JPH04229106A - きのこ類の栽培方法 - Google Patents

きのこ類の栽培方法

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JPH04229106A
JPH04229106A JP2414634A JP41463490A JPH04229106A JP H04229106 A JPH04229106 A JP H04229106A JP 2414634 A JP2414634 A JP 2414634A JP 41463490 A JP41463490 A JP 41463490A JP H04229106 A JPH04229106 A JP H04229106A
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mushrooms
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culture
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Takezo Aonuma
武三 青沼
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はきのこ類の栽培方法に関
し、特に、きのこ類の培養基材に対して、水分の保持と
、酸素の供給を行う材料とを介在させ、水分と酸素とを
菌糸の繁殖部に対して供給させ得るようにすることによ
って、きのこ類の成育を良好な状態で行い得るようにす
る栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】椎茸等を栽培する場合には、ほだ木と呼
ばれる原木に対して、椎茸の菌を植え込み、菌の繁殖に
適当な環境の下に放置することによって、その菌が原木
内で繁殖して、椎茸を収穫するような手段が用いられて
いる。ところが、近年、原木が不足していること、およ
び、原木を取り扱うことが重労働であること等の理由に
より、従来の原木を用いた椎茸の栽培による収穫が減少
する傾向にある。
【0003】これに対して、おがくずを用いた栽培方法
は、例えば、特開弊2−177820号公報等に示され
るように、えのきだけやシメジ、その他のきのこ類等の
栽培に適用されているものであり、年間を通じて、室内
で栽培したきのこ類を安定して供給できるものとなって
いる。そこで、前記従来のきのこ類の室内での栽培方法
を、椎茸に対しても適用することが提案されており、椎
茸に適した環境の下での栽培を行うことにより、通年栽
培ができるようにされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようなえのきだけやシメジ等のような、通常のきのこ
の栽培方法を椎茸に適用しようとすると、椎茸の培養基
材が比較的大きなものとなり、その基材の内部にまで、
水分と酸素とが十分に供給出来ずに、椎茸菌の増殖に支
障が生じるという問題が発生する。
【0005】そして、前述したように、椎茸の培養基材
の内部にまで、菌が増殖出来ないことから、培養基材に
対する椎茸の収穫量の比率が低下し、栽培効率を向上さ
せることができないという欠点があった。さらに、前記
培養基材の内部が酸素欠乏状態となったりする場合には
、有用な菌の繁殖を阻害するような有害菌が増殖し、そ
の椎茸の栽培の障害が生じたりすることがある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述したような椎茸の温室内
等での栽培の問題を解消するもので、培養基材の内部に
保水性を有する材料と、酸素を供給する材料とを配置し
、菌が繁殖する際に、水分と同時に酸素を十分に吸収出
来、椎茸等の成育の活性化を促進するとともに、他の有
害な菌等が増殖することを防止するきのこ類の栽培方法
に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、お
がくずやきのこ培養基材を混合した材料を、ブロック状
に形成し、該ブロック状のきのこ培養部材の間に酸素の
供給材料と、水分の保持材料とを混合した混合材料を介
在させるとともに、前記酸素の供給材料として、過酸化
カルシウムと2価鉄とを混合したものを用い、水分の保
持材料として、高分子吸水樹脂を用いている。
【0008】また、本発明のきのこ類の栽培方法におい
ては、おがくずやきのこ培養基材を混合した材料を、2
つのブロック状に形成し、前記2つのブロックの間に酸
素の供給材料と、水分の保持材料とを混合した混合材料
を介在させるとともに、前記混合材料を構成する材料の
うち、過酸化カルシウムと2価鉄、および、高分子吸水
樹脂の混合比率を、10:4:3に設定し、きのこの培
養基材に対して、1〜2%の範囲に設定している。
【0009】前述したように、きのこ培養基材に対して
、保水性と酸素供給性とを付与することによって、きの
この菌が培養基材の内部にまで増殖することが出来、培
養基材の体積全部を菌の増殖に利用することができる。 また、本発明のきのこ類の栽培方法においては、菌が増
殖するために十分な酸素を基材の内部から供給すること
ができるので、菌の活性化を促進することができ、有害
な菌の増殖を防止しながら、椎茸等の栽培を行うことが
できる。
【0010】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のきのこ
類の栽培方法を説明する。図1および図2に示されるよ
うに、本発明の培養基材1は、上部基材2と下部基材3
との間に、混合材料5を挟む状態で、角型のブロック形
状、または、円筒形状等に成型される。前記上部基材2
と下部基材3とは、従来より椎茸の栽培に用いられてい
る基材と同様に、楢の木のおがくずと、きのこ育成用の
材料とを混合したものを用いる。なお、前記きのこ育成
用の材料としては、前記従来例に示したようなコメヌカ
、オカラ、フスマ等の材料と、核酸、アミノ酸、ヒュー
マスやその他の材料を混合したものを用いることができ
る。
【0011】また、前記上部基材2と下部基材3との間
に挿入する混合材料5は、高分子吸水樹脂と、酸素供給
用の材料として、過酸化カルシウムと2価鉄とを混合し
たものを用いている。前記高分子吸水樹脂は、水分を吸
収してゼリー状となる性質を有するものを用い、培養基
材1に対して供給した水を、前記高分子吸水樹脂に吸収
させることにより、長い時間水分を保持させることがで
きるようにする。前記混合材料5を構成する材料のうち
、過酸化カルシウムと2価鉄、および、高分子吸水樹脂
の混合比率を、10:4:3に設定し、きのこの培養基
材に対して、前記混合材料5を1〜2%の範囲で培養基
材1の中央部に所定の厚さのものとして配置する。
【0012】さらに、本発明のきのこ類の栽培方法にお
いては、上部基材および下部基材の材料に、核酸、アミ
ノ酸、ヒューマス、リグニン酵素、キチン、キトサン、
ミネラル成分等を椎茸の成育に適した配合比率で、任意
の量混合することができる。そして、前記核酸関連物質
、その他の材料を培養基材の基材に混合することにより
、おがくず栽培に不足しがちな椎茸の栄養成分を、培養
基材の内部にまで十分に保持させることが出来る。
【0013】前述したようにして形成される本発明の培
養基材1は、型の内部に下部基材3の材料を所定の厚さ
になるように入れて、所定の圧力でプレスすることによ
り成型し、その上の中の部分に混合材料5を所定の厚さ
に敷いてから、上部基材2の材料を入れて、全体を所定
の圧力で押圧し、ブロック状のものとして形成する。前
記培養基材1は、例えば、立方体形状に成型する場合に
は、3〜5kgのものを1つのブロックとして成型する
ことができる。そして、前記培養基材1に対して、従来
の椎茸の栽培の場合と同様に、表面から小さな穴を開け
て、椎茸の菌を植え付け、湿気の多い環境の下で、一定
の温度に保持することによって、椎茸の菌を増殖させる
ようにする。
【0014】また、該椎茸を栽培する際に、特に室内で
の栽培では培養基材が乾燥しないように随時散水を行う
が、そのときに過剰に供給された水分は、培養基材の内
部に配置される高分子吸水樹脂に吸収された状態で保持
されるので、菌が増殖する際に、その高分子吸水樹脂か
ら水分を得ることができる。したがって、例えば、培養
基材1の表面が若干乾燥状態となった場合でも、高分子
吸水樹脂から得られる水分により、椎茸の菌は十分な水
分を得ることができ、その成育に支障が生じたりするこ
とがない。
【0015】さらに、本発明のきのこ類の栽培方法にお
いては、前記高分子吸水樹脂とともに、過酸化カルシウ
ムと2価鉄とを混合した混合材料を内部に持っている。 そして、前記過酸化カルシウムから放出される酸素が、
水分とともに高分子吸水樹脂から菌に供給されることの
他に、2価の鉄と化合した状態で高分子吸水樹脂に一旦
保持され、該鉄に結合している酸素が、高分子吸水樹脂
に吸収されている水に溶け出し、長い時間に亘って少し
ずつ放出される。また、本発明の培養基材では、その内
部の深い位置にまで菌が繁殖しても、それらの菌には、
培養基材の内部から十分な水分と酸素とが供給されるこ
とになる。したがって、本発明のきのこ類の栽培方法で
は、散水の回数を少なくしても、培養基材に十分な水分
が保持されているために、椎茸の成育に支障が生じるこ
とがなく、成育の管理を容易に行うことができる。
【0016】本発明のきのこ類の栽培方法では、培養基
材に混合された核酸関連物質や、微量ミネラル類、アミ
ノ酸、腐食酸などを菌の成育に有効に利用することがで
き、椎茸の栽培に際して、菌の成育を活性化させること
が可能である。そして、培養基材の内部全体に活性化さ
れた菌糸が増殖することにより、他の有害な細菌等が繁
殖することを防止出来る。また、培養基材の内部に十分
な酸素が含有されるために、本発明のきのこ類の栽培方
法においては、培養基材の内部で嫌気性の細菌が増殖し
たりすることがない。さらに、かび等が繁殖しようとし
ても、それと同時に、キチン質を好んで捕食する放線菌
が増殖できる環境が整えられているために、かび等が繁
殖することが自然に防止されるものとなる。
【0017】なお、前述した本発明の実施例は、椎茸の
栽培に関してのみ説明を行ったが、本発明のきのこ類の
栽培方法、椎茸にのみ適用されるものではなく、その他
に、シメジ、ナメタケ、エノキダケ等のきのこ類の栽培
にも適用が可能である。そして、それらのきのこ類の栽
培を行う場合には、培養基材には、それぞれのきのこ類
に適した材料を混合したものを用い、その培養基材をガ
ラス瓶に入れたりして、室内でのきのこ類の栽培を行う
ことができる。そして、椎茸の場合と同様にして、酸素
供給用の材料と、水分保持用の材料とを、培養基材の内
部に配置することによって、それらのきのこ類の菌の成
育を活性化することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のきのこ類の栽培方法は、前述し
たように、きのこ培養基材に対して、保水性と酸素供給
性とを付与することによって、きのこの菌が培養基材の
内部にまで増殖することが出来、培養基材の体積全部を
菌の増殖に利用することができる。また、本発明の方法
においては、菌が増殖するために十分な酸素を基材の内
部から供給することができるので、菌の活性化を促進す
ることができ、有害な菌の増殖を防止しながら、椎茸等
の栽培を行うことができる。
【0019】前述したように形成される本発明の培養基
材において、混合材料を培養基材の重量の1%を用いる
場合には、椎茸の増収率を7〜25%増加させることが
でき、混合材料を2%添加する場合には、15〜40%
の増収率を得ることができた。しかし、3%以上添加す
ることは、2%の場合に比較して増収効果を発揮するこ
とが出来なかったので、1〜2%の添加率にすることが
最も有効であると考えられる。また、前記培養基材を用
いて栽培された椎茸は、自然栽培のものに比較して、充
実した肥大を得ることができ、歯ざわりが良く、色、風
味が良好で、品質が良くなり、任意のサイズのものを出
荷出来るのであり、椎茸の細胞の活性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の培養基材の一部を切り欠いて示す斜視
図である。
【図2】本発明の培養基材の構成を示す断面図である。
【図中の符号】1    培養基材 2    上部基材 3    下部基材 5    混合材料。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  おがくずやきのこ培養材料を混合した
    培養基材をブロック状に形成し、該ブロック状のきのこ
    培養基材の間に酸素の供給材料と、水分の保持材料とを
    混合した混合材料を介在させるとともに、前記酸素の供
    給材料として、過酸化カルシウムと2価鉄とを混合した
    ものを用い、水分の保持材料として、高分子吸水樹脂を
    用いることを特徴とするきのこ類の栽培方法。
  2. 【請求項2】  おがくずやきのこ培養材料を混合した
    培養基材を、2つのブロック状に形成し、前記2つのブ
    ロックの間に酸素の供給材料と、水分の保持材料とを混
    合した混合材料を介在させるとともに、前記混合材料を
    構成する材料のうち、過酸化カルシウムと2価鉄、およ
    び、高分子吸水樹脂の混合比率を、10:4:3に設定
    し、きのこの培養基材に対して、前記混合材料を1〜2
    %とすることを特徴とする請求項1に記載のきのこ類の
    栽培方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010108876A (ko) * 2000-06-01 2001-12-08 이수정 버섯 톱밥배지 제조방법 및 이 배지를 이용한 버섯 재배방법
KR100737399B1 (ko) * 2006-03-23 2007-07-09 대한민국 칼슘이 강화된 기능성 표고버섯 생산방법

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