JPH04225953A - スピロ ジベンゾスベラン誘導体 - Google Patents

スピロ ジベンゾスベラン誘導体

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JPH04225953A
JPH04225953A JP3104807A JP10480791A JPH04225953A JP H04225953 A JPH04225953 A JP H04225953A JP 3104807 A JP3104807 A JP 3104807A JP 10480791 A JP10480791 A JP 10480791A JP H04225953 A JPH04225953 A JP H04225953A
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JP
Japan
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compound
mixture
water
dibenzosuberane
spiro
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JP3104807A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumura
宏 松村
Makoto Adachi
誠 足立
Toshisada Yano
利定 矢野
Hiroshi Hashizume
浩 橋詰
Susumu Matsushita
松下 享
Masami Eigiyou
永業 正美
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Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
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Publication date
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    • C07D221/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00
    • C07D221/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00 condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D221/20Spiro-condensed ring systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D205/00Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D205/12Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
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    • C07D209/96Spiro-condensed ring systems

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、抗脳神経細胞障害活性
を有する新規なスピロ・ジベンゾスベラン誘導体に関す
る。さらに詳しくはN−メチル−D−アスパラギン酸(
NMDA)レセプタ−に特異的に拮抗し、脳内虚血時の
脳細胞の保護および壊死の予防、アルツハイマ−病の予
防および治療薬として有用である。 【0002】 【従来の技術】近年、わが国における人口構成の変化に
より、高齢化社会に伴う虚血性脳疾患の発生頻度の上昇
から、虚血による脳機能障害、アルツハイマ−病等が社
会的に重要な問題となっている。これらの疾患は大脳皮
質内におけるレセプタ−および神経伝達物質の異常によ
るものであると指摘され、それに対する様々な治療薬が
検討、開発されているが、優れた薬効を持つものは、未
だに上市されていない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述した疾患の原因と
なる神経伝達物質の異常は、NMDAレセプタ−におい
て作用する興奮性アミノ酸であるグルタメ−トおよびア
スパルテ−トにより媒介されるものであると考えられる
。従って、NMDAレセプタ−において神経伝達物質に
拮抗する競合性および非競合性のNMDA拮抗剤がこれ
らの疾患に対して有効であると考えられ、このような化
合物の開発が望まれている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の事
情を考慮し鋭意研究した結果、下記式で示される化合物
(I)がNMDAレセプタ−の非競合的拮抗剤であるこ
とを見出して本発明を完成した。即ち、本発明は式(I
): 【化2】 (式中、R1は水素、低級アルキル、低級アルケニルま
たはアラルキル;R2は水素または低級アルキル;R3
およびR4はそれぞれ同一または異なって水素、低級ア
ルキル、低級アルコキシまたはハロゲン;mは0または
1;nは2〜4の整数)で示される化合物またはその薬
学的に許容される酸付加塩およびこれを含有する抗脳神
経細胞障害薬に関する。 【0005】本明細書中、低級アルキルとは炭素数1〜
6個の直鎖状または分岐状のアルキルを意味し、例えば
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
、n−ペンチル、イソペンチル、ネ オペンチル、te
rt−ペンチル、2−メチルブチル、n−ヘキシルおよ
びイソヘキシルなどが挙げられる。 【0006】低級アルケニルとは、二重結合を1〜2個
有する炭素数2〜6個のものを意味し、例えばビニル、
アリル、プロペニル、イソプロペニルおよびブテニルな
どが挙げられる。アラルキルとは、例えばベンジル、フ
ェネチル、フェニルプロピルおよびナフチルメチルなど
が挙げられる。 【0007】アルコキシとは、炭素数1〜6個の直鎖状
または分岐状のアルキルオキシを意味し、当該アルキル
は前記低級アルキルの例示全てを含有する。ハロゲンと
しては、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を包含する。 酸付加塩を形成する酸としては、例えば塩酸、硫酸、過
塩素酸、硝酸、リン酸などの無機酸、あるいは酢酸、シ
ュウ酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸などの有機酸
が挙げられる。本発明化合物の製造法を以下に示す。 【0008】製造法A 【化3】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)本反応は5−シアノジベンゾスベラン1か
ら5工程を経て化合物(IIa)を得る。 (i)R1=Meの場合 化合物(IIa)を適当な有機溶媒中で室温〜加熱下で
還元して化合物(Ia)を得る。本反応で、適当な有機
溶媒とはジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン等のエ
−テル類が挙げられる。用いられる還元剤としては、水
素化アルミニウムリチウム、ジボラン等が挙げられるが
、水素化アルミニウムリチウムが特に好ましい。 【0009】(ii)R1=Me以外の場合化合物(I
Ia)を塩基(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等)
の存在下、n−ブタノ−ル中、加熱還流して加水分解し
た後、酸(塩酸、硫酸等)で処理して脱炭酸する。その
後、所望により塩基(炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等
)の存在下でアルキルハライド(アリルハライド、ベン
ジルブロマイド等)またはアルキル硫酸(ジメチル硫酸
、ジエチル硫酸等)を不活性溶媒(アセトニトリル、ジ
メチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン等)中、加熱
下に反応させるか、あるいはアシルハライド(アセチル
クロライド、プロピオニルクロライド等)を塩基(トリ
エチルアミン、ピリジン等)の存在下に反応させた後、
水素化リチウムアルミニウムで処理することにより化合
物(Ia)を得る。 【0010】製造法B 【化4】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)本反応は5−シアノジベンゾスベラン1か
ら4工程を経て化合物(IIb)を得る。次いで化合物
(IIb)を水素化リチウムアルミニウムの存在下で不
活性溶媒中、室温〜加熱下で還元することにより化合物
(Ib)を得る。不活性溶媒とは、ジエチルエ−テル、
テトラヒドロフラン等のエ−テル類が挙げられる。また
、化合物(Ib)は所望により脱アルキル化に付すこと
ができる。本反応は、二塩化エチレン中、クロル炭酸−
α−クロルエチルを反応させたのちメタノ−ルを加えて
、10〜90℃、好ましくは30〜40℃で処理すれば
よい。 【0011】製造法C 【化5】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)本反応は化合物1から6工程を経て化合物
(IIc)を得る。 (i)R1=Meの場合 化合物(IIc)を適当な有機溶媒中で室温〜加熱下で
還元して化合物(Ic)を得る。本反応で、用いられる
適当な有機溶媒および還元剤とは製造法Aと同様のもの
を用いることができる。 【0012】(ii)R1=Me以外の場合化合物(I
Ic)を塩基(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等)
の存在下、n−ブタノ−ル中加熱還流して加水分解した
後、酸(塩酸、硫酸等)で処理して脱炭酸する。その後
、所望により塩基(炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等)
の存在下でアルキルハライド(アリルハライド、ベンジ
ルブロマイド等)またはアルキル硫酸(ジメチル硫酸、
ジエチル硫酸等)を不活性溶媒(アセトニトリル、ジメ
チルホルムアミド、ベンゼン、トルエン等)中、加熱下
に反応させるか、あるいはアシルハライド(アセチルク
ロライド、プロピオニルクロライド等)を塩基(トリエ
チルアミン、ピリジン等)の存在下に反応させた後、水
素化リチウムアルミニウムで処理することにより化合物
(Ic)を得る。 【0013】製造法D 【化6】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)本反応は化合物1から6工程を経て化合物
(IId)を得る。 (i)R1=Meの場合 化合物(IId)を適当な有機溶媒中で室温〜加熱下で
還元して化合物(Id)を得る。本反応は製造法A(i
)の反応条件と同様に行なうことができる。 【0014】(ii)R1=Me以外の場合化合物(I
Id)を脱炭酸処理したのち、所望によりアルキル化す
ることにより化合物(Id)を得る。本反応は製造法A
(ii)と同様の反応条件で実施することができる。 【0015】製造法E 【化7】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)本反応は化合物1から5工程を経て化合物
(IIe)を得る。 (i)R1=Meの場合 (ii)R1=Me以外の場合 (i)および(ii)のそれぞれの場合、製造法Aと同
様の方法により化合物(Ie)を得る。 【0016】製造法F 【化8】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)本反応は第1段階として、化合物1にクロ
ルプロピル基を導入し化合物(IIf)を得る。本反応
はクロルプロピルブロマイドを塩基(例えば、水素化ナ
トリウム、カリウムtert−ブトキシド等)の存在下
に、適当な不活性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド
、ジオキサン、テトラヒドロフラン等)中、窒素気流中
にて氷冷下〜室温下にて反応を実施すればよい。次いで
化合物(IIf)を還元および閉環反応に付し、化合物
(If)を得る。本反応はエ−テル中、塩化アルミニウ
ムの共存下、水素化リチウムアルミニウムで処理したの
ち、ジメチルホルムアミド中、炭酸カリウムを反応させ
ればよい。次いで、得られた化合物(If)は所望によ
り塩基(例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等)の
存在下に、アルキルハライド(例えば、ヨウ化メチル、
エチルブロマイド、プロピルブロマイド、イソプロピル
ブロマイド、ブチルブロマイド、アリルクロライド、ベ
ンジルクロライド、フェネチルクロライド等)またはア
ルキル硫酸(例えば、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等)
を不活性溶媒(例えば、アセトン、アセトニトリル、ジ
メチルホルムアミド、塩化メチレン、ベンゼン、トルエ
ン等)中、室温〜加熱下にて反応させればよい。 【0017】製造法G 【化9】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)化合物1を製造法Aと同様に反応させて中
間体2を得て、該中間体2を閉環反応に付し、次いで脱
ハロゲン化反応を行ない、化合物(IIg)を得る。本
反応は炭酸アルカリ(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等)の存在下に、ヨウ素を不活性溶媒(例えば、
塩化メチレン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ベ
ンゼン等)中、氷冷下〜室温下で実施することができる
。 その後、AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)存在
下、水素化トリ−n−ブチル錫をベンゼン中で、加熱下
に反応させる。 (i)R1=Meの場合 (ii)R1=Me以外の場合 (i)および(ii)のそれぞれの場合、製造法Aと同
様の方法により化合物(Ig)を得る。 【0018】製造法H 【化10】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ前記と同意義
を有する。)本反応は化合物1から5工程を経て化合物
(IIh)を得る。次いで、化合物(IIh)を脱硫反
応に付して化合物(Ih)を得る。本反応はアルコ−ル
中、ラネ−ニッケルを加熱下で作用させることにより実
施される。 【0019】本発明化合物は、経口的または非経口的に
投与することができる。経口投与による場合、本発明化
合物は通常の製剤、例えば、錠剤、散剤、カプセル剤も
しくは顆粒剤等の固形剤あるいは水性もしくは油性懸濁
剤、シロップ剤またはエリキシル剤などの液剤のいずれ
の剤型としても用いることができる。非経口投与による
場合、本発明化合物は、水性または油性懸濁注射剤とし
て用いることができる。その調製に際しては、慣用の賦
形剤、結合剤、滑沢剤、水性溶剤、油性溶剤、乳化剤、
懸濁化剤等のいずれも用いることができ、また他の添加
剤、例えば、保存剤、安定化剤等を含むものであっても
よい。 【0020】本発明化合物の投与量は、投与方法、患者
の年齢、体重、状態および疾患の種類によっても異なる
が、通常、経口的には、1日あたり5〜1000mg、
好ましくは、20〜200mg、また非経口的には、1
日あたり1〜500mg、好ましくは5〜50mgであ
り、これを1〜5回に分割して投与すればよい。以下に
実施例および参考例を示し、本発明をさらに具体的に説
明するが、これらによって本発明の範囲は限定されるも
のではない。 【0021】実施例、参考例で用いられる略字は、以下
に示す意味を表わす。 Me:メチル Et:エチル Pr:プロピル iPr:イソプルピル t−Bu:tert−ブチル Ph:フェニル Bz:ベンジル DMF:ジメチルホルムアミド THF:テトラヒドロフラン Ms:メシル Thp:2−テトラヒドロピラニル 【0022】実施例1 スピロ(ジベンゾスベラン−5,2’−ピロリジン)(
Ia−1) 【化11】 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メトキシ
カルボニルピロリジン )](IIa−1)5.23g
、86%水酸化カリウム5.55g、n−ブタノ−ル7
8mlの混合物を160℃の油浴上63時間加熱還流す
る。 減圧下n−ブタノ−ルを除去し、水を加えて濃塩酸で酸
性としてエ−テルで洗浄する。エ−テル層は水で5回抽
出し、水溶液は2N・NaOHでアルカリ性として塩化
メチレンで抽出する。有機層は水洗、MgSO4で乾燥
する。次いでシリカゲル20gで精製し、2 0%アセ
トニトリル−塩化メチレンの混液で溶出する。得られた
粗結晶2.07 gを塩化メチレン−iPrOHより再
結晶して融点87〜88℃の白色結晶として化合物(I
a−1)1.95g(収率:46%)を得る。 IR(CHCl3):3370, 1601, 147
9, 14441HNMR(CDCl3)δ: 7.53−7.61 (2H, m); 7.06−7
.14 (6H, m); 3.43−3.60 (2
H, m); 3.13−3.30 (2H,m); 
2.54−2.61 (2H, m); 2.27 (
1H, brs); 1.75−1.90 (2H, 
m)【0023】実施例2 スピロ[(ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メチル
ピロリジン)](Ia  −2) 【化12】 化合物(IIa−1)400mgをテトラヒドロフラン
(THF)5mlに溶解させ、水素化リチウムアルミニ
ウム(LiAlH4)99mgのTHF5ml懸濁溶液
に3分間かけて加え、油浴上で35分間加熱還流する。 過剰のLiAlH4を2N・NaOHで分解し、不溶物
を濾別し、減圧下で溶媒を除去する。次いでシリカゲル
3gで精製し20%アセトニトリル−塩化メチレン混液
で溶出する。得られた無色油状物280mgをメタノ−
ルに溶解し60%過塩素酸115μlを加えて結晶化さ
せメタノ−ルより再結晶して融点199〜201℃の白
色結晶として(Ia−2)の過塩素酸塩341mg(収
率:72%)を得る。 【0024】実施例3 スピロ(ジベンゾスベラン−5,2’−(1−エチルピ
ロリジン)(Ia−3  ) 【化13】 化合物(Ia−1)374mg、ジエチル硫酸0.39
ml、炭酸カリウム207mg、アセトニトリル5ml
の混合物を油浴上5時間加熱還流し、アセトニトリル5
ml、トリエチルアミン0.84mlを加え、さらに3
0分間加熱還流する。溶媒を除去し、水を加えてエ−テ
ルで抽出する。次いで有機層を水洗し、MgSO4で乾
燥し 、エ−テルを除去る。その後抽出物をシリカゲル
5gで精製し10%アセトニトリル−塩化メチレンの混
液で溶出し、得られた無色油状物349mgにイソプロ
パノ−ル(60%の過塩素酸156μl含有)を加えて
結晶化させてメタノ−ル−イソプロパノ−ルより再結晶
して融点192〜194℃の白色結晶として化合物(I
a−3)510mg(収率:90%)を得る。 IR(Nujol):3160, 1468, 137
3, 1103,1069, 780, 754 1HNMR(CDCl3)δ: 7.39− 7.44 (2H, m); 7.05−
7.16 (6H, m); 2.99−3.14,3
.33−3.49 (4H, m); 3.12(2H
, t); 2.45 (2H, t); 2.44 
(2H, q); 1.81 (2H, quint)
; 1.12 (3H, t)【0025】実施例4,
5 実施例3と同様に反応を行ない、Ia−4および5を得
る。反応条件および生成物は表1に示す。 【0026】実施例6 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−n−プロ
ピルピロリジン)]( Ia−6) 【化14】 化合物(Ia−1)374mg、トリエチルアミン0.
25ml、塩化メチレン1 0mlの混合物を氷水で冷
却し、プロピオニルクロライド0.14mlを加え1.
5時間撹拌する。塩化メチレンを除去し、塩酸で酸性と
した後エ−テルで抽出、水洗、MgSO4で乾燥する。 次いでエ−テルを除去しシリカゲル2.5gで精製し、
20%アセトニトリル−塩化メチレン混液で溶出し、淡
黄色油状物としてスピロ[ジベンゾスベラン−5,2’
−(1−プロピオニルピロリジン)]361mgを得る
。得られた化合物360mgをTHF5mlに溶解させ
、LiAlH456mgのTHF1ml溶液に加えて、
油浴上45分間加熱還流する。過剰のLiAlH4を2
N−NaOHで分解し不溶物を濾別し、溶媒を除去する
。その後、シリカゲル5gで精製し、塩化メチレンで溶
出する。得られた白色油状物質214mgを60%過塩
素酸80μlで結晶化させて、メタノ−ルより再結晶し
て融点200〜202℃の白色結晶として化合物(Ia
−6)258mg(収率:56%)を得る。 IR(Nujol):3165, 1470, 137
8, 1366,1119, 1106, 1065,
 755 1HNMR(CDCl3)δ: 7.41−7.45 (2H, m); 7.05−7
.16 (6H, m); 2.98−3.14, 3
.31−3.46 (4H, m); 3.15(2H
, t); 2.43 (2H, t); 2.30 
(2H, m); 1.80 (2H, quint)
; 1.60 (2H, m); 0.8(3H, t
) 【0027】実施例7 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−ベンジル
ピロリジン)](Ib −1) 【化15】 化合物(IIb−1)2.53gのTHF25ml溶液
をLiAlH4654mgのTH F15ml懸濁溶液
に氷冷下10分間かけて滴下し、油浴上1時間加熱還流
する。2N・NaOHで過剰のLiAlH4を分解し、
不溶物を濾別し、減圧下で溶媒を除去する。残渣をシリ
カゲル39gで精製し、トルエン溶出物を除き、20%
酢酸エチル−トルエン混液溶出粗結晶2.26gを塩化
メチレン−i−プロパノ−ルより再 結晶して融点11
9〜121℃の白色結晶として化合物(Ib−1)2.
07g (収率:86%)を得る。 【0028】実施例8 スピロ(ジベンゾスベラン−5,3’−ピロリジン)(
Ib−2) 【化16】 実施例8で得られた化合物(Ib−1)1.73gを二
塩化エチレン20mlに 溶解させて、氷−メタノ−ル
浴(−15〜−16℃)で冷却し撹拌下、クロル炭酸α
−クロルエチル0.59mlの二塩化エチレン6ml溶
液を5分間かけて滴下し 油浴上1時間加熱還流したの
ち、氷水で冷却し、メタノ−ル13mlを加えて40〜
42℃の油浴上2時間加熱する。減圧下でメタノ−ルを
除去し、粗結晶をメタノ−ル−i−プロパノ−ルより再
結晶して融点270〜295℃(徐々に昇華)の白色結
晶として化合物(Ib−2)1.31g(収率:90%
)を得る。 【0029】実施例9 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−メチルピ
ロリジン)](Ib− 3) 【化17】 実施例8で得られた化合物(Ib−2)286mg、蟻
酸ナトリウム75mg、37%ホルマリン0.42ml
、90%蟻酸0.42mlの混合物を油浴上3.5時間
加 熱還流する。水で希釈した後、アンモニア水でアル
カリ性とし、エ−テルで抽出する。得られた粗結晶26
1mgをエ−テル−i−プロパノ−ルより再結晶して融
点81〜82℃の白色結晶として化合物(Ib−3)1
75mg(収率:67%)を得る。 【0030】実施例10〜15 実施例7と同様に反応を行ない、化合物(Ib)を得る
。反応条件および生成物を表2に示す。 【0031】実施例16 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−アゼチジン](
Ic−1) 【化18】 化合物(IIc−1)2.44g、86%水酸化カリウ
ム2.71g、n−ブタノ−ル24mlの混合物を油浴
上47時間加熱還流する。その後、実施例1と同様に処
理して化合物(Ic−1)塩酸塩1.43g(収率:6
3%)を得る。融点:217〜218℃ 【0032】実施例17 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メチルア
ゼチジン)](Ic− 2) 【化19】 化合物(IIc−1)300mgを出発物質としてLi
AlH477mgのTHF2ml懸濁液中で実施例2と
同様に反応を行ない、化合物(Ic−2)194mg(
収率:71%)を得る。融点:108〜109℃ 【0033】実施例18,19 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−アリルア
ゼチジン](Ic−3 ) スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−ベンジル
アゼチジン](Ic− 4) 実施例3と同様に反応を行ない、化合物(Ic−3)、
(Ic−4)を得る。反応条件および生成物を表1に示
す。 【0034】実施例20 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−アゼチジン](
Id−1) 【化20】 化合物(IId−1)2.65g、86%水酸化カリウ
ム2.94g、n−ブタノ−ル27mlの混合物を油浴
上15.5時間加熱還流する。その後、実施例1と同様
に処理して白色結晶として化合物(Id−1)塩酸塩2
.03g(収率:83 %)を得る。融点:250〜2
52℃ 【0035】実施例21 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−メチルア
ゼチジン)](Id− 2) 【化21】 化合物(IId−1)339mgを出発原料としてLi
AlH488mgのTHF2mlの懸濁液中で実施例2
と同様に反応を行ない、化合物(Id−2)300mg
(収率:74%)を得る。融点:179〜180℃ 【0036】実施例22,23 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−n−プロ
ピルアゼチジン)]( Id−3) スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−フェネチ
ルアゼチジン)](I d−4) 実施例3と同様に反応を行ない、化合物(Id−3)お
よび(Id−4)を得る。反応条件および生成物は表1
に示す。 【0037】実施例24 スピロ(ジベンゾスベラン−5,2’−ピペリジン)(
Ie−1) 【化22】 化合物(IIe−1)4.93g、86%水酸化カリウ
ム5.0g、n−ブタノ−ル50mlの混合物を160
〜162℃の油浴上68時間加熱還流する。その後、実
施例1と同様に処理して化合物(Ie−1)2.46g
(収率:61%)を 白色結晶として得られる。融点:
107〜108℃ 【0038】実施例25 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メチルピ
ペリジン)](Ie− 2) 【化23】 化合物(IIe−1)400mgを出発原料としてLi
AlH494mgのTHF5mlの懸濁液中で実施例2
と同様に反応を行ない、化合物(Ie−2)404mg
(収率:86%)を得る。  融点:182〜184℃
【0039】実施例26,27 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−アリルピ
ペリジン)](Ie− 3) スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−ベンジル
ピペリジン)](Ie −4) 実施例3と同様に反応を行ない、化合物(Ie−3)お
よび(Ie−4)を得る。反応条件および生成物は表1
に示す。 【0040】実施例28 スピロ(ジベンゾスベラン−5,3’−ピペリジン)(
If−1) 【化24】 化合物(IIf−1)5.9gをエ−テル40mlに溶
解し、LiAlH4759mg、 塩化アルミニウム2
.67gおよびエ−テル60mlの混合溶液に氷冷下で
加えた 後、室温下で1時間撹拌する。次いで、反応混
合物に2N−NaOH60mlを加え、エ−テルを分離
し、水洗し、希塩酸で抽出、2N−NaOHでアルカリ
性として、塩化メチレンで抽出する。その後、水洗、M
gSO4で乾燥し溶媒を除去して白色粉末 4.68g
を得る。これをジメチルホルムアミド47mlに溶解し
炭酸カリウム2.59gを加えて室温下で15時間撹拌
する。水で希釈してトルエンで抽出し、水洗、MgSO
4で乾燥する。次いで、アルミナ29gで精製し、20
%アセトニトリル−塩化メチレン混液で溶出し、溶出物
4.07gをi−プロパノ−ルに溶解し、 濃塩酸1.
25mlで塩酸塩として、メタノ−ル/i−プロパノ−
ルより再結晶し て白色結晶として化合物(If−1)
3.01g(収率:50%)を得る。融点:257〜2
63℃ 【0041】実施例29 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−メチルピ
ペリジン)](If− 2) 【化25】 実施例29で得られた化合物(If−1)450mg、
蟻酸ナトリウム112mg、37%ホルマリン0.68
ml、90%蟻酸0.64mlの混合物を油浴上2.5
時 間加熱還流する。氷水を加えてアンモニア水でアル
カリ性として塩化メチレンで抽出する。水洗、MgSO
4で乾燥し、シリカゲル6gで精製し、20%アセトニ
ト リル−塩化メチレンで溶出する。粗結晶400mg
をエ−テル/i−プロパノ−ルより再結晶して融点14
5〜146℃の白色結晶として化合物(If−2)37
7mg(収率:91%)を得る。 【0042】実施例30,31 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−n−プロ
ピルピペリジン)]( If−3)スピロ[ジベンゾス
ベラン−5,3’−(1−フェネチルピペリジン)](
I f−4)実施例3と同様に反応を行ない、化合物(
If−3)および(If−4)を得る。反応条件および
生成物は表1に示す。 【0043】実施例32 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(4−メチルア
ゼチジン)](Ig− 1) 【化26】 化合物(IIg−1)1.50g、水酸化カリウム1.
37g、n−ブタノ−ル15mlの混合物を6日間加熱
還流する。その後実施例1と同様に処理して白色結晶と
して化合物(Ig−1)634mg(収率:49%)を
得る。 融点:116〜118℃ 【0044】実施例33 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(5−メチル)
ピロリジン](Ih− 1) 【化27】 化合物(IIh−1)2.78g、ラネ−ニッケル/エ
タノ−ル15ml、エタ ノ−ル50mlの混合物を油
浴上2時間加熱還流する。次いで反応混合物から、ラネ
−ニッケルを濾別し、溶媒を除去する。シリカゲル25
gで精製し5%アセトニトリル−塩化メチレン混液で溶
出し、溶出物1.19gを60%過塩素酸0.52ml
で結晶化させてメタノ−ル/イソプロパノ−ルより再結
晶して融点211〜212℃の白色結晶として化合物(
Ih−1)1.58g(収率:59%)を得 る。 【0045】実施例34 スピロ(3−メチルジベンゾスベラン−5,2’−ピロ
リジン)(Ia−7)  【化28】 スピロ[3−メチルジベンゾスベラン−5,2’−(1
−メトキシカルボニルピロリジン)](IIa−2)7
.40g、86%水酸化カリウム7.33g、n−ブタ
ノ−ル74mlの混合物を160℃の油浴上146時間
加熱還流する。減圧下でn−ブタノ−ルを除去し、水を
加えて濃塩酸で酸性としエ−テルで洗浄する。エ−テル
層は水で5回抽出し、水溶液は2N・NaOHでアルカ
リ性にし、塩化メチレンで抽出する。次いで、有機層を
水洗、乾燥(MgSO4)し、シリカゲルカラム クロ
マトグラフィ−に付し20%アセトニトリル−塩化メチ
レンで溶出して目的化合物(Ia−7)4.16g(収
率:70%)を得る。得られた油状物320mgをi−
PrOH中60%HClO4で過塩素酸塩として融点1
90〜191℃の白色結晶308mgを得る。 IR(Nujol):3076, 1622, 161
1, 1598,1503, 1494, 1455,
 1410 1HNMR(CDCl3)δ: 6.85−7.60 (7H, m); 3.40−3
.65 (2H, m); 3.24 (2H, t)
; 3.03−3.30 (4H, m);2.45−
2.70 (2H, m); 2.28 (3H, s
); 2.05(1H, brs); 1.83 (2
H, q)【0046】実施例35 スピロ[3−メチルジベンゾスベラン−5,2’(1−
メチルピロリジン)] (Ia−8) 【化29】 化合物(IIa−2)986mgをテトラヒドロフラン
12mlに溶解し、水素化リチウムアルミニウム227
mgのテトラヒドロフラン12ml懸濁溶液に7分間か
けて加え油浴上11時間加熱還流する。過剰の水素化リ
チウムアルミニウムを2N・NaOHで分解し、不溶物
を濾別する。 減圧下で溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−にて精製し、20%アセトニトリル−塩化メチレ
ンで溶出し、得られた無色油状物326mgをメタノ−
ルに溶解させて60%過塩素酸140μlを加えて結晶
化する。次いで、MeOH−iPrOHより再結晶し化
合物(Ia−8)336mg(収率:30%)を白色結
晶として得る。 融点:198.0〜199.0℃ IR(Nujol):3160, 3037, 161
2, 1503,1480, 1466, 1453,
 1434, 1428 1HNMR(CDCl3)δ: 6.78−7.40 (7H, m); 2.95−3
.42 (6H, m); 2.46 (2H, t)
; 2.33 (3H, s); 2.31 (3H,
 s); 1.81 (2H, q)【0047】実施
例36 スピロ[3−メチルジベンゾスベラン−5,2’−(1
−n−プロピルピロリ ジン)](Ia−9)【化30
】 (1)化合物(Ia−7)509mg、トリエチルアミ
ン0.40ml、塩化メチレン 15mlの混合物を氷
水で冷却し、プロピオニルクロライド0.22mlを加
えて、 1.5時間撹拌する。次いで、塩化メチレンを
除去し、塩酸で酸性としエ−テル で抽出する。有機層
を水洗、乾燥しエ−テルを除去しシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−にて精製し、20%酢酸エチル−トルエ
ンで溶出し、無色油状物としてスピロ[3−メチルジベ
ンゾスベラン−5,2’−(1−プロピオニルピロリジ
ン)]684mg(収率:100%)を得る。 【0048】(2)得られた化合物684mgをテトラ
ヒドロフラン9mlに溶解し、水素化リチウムアルミニ
ウム88mgのテトラヒドロフラン3ml溶液に加えて
油浴上1時間加熱還流する。過剰の水素化リチウムアル
ミニウムを2N・NaOHで分解し不溶物を濾別し、溶
媒を除去しシリカゲルカラムクロマトグラフィ−にて精
製し、10%酢酸エチル−トルエンで溶出する。白濁油
状物質465mgを60%過塩素酸182μlで結晶化
し、メタノ−ル−エ−テルより再結晶して融点186〜
187℃の目的化合物(Ia−9)500mg(収率:
64%)を得る。 IR(Nujol):3145, 3065, 161
2, 1503,1484, 1468, 1452,
 1428, 1417 1HNMR(CDCl3)δ: 6.85−7.45 (7H, m); 3.30−3
.50 (2H, m); 2.87−3.20 (4
H, m); 2.33−2.53 (4H,m); 
2.30 (3H, s); 1.81 (2H, q
); 1.11(3H, t) 【0049】実施例37〜39 化合物(Ia−7)を出発物質として、実施例35と同
様にそれぞれ反応を行ない、化合物Ia−10、11お
よび12を得る。反応条件および生成物は表3に示す。 【0050】実施例40 スピロ(3−クロルジベンゾスベラン−5,2’−ピロ
リジン)(Ia−13 ) 【化31】 スピロ[3−クロルジベンゾスベラン−5,2’−(1
−メトキシカルボニルピロリジン)](IIa−3)9
.53g、86%水酸化カリウム7.67g、n−ブタ
ノ−ル95mlの混合物を160℃の油浴上240時間
加熱還流する。減圧下でn−ブタノ−ルを除去し、水を
加えて濃塩酸で酸性としエ−テルで洗浄する。エ−テル
層は水で5回抽出し、水溶液は2N・NaOHでアルカ
リ性にし、酢酸エチルで抽出する。次いで、有機層を水
洗、乾燥(MgSO4)し、得られた粗結晶をiPrO
H−エ−テルで再結晶し、融点102〜104℃の白色
結晶として目的化合物 (Ia−13)4.54g(収
率:59%)を得る。 IR(CHCl3):3690, 3380, 159
2, 1565, 1476, 1431, 1398 1HNMR(CDCl3)δ: 6.96−7.66 (7H, m); 3.36−3
.63 (2H, m); 3.04−3.24 (4
H, m); 2.43−2.64 (2H,m); 
2.19 (1H, brs); 1.82 (2H,
 quint) 【0051】実施例41 スピロ[3−クロルジベンゾスベラン−5,2’−(1
−エチルピロリジン) ](Ia−14)【化32】 化合物(Ia−13)410mgをジエチル硫酸0.3
8mlに溶解し、炭酸カリ ウム415mg、アセトニ
トリル7mlの混合物を油浴上16時間加熱還流する。 次いで、アセトニトリル5ml、トリエチルアミン1.
5mlを加えてさらに1時間加 熱還流する。溶媒を除
去し、水を加えて酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥(M
gSO4)し、酢酸エチルを除去する。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−にて精製 し、10%酢酸エチル
−トルエンで溶出し、無色油状物0.40gにi−Pr
OH中 60%過塩素酸0.5gを加えて、結晶化しM
eOH/iPrOHより再結晶し、融点20 5〜20
7℃の白色結晶として目的化合物(Ia−14)0.5
0g(収率:8 4%)を得る。 IR(Nujol):3150, 1594, 156
01HNMR(CDCl3): 6.95−7.48 (7H, m); 2.93−3
.40 (6H, m); 2.30−2.54 (4
H, m); 1.81 (2H, quint); 
1.13 (3H, t)【0052】実施例42 スピロ[3−ブロモジベンゾスベラン−5,2’−ピロ
リジン]臭化水素酸塩(Ia−15) 【化33】 化合物(IIa−4)7.23g、水素化ホウ素ナトリ
ウム1.23gおよび95%エタノ−ル140mlの混
合物を50〜53℃の油浴上で15時間撹拌する。エタ
ノ−ルを減圧下で留去した後、水を加えて塩化メチレン
で抽出、水洗し硫酸マグネシウムで乾燥する。シリカゲ
ル40gのカラムクロマトグラフィ−に付し、10%ア
セトニトリル−塩化メチレンで溶出する。得られた溶出
物4.88g をエ−テルに溶解し、臭化水素酸1.7
mlで処理する。得られた臭化水素酸塩を メタノ−ル
/2−プロパノ−ルで再結晶して融点241〜243℃
の目的化合物(Ia−15)5.70g(収率:86%
)を白色結晶として得られる。元素分析値(%)C18
H18NBr・HBrとして 計算値:C,52.83; H,4.68; N,3.
42; Br,39.06実験値:C,52.67; 
H,4.73; N,3.68; Br,38.83I
R(Nujol)ν:2660, 1586, 148
4, 1453, 1390, 823, 762, 
740 【0053】実施例43 スピロ[2−クロルジベンゾスベラン−5,2’−ピロ
リジン]硫酸塩 (Ia−16) 【化34】 化合物(IIa−5)3.25g、水素化ホウ素ナトリ
ウム324mgおよび9 5%エタノ−ル65mlの混
合物を50〜53℃の油浴上で48時間撹拌する。エタ
ノ−ルを減圧下で留去し、水を加えて塩化メチレンで抽
出、水洗し硫酸マグネシウムで乾燥する。次いでシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、20%アセトニ
トリル−塩化メチレンで抽出する。得られた抽出物2.
25gをエ−テ ルに溶解し、硫酸で処理する。得られ
た硫酸塩をメタノ−ル/2−プロパノ−ルで再結晶し融
点163〜165℃の目的化合物(Ia−16)2.1
2g(収率 :72%)を白色結晶として得られる。 元素分析値(%)C18H18NCl・1/2H2SO
4・1/2H2Oとして計算値:C,63.24; H
,5.90; N,4.10; Cl,10.37; 
S,4.69実験値;C,63.16; H,6.01
; N,4.34; Cl,10.37; S,4.5
9IR(Nujol)ν: 3400, 2600, 2460, 1479, 1
459, 1380,1131, 1095, 101
3, 961 cm−1 【0054】実施例44 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(3−メチルピ
ロリジン)]過塩素酸 塩 (Ia−17)【化35】 化合物(IIa−6)1.18g、水素化ホウ素ナトリ
ウム248mgおよび9 5%エタノ−ル24mlの混
合物を50〜53℃の油浴上で47時間撹拌する。エタ
ノ−ルを減圧下で留去した後、水を加えて、塩化メチレ
ンで抽出、水洗し硫酸マグネシウムで乾燥する。シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、10%アセトニ
トリル−塩化メチレンで溶出する。得られた溶出物81
4mgをエ−テルに溶解し、60%過塩素酸0.34m
lで処理する。得られた過塩素酸塩をメタノ −ル/2
−プルパノ−ルで再結晶すると融点278〜281℃(
分解)の目的化合物(Ia−17)1.04g(収率:
87%)を白色結晶として得られる。 元素分析値(%)C19H21N・HClO4として計
算値:C,62.72; H,6.10; N,3.8
5; Cl,9.75実験値:C,62.66; H,
6.06; N,3.96; Cl,9.80IR(N
ujol)ν: 3070, 1620, 1462, 1395, 1
386, 1134,1053, 758, 747 
cm−1 【表1】 【表2】 【表3】 【0055】参考例1(a) スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メトキシ
カルボニルピロリジン )](IIa−1)5−シアノ
ジベンゾスベラン8.77gをジメチルホルムアミド9
0mlに溶か し、氷−メタノ−ル浴(−13〜−14
℃)で冷却下、窒素気流中60%水素化ナトリウム1.
92gを加えて室温下で30分間撹拌する。次いで、氷
−メタノ −ル浴で冷却しながら3−テトラヒドロピラ
ニルオキシプロピルブロマイド10.71gを加えて、
室温下で1時間撹拌し、氷水を加えてトルエンで抽出し
て油 状物5−シアノ−5−テトラヒドロピラニルオキ
シプロピルジベンゾスベラン15.50gを得る。 【0056】得られた化合物、86%水酸化カリウム5
7.4g、エチレングリコ−ル29 0mlの混合物を
158〜160℃の油浴上で8時間加熱する。反応混合
物に氷水と塩化アンモニウム47.1gを加えて塩化メ
チレンで抽出して油状物として( 5−テトラヒドロピ
ラニルオキシプロピルジベンゾスベラン−5−イル)カ
ルボン酸アミド12.72gを得る。 【0057】得られた化合物21.83gをメタノ−ル
330mlに溶かし、氷−メタノ−ル 浴(−15〜−
16℃)で冷却する。次いで得られた反応溶液に金属ナ
トリウム4.0gとメタノ−ル100mlより調製した
ナトリウムメトキシドを加えて、同 温度で臭素9.6
5gの塩化メチレン100ml溶液を20分間かけて滴
下し、油 浴上で10分間加熱還流し、減圧下でメタノ
−ルを除去してトルエンで抽出して無色油状物として5
−テトラヒドロピラニルオキシプロピル−5−メトキシ
カルボニルアミノジベンゾスベラン23.66gを得る
。得られた化合物14.61g、p−トルエンスルホン
酸一水和物342mg、メ タノ−ル150mlの混合
物を室温下で1時間撹拌する。得られた反応溶液に2N
・Na2CO35mlを加えてメタノ−ルを減圧下で除
去し、トルエンで抽出して白色粉末として化合物5−ヒ
ドロキシプロピル−5−メトキシカルボニルアミノジベ
ンゾスベラン11.19gを得る。 【0058】得られた化合物6.04g、トリエチルア
ミン2.86ml、塩化メチレン60mlに混合物にメ
タンスルホニルクロライドを氷冷下に加えて15分間撹
拌する。水を加え塩化メチレンで抽出しシリカゲルクロ
マトグラフィ−にて精製し、5−(3−メタンスルホニ
ルオキシプロピル)−5−メトキシカルボニルアミノジ
ベンゾスベラン6.87g(収率:92%)を得る。 【0059】5−(3−メタンスルホニルオキシプロピ
ル)−5−メトキシカルボニルアミノジベンゾスベラン
779mgとジメチルホルムアミド10mlの混液に氷
冷下カリウム−tert−ブトキシド260mgを加え
て室温下で1時間撹拌する。次いで水で希釈しトルエン
で抽出し、抽出物をシリカゲルクロマトグラフィ−で精
製して化合物(IIa−1)572mg(収率:97%
)を得る。 IRν(CHCl3):1670, 1448, 13
78cm−1【0060】参考例1(b) 5−ヒドロキシプロピル−5−メトキシカルボニルアミ
ノジベンゾスベランの別途合成法 5−シアノジベンゾスベラン500mgをジメチルホル
ムアミド5mlに溶かし、氷水で冷却下、窒素気流中6
0%水素化ナトリウム100mgを加えて室温下で30
分間撹拌する。次いで、氷水で冷却し、アリルブロマイ
ド0.22mlを加えて 室温下で30分間撹拌する。 氷水を加え2N塩酸で酸性にしトルエンで抽出する。そ
の後、水洗、乾燥(MgSO4)し、粗生成物をロ−バ
−カラムで精製し、トル エンで溶出し、淡黄色油状物
質として5−アリル−5−シアノベンゾスベラン565
mg(収率:96%)を得る。 【0061】次いで、5−アリル−5−シアノジベンゾ
スベラン4.0g、86%水酸化カ リウム18g、水
6g、エチレングリコ−ル100mlの混合物を162
〜164℃の油浴上、2時間加熱する。水で希釈し、塩
酸で中和、塩化メチレンで抽出する。抽出物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−にて精製し、15%アセト
ニトリル−塩化メチレンにて溶出する。溶出物3.61
gをエ−テル−ヘキサンよ り再結晶して5−アリルジ
ベンゾスベラン−5−カルボニルアミド3.25g( 
収率:76%,融点:139〜141℃)を得る。 【0062】得られた化合物を乾燥メタノ−ル96ml
と混合し金属ナトリウム1.59gと 乾燥メタノ−ル
30mlより調製したナトリウムメトキシド溶液を−1
4℃で加える。同温度で臭素3.70g、乾燥塩化メチ
レン20mlの混液を加え、10分間 加熱還流したの
ち、メタノ−ルを減圧下除去し、水を加えてトルエンで
抽出する。抽出物をシリカゲルクロマトグラフィ−にて
精製し5%酢酸エチル−トルエンで溶出して、5−アリ
ル−5−メトキシカルボニルアミノジベンゾスベラン6
. 95g(収率:98%)を得る。 【0063】次いで、5−アリル−5−メトキシカルボ
ニルアミノジベンゾスベラン7.5 5gとテトラヒド
ロフラン76mlの混液を2−メチル−2−ブテン11
.4mlと 1.0molボラン・テトラヒドロフラン
溶液54mlより調製したジシアミルボラン溶液に−1
0〜−15℃で加え、氷冷下2時間撹拌する。次いで3
N・NaOH8. 3mlと過酸化水素16.6mlを
加え同温で1時間撹拌する。減圧下で濃縮し、水 で希
釈してエ−テルで抽出する。抽出物をシリカゲルクロマ
トグラフィ−にて精製し、酢酸エチル−トルエンで溶出
して5−ヒドロキシプロピル−5−メトキシカルボニル
アミノジベンゾスベラン6.04gを得る。 【0064】参考例2 スピロ[ジベンゾスベンラン−5,3’−(1−ベンジ
ルコハク酸イミド)] (IIb−1)5−シアノジベ
ンゾスベラン4.39gをジメチルホルムアミド40m
lに溶か し、窒素気流中氷冷下水素化ナトリウム96
0mgを加えて室温下で30分間撹拌したのち、ブロム
酢酸エチル2.44mlを加えて室温下で20分間撹拌
する。反 応液に氷水を加えて、2N・HClで酸性と
してトルエンで抽出する。抽出物を水 洗、乾燥(Mg
SO4)し、シリカゲルクロマトグラフィ−にて精製し
て化合物5−シアノ−5−エトキシカルボニルメチルジ
ベンゾスベラン5.81g(収率:95%)を得る。 【0065】5−シアノ−5−エトキシカルボニルメチ
ルジベンゾスベラン5.31gとエ −テル16mlの
混合物を85%硫酸53gに氷冷下で加えて同温で30
分間撹拌する。水で希釈し、塩化メチレンで抽出し、シ
リカゲルクロマトグラフィ−にて精製し、5−エトキシ
カルボニルメチルジベンゾスベランカルボン酸アミド5
. 67g(収率:100%)を得る。 【0066】得られた化合物5.67gをジメチルホル
ムアミド30mlに溶かし、窒素気流 中氷冷下で水素
化ナトリウム835mgを加えて室温下で30分間撹拌
する。氷水を加えて2N・HClで酸性とし、析出結晶
を濾別し塩化メチレン−ヘキサンより 再結晶して融点
222〜223℃の白色結晶スピロ(ジベンゾスベラン
−5,3’−コハク酸イミド)4.64g(収率:96
%)を得る。 【0067】次いで得られた化合物2.0g、ベンジル
ブロマイド1.03ml、炭酸カリウム1.0g、アセ
トニトリル20mlの混合物を油浴上40分間加熱還流
する。 減圧 下でアセトニトリルを除去し、残渣をトルエンに
溶かしシリカゲルクロマトグラフィ−にて精製し、粗結
晶2.93gをCH2Cl2−ヘキサンより再結晶し融
点16 0〜161℃の白色結晶としてスピロ[ジベン
ゾスベラン−5,3’−(1−ベ ンジルコハク酸イミ
ド)](IIb−1)2.55g(収率:96%)を得
る。 融点:160〜161℃ 【0068】参考例3 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メトキシ
カルボニルアゼチジン )](IIc−1)5−シアノ
ジベンゾスベラン4.39gをジメチルホルムアミド4
4mlにとか し氷−メタノ−ル浴(−13〜−14℃
)で冷却下、窒素気流中60%水素化ナトリウム960
mgを加えて室温下で30分間撹拌した後、氷−メタノ
−ル浴で冷却しエチレンブロムヒドリンテトラヒドロピ
ラニルエ−テル4.63gを加えて 室温で1時間撹拌
する。ジメチルホルムアミドを減圧下で除去し水を加え
てトル エンで抽出し、水洗、乾燥(MgSO4)し、
シリカゲルクロマトグラフィ−にて精 製し5−シアノ
−5−テトラヒドロピラニルオキシエチルジベンゾスベ
ラン6. 97g(収率:100%)を得る。 【0069】本化合物6.97gと86%KOH28.
6g、エチレングリコ−ル140mlの混合物を159
〜160℃の油浴上で6時間加熱する。反応混合物に氷
を加えHClで 中和し、塩化メチレンで抽出し、水洗
、乾燥(MgSO4)、残渣をシリカゲルクロ マトグ
ラフィ−にて精製し(5−テトラヒドロピラニルオキシ
エチルジベンゾスベラン−5−イル)カルボニルアミド
5.96g(収率:82%)を得る。 【0070】得られた化合物5.54gをメタノ−ル8
3mlに溶かし、氷−メタノ−ル浴( −15〜−16
℃)で冷却し、1.05gの金属ナトリウムと30ml
のメタノ− ルから調製したナトリウムメトキシドを加
え、同温で臭素2.43gの塩化メチ レン24ml溶
液を12分間かけて滴下し油浴上10分間加熱還流する
。メタノ−ルを減圧下で除去し水を加え塩化メチレンで
抽出し、抽出物をシリカゲルクロマトグラフィ−にて精
製し白色粉末として5−テトラヒドロピラニルオキシエ
チル−5−メトキシカルボニルアミドジベンゾスベラン
6.12g(収率:100% )を得る。 【0071】得られた化合物6.12gとp−トルエン
スルホン酸1水和物289mg、メタ ノ−ル100m
lの混合物を室温下で1.5時間撹拌する。2NNa2
CO33mlを加えて、メタノ−ルを減圧下で除去し塩
化メチレンで抽出する。抽出物をシリカゲルクロマトグ
ラフィ−にて精製し、白色結晶として5−ヒドロキシエ
チル−5−メトキシカルボニルアミドジベンゾスベラン
4.64g(収率:98%、融点160〜161℃)を
得る。 【0072】本化合物4.64gとトリエチルアミン2
.29ml、塩化メチレン46mlの混合物を氷水で冷
却しメタンスルホニルクロライド1.15mlを加えて
15分間撹拌 する。水を加えて分液し、水洗、乾燥し
た後、シリカゲルクロマトグラフィ−に て精製し、5
−メタンスルホニルオキシエチル−5−メトキシカルボ
ニルアミノジベンゾスベラン5.43g(収率:94%
)を得る。 【0073】次いでこの化合物4.87gをジメチルホ
ルムアミド50mlに溶解し氷水で冷 却しカリウム−
tert−ブトキシド1.82gを加え室温下で1時間
撹拌する。水を加えてトルエンで抽出し、抽出物をシリ
カゲルクロマトグラフィ−にて精製し粗結晶3.39g
を塩化メチレン−エ−テルより再結晶して融点135〜
136℃ の化合物(IIc−1)3.01g(収率:
82%)を得る。 【0074】参考例4 スピロ[ジベンゾスベラン−5,3’−(1−メトキシ
カルボニルアゼチジン )](IId−1)5−シアノ
ジベンゾスベラン3.29gをジメチルホルムアミド3
3mlにとか し氷−メタノ−ル浴(−13〜−14℃
)で冷却下、窒素気流中60%水素化ナトリウム720
mgを加えて室温下で30分間撹拌した後、氷−メタノ
−ル浴で冷却しベンジルクロルメチルエ−テル2.82
gを加えて室温で30分間撹拌する 。ジメチルホルム
アミドを減圧下で除去し水を加えてトルエンで抽出し、
水洗、乾燥(MgSO4)し、シリカゲルクロマトグラ
フィ−にて精製し5−シアノ−5− ベンジルオキシメ
チルジベンゾスベラン5.24g(収率:100%)を
得る。  【0075】本化合物5.24gとRaney−Ni、
エタノ−ル120mlの混合物を水素圧100kg/c
m2、70℃で2時間反応させて水素化を行なう。触媒
を濾別し溶媒を除去し て生成物をシリカゲルクロマト
グラフィ−にて精製し無色油状物として(5−ベンジル
オキシメチルジベンゾスベラン−5−イル)メチルアミ
ン4.21g(収 率:82%)を得る。 【0076】得られた化合物4.20gをアセトニトリ
ル42mlに溶解し、K2CO31.69g を加えて
氷冷下でクロロ炭酸メチル104mlを加え室温下で1
.5時間撹拌する 。反応混合物をシリカゲルクロマト
グラフィ−にて精製し5−ベンジルオキシメチル−5−
メトキシカルボニルアミノメチルジベンゾスベラン4.
48g(収率 :91%)を得る。 【0077】得られた化合物4.47g、アニソ−ル6
.0ml、ニトロメタン50ml、塩化メチレン50m
lの混合物を氷水で冷却し塩化アルミニウム4.44g
を加え同温で 1時間撹拌する。氷水を加えて塩化メチ
レンで抽出し、抽出物をシリカゲルクロマトグラフィ−
にて精製し5−ヒドロキシメチル−5−メトキシカルボ
ニルアミノメチルジベンゾスベラン3.71g(収率:
100%)を得る。 【0078】得られた化合物3.71g、トリエチルア
ミン1.70ml、塩化メチレン50mlの混合物を氷
水で冷却しメタンスルホニルクロライド0.86mlを
加えて15分 間撹拌する。水を加えて分液し水洗、乾
燥してシリカゲルクロマトグラフィ−にて精製し、5−
メタンスルホニルオキシメチル−5−メトキシカルボニ
ルアミノメチルジベンゾスベラン4.46g(収率:1
00%)を得る。 【0079】得られた化合物1.48gをジメチルホル
ムアミド20mlに溶解し、氷水で冷 却しカリウム−
tert−ブトキシド512mgを加えて室温で45分
間撹拌する。水を加えてトルエンで抽出し、水洗、乾燥
しシリカゲルクロマトグラフィ−にて精製し、粗結晶9
36mgを塩化メチレン−エ−テルより再結晶して融点
149〜150℃の白色結晶として(IId−1)87
6mg(収率:79%)を得る。 【0080】参考例5 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メトキシ
カルボニルピペリジン )](IIe−1)5−シアノ
ジベンゾスベラン4.39gをジメチルホルムアミド4
0mlに溶か し、氷水冷却下に窒素気流中60%水素
化ナトリウム960mgを加えて室温下で30分間撹拌
し、氷冷下4−ブロモブタノ−ルトリメチルシリルエ−
テル4.9 5gを加えて、室温下で1時間撹拌する。 ジメチルホルムアミドを減圧下で除去し、エ−テル、氷
水、2N−H2SO410mlを加えて室温下で40分
間撹拌する。エ−テル層を分液して、水洗し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−にて精製し、無色油状物と
して5−シアノ−5−(4−ヒドロキシブチル)ジベン
ゾスベラン5.30g(収率:91%)を得る。 【0081】本化合物5.30g、86%KOH21.
2g、エチレングリコ−ル100mlの混 合物を15
8〜160℃の油浴上で2.5時間加熱する。氷を加え
て、塩酸で中 和し、塩化メチレンで抽出し、水洗、乾
燥してシリカゲルカラムクロマトグラフ ィ−にて精製
し、白色粉末として(5−(4−ヒドロキシブチル)ジ
ベンゾスベラン−5−イル)カルボニルアミド5.11
g(収率:91%)を得る。 【0082】次いでこの化合物5.11gをメタノ−ル
77mlに溶かし、氷−メタノ−ル浴 (−13〜−1
5℃)で冷却し、金属ナトリウム1.14gと乾燥メタ
ノ−ル3 0mlより調製したナトリウムメトキシド−
メタノ−ル溶液を加えて、同温度で臭素2.64gの塩
化メチレン26ml溶液を13分間で滴下し、油浴上1
0分間加 熱還流する。メタノ−ルを減圧下で除去し、
水を加えて塩化メチレンで抽出し、水洗、乾燥してシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−にて精製して5−(4
−ヒドロキシブチル)−5−メトキシカルボニルアミノ
ジベンゾスベラン5.21g (収率:93%)を得る
。 【0083】得られた化合物5.21gとトリエチルア
ミン2.80ml、塩化メチレン50mlの混合物を氷
水で冷却し、メタンスルホニルクロライド1.2mlを
加えて20分 間撹拌する。次いで、水を加えて分液し
水洗、乾燥してシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に
て精製し5−(4−メタンスルホニルオキシブチル)−
5−メトキシカルボニルアミノジベンゾスベラン6.4
1g(収率:100%)を得る。  【0084】得られた化合物6.40gをジメチルホル
ムアミド64mlに溶かし、氷冷下に カリウムt−ブ
トキシド2.06gを加えて、室温下で1時間撹拌する
。 次いで 水を加えて、2N・HClで酸性として、トル
エンで抽出し、水洗、乾燥し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−にて精製し、目的化合物(IIe−1)4
.93 g(収率:100%)を得る。 IRν(CHCl3):1680, 1450, 13
80 cm−1【0085】参考例6 5−シアノ−5−(3−クロルプロピル)ジベンゾスベ
ラン(IIf−1) 5−シアノジベンゾスベラン4.39gをジメチルホル
ムアミド44mlに溶か し、氷水冷却下で窒素気流中
60%水素化ナトリウム960mgを加えて室温下で3
0分間撹拌する。氷水で冷却し、1−ブロモ−3−クロ
ルプロパン2.37ml を加えて、室温下で1時間撹
拌する。 反応混合液に氷水を加えて2N・HCl10mlで酸性
として、トルエンで抽出し、水洗、乾燥しシリカゲルカ
ラムクロマトグ ラフィ−にて精製し、淡黄色油状物質
として化合物(IIf−1)5.93g( 収率:10
0%)を得る。 【0086】参考例7 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1−メトキシ
カルボニル−4−メチ ルピロリジン)](IIg−1
) 参考例1で中間体として得られる化合物5−アリル−5
−メトキシカルボニルアミノジベンゾスベラン2.14
g、炭酸カリウム1.92g、塩化メチレン40mlの
混合物にヨウ素1.77gを加えて室温下にて2.5時
間撹拌する。水を加えて過剰のヨウ素をNa2S2O3
・5H2Oで分解したのち、塩化メチレンで抽出し、シ
リ カゲルカラムクロマトグラフィ−にて精製し無色油
状物としてスピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(1
−メトキシカルボニル−4−ヨ−ドメチルアゼチジン)
]2.69gを得る。 【0087】得られた化合物2.69g、トリブチルヨ
ウ化ヒドリド2.35g、2,2’−アゾビスジイソブ
チルニトリル204mg、ベンゼン50mlの混合物を
油浴上1.5 時間加熱還流し、2N炭酸ナトリウムで
洗浄しロ−バ−カラムで精製して目的化合物(IIg−
1)1.42g(収率:74%)を得る。 【0088】参考例8 スピロ[ジベンゾスベラン−5,2’−(5−フェニル
チオメチル)ピロリジ ン](IIh−1)5−シアノ
ジベンゾスベラン3.29gをジメチルホルムアミド3
3mlに溶か し、氷−メタノ−ル浴(−13〜−14
℃)で冷却下、窒素気流中60%水素化ナトリウム72
0mgを加えて室温で30分間撹拌したのち、氷−メタ
ノ−ル浴で冷却し、4−ブロム−1−ブテン1.83m
lを加えて室温下で1時間撹拌する。 水を加えて2N
・HClで酸性にしてトルエンで抽出し、水洗、乾燥し
ロ−バ−カ ラムで精製し、淡黄色油状物として5−シ
アノ−5−(3−ブテニル)ジベンゾスベラン4.03
g(収率:98%)を得る。 【0089】得られた化合物4.03g、86%KOH
16g、エチレングリコ−ル80mlの混合物を162
〜164℃の油浴上で6時間加熱し、塩化メチレンで抽
出し、シリカゲルクロマトグラフィ−で精製して無色油
状物として[5−(3−ブテニル)ジベンゾスベラン−
5−イル]カルボニルアミド3.68g(収率:86%
)を 得る。 【0090】得られた化合物3.68gをメタノ−ル5
0mlに溶かし、氷−メタノ−ル浴( −15〜−16
℃)で冷却し、金属ナトリウム869mgと乾燥メタノ
−ル30mlより調製したナトリウムメトキシド溶液を
加えて、同温度で臭素2.11gの塩 化メチレン10
mlを10分間かけて滴下し、油浴上で10分間還流す
る。メタノ−ルを除去し、水を加えて塩化メチレンで抽
出して水洗、乾燥してシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−にて精製して5−(3−ブテニル)−5−メトキシ
カルボニルアミノジベンゾスベラン3.32g(収率:
82%、融点:149〜15 0℃)を得る。 【0091】得られた化合物3.32gと86%KOH
3.37g、n−ブタノ−ル33mlの混 合物を油浴
上15時間加熱還流し、n−ブタノ−ルを除去したのち
、塩化メチレンで抽出しシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−で精製して5−(3−ブテニル)−5−アミノジ
ベンゾスベラン塩酸塩2.92g(収率:95%、融点
:20 7〜219℃)を得る。 【0092】得られた化合物3.15gをフェニルジス
ルフィド1.26g、スルホニルクロライド0.58m
l、アセトニトリル60mlの混合物に氷冷下で加えて
15分間撹 拌し、さらに室温で30分間撹拌し炭酸カ
リウム6.33g、ヨウ化ナトリウム 6.3gを加え
て油浴上1時間加熱還流する。溶媒を除去し、塩化メチ
レンで抽 出し、水洗、乾燥してロ−バ−カラムで精製
し、淡黄色油状物としてスピロ[ジベンゾスベラン−5
,2’−(5−フェニルチオメチル)ピロリジン](I
Ih−1)2.78g(収率:71%)を得る。 IRν(CHCl3): 3374, 1581, 1477, 1436, 1
087 cm−1【0093】参考例9 スピロ[3−ブロモジベンゾスベラン−5,2’−(1
−トリフロロアセチル ピロリジン)](IIa−4)
3−ブロモ−5−シアノジベンゾスベラン6.25gに
3−テトラヒドロピラ ニルオキシプロピルブロマイド
5.58gを反応させて、参考例1と同様に処理 する
と化合物3−ブロモ−5−テトラヒドロピラニルオキシ
プロピル−5−メトキシカルボニルアミノジベンゾスベ
ラン6.60g(収率:64.5%)を得る。 【0094】得られた化合物8.28g、86%水酸化
カリウム5.55gおよびn−ブタノ−ル83mlの混
合物を油浴上15時間加熱還流する。n−ブタノ−ルを
減圧下で除去し、残渣をメタノ−ルで処理する。次いで
、水酸化ナトリウム3.4gを加 えて、塩化メチレン
で抽出し5−アミノ−3−ブロモ−5−(3−ヒドロキ
シプロピル)ジベンゾスベラン5.91g(収率:10
0%)を得る。 【0095】得られた化合物5.90g、トリエチルア
ミン5.21gおよび塩化メチレン60mlの混合物を
氷水で冷却し、無水トリフルオロ酢酸5.28mlを加
えて15分 間撹拌し、2N水酸化ナトリウム20ml
を加えて室温下で30分間撹拌する。水を加えて、2N
−塩酸で中和し、塩化メチレンで抽出、水洗、MgSO
4で乾燥する 。次いでシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−に付し、10%アセトアニリン−塩化メチレンで
溶出すると3−ブロモ−5−(3−ヒドロキシプロピル
)−5−トリフロロアセチルアミノジベンゾスベラン7
.19g(収率:96%)を得る。 【0096】得られた化合物7.19g、トリエチルア
ミン5mlおよび塩化メチレン72ml の混合物を氷
水で冷却しメタンスルホニルクロリド3.05mlを加
えて15分間 撹拌する。減圧下で、塩化メチレンを留
去し、残渣をジメチルホルムアミド50mlに溶解する
。この反応溶液に無水炭酸カリウム9.9gを加えて、
室温下で1.5時間撹拌する。水で希釈してトルエンで
抽出しシリカゲルカラムクロマトグラフィ−にて精製す
ると目的化合物(IIa−4)7.23g(収率:10
0%) を無色油状物として得られる。 IRν(CHCl3): 1696, 1483, 1
436, 1243, 1195, 1141 cm−
1 【0097】参考文献(原料5−シアノジベンゾスベラ
ンの合成方法): K.Ackermann, J.Chapuis, D
.E.Horning, G.Lacasse, an
d J.M.Muchowski, Can.J.Ch
em.,47, 4327 (1969)【0098】
生物活性評価 [フェンサイクリジン(PCP)レセプタ−に対する結
合試験] 試験例 Slc−Wister系ラット(10〜15週令、雄性
)を断頭後、速やかに大脳皮質を摘出し分画秤量した。 10倍量の氷冷50mlトリス塩酸緩衝液(pH7.4
)でホモジェナイズした後、40000g×10分の遠
沈、再懸濁を3回繰り返 し、液体窒素で凍結した後、
−80℃に保存した。実験当日室温にて融解した後、遠
沈(40000g×10分)し、5mMトリス塩酸緩衝
液に懸濁、調整してレセプ タ−標本(蛋白濃度は約0
.2mg/ml)とする。数濃度の被験化合物と放射性
リガンド(3H−TCP、5nM)およびレセプタ−標
本をインキュベ−トし(25C、30分間)、希釈、濾
過(Whatman  GF/C濾紙)で反応を停止さ
せて濾紙上の放射活性を液体シンチレ−ションカウンタ
−で測定し、ki値を算出した。非特異的結合は10μ
MのPCPを用いて、濾紙は0.05%ポリエチレ ン
イミン処理した。結果を表4に示した。 (参考文献:Vignon, J. al., Bra
in R.,280:194−197 (1983)) 【0099】 【表4】 以上により、本発明化合物はPCPレセプタ−に親和性
を示すことにより、NMDAレセプタ−媒介イオンチャ
ンネル活性化の非競合性拮抗剤であり、抗脳神経細胞障
害薬として有効である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): 【化1】 (式中、R1は水素、低級アルキル、低級アルケニルま
    たはアラルキル;R2は水素または低級アルキル;R3
    およびR4はそれぞれ同一または異なって水素、低級ア
    ルキル、低級アルコキシまたはハロゲン;mは0または
    1;nは2〜4の整数)で示される化合物またはその薬
    学的に許容される酸付加塩。
  2. 【請求項2】mが0である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】請求項1記載の化合物を有効成分として含
    有する抗脳神経細胞障害薬。
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