JPH04229728A - ディジタルエコーキャンセラ - Google Patents
ディジタルエコーキャンセラInfo
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- JPH04229728A JPH04229728A JP3094191A JP9419191A JPH04229728A JP H04229728 A JPH04229728 A JP H04229728A JP 3094191 A JP3094191 A JP 3094191A JP 9419191 A JP9419191 A JP 9419191A JP H04229728 A JPH04229728 A JP H04229728A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
- H04B3/234—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers using double talk detection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信入力と受信出力と
の間の受信路と、送信入力と送信出力との間の送信路と
を有し、送信入力へ印加された信号と、受信入力に印加
された受信入力信号に応じて展開された送信入力で付加
エコー信号を打消すのに用いられるレプリカ信号との間
の差として送信出力信号を形成する結合手段とを有し、
少なくとも、−受信入力信号のN’時間−領域点の各ブ
ロックmのN’−点ディスクリート直交変換(DOT)
を実行する第1の変換手段と;−送信出力信号のN’型
−領域点の各ブロックmのN’−点DOTを実行する第
2の変換手段と;−レプリカ信号のN’周波数−領域点
の各ブロックmのN’−点逆ディスクリート直交変換(
IDOT)を実行する第3の変換手段と;−N’成分の
ブロック長を有し、ここで各信号ブロックmに対して、
多くのN’周波数−領域フィルタ係数W(p;m)は、
受信入力信号及び送信出力信号に応じてエコー信号の推
定としてレプリカ信号を発生するP=0,1,2,…,
N’−1で利用されるディジタル周波数−領域ブロック
−適応フィルタと;−受信入力信号及び送信出力信号に
応じて夫々のフィルタ係数用適応成分を各ブロックmに
対して決定する適応手段と;−適応成分を適応ディジタ
ルフィルタに選択的に通す制御可能ゲート手段と;−送
信出力信号と第2の信号の各レベルを決定し、かく決定
されたレベルに応じて関連したレベル間の差に所定の方
法で従うゲート手段用制御信号を発生する制御手段とか
らなるディジタルエコーキャンセラに係る。
の間の受信路と、送信入力と送信出力との間の送信路と
を有し、送信入力へ印加された信号と、受信入力に印加
された受信入力信号に応じて展開された送信入力で付加
エコー信号を打消すのに用いられるレプリカ信号との間
の差として送信出力信号を形成する結合手段とを有し、
少なくとも、−受信入力信号のN’時間−領域点の各ブ
ロックmのN’−点ディスクリート直交変換(DOT)
を実行する第1の変換手段と;−送信出力信号のN’型
−領域点の各ブロックmのN’−点DOTを実行する第
2の変換手段と;−レプリカ信号のN’周波数−領域点
の各ブロックmのN’−点逆ディスクリート直交変換(
IDOT)を実行する第3の変換手段と;−N’成分の
ブロック長を有し、ここで各信号ブロックmに対して、
多くのN’周波数−領域フィルタ係数W(p;m)は、
受信入力信号及び送信出力信号に応じてエコー信号の推
定としてレプリカ信号を発生するP=0,1,2,…,
N’−1で利用されるディジタル周波数−領域ブロック
−適応フィルタと;−受信入力信号及び送信出力信号に
応じて夫々のフィルタ係数用適応成分を各ブロックmに
対して決定する適応手段と;−適応成分を適応ディジタ
ルフィルタに選択的に通す制御可能ゲート手段と;−送
信出力信号と第2の信号の各レベルを決定し、かく決定
されたレベルに応じて関連したレベル間の差に所定の方
法で従うゲート手段用制御信号を発生する制御手段とか
らなるディジタルエコーキャンセラに係る。
【0002】
【従来の技術】かかる構成のエコーキャンセラは欧州特
許出願明細書第301627号で公知である。その特許
出願に記載されたエコーキャンセラはエコーキャンセラ
調整の二重通話の妨害影響を防ぐよう特に配置される。 二重通話は、送信さるべき所望の信号及びエコー信号が
送信入力に同時に印加される時に発生する。次に、これ
らの信号の重畳は、エコー信号を打消すエコーキャンセ
ラの調整が存在する送信さるべき所望の信号により相当
妨害されうることを伴う。これは、エコーキャンセラに
より作られたレプリカがもはや十分に現在のエコー信号
を打消さないことを意味する。上記特許出願では、二重
通話で生じたエコーキャンセラの起こりうる妨害の問題
に対してたしかな解決が与えられる。この為に、適当な
エコー打消信号を形成するプログラマブルフィルタ係数
メモリとディジタル周波数−領域ブロック−適応フィル
タ(FDAF)とからなる時間−領域ディジタルフィル
タからなる組合せが用いられる。これらの2つのフィル
タは夫々レプリカ信号を発生し、周波数−領域ブロック
−適応フィルタにより発生されたレプリカ信号がプログ
ラマブルフィルタにより発生されたレプリカよりも良い
エコー信号の改善推定である限りは、周波数−領域ブロ
ック適応フィルタのフィルタ係数はプログラマブルフィ
ルタに変換される。二重通話中、周波数ブロック−適応
フィルタの調整は妨害され、フィルタ係数の送信はゲー
ト手段により中断される。これにより、周波数−領域ブ
ロック−適応フィルタ調整が二重通話中適当なエコー打
消しに対してプログラマブルフィルタの動作を妨害しな
いことが達成される。
許出願明細書第301627号で公知である。その特許
出願に記載されたエコーキャンセラはエコーキャンセラ
調整の二重通話の妨害影響を防ぐよう特に配置される。 二重通話は、送信さるべき所望の信号及びエコー信号が
送信入力に同時に印加される時に発生する。次に、これ
らの信号の重畳は、エコー信号を打消すエコーキャンセ
ラの調整が存在する送信さるべき所望の信号により相当
妨害されうることを伴う。これは、エコーキャンセラに
より作られたレプリカがもはや十分に現在のエコー信号
を打消さないことを意味する。上記特許出願では、二重
通話で生じたエコーキャンセラの起こりうる妨害の問題
に対してたしかな解決が与えられる。この為に、適当な
エコー打消信号を形成するプログラマブルフィルタ係数
メモリとディジタル周波数−領域ブロック−適応フィル
タ(FDAF)とからなる時間−領域ディジタルフィル
タからなる組合せが用いられる。これらの2つのフィル
タは夫々レプリカ信号を発生し、周波数−領域ブロック
−適応フィルタにより発生されたレプリカ信号がプログ
ラマブルフィルタにより発生されたレプリカよりも良い
エコー信号の改善推定である限りは、周波数−領域ブロ
ック適応フィルタのフィルタ係数はプログラマブルフィ
ルタに変換される。二重通話中、周波数ブロック−適応
フィルタの調整は妨害され、フィルタ係数の送信はゲー
ト手段により中断される。これにより、周波数−領域ブ
ロック−適応フィルタ調整が二重通話中適当なエコー打
消しに対してプログラマブルフィルタの動作を妨害しな
いことが達成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ある場合には、従来技
術のエコーキャンセラの構造がより複雑であることは不
利であり、この為本発明の目的は、これらの場合に対し
て、エコー打消特性が従来技術のエコーキャンセラのそ
れより良いが、更に本質的に単純な構成を有するエコー
キャンセラを提供することである。
術のエコーキャンセラの構造がより複雑であることは不
利であり、この為本発明の目的は、これらの場合に対し
て、エコー打消特性が従来技術のエコーキャンセラのそ
れより良いが、更に本質的に単純な構成を有するエコー
キャンセラを提供することである。
【0004】従って、本発明によるディジタルエコーキ
ャンセラは、第2の信号は受信入力信号であり、制御及
びゲート手段は周波数−領域で動作し、別な制御信号は
、関連した周波数−領域点に対する受信入力信号と送信
出力信号の各レベルに従うN’周波数−領域点の夫々に
対して決定されることを特徴とする。
ャンセラは、第2の信号は受信入力信号であり、制御及
びゲート手段は周波数−領域で動作し、別な制御信号は
、関連した周波数−領域点に対する受信入力信号と送信
出力信号の各レベルに従うN’周波数−領域点の夫々に
対して決定されることを特徴とする。
【0005】本発明による手段は、周波数−領域ブロッ
ク−適応フィルタの調整が妨害が二重通話により生じる
周波数帯を表わすエコーキャンセラの部分でのみ阻止さ
れ、一方、最小誤差信号を得るための調整が更に残る部
分で進行することになる。これは、二重通話が終了した
時、幾つかのフィルタ係数だけがその瞬間に最適誤差補
正に対して望む値から明らかなずれを示し、一方調整が
阻止されなかった部分の残るフィルタ係数が既に所望の
値を有する点で有利である。従来技術のエコーキャンセ
ラの場合と違って、この場合、二重通話が終わった後、
新しいフィルタ係数としてそれらを用いるため二重通話
の発生の直前に有効なフィルタ係数を蓄える手段を設け
ることは必要ではない。これは、時間−領域プログラマ
ブルフィルタを用いないので、エコーキャンセラを本質
的に単純化する。
ク−適応フィルタの調整が妨害が二重通話により生じる
周波数帯を表わすエコーキャンセラの部分でのみ阻止さ
れ、一方、最小誤差信号を得るための調整が更に残る部
分で進行することになる。これは、二重通話が終了した
時、幾つかのフィルタ係数だけがその瞬間に最適誤差補
正に対して望む値から明らかなずれを示し、一方調整が
阻止されなかった部分の残るフィルタ係数が既に所望の
値を有する点で有利である。従来技術のエコーキャンセ
ラの場合と違って、この場合、二重通話が終わった後、
新しいフィルタ係数としてそれらを用いるため二重通話
の発生の直前に有効なフィルタ係数を蓄える手段を設け
ることは必要ではない。これは、時間−領域プログラマ
ブルフィルタを用いないので、エコーキャンセラを本質
的に単純化する。
【0006】ダブリュケラーマンによる、フリクエンツ
,39巻(1985年),7/8号,209−215頁
の「周波数部分帯における補償音響エコー」という題の
論文が、電話装置でのエコー打消しに対するトランスバ
ーサルフィルタを開示しており、そこでのフィルタで、
処理さるべき信号は夫々それ自体のトランスバーサル適
応フィルタを有する多くのフィルタ帯に細分されること
が分かる。この論文は二重通話で生じる全ての問題を述
べてはいない。本発明の基とする考えを形成する原理は
上記論文に記載されたタイプのエコーキャンセラで有利
に用いられる。
,39巻(1985年),7/8号,209−215頁
の「周波数部分帯における補償音響エコー」という題の
論文が、電話装置でのエコー打消しに対するトランスバ
ーサルフィルタを開示しており、そこでのフィルタで、
処理さるべき信号は夫々それ自体のトランスバーサル適
応フィルタを有する多くのフィルタ帯に細分されること
が分かる。この論文は二重通話で生じる全ての問題を述
べてはいない。本発明の基とする考えを形成する原理は
上記論文に記載されたタイプのエコーキャンセラで有利
に用いられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は受信入
力と受信出力との間の受信路と、送信入力と送信出力と
の間の送信路とを有し、送信入力へ印加された信号と、
受信入力に印加された受信入力信号に応じて展開された
送信入力で付加エコー信号を打消すのに用いられるレプ
リカ信号との間の差として送信出力信号を形成する結合
手段とを有し、少なくとも、−受信入力信号の周波数帯
をQ連続周波数帯に変換する第1のフィルタ手段と;−
送信出力信号の周波数帯をQ連続周波数帯に変換する第
2のフィルタ手段と;−レプリカ信号のQ連続周波数帯
から単周波数帯を組立てる第3のフィルタ手段と;−各
周波数帯用の多くのフィルタ係数を有するQフィルタ部
からなり、受信入力信号と送信出力信号に応じて関連し
た周波数帯用エコー信号の推定であるレプリカ信号を各
周波数帯に対して発生するディジタルトランスバーサル
適応フィルタと;−受信入力信号及び送信出力信号に応
じて各部のフィルタ係数用適応成分を決定する適応手段
と;−適応成分を適応ディジタルフィルタに選択的に通
す制御可能ゲート手段と;−送信出力信号及び第2の信
号の各レベルを決定し、関連したレベル間の差に所定の
方法で従うゲート手段用制御信号を所定のレベルに応じ
て発生する制御手段とからなり、第2の信号は受信入力
信号であり、制御手段及びゲート手段は、関連した周波
数帯に対して受信入力信号と送信出力信号の各レベルに
従いQ周波数帯の夫々に対して別な制御信号を決定する
ことを特徴とする。
力と受信出力との間の受信路と、送信入力と送信出力と
の間の送信路とを有し、送信入力へ印加された信号と、
受信入力に印加された受信入力信号に応じて展開された
送信入力で付加エコー信号を打消すのに用いられるレプ
リカ信号との間の差として送信出力信号を形成する結合
手段とを有し、少なくとも、−受信入力信号の周波数帯
をQ連続周波数帯に変換する第1のフィルタ手段と;−
送信出力信号の周波数帯をQ連続周波数帯に変換する第
2のフィルタ手段と;−レプリカ信号のQ連続周波数帯
から単周波数帯を組立てる第3のフィルタ手段と;−各
周波数帯用の多くのフィルタ係数を有するQフィルタ部
からなり、受信入力信号と送信出力信号に応じて関連し
た周波数帯用エコー信号の推定であるレプリカ信号を各
周波数帯に対して発生するディジタルトランスバーサル
適応フィルタと;−受信入力信号及び送信出力信号に応
じて各部のフィルタ係数用適応成分を決定する適応手段
と;−適応成分を適応ディジタルフィルタに選択的に通
す制御可能ゲート手段と;−送信出力信号及び第2の信
号の各レベルを決定し、関連したレベル間の差に所定の
方法で従うゲート手段用制御信号を所定のレベルに応じ
て発生する制御手段とからなり、第2の信号は受信入力
信号であり、制御手段及びゲート手段は、関連した周波
数帯に対して受信入力信号と送信出力信号の各レベルに
従いQ周波数帯の夫々に対して別な制御信号を決定する
ことを特徴とする。
【0008】同様にして、Q周波数帯の夫々に対して、
時間−領域比較は受信入力信号と送信出力信号の正規化
電力間でなされてもよく、特定の周波数帯に属する適応
フィルタ部のフィルタ係数の適応は、送信出力信号の電
力が、上述の如く、指示である受信入力信号に対して増
加し、二重通話が関連した周波数帯で生じることがある
と中断される。
時間−領域比較は受信入力信号と送信出力信号の正規化
電力間でなされてもよく、特定の周波数帯に属する適応
フィルタ部のフィルタ係数の適応は、送信出力信号の電
力が、上述の如く、指示である受信入力信号に対して増
加し、二重通話が関連した周波数帯で生じることがある
と中断される。
【0009】
【実施例】本発明を以下図面を参照して更に説明する。
【0010】図1は受信した音声信号のスピーカ再生を
有する電話機に用いられるエコーキャンセラの簡単なブ
ロック図である。かかるエコーキャンセラ1は、受信入
力R1と受信出力ROを有する受信路2と、送信入力S
Iと送信出力SOを有する送信路3とを有する。下記に
遠端信号という受信入力信号x(t)は受信入力RIに
印加され、受信路2を介して、受信増幅器4によりスピ
ーカ5に接続される受信出力ROに送信される。遠端信
号がない場合、マイクロホン6は、下記に近端信号とい
う送信入力信号s(t)として送信増幅器7を介して送
信入力SIに印加される送信さるべき所望の信号を発生
する。この近端信号s(t)は送信路3を介して送信出
力SOに送信される。スピーカ5とマイクロホン6との
間に、図1に矢印8で示される音響エコー路がある。こ
の音響エコー路8に亘ってもしあるなら、受信出力RO
の遠端信号x(t)はマイクロホン6を介して送信入力
SIで望ましくない付加エコー信号e(t)を導入し、
これにより和信号z(t)=s(t)+e(t)は送信
入力SIに印加される。エコーキャンセラ1はそのタス
クの為、最も可能な方法でこの望ましくないエコー信号
e(t)を打消さなければならない。この為、エコーキ
ャンセラ1は、受信路2の遠端信号x(t)に応じて望
ましくないエコー信号e(t)の推定である信号
有する電話機に用いられるエコーキャンセラの簡単なブ
ロック図である。かかるエコーキャンセラ1は、受信入
力R1と受信出力ROを有する受信路2と、送信入力S
Iと送信出力SOを有する送信路3とを有する。下記に
遠端信号という受信入力信号x(t)は受信入力RIに
印加され、受信路2を介して、受信増幅器4によりスピ
ーカ5に接続される受信出力ROに送信される。遠端信
号がない場合、マイクロホン6は、下記に近端信号とい
う送信入力信号s(t)として送信増幅器7を介して送
信入力SIに印加される送信さるべき所望の信号を発生
する。この近端信号s(t)は送信路3を介して送信出
力SOに送信される。スピーカ5とマイクロホン6との
間に、図1に矢印8で示される音響エコー路がある。こ
の音響エコー路8に亘ってもしあるなら、受信出力RO
の遠端信号x(t)はマイクロホン6を介して送信入力
SIで望ましくない付加エコー信号e(t)を導入し、
これにより和信号z(t)=s(t)+e(t)は送信
入力SIに印加される。エコーキャンセラ1はそのタス
クの為、最も可能な方法でこの望ましくないエコー信号
e(t)を打消さなければならない。この為、エコーキ
ャンセラ1は、受信路2の遠端信号x(t)に応じて望
ましくないエコー信号e(t)の推定である信号
【00
11】
11】
【数1】
【0012】を発生するフィルタ9からなる。結合回路
10によりこの信号
10によりこの信号
【0013】
【数2】
【0014】は、下式で示されうる送信出力信号r(t
)を形成する送信入力SIで和信号z(t)=s(t)
+e(t)から減算される。
)を形成する送信入力SIで和信号z(t)=s(t)
+e(t)から減算される。
【0015】
【数3】
【0016】この式から、この場合、この式の右辺の第
2項が実際的にゼロになるので、レプリカ信号
2項が実際的にゼロになるので、レプリカ信号
【001
7】
7】
【数4】
【0018】がエコー信号e(t)の信頼できる推定で
ある時、送信出力SOでの信号r(t)は、送信さるべ
き望ましい信号S(t)を表わすことが分る。一般に、
受信出力ROと送信入力SIとの間のエコー路の伝送特
性は時間と共に変化し、特に音響エコー路8は大きな変
化を示しうる。エコー信号e(t)が受信出力ROと送
信入力SIとの間のエコー路のインパルス応答h(t)
で遠端信号x(t)の線形コンボリューションであると
考えてもよいので、時間変化インパルス応答h(t)の
形は送信入力SIでエコー信号e(t)の対応する変化
を生ずる。従って、エコーキャンセラ1のフィルタ9は
そのタスクの為、そのインパルス応答w(t)をエコー
路RO−SIのインパルス応答h(t)に実質的に等し
くしなければならない適応フィルタとして構成される。 このフィルタ9の適応調整は結合回路10の出力で信号
r(t)により制御される。この適応調整は、制御信号
r(t)と遠端信号x(t)との間に相関がある限りは
続けられる。遠端信号x(t)だけが存在する時(従っ
て、近端信号s(t)=0)、適応フィルタ9はエコー
信号e(t)の信頼できる推定であるレプリカ信号
ある時、送信出力SOでの信号r(t)は、送信さるべ
き望ましい信号S(t)を表わすことが分る。一般に、
受信出力ROと送信入力SIとの間のエコー路の伝送特
性は時間と共に変化し、特に音響エコー路8は大きな変
化を示しうる。エコー信号e(t)が受信出力ROと送
信入力SIとの間のエコー路のインパルス応答h(t)
で遠端信号x(t)の線形コンボリューションであると
考えてもよいので、時間変化インパルス応答h(t)の
形は送信入力SIでエコー信号e(t)の対応する変化
を生ずる。従って、エコーキャンセラ1のフィルタ9は
そのタスクの為、そのインパルス応答w(t)をエコー
路RO−SIのインパルス応答h(t)に実質的に等し
くしなければならない適応フィルタとして構成される。 このフィルタ9の適応調整は結合回路10の出力で信号
r(t)により制御される。この適応調整は、制御信号
r(t)と遠端信号x(t)との間に相関がある限りは
続けられる。遠端信号x(t)だけが存在する時(従っ
て、近端信号s(t)=0)、適応フィルタ9はエコー
信号e(t)の信頼できる推定であるレプリカ信号
【0
019】
019】
【数5】
【0020】を発生する。しかし、遠端信号x(t)と
近端信号s(t)の両方がある時、一般に二重通話と言
われる状態が発生する。適切でない手段がとられる場合
、適応フィルタ9の調整は制御信号r(t)の妨害項と
して近端信号s(t)の存在により二重通話中に相当妨
害される。適応フィルタ9のこの誤調整はエコー信号e
(t)の信頼できる推定ではもはやないレプリカ信号
近端信号s(t)の両方がある時、一般に二重通話と言
われる状態が発生する。適切でない手段がとられる場合
、適応フィルタ9の調整は制御信号r(t)の妨害項と
して近端信号s(t)の存在により二重通話中に相当妨
害される。適応フィルタ9のこの誤調整はエコー信号e
(t)の信頼できる推定ではもはやないレプリカ信号
【
0021】
0021】
【数6】
【0022】を生じ、これにより送信出力SOに、不十
分に又は即ち不正確に打消されたエコー信号により迷惑
な程度まで妨害される信号r(t)が生ずる。
分に又は即ち不正確に打消されたエコー信号により迷惑
な程度まで妨害される信号r(t)が生ずる。
【0023】本発明はディジタルエコーキャンセラに係
るので、ディスクリート時間モデルを以下の説明で用い
る。かかるモデルが得られる最も単純な方法は、図1の
系統図で信号x(t)及びz(t)がアナログ/ディジ
タル変換器(図示せず)を介して受信入力RIと送信入
力SIに印加され、信号x(t)及びr(t)はディジ
タル/アナログ変換器(図示せず)により受信出力RO
と送信出力SOに得られ、エコーキャンセラ1の全ての
更なる関連信号はディジタル信号であるとする。これら
のディジタル信号は、例えばx(K)が時点t=KTで
連続時間信号x(t)の量子化サンプルであり、ここで
1/Tがサンプル周波数である従来の方法で示される。
るので、ディスクリート時間モデルを以下の説明で用い
る。かかるモデルが得られる最も単純な方法は、図1の
系統図で信号x(t)及びz(t)がアナログ/ディジ
タル変換器(図示せず)を介して受信入力RIと送信入
力SIに印加され、信号x(t)及びr(t)はディジ
タル/アナログ変換器(図示せず)により受信出力RO
と送信出力SOに得られ、エコーキャンセラ1の全ての
更なる関連信号はディジタル信号であるとする。これら
のディジタル信号は、例えばx(K)が時点t=KTで
連続時間信号x(t)の量子化サンプルであり、ここで
1/Tがサンプル周波数である従来の方法で示される。
【0024】エコーキャンセラが音声のような強く自己
相関のある信号を打消すのに用いられる場合、適応周波
数−領域フィルタは収束特性が大きく改善される点で有
利である。周波数−領域に変換することにより、夫々の
実質的に直交周波数−領域成分用利得係数は関連した周
波数−領域成分のパワーに応じて最も単純な方法で正規
化されうる。周波数−領域では、効果的フーリェ変換を
行うことにより長いフィルタの複雑性を大きく減少させ
ることが可能である。従って適応周波数−領域フィルタ
は、これらのキャンセラでは、大きな長さのレスポンス
応答をコピーする必要があるので、音響エコーキャンセ
ラに使用するに非常に有効である。従って、本発明によ
る二重通話検出を有するディジタルエコーキャンセラは
下記で適応周波数−領域フィルタからなるディジタルエ
コーキャンセラと見なされる。
相関のある信号を打消すのに用いられる場合、適応周波
数−領域フィルタは収束特性が大きく改善される点で有
利である。周波数−領域に変換することにより、夫々の
実質的に直交周波数−領域成分用利得係数は関連した周
波数−領域成分のパワーに応じて最も単純な方法で正規
化されうる。周波数−領域では、効果的フーリェ変換を
行うことにより長いフィルタの複雑性を大きく減少させ
ることが可能である。従って適応周波数−領域フィルタ
は、これらのキャンセラでは、大きな長さのレスポンス
応答をコピーする必要があるので、音響エコーキャンセ
ラに使用するに非常に有効である。従って、本発明によ
る二重通話検出を有するディジタルエコーキャンセラは
下記で適応周波数−領域フィルタからなるディジタルエ
コーキャンセラと見なされる。
【0025】図2は周波数−領域ブロック−適応フィル
タ9の一般構成を系統的に示す。図2及び3で、二重線
の信号路は、周波数−領域点の路ブロックが送信される
周波数−領域の路を示し、単線信号路は時間−領域の路
を示す。時間−領域から周波数−領域への変換又はその
逆はディスクリート直交変換(DOT)又はその逆(I
DOT)により起こる。かかる変換の例はディスクリー
トフーリェ変換(DFT)及びその逆(IDFT)であ
り、広く用いられ、例えば音響、音声及び信号処理につ
いてのIEEEトランザクションで出版された1983
年10月,5号,ASSP−31巻,1073−108
3頁のジーエイクラーク他による「FIR適応ディジタ
ルフィルタの時間及び周波数−領域の実現への統一アプ
ローチ」という題の論文及び音響、音声、信号処理につ
いてのIEEEトランザクションで出版された、198
2年10月,5号,ASSP−30巻,726−734
頁のディーマンサー他による「自由周波数−領域適応フ
ィルタ」という題の論文で相当論じられた。計算複雑性
及び許容信号遅延の実際の考察から、これらのDOTは
有限ブロック長N’を有し、文献では、かかる変換は「
点」がディスクリート時間−領域成分及びディスクリー
ト周波数−領域成分を示すN’−点DOTとして知られ
ている。 ブロック長N’に関して、下記の考察がなされる。FD
AF9はエコー信号e(K)の良い推定であるレプリカ
信号
タ9の一般構成を系統的に示す。図2及び3で、二重線
の信号路は、周波数−領域点の路ブロックが送信される
周波数−領域の路を示し、単線信号路は時間−領域の路
を示す。時間−領域から周波数−領域への変換又はその
逆はディスクリート直交変換(DOT)又はその逆(I
DOT)により起こる。かかる変換の例はディスクリー
トフーリェ変換(DFT)及びその逆(IDFT)であ
り、広く用いられ、例えば音響、音声及び信号処理につ
いてのIEEEトランザクションで出版された1983
年10月,5号,ASSP−31巻,1073−108
3頁のジーエイクラーク他による「FIR適応ディジタ
ルフィルタの時間及び周波数−領域の実現への統一アプ
ローチ」という題の論文及び音響、音声、信号処理につ
いてのIEEEトランザクションで出版された、198
2年10月,5号,ASSP−30巻,726−734
頁のディーマンサー他による「自由周波数−領域適応フ
ィルタ」という題の論文で相当論じられた。計算複雑性
及び許容信号遅延の実際の考察から、これらのDOTは
有限ブロック長N’を有し、文献では、かかる変換は「
点」がディスクリート時間−領域成分及びディスクリー
ト周波数−領域成分を示すN’−点DOTとして知られ
ている。 ブロック長N’に関して、下記の考察がなされる。FD
AF9はエコー信号e(K)の良い推定であるレプリカ
信号
【0026】
【数7】
【0027】を発生しなければならない。エコー信号e
(K)は、エコー路8のインパルス応答h(i)を有す
る遠端信号x(K)の線形コンボリューションであると
考えられる。ここで、i=0,1,2,…,N−1であ
る。次に、FDAF9は、FDAF9のインパルス応答
で遠端信号x(K)の線形コンボリューションとしてレ
プリカ信号
(K)は、エコー路8のインパルス応答h(i)を有す
る遠端信号x(K)の線形コンボリューションであると
考えられる。ここで、i=0,1,2,…,N−1であ
る。次に、FDAF9は、FDAF9のインパルス応答
で遠端信号x(K)の線形コンボリューションとしてレ
プリカ信号
【0028】
【数8】
【0029】を発生する長さNのインパルス応答も表わ
さなければならないことを更に明らかにする必要はない
。この目的に必要な動作は周波数−領域のN’点のブロ
ックのFDAF9で実施され、これらの動作が、期間が
ブロック長N’に等しい時間−領域の円形コンボリュー
ションに対応することは良く知られている。次に、所望
の線形コンボリューションはN’点DOTに含まれた時
間−領域信号の適切な区分により得られ、一方最も現在
の区分処理はオーバラップ省略方法及びオーバラップ加
算方法である。上記は、一般的にDOTのブロック長N
’がFDAF9のインパルス応答の所望の長さNより大
きいことを意味する。クラーク他による上記の論文では
、長さNのインパルス応答でFDAF9の最も効果的実
行に対して、N’=2Nのブロック長を有するDFTが
用いられ、時間−領域信号がN’=2N点のブロックに
区分され、ここで各ブロックがN点により前のブロック
をオーバラップすることが述べられている。Nの大きい
値、例えば、N=1000からN=2000に対して音
響エコー路8の本事例では計算複雑性は「高速フーリェ
変換」(FFT)として知られるDFTの効果的実行を
用いることによりかなり大きく減少され、それによりレ
プリカ信号
さなければならないことを更に明らかにする必要はない
。この目的に必要な動作は周波数−領域のN’点のブロ
ックのFDAF9で実施され、これらの動作が、期間が
ブロック長N’に等しい時間−領域の円形コンボリュー
ションに対応することは良く知られている。次に、所望
の線形コンボリューションはN’点DOTに含まれた時
間−領域信号の適切な区分により得られ、一方最も現在
の区分処理はオーバラップ省略方法及びオーバラップ加
算方法である。上記は、一般的にDOTのブロック長N
’がFDAF9のインパルス応答の所望の長さNより大
きいことを意味する。クラーク他による上記の論文では
、長さNのインパルス応答でFDAF9の最も効果的実
行に対して、N’=2Nのブロック長を有するDFTが
用いられ、時間−領域信号がN’=2N点のブロックに
区分され、ここで各ブロックがN点により前のブロック
をオーバラップすることが述べられている。Nの大きい
値、例えば、N=1000からN=2000に対して音
響エコー路8の本事例では計算複雑性は「高速フーリェ
変換」(FFT)として知られるDFTの効果的実行を
用いることによりかなり大きく減少され、それによりレ
プリカ信号
【0030】
【数9】
【0031】のN点当たりの計算動作の数はNlog
Nのオーダである。そのような計算での効果的実行はD
FTより他のタイプのDOTに対しても知られているが
、簡略化の為、以下でN’−点DOTはここでN’=2
NでN’−点DFTであるとする。更に、周波数−領域
信号は周波数−領域及び時間−領域信号を単純な方法で
区別するため大文字により示され、時間−領域信号は前
記の如く小文字により示される。最後に、時間−領域信
号を区分する手続きとしてのオーバラップ省略方法を用
いることを更に説明する。
Nのオーダである。そのような計算での効果的実行はD
FTより他のタイプのDOTに対しても知られているが
、簡略化の為、以下でN’−点DOTはここでN’=2
NでN’−点DFTであるとする。更に、周波数−領域
信号は周波数−領域及び時間−領域信号を単純な方法で
区別するため大文字により示され、時間−領域信号は前
記の如く小文字により示される。最後に、時間−領域信
号を区分する手続きとしてのオーバラップ省略方法を用
いることを更に説明する。
【0032】図2に示されたFDAF9はフィルタ部1
1と適応プロセッサ12とからなる。フィルタ部11と
適応プロセッサ12は周波数領域で動作し、これにより
3つの領域変換が下記により実行される、即ち、−変換
手段13及び関連した区分手段による:遠端信号x(K
)の2N時間−領域点の各ブロックを2N周波数−領域
点のブロックに変換する2N−点DOT,ここで、ブロ
ック数mを有するブロックに対してP=0,1,2,…
,2N−1でX(p:m)と示される−変換手段14と
関連した区分手段による:2N周波数−領域点
1と適応プロセッサ12とからなる。フィルタ部11と
適応プロセッサ12は周波数領域で動作し、これにより
3つの領域変換が下記により実行される、即ち、−変換
手段13及び関連した区分手段による:遠端信号x(K
)の2N時間−領域点の各ブロックを2N周波数−領域
点のブロックに変換する2N−点DOT,ここで、ブロ
ック数mを有するブロックに対してP=0,1,2,…
,2N−1でX(p:m)と示される−変換手段14と
関連した区分手段による:2N周波数−領域点
【003
3】
3】
【数10】
【0034】の各ブロックをレプリカ信号
【0035】
【数11】
【0036】のN時間−領域点のブロックに変換する2
N−点IDOT;変換手段15と関連した区分手段によ
る:2N時間−領域点のブロックに増大した後、誤り信
号r(K)のN時間−領域点の各ブロック2N周波数−
領域点R(p;m)のブロックに変換する2N−点DO
T,区分処理用に用いられるオーバラップ省略方法の詳
細を更に図3を参照して説明する。FDAF9のフィル
タ部11は、ブロックmの2N周波数−領域フィルタ係
数W(p;m)を蓄積するメモリ11(1)と、メモリ
11(1)の出力信号と適応プロセッサ12の出力信号
を加算する結合回路11(2)と、2N周波数−領域点
N−点IDOT;変換手段15と関連した区分手段によ
る:2N時間−領域点のブロックに増大した後、誤り信
号r(K)のN時間−領域点の各ブロック2N周波数−
領域点R(p;m)のブロックに変換する2N−点DO
T,区分処理用に用いられるオーバラップ省略方法の詳
細を更に図3を参照して説明する。FDAF9のフィル
タ部11は、ブロックmの2N周波数−領域フィルタ係
数W(p;m)を蓄積するメモリ11(1)と、メモリ
11(1)の出力信号と適応プロセッサ12の出力信号
を加算する結合回路11(2)と、2N周波数−領域点
【0037】
【数12】
【0038】を表わす積X(p;m)W(p;m)を形
成するため関連した周波数−領域フィルタ係数W(p;
m)により各周波数−領域点X(p;m)を乗算する回
路11(3)とからなる。適応プロセッサ12は、2N
周波数−領域点X(p;m)及びR(p;m)に応じて
周波数−領域フィルタ係数W(p;m)に対してブロッ
クごとの適応信号を発生するよう配置され、適応フィル
タ係数W(p;m)はメモリ11(1)に蓄えられる。
成するため関連した周波数−領域フィルタ係数W(p;
m)により各周波数−領域点X(p;m)を乗算する回
路11(3)とからなる。適応プロセッサ12は、2N
周波数−領域点X(p;m)及びR(p;m)に応じて
周波数−領域フィルタ係数W(p;m)に対してブロッ
クごとの適応信号を発生するよう配置され、適応フィル
タ係数W(p;m)はメモリ11(1)に蓄えられる。
【0039】前述の如く、フィルタ係数メモリ11(1
)のフィルタ係数の調整は二重通話の場合に大きく妨害
され、従って適応プロセッサ12からフィルタ部11へ
の適応信号の供給は、周波数−領域成分用二重通話の状
態が比較器16により検出されると、ゲート手段17に
よりいつでも中断される。本発明により、ゲート手段1
7と比較器16とからなる二重通話検出器は、各周波数
−領域成分がそれ自体の二重通話検出器を有するよう、
周波数−領域で実行される。従って、二重通話中、フィ
ルタ係数の適応は二重通話が生じる周波数−領域点に属
するフィルタ係数に対してのみ中断されるようにされる
。
)のフィルタ係数の調整は二重通話の場合に大きく妨害
され、従って適応プロセッサ12からフィルタ部11へ
の適応信号の供給は、周波数−領域成分用二重通話の状
態が比較器16により検出されると、ゲート手段17に
よりいつでも中断される。本発明により、ゲート手段1
7と比較器16とからなる二重通話検出器は、各周波数
−領域成分がそれ自体の二重通話検出器を有するよう、
周波数−領域で実行される。従って、二重通話中、フィ
ルタ係数の適応は二重通話が生じる周波数−領域点に属
するフィルタ係数に対してのみ中断されるようにされる
。
【0040】音声は最も大きな音に対してディスクリー
トラインスペクトルを有するので、限られた数の周波数
−領域点だけが二重通話の結果として妨害される。従っ
て、本発明による周波数−領域点当たりの二重通話検出
は、二重通話の状態が時間中に終了した時、フィルタ係
数メモリ11(1)の限られた数のフィルタ係数だけが
二重通話の期間中適応して調整されず、これによりこの
限られた数のフィルタ係数に対して、比較的大きい適応
調整が必要になる点で有利である。残るフィルタ係数は
、二重通話の全期間又は少なくとも期間の一部に対して
、通常の方法で適応して調整され、これにより二重通話
によるレプリカ信号の妨害は最小化される。後述する如
く、別な利点は、二重通話が本発明により検出される時
、FDAFに既に存在する電力制御が効率的に用いられ
てもよいことである。
トラインスペクトルを有するので、限られた数の周波数
−領域点だけが二重通話の結果として妨害される。従っ
て、本発明による周波数−領域点当たりの二重通話検出
は、二重通話の状態が時間中に終了した時、フィルタ係
数メモリ11(1)の限られた数のフィルタ係数だけが
二重通話の期間中適応して調整されず、これによりこの
限られた数のフィルタ係数に対して、比較的大きい適応
調整が必要になる点で有利である。残るフィルタ係数は
、二重通話の全期間又は少なくとも期間の一部に対して
、通常の方法で適応して調整され、これにより二重通話
によるレプリカ信号の妨害は最小化される。後述する如
く、別な利点は、二重通話が本発明により検出される時
、FDAFに既に存在する電力制御が効率的に用いられ
てもよいことである。
【0041】ゲート手段17が更なる妨害を阻止する前
に、種々のフィルタ係数が二重通話により既に妨害され
るのを避けるため、比較器16は、二重通話の発生の確
かなしるしである送信出力信号に急な大きい変化に素速
く反応しうることが望ましい。
に、種々のフィルタ係数が二重通話により既に妨害され
るのを避けるため、比較器16は、二重通話の発生の確
かなしるしである送信出力信号に急な大きい変化に素速
く反応しうることが望ましい。
【0042】図3は適応プロセッサ12及び比較器16
用入力信号を発生する回路の構成をより詳細に示す。図
3は、N’−点DOTが2N−点FFTとして知られて
いる、N’=2NとしたN’−点DFTの効果的実行で
あり、ここでその機能を正確に示すため変換手段から区
分手段を分離して示す。
用入力信号を発生する回路の構成をより詳細に示す。図
3は、N’−点DOTが2N−点FFTとして知られて
いる、N’=2NとしたN’−点DFTの効果的実行で
あり、ここでその機能を正確に示すため変換手段から区
分手段を分離して示す。
【0043】適応プロセッサの構成は、本質的に、前記
欧州特許出願第301627号に記載されたものに等し
い。
欧州特許出願第301627号に記載されたものに等し
い。
【0044】図3では、遠端信号x(K)は直・並列変
換により2N点のブロックに細区分さるべき区分手段1
3(1)に印加され、各ブロックは図に記号で示される
ように、N点でその前のものとオーバラップする。ブロ
ック数mを有するブロックの点はX(i;m)で示され
る。ここでi=1,2,…,2N−1である。2N−点
FFTを実行する変換手段13により、2N時間−領域
点X(i;m)は周波数−領域の2N点X(p;m)に
変換される。ここでP=1,2,…,2N−1である。 乗算器11(3)では、各点X(p;m)は、2N点
換により2N点のブロックに細区分さるべき区分手段1
3(1)に印加され、各ブロックは図に記号で示される
ように、N点でその前のものとオーバラップする。ブロ
ック数mを有するブロックの点はX(i;m)で示され
る。ここでi=1,2,…,2N−1である。2N−点
FFTを実行する変換手段13により、2N時間−領域
点X(i;m)は周波数−領域の2N点X(p;m)に
変換される。ここでP=1,2,…,2N−1である。 乗算器11(3)では、各点X(p;m)は、2N点
【
0045】
0045】
【数13】
【0046】を現わす積X(p;m)W(p;m)を形
成するようメモリ11(1)からの関連したフィルタ係
数W(p;m)で乗算される。2N−点IFFTを実行
する変換手段14により、これらの2N点
成するようメモリ11(1)からの関連したフィルタ係
数W(p;m)で乗算される。2N−点IFFTを実行
する変換手段14により、これらの2N点
【0047】
【数14】
【0048】は時間領域の2N点
【0049】
【数15】
【0050】に変換される。フィルタ係数W(p;m)
がブロックm中インパルス応答W(i)の値を示す時間
−領域フィルタ係数W(i;m)で実行された2N−点
DFTの点と考えられるので、回路11(2)の乗算は
ブロックm中インパルス応答w(i)を有するブロック
m中遠端信号ベクトルx(m)の時間−領域円形コンボ
リューションに相当する。しかし、所望のレプリカ信号
ベクトル
がブロックm中インパルス応答W(i)の値を示す時間
−領域フィルタ係数W(i;m)で実行された2N−点
DFTの点と考えられるので、回路11(2)の乗算は
ブロックm中インパルス応答w(i)を有するブロック
m中遠端信号ベクトルx(m)の時間−領域円形コンボ
リューションに相当する。しかし、所望のレプリカ信号
ベクトル
【0051】
【数16】
【0052】はインパルス応答w(i)での遠端信号x
(K)の線形コンボリューションである。オーバラップ
省略方法により、この所望のレプリカ信号
(K)の線形コンボリューションである。オーバラップ
省略方法により、この所望のレプリカ信号
【0053】
【数17】
【0054】は、各ブロックm用のこの円形コンボリュ
ーションの2N点
ーションの2N点
【0055】
【数18】
【0056】を区分手段14(1)に印加することによ
り得られ、並−直列変換により、第1のN点
り得られ、並−直列変換により、第1のN点
【0057
】
】
【数19】
【0058】(ここでi=0,1,2,…,N−1)は
棄てられ、最後のN点
棄てられ、最後のN点
【0059】
【数20】
【0060】(ここでi=N,N+1,N+2,…,2
N−1)は、図3に記号で示される如く、レプリカ信号
N−1)は、図3に記号で示される如く、レプリカ信号
【0061】
【数21】
【0062】として送られる。
【0063】周波数−領域フィルタ係数W(p;m)の
ブロック毎の適応に対して、公知の適応アルゴリズム、
例えば複素最小平均二乗(複素LMS)アルゴリズムが
用いられる。後者のアルゴリズムにより、フィルタ係数
W(p;m)は、相関が遠端信号x(K)と誤差信号r
(K)の間で生じる限り、適応される。適応プロセッサ
12が周波数−領域で動作するので、オーバラップ省略
手段により、この誤差信号r(K)は直並手段により2
N点のブロックに細区分さるべき区分手段15(1)に
印加され、各ブロックはN点によりその前のものとオー
バラップし、ゼロの値は、図3に記号で示される如く、
第1のN点r(i;m)(ここでi=0,1,2,…,
N−1)にされる。2N点FFTを実行する変換手段1
5により、これらの2N点r(i;m)は2N点R(p
;m)の周波数−領域に変換される。
ブロック毎の適応に対して、公知の適応アルゴリズム、
例えば複素最小平均二乗(複素LMS)アルゴリズムが
用いられる。後者のアルゴリズムにより、フィルタ係数
W(p;m)は、相関が遠端信号x(K)と誤差信号r
(K)の間で生じる限り、適応される。適応プロセッサ
12が周波数−領域で動作するので、オーバラップ省略
手段により、この誤差信号r(K)は直並手段により2
N点のブロックに細区分さるべき区分手段15(1)に
印加され、各ブロックはN点によりその前のものとオー
バラップし、ゼロの値は、図3に記号で示される如く、
第1のN点r(i;m)(ここでi=0,1,2,…,
N−1)にされる。2N点FFTを実行する変換手段1
5により、これらの2N点r(i;m)は2N点R(p
;m)の周波数−領域に変換される。
【0064】2N点R(p;m)の夫々は、積2μ(p
;m)R(p;m)が形成されるよう、適応アルゴリズ
ムの利得係数を決定する2μ(p;m)の係数により乗
算器20で乗算される。各ブロックmの2N点X(p;
m)は、各点X(p;m)の複素共役値X* (p;m
)を形成する共役手段18に印加される。乗算器19で
は、各共役点X* (p;m)は、ブロックm中遠端信
号x(K)と誤り信号r(K)間の時間−領域円形相関
に対応する積:A(p;m)=2μ(p;m)X* (
p;m)R(p;m);を形成するため関連した点R(
p;m)に対して乗算器20の出力信号により乗算され
る。積A(p;m)はフィルタ係数W(p;m)の変更
を決定する。二重通話が関連した周波数−領域成分に対
し生じない限り、後述の如く、ゲート手段17が活性化
されない場合には、これらの変更A(p;m)は、ブロ
ックmのフィルタ係数W(p;m)を蓄積するメモリ1
1(1)により形成された(アキュムレータ)回路と、
各係数W(p;m)の和を形成する加算器11(2)と
、和が次のブロック(n+1)に対するフィルタ係数W
(p;m+1)を提供するようメモリ11(1)に蓄積
されるその関連した変更A(p;m)に印加する。従っ
て、適応アルゴリズムは下式として示されうる。
;m)R(p;m)が形成されるよう、適応アルゴリズ
ムの利得係数を決定する2μ(p;m)の係数により乗
算器20で乗算される。各ブロックmの2N点X(p;
m)は、各点X(p;m)の複素共役値X* (p;m
)を形成する共役手段18に印加される。乗算器19で
は、各共役点X* (p;m)は、ブロックm中遠端信
号x(K)と誤り信号r(K)間の時間−領域円形相関
に対応する積:A(p;m)=2μ(p;m)X* (
p;m)R(p;m);を形成するため関連した点R(
p;m)に対して乗算器20の出力信号により乗算され
る。積A(p;m)はフィルタ係数W(p;m)の変更
を決定する。二重通話が関連した周波数−領域成分に対
し生じない限り、後述の如く、ゲート手段17が活性化
されない場合には、これらの変更A(p;m)は、ブロ
ックmのフィルタ係数W(p;m)を蓄積するメモリ1
1(1)により形成された(アキュムレータ)回路と、
各係数W(p;m)の和を形成する加算器11(2)と
、和が次のブロック(n+1)に対するフィルタ係数W
(p;m+1)を提供するようメモリ11(1)に蓄積
されるその関連した変更A(p;m)に印加する。従っ
て、適応アルゴリズムは下式として示されうる。
【0065】W(p;m+1)=W(p;m)+2μ(
p;m)X* (p;m)R(p;m)従って、メモリ
11(1)の2Nフィルタ係数W(p;m)は回路11
(2)の乗算に利用される。
p;m)X* (p;m)R(p;m)従って、メモリ
11(1)の2Nフィルタ係数W(p;m)は回路11
(2)の乗算に利用される。
【0066】遠端信号X(K)が相関がなく、ほんの少
しだけ相関がある場合、利得係数μ(p;m)は各フィ
ルタ係数W(p;m)に対して同じ一定値αを有しても
よい。ここでその値αはブロック数mとは独立である(
この定数αはアルゴリズムの適応係数として知られてい
る)。音声のように強く(自動)相関した遠端信号x(
K)に対して、FDAFの収束速度は、それ自体公知で
ある如く、その(パワースペクトルを正規化することに
より作用される遠端信号x(K)を非相関とすることに
よる)単純な方法でかなり増加される;例えばIEEE
ASSPマガジンの、1984年4月,30−38
頁のシーダブリュケーグリットン及びディーダブリュソ
ンによる「エコー打消アルゴリズム」という題の論文の
36頁、参照、周波数−領域成分X(p;m)がFDA
Fで既に利用されるので、そのような正規化は正規化手
段23により単純に実現されえ、適応係数αは点X(p
;m)のパワー〔X(p;m)〕2 で分割され、その
パワーは二乗回路21で形成され、全装置の収束行動が
本質的に適応フィルタの時定数により決定されるようそ
の帯域幅が選択される単純低域フィルタ22によりブロ
ック的に平滑化される。次に、正規化手段23の出力信
号は回路20の2μ(p;m)による乗算に対して利得
係数μ(p;m)として用いられてもよい。
しだけ相関がある場合、利得係数μ(p;m)は各フィ
ルタ係数W(p;m)に対して同じ一定値αを有しても
よい。ここでその値αはブロック数mとは独立である(
この定数αはアルゴリズムの適応係数として知られてい
る)。音声のように強く(自動)相関した遠端信号x(
K)に対して、FDAFの収束速度は、それ自体公知で
ある如く、その(パワースペクトルを正規化することに
より作用される遠端信号x(K)を非相関とすることに
よる)単純な方法でかなり増加される;例えばIEEE
ASSPマガジンの、1984年4月,30−38
頁のシーダブリュケーグリットン及びディーダブリュソ
ンによる「エコー打消アルゴリズム」という題の論文の
36頁、参照、周波数−領域成分X(p;m)がFDA
Fで既に利用されるので、そのような正規化は正規化手
段23により単純に実現されえ、適応係数αは点X(p
;m)のパワー〔X(p;m)〕2 で分割され、その
パワーは二乗回路21で形成され、全装置の収束行動が
本質的に適応フィルタの時定数により決定されるようそ
の帯域幅が選択される単純低域フィルタ22によりブロ
ック的に平滑化される。次に、正規化手段23の出力信
号は回路20の2μ(p;m)による乗算に対して利得
係数μ(p;m)として用いられてもよい。
【0067】夫々の2N周波数成分Pに対する二重通話
を検出するため、周波数成分R(p;m)のパワーに応
じて正規化される、利得係数V(p;m)は同一方法で
決定される。これは、適応係数αが二乗回路25で形成
され、簡単な低域フィルタ26によりブロック状に平滑
化された点R(p;m)のパワー〔R(p;m)〕2
により分割され、正規化手段27によりなされる。次に
正規化手段27の出力信号は乗算器28の回路25の出
力信号〔R(p;m)〕2 による乗算に対する利得係
数V(p;m)として用いられうる。
を検出するため、周波数成分R(p;m)のパワーに応
じて正規化される、利得係数V(p;m)は同一方法で
決定される。これは、適応係数αが二乗回路25で形成
され、簡単な低域フィルタ26によりブロック状に平滑
化された点R(p;m)のパワー〔R(p;m)〕2
により分割され、正規化手段27によりなされる。次に
正規化手段27の出力信号は乗算器28の回路25の出
力信号〔R(p;m)〕2 による乗算に対する利得係
数V(p;m)として用いられうる。
【0068】乗算器28の出力信号V(p;m),〔R
(p;m)〕2 は比較器回路16で乗算器24の出力
信号μ(p;m),〔R(p;m)〕2 と比較される
。周波数成分R(p;m)が二重通話の場合に妨害され
る場合、R(p;m)のパワーが増加し、下式がなり立
つ。
(p;m)〕2 は比較器回路16で乗算器24の出力
信号μ(p;m),〔R(p;m)〕2 と比較される
。周波数成分R(p;m)が二重通話の場合に妨害され
る場合、R(p;m)のパワーが増加し、下式がなり立
つ。
【0069】V(p;m)・〔R(p;m)〕2 >μ
(p;m)・〔X(p;m)〕2 .この条件が満足さ
れる場合、回路16はゲート手段17を活性化する出力
信号を発生し、これにより、これらの手段は乗算器19
から加算回路11(2)に適応成分A(p;m)の転送
を中断する。
(p;m)・〔X(p;m)〕2 .この条件が満足さ
れる場合、回路16はゲート手段17を活性化する出力
信号を発生し、これにより、これらの手段は乗算器19
から加算回路11(2)に適応成分A(p;m)の転送
を中断する。
【0070】上記の方法では、適応係数の調整は、2N
適応係数制御回路の限られた数でのみ、即ち、二重通話
が検出される周波数成分に属する制御回路でのみ中断さ
れる。
適応係数制御回路の限られた数でのみ、即ち、二重通話
が検出される周波数成分に属する制御回路でのみ中断さ
れる。
【0071】前記及びダブリュ・ケラーマンによる論文
を読むことにより、本発明の原理が該論文に記載された
タイプのエコーキャンセラで実行される方法を当業者は
容易に認識しうる。
を読むことにより、本発明の原理が該論文に記載された
タイプのエコーキャンセラで実行される方法を当業者は
容易に認識しうる。
【0072】周波数−領域への変換に対する上記実施例
は欧州特許出願第301627号から公知であるエコー
キャンセラと有利に組合わされ、FDAF及びTDAF
の組合せが用いられることが更に分かる。そのような組
合せにより形成されたエコーキャンセラは二重通話の場
合に完全なエコー打消が提供され、FDAFの存在に固
有な遅延が避けられる利点がある。
は欧州特許出願第301627号から公知であるエコー
キャンセラと有利に組合わされ、FDAF及びTDAF
の組合せが用いられることが更に分かる。そのような組
合せにより形成されたエコーキャンセラは二重通話の場
合に完全なエコー打消が提供され、FDAFの存在に固
有な遅延が避けられる利点がある。
【図1】エコーキャンセラが送信及び受信音声信号に用
いられる装置で一般的に用いられる方法を例示する系統
図である。
いられる装置で一般的に用いられる方法を例示する系統
図である。
【図2】本発明によるエコーキャンセラの一実施例のデ
ィスクリート−時間モデルの一般系統図である。
ィスクリート−時間モデルの一般系統図である。
【図3】本発明によるエコーキャンセラの一実施例のデ
ィスクリート−時間モデルの詳細系統図である。
ィスクリート−時間モデルの詳細系統図である。
1 エコーキャンセラ
2 受信路
3 送信路
4,7 増幅器
5 スピーカ
6 マイクロホン
8 エコー路
9 フィルタ
10,11(2) 結合回路
11 フィルタ部
11(1) メモリ
12 適応プロセッサ
13,14,15 変換手段
13(1),15(1) 区分手段
16 比較器
17 ゲート手段
18 共役手段
19,20,28 乗算器
21,25 二乗回路
22,26 低域フィルタ
23,27 正規化手段
Claims (4)
- 【請求項1】 受信入力及び受信出力間の受信路と、
送信入力及び送信出力間の送信路とを有し、送信入力へ
印加された信号と、受信入力に印加された受信入力信号
に応じて展開された送信入力で付加エコー信号を打消す
のに用いられるレプリカ信号との間の差として送信出力
信号を形成する結合手段とを有し、少なくとも、−受信
入力信号のN’時間−領域点の各ブロックmのN’−点
ディスクリート直交変換(DOT)を実行する第1の変
換手段と;−送信出力信号のN’型−領域点の各ブロッ
クmのN’−点DOTを実行する第2の変換手段と;−
レプリカ信号のN’周波数−領域点の各ブロックmのN
’−点逆ディスクリート直交変換(IDOT)を実行す
る第3の変換手段と;−N’成分のブロック長を有し、
ここで各信号ブロックmに対して、多くのN’周波数−
領域フィルタ係数W(p;m)は、受信入力信号及び送
信出力信号に応じてエコー信号の推定としてレプリカ信
号を発生するP=0,1,2,…,N’−1で利用され
るディジタル周波数−領域ブロック−適応フィルタと;
−受信入力信号及び送信出力信号に応じて夫々のフィル
タ係数用適応成分を各ブロックmに対して決定する適応
手段と;−適応成分を適応ディジタルフィルタに選択的
に通す制御可能ゲート手段と;−送信出力信号と第2の
信号の各レベルを決定し、かく決定されたレベルに応じ
て関連したレベル間の差に所定の方法で従うゲート手段
用制御信号を発生する制御手段とからなり、第2の信号
は受信入力信号であり、制御及びゲート手段は周波数−
領域で動作し、別な制御信号は、関連した周波数−領域
点に対する受信入力信号と送信出力信号の各レベルに従
うN’周波数−領域点の夫々に対して決定されることを
特徴とするディジタルエコーキャンセラ。 - 【請求項2】受信入力と受信出力との間の受信路と、送
信入力と送信出力との間の送信路とを有し、送信入力へ
印加された信号と、受信入力に印加された受信入力信号
に応じて展開された送信入力で付加エコー信号を打消す
のに用いられるレプリカ信号との間の差として送信出力
信号を形成する結合手段とを有し、少なくとも、−受信
入力信号の周波数帯をQ連続周波数帯に変換する第1の
フィルタ手段と;−送信出力信号の周波数帯をQ連続周
波数帯に変換する第2のフィルタ手段と;−レプリカ信
号のQ連続周波数帯から単周波数帯を組立てる第3のフ
ィルタ手段と;−各周波数帯用の多くのフィルタ係数を
有するQフィルタ部からなり、受信入力信号と送信出力
信号に応じて関連した周波数帯用エコー信号の推定でき
るレプリカ信号を各周波数帯に対して発生するディジタ
ルトランスバーサル適応フィルタと;−受信入力信号及
び送信出力信号に応じて各部のフィルタ係数用適応成分
を決定する適応手段と;−適応成分を適応ディジタルフ
ィルタに選択的に通す制御可能ゲート手段と;−送信出
力信号及び第2の信号の各レベルを決定し、関連したレ
ベル間の差に所定の方法で従うゲート手段用制御信号を
所定のレベルに応じて発生する制御手段とからなり、第
2の信号は受信入力信号であり、制御手段及びゲート手
段は、関連した周波数帯に対して受信入力信号と送信出
力信号の各レベルに従いQ周波数帯の夫々に対して別な
制御信号を決定することを特徴とするディジタルエコー
キャンセラ。 - 【請求項3】 適応手段は、変換された受信入力信号
の電力を決定する手段と、受信入力信号の平均電力に応
じて正規化された適応係数を決定する手段とからなり、
変換された受信入力信号の電力を適応係数で乗算する乗
算器が設けられ、変換された送信出力信号の電力を決定
する手段と、送信出力信号の平均電力に応じて正規化さ
れた利得係数を決定する手段とが設けられ、また変換さ
れた送信出力信号の電力を利得係数で乗算する乗算器が
設けられ、上記2つの乗算器の出力信号がこれらの2つ
の入力信号を比較する比較器からなる制御手段の入力へ
入力信号として供給されることを特徴とするディジタル
エコーキャンセラ。 - 【請求項4】 拡声式電話機の構成部分を形成する請
求項3のディジタルエコーキャンセラ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL9001016A NL9001016A (nl) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | Digitale echocompensator met een dubbelspraakdetector. |
NL9001016 | 1990-04-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04229728A true JPH04229728A (ja) | 1992-08-19 |
Family
ID=19857021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3094191A Pending JPH04229728A (ja) | 1990-04-27 | 1991-04-24 | ディジタルエコーキャンセラ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5278900A (ja) |
EP (1) | EP0454242A1 (ja) |
JP (1) | JPH04229728A (ja) |
CA (1) | CA2041079A1 (ja) |
NL (1) | NL9001016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002522969A (ja) * | 1998-08-06 | 2002-07-23 | フランス テレコム | 計算を簡単にした周波数濾波用デジタル処理装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5452289A (en) | 1993-01-08 | 1995-09-19 | Multi-Tech Systems, Inc. | Computer-based multifunction personal communications system |
US6009082A (en) | 1993-01-08 | 1999-12-28 | Multi-Tech Systems, Inc. | Computer-based multifunction personal communication system with caller ID |
US5864560A (en) | 1993-01-08 | 1999-01-26 | Multi-Tech Systems, Inc. | Method and apparatus for mode switching in a voice over data computer-based personal communications system |
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US5682386A (en) | 1994-04-19 | 1997-10-28 | Multi-Tech Systems, Inc. | Data/voice/fax compression multiplexer |
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-
1990
- 1990-04-27 NL NL9001016A patent/NL9001016A/nl not_active Application Discontinuation
-
1991
- 1991-04-04 US US07/680,485 patent/US5278900A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-22 EP EP91200945A patent/EP0454242A1/en not_active Ceased
- 1991-04-24 CA CA002041079A patent/CA2041079A1/en not_active Abandoned
- 1991-04-24 JP JP3094191A patent/JPH04229728A/ja active Pending
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---|---|
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NL9001016A (nl) | 1991-11-18 |
CA2041079A1 (en) | 1991-10-28 |
EP0454242A1 (en) | 1991-10-30 |
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