階を経由して、例えば式(II)の化合物として
5−クロロ−2,4,6−トリフルオロ−ピリミジンを
使用する際は、5−クロロ−4−シアノ−2,6−ジフ
ルオロ−ピリミジン及び5−クロロ−2−シアノ−4,
6−ジフルオロ−ピリミジンを経由し、そしてジシアノ
−ジハロゲノ−ピリミジン、例えば式(II)のポリフ
ルオロピリミジンとして5−クロロ−2,4,6−トリ
フルオロ−ピリミジンを使用するときは、5−クロロ−
2,4−ジシアノ−6−フルオロピリミジンを経由して
、そして例えば式(II)のポリフルオロピリミジンと
してテトラフルオロピリミジンを使用するときは、2,
4−ジシアノ−5,6−ジフルオロ−ピリミジンを経由
して進行するのが検知できる。一番最後の2つのジシア
ノ−ジハロゲノ−ピリミジンは分別昇華によっても単離
できる。それにも拘わらず、本発明の式(I)のポリシ
アノピリミジンは、当量量以下のシアン化物を使用した
ときでも、実質的に同化合物だけが生成し、シアン化物
が当量に対して不足している分に相当する式(II)の
出発ピリミジンは未反応のまま残る。
【0020】出発物質として好ましく使用される5−ク
ロロ−2,4,6−トリフルオロ−ピリミジン(II、
X=Cl)から、テトラシアノピリミジンを5−クロロ
−2,4,6−トリシアノ−ピリミジン含量を出来るだ
け低くして製造するには、好ましくは5−クロロ−2,
4,6−トリフルオロ−ピリミジン1モル当たり4モル
のアルカリ金属シアン化物を使用し、反応温度は0℃な
いし20℃の範囲にし、そして更に特に好ましい希釈剤
ジメチルホルムアミドを使用するのが特に適しているこ
とが判った。それとは反対に、反応を例えば−30℃な
いし0℃で実施すると、反応時間約1ないし10時間で
は5−クロロ−2,4,6−トリシアノ−ピリミジンと
テトラシアノピリミジンとの混合物が得られる。ただし
、同混合物は、例えばクロマトグラフィ、再結晶、又は
分別昇華によってそれぞれの成分に分離することが可能
である。
【0021】入手が困難であり、従って好ましくない出
発物質テトラフルオロピリミジンからテトラシアノピリ
ミジンを製造するには、反応はその非常に高い反応性を
考慮して、上で示した反応温度範囲の低い領域で実施す
るのが特に好ましい。アルカリ金属シアン化物を当量量
以下で使用する(例えば必要な化学量論の僅か50%)
のは、この場合生成物が、例えば2,4−ジシアノ−5
,6−ジフルオロ−ピリミジンが容易に蒸発するので分
別昇華によって容易に分離できるので問題ない。
【0022】シアン化物を当量以下で使用した場合、及
び/又は反応が十分進まない内に中断した場合に反応混
合物中に未反応状態で存在する式(II)の出発物質は
、本発明の式(I)のポリシアノピリミジンと比較して
かなり揮発性であるので容易に分離でき、次の反応で再
使用することができる。
【0023】本発明の式(I)のポリシアノピリミジン
は、式(II)のポリフルオロピリミジンをアルカリ金
属シアン化物と温和な反応条件下に反応させ、アルカリ
金属シアン化物を反応に化学量論的に必要な量より少し
過剰な量以下で使用すると中ないし高収量で得られるこ
とが発見された。”温和な反応条件”及び”小過剰以下
のアルカリ金属シアン化物”なるパラメーターは、式(
I)のポリシアノピリミジン、特にテトラシアノピリミ
ジンの反応性が高いために、望ましくない2次生成物の
生成が際立ってくるのを抑制し、希望の式(I)のポリ
シアノピリミジンを更に中ないし高収量で与える。
【0024】それ故、本発明は特に、式(I)のポリシ
アノピリミジンの製造法において、式(II)のポリフ
ルオロピリミジンを有機希釈剤中、温和な反応条件下に
、化学量論的に必要な量の20%過剰以下、好ましくは
10%過剰以下のアルカリ金属シアン化物と反応させる
ことを特徴とする製造法に関する。
【0025】式(II)の出発物質、5−クロロ−2,
4,6−トリフルオロ−ピリミジン及びテトラフルオロ
ピリミジンは良く知られた化合物であり、場合により工
業的な規模で生産されている。
【0026】アルカリ金属シアン化物と式(II)の化
合物との本発明の反応は、好ましくは水分を排除しなが
ら、式(II)のポリフルオロピリミジンを無水溶媒中
に溶解した溶液に、化学量論的に必要な量の、(又はそ
れ以下の量の)アルカリ金属シアン化物を、温和な条件
下に、即ち−50℃ないし−40℃で撹拌しながら添加
し、そして更に−30℃ないし+30℃の範囲の温度を
最終的に選んで、例えば1ないし10時間激しく撹拌し
ながら実施する。反応が完了したら、あるいは完了の前
に中断してから、反応混合物は一般に、反応溶液を撹拌
した後pHが7以下になる量の鉱酸、例えば塩酸を含む
過剰の氷水(例えば2倍ないし10倍の体積)に注ぐ。 本発明の式(I)のポリシアノピリミジンを濾過で単離
し、必要ならば引き続き精製する。
【0027】ポリシアノベンゼン及びポリシアノ(ポリ
)アザ−ベンゼンは、電荷移動(CT)錯体製造に重要
な出発物質である。これらのCT錯体はしばしば、他の
化合物では見られない優れた電気伝導性を発揮する[例
えばBull.Acad.Polon.Sci.23,
563(1975);Freiburg大学(Brei
sgau,ドイツ連邦共和国(西独))のPeter 
 Neumann氏の学位論文(1968)及び Sy
nthetic  Metals  19,415頁(
1987)参照]。ここで初めて合成された式(I)の
ポリシアノピリミジンはピレンと一緒になって、濃い暗
色に着色した、興味ある物性を有する電荷移動錯体を与
える。更に一部の式(I)のポリシアノピリミジンは、
殺生物効果、特に殺虫及び殺菌殺カビ効果を有している
【0028】
【実施例1】
【0029】
【化8】
【0030】14.7g(0.3モル)のシアン化ナト
リウムを、−40℃で撹拌しながらそして水分が入らな
いようにしながら、16.85g(0.1モル)の5−
クロロ−2,4,6−トリフルオロ−ピリミジンを17
0mlの乾燥ジメチルホルムアミドに溶解した溶液に少
しづつ添加する。反応混合物は−25ないし−20℃で
6時間撹拌する。次いで、反応混合物を、550gの氷
、及び300mlの1N塩酸水溶液との混合物に撹拌し
ながら注ぐ。氷が融けてから、得られた沈澱を濾別、水
洗そして恒量に達するまで乾燥する。
【0031】11.10gの固体生成物が得られ、これ
を圧力0.1mbar浴温200℃で昇華させる。昇華
残渣は1.35gである。ガスクロマトグラフィ分析に
よると、昇華物は純粋は5−クロロ−2,4,6−トリ
シアノ−ピリミジンからなり、テトラシアノピリミジン
は含んでいなかった。昇華した5−クロロ−2,4,6
−トリシアノ−ピリミジンの収率は、理論量の51.4
%であった。融点:167−168℃(シクロヘキサン
又は1,2−ジクロロエタンから再結晶)。
【0032】赤外線スペクトル(KBr)(cm−1)
:2261,2250,1529,1352,1194
,1089,947,920,873及び788。
【0033】
【実施例2】
【0034】
【化9】
【0035】98.0g(2モル)のシアン化ナトリウ
ムを、−40℃で撹拌しながらそして水分が入らないよ
うにしながら、84.25(0.5モル)の5−クロロ
−2,4,6−トリフルオロ−ピリミジンを850ml
の乾燥ジメチルホルムアミドに溶解した溶液に少しづつ
添加する。反応混合物の温度約1時間かけて+5℃に上
げ、その後+5ないし+10℃で6時間撹拌する。次い
で、反応混合物を、2.3kgの氷、及び2lの1N塩
酸水溶液との混合物に撹拌し、同じ温度に維持しながら
注ぐ。得られた沈澱を直ちに濾別、氷水で洗浄そして乾
燥する。
【0036】43.40gの固体生成物が得られ、これ
を圧力0.1mbar浴温200℃で昇華させる。昇華
残渣は13.71gである。ガスクロマトグラフィ分析
によると、昇華物は純粋はテトラシアノピリミジンから
なり、5−クロロ−2,4,6−トリシアノ−ピリミジ
ンは含んでいなかった。昇華したテトラシアノピリミジ
ンの収率は、理論量の33.0であった。融点:190
−190℃(ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタ
ンから再結晶)。
【0037】赤外線スペクトル(KBr)(cm−1)
:2246,1539,1536,1381,934,
800及び7021。
【0038】
【実施例3】
【0039】
【化10】
【0040】実施例2に記載したように操作し、ただN
aCN添加後、反応混合物をー25ないし−20℃で6
時間撹拌した。反応混合物は実施例2に記載したように
後処理した。50.3gの固体生成物が得られ、圧力0
.1mbar下200℃の浴温で昇華させた。昇華残渣
は3.47gであった。ガスクロマトグラフィ分析によ
ると、昇華物は56.1%の5−クロロ−2,4,6−
トリシアノ−ピリミジンと43.7%のテトラシアノピ
リミジンからなっていた。昇華シアノピリミジン類の合
計収率は理論量の約50%であった。
【0041】
【実施例4】
【0042】
【化11】
【0043】66.15g(1.35モル)のシアン化
ナトリウムを、−50℃ないし−40℃で撹拌しながら
そして水分が入らないようにしながら、84.25g(
0.5モル)の5−クロロ−2,4,6−トリフルオロ
−ピリミジンを850mlの乾燥ジメチルホルムアミド
に溶解した溶液に少しづつ添加する。反応混合物は1.
5時間かけて、−30℃に温度を上げ、次いで−30な
いし−25℃で更に6時間撹拌する。反応混合物は撹拌
しながら、2.85kgの氷、及び1.35lの1N塩
酸水溶液との混合物に、温度を−30℃ないし−25℃
に維持しながら注ぐ。得られた沈澱を濾別、水洗そして
乾燥する。
【0044】57.60gの固体生成物が得られ、これ
を圧力0.1mbar浴温180℃で昇華させる。昇華
残渣は7.78gである。ガスクロマトグラフィ分析に
よると、昇華物は98.2%(理論量の51.6%に相
当)の5−クロロ−2,4,6−トリシアノ−ピリミジ
ンと1.8%の5−クロロ−2,4−ジシアノ−6−フ
ルオロ−ピリミジンからなっている。後者の化合物が、
主生成物より明らかに昇華し易いので、昇華装置中で昇
華させると、加熱外套から、主生成物の析出位置より更
に離れた位置に析出し、両者は分離される。シクロヘキ
サンから再結晶した5−クロロ−2,4−ジシアノ−6
−フルオロ−ピリミジンの融点:108−110℃(密
封管中)。
【0045】昇華物全体を例えば1,2−ジクロロエタ
ンから再結晶して、純粋な5−クロロ−2,4,6−ト
リシアノ−ピリミジンが得られる。
【0046】5−クロロ−2,4,6−トリシアノ−ピ
リミジンの赤外線スペクトル(KBr)(cm−1):
2264,2252,1547,1392,1340,
1200,1026,921,779及び700。
【0047】ガスクロマトグラフィ条件:カラム:OV
  1701,20m,0.5mbarヘリウム圧力プ
ログラム:100℃−10℃/分−300℃FIDを使
用して検出。
【0048】
【化12】
【0049】
【実施例5】
【0050】
【化13】
【0051】7.35g(0.15モル)のシアン化ナ
トリウムを、−55ないし−50℃で撹拌しながらそし
て水分が入らないようにしながら、7.60g(0.0
5モル)のテトラフルオロ−ピリミジンを100mlの
乾燥ジメチルホルムアミドに溶解した溶液に添加する。 内部温度を−35℃に上げ、反応混合物は更に4時間、
−35ないし−30℃で4時間撹拌する。粗混合物を、
850gの氷、及び150mlの1N塩酸水溶液との混
合物中で、加熱せずに撹拌する。得られた沈澱を直ちに
濾別、氷水で洗浄そして乾燥する。固体生成物は重荷テ
トラシアノピリミジンからなり、固体生成物中に含まれ
る少量の2,4−ジシアノ−5,6−ジフルオロピリミ
ジンは、120℃/0.1mbarで分別昇華して単離
できる。融点:104℃。
【0052】2,4−ジシアノ−5,6−ジフルオロピ
リミジンの赤外線スペクトル(KBr)(cm−1):
2259,1578,1437,1419,1199,
1009,932,804,780及び707。
【0053】本発明の主なる特徴及び態様は下記のよう
である。
【0054】1.下記式
【0055】
【化14】
【0056】式中Rは塩素又はシアノを表すのポリシア
ノピリミジン。
【0057】2.下記式
【0058】
【化15】
【0059】式中Rは塩素又はシアノを表すのポリシア
ノピリミジンの製造法において、下記式
【0060】
【化16】
【0061】式中Xは弗素又は塩素を表すのポリフルオ
ロピリミジンを、有機希釈剤中アルカリ金属シアン化物
と反応させることを特徴とする製造法。
【0062】3.反応を、化学量論的に必要な量の少量
過剰よりも多くない量のアルカリ金属シアン化物を使用
してで実施することを特徴とする上記第2項の製造法。
【0063】4.反応を、化学量論量、又はそれより少
ない量のアルカリ金属シアン化物を使用し、−50ない
し+30℃の温度で実施することを特徴とする上記第2
項の製造法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記式 【化1】 式中Rは塩素又はシアノを表すのポリシアノピリミジン
  2. 【請求項2】  下記式 【化2】 式中Rは塩素又はシアノを表すのポリシアノピリミジン
    の製造法において、下記式 【化3】 式中Xは弗素又は塩素を表すのポリフルオロピリミジン
    を、有機希釈剤中アルカリ金属シアン化物と反応させる
    ことを特徴とする製造法。
JP3165254A 1990-06-19 1991-06-11 ポリシアノピリミジン及びその製造法 Pending JPH04230269A (ja)

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DE4019420.5 1990-06-19
DE4019420A DE4019420A1 (de) 1990-06-19 1990-06-19 Polycyanopyrimidine und verfahren zu ihrer herstellung

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