JPH04230213A - ある種のビス(3,5−ジ−アルキル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタン類の血中トリグリセリド減少への用途 - Google Patents

ある種のビス(3,5−ジ−アルキル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタン類の血中トリグリセリド減少への用途

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JPH04230213A
JPH04230213A JP3173445A JP17344591A JPH04230213A JP H04230213 A JPH04230213 A JP H04230213A JP 3173445 A JP3173445 A JP 3173445A JP 17344591 A JP17344591 A JP 17344591A JP H04230213 A JPH04230213 A JP H04230213A
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hydroxyphenylthio
bis
blood
triglyceride
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Simon J T Mao
シモン ジェン タン マオ
George Ku
ジョ−ジ ク
Richard L Jackson
リチャ−ド リ− ジャクソン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】過血中トリグリセリド症は、血漿
中に過度のトリグリセリドが存在する病気である。過血
中グリセリド症は種々の望まれない効果を生じ得る。例
えば過血中トリグリセリド症は、アテロ−ム性動脈硬化
症の発生及び冠状動脈心臓病の発生に於いて役割を果す
ある種の異常なリポ蛋白の濃度の増加を生じ得る。さら
に、過血中トリグリセリド症は、生命を脅かす症状であ
り得る急性のすい臓炎を生じることが知られている。従
って、過血中トリグリセリド症を有する患者の血漿トリ
グリセリドを減少させる方法を提供することが望ましい
。食物中のトリグリセリドは、腸内で加水分解されてモ
ノグリセリド類及び脂肪酸になる。これらの加水分解生
成物は、腸の粘膜によって吸収され、そこでこれらはト
リグリセリドに再合成される。これらのトリグリセリド
類は次にキロミクロン(乳糜脂粒)と呼ばれるリポ蛋白
質に取込まれるが、このキロミクロンは蛋白成分に加え
てコレステロ−ル類、燐脂質類およびトリグリセリド類
を含有している。トリグリセリドに富んだキロミクロン
類はリンパ系を経由して血液流に分泌される。循環して
いるキロミクロン類は、キロミクロントリグリセリド類
を遊離の脂肪酸に加水分解することを触媒するリポ蛋白
質リパ−ゼ酵素に暴露される。ほとんどのトリグリセリ
ド類が除去されたのちに今やコレステロ−ルに富んでい
るキロミクロンの残りが、さらに肝臓によって血流から
除去される。さらに肝臓は、極低密度リポ蛋白(VLD
L)と呼ばれる内因性のトリグリセリドに富んだリポ蛋
白を血流中に分泌する。VLDLが循環するに従って、
VLDLに付いているトリグリセリドの一部がリポ蛋白
リパ−ゼ及び肝臓トリグリセリドリパ−ゼによて触媒さ
れる脂質分解によって除去される。同時に循環するVL
DLは高密度リポ蛋白(HDL)等の他の循環するリポ
蛋白からコレステロ−ルエステルを拾い出す。循環する
VLDLはこれらの修飾を受け続け、進行的により小さ
い粒になり、これらの粒ではトリグリセリドがなくなり
、そしてコレステロ−ルエステルが増える。トリグリセ
リドが除かれたVLDLは、肝臓によってきれいにされ
るか又は、更に分解されて低密度リポ蛋白(LDL)と
呼ばれる別の形態のリポ蛋白にされる。LDLは通常は
比較的少量のトリグリセリドを有しており、血液中のト
リグリセリド輸送に主要な役割を果すものではないが、
種々の流行病の研究によってLDLのコレステロ−ル水
準は、冠状動脈心臓病の危険とよく相関していることが
示されている[パットン等、Clin, Chem. 
29, 1890(1983)]。当業者には、異常に
高いLDLコレステロ−ル水準を減少させることが、ア
テロ−ム性動脈硬化症の処置に効果的な治療を与えると
いうことが一般に受入れられている。患者の過血中トリ
グリセリド症の存在は、循環するリポ蛋白の全ての異常
を生じ得る。内因性の過血中トリグリセリド症は、長引
いた乳糜球血症を生じ、脂質の摂取に続く部分的に分解
された乳糜脂粒(キロミクロン)の残りを増加させる。 過血中トリグリセリド症はまた、循環中のVLDLの滞
留時間を長引かせることと関連しており、VLDL組成
における幾つかの変化を生じる。これらの変更されたV
LDLは、マクロファ−ジによってより容易に取上げら
れ、アテロ−ム性動脈硬化症の形成に究極的につながる
脂肪の泡沫細胞を形成する。 LDLとHDLにおける種々の組成の変化はまた、過血
中トリグリセリド症の結果生じ、異常なLDLとHDL
につながる。 過血中トリグリセリド症の存在は、それ自体アテロ−ム
性動脈硬化症発生性ではないかもしれないが、トリグリ
セリドはそれ自体アテロ−ム性動脈硬化症のプラ−ク中
に蓄積せず、そして上昇した血漿中のトリグリセリドは
流行病の研究において冠状動脈心臓病に対する独立の危
険因子のようには見えないので、過血中トリグリセリド
症はそれ自体がアテロ−ム性動脈硬化症発生性である、
ある種の異常な循環するリポ蛋白質の形成につながり得
るものである[ベガ及びグランデ−、Adu.Exp.
 Med. Biol. 243, 311 (198
9)を参照]。過血中トリグリセリド症にかかった患者
のトリグリセリド水準を減少させることは、従ってある
種の異常なアテロ−ム性動脈硬化症発生性のリポ蛋白質
水準減少という有利な効果を提供しうる。急性のすい臓
炎は、すい臓内の対応する活性な消化酵素に対する酵素
源(zymogen)の早すぎる活性化によって生じる
自己消化の過程である。高い循環トリグリセリド水準が
、急性のすい臓炎の攻撃の引金となりうることが良く認
められている。さらに急性のすい臓炎の攻撃の繰返しが
血漿中のトリグリセリド水準を減少させることをねらう
処置によって防止できることが良く認められている[K
.ソエルゲル、ACUTE PANCREATITIS
(急性のすい臓炎)、Gastrointestina
l disease 91,第3編(スライセンガ−、
M. H. 及びフォ−ドトラン、J. S.編)、W
. B.サウダ−スカンパニ−、ペンシルバニア州フィ
ラデルフィア 1983、1462〜1485頁を参照
、及びブラウン M. S. 及びゴルドシュタイン 
J. L.、過血中リポ蛋白症の処置において使用され
る薬、グッドマン及びギルマンズ、The Pharm
acologicalBasis of Therap
eutics 34、第7編(マクミランパブリッシン
グカンパニ−、ニュ−ヨ−ク 1985、827〜84
5頁]を参照。本発明は、過血中トリグリセリド症にか
かった患者を処置することにおけるビス(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタン等の
ビス(3,5−ジ−アルキル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)メタン類の用途に関する。ビス(3,5−ジ−第
三ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタンは、処
置される患者において血中コレステロ−ル減少及び抗ア
テロ−ム性動脈硬化症効果を与えるものとして米国特許
4,900,757に開示されている。
【課題を解決する手段】本発明は、式(1)
【化4】 [式中R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立にC1
〜C6アルキル基である]の化合物の血中トリグリセリ
ド減少有効量を患者に投与することからなる、患者の血
漿中のトリグリセリド類を減少させる方法を提供する。 本発明はさらに式(1)の化合物の血中トリグリセリド
減少有効量を患者に投与することからなる、過血中トリ
グリセリド症にかかった患者を処置する処置する方法を
提供する。本明細書で使用するC1〜C6アルキルとい
う用語は、直鎖、環状または分枝鎖形態の1〜6個の炭
素原子で構成される飽和アルキル基を意味し、これらを
含むものである。この用語の範囲内に含まれるものはメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、第二ブチル、第三級ブチルなどである
。式(1)の化合物であってR1、R2、R3及びR4
がそれぞれ第三級ブチルであるもの、すなわちビス(3
,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)
メタンは、本発明に従う使用方法において好ましい。本
明細書で使用する患者という用語は、過血中トリグリセ
リド症の治療を必要とするげっ歯類及び人を含めた温血
動物又は哺乳類をさす。 患者は過血中トリグリセリド症、例えば第4型過血中リ
ポ蛋白症(高いVLDLを示す)にかかったフレデリク
ソン分類に従う患者の場合に対する処置を必要とする[
フレデリクソン及びレビ−、FAMILIAL HYP
ERLIPOPROTEINEMIA  The Me
tabolic basis of Inherite
d Diesase 第3編(スタンベリ− J. B
., ウィンガ−デン J. B. 及びフレデリクソ
ン D. S. 編)ニュ−ヨ−クのマグロウヒルブッ
クカンパンニ− 1972、545〜614頁]。過血
中トリグリセリド症は、当業者によって正常とみなされ
るものよりも、臨床的に有意義な量だけ上昇している血
漿トリグリセリド水準によって特徴づけられる病気の状
態である。過血中トリグリセリド症の治療を必要とする
これらの患者の同定は、当業者の能力及び知識の範囲内
にある。例えば臨床的な実験室試験によって決定される
血漿トリグリセリド水準が、当業者によって正常とみな
されるよりも、実質的に慢性的に上昇している血漿トリ
グリセリド水準を有する個人は、過血中トリグリセリド
症の治療を必要とする患者である。さらに別の例として
過血中トリグリセリド症を生じる危険のある個人はまた
、過血中トリグリセリド症の処置を必要とする患者であ
る。 この分野で熟練した臨床医は、臨床試験の使用によって
、そして身体の検査及び医学的/家族の病歴によって過
血中トリグリセリド症にかかった患者及び過血中トリグ
リセリド症を生じる危険のあるものを容易に同定するこ
とができ、そして従って過血中トリグリセリド症の処置
を必要とする患者であるかどうかを決定できる。式(1
)の化合物の血中トリグリセリド減少有効量は、必要と
する患者の血漿のトリグリセリド水準を減少するのに有
効な量である。過血中トリグリセリド症の患者をうまく
処置することは、患者の血漿のトリグリセリド水準を減
少されることを含む。過血中トリグリセリド症に対する
処置の成功はまた、過血中トリグリセリド症を生じる危
険のある患者の血漿中のトリグリセリド水準の臨床的に
有意義な上昇を防止することに於ける予防を含む。血中
トリグリセリド減少有効投与量は、慣用の技術の使用及
び類似の状況下で得られる結果を観測することによって
容易に決定できる。有効投与量を決定するにあたり、限
定されるものではないが、患者の種、大きさ、年齢、全
般的な健康状態、関与する特定の病気、病気の程度又は
ひどさ、患者の応答、投与される特定の化合物、投与形
態、投与される製剤の生物利用特性、選ばれる投与レギ
メン及び同時投与の薬物の使用を含めた幾つかの因子が
考慮される。式(1)の化合物の有効な血中トリグリセ
リド減少有効量は、一般に一日あたり、体重キログラム
あたり、約1mg(mg/kg/日)ないし約5gであ
る。1mg/kg〜約500mg/kgの毎日の投与量
が好ましい。患者の処置を実施するにあたって式(1)
の化合物は、経口及び非経口経路を含めた化合物を有効
量で生物に利用できるようにする任意の形態又は方法で
投与できる。例えば化合物は経口的、皮下的、筋肉内、
静脈内、経皮的、鼻内、直腸内などで投与できる。経口
投与が一般に好ましい。処方を調整する分野の当業者は
、処置される病気の状態、病気の段階、及び他の関連す
る状況に依存して適当な投与の形態及び方法を容易に選
択できる。式(1)の化合物は、式(1)の化合物を製
薬上受け入れられる担体又は賦形剤と組合せることによ
って作られる製剤組成物又は、医薬の形態で投与でき、
その割合及び性質は、選ばれる投与経路及び標準の製剤
実施形態によって決定される。 製剤組成物または医薬は、製剤技術で良く知られた方法
で製造される。担体又は賦形剤は固体、半固体又は液体
材料であり得、活性成分のビヒクル又は媒体として役立
ち得る。適当な担体及び賦形剤はこの技術で良く知られ
ている。製剤組成物は、経口又は非経口用途に適合でき
、錠剤、カプセル、座薬、溶液、懸濁液、等の形態で患
者に投与できる。製剤組成物は経口的に投与でき、例え
ば不活性希釈剤又は、食べることのできる担体と共に投
与できる。これらはゼラチンカプセル中に包むことがで
きるか、又は錠剤に圧縮できる。経口的治療投与の目的
には式(1)の化合物は、賦形剤と共に混入することが
出来、錠剤、トロ−チ、カプセル、エルキシル、座薬、
シロップ、ウエハ−、チュ−イングガムなどの形態で使
用できる。これらの製剤は少なくとも4%の式(1)の
化合物を活性成分として含有すべきであるが、特定の形
態に依存して変化し得、そして担体の4%から約70重
量%の間が都合が良い。組成物中に存在する活性成分の
量は、投与に適した単位投与形が得られる様なものであ
る。錠剤、丸薬、カプセル、トロ−チなどは1又はそれ
以上の次の助剤を含有し得る。即ち結合剤例えば微結晶
セルロ−ス、トラガガントゴム、又はゼラチン;賦形剤
例えば澱粉又は乳糖;崩壊剤例えばアルギン酸、プライ
モゲル、とうもろこし澱粉等;潤滑剤例えばステアリン
酸マグネシウムまたはステロテックス;滑剤例えばコロ
イド状二酸化珪素及び、甘味剤例えば蔗糖又はサッカリ
ンが加えられるか又は香味剤例えばペア−ミント、サリ
チル酸メチル、又はオレンジフレ−バ−が加えられ得る
。投与単位形がカプセルであるときは、これは上の様な
種類の物質の他に、液体担体、例えば、ポリエチレング
リコ−ル、又は脂肪等の液体担体等を含有し得る。その
他の投与単位形は、他の種々の材料であって、投与単位
の物理的な形態を変え得る種々の物質、例えば被膜を含
有し得る。従って、錠剤又は丸薬は、糖、シェラック又
は他の腸溶皮剤で被覆され得る。シロップは活性成分の
他に甘味剤として蔗糖を含有でき、そして種々の防腐剤
、染料及び着色剤および香味剤を含有し得る。これらの
種々の組成物中で使用される材料は、製剤的に純粋で使
用される量で無毒のものであるべきである。非経口投与
の目的には、式(1)の化合物は、溶液又は懸濁液中に
混入されうる。これらの製剤は、少なくとも0.1%の
本発明の化合物を含有すべきであるが、その0.1重量
%と約50重量%の間で変化し得る。そのような組成物
中に存在する活性成分の量は、適当な投与物が得られる
ような量である。溶液又は懸濁液はまた、1又はそれ以
上の次の助剤を含有し得る。滅菌希釈剤例えば、注射用
水、食塩水溶液、不揮発油、ポリエチレングリコ−ル、
グリセリン、プロピレングリコ−ル又は、他の合成溶剤
、抗細菌剤、例えばベンジルアルコ−ル又はメチルパラ
ベン、抗酸化剤例えばアスコルビン酸又は重亜硫酸ナト
リウム、キレ−ト化剤例えばエチレンジアミン4酢酸、
緩衝液例えば酢酸塩、クエン酸塩、又は燐酸塩、及び毒
性を調節する試薬、例えば塩化ナトリウム又はデキスト
ロ−ス。非経口製剤は、アンプル、使い捨て注射器、又
は複数投与薬ビンであって、ガラス又はプラスチックで
作られたもののなかに封入できる。式(1)の化合物は
当業者に良く知られ、認められた方法で製造出来る。例
えば式(1)の化合物は、適当な2,6−ジ−アルキル
−4−メルカプトフェノ−ルをアセトニトリルとダウエ
ックス(DOWEX)50樹脂の存在下で還流条件下で
、1,3,5−トリオキサンで処理することによって製
造できる。2,6−ジ−アルキル−4−メルカプトフェ
ノ−ルは、例えばクラウスによる米国特許4,734,
527に記載されるように製造でき、この特許は、2,
6−ジ−第三級ブチル−4−メルカプトフェノ−ルの製
造を開示している。本発明によって提供される最終用途
において、式(1)の好ましい化合物はビス(3,5−
ジ−第三級ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタ
ンである。次の実施例は、本発明に従うビス(3,5−
ジ−第三級ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタ
ンの製造及び用途を説明する。これらの実施例は、説明
の為のみであって、本発明の範囲を制限する意図のもの
では決してない。
【実施例】実施例1  ビス(3,5−ジ−第三級ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタンの製造アセト
ニトリル(1800ml)、1,3,5−トリオキサン
(71.0g、0.79モル)、2,6−ジ−第三級ブ
チル−4−メルカプトフェノ−ル(678.4mg、2
.85モル)及び2.5gのダウエックス50樹脂をサ
−モウェルを有する三首フラスコ中で一緒にする。混合
物を窒素雰囲気下で還流にし、そして36〜48時間保
持して表題化合物を与える。混合物を瀘過して、ダウエ
ックス50樹脂を除去し、瀘液を真空で濃縮して琥珀色
の油を与える。 この油を1lのエタノ−ル中に70℃で溶解し、125
mlの水を加える。混合物を環境温度に一夜攪拌しなが
ら冷却する。生じる結晶性の生成物を瀘過で集め、フィ
ルタ−ケ−キを75mlの冷たいエタノ−ル/水(90
/10)で洗浄する。生成物をエタノ−ル/水から再結
晶し、瀘過で集める。フィルタ−ケ−キを50mlの冷
たいエタノ−ルで洗浄し、そして生成物を真空オ−ブン
中で50℃、そして15mm Hgで一夜乾燥し、40
6.9gの純粋な表題化合物を白色の固体として精製す
る。融点94〜95℃。 元素分析; 計算値C=71.3%、H=9.07%実測値C=71
.3%、H=9.09%実施例2  ビス(3,5−ジ
−第三級ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタン
の血中トリグリセリド減少効果マウスを1群あたり4又
は5匹の二つの処理群に分け、次のように21日間処理
した。 第1群(対照4匹)  マウスに標準のげっ歯類用のエ
サを与えた。 第2群(処理群、5匹)  マウスに0.25%のビス
(3,5−ジ−第三級ブチル−4−ヒドロキシフェニル
チオ)メタンを含有する標準のげっ歯類用のエサを与え
た。 21日後、これらの動物を殺し、血液試料を採取した。 血漿中のトリグリセリドを標準の酵素方法によってDA
COS分析機を用いて測定した(ク−ルタ−  エレク
トロニック  インコ−ポレ−テッド、アメリカ合衆国
、フロリダ州ヒアリ−)。マウスをビス(3,5−ジ−
第三級ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタンで
処理した結果を表1に示す。                          
         表1マウス中のビス(3,5−ジ−
第三級ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタンの
効果        処理群    血漿中トリグリセ
リド(mg/dL±標準偏差)    1.対照   
         273±80    2.化合物A
        87±20*化合物A=ビス(3,5
−ジ−第三級ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メ
タン*p<0.001 これらの結果はマウスにビス(3,5−ジ−第三級ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタンを投与するこ
とは、血漿トリグリセリド水準の統計的に有意義な減少
を生じることを示している。上に鑑みて式(1)の化合
物は、過血中トリグリセリド症の患者を処置すること及
び血漿のトリグリセリドを減少させることに対する医薬
を製造するのに有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    式 【化1】 [式中R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立にC1
    〜C6アルキル基である]の血中トリグリセリド減少有
    効量を含んでいる血漿中のトリグリセリドを減少させる
    薬剤。
  2. 【請求項2】    式 【化2】 [式中R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立にC1
    〜C6アルキル基である]の血中トリグリセリド減少有
    効量を含んでいる過血中トリグリセリド症の処置用薬剤
  3. 【請求項3】    式 【化3】 [式中R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立にC1
    〜C6アルキル基である]の化合物の過血中トリグリセ
    リド症処置剤を製造するための用途。
  4. 【請求項4】    化合物がビス(3,5−ジ−第三
    ブチル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタンである請
    求項1、2又は3のいずれか1に記載の薬剤又は用途。
JP3173445A 1990-06-19 1991-06-19 ある種のビス(3,5−ジ−アルキル−4−ヒドロキシフェニルチオ)メタン類の血中トリグリセリド減少への用途 Pending JPH04230213A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US07/540,657 US5122542A (en) 1990-06-19 1990-06-19 Hypotriglyceridemic use of certain bis (3,5-di-alkyl-4-hydroxyphenylthio)methanes
US540,657 1990-06-19

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JPH04230213A true JPH04230213A (ja) 1992-08-19

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EP (1) EP0462556B1 (ja)
JP (1) JPH04230213A (ja)
KR (1) KR0168649B1 (ja)
AT (1) ATE129151T1 (ja)
AU (1) AU640486B2 (ja)
DE (1) DE69113871T2 (ja)
DK (1) DK0462556T3 (ja)
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