JPH0422790B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 実質的に平らな壁体が相対向し、その中の一
方に外側方向に伸びている流し口を有する実質的
に平らに折畳み可能な液体用容器であつて、前記
流し口から細長い形のインサート部材の形でのび
容器の内部へ達する排出ユニツトが少くとも一つ
の連続流路で前記流し口に達する内端を持ち、そ
の長さ全体に亘り容器の中にある液体と連絡する
ことができ、液体の排出に伴ない容器の壁体が折
畳まれても液体から流し口までの流路を維持する
ことのできる容器において、前記細長い形のイン
サート部材をその内部の一端で装着して前記流し
口と連通し、該細長いインサート部材は前記流し
口から横方向に伸び、前記容器が充填される前に
前記相対する壁体の間に平坦に置き、前記容器が
充填された時、該液体の中に前記流し口から可撓
自在に揺動することができることを特徴とする液
体用容器。 ２ 前記装着部材は前記細長いインサート部材と
その一端で可撓的に接続し、前記流し口は前記装
着部品に機械的に嵌合する接続部材を有する請求
の範囲第１項記載の容器。 ３ 前記装着部材は接続リングであり、前記細長
いインサート部材はその周縁から伸びており、該
リングは流し口の接続部材と嵌合している請求の
範囲第２項記載の容器。 ４ 前記細長いインサート部材は溝形状を有し、
前記充填した容器から液体を排出し容器が折畳ま
れた時には容器内液体を流し口の方へ送る請求の
範囲第３項記載の容器。 ５ 前記接続リングと細長い溝状部材は、実質的
に同じ厚みである請求の範囲第４項記載の容器。 ６ 前記細長い溝状部材は複数の溝を有し並行し
且つ外側が開いている溝を有する請求の範囲第４
項記載の容器。 ７ 前記細長い溝状部材は平坦な可撓し得る壁体
を含み、その一面から並行したリブを外側方向に
突出して複数の溝とした請求の範囲第６項記載の
容器。 ８ 前記リングはフランジを有し、前記外側方向
に突出したリブと同じ方向で軸方向に同じ量突出
している請求の範囲第７項記載の容器。 ９ 前記リングは環状本体でそのフランジは軸方
向に延びこのフランジには本体より直径が小さく
その周りに凹所を有する請求の範囲第８項記載の
容器。 １０ 前記溝はリングのフランジに達せず、前記
フランジは前記溝の反対側に流出開口を有する請
求の範囲第９項記載の容器。 １１ 前記平坦な壁体の一端を可撓性ヒンジでリ
ングに接続した請求の範囲第７項記載の容器。 １２ 平坦な壁体は前記リングから径方向に伸び
ている請求の範囲第１１項記載の容器。 １３ 平坦な壁体のリブが前記リングに僅か達し
ない請求の範囲第１２項記載の容器。 １４ 前記リングが流し口の内端にあるソケツト
に嵌合する請求の範囲第１３項記載の容器。 １５ 前記リングと流し口ソケツトの間にある関
連保持リブと溝が前記リングをソケツト内に保持
する請求の範囲第１４項記載の容器。 １６ 前記リングは流し口ソケツトの内側から流
し口の内端を越えて軸方向に伸びている請求の範
囲第１４項記載の容器。 １７ 前記リングは軸方向に内方に伸びているフ
ランジが前記流し口ソケツトの外側方向まで伸び
ている本体を持つ請求の範囲第１４項記載の容
器。 １８ 前記フランじの直径はリング本体の直径よ
り小さい請求の範囲第１７項記載の容器。 １９ 前記リングは角度間隔をおいて径方向で内
側方向に伸びたリブを有する請求の範囲第３項記
載の容器。 ２０ 前記リングは本体と軸方向で内側方向に向
いたフランジより成り、前記本体とフランジは径
方向で内側方向に伸びたひれを有する請求の範囲
第１９項記載の容器。 ２１ 前記フランジの直径は前記リング本体の直
径より小さい請求の範囲第２０項記載の容器。 ２２ 前記リングが前記流し口の内端にあるソケ
ツトと嵌合し流し口を越えて内側方向に突出して
いる請求の範囲第２０項記載の容器。 ２３ 前記リングは前記リブの内端の反対側に流
体開口部を有する請求の範囲第２２項記載の容
器。 ２４ 前記流し口は管状の流路を有し、前記リン
グがその内端にあるソケツトに同軸的に嵌合して
いる請求の範囲第１４項記載の折畳み可能な容
器。 ２５ 前記流し口に排出装置を装着し、容器から
液体を排出した時、流し口の反対側にある壁体を
前記流し口を吸引により塞ぐことを防ぐ装置を有
し、該防止装置は容器から液体を排出する間流し
口を越えて軸方向に内側方向に伸びた流し口の内
端にある壁体と接する装置を含む請求の範囲第２
４項記載の折畳み可能な容器。 ２６ 前記壁体と接する装置は流し口に取り付け
た内側突起物である請求の範囲第２５項の容器。 ２７ 前記壁体と接する装置は前記排出装置に取
り付けた内側突起物であり、これが排出位置で前
記壁体と接する請求の範囲第２４項記載の容器。 ２８ 流し口に取り付けた内側突起物は前記リン
グ上のフランジであり、これが前記流し口から軸
方向に内側方向に突出している請求の範囲第２６
項記載の容器。 ２９ 前記フランジでは前記リブの反対側に液体
開口を有する請求の範囲第２８項記載の容器。 ３０ 前記リングは径方向で内側方向に延び角度
間隔の開いた壁体と接するひれである請求の範囲
第２９項記載の容器。 ３１ 前記排出装置は前記流し口の中にある装置
を含み、排出位置で出口を有し、軸方向で内側方
向に突出した突起物を有し、これが前記容器の壁
体と接する請求の範囲第２７項記載の容器。 ３２ 液体を排出した時に、折畳み可能な容器の
中に細長い形でインサート部材を入れ、該インサ
ート部材は、その全長に亘つて少くとも一本の連
続した縦方向の開放流路を有し、２枚の相対向す
るウエブで容器の壁体を作り、該ウエブを合わせ
る前にウエブの一方に流し口を取り付け、その内
部を開けておき、前記インサート部材の内端を流
し口と液体を通ずるよう可撓的に接ぎ、流し口か
ら横方向に伸ばし、前記ウエブの間に入れ、前記
容器を作つた後、液体を充填すると前記インサー
ト部材が液体中で可撓揺動し、液体を排出する
と、前記袋がその周りに折畳み得ることを特徴と
する容器の中に排出用インサート部材を取り付け
た流し口を持つ折畳み可能な容器の製造方法。 ３３ 前記細長いインサート部材を接続部材で流
し口に可撓的に接続し、該インサート部材は流し
口にある協働部材と機械的に嵌合する請求の範囲
第３２項記載の製造方法。 ３４ 前記接続部材は流し口接続リングであり、
前記細長いインサート部材は該リングの周縁から
伸び、これに可撓的に接続し、該リングは流し口
の内端にあるソケツトと嵌合して細長いインサー
ト部材は相対向する幅広ウエブの間に入る請求の
範囲第３３項記載の製造方法。 ３５ 前記流し口を先ず一方のウエブに封着し、
ついで細長いインサート部材を流し口に嵌合させ
てリングをソケツトに接続し、ついでウエブを封
着して容器を作る請求の範囲第３４項記載の製造
方法。 ３６ 前記２枚のウエブを別の面で両者を接合す
る位置に送り、一方のウエブに別の流し口を縦方
向に間隔をおいて送り、流し口のソケツトに次々
と該方向に細長いインサート部材のリングを嵌合
し、ついでウエブの両端を接合させて横方向に間
隔をおいて容器を完成させる請求の範囲第３５項
記載の製造方法。 ３７ 前記ウエブはプラスチツクであり、上側の
ウエブと同期した同時に縦方向に一定間隔で流し
口を送り、先ず打抜きユニツトによつて流し口う
け入れ孔を開け、流し口供給ユニツトで受け入れ
孔を開け、流し口供給ユニツトで受け入れ孔に
次々とプラスチツクの流し口を上方に挿入して熱
封着し、プラスチツクの細長いインサート部材を
下側から前記流し口の下端にある受け入れソケツ
トに上方に挿入し、ついでウエブを重ね合わせる
ように接触させて、周縁に沿つて熱封止し、縦方
向に間隔をおいて横断的に熱封着して容器を完成
させる請求の範囲第３６項記載の製造方法。 ３８ 多数の細長い部分をウエブの動く通路と直
角のコンベヤで送り、そのリングが次々とインサ
ート部材にある流し口のソケツトと順次に合致さ
せる請求の範囲第３７項記載の製造方法。 明細書 この発明は折畳み可能容器用インサートに関す
る。具体的には、このインサートは、容器の流し
口に接続でき、そのインサートが充満した容器の
中に伸長し、容器から内容物が引き出されるにつ
れ、容器が徐々にインサートのまわりにつぶれ、
流し口に至る流出流路を容器が完全に空になるま
で確保できるインサートに関する。 従来技術で企てられたそのようなインサートの
一つの形式は、クロージヤー栓に結合され、その
あたりで容器がつぶれるようになつている孔あき
チユーブから成つている。企てられた２番目の形
式は、流し口に結合され、そのあたりで容器が管
状の流出流路を形成するようになつている柔軟螺
旋コイルアダプターから成つている。企てられた
３番目のインサートの形式は、クロージヤー栓に
結合され、その周表面に縦溝を有しその縦溝から
直線通路に続く浸漬チユーブから成つている。こ
れら従来技術のインサートは、充填前の容器への
挿入はできないので、最初に容器に充填しその
後、インサートの結合したクロージヤー栓あるい
は流し口を差しこむ必要がある。合理的速度で、
へまをしないで、過度の労務費をかけないで容器
に充填した後インサートの挿入は不可能である。
また、望ましくない空気が容器に入つてくること
も起こりうる。この発明は容器が充填される以前
に折畳み可能容器内に配置できるインサートを提
供することを特徴とする。 一つの態様において、この発明は、折畳み可能
な容器内に置けるインサート部材を備え、容器は
液体を収容でき、容器は流し口を備えそれにイン
サート部剤が結合でき、それを通して液体が容器
から出ることができ、それによつて容器の壁体が
インサート部材のまわりでつぶれるようになるイ
ンサート部材を提供することを特徴とする。この
発明のインサート部材は取付部を有しそれによつ
てインサート部材が流し口に装着され得、またそ
の取付部全部を通す開口部を有する取付部と、そ
の取付部に回転式に取付けられている細長い本体
部とから成つている。その本体部は、実質的にそ
の本体部の全長に沿つて取付部の傍からのびてく
る連続液体通路を備えている。その通路は実質的
にその通路の全長にわたりインサートの外表面と
流体通路ができそれによつて液体は容器を出て、
容器の壁がインサート部材のまわりでつぶれるけ
れども、インサート部材は、液体が容器の内部か
ら通路へ、通路を通つて取付部へ、取付部の開口
部を通しそこで容器から流し口を通じて流れるよ
う妨げのない通路を維持するであろう。 この発明は、液体が収容でき、その液体が容器
を出ることができる流し口を備え、その容器が、
その容器内に配置されかつ流し口に装着されるこ
の発明のインサート部材を備える折畳み可能容器
に亘る。 最終的には、この発明は、流し口と容器内に配
置されその流し口に装着されるインサート部材を
備える折畳み可能容器の製法を提供する。この方
法は流し口と容器の中に配置された流し口の上に
装着される成形品インサート部材を備える折畳み
可能容器の製法と、流し口を液体不浸透部材の第
１次ウエブに貼付けることと、材料の第１次ウエ
ブを液体不浸透材料の第２次ウエブを接近させる
ことと、つぶれた容器を成形するため流し口をか
こむ閉鎖輪郭線に沿つて材料の２個のウエブを互
いに封止することと、開口部はそれ全体に通つて
いる取付部に接続し、その全長にわたつて開口し
ている少くとも１本の連続縦流路を保持する取付
部を備えるインサート部材が、ウエブが互いに封
止される前にその取付部によつて流し口の上に、
そのウエブが互いに封止された後インサート部材
が完成容器の対面壁体を成形する対面ウエブ間に
配置されるように装着されることから成る。この
方法において、インサート部材を流し口にはじめ
に装着しその後流し口を材料の第１次ウエブに貼
付ける方がさらに適切であるが、インサート部材
は、流し口を材料の第１次ウエブに貼付ける前あ
るいは後にも流し口に装着することは可能であ
る。 好ましいインサート部材は、折畳み可能容器お
よび発明の方法は今、次の図面を引用し図解のみ
で詳述されるであろう。すなわち： 第１図は、容器内に配置されかつそれの流し口
に結合される発明の第１次インサート部材を備え
る可撓性容器の斜視図； 第２図は、第１図中２−２ラインでの拡大断面
図； 第３図は、第１および第２図で示されたインサ
ート部材の底面図； 第４図は、第１，２および第３図に示されたイ
ンサート部材の側面図； 第５図は、第１〜４図に示されているインサー
ト部材の第４図の左よりみた端面図； 第６図は、第３図の６−６線上の拡大横断面
図； 第７図は、第３図と同様底面図であるが、この
発明の第２形式インサート部材を示す図； 第８図は、使用前の箱の中の充填された袋の中
に使われているこの発明のインサート部材を略図
で示した図； 第８図Ａは、第８図と同様略図であるが、袋が
一部つぶれた状態を示した図； 第９図は、第８図Ａの９−９ラインの拡大横断
面図で、袋排気用使用管路コネクタの一形式を示
す図； 第１０図は、第９図の図と同様断面図であるが
別形式の使用管路コネクターを示す図； 第１１図は、第９図の図と同様断面図であるが
第３形式の使用管路コネクターを示す図； 第１２図は、この発明のインサート部材をその
中に配置し、その流し口に結合される可撓性容器
の製造用装置の略側面図； 第１３図は、第１２図の１３−１３線上の側面
図であるが簡明のため若干の部分を省略した図； 第１４図は、第３図の図と同様底面図であるが
この発明にかゝる第３形式のインサート部材を示
す図； 第１４図Ａは、第１４図の１４Ａ−１４Ａ線上
の拡大断面図； 第１５図は、第１４図に示されたインサート部
材の側面図； 第１６図は、第３図の図と同様底面図である
が、この発明にかゝる第４形式のインサート部材
を示す図； 第１６図Ａは、１６Ａ−１６Ａ線上の拡大断面
図； 第１７図は、第９図の図と同様拡大断面図であ
るが使用されている第１４図に示された第３形式
のインサート部材を示す図； 第１８図は、第１０図の図と同様拡大断面図で
あるが第１６図に示された使用されている第４形
式のインサート部材を示す図； 第１９図は、第１８図の図と同様拡大断面図で
あるが別形式の使用管路コネクターを示す図； 第２０図は、第１９図の図と同様拡大断面図で
あるが使用されている第１４図に示された第３形
式のインサート部材を示す図； 第２１図は、第２０図の２１−２１線上の断面
図である。 第１および第２図は、プラスチツク袋２０の形
でのこの発明にかゝる折畳み可能容器を示す。こ
の袋２０は、本来製造されたものとしてその実質
的に折畳まれた形で示されている。その袋は、袋
の重ね平壁体２３および２４を形成しているプラ
スチツクシートの形で液体不浸透物質の二重ウエ
ブで成形されている。これらの壁体は１層もので
もあるいは多層ものでもできる。壁体２３および
２４は、互いにそれぞれの周囲に沿つて、溶封２
２と２２ａによる液密方法で封止される。該袋２
０は、この壁体の一方の端部に近接した上部壁体
２３に貼付けられかつ上部壁体２３から外方向に
伸びている流し口２１を備えている。この発明に
かかるインサート部材（または排気溝型装置）２
５は、製作中に袋の中へ既に挿入されていて重ね
壁体２３と２４との間に水平におかれている。 流し口２１は種々の形をとることができるが、
第１および第２図に示されている特定の流し口２
１は、半硬質プラスチツクの成形品で、袋２０が
それを通して充填されかつ空にされる中空管状体
２６を含む。中空管状体２６は、流し口を通して
液体の流量を制御する小出しバルブ部材およびク
ロージヤーを収容できるように成形されている。
袋２０は、第８および第８図Ａに示されているよ
うな箱の中の袋パツケージで使用できるよう意図
されており、しかも中空管状体２６から半径外側
方向に伸びている離間フランジを適当に備えてい
る。フランジ２８の下方に、流し口には直径の拡
がつた部分があり、一番下部の内側端に、流し口
２１に半径外側方向に伸びているさらに大きなフ
ランジ２９がついていて、それは、袋に液密方法
で流し口２１に貼着している袋２２の上部壁体２
３に溶封されている。フランジ２８および２９の
間の直径の拡がつた部分にソケツト３０が備わつ
ていて、それは袋の内部へ開口しまた、その内側
柱面に締付リブを備えている。ソケツト３０は取
付部あるいはインサート２５のリング３６を支え
ている。 第３乃至第６図で最も明瞭に示されているよう
にインサート２５は、単一完全形プラスチツク成
形である。それは２つの主要部すなわち、前述取
付部換言すればそれによつてインサート２５が流
し口２１に装着されるリング３６および、リング
３６から本体部３５の内側端３５ａに離間をつけ
てある一体形成ヒンジ４０によつてリング３６に
回転式に結合してある細長本体部（換言すれば溝
型部）３５とから成つている。第４および第５図
で最も明瞭に示されているように、リング３６お
よび本体部３５は成形品であり、それらはリング
から半径外側方向に伸びている本体部と実質的に
同一平面上に位置するよう成形されてあるが、ヒ
ンジ４０は本体部３５がこの平面から種々の角度
で回転できる。リング３６は、その外側柱面４２
が流し口のソケツト３０の内側柱面３２内で締付
け嵌合できるよう成形されている。リングの外側
柱面４２はその中に成形された環状溝４１がつい
ていて、この環状溝４１はソケツトの表面３２に
あるリブ３１を受けている。（明らかなことであ
るが、リブ３１と溝４１はソケツト３０の壁体３
２とリング３６に対向し合つて存在し、その完全
型はリブを支持し、溝は単に設計と製造の便宜の
ためである。従つて、両方の可能性を例証するた
め、インサート２５は第２図にリング３６上にあ
る溝４１とともに図解されているが、第８，９お
よび第１０図においてはリング３６上にリブ３１
と共に修正した形で示されている。 インサート２５の本体部３５は平面で複数溝の
ある形式であり、壁体３９から下方方向に突出し
ている４本の離間平行リブをつけた平面壁体３９
から成る。これらのリブ３８は本体部３５の全長
縦方向に走る。このように、リブ３８は３本の平
行溝３７を特徴とし、それは本体部３５の全長に
わたり内側端３５ａよりその外側端３５ｂまで通
つている。溝３７はその両端で開口しまた袋２０
の内部に沿いその全長に亘つて開口している。第
３乃至第６図に示されている通り、壁体３９は通
常平面に置いてあるが、リブ３８と壁体３９は十
分に柔軟であり本体部３９が平面の垂直方向に撓
むことにも耐える。 第７図に示されているこの発明にかゝる第２形
式のインサートは第１乃至第６図に示されている
第１形式のインサートと次の点を除き同じであ
る。すなわち、その本体部２５ａがそれにより大
きな側面安定性がつくよう壁体３９の平面上に正
弦曲線を画くように変形されている。 既述の通り、第１ならびに第２図に示されてい
るインサート２５は、ソケツト上の流し口２１の
中へリング３６を挿入することにより流し口３０
に装着され、ソノソケツトの上にリングは、リブ
３１が溝４１に噛み合つた形に締付けられる。第
１図に示されているように、本体部３５は、袋２
０の底部継目２２ａ近くに位置する本体部３５の
外側端３５ｂまで袋に沿い縦方向に通つている。 第１図に示されているつぶれた袋は、インサー
ト２５を適所に流し口２１を通し充填でき、その
後第８図が示しているように、箱Ｂに貯蔵と船積
みのため入れることができる。必要量の液体を袋
２０から引出すために、流し口２１は第８図Ａが
示すように箱Ｂの壁体に装着され、その箱の上に
インサートの本体部３５が袋２０に伸びている。
箱Ｂは第８図Ａに示された側面で立つているが、
直立にあるいはいかなる状態におくこともでき
る。どんな状態におかれても、本体部３５は、リ
ング３６に相対するヒンジ４０のまわりを蝶番式
に旋回しかつ本体部３５は箱内の最遠点まで延び
る十分の長さがある。液体が袋２０から引き出さ
れるにつれ、流し口２１に接する端部から本体部
３５のまわりを内側方向につぶれてくる。このよ
うにして、本体部３５の溝３７は袋２０の内部か
ら溝３７に、溝３７に沿いリング３６に至り、リ
ング３６内の開口部を通り流し口２１を経由袋２
０から流出する液体のために複数の妨げのない流
路を提供する。 流し口２１を通しての液体の流量は、既知また
は既使用の種々の小出しバルブならびに排出装置
で制御できる。例えば、第８図Ａおよび第９図に
おいて、流し口は、米国特許第4421146号に開示
されている型式の排出装置をその上に装着した。
この排出装置は、脱着可能使用管路コネクター４
５から成り、それはポンプまたは他の排出装置に
接続し、それはまた軸方向相反探触針４６をその
上に装着している。この探触針４６は流し口２１
に装着されている小出しバルブ装置４７と協作す
る。前述特許に開示されているごとく、探触針４
６の軸方向運動は滑動バルブ部材４８を、バルブ
部材４８上の半径方向流出口内腔４９が流し口２
１内部に閉鎖される閉鎖位置と第９図が示す通り
流出口内腔４９が流し口２１のソケツト３０内部
に位置し液体がこれら流出口内腔４９を通り袋外
に流出できる開放位置との間で流れ口に対応して
軸方向に動かせる。 該バルブ部材４８は中空円筒スカート５０の形
でバルブ部材の内側端から軸内側方向に伸びて壁
体かみ合い部材を導く。第９図に示されているよ
うに、バルブ部材４８がその開放位置にある場
合、該スカート５０は、流し口の内側端に向い袋
２０がつぶれてゆくにつれ、その袋の壁体２４に
かみ合い、それによつてその壁体２４が流し口に
吸込まれかつ液流がそれにより閉塞されることを
防止する。該スカート５０はインサート部材の本
体部３５の内側開口端３５ａの露出を確実にしか
つリング３６より半径方向流出口内腔４９にいた
る妨げのない流路を維持する。リング３６はスカ
ート５０が軸方向に通れるよう十分な内径のもの
である。このようにして、インサート部材の本体
部３５とスカート５０は常時流路を第９図に示さ
れている通り、袋のつぶれた部分からリング３６
と外側内腔４９を通じ維持する。現在普通に使用
されている他の形式のバルブ部材と流し口はこの
発明にかゝるインサート部材２５と組合わせて同
様に作動するよう修正できる。 第１０図は、異つた形式の流し口および排出装
置を使用したこの発明にかゝるインサート部材２
５を示す。第１０図に示されている流し口２１ａ
は管状のもので、第２図に引例し上述された同様
の方法でフランジ２９により袋２０に取付けられ
る。流し口２１ａは、リング３６を受け入れてい
るため内側方向開口ソケツト３０ａおよび箱の壁
体に流し口を装着するため離間フランジ２７ａお
よび２８ａを備えていて、これらの部分は流し口
２１の対応部分と同様である。充填後流し口２１
ａは、クロージヤーを受け入れる（図示されてい
ない）、そのクロージヤーは船積と貯蔵中は流し
口に対し閉鎖されたまゝになる。流し口が使用さ
れる場合は、クロージヤーは取外され排気装置が
流し口に結合される。この排出装置はプラグ内蔵
使用管路コネクターを備えそれは流出口管４５ａ
にチユーブにより結合されているポンプあるいは
適当な排出器に接続される。排出装置は、流し口
２１ａに挿入されかつそこに摩擦自在に保持され
ている管状アダプターを備えている。アダプター
４６ａの内側端は、流出口管４５ａと流体伝達を
する半径外側方向内腔４９ａを備えた内側方向に
突出したスカートを保持する。該アダプター４６
ａが流し口２１ａの外側端にアダプターの外側端
でフランジ４６ｂの共同作動により固着される程
度にアダプター４６ａが流し口２１ａに挿入され
るとき、該アダプターの内側端はリング３６内で
軸方向に突出し、またスカート５０ａはさらに袋
の内部にまでも突出する。このようにして、スカ
ート５０ａは、第９図に示されているスカート５
０と同様の方式で作動する壁体噛み合い部材とし
て役立ちまた袋の全内容物を流し口２１ａを通し
て空にさせる。 第１１図では、流し口２１ａは第１０図で示さ
れているのと全く同じである。この流し口は、第
１０図に示されているものと全く同じであるアダ
プター４６ｃを備えた排出装置とともに使用され
る。たゞし異なる点は、円筒スカート５０ａが複
数の軸方向内側方向に突出している角度つき離間
ピン５０ｂと取り替えられておりそれが第１０図
に示されているスカート５０ａに全く同じ方式で
作動する壁体かみ合い部材として使用されること
である。明らかに、多数の他の異なる形式の流し
口および排出装置がこの発明にかゝる折畳み可能
容器に使用され得る。 第１２および第１３図は、インサート部材２５
を適所に入れて袋２５を成形する好ましい方法
と、その袋が第１図に示されているつぶれた状態
にあることを概略示している。袋は、折畳み可能
容器の製造技術の熟練者には熟知の通り２層の液
体不浸透プラスチツクまたは他の材料で成形され
ている。簡明にするため、第１２図は１層材料の
第１次ウエブ２３０′が袋２０の上部壁体２３を
成形するためロール２３０から引き出され使用さ
れ、また第２次ウエブ２４０′が袋の下部壁体２
４を成形するためロール２４０から引き出され使
用されることを示している。ウエブ２３０′はロ
ール２３０から張力を受けて間欠的に引張られ従
来形式の打抜装置６１にまづかけられる。打抜装
置６１は、ウエブ２３０′の上方に配置された固
定式上方打抜器６１ａとウエブ２３０′の下方に
配置された垂直可動式打抜ダイとから成つてい
て、流し口が嵌込めるようウエブ２３０′に孔を
打抜く作動をさせられる。ウエブ２３０′はそこ
で流し口挿入装置６２位置まで動く。この挿入装
置は従来形式のもので打抜装置６１によつて成形
された孔に流し口２１を嵌込む。該流し口挿入装
置６２は、流し口２１を支持し、それを孔の中に
上向きに移動させるピストンとシリンダーとの組
合せと、流し口のフランジ２９を打抜装置６１に
より成形されたウエブ２３０′の孔のまわりの部
分に溶封する上方固定発熱体６２ｂとから成る。
次に、インサート部材２５はウエブの縦中央線の
位置までウエブ２３０′の下を移動させられる。
インサート部材２５のこの移動はウエブ２３０′
に対し垂直に走る支持コンベヤー６４（第１３図
が最も明瞭である）によつて果される。該コンベ
ヤー６４の移動が既にウエブ２３０′に嵌込んで
ある流し口２１と一線上にくるようコンベヤー６
４は等離間横ソケツト６５を備え、該コンベヤー
６４の上方走行で、そのコンベヤー６４の横に突
出しているリング３６でインサート部材２５を受
け止める。リング３６が流し口２１の下に配置さ
れるとき、該リングは、下部ピストンとシリンダ
ー装置６６ａの端部のプランジヤーから成つてい
る装置６６により流し口の中に挿入される。この
プランジヤーは上方に動いてリング３６を嵌込
み、それを流し口２１の下方開口ソケツト３０に
押しあげる、そのときソケツト３０は固定された
下方に伸びた流し口支持体により上方から支持さ
れている。 該ウエブ２４０′はロール２４０から間欠的に
かつ水平に下部案内ロール６０をまわり、そこで
垂直かつ上向きに上部案内ロール６０′位置に引
張られ、そこから装置６６の一番下流のウエブ２
３０′部分のすぐ下を垂直方向に走行する。この
ようにして、この点で２３０′と２４０′との２つ
のウエブは平行して、インサート部材をその間に
おく形で互いに密接して走行する。そのウエブと
インサート部材は今や従来形式の溶封装置６８に
搬送され、そこで２つのウエブのへりを互いに溶
封し袋２０の側封を成形する。装置６８から、そ
れらのウエブは従来形式の第２の溶封装置６９に
進み、そこでその２つのウエブは、ウエブを横切
つて伸びる線に沿つて他方を溶封し成形されつゝ
ある袋の端を封止する。この点で、完成した袋２
０は連続ストリツプの形で互いに繋つていて、従
来形式の蓋締め装置７１によつて各流し口２１に
ついているクロージヤーまたはバルブ７０のいづ
れかのついた形態で使用者に供給することができ
る。それに代るものとして、該袋のストリツプは
最初に従来形式の孔あけ装置７２まで進み、隣接
袋との間の孔あけを成形するか、あるいはこの孔
あけ装置は、分離個別袋が供給される場合は従来
形式の分離装置に取換えることができる。 コンベヤー６４のウエブ２３０′と２４０′との
移動および装置６１，６２，６６，６８，６９，
７１および７２の運転はどいのような従来方法に
よつても同調させることができる。 上記の説明から、この発明の方法は、平らでつ
ぶれた袋２０が互い（袋が分離、個別袋の形態の
場合）の上に積み重ねができるかあるいは孔あけ
（袋が隣接袋の間に孔あけのついた連続ストリツ
プ形態の場合）に隣接して折り畳みができるよう
に、上面壁体２３および底面壁体２４の間に位置
するインサート部材２５を備えた袋２０を成形す
る方法を提供することを特徴とする。 第１４図に示されている第３形式インサート部
材２５ｂは、インサート部材２５ｂのリング３６
ｂの形式が、リング３６ｂ隣接の流路の開口端３
７ｂが開いたまゝであることを改めて保証しかつ
そのリングを通して液体の妨げのない通過を保証
するため修正された点を除き、第３図に示された
第１形式インサート部材と概ね同じである。リン
グ３６ｂは第３図に示されたリング３６より、よ
り厚いあるいはより深く（すなわち、その軸線に
沿つてより大きな寸法のもの）、かつ実質的に中
空円筒形フランジ３４ｂを備え、リング３６ｂが
第１４および第１５図に示されている通り本体部
２５ｂと実質的に同一平面上にあるとき、そのフ
ランジ３４ｂはリング３６ｂから同じ方向にかつ
少くともリブ３８ｂ（第１４および第１５図参
照）が平面壁体３９ｂから突出するのと同程度に
突出する、すなわち、フランジ３４ｂの軸線寸法
は少くともリブ３８ｂに深さに等しい。第１４図
Ａに最もわかりよく示されている通り、フランジ
３４ｂは流出口切欠き３３ｂをつけるよう本体部
２５ｂに隣接して溝切りをしている。フランジ３
４ｂもまたリング３６ｂよりも小さい直径のもで
ある。 第１７図は、第９図にあるのと同じ排出装置と
ともに使われている第３形式インサート部材２５
ｂを示している。リング３６ｂは、流し口２１上
のソケツト３０内に、先に述べたように、リング
３６と同じ方法で確実に内径嵌めにして、そのリ
ング３６ｂはソケツト３０に備わつている対応溝
４１ｂに内径嵌めにするリブを具備している。
（第２および第９図で上記詳述されている通り、
好ましい具体化を示すため、第１７図はリング上
のリブおよびソケツト上の溝を第１５図と逆に示
している。リング３６がこのようにしてソケツト
３０と内径嵌めにするとき、フランジ３４ｂはソ
ケツト３０から袋２０の内部に伸びかつ、袋が空
になつてつぶれるにつれて袋の壁体２４に噛合い
それをフランジ３６ｂのない場合よりも内側に折
り曲げ、その壁面２４を流路の流出口端３６ｂか
ら離して保持するようにして、このようにして液
体を流路３７ｂから切欠３３ｂを通りリング３６
ｂの内側に入り流出口内腔４９に至る通過を許
す。フランジ３６ｂもまた流出口内腔４９のまわ
りに、より長いドーナツ形流路３２ｂを備えてい
て、それによつて袋壁体２４が高い真空状態の下
で流出口内腔４９を越えてその流路に吸い込まれ
ないようにする。 第１９図は第３形式インサート部材２５ｂおよ
び流し口２１ｂを示し、それは現在使用されてい
る異つた形式の小出しバルブと共に使われていて
先に詳述されている流し口２１と形式で異つてい
る。このバルブ集成部品は流し口の上に装着され
かつバネバイアスバルブ部材４８ｄを支えるアダ
プター４６ｄを含む。該アダプター４６ｄは軸方
向内側方向に伸びた管状張り出し４７ｄを含み、
内側端に中心流出口開口４９ｄおよび該張り出し
４７ｄを取り巻く流出口４９ｅを備えている。角
度つき離間ピン５０ｄは張り出し４７ｄの内側端
から内側方向に突出し、第１０図に示されている
通りピン５０ｂと全く同じ方法で壁体噛合い部材
として機能し、袋がつぶれるにつれ袋の壁体２４
に噛合いかつそれがリング３６ｂの中に吸い込ま
れないようにし、さらに流出口開口部４９ｄと流
出口４９ｅをおおうことを防止する。流し口２１
ｂのソケツト３０ｄ内のリング３６の取付けは第
１７図にあるのと全く同じである次のことを除
く、すなわち、第１９図に示される通りバルブ集
成部品は第１７図に示されているようにスカート
５０に対応するスカートを備えていないから、流
し口の内側端部にあるソケツト３０ｄの内側方向
端部の向う側に突出するフランジ３４ｂは壁体噛
合い部材として機能することと、袋がつぶれるに
従つて袋の壁体２４と噛合い、かつこの壁がリン
グ３６ｂ隣接のインサート部材２５ｂの流路３７
ｂの端部をおおわないようにすることである。フ
ランジ３４ｂの直径がリング３６ｂの直径より小
さいから、実質的中空円筒形通路３７ｄは、フラ
ンジ３４ｂの外側壁体のまわりの切欠き３３ｂか
ら伸びて液体の流れを許容し流路３７ｂからリン
グのまわりを実質的に360°まわつて流出口開口４
９ｄおよび流出口４９ｅに向う。 第２０図は第３形式インサート部材２５ｂが異
なる形式の小出しバルブ集成部品と共に使われて
いることを示し、そのバルブ集成部品が第１９図
に示されているバルブ集成部品と同じ流し口２１
ｂを使つているが、その中のアダプター４６ｄは
修正アダプター４６ｅと置き換えられている。 インサート部材２５ｂのリング３６ｂは流し口
のソケツト３０ｄの中に第１９図の引照をもつて
上述されているのと全く同じ方法で装着され固定
されている。しかし、第２０図に示されているア
ダプター４６ｅは管状ひろがり４７ｅ（第２１図
参照）を支え、その管状ひろがりはその軸から半
径方向外側方向に拡がる６本の等角離間ひれ５０
ｅをその内側方向端部で支えている。これらのひ
れ５０ｅは、袋がつぶれるにつれて袋２０の壁体
２４に噛合いかつ壁体２４をリング３６中に吸い
込まれないようにして流出口開口４９ｄまたはそ
の流出口４９ｅを固定する壁体噛合い部材として
役立つ。加えてひれ５０ｅはインサート部材２５
ｂの流路３７ｂの流出口端部をおおうことを防止
するのに役立つ。該ひれ５０ｅは流し口２１ｂの
軸に平行する実質的拡がりを備え、少くともフラ
ンジ３４ｂの内側端部の長さだけ内側方向に拡が
つている。ひれ５０ｅの半径方向外側端部はフラ
ンジ３４ｂの半径方向内側方向で止り、第１９図
の引例をもつて上述した同じ方法で流路３７ｂか
らアダプターに液体を流し入れるのに力を貸す機
能をしている実質的ドーナツ形通路を提供する。 第１６および第１６Ａ図に示されているこの発
明にかゝる第４形式のインサート部材２５ｃは第
１４，１４Ａおよび第１５図に示されている第３
形式インサート部材２５ｂとは次の点を除き同様
である：すなわち、インサート部材２５ｂはひれ
５０ｃの形で複数の離間突起を備えそれはリング
３６ｃのまわりに60°間隔で配置されリング内の
開口部に半径方向内側方向に突出するがリングの
中心から離れて止まりリングの中央にさえぎるも
ののない空間を提供するリング３６ｃを具備する
ことである。該ひれ５０ｃは、中味を移す間に袋
がつぶれるにつれリング内の開口部に袋の壁体が
つぶれ込むことを防ぐ。第４形式インサート部材
２５ｃは、第３形式インサート部材２５ｂと同
様、そのリング上にそのリングより小さい直径で
かつインサート部材２５ｃの本体部３５ｃと同じ
かあるいは厚いフランジ３４ｃを備えている。ま
た、フランジ３４ｃは本体部２５ｃに隣接して中
断し、流れ切欠け３３ｃを備える。第１６および
第１６図Ａから観察できるように、流路３７ｃの
流出口端部はひれ５０ｃのうちの１本に直接相対
して配置されている。 第１８図は、先に第１０図で示されたものと同
じ流し口２１ａとそれと全く同様の排出装置と共
に使われている第４形式インサート部材２５ｃを
示す。リング３６ｃは先述した通りソケツト３０
ａに内径嵌めになる。しかし、実質的深さのある
フランジ３４ｃは流し口２１ａの内側端部の向こ
うに軸方向内側方向に突き出し、ピン５４ｃと共
に壁体噛合い部材として壁体２４が流出口管４５
ａに流入することを妨げるリング内への壁体２４
のつぶれ込みの防止に役立つ。フランジ３４ｃと
ピン５０ｃは壁体２４がリング３５ｃ内に吸い込
まれ流路３７ｃの流出口端部をおおうことを防ぐ
に十分な軸長をもつている。フランジ３４ｃの直
径がリング３６ｃの直径よりも小さいゆえ、実質
的にドーナツ形通路３７ｄはフランジ３４ｃのま
わりに残され、この流路３７ｄは第１９および第
２０図を引照して上述した対応流路と全く同じ方
式で機能する。 この発明の容器あるいは袋は、分離個々の袋か
袋のストリツプであるかいづれにせよ、既にその
中に挿入されたこの発明にかゝるインサート部材
と共に在来自動または半自動充填機により充填で
きる。袋が充填されそして箱の中に配置されると
き、インサート部材は箱が直立しているか側面で
立つているかいづれにせよ、流し口から一番遠い
箱内の場所に届くことができる。袋の内容物が移
され袋がつぶれるにつれ、それはインサート部材
のまわりにつぶれそれによつてさえぎるもののな
い流路を残しそれにより液体が流し口から出るこ
とができる。インサート部材の取付部は小出しバ
ルブの作動とあるいは部品を流し口を通して袋の
中へ内側方向へ接続することとを妨げない。