JPH04226677A - アスベストの分解のための方法および調剤 - Google Patents

アスベストの分解のための方法および調剤

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JPH04226677A
JPH04226677A JP3221354A JP22135491A JPH04226677A JP H04226677 A JPH04226677 A JP H04226677A JP 3221354 A JP3221354 A JP 3221354A JP 22135491 A JP22135491 A JP 22135491A JP H04226677 A JPH04226677 A JP H04226677A
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acid
asbestos
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ヴェルナー レガート
Friedhelm Dr Zimmermann
フリートヘルム ツィンマーマン
Wilfried Huge
ヴィルフリート フーゲ
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    • A62D3/30Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents
    • A62D3/36Detoxification by using acid or alkaline reagents
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    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
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    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
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    • A62D2101/41Inorganic fibres, e.g. asbestos

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスベストの分解法に
関する。
【0002】「アスベスト」の概念は、マグネシウムお
よび一部にはまた更に鉄、カルシウム、アルミニウムお
よびナトリウムを含有している種々な珪酸塩鉱物の総称
である。アスベスト−形の種々な群が存在する。蛇絞石
アスベストと角閃石アスベストの2つの群に大別される
。蛇絞石アスベスト、最も重要な代表例:クリソタイル
(Chrysotil)、および角閃石アスベスト、最
も重要な代表例:アントフィルライト−(Antoph
yllith−)、アモサイタス−(Amositas
−)、トレモライト−(Tremolit−)アクチノ
ライト−(Aktinolith−)およびクロキドラ
イト−(Krokydolith−)アスベストは、そ
の耐熱性、柔軟性、紡績可能性、不燃性およびその多様
な絶縁力によって、断熱材、防火材および充填材として
使用された。
【0003】アスベストの確固たる毒性の性質が故に、
加工されたアスベストを特に住居空間および職場空間か
ら除去し、廃棄物の蓄積前および廃棄物の蓄積の際にで
きるだけ害にならない形にすることは望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、アス
ベストを、本質的に完全に分解できるような、アスベス
トの分解法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】アスベストの分解のため
の本発明による方法は、分解剤として、弗素含有の無機
酸および/または該酸のアルカリ金属塩もしくはアンモ
ニウム塩を用いるか、または、分解剤として、弗素含有
の無機酸または該酸のアルカリ金属塩もしくはアンモニ
ウム塩を包括する調剤を用いて、周囲温度と、約100
0℃との間の温度で処理することによって特徴付けられ
る。
【0006】かかる分解剤またはかかる分解剤を含有す
る調剤の混合物も使用できるということは当業者にとっ
て自明のことである。分解剤もしくは調剤は、有利に燐
酸および燐酸塩を含有しないものである。
【0007】本方法は、弗素含有の分解剤と並んで酸、
殊に鉱酸、例えば塩酸を使用するという具合にも変化さ
せてよい。
【0008】望ましくは、それぞれ弗素を含有する分解
剤は、相応する弗素含有の無機物または塩および酸から
も、原位置のままで製造できる。例えば、テトラフルオ
ロ硼酸を使用したい場合には、テトラフルオロ硼酸ナト
リウムおよび酸、例えば塩酸を添加できる。同様に相応
するカリウムフルオルアルミネートまたはナトリウムフ
ルオルアルミネート、例えばクリオライトおよび添加さ
れた酸、例えば塩酸から出発してもよい。有利には、弗
素含有の酸を使用し、弗素を含有しない酸の添加は不用
である。
【0009】分解剤として、弗化水素、フルオロ硼酸、
フルオロアルミニウム酸、フルオロ珪酸および/または
該酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を使用する
ことは有利である。
【0010】本発明によるアスベスト−分解を酸性のp
H値で実施することは好ましい。分解剤として、前記の
弗素含有の酸または酸性の塩を使用する場合には、かか
る、有利な酸性のpH値が得られる。中性のアルカリ金
属化合物またはアンモニウム化合物から出発する場合に
は、必要に応じて、酸性のpH値を得るために酸、有利
に塩酸が添加される。望ましくは、分解剤として、二弗
化水素ナトリウム、二弗化水素カリウムまたは二弗化水
素アンモニウム、テトラフルオロ硼酸および/またはヘ
キサフルオロ珪酸が使用できる。有利には、テトラフル
オロ硼酸またはテトラフルオロ硼酸およびヘキサフルオ
ロ珪酸の混合物が使用される。
【0011】分解は、有利に0.5〜5気圧の圧力で実
施される。これより低いかまたは高い圧力は確かに可能
ではあるが、しかし何ら有利な点をもたらさない。10
00℃を上廻る温度での作業は可能であるが、しかし何
ら有利な点をもたらさない。
【0012】本発明による方法の1つの別法の場合には
、分解は常圧および周囲温度で実施される。廃棄と定め
られた分解されるべきアスベストは、分解剤もしくは分
解剤を含有する調剤と混合され、かつ望ましくは緊密な
完全混合の後で、廃棄の際の保持能力のある容器、例え
ば、耐アルカリ性、耐酸性および耐候性のあるプラスチ
ック容器またはプラスチック袋に詰められる。この後、
容器は直接廃棄される。ある程度の期間が経過する内に
、アスベストは完全に分解する。本発明による方法の前
記の別法は、著しくエネルギーを節約する。
【0013】本発明による方法の1つの別の変法によれ
ば、分解は、1000℃までの温度に加熱しながら、0
.5〜5気圧の圧力で、有利に400℃〜約1000℃
の温度で、実施される。本発明による方法の前記変法の
場合、アスベストは極めて迅速に完全に分解される。 この後、分解生成物は、必要に応じて中和後に、必要に
応じて、容器に詰めることさえなしに廃棄してよい。
【0014】有利に、分解剤は、水性調剤の形、例えば
水溶液、水性懸濁液、濃縮された水性調剤または水をベ
ースとするゲルの形で添加される。分解剤は、有利には
濃縮された水性調剤の形、殊に水をベースとするゲルの
形で使用される。
【0015】有利には、本発明の方法において、分解剤
として、完成調剤の全重量に対して、分解剤5〜55重
量%、有利に25〜40重量%、濃稠化剤もしくはゲル
形成剤0.1〜25重量%並びに水を含有する濃縮され
た水性調剤が使用され、この場合、成分の総和は100
重量%になる。必要に応じて、更に常用の助剤、例えば
顔料を含有していてよい。
【0016】テトラフルオロ珪酸と、ヘキサフルオロ珪
酸との混合物を分解剤として使用する場合には、テトラ
フルオロ硼酸とヘキサフルオロ珪酸とのモル比は、広い
範囲内、例えば1:1000〜100:1で変動できる
【0017】ゲル形成剤もしくは濃稠化剤として、好ま
しくは、耐酸性のゲル形成剤もしくは濃稠化剤が使用さ
れる。ゲル形成剤もしくは濃稠化剤として、塗料工業に
おいてもこの目的のために使用されているような物質を
使用してよい。殊に無機の濃稠化剤、例えば、粘土鉱物
または珪酸含有の生成物、殊に親水性の性質を有する非
晶質の珪酸が好適である。高いBET−表面積、例えば
80〜350m2/gを有するアエロジル−型(Aer
osil−Typ)の親水性で、炎加水分解的に製造さ
れた非晶質の珪酸が、極めて良好に適合する。更に、有
機の濃稠化剤、例えば、セルロース誘導体のような、変
化した天然物、例としてエチルセルロースも好適である
【0018】濃縮された水性調剤中での濃稠化剤もしく
はゲル形成剤の含量が大きければ大きい程、それだけ一
層、使用される調剤は粘稠性を増す。少くとも調剤が、
水をベースとするゲルの形で存在するような量でゲル形
成剤もしくは濃稠化剤を含有するような調剤を使用する
のが、有利である。かかる調剤中に含有されなければな
らない濃稠化剤もしくはゲル形成剤の最低含量は、殊に
それぞれ使用される濃稠化剤もしくはゲル形成剤に左右
される。有利には、ゲル形成剤としてのアエロジル−型
(Aerosil−Typ)の非晶質、親水性珪酸を約
8〜25重量%の量で含有するような、水をベースとす
るゲルが使用される。
【0019】この分解剤は、分解されるべきアスベスト
が、本質的に完全に分解されることができるような量で
添加される。分解剤の必要量は、分解の条件、分解剤の
種類と調剤および分解されるべきアスベストの種類と形
態および所望の分解時間に応じて変化してよい。必要な
場合には、当業者が、アスベストを分解剤の使用量を増
やしながら分解することによって、分解剤の必要な最低
量を決定してよい。分解の度合は、X線回折分析的にア
スベストに特徴的なSi4O10−ピークの測定によっ
て計測できる。特徴的なSi4O10−ピークが、X線
スペクトル中で盲試験値に戻った場合には、分解は完全
である。
【0020】常法で、アスベストの分解されるべき量に
対して10〜150重量%の量で分解剤は使用される。 150重量%以上の量は可能であるが、しかし何ら別に
長点をもたらさない。常法では、10〜30重量%の範
囲内の量で十分であることが判明する。厚いアスベスト
の層、例えば噴霧アスベストの厚い層を分解したい場合
には、上域、例えば30〜150重量%の範囲内で処理
できる。
【0021】本発明による方法を用いた場合には、原理
的に全てのアスベスト−変態を分解することができる。
【0022】原理的に本発明による方法を用いれば、任
意の成形部材、例えば板、吹き付けアスベスト、アスベ
ストウール他からなるアスベストを分解できる。アスベ
スト含有の生成物は砕かれて本発明の方法に使用される
のが有利である。
【0023】勿論、アスベストが耐塩基性もしくは耐酸
性を有する支持材料、例えばセメントまたは石膏中に埋
封されている場合には、場合によっては大量の分解剤を
この材料の大幅な細砕に関連して使用しなければならな
い。
【0024】本発明によるゲルは、一方では、アスベス
トを前記の如くに廃棄できるよう分解するために使用す
ることができる。他方では、このゲルは、建物または屋
内設備の建築部材からなるアスベストを、例えばアスベ
スト部材の取り外し後に、簡単な方法で分解しながら確
実に除去するために、有利に使用することができる。例
えば、職場または住居でのアスベスト建材をできる限り
除去することおよび前記の如く廃棄できるよう分解する
ことは、可能である。至る所に残るアスベスト残余物、
例えば壁に塗られ、例えば付着したアスベスト残余物は
、本発明による調剤、殊に本発明によるゲルを用いて塗
られ、かつこれによって害を及ぼすことのない生成物へ
と分解される。前記の方法で、本発明による方法は、手
間がかからずに確実な分解を至る所で可能とする。
【0025】本発明の別の1つの対象は、本発明による
方法に使用するために好適な、濃縮された水性調剤であ
る。本発明による調剤は、分解剤として、弗素含有の無
機酸および/または該酸のアルカリ金属塩もしくはアン
モニウム塩5〜55重量%、有利に25〜40重量%、
ゲル形成剤または濃縮剤、場合によっては常用の助剤0
.1〜25重量%を含有する。
【0026】有利な調剤は、分解剤として、弗化水素、
フルオロ硼酸、フルオロアルミニウム酸、フルオロ珪酸
および/または該酸のアルカリ金属塩もしくはアンモニ
ウム塩を含有する。
【0027】本発明による濃縮された水性調剤の特に有
利な実施態様は、テトラフルオロ硼酸またはテトラフル
オロ硼酸とヘキサフルオロ珪酸との混合物5〜55重量
%、有利に25〜40重量%、ゲル形成剤もしくは濃稠
化剤、場合によっては常用の助剤の0.1〜25重量%
並びに水を含有し、この場合成分の総和は100重量%
になる。テトラフルオロ硼酸とヘキサフルオロ珪酸との
モル比は、広い範囲内、例えば1:100〜100:1
にあってよい。
【0028】ゲル形成剤または濃稠化剤として、好まし
くは、耐酸性のゲル形成剤もしくは濃稠化剤が使用され
る。ゲル形成剤もしくは濃稠化剤として塗料工業におい
ても、前記の目的のために使用されるような物質を用い
てよい。殊に無機の濃稠化剤、例えば粘土鉱物または珪
酸含有の生成物、殊に親水性の性質を有する非晶質の珪
酸が好適である。高いBET−表面積、例えば80〜3
50m2/gを有するアエロジル−型(Aerosil
−Typ)の親水性で炎加水分解的に製造された非晶質
の珪酸が極めて好適である。助剤としては、例えば顔料
を含有してよい。
【0029】例えば、セルロース誘導体のように変化し
た天然物の如き有機の濃稠化剤またはゲル形成剤、例と
してエチルセルロースも好適である。
【0030】分解剤5〜55重量%、有利に25〜40
重量%、ゲル形成剤もしくは濃稠化剤を25重量%まで
で少くともゲルの形成のために必要な量、場合によって
は常用の助剤並びに水を含有する、水をベースとするゲ
ルの形の水性調剤は、殊に有利であり、この場合成分の
総和は100重量%になる。
【0031】ゲル形成剤もしくは濃稠化剤として、非晶
質の親水性珪酸を8〜25重量%の量で含有する、水を
ベースとするゲルの形の水性調剤は、殊に有利である。
【0032】1つの変法の場合、弗素含有の分解剤の使
用量の2/3までが、酸、有利に鉱酸、例えば塩酸によ
って代替されていてもよい。弗素含有の分解剤として、
弗素含有酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を使
用した場合には、この別形は、特に有利である。
【0033】本発明によるこのゲルは、アスベストの廃
棄できるような分解の場合でもアスベストの分解にとっ
ても至る所で非常に良好に使用できる。
【0034】この分解剤もしくは調剤は、有利に燐酸お
よび燐酸塩を含有しない。
【0035】この分解生成物は、必要に応じて更に、例
えば石灰乳を用いて中和してよい。
【0036】分解は、適当な容器中で有利に実施される
。殊に高い温度での分解は、例えば、弗化物および弗化
水素およびそれぞれの分解剤の別の成分に対して耐性の
ある容器、例としてテフロンを用いて内張りした容器ま
たは特殊鋼もしくは鋼の合金からなる容器中で実施する
ことができる。
【0037】以下の実施例により、本発明による方法を
、範囲を制限せずに、更に詳しく説明する。
【0038】
【実施例】例  1 周囲温度で、吹き付けアスベストの分解のためのテトラ
フルオロ硼酸の使用 吹き付けアスベストを粗大に粉砕し、使用されたアスベ
スト量に対して、テトラフルオロ硼酸33重量%を含有
する水溶液の形で、使用されたアスベスト量に対して、
テトラフルオロ硼酸約25重量%と混合し、50l−プ
ラスチック袋に詰めた。この袋を貯蔵した。貯蔵の間に
アスベストは、添加されたテトラフルオロ硼酸の作用に
よって除々に無害な化合物へと変化した。
【0039】例  2 高い温度でのアスベスト板の分解のためのNH4HF2
の使用 アスベスト板を0.5〜3mmの粒径に粉砕し、使用さ
れたアスベスト量に対し、NH4HF2約15重量%と
、50重量%の水性溶液の形で混合し、約550℃の温
度で、12時間維持した。冷却後に混合物の試料を取り
出し、X線分光学的に検査した。アスベストに特徴的な
Si4O10−群のシグナルは、盲試験値に戻った。
【0040】例  3 吹き付けアスベストの分解のためのゲル形のテトラフル
オロ硼酸の使用 3.1.  ゲルの製造 市販の本質的に弗化水素を含有しない水性テトラフルオ
ロ硼酸溶液1000g(テトラ弗化硼酸の含量:約33
重量%、濃度:20℃で1.25kg/l)を、親水性
で、炎加水分解的に製造された非晶質の珪酸120gと
混合した。貯蔵安定性、耐クリープ性のゲルを得た。収
量は、使用されたテトラフルオロ硼酸に対して、定量的
である。
【0041】 3.2.  吹き付けアスベストの分解のための使用例
3.1.により製造されたゲルを吹き付けアスベストに
対して塗りつけた。15分の作用時間の後に、試料のX
線回折分析的検査をして判明したように吹き付けアスベ
ストは分解された。
【0042】例  4 アスベスト繊維の分解のためのゲル形のテトラフルオロ
硼酸とヘキサフルオロ珪酸との混合物の使用4.1. 
 ゲルの製造 本質的に弗化水素を含有しない水性テトラフルオロ硼酸
900g(含量:テトラフルオロ硼酸約33重量%)、
濃厚な水性の、本質的に弗化水素を含有しないヘキサフ
ルオロ珪酸溶液100g(含量:ヘキサフルオロ珪酸約
60重量%)および親水性で、炎加水分解的に得られた
非晶質の珪酸を互いに混合した。貯蔵安定性、耐クリー
プ性のゲルを得た。収量:定量的。
【0043】 4.2.  アスベスト繊維の分解のためのゲルの使用
例4.1.により製造されたゲルを繊維含有アスベスト
板に塗りつけた。15分の作用時間の後に、試料を取り
出した。アスベストに特徴的なSi4O10−ピークが
消滅し、従ってアスベスト繊維が分解されたことを、X
線回折分析的な検査によって確認した。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アスベストの分解法において、アスベ
    ストを、分解剤として弗素含有の無機酸および/または
    該酸のアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩を用いる
    か、または分解剤として弗素含有の無機酸または該酸の
    アルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩を包括する調剤
    を用いて、周囲温度と、約1000℃との間の温度で処
    理することを特徴とする、アスベストの分解法。
  2. 【請求項2】  分解剤として、弗化水素、フルオロ硼
    酸、フルオロアルミニウム酸、フルオロ珪酸および/ま
    たはこれらのアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩を
    使用する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  分解剤として、2弗化水素ナトリウム
    、2弗化水素カリウムもしくは2弗化水素アンモニウム
    、テトラフルオロ硼酸および/またはヘキサフルオロ珪
    酸を使用する、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】  分解剤が、更に1つの酸、有利に鉱酸
    を含有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の
    方法。
  5. 【請求項5】  分解剤を含有する調剤が、含水性の調
    剤、殊に水溶液、水性懸濁液、有利に濃縮された水性調
    剤、殊に水をベースとするゲルである、請求項1から4
    までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】  周囲温度と、約1000℃との間の温
    度および0.5から5気圧の圧力で分解を実施する、請
    求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】  周囲温度および常圧で分解を実施する
    、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】  1000℃までの温度、有利に400
    ℃〜約1000℃の温度に加熱しながら分解を実施する
    、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】  分解されるべきアスベストの量に対し
    て、10〜150重量%の量で分解剤を使用する、請求
    項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】  本発明による方法で使用するための
    アスベスト分解作用を有する濃縮された水性調剤におい
    て、分解剤として、弗素含有の無機酸および/または該
    酸のアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩5〜55重
    量%、有利に25〜40重量%、ゲル形成剤または濃稠
    化剤0.1〜25重量%、場合によっては常用の助剤を
    含有することを特徴とする、アスベストの分解のための
    調剤。
  11. 【請求項11】  分解剤として、弗化水素、フルオロ
    硼酸、フルオロアルミニウム酸、フルオロ珪酸および/
    または該酸のアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩を
    含有する、請求項10記載の調剤。
  12. 【請求項12】  分解剤として、テトラフルオロ硼酸
    を含有する、請求項10または11記載の調剤。
  13. 【請求項13】  分解剤として、テトラフルオロ硼酸
    およびヘキサフルオロ珪酸の混合物を含有する、請求項
    10記載の調剤。
  14. 【請求項14】  弗素含有の分解剤の2/3の量まで
    1つの酸、殊に鉱酸によって代替されている、請求項1
    0記載の調剤。
  15. 【請求項15】  ゲル形成剤もしくは濃稠化剤を25
    重量%までで、少なくともゲルの形成に必要な量で包含
    する、水をベースとするゲルの形を有する、請求項10
    から14までのいずれか1項記載の調剤。
  16. 【請求項16】  ゲル形成剤または濃稠化剤として、
    親水性珪酸を含有する、請求項10から15までのいず
    れか1項記載の濃縮された水性調剤。
JP3221354A 1990-09-03 1991-09-02 アスベストの分解のための方法および調剤 Pending JPH04226677A (ja)

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