JPH04229947A - フイラメントコイルの製造方法 - Google Patents

フイラメントコイルの製造方法

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Publication number
JPH04229947A
JPH04229947A JP40815490A JP40815490A JPH04229947A JP H04229947 A JPH04229947 A JP H04229947A JP 40815490 A JP40815490 A JP 40815490A JP 40815490 A JP40815490 A JP 40815490A JP H04229947 A JPH04229947 A JP H04229947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
tungsten wire
filament coil
filament
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP40815490A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Aoki
太一 青木
Shinobu Furuta
古田 忍
Yukio Hotta
幸男 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Publication of JPH04229947A publication Critical patent/JPH04229947A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイラメントコイルの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フイラメントコイルは、コイル
部とその両端から延びて形成された両足部とからなって
おり、その製作においてはコイル巻線機によりタングス
テン線を芯線に巻きつけ、所定の長さに切断し、さらに
加熱処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の方法
で得られたフイラメントコイルは、スプリングバックに
より両足部のなす角度が時間の経過とともに変化するた
めに、次工程において加熱炉または通電加熱により加熱
処理をした場合、所定の両足部のなす角度が得られない
ことがあり、その結果、フイラメントコイルをランプに
組み込んだとき、所望する配光特性が得られないという
不具合があった。
【0004】本発明は、巻線後から次工程の加熱処理工
程に至る間でフイラメントコイルの両足部のなす角度が
大きく変化しないフイラメントコイルの製造方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の管球用フイラメ
ントコイルの製造方法は、フイラメントコイルのコイル
部となるべきタングステン線部分を150℃〜300℃
の温度にホットエアーガンで加熱しながら前記タングス
テン線を芯線に巻きつけて前記コイル部を形成し、この
コイル部に連続する足部を所定の長さに切断することに
より、フイラメントコイルを得るものである。
【0006】
【作用】フイラメントコイルのコイル部となるべきタン
グステン線部分を150℃〜300℃の温度に加熱しな
がら、タングステン線を芯線に巻きつけると、巻線加工
時のタングステン線の歪みを低減することができ、巻線
後のフイラメントコイルの両足部のなす角度の変化を小
さくすることができる。また、その加熱をホットエアー
ガンを用いて行っているので、前記タングステン線部分
は所定の温度に加熱されるだけであり、したがってコイ
ル部に酸化が発生するおそれがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。
【0008】図1は本発明のフイラメントコイルの製造
方法を実施するための装置の一例を示す要部斜視図であ
る。図1において、タングステン線1をノズル2に通し
コイリングヘッド3にあるクランパー4でタングステン
線1の先端部をつかみ、ホットエアーガンの噴出ノズル
5でコイル部となるタングステン線1の部分を150℃
〜300℃の温度に加熱しながらコイリングヘッド3を
回転させることによりタングステン線1を芯線6に巻き
つけ、コイル部8aを形成する。噴出ノズル5は常時作
動している。コイル部8aを形成した後、ナイフ7でコ
イル部8aに連続する足部8bを所定の長さに切断し、
図2(A),(B)に示すようなフイラメントコイル8
が得られる。
【0009】図3はタングステン線径を0.18mm、
芯線径を1.1mm、巻数を15回としてタングステン
線を芯線に巻きつけ、巻線時のタングステン線の加熱温
度に対するフイラメントコイルの両足部のもどり比(曲
線9)および形状変化率(曲線10)の実験結果を示す
ものである。ここで、もどり比=所定の角度θ/巻線直
後から2週間放置後の角度θ、形状変化率=(形状変化
の不良品(個数)/良品(個数))×100%である。 同図から明らかなように、加熱温度が150℃以上であ
れば、もどり比は小さく、角度θの変化は小さい。しか
し、加熱温度が300℃を越えると、芯線の表面部が熱
により変形しやすくなる結果、フイラメントコイルのコ
イル部の各ターンの外径が不揃いとなり、形状が悪くな
る。したがって、加熱温度に対してもどり比と形状変化
率のいずれも安定した条件は、タングステン線の加熱温
度が150℃〜300℃の範囲である。
【0010】本発明の方法と従来の方法(タングステン
線の芯線への巻線時にコイル部となるタングステン線部
分を加熱しない)とによりタングステン線を芯線に巻き
つけ、所定の長さに切断して各100個のフイラメント
コイルを得、これらのフイラメントコイルの巻線直後お
よび2週間放置後の両足部のなす角度θとコイルの変形
発生個数について調べたところ、下表に示すとおりの結
果が得られた。ここで、2週間放置後のデータを測定し
たのは、経験上両足部のなす角度θの巻線後の変化はこ
の間において著しいからである。
【0011】
【表1】
【0012】(表1)から明らかなように、本発明の方
法は従来の方法に比して巻線後のフイラメントコイルの
両足部のなす角度θの変化が小さく、またコイルの変形
発生が皆無となることがわかる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、巻線後におけるフイラメントコイルの両足部のな
す角度の変化を極力抑制することができ、また巻線によ
る形状も安定化させることが可能となる。したがって、
本発明の方法によって得られたフイラメントコイルを組
み込んだランプは、所望する配光特性が得られるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の一例を示
す要部斜視図
【図2】(A)フイラメントコイルの形状を示す平面図
(B)同側面図
【図3】巻線時のタングステン線の加熱温度に対するフ
イラメントコイル両足部のなす角度の変化比およびフイ
ラメントコイル形状の変化率を示す図
【符号の説明】
1  タングステン線 5  ホットエアーガンの噴出ノズル 6  芯線 7  ナイフ 8  フイラメントコイル 8a  フイラメントコイルのコイル部8b  フイラ
メントコイルの足部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイラメントコイルのコイル部となるべき
    タングステン線部分を150℃〜300℃の温度にホッ
    トエアーガンで加熱しながら前記タングステン線を芯線
    に巻きつけて前記コイル部を形成し、このコイル部に連
    続する足部を所定の長さに切断することにより、フイラ
    メントコイルを得ることを特徴とするフイラメントコイ
    ルの製造方法。
JP40815490A 1990-12-27 1990-12-27 フイラメントコイルの製造方法 Pending JPH04229947A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105081143A (zh) * 2014-05-16 2015-11-25 苏州艾默特材料技术有限公司 一种螺旋钨丝发热子的制备装置
CN105234317A (zh) * 2015-10-28 2016-01-13 大连德昌线缆有限公司 一种自动卷弹簧线机
JP2016155162A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 日本発條株式会社 コイリングマシンと、コイルばねの製造方法

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