JPH04229015A - 変圧器差動継電器 - Google Patents

変圧器差動継電器

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JPH04229015A
JPH04229015A JP3109534A JP10953491A JPH04229015A JP H04229015 A JPH04229015 A JP H04229015A JP 3109534 A JP3109534 A JP 3109534A JP 10953491 A JP10953491 A JP 10953491A JP H04229015 A JPH04229015 A JP H04229015A
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transformer
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JP3109534A
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Stanley B Wilkinson
スタンレイ・ブルース・ウィルキンソン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • G06F11/1415Saving, restoring, recovering or retrying at system level
    • G06F11/1435Saving, restoring, recovering or retrying at system level using file system or storage system metadata
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/04Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for transformers
    • H02H7/045Differential protection of transformers
    • H02H7/0455Differential protection of transformers taking into account saturation of current transformers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交流配電システムで使う
ための保護継電器回路に関するものであり、更に詳しく
は変圧器差動継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交流配電システムのための保護構成の一
部として、システムで使用される変圧器の中で生じる故
障を検出することが望ましい。変圧器の中で故障が検出
されると、遮断器が動作し、変圧器の入力および出力の
一方または両方が切断されることにより、変圧器および
配電システムの変圧器に接続された部分が保護される。
【0003】変圧器の中の故障を検出するため従来、変
圧器差動継電器が使用されてきた。このような継電器の
動作は次のような理論に基いている。すなわち、故障の
ない変圧器では、入力巻線の電流Ip は出力巻線の電
流Is に出力巻線対入力巻線の巻数比Rt を乗じた
ものに等しい、すなわちIp =Rt Is であると
いう理論に基いている。内部故障が生じると、量Ip 
とRt Is はもはや等しくなくなる。したがって、
変圧器差動継電器は量Ip とRt Is の大きさを
継続的に比較し、量Ip とRt Is との差が所定
の最大値を超えたときにトリップ信号を発生する。トリ
ップ信号を使って1個以上の遮断器を動作させることに
より、故障の生じた変圧器の入力、出力の一方または両
方を配電システムから切断する。
【0004】変圧器差動継電器は内部故障の発生の検出
のためには良好に動作するが、変圧器突入電流の結果、
あやまってトリップ信号を発生することが知られている
。変圧器突入電流は入力巻線に電圧が印加されることに
よって生じる。電圧が変圧器入力巻線に印加されるのは
システムに最初に電源が投入されたとき、またはシステ
ム内の故障が除去された後である。突入電流の存在によ
り量Ip とRt Is に差が生じる。差が所定の最
大値を超えたとき、内部の故障ではなくて突入電流によ
り差が生じても継電器がトリップ信号を発生することが
時々ある。その結果、継電器の信頼度、したがってこの
ような継電器を含む交流配電システム全体の信頼度が低
下する。
【0005】
【発明の目的】したがって、本発明の1つの目的は変圧
器差動継電器の信頼度を向上するための方法および装置
を提供することである。
【0006】本発明のもう1つの目的は変圧器の突入電
流による変圧器電流差と故障発生による電流差とを変圧
器差動継電器がより良く区別できるようにする方法と装
置を提供することである。
【0007】本発明の更にもう1つの目的は大きさが所
定値より小さい突入電流のみに基くトリップ信号の発生
を変圧器差動継電器が防止できるようにする方法および
装置を提供することである。
【0008】本発明の更にもう1つの目的は外部の故障
が生じたとき変圧器差動継電器に付加的なトリップ信号
の抑制を発生するための方法および装置を提供すること
である。
【0009】本発明の更にもう1つの目的は内部または
外部の故障で変流器の飽和が存在しているとき変圧器差
動継電器の信頼度を向上するための方法および装置を提
供することである。
【0010】本発明の更にもう1つの目的は変圧器差動
電流が所定の最大値を超えたとき変圧器差動継電器に付
加的なトリップ信号動作量を発生するための方法および
装置を提供することである。
【0011】本発明のこれらの目的および他の目的は下
記の発明の説明により当業者には明らかとなる。
【0012】
【発明の概要】本発明による変圧器差動継電器には、大
きさが所定の最大値より小さい変圧器突入電流だけに基
く遮断器トリップ信号の発生を禁止するための手段が含
まれている。トリップ信号禁止手段には、変圧器の入力
巻線と出力巻線の電流に関連する信号のベクトル和を発
生するための手段、ベクトル和の正部分とベクトル和の
負部分の大きさを測定するための手段、変圧器の入力巻
線と出力巻線の電流に関連する入力信号と出力信号のそ
れぞれの絶対値に比例した抑制信号を作成するための手
段、ならびにベクトル和の正部分の大きさが第1の所定
最大値と抑制信号値の和を超えたときおよびベクトル和
の負部分の大きさが第2の所定最大値と抑制信号値の和
を超えたときにトリップ信号を供給するための手段が含
まれている。
【0013】好ましい態様では、変圧器の巻線に流れる
電流に関連する量のベクトル和が動作信号として作成さ
れる。このベクトル和動作信号は正半波整流器の入力お
よび負半波整流器の入力に印加される。正半波整流器の
出力は加算積分増幅器の動作入力に与えられる。負半波
整流器の出力はインバ―タの入力に印加される。インバ
―タの出力は第2の加算積分増幅器の動作入力に印加さ
れる。第1および第2の加算積分増幅器の出力はそれぞ
れ第1および第2のレベル検出器の入力に印加される。 第1および第2のレベル検出器はそれぞれ、それに印加
される正味入力信号の大きさが所定値を超えたとき出力
信号を発生する。
【0014】第1および第2のレベル検出器の出力は2
入力アンド(AND)ゲ―トの入力に印加される。アン
ドゲ―トの入力の信号が同時に存在すると、出力トリッ
プ信号が作成される。したがって、トリップ信号が発生
されるのは、正半波整流ベクトル和動作信号から抑制信
号を差引いたものの大きさに関連する第1の加算積分増
幅器の出力が第1のレベル検出器の所定の閾値を超えた
とき、および負半波整流ベクトル和動作信号から抑制信
号を減算したものの大きさに関連する第2の加算積分増
幅器の出力が第2のレベル検出器の閾値を超えたときで
ある。
【0015】請求の範囲には本発明と考えられるものが
記載されているが、本発明の目的および利点は付図を参
照した実施例の以下の説明により更に容易に確かめるこ
とができる。
【0016】
【実施例の説明】本発明の変圧器差動継電器の実施例は
三相交流配電システムで使用される変圧器を保護するた
めに使用することが好ましい。三相は通常、相A、相B
および相Cと呼ばれる。変圧器差動継電器によって通常
保護される変圧器の型には三相の昇圧および降圧の変圧
器が含まれている。このような電力変圧器は通常、星形
接続された巻線および三角接続された巻線をそなえてい
るが、2つの星形接続された巻線、タップ付きの星形接
続された巻線と三角接続された巻線(単巻変圧器)、2
つの三角接続された巻線、または星形接続された巻線と
三角接続された巻線の他の組み合わせをそなえてもよい
。図1は降圧変圧器の一例の概略図であり、降圧変圧器
全体を10で表わしてある。降圧変圧器10は全体を1
2で表わした入力巻線に印加される高電圧を、全体を1
4で表わした出力巻線で作成された、より低い電圧に変
換する。ここで注意すべき点は図1に描かれた変圧器が
単に説明の便宜のために示した一例に過ぎないというこ
とである。配電システムで使用可能なことが当業者に知
られている他の型の変圧器も本発明の変圧器差動継電器
によって保護することができる。
【0017】図1に示すように当業者には知られている
通り、入力巻線12は星形構成で接続され、出力巻線1
4は三角構成で接続される。入力巻線12はたとえば高
電圧送電線の相A、BおよびCに接続されている。出力
巻線14はたとえば低電圧配電線の相A、BおよびCに
接続されている。変流器16,18および20は相A、
BおよびCの入力巻線にそれぞれ結合されている。各変
流器はそれが結合された相に流れる電流を表わす出力を
生じる。出力側では、変流器22が相Aおよび相Bの出
力巻線に結合され、相Aの出力巻線に流れる電流IA 
からB相の出力巻線に流れる電流IB を減算したもの
のベクトル和を表わす出力信号を作成する。同様に、変
流器24は電流IB からC相出力巻線に流れる電流I
C を減算したもののベクトル和を表わす出力信号を作
成する。 そして変流器26は電流IC から電流IAを減算した
もののベクトル和を表わす出力信号を発生する。このよ
うな変流器を使ってここに示した信号を作成することは
通常程度の当業者には周知である。
【0018】前に述べたように、故障のない変圧器では
入力電流が出力電流Is に出力対入力の巻数比Rt 
を乗算したものに等しいという原理に基いて変圧器差動
継電器は動作する。三相システムでは、Ip とRt 
Is の量の差が通常、各相電流に対して測定される。 三角接続された巻線をそなえた被保護変圧器の場合、個
別相電流IA 、IB およびIC は都合のよいこと
に3つのベクトル和電流(−IA +IB )、(−I
B +IC )および(−IC +IA )に分解する
ことができる。これらは図1に示す上記の三角巻線に結
合された3つの変流器を使って監視することが比較的容
易であるからである。
【0019】量Ip と量Rt Is との差が変圧器
の故障判定の際に適正な意味を持つようにするため、被
保護変圧器の入力側と出力側の両方の対応する電流を監
視することが必要である。したがって、後で述べるよう
に、変圧器の星形接続された側の変流器によって監視さ
れる個別相電流もベクトル和電流(IA −IB )、
(IB −IC )および(Ic −IA )に分解さ
れる。これに関して注意しなければならないのは、以下
の詳細な説明は3つのベクトル和電流の中の1つ(IA
 −IB )について行なうということである。したが
って、ここで説明する実施例は3組の中の1つであり、
他の2組はこの例では(IB −IC )および(IC
 −IA )のベクトル和電流に対応している。
【0020】変圧器突入電流は実質的にシヌソイド(s
inusoid)の一部であるほぼ単極性の波形を特徴
としている。たとえば、図6に示すような波形となって
いる。これはほぼ双極性の正弦波形の故障電流と対照的
である。 本発明の変圧器差動継電器は、双極性の波形で大きさが
第1の所定の最大値を超える電流を検知したときに遮断
トリップ出力信号を発生し、変圧器電流がほぼ単極性で
大きさが第2の所定の最大値より小さいときは遮断器ト
リップ信号の発生を禁止するという原理で動作する。
【0021】次に図2には本発明による変圧器差動継電
器の入力部分の実施例の概略ブロック図が示されている
。全体を30で表わした入力部分には第1の変流器32
、第2の変流器34、および第3の変流器34が含まれ
ている。ここに説明している実施例では、これらの変流
器は絶縁と内部の位相推移を行なう。比率平衡タップを
設ける最も経済的な方法は当業者には知られている標準
的な継電器設計の慣例に従って決定すべきである。各変
流器は入力巻線と出力巻線をそなえている。第1の抵抗
R1 が各変流器の出力巻線の第1の端子と基準との間
に接続され、第2の抵抗R2 が出力巻線の第2の端子
と基準との間に接続されている。これにより、第2の端
子に存在する信号は第1の端子に存在する信号に対して
逆の極性となる。
【0022】第1の変流器32の入力巻線は変圧器差動
継電器によって保護される変圧器の星形接続された側の
相Aの巻線に結合された変流器(図示しない)に接続さ
れている。したがって、第1の変流器32の出力巻線の
第1の端子に存在する信号は被保護継電器の星形接続さ
れた側の相Aの巻線に流れる電流IAに関連している。 そして第2の端子に存在する信号は信号IA に対して
逆の極性の信号−IA である。第2の変流器34の入
力巻線は変圧器の星形接続された側の相Bの巻線に結合
された変流器(図示しない)に接続されている。したが
って、第2の変流器34の出力巻線の第1の端子に存在
する信号は被保護変圧器の星形接続された側の相Bの巻
線に流れる電流IB に関連している。そして第2の端
子に存在する信号は−IB に関連している。
【0023】第1の変流器32からの信号IA は第1
の加算増幅器38の一方の入力に結合されている。第2
の変流器34からの信号−IB は第1の加算増幅器3
8の第2の入力に結合されている。説明している実施例
では出力巻線の端子と基準との間に接続された抵抗を用
いることにより逆極性の信号を得ているが、そのかわり
に変流器の第2の巻線(またはタップ付き巻線)を用い
ることも有益である。代案として、インバ―タを用いて
逆極性の信号を得てもよい。但し、この場合は高電流で
クリップされるという悪影響が生ずる可能性もある。
【0024】第3の変流器36の入力巻線は被保護変圧
器の三角接続された側の相Aおよび相Bの巻線に結合さ
れた変流器(図示しない)に接続されている。相Aおよ
び相Bの三角巻線に結合された変流器の出力は相Aの三
角巻線に流れる相Aの電流IA から相Bの三角巻線に
流れる相Bの電流IB を減算したものに関連する信号
である。したがって、第3の変流器36の出力は対応す
る変圧器の三角接続された側に流れる電流(−IA +
IB)に関連している。第3の変流器36の出力は第2
の加算増幅器42の入力に結合されている。外部故障電
流すなわち負荷電流で、加算増幅器38の出力が加算増
幅器42の出力と等しく(または殆んど等しく)かつ約
180°位相がずれるように一次変流器(図示しない)
への接続が行なわれる。
【0025】被保護変圧器が2個より多い巻線を含んで
いる場合、または被保護変圧器の各巻線に対応して1個
より多い変流器がある場合には、−IA +IB の電
流に関連する付加的な信号を発生して付加的な加算増幅
器の入力に結合することが好ましい。付加的な加算増幅
器のうち代表的なものを図2の加算増幅器44として示
してある。
【0026】加算増幅器38,42および44の出力は
第4の加算増幅器46の入力に結合されている。第4の
加算増幅器46の出力は入力のベクトル和に関連する信
号であり、後で述べるようにベクトル和動作(VSO)
信号として使用される。加算増幅器38,42および4
4の出力はそれぞれ絶対値回路48,50および52に
も結合されている。絶対値回路48,50および52の
各々には全波整流器が含まれている。したがって、各絶
対値回路の出力は全波整流された入力信号に関連した信
号である。絶対値回路48,50および52の出力は第
5の加算増幅器54の入力に結合されている。
【0027】第5の加算増幅器54の利得は大きさが1
より小さくなるように選定される。これにより、出力信
号の大きさは加算増幅器38,42および44の全波整
流された出力の総和より小さく、以後その総和のパ―セ
ントで表わすことにする。出力信号は次に述べるように
パ―セント抑制(PR)信号として使用される。実施例
ではPR信号の大きさは加算増幅器38,42および4
4の全波整流された出力の総和のたとえば25%である
。しかし注意しなければならないのはパ―セントは25
%より小さくも、大きくもでき、たとえば15%から4
0%の範囲に調整可能とすることができる。更に、後述
するように本発明は半波加算積分増幅器を使用するので
、パ―セント抑制は全波加算積分増幅器で使用される重
みの半分より少し大きくなる。
【0028】次に図3には、変圧器差動継電器の高調波
抑制部分の実施例の概略ブロック図が示されている。全
体を60で表わした高調波抑制部には、Qが1から2の
オ―ダで、利得が−1で、帯域通過中心周波数が基本電
力周波数、通常は60Hzから50Hzに同調された第
1の帯域フィルタ62が含まれている。(前に図2で説
明した)入力部分30の第4の加算増幅器46からのベ
クトル和動作(VSO)信号が第1の帯域フィルタ62
の入力および第6の加算増幅器64の一方の入力に結合
されている。VSO信号の逆転された基本周波数である
第1の帯域フィルタ62の出力は第6の加算増幅器64
の他方の入力に結合されている。第6の加算増幅器64
は入力信号の代数値を加算する。その結果、第6の加算
増幅器64の出力は基本周波数を除去したVSO信号と
なる。したがって、第6の加算増幅器64の出力信号に
はVSO信号の二次以上の高調波が含まれる。
【0029】第6の加算増幅器64の出力は第2の帯域
フィルタ66の入力および第3の帯域フィルタの入力に
結合されている。第2の帯域フィルタ66のQはほぼ2
に等しく、帯域中心周波数はVSO信号の二次高調波に
同調している。したがって、第2の帯域フィルタ66の
出力信号はVSO信号の二次高調波にほぼ等しい。この
出力は第4の絶対値回路70の入力に結合されている。 第3の帯域フィルタ68のQはほぼ2に等しく、帯域中
心周波数はVSO信号の五次高調波に同調している。し
たがって、第3の帯域フィルタ68の出力信号はVSO
信号の五次高調波にほぼ等しい。この出力は第5の絶対
値回路72の入力に結合されている。
【0030】第4の絶対値回路70および第5の絶対値
回路72は本質的に全波整流器であり、その出力は入力
を全波整流したものにほぼ等しい。第4の絶対値回路7
0の出力は第7の加算増幅器74の一方の入力に結合さ
れ、第5の絶対値回路72の出力は第7の加算増幅器7
4の他方の入力に結合されている。第7の加算増幅器7
4の出力は入力信号の代数和を含む信号である。したが
って、第7の加算増幅器74の出力はVSO信号の二次
高調波成分および五次高調波成分の全波整流された値の
代数和を含む。第7の加算増幅器74の出力を以後、高
調波抑制(HR)信号と呼ぶことにする。
【0031】次に図4には変圧器差動継電器の残りの部
分の実施例の概略ブロック図が示されている。全体を8
0で表わした残りの部分には第1のレベル検出器82、
第1のアナログスイッチ84、第1の加算積分増幅器8
6、および第2の加算積分増幅器88が含まれている。 第1の加算積分増幅器86および第2の加算積分増幅器
88の各々に図5に示すように入力と出力との間に帰還
回路が接続された演算増幅器120が含まれていること
が好ましい。帰還回路には並列接続された抵抗122と
コンデンサ124が含まれている。加算積分増幅器の各
入力は抵抗126の片側に接続されている。各抵抗12
6の他方の側は図5に示すように演算増幅器120の入
力に接続されている。ある半サイクルに蓄積された抑制
が次の半サイクルまで大幅に減衰しないように加算積分
増幅器がかなり長い時定数を持つように抵抗122とコ
ンデンサの値が選定される。約1.5サイクルの時定数
が好ましい。演算増幅器120の出力は加算積分増幅器
の出力である。
【0032】加算積分増幅器の動作入力に印加される動
作信号の和の大きさが抑制入力に印加される抑制信号の
大きさの和の大きさを超えたときに動作エネルギ―に関
連する信号を作成し、また抑制入力に印加される抑制信
号の和の大きさが動作入力に印加される動作信号の和の
大きさを超えたときに抑制エネルギ―に関連する信号を
作成するために、加算積分増幅器86および88が本発
明の実施例で使用される。動作信号および抑制信号を加
算して新しい動作出力信号または抑制出力信号を作成す
ることもでき、これも本発明の範囲と考えの中に入って
いるが、正味の動作出力信号または抑制出力信号の時間
についての積分である動作エネルギ―および抑制エネル
ギ―を使用することにより誤った瞬時応答をなくす方が
好ましい。
【0033】(前に図2で説明した)入力部分30の第
5の加算増幅器54からのパ―セント抑制(PR)信号
は第1のレベル検出器82の入力、第1のアナログスイ
ッチ84、第1の加算積分増幅器86の負(すなわち抑
制)入力、および第2の加算積分増幅器88の負(すな
わち抑制)入力に結合されている。この詳細な説明では
、負入力という用語は加算積分増幅器への抑制信号を意
味し、正入力は動作信号を意味する。加算積分増幅器が
正味の動作エネルギ―出力に対応する信号を発生するた
めには、加算積分増幅器の正入力に印加される動作信号
の和の大きさが負入力に印加される抑制信号の和の大き
さを超えなければならない。
【0034】第1のレベル検出器82は入力信号が所定
の最大値を超えたとき出力信号を生じる。第1のレベル
検出器82の出力は時間遅延回路90の入力に結合され
ている。時間遅延回路90は所定の最小時間の間、入力
信号が印加された後、出力を生じる。実施例では、この
所定時間は基本周波数の360度の周期のうちの約11
0度である。または60Hzの基本周波数の場合には、
入力が約5.3ミリ秒の間、印加され続けた後、時間遅
延回路90は出力を生じる。時間遅延回路90の出力は
アナログスイッチ84のスイッチ制御入力に印加される
。 アナログスイッチ84はそのスイッチ制御入力で信号を
受けたときその入力に存在する信号を出力に結合する。 アナログスイッチ84の出力は第1の加算積分増幅器8
6の抑制入力および第2の加算積分増幅器88の抑制入
力に結合されている。
【0035】時間遅延回路90の出力は第1のアンドゲ
―ト92の反転入力にも結合されている。(前に図2で
説明した)入力部分30の第4の加算増幅器48からの
ベクトル和動作(VSO)信号は第1の半波整流器94
および第2の半波整流器96の入力に結合されている。 第1の半波整流器94の出力は入力信号VSOを半波整
流したものの正の部分である。第2の半波整流器96の
出力は入力信号VSOを半波整流したものの負の部分で
ある。後で述べるように、VSO信号の正の半サイクル
は第1の加算積分増幅器86の動作量として使用され、
VSO信号の負の半サイクルは第2の加算積分増幅器の
動作量として使用される。半波整流器94の出力は第1
のダイオ―ド102を介して比較器98の入力および第
2のアナログスイッチ100に結合されている。第1の
半波整流器94の出力は第1の加算積分増幅器86の動
作入力にも結合されている。
【0036】第2の半波整流器96の出力はインバ―タ
104の入力に結合されている。入力に結合されたVS
O信号を半波整流したものの負の部分を反転したもので
あるインバ―タ104の出力は第2のダイオ―ド106
を介して比較器98の入力および第2のアナログスイッ
チ100に結合されている。インバ―タ104の出力は
第2の加算積分増幅器88の動作入力にも結合されてい
る。被保護変圧器に予想される変圧器突入電流の最大の
大きさを表わす突入設定回路108からの信号が比較器
98の比較器入力に結合されている。突入設定信号は他
の2個の相ユニットにも結合されている。入力が比較器
入力に印加される信号レベルを超えたときに生じる比較
器98の出力はアンドゲ―ト92の第2の入力に結合さ
れている。
【0037】比較器98からの信号出力と時間遅延回路
90からの無信号出力が同時に存在したときに生ずるア
ンドゲ―ト92の出力は第2のアナログスイッチ100
の制御信号入力に結合されている。第2のアナログスイ
ッチ100はその制御入力で信号を受けると、その入力
の信号をその出力にスイッチングする。第2のアナログ
スイッチ100の出力は第1の加算積分増幅器86の動
作入力および第2の加算積分増幅器88の動作入力に結
合されている。
【0038】バイアス電圧は第1の加算積分増幅器86
の抑制入力および第2の加算積分増幅器88の抑制入力
に結合されている。最小感度を設定し、休止状態で加算
積分段で抑制レベルを設定するようにバイアス電圧の大
きさが選定される。高調波抑制(HR)信号は第1の加
算積分増幅器86の抑制入力および第2の加算積分増幅
器88の抑制入力に結合されている。本発明との関係に
於いては高調波抑制の使用は必要でないかも知れないが
、CT飽和または変圧器の突入がそれを必要とするかも
知れないと思われる。したがって、高調波抑制を含める
ことが好ましい。高調波抑制の重み付けは試験により設
定することが好ましく、現場での選定が必要になるかも
知れない。
【0039】大きさが入力信号の大きさの積分代数和に
等しい信号である第1の加算積分増幅器86の出力は第
2のレベル検出器110の入力に結合されている。大き
さが入力信号の大きさの積分代数和にほぼ等しい信号で
ある第2の加算積分増幅器88の出力は第3のレベル検
出器112の入力に結合されている。第2のレベル検出
器110および第3のレベル検出器112はそれぞれ、
入力信号が所定値を超えたとき出力を生じる。第2のレ
ベル検出器110の出力は第2のアンドゲ―ト114の
一方の入力に結合されている。第3のレベル検出器11
2の出力は第2のアンドゲ―ト114の他方の入力に結
合されている。
【0040】第2のレベル検出器110からの信号と第
3のレベル検出器112からの信号が同時に存在すると
きに生じるアンドゲ―ト114の出力は以後、遮断器ト
リップ信号と呼ばれ、被保護変圧器に対応する遮断器に
結合されている。第2のレベル検出器110および第3
のレベル検出器112の各々に、入力が1つ置きの半サ
イクルの間に生じたとき出力相互の間に重なりが生じる
ように約1サイクルの見積り設定を行なったりセットタ
イマを含めることが好ましい。これにより、公称動作時
間は1サイクルとなる。
【0041】本発明の変圧器差動継電器は次のように動
作する。外部故障電流すなわち重負荷電流では、変圧器
差動継電器は動作すべきでない。前に述べたように、た
とえば二巻線の変圧器では、加算増幅器38および42
の出力(図2参照)がほぼ等しく、位相が180度ずれ
るように継電器に対する接続が行なわれる。したがって
、加算積分増幅器86および88(図4参照)に入るパ
―セント抑制信号はあるが、VSO信号は実質的に零で
あるので実質的に動作信号はない。
【0042】被保護変圧器に故障電流があるとすれば、
前に述べたようにVSO信号は双極性のシヌソイドとな
る。したがって、第1の半波整流器94が正の出力信号
を生じ、インバ―タ104が正の出力信号を生じる。こ
れらの信号は第1の加算積分増幅器86および第2の加
算積分増幅器88の正入力にそれぞれ印加される。した
がって、加算積分増幅器の正入力に印加される信号(動
作信号)の大きさが負入力に印加される信号(抑制信号
)の大きさを超えた場合、第1の加算積分増幅器86お
よび第2の加算積分増幅器88の両方から出力信号が生
じる。第1の加算積分増幅器86および第2の加算積分
増幅器88の出力信号の大きさが第3のレベル検出器1
10および第4のレベル検出器112に設定されたレベ
ルを超えたと仮定すれば、第2のアンドゲ―ト114は
遮断器トリップ信号を発生する。したがって、内部故障
電流を検出したときに本発明の変圧器差動継電器は遮断
器トリップ信号を発生することがわかる。
【0043】前に述べたように、変圧器突入電流は波形
がほぼ、単一極性のシヌソイドの一部分である信号によ
って特徴付けられる。変圧器突入電流の存在を仮定する
と、変圧器巻線の電流のベクトル和(IA −IB )
を表わすVSO信号はシヌソイドの一部の単極性信号の
形式となる。同様に、変圧器巻線のIA −IB 電流
の絶対値のベクトル和に関連したPR信号もシヌソイド
の一部の単極性信号の形式となる。半波整流されたVS
O信号は正方向で単極性であるとすれば、第1の半波整
流器94から出力が現われ、これは第1の加算積分増幅
器86の正入力に印加される。しかし、第2の半波整流
器96からは出力が現われないので、インバ―タ104
からは出力が現われず、これが第2の加算積分増幅器8
8の正入力に印加される。
【0044】突入電流の大きさが突入電流設定回路10
8によって設定された最大値を超えなかったとすれば、
第1のアンドゲ―ト92は出力を生じない。したがって
、第2のアナログスイッチ100からは出力が生じず、
これが第1の加算積分増幅器86および第2の加算積分
増幅器88の正入力に印加される。第2の加算積分増幅
器88に正入力信号が印加されていないので、その出力
信号は第3のレベル検出器112に設定された所定のレ
ベルを超えない。したがって、第3のレベル検出器11
2からは出力が生じないので、アンドゲ―ト114はト
リップ信号を生じない。
【0045】変圧器内部故障電流の大きさが突入電流設
定回路網108によって設定された予想最大値より充分
に大きいとすれば、比較器98は出力信号を生じ、これ
が第1のアンドゲ―ト92の一方の入力に結合されてい
る。PR信号の大きさは第1のレベル検出器82に設定
されたレベルを超える。しかし、PR信号が110度に
対するそのレベルを超えるまで、時間遅延回路90から
出力が生じない。したがって、時間遅延回路90からは
最初出力がなく、比較器98からは同時に出力があるの
で、第1のアンドゲ―ト92から出力が生じ、第2のア
ナログスイッチ100は第1の半波整流器94(または
インバ―タ104)の出力信号を第1の加算積分増幅器
86および第2の加算積分増幅器88の正入力に結合す
る。このようにして、時間遅延回路90が動作する前は
、第1の加算積分増幅器86および第2の加算積分増幅
器88の出力がそれぞれ第2のレベル検出器110およ
び第3のレベル検出器112に設定されたレベルを超え
る。したがって、同時に存在する出力が第2のアンドゲ
―ト114の入力に現われるので、第2のアンドゲ―ト
114はトリップ信号を発生する。このように以上の説
明から明らかように、本発明の変圧器差動継電器は被保
護変圧器の非常に大きい故障電流の結果として非常に早
い出力を生じる。
【0046】変圧器バンクの3個の巻線に突入があって
、その結果、3個の継電器の1個に双極性の突入電流が
生じる可能性が僅かではあるがある。このため、従来技
術の変圧器差動継電器で使用された高調波抑制は本発明
の継電器でも維持されている。しかし、これの大きさは
従来技術の継電器よりずっと小さい。双極性突入電流は
高調波電流のパ―セントがずっと大きいからである。 これについてはたとえば、1976年3月17日に米国
カリフォルニア州サンフランシスコのウェスタン・シス
テムズ・コ―ディネ―ティング・カウンシル・リレ―イ
ング・コミティ(Western Systems C
oordinating Council Relay
ing Committee )に提示されたジェ―・
バ―ディ(J.Berdy )他による「電力変圧器の
励磁と突入特性についての論文」に記載されている。
【0047】変圧器の1つの巻線が二組以上の変流器に
接続される用途では、変流器の残留磁束レベルの差のた
め一組の変流器が外部故障で飽和する可能性がある。故
障電流の第1の半サイクルで生じるのと同じ方向に残留
磁束のある変流器が最も飽和しやすい変流器である。本
発明の変圧器差動継電器が誤ったトリップ出力を生じな
いようにするため、レベル検出器82、時間遅延回路9
0、およびアナログスイッチ84によって可変抑制回路
が設けられる(図4参照)。故障電流の最初の半サイク
ルの第1部分で、どれかの変流器が飽和する前に、加算
積分増幅器86および88で抑制信号が形成される。パ
―セント抑制信号(PR)が大きいのに対してVSO信
号はほぼ零であるからである。1つの変流器が飽和した
とき、PR信号は小さくなり、VSO信号はPR信号よ
り充分に大きくなることがある。しかし、時間遅延回路
90が動作してアナログスイッチ100を介して付加的
な動作信号を除去し、アナログスイッチ84を介して抑
制信号を増大してからでないと、加算積分増幅器86お
よび88はそれらの抑制エネルギ―を逆転することがで
きない。
【0048】内部の故障の場合は対照的に、変流器の飽
和の影響によって、故障電流の第1の半サイクルの第1
部分に大きな継電電流が流れることができ、また変流器
が飽和した後、PR信号とVSO信号がともに大幅に小
さくなる。したがって、変流器の飽和が起り得る非常に
大きな内部故障電流では、前に述べたように継電器は故
障電流の第1の半サイクルの第1の部分で動作すること
ができる。
【0049】以上のことから、変圧器突入電流による変
圧器電流差と故障の発生による電流差とを変圧器差動継
電器が区別できるようにするための方法および装置を提
供することによって本発明は変圧器差動継電器の信頼度
を向上する。
【0050】特定の実施例について本発明の説明を行な
ってきたが、より広い側面で本発明から逸脱することな
く種々の変更および変形を加え得ることは当業者には明
らかである。本発明の趣旨と範囲の中に入る発明のすべ
ての変更および変形を包含するように請求の範囲を記載
してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】星形接続された側と三角接続された側を有する
降圧変圧器の概略回路図である。
【図2】本発明による変圧器差動継電器の入力部の実施
例の概略ブロック図である。
【図3】本発明による変圧器差動継電器の高調波抑制部
の実施例の概略ブロック図である。
【図4】本発明による変圧器差動継電器の残りの部分の
実施例の概略ブロック図である。
【図5】加算積分増幅器の実施例の概略ブロック図であ
る。
【図6】変圧器突入電流の特徴的な波形例を示す波形図
である。
【符号の説明】
10  降圧変圧器 32,34,36  変流器 38,42,44,46  加算増幅器48,50,5
2  絶対値回路 60  高調波抑制部 82,110,112  レベル検出器84,100 
 アナログスイッチ 86,88  加算積分増幅器 90  時間遅延回路 94,96  半波整流器 98  比較器 102,106  ダイオ―ド 104  インバ―タ 114  アンドゲ―ト 120  演算増幅器 122  抵抗 124  コンデンサ

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  変圧器差動継電器に於いて、変圧器の
    少なくとも2つの巻線に流れる電流を表わす第1の信号
    を発生する手段、上記第1の信号の正部分を表わす第2
    の信号および上記第1の信号の負部分を表わす第2の信
    号を発生する手段、上記第2の信号の大きさが第1の所
    定値を超えたとき第1の出力信号を発生し、上記第3の
    信号の大きさが第2の所定値を超えたとき第2の出力信
    号を発生する手段、ならびに上記第1および第2の出力
    信号が同時に存在するときトリップ信号を発生する手段
    、を含むことを特徴とする変圧器差動継電器。
  2. 【請求項2】  上記第1の信号を発生する上記手段は
    、(a)上記変圧器に流れる上記電流を表わす1つの信
    号を発生する手段、(b)上記電流を表わす少なくとも
    別の信号を発生する手段であって、上記の少なくとも別
    の信号の各々が、外部故障電流および負荷電流の場合、
    上記1つの信号に対してほぼ等しく、かつ180度位相
    がずれているように該少なくとも別の信号を発生する手
    段、ならびに(c)上記1つの信号と上記少なくとも別
    の信号の各々とのベクトル和を表わす信号を発生する手
    段を含んでいる請求項1記載の変圧器差動継電器。
  3. 【請求項3】  上記第2の信号を発生する上記手段が
    第1の半波整流器を含み、上記第3の信号を発生する上
    記手段が第2の半波整流器を含む請求項2記載の変圧器
    差動継電器。
  4. 【請求項4】  上記第1の出力信号を発生する上記手
    段は、出力が第1のレベル検出器の入力に結合された第
    1の加算積分増幅器を含み、上記第2の出力信号を発生
    する上記手段は、出力が第2のレベル検出器に結合され
    た第2の加算積分増幅器を含んでいる請求項3記載の変
    圧器差動継電器。
  5. 【請求項5】  上記第1の加算積分増幅器および上記
    第2の加算積分増幅器の各々は演算増幅器を含み、上記
    演算増幅器の出力と入力との間に抵抗と容量の並列回路
    が設けられている請求項4記載の変圧器差動継電器。
  6. 【請求項6】  上記トリップ信号を発生する上記手段
    は、上記第1のレベル検出器の出力に結合された第1の
    入力、上記第2のレベル検出器の出力に結合された第2
    の入力、ならびに上記第1の入力および第2の入力で受
    けた信号が同時に存在するときに上記トリップ信号を発
    生する出力を有するアンドゲ―トで構成されている請求
    項5記載の変圧器差動継電器。
  7. 【請求項7】  上記第1および第2の加算積分増幅器
    の各々の抑制入力に結合される高調波抑制信号を発生す
    る手段が付加的に含まれている請求項6記載の変圧器差
    動継電器。
  8. 【請求項8】  上記高調波抑制信号が上記第1の信号
    の二次高調波の絶対値を表わす信号である請求項7記載
    の変圧器差動継電器。
  9. 【請求項9】  上記高調波抑制信号は上記第1の信号
    の二次高調波の絶対値と上記第1の信号の五次高調波の
    絶対値との和を表わす信号である請求項7記載の変圧器
    差動継電器。
  10. 【請求項10】  少なくとも1つの動作信号および少
    なくとも1つの抑制信号を用い、上記少なくとも1つの
    動作信号の和の大きさが上記少なくとも1つの抑制信号
    の和の大きさを所定量だけ超えたときにトリップ信号を
    発生する型の変圧器差動継電器に於いて、変流器飽和が
    存在する状態で上記継電器の動作の信頼度を向上させる
    手段を含み、該手段が変圧器の少なくとも2つの巻線に
    流れる電流のベクトル和を表わすベクトル和動作信号を
    発生する手段、上記ベクトル和動作信号の絶対値を表わ
    す信号を発生する手段、ならびに上記ベクトル和動作信
    号の絶対値の大きさが第1の所定の大きさを超えたとき
    付加的な動作信号を発生する手段を含んでいることを特
    徴とする変圧器差動継電器。
  11. 【請求項11】  更に、変圧器の少なくとも2つの巻
    線に流れる電流の絶対値を表わすパ―セント抑制信号を
    発生する手段、ならびにパ―セント抑制信号の大きさが
    所定時間の間、第2の所定の大きさを超えたとき、上記
    付加的動作信号を終了させて、付加的抑制信号を発生す
    る手段が含まれている請求項10記載の変圧器差動継電
    器。
  12. 【請求項12】  上記ベクトル和動作信号の絶対値を
    表わす上記信号を発生する上記手段は、(a)上記ベク
    トル和動作信号の正部分を表わす第1の信号を発生する
    手段、(b)上記ベクトル和動作信号の負部分を表わす
    第2の信号を発生する手段、(c)上記第2の信号の極
    性を反転する手段、ならびに(d)上記第1の信号と上
    記の反転された第2の信号とを組み合わせることにより
    上記ベクトル和動作信号の絶対値を形成する手段を含ん
    でいる請求項11記載の変圧器差動継電器。
  13. 【請求項13】  上記ベクトル和動作信号を発生する
    上記手段は、(a)上記変圧器に流れる上記電流を表わ
    す1つの信号を発生する手段、(b)上記電流を表わす
    少なくとも別の信号を発生する手段であって、上記少な
    くとも別の信号の各々が、外部故障電流および負荷電流
    の場合、上記1つの信号に対してほぼ等しく、かつ18
    0度位相がずれているように該少なくとも別の信号を発
    生する手段、ならびに(c)上記1つの信号と上記少な
    くとも別の信号の各々とのベクトル和を表わす信号を発
    生する手段を含んでいる請求項12記載の変圧器差動継
    電器。
  14. 【請求項14】  上記パ―セント抑制信号を発生する
    上記手段は、(a)上記1つの信号の絶対値を発生する
    手段、(b)上記の少なくとも別の信号の各々の絶対値
    を発生する手段、ならびに(c)上記1つの信号および
    上記少なくとも別の信号の各々の絶対値の和の百分率に
    ほぼ等しい信号を発生する手段を含んでいる請求項13
    記載の変圧器差動継電器。
  15. 【請求項15】  上記付加的な動作信号を発生する上
    記手段は、(a)上記ベクトル和動作信号の絶対値の大
    きさが上記第1の所定の大きさを超えたとき出力信号を
    発生する第1のレベル検出手段、および(b)上記第1
    のレベル検出手段の出力信号に応答して、上記第1のレ
    ベル検出手段の上記出力信号を受けたとき上記ベクトル
    和動作信号の絶対値をその出力にスイッチングする第1
    のスイッチ手段を含んでいる請求項14記載の変圧器差
    動継電器。
  16. 【請求項16】  上記付加的な動作信号を終了させて
    、付加的な抑制信号を発生する上記手段は、(a)上記
    パ―セント抑制信号の大きさが上記の第2の所定の大き
    さを超えたとき出力信号を発生する第2のレベル検出手
    段、(b)上記第2のレベル検出手段の出力を受けるよ
    うに接続された時間遅延回路手段であって、上記第2の
    レベル検出手段の出力信号の継続時間が上記所定時間を
    超えたときは常に出力信号を発生する時間遅延回路手段
    、(c)上記時間遅延回路手段の出力に付加的に応答し
    て上記時間遅延回路手段から上記出力信号を受けたとき
    その出力から上記ベクトル和動作信号の絶対値を除去す
    る上記第1のスイッチ手段、および(d)上記時間遅延
    回路手段の出力に応答して上記時間遅延回路手段の上記
    出力信号を受けたとき上記パ―セント抑制信号を上記の
    付加的抑制信号としてその出力にスイッチングする第2
    のスイッチング手段を含んでいる請求項15記載の変圧
    器差動継電器。
  17. 【請求項17】  上記第1の信号を発生する上記手段
    は第1の半波整流器を含み、上記第2の信号を発生する
    上記手段は第2の半波整流器を含んでいる請求項16記
    載の変圧器差動継電器。
  18. 【請求項18】  更に、上記第1の信号の大きさが第
    3の所定の大きさを超えたとき第1の出力信号を発生す
    る手段、上記第2の信号の大きさが第4の所定の大きさ
    を超えたとき第2の出力信号を発生する手段、および上
    記第1の出力信号と上記第2の出力信号が同時に存在す
    るときトリップ信号を発生する手段が含まれている請求
    項12記載の変圧器差動継電器。
  19. 【請求項19】  動作エネルギ―および抑制エネルギ
    ―を用い、動作エネルギ―が抑制エネルギ―を所定量だ
    け超えたときにトリップ信号を発生する型の変圧器差動
    継電器に於いて、変流器飽和が存在する状態で動作の信
    頼度を向上させる手段を含み、該手段が、変圧器の少な
    くとも2つの巻線に流れる電流のベクトル和を表わすベ
    クトル和動作信号を発生する手段、上記ベクトル和動作
    信号の絶対値を表わす信号を発生する手段、および(c
    )上記ベクトル和動作信号の絶対値の大きさが第1の所
    定の大きさを超えたときに付加的な動作エネルギ―を発
    生する手段を含んでいることを特徴とする変圧器差動継
    電器。
  20. 【請求項20】  更に、変圧器の少なくとも2つの巻
    線に流れる電流の絶対値を表わすパ―セント抑制信号を
    発生する手段、およびパ―セント抑制信号の大きさが所
    定の時間の間、第2の所定の大きさを超えたとき、上記
    付加的な動作エネルギ―を終了させて、付加的な抑制エ
    ネルギ―を発生する手段が含まれている請求項19記載
    の変圧器差動継電器。
  21. 【請求項21】  上記ベクトル和動作信号の絶対値を
    表わす上記信号を発生する上記手段は、(a)上記ベク
    トル和動作信号の正部分を表わす第1の信号を発生する
    手段、(b)上記ベクトル和動作信号の負部分を表わす
    第2の信号を発生する手段、(c)上記第2の信号の極
    性を反転する手段、および(d)上記第1の信号および
    上記反転された第2の信号を組み合わせることにより上
    記ベクトル和動作信号の絶対値を形成する手段を含んで
    いる請求項20記載の変圧器差動継電器。
  22. 【請求項22】  上記ベクトル和動作信号を発生する
    上記手段は、(a)上記変圧器に流れる上記電流を表わ
    す1つの信号を発生する手段、(b)上記電流を表わす
    少なくとも別の信号を発生する手段であって、上記少な
    くとも別の信号の各々が、外部故障電流および負荷電流
    の場合、上記1つの信号に対してほぼ等しく、かつ18
    0度位相がずれているように該少なくとも別の信号を発
    生する手段、ならびに(c)上記の1つの信号と上記少
    なくとも別の信号の各々とのベクトル和を表わす信号を
    発生する手段を含んでいる請求項21記載の変圧器差動
    継電器。
  23. 【請求項23】  上記パ―セント抑制信号を発生する
    上記手段は、(a)上記の1つの信号の絶対値を発生す
    る手段、(b)上記少なくとも別の信号の各々の絶対値
    を発生する手段、および(c)上記1つの信号および上
    記少なくとも別の信号の各々の絶対値の和の百分率にほ
    ぼ等しい信号を発生する手段を含んでいる請求項22記
    載の変圧器差動継電器。
  24. 【請求項24】  上記付加的な動作エネルギ―を発生
    する上記手段は、(a)上記ベクトル和動作信号の絶対
    値の大きさが上記第1の所定の大きさを超えたときに出
    力信号を発生する第1のレベル検出手段、ならびに(b
    )上記第1のレベル検出手段の出力信号に応答して上記
    ベクトル和動作信号の絶対値を少なくとも1つの加算積
    分増幅器の動作入力に印加する第1のスイッチ手段を含
    んでいる請求項23記載の変圧器差動継電器。
  25. 【請求項25】  上記付加的な動作エネルギ―を終了
    させて、付加的な抑制エネルギ―を発生する上記手段は
    、(a)上記パ―セント抑制信号の大きさが上記第2の
    所定の大きさを超えたときに出力信号を発生する第2の
    レベル検出手段、(b)上記第2のレベル検出手段の出
    力を受けるように接続された時間遅延回路手段であって
    、上記第2のレベル検出手段の出力信号の継続時間が上
    記所定時間を超えたときは常に出力信号を発生する時間
    遅延回路手段、(c)上記時間遅延回路手段の出力に付
    加的に応答して、上記時間遅延回路手段から上記出力信
    号を受けたとき上記少なくとも1つの加算積分増幅器の
    動作入力から上記ベクトル和動作信号の絶対値を除去す
    る上記第1のスイッチ手段、ならびに(d)上記時間遅
    延回路手段の出力に応答して、上記時間遅延回路手段か
    ら上記出力信号を受けたとき上記パ―セント抑制信号を
    上記少なくとも1つの加算積分増幅器の抑制入力に上記
    の付加的な抑制信号として印加する第2のスイッチ手段
    を含んでいる請求項24記載の変圧器差動継電器。
  26. 【請求項26】  上記第1の信号を発生する上記手段
    は第1の半波整流器を含み、上記第2の信号を発生する
    上記手段は第2の半波整流器を含んでいる請求項25記
    載の変圧器差動継電器。
  27. 【請求項27】  更に、上記第1の信号を第1の加算
    積分増幅器の動作入力に印加する手段、上記第2の信号
    を第2の加算積分増幅器の動作入力に印加する手段、上
    記第1の加算積分増幅器の出力信号の大きさが第3の所
    定の大きさを超えたとき第1の出力信号を発生する手段
    、上記第2の加算積分増幅器の出力信号の大きさが第4
    の所定の大きさを超えたとき第2の出力信号を発生する
    手段、ならびに上記第1および第2の出力信号が同時に
    存在するときトリップ信号を発生する手段が含まれてい
    る請求項26記載の変圧器差動継電器。
  28. 【請求項28】  上記パ―セント抑制信号が上記第1
    および第2の加算積分増幅器の各々の抑制入力に結合さ
    れている請求項27記載の変圧器差動継電器。
  29. 【請求項29】  上記第1および第2の加算積分増幅
    器の各々の抑制入力に結合される高調波抑制信号を発生
    する手段が付加的に含まれている請求項28記載の変圧
    器差動継電器。
  30. 【請求項30】  上記高調波抑制信号が上記第1の信
    号の二次高調波の絶対値を表わす信号である請求項29
    記載の変圧器差動継電器。
  31. 【請求項31】  上記高調波抑制信号が上記第1の信
    号の二次高調波の絶対値と上記第1の信号の絶対値との
    和を表わす信号である請求項29記載の変圧器差動継電
    器。
  32. 【請求項32】  上記加算積分増幅器の各々が演算増
    幅器を含み、上記演算増幅器の出力と入力との間に抵抗
    と容量の並列回路が設けられている請求項27記載の変
    圧器差動継電器。
  33. 【請求項33】  変圧器差動継電器の動作の信頼度を
    向上させる方法に於いて、変圧器の少なくとも2つの巻
    線に流れる電流を表わす第1の信号を発生するステップ
    、上記第1の信号の正部分を表わす第2の信号および上
    記第1の信号の負部分を表わす第3の信号を発生するス
    テップ、上記第2の信号の大きさが第1の所定値を超え
    たときに第1の出力信号を発生し、上記第3の信号の大
    きさが第2の所定値を超えたときに第2の出力信号を発
    生するステップ、ならびに上記第1および第2の出力信
    号が同時に存在するときにトリップ信号を発生するステ
    ップ、を含む方法。
  34. 【請求項34】  少なくとも1つの動作信号および少
    なくとも1つの抑制信号を用い、上記の少なくとも1つ
    の動作信号の和の大きさが上記の少なくとも1つの抑制
    信号の和の大きさを所定量だけ超えたときにトリップ信
    号を発生する型の変圧器差動継電器の動作の信頼度を、
    変流器の飽和が存在している状態で向上させるための方
    法に於いて、変圧器の少なくとも2つの巻線に流れる電
    流のベクトル和を表わすベクトル和動作信号を発生する
    ステップ、上記ベクトル和動作信号の絶対値を表わす信
    号を発生するステップ、ならびに上記ベクトル和動作信
    号の絶対値の大きさが第1の所定の大きさを超えたとき
    に付加的な動作信号を発生するステップ、を含むことを
    特徴とする方法。
  35. 【請求項35】  更に、変圧器の少なくとも2つの巻
    線に流れる電流の絶対値を表わすパ―セント抑制信号を
    発生するステップ、およびパ―セント抑制の大きさが所
    定の時間の間、第2の所定の大きさを超えたときに上記
    の付加的な動作信号を終了させ、付加的な抑制信号を発
    生するステップを含む請求項34記載の方法。
  36. 【請求項36】  上記ベクトル和動作信号の絶対値を
    表わす上記信号を発生するステップが、(a)上記ベク
    トル和動作信号の正部分を表わす第1の信号を発生する
    ステップ、(b)上記ベクトル和動作信号の負部分を表
    わす第2の信号を発生するステップ、(c)上記第2の
    信号の極性を反転するステップ、ならびに(d)上記第
    1の信号と上記の反転された第2の信号を組み合わせる
    ことにより上記ベクトル和動作信号の絶対値を形成する
    ステップを含む請求項35記載の変圧器差動継電器の方
    法。
  37. 【請求項37】  更に、上記第1の信号の大きさが第
    3の所定の大きさを超えたときに第1の出力信号を発生
    するステップ、上記第2の信号の大きさが第4の所定の
    大きさを超えたときに第2の出力信号を発生するステッ
    プ、ならびに上記第1および第2の出力信号が同時に存
    在するときにトリップ信号を発生するステップを含む請
    求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】  動作エネルギ―および抑制エネルギ
    ―を用い、動作エネルギ―が所定量だけ抑制エネルギ―
    を超えたときにトリップ信号を発生する型の変圧器差動
    継電器の動作信頼度を、変流器飽和が存在している状態
    で向上させる方法に於いて、変圧器の少なくとも2つの
    巻線に流れる電流のベクトル和を表わすベクトル和動作
    信号を発生するステップ、上記ベクトル和動作信号の絶
    対値を表わす信号を発生するステップ、ならびに上記ベ
    クトル和動作信号の絶対値の大きさが第1の所定値を超
    えたときに付加的な動作エネルギ―を発生するステップ
    、を含むことを特徴とする方法。
  39. 【請求項39】  更に、変圧器の少なくとも2つの巻
    線に流れる電流の絶対値を表わすパ―セント抑制信号を
    発生するステップ、ならびにパ―セント抑制信号の大き
    さが所定時間の間、第2の所定の大きさを超えたときに
    、上記の付加的な動作エネルギ―を終了させて、付加的
    な抑制エネルギ―を発生するステップを含む請求項38
    記載の方法。
  40. 【請求項40】  上記ベクトル和動作信号の絶対値を
    表わす上記信号を発生するステップは、(a)上記ベク
    トル和動作信号の正部分を表わす第1の信号を発生する
    ステップ、(b)上記ベクトル和動作信号の負部分を表
    わす第2の信号を発生するステップ、(c)上記第2の
    信号の極性を反転するステップ、ならびに(d)上記第
    1の信号と上記の反転された第2の信号とを組み合わせ
    ることにより上記ベクトル和動作信号の絶対値を形成す
    るステップを含む請求項39記載の方法。
  41. 【請求項41】  更に、第1の加算積分増幅器の動作
    入力に上記第1の信号を印加するステップ、第2の加算
    積分増幅器の動作入力に上記第2の信号を印加するステ
    ップ、上記第1の加算積分増幅器の出力信号の大きさが
    第3の所定の大きさを超えたときに第1の出力信号を発
    生するステップ、上記第2の加算積分増幅器の出力信号
    の大きさが第4の所定の大きさを超えたときに第2の出
    力信号を発生するステップ、ならびに上記第1および第
    2の出力信号が同時に存在するときにトリップ信号を発
    生するステップを含む請求項40記載の方法。
  42. 【請求項42】  突入電流および内部故障電流で動作
    に影響を受けやすい変圧器差動継電器に於いて、トリッ
    プ信号を発生する手段、ならびに上記突入電流と上記内
    部故障電流とを区別するための第1および第2の加算、
    積分、および比較手段を含み、上記区別に応答して上記
    トリップ信号発生手段が上記トリップ信号を発生するこ
    とを特徴とする変圧器差動継電器。
JP3109534A 1990-04-19 1991-04-16 変圧器差動継電器 Pending JPH04229015A (ja)

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