JPH0422560Y2 - - Google Patents

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JPH0422560Y2
JPH0422560Y2 JP10453385U JP10453385U JPH0422560Y2 JP H0422560 Y2 JPH0422560 Y2 JP H0422560Y2 JP 10453385 U JP10453385 U JP 10453385U JP 10453385 U JP10453385 U JP 10453385U JP H0422560 Y2 JPH0422560 Y2 JP H0422560Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は可視、紫外分光光度計の光源として使
用される重水素ランプのようなガス入り放電管の
点灯回路に関する。
ロ 従来の技術 重水素ランプの点灯には高電圧のトリガ電圧を
印加する必要があるので、定常点灯状態を維持す
るための主電源とこのトリガ用電源の二系統の電
源回路を用意する必要があつた。
上述したトリガ電源を設けず、トリガ電圧を主
電源からとる方式として、通常は異常放電防止と
発光効率を高めることのために陰極と陽極との間
に設けてある箱状の遮蔽電極を放電開始用の補助
電極として使用する方法が提案されている。
第3図は上述の第1の方式の点灯回路で、Lが
重水素放電管で、Pは陽極、Kは熱陰極でHは陰
極加熱用ヒータであり、Tは電源トランスで二次
側に三つの巻線を有する。即ちmは主電源巻線、
tはトリガ電源用巻線、hはヒータ電源用巻線で
ある。トリガ用電圧は定常放電維持電圧の4倍以
上が必要で、この図の回路ではトリガ電源巻線は
主電源巻線mを延長したものになつている。点灯
開始に当たつては主スイツチS2オフの状態で、
三連動スイツチS1a,S1bをオン、S1cを
オフにする。こうするとヒータHに電流が流れて
陰極が加熱され、コンデンサC1がトリガ電圧ま
で充電される。この間陽極は完全にオフの状態で
ある。陰極が十分加熱された所で主スイツチS2
をオンにし、同時に三連動スイツチS1a,S1
bをオフ、S1cをオンにする。Sc1がオンに
なると、陽極PにコンデンサC1の充電電圧がト
リガ電圧として印加され、重水素ランプLの陰極
陽極間に放電が開始される。放電が開始される
と、コンデンサC1の充電電荷が放出されて陽極
電圧は主電源巻線mの電圧で決まる電圧まで低下
する。トランジスタTrは定電流回路を構成して
おり定常状態の管電流を一定に保つ。
第4図は上述第2の点灯方式の回路を示す。こ
の回路はパルス点灯方式の回路で、DCは直流電
源でこれに矩形波パルス電圧を重畳している。重
水素ランプLにおいてGが遮蔽電極で、具体的に
は陰極フイラメントFを囲む箱形の電極で陽極P
に向かう側が開放された窓になつている。遮蔽電
極Gは高抵抗Rを介して陽極Pと同じ電源に接続
してある。Pは安定抵抗rを介して同電源に接続
してある。高抵抗Rと並列にコンデンサCが接続
してある。ランプLが点灯していない間、コンデ
ンサCの充電電圧はOであり、電源DCにパルス
が印加されると、陽極Pと遮蔽電極Gには一時的
に同電圧が印加され、遮蔽電極Gは陰極Fに近い
からG,F間に放電が開始され、この放電によつ
てF,P間の主放電が開始される。放電が開始さ
れ遮蔽電極Gに電流が流れるとコンデンサCが充
電されて遮蔽電極の電圧は低下するが一旦放電が
開始されればP,F間の主放電は維持れさる。電
源DCに重畳しているパルス電圧がなくなると、
主放電も停止し、コンデンサCの充電電荷は抵抗
Rを通して放電してしまい、次に再びパルス電圧
が印加されたとき、上述した所によりP,F間に
主放電が開始される。
第4図の点灯回路は簡単であるが、放電開始時
には遮蔽電極Gには陽極Pと同じ電圧が印加され
るので、放電管を長時間連続点灯して管温度が上
昇すると点灯困難になつて点灯中断直ぐに再点灯
しようとしても点灯しないことがあり、また放電
管は経時的に管内ガス圧が低下して来るため、次
第に点灯困難になつて来るので、この点灯方式は
点灯の確実性に欠ける所がある。
ハ 考案が解決しようとする問題点 本考案は第3図に示すようなトリガ方式におけ
るトリガ電源回路(主要部はトランスの巻線t、
これは主巻線の3倍以上の巻数である)を必要と
せず、しかも第4図の方式のような点灯の不確実
性も解消された点灯回路を得ようとするものであ
る。
ニ 問題点解決のための手段 遮蔽電極を有する放電管において、点灯させる
とき、遮蔽電極に定常時の陽極電圧を印加すると
共に、陽極には定常時の倍の電圧を印加するよう
にし、この倍電圧印加の方法として、放電管の主
直流電源の電圧をコンデンサに充電しコンデンサ
の充電電圧が直流電源の出力電圧に加算されるよ
うに接続切換を行つて、その加算電圧を陽極に印
加するようにした。図で説明すると、第1図に示
すように、放電管Lの点灯前、コンデンサCoは
スイツチSa,Sbによつて直流電源DCに接続さ
れ、Coの左側が正で直流電源電圧まで充電され
ている。点灯の際は、スイツチSa,Sbを上側の
接点に切換え、スイツチSoをオンにする。そう
すると、放電管Lの陽極Pには直流電源DCの出
力電圧に同じ電圧に充電されているコンデンサ
Coの充電電圧が加算されて印加される。他方遮
蔽電極Gには直流電源DCの電圧が印加される。
ホ 作用 第3図に示す従来方式では点灯時、陽極に定常
時の4倍以上の電圧を印加しなければならない。
第4図の従来方式では点灯時陽極にも遮蔽電極に
も同じ陽極電源電圧が印加されるが、点灯の確実
性に欠ける。本考案によると、点灯時遮蔽電極に
は陽極電源電圧が印加され、陽極にはその倍の電
圧が印加されるので、点灯が確実であり、しかも
第3図の従来例のような別途高電圧の点灯専用回
路を必要としない。
ヘ 実施例 第2図に本考案の一実施例を示す。Lは重水素
ランプでPは陽極、Kは陰極、Gは遮蔽電極でH
はヒータである。Tは電源回路のトランスで二次
側には主巻線mとヒータ巻線hを有する。D3は
整流回路で主巻線mの出力を整流する。C3は平
滑用コンデンサである。Trはツエナダイオード
Dzと共に重水素ランプLの放電電流を一定に保
つ定電流回路を構成している。
定常点灯状態では、連動スイツチS1a,S1
bは図のように黒丸の固定接点側に接している。
この状態では、重水素ランプの陽極Pにはダイオ
ードD4を介して整流回路D3の出力電圧が印加
されている。遮蔽電極Gは高抵抗Rを介して整流
回路D3に接続されているが、同電極に流れる放
電電流による抵抗Rの電圧降下により、遮蔽電極
Gの電圧は陽極Pより低くなつている。コンデン
サCは抵抗Rの両端間電圧によつて充電されてい
るが、非点灯時にはCの充電電圧は抵抗Rを通し
て放電し、充電電圧は0になつている。
非点灯時スイツチS1a,S1bおよびS2
a,S2bは図のような接続関係になつている。
点灯の際はまず、二連スイツチS1a,S1bを
白丸固定接点側に切換える。そうするとヒータH
に通電されて陰極Kが加熱される。またダイオー
ドD1,D2及びコンデンサC1,C2よりなる
回路において、巻線mの上側端子が正の半サイク
ルでは、ダイオードD1を通してC1が上側が正
に充電され、巻線mの上側端子が負の半サイクル
ではダイオードD2によりコンデンサC2が左側
が正に充電され、コンデンサC1,C2は共に巻
線mの出力電圧の波高値即ち整流出力電圧まで充
電される。陰極Kが暖まつた所でスイツチS1
a,S1bを図のように黒丸固定接点側に切換
え、スイツチS2a,S2bを白丸固定接点側に
切換えると、コンデンサCの充電電圧は0である
から、遮蔽電極Gには整流回路D3の出力電圧が
印加される。他方陽極Pには、コンデンサC1,
C2直列接続が接続されることになる。コンデン
サC2は左側が正、コンデンサC1は上側が正
で、コンデンサC1,C2の充電電圧が加算され
た形で陽極Pに印加されることになる。前述した
ようにコンデンサC1,C2は共に巻線mの出力
の整流出力電圧まで充電されているので、陽極P
には整流回路D3の出力の2倍の電圧が印加され
る。ダイオードD4はコンデンサC1,C2の直
列接続か整流回路D3の出力か何れか高い方の電
圧を陽極Pに印加する選択機能を得るために挿入
されている。このようにして点灯時、最初は陽極
Pに定常時の2倍の電圧、遮蔽電極Gには定常時
陽極電圧が印加されるので、放電が開始され、放
電開始後はコンデンサC1,C2の充電電荷は重
水素ランプLを通して放電され、陽極電圧は整流
回路D3の出力電圧に落着き、遮蔽電極Gは抵抗
R内の電圧降下によつて陽極より低い電圧に落ち
着いて定常点灯状態が保持される。
ト 効果 第3図に示す従来例では点灯時陽極に定常時の
4倍以上のトリガ電圧を印加する必要があり、こ
のりトリガ電圧発生のため高圧回路が必要とな
る。高圧を得るためトランスを用いると巻線数が
多くしかも絶縁設計もおおげさになつてトランス
が大型高価なり、仮に4倍圧整流方式を採用して
も回路の高耐圧設計が必要なことはもちろん、ダ
イオード、コンデンサ等多数必要なので、やはり
コストアツプの要因となる。本考案は点灯時遮蔽
電極にも電圧を印加して点灯の補助を行うことで
陽極印加電圧を定常時の2倍以内に納めたもの
で、点灯時必要電圧が第3図の従来例の半分以下
にできるので、絶縁設計がはるかに楽になり、2
倍電圧の発生もダイオード或はスイツチを利用し
たコンデンサの接続切換えで行つているので、電
源トランスも主電源用だけでよく、しかも点灯時
陽極に定常時の2倍程度の電圧を印加するので、
第第4図に示す従来例と異なり点灯の確実性が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理を示す回路図、第2図は
本考案の一実施例の回路図、第3図は従来例の回
路図、第4図は他の従来例の回路図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遮蔽電極を有する放電管の点灯回路において、
    交流電源と、 この交流電源の出力を整流し、その正出力端子
    が、ダイオードを介して上記放電管の陽極に接続
    されるとともに、コンデンサおよび抵抗の並列接
    続を介して上記放電管の遮蔽電極に接続される直
    流電源と、 上記交流電源の波高値を保持させるための、そ
    れぞれダイオードとコンデンサとの直列接続回路
    よりなり、互いに並列に上記交流電源に接続され
    た二組の波高値保持回路と、 上記コンデンサの夫々の保持電圧が加算される
    ように夫々のコンデンサを互いに直列接続すると
    ともに、この直列接続の正側端子を上記放電管の
    陽極に、負側端子を上記直流電源の負端子に接続
    するための切り換えスイツチとを、有することを
    特徴とする放電管点灯回路。
JP10453385U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPH0422560Y2 (ja)

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JP10453385U JPH0422560Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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JP10453385U JPH0422560Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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JPS6214698U JPS6214698U (ja) 1987-01-28
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JP5117180B2 (ja) * 2007-12-27 2013-01-09 株式会社日立ハイテクノロジーズ 重水素放電管用電源装置とその制御方法並びに分析装置
JP5576454B2 (ja) * 2012-10-18 2014-08-20 浜松ホトニクス株式会社 光源装置及び放電ランプ
JP5915498B2 (ja) * 2012-10-26 2016-05-11 株式会社島津製作所 重水素ランプ用電源回路

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