JPH04225265A - 除熱装置 - Google Patents

除熱装置

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JPH04225265A
JPH04225265A JP3065350A JP6535091A JPH04225265A JP H04225265 A JPH04225265 A JP H04225265A JP 3065350 A JP3065350 A JP 3065350A JP 6535091 A JP6535091 A JP 6535091A JP H04225265 A JPH04225265 A JP H04225265A
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thermal
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ジョセフ・ルウィス・ホーバス
Robert G Biskeborn
ロバート・グレン・ビスケボーン
Carl Yakubowski
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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集積回路(IC)チ
ップのような、小さく、平たくて熱を発生するデバイス
の伝導冷却に関し、特に熱を発生するデバイスとヒート
シンクとの間の伝導経路の熱抵抗を非常に小さくした冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チップレベルにおける大規模集積回路(
LSI) 及び超大規模集積回路(VLSI)の導入、
並びに単一の多層基板に多数のチップを実装することに
よるモジュールレベルでの超大規模集積化に伴って、回
路密度及び電力密度は共に著しく増大するに到った。そ
の結果、チップレベルにおいて熱を1000kw/m2
のオーダの熱流束で除去する必要が生じている。このよ
うな高い熱流束密度の熱を除去するために、熱を放散さ
せる手段がこれまで種々提案されている。この種の技術
における一つの大きな制約は、冷却流体(例えば水)を
チップあるいはチップを取り付ける場所に直接接触させ
ることができないということである。そのため、チップ
と着脱式または一体型のコールド・プレートに入った冷
却流体との間には冷却ハットを介在させなければならな
い。
【0003】VLSIの回路密度及びスイッチング速度
が増大し、これと共に電力消費が増大するにつれて、チ
ップと冷却ハットとの間に内部熱デバイス・インサート
(internal thermal device 
insert)を入れるようにした熱伝導系の熱抵抗は
さらに小さくしなければならない。チュー(Chu) 
他の米国特許第3,993,123 号の熱伝導モジュ
ールにおいては、内部熱デバイス・インサートは一点で
チップに接触するピストンよりなる。この熱伝導モジュ
ールは、非常に有用であり、現在のVLSIシステムに
おいては成功裡に利用されているが、全てのアプリケー
ションにおいて将来起こり得る高電力または高電力密度
システムにまで拡張して適用するのは容易ではない。
【0004】現行技術においては、熱伝達の強化を達成
するために多くの構造が開発されている。その典型的な
ものの一つとして、内部熱デバイス・インサートに冷却
ハット中の対応フィンとかみ合う硬質フィン(以下リジ
ッド・フィンとする)を設けたかみ合いフィン構造があ
る。このようなフィン構造の1つが、1988年5月2
6日に出願されたホーヴァス(Horvath) 他の
米国特許出願一連番号第198,962 号に開示され
ている。尚、この特許出願の開示内容は本願に併合され
ている。これらの構造は、チップと接触する内部熱デバ
イス・インサートと冷却ハットとの間の伝熱面積を増加
させる手段を具備しているため、上記の熱伝導モジュー
ルにおけるピストンのような単面構造に比べて相当改良
された伝熱性能をもたらす可能性がある。従って、これ
らのフィン構造によれば、チップと冷却ハットとの間の
熱抵抗を小さくすることができる。
【0005】上記のようなリジッド・フィンを用いた構
造に固有の特徴は、チップの傾きを吸収、調整するかみ
合いフィンの間に常にギャップが存在すると言うことで
あり、このギャップが比較的大きいことも時々あるある
。このようなギャップは、サイドバイアス(side−
bias) するか、あるいはギャップに上記ホーヴァ
ス他の出願中に開示されているようなコンプライアンス
に富む(compliant) 伝熱媒体を充填するこ
とにより補償することが可能である。このようなフィン
構造によれば、確かに熱抵抗を低くすることができるが
、そのギャップを小さくするか、より好ましくは、ギャ
ップを実質上なくすことによって、フィン構造の熱抵抗
をさらに減少させることができる。
【0006】もう一つ、マンスリア(Mansuria
)他の米国特許第4,263,965 号には、冷却ハ
ットのかみ合い凹部内に複数の熱伝導性の薄片形状部材
を入れた構造が開示されている。これらの各薄片形状部
材は、チップに対して各個にばね荷重取付けされている
。チップの傾きはチップと薄片間の界面で調整される。 そのため、この構造は設計的に薄片形状部材がチップに
対して線接触させ、モジュールの熱効率を低下させる結
果を招くことがしばしばある。さらに、この点が最も重
要であろうと思われるが、薄片形状部材は、相当薄いに
もかかわらず、冷却ハットのかみ合い凹部共々十分な剛
性を保持している。製造公差の故に、このような剛性は
、薄片形状部材と冷却ハットとの間に常に相当のギャッ
プを生じさせ、熱抵抗を増大させる原因となる。
【0007】フィンを可撓性(軟質)材料で形成するよ
うにした構造もいくつか提案されている。
【0008】即ち、リップシュッツ(Lipschut
z米) の米国特許第4,498,530 号には、複
数の可撓性リーフ・エレメントを硬質スペーサ・エレメ
ントの間にサンドイッチ状に挟んだ構造が開示されてい
る。この構造は、結果的に、チップとコールド・プレー
トとの間に比較的硬いパッケージが置かれることになる
。可撓性エレメントは各々の対応する可撓性エレメント
との間に良好な熱的接触を確保することができず、この
構成による熱抵抗は受け入れ難いまでに高い。また、構
造全体がコールド・プレートとは別個に独立しているた
め、それだけ余分の熱抵抗(即ちコールド・プレートと
フィン構造との間の界面より生じる熱抵抗)が介在する
と言う問題がある。
【0009】ティンダー(Tinder)の米国特許第
4,707,726 号には、内部に溝が設けられ、そ
の溝の中に複数個の半導体デバイスが配置されたヒート
シンクが開示されている。これらの半導体デバイスは可
撓性部材により溝の側面に対してサイドバイアスされて
いる。
【0010】バーグ(Berg)の米国特許第4,44
7,842 号には、熱デバイスをチップと接触させた
構造が開示されている。この熱デバイスは冷却モジュー
ルの溝に嵌合するフレキシブル・フィンを有する。冷却
モジュールには、膨張するとフレキシブル・フィンを冷
却モジュールの側面に対して押し付けることによりチッ
プの冷却を助長する膨張式コンジットが具備されている
【0011】ハンロン(Hanlon)の米国特許第4
,190,098号には複数個の半導体デバイスを冷却
するための冷却装置が開示されている。この冷却デバイ
スは半導体デバイスによって形成される溝に嵌合するフ
レキシブル・フィンよりなっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来様
々の技術が提案されてはいるが、より高電力のチップに
対応することができるよう、冷却装置の熱放散能力を増
大させる必要性は依然として大きい。
【0013】従って、本発明の主たる目的は、熱放散能
力がより大きく、熱抵抗がより小さい改良された冷却装
置を提供することにある。
【0014】上記並びにその他の本発明の目的は、以下
の説明を図面を参照しつつ参照することによりさらに明
白になるものと考えられる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、熱を発生するデバイスより熱を除去するための
装置において、第1の表面上にある少なくとも1つの第
1フィン及び平坦な第2の表面を有するベースよりなる
少なくとも1つの熱伝導性の熱デバイスのインサートと
、複数個の第2フィンを有する第2の熱伝導性の熱デバ
イスと、を具備し、上記少なくとも1つの第1フィンが
上記第2フィンに対して互いに散在関係にあり、上記第
1フィン及び第2フィンの少なくとも一方を熱伝導性の
可撓性材料で形成することによって、可撓性材料を用い
ない場合に上記散在関係にあるフィンの間に生じるギャ
ップを大部分除去すると共に、上記第1及び第2フィン
の少なくとも一部を互いに他方に対して偏倚(bias
)させたことを特徴とするものである。
【0016】好ましくは、上記第1フィンは複数個設け
る。
【0017】
【実施例】添付図面を参照しつつ説明すると、図1には
本発明の一実施例の装置、より詳しくは、半導体チップ
のような熱を発生するデバイスより熱を除去するために
本発明に従い構成された高伝導フレキシブル・フィン冷
却モジュールの主構成要素の機械的アセンブリ全体(全
体を符号10で示す)の分解図が描かれている。図2に
おいて、チップ12は指定温度以下に保つ必要があり、
基板14上に取り付けられている。チップは、はんだボ
ール(米国特許第3,495,133 に開示されてい
る如く、コントロールド・コラプス・チップ接続または
C−4 としても知られている;同米国特許の開示内容
は本願に併合されている)によって基板14に下向きに
取り付けることが望ましい。基板14はフレーム22に
座支されている。
【0018】基板14は、好ましくは多層セラミック(
MLC) 基板とする。基板の材料としては、セラミッ
ク、ガラスあるいはこれらの複合材料を用いることがで
きる。 基板用のより一般的な材料としては、アルミナ、コーデ
ィエライト・ガラス・セラミック、ムライト及びホウケ
イ酸ガラス等を用いることができる。尚、本発明は基板
の材料自体に依拠するものではなく、多種多様な基盤に
おける効果的な利用が期待されるものである。
【0019】各チップ12の上方には、硬質ベース(リ
ジッド・ベース)上に少なくとも1つの第1フィン17
を有するフィン付内部熱デバイス・インサート16が配
置されており、このインサート16はチップに平行な平
面内を横方向に移動することができる。第1フィン17
はなるべく複数個設けることが望ましい。現在の高性能
モジュールにおいては通常複数個のチップが組み込まれ
るから、その場合は内部熱デバイスを複数個設けて各チ
ップに対して1つのインサートを対応させる。第2の熱
デバイス18は、上記の内部熱デバイス・インサート1
6の第1フィン17と係合する(かみ合う)複数個の第
2フィン20を有する。第2熱デバイス18は、好まし
くは冷却ハットよりなり、以下本願においては冷却ハッ
トと称する。モジュール10の組み上がり状態において
、冷却ハット18は適宜の固定手段によってフレーム2
2に結合される。冷却ハット18、そこから熱を放散さ
せる冷却流体を供給するコールド・プレート(図示省略
)に結合するか、またはコールド・プレートの一部とし
て一体状に形成すればよい。あるいは、冷却ハット18
の液冷が不要な場合は、これに空冷フィンを設けるよう
にしてもよい。
【0020】図2には、冷却ハット18の下面がより明
確に示されている。この図から明らかなように、冷却ハ
ット18内で位置決めされた第2フィン20はフィン付
内部熱デバイス・インサート16と容易に係合可能であ
る。これらの第2フィン20は、冷却ハット18内に例
えばこれに対して固定的にはんだ付けすることにより保
持されている。
【0021】本発明の重要な特徴は、第1フィン17及
び第2フィン20の少なくとも一方が熱伝導性の可撓性
材料で形成されているので、このような可撓性材料を用
いない場合または通常、互いに散在関係(かみ合い関係
または係合関係とも呼ばれる)にあるフィン間に生じる
ギャップが大部分除去されると言う点にある。さらに、
第1及び第2フィンの少なくとも一部、そして通常はそ
れらの全部が互いに他方に対して偏倚されている。以下
にさらに詳細に説明するように、これらの点が改良され
た結果、本発明の冷却装置は熱抵抗が従来の高伝導冷却
モジュールに比べて著しく小くなっている。
【0022】本実施例においては第1フィン17及び第
2フィン20の少なくとも一方を可撓性材料としたが、
本発明においてはもちろんこれら両方のフィンを可撓性
材料により形成してもよい。これらのどちらか一方のフ
ィンのみを可撓性材料とする場合は、他方のフィン(第
1フィン17及び第2フィン20のどちらでもよい)は
実質的に硬質(リジッド)である。
【0023】ここで、「可撓性」と言う概念を正確に定
義するのは困難である。可撓性フィン(以下フレキシブ
ル・フィンとする)は弾性を持つべきであり、また第1
フィ
【0024】が最低限可能でなければならない。フレキ
シブル・フィンの材料の選択は何ら限定されたものでは
ないが、銅やベリリウム銅のような良好な熱伝導性を有
する材料の中から選択すべきである。フレキシブル・フ
ィンは、ばね弾性を与えるような処理を施して弾性を強
めたものであってもよい。
【0025】再度図1において、モジュール10には、
熱デバイス・インサートまたは冷却ハットのフィンの間
に偏倚手段24を設けてもよい。この偏倚手段24は熱
デバイス・インサートと冷却ハットの間に偏倚力を作用
させる。この特定偏倚手段の一般的概念については、前
述のホーヴァス他の特許出願中により詳細に記載されて
いる。ここでは、偏倚手段24は熱デバイス・インサー
トをチップの方へ押し付けるための適度の偏倚力を作用
させるが、チップの回路群を破壊したり、あるいははん
だボール接続部に過度の疲労や損傷を生じさせるような
過大な力を作用させることはないと言うことを述べるだ
けで十分である。この偏倚手段は、種々のチップ間にお
ける高さの差異に対応するのに好都合である。
【0026】モジュール10中に偏倚手段24を設ける
のは最も好ましい実施例である。また、モジュール中に
コンプライアンスに優れた伝熱媒体を入れてチップから
冷却ハットへの熱伝導を助長することも好ましい。好適
な伝熱媒体としては、ポリ(アルファオレフィン)油の
ような合成油がある。
【0027】次に、図4乃至図6には、本発明の全ての
構成要素間の相互動作関係がより明確に示されている。 熱デバイス・インサート16は、ベース70を有し、そ
の第1の表面72上には複数個の第1フィン17が設け
られている。第1の表面72と反対側のベースの第2の
表面74は平坦で、チップ12と接触するようになって
いる。第1フィンの数は任意に可変であるが、好ましく
は6.5mm平方のチップ当り5個とし、最も好ましく
は6個とする。もちろん、フィン数はチップのサイズに
よって変化し、大きいチップにはより多くのフィンを具
備する。図示のように、第1フィン17は実質的に硬質
であり、第2フィン20はフレキシブル・フィンである
。偏倚手段24は、第2フィン20の端部とインサート
16の間に形成される溝26、または第1フィン17の
端部と冷却ハット18の間に形成される溝28の中に設
けられている。本発明の目的に鑑みて言うと、偏倚手段
24は図4乃至図6に示すように溝28中に設けること
が望ましい。
【0028】インサートのリジッドな第1フィン17を
フレキシブルな第2フィン20中に散在させると、フレ
キシブル・フィンとリジッド・フィンがしっかり接触す
るので、このような構成によらない場合にこれらの散在
関係にあるフィン間に生じるギャップをほぼ全面的に除
去することができる。これは、チップの傾きがない理想
的な場合である。チップの傾きがある場合には、フレキ
シブル・フィンとリジッド・フィンが互いに平行とはな
らず、ある角度をなす。このような場合は、フレキシブ
ル・フィンはその弾性によってリジッドに対して偏倚力
を作用させ、これによってフレキシブル・フィンとリジ
ッド・フィンとの間の接触が保たれる。フレキシブル・
フィンは、たわむことによってフィンの位置の不整合及
びチップの傾きを調整する。従って、フレキシブル・フ
ィンとリジッド・フィンとの間の接触線の位置は固定さ
れていない。何れの場合も、上記のような本発明の構成
によらない場合にこれらの散在関係にあるフィン間に生
じ得るギャップは、目的や意図の如何に関わらず、除去
される。
【0029】偏倚手段24を用いる本発明の最も好まし
い実施例においては、偏倚手段24は溝28中に設けら
れる。 偏倚手段24は、熱デバイス・インサートをチップに対
して押しつけてチップに所望の圧力を作用させ、これに
よってインサートとチップとの間に良好な熱的接触を確
保する。
【0030】第1フィン及び第2フィンを互いに散在関
係に配置すると、フレキシブル・フィンはリジッド・フ
ィンに対して直角な力を作用させる。これと同時に、偏
倚手段が熱デバイス・インサートのベースをチップに押
し付けるように偏倚力を作用させる。これらの偏倚手段
及びフレキシブル・フィンがそれぞれ作用させる力は、
フレキシブル・フィンが作用させる力がリジッド・フィ
ンに接触するのに十分で、しかも偏倚手段の機能を無効
にするほど強くはならないよう、互いに釣り合わせるべ
きである。
【0031】第3図には、偏倚手段24がより詳細に描
かれている。偏倚手段は、各熱デバイス・インサートが
それぞれ互いに別個の独自の偏倚手段を持つよう、分離
形とすることも可能である。しかしながら、偏倚手段は
、それら複数個の個別偏倚手段が一つに結合されるよう
に構成するのが好ましいと言うことが確認されている。 例えば、図1及び図3に示す偏倚手段24は、全てモジ
ュール10に対して一つに結合された個別偏倚手段を表
している。
【0032】偏倚手段24は溝28中に設けられたカン
チレバー・アーム32を有する。このカンチレバー・ア
ーム32は、熱デバイス・インサートを押し付けてチッ
プと接触させる。個別偏倚手段は、やはり溝28中に設
けられた縦支持部34によって一つに結合されている。 1チップ・サイト当り2列以上の偏倚手段または2本以
上のカンチレバー・アームを設けることが望ましい場合
には、縦支持部34を結合するのに横材が必要である。 この横材36は、可撓性の第2フィン(フレキシブル・
フィン)20の溝40内に設けられる。
【0033】偏倚手段24には、もう一つ、熱デバイス
・インサートをそれぞれ所定の位置に保つ保持手段38
を有すると言う特徴がある。複数個の熱デバイス・イン
サート16を可撓性の第2フィン20の中に配置する際
には、熱デバイス・インサート16をチップ12の上方
に正しく位置決めしなければならない。以後、その熱デ
バイス・インサートの位置を保持しなければならない。 本発明においては、フレキシブル・フィンがリジッド・
フィンとしっかり結合するので、この点は従来技術にお
けるほど問題ではない。しかしながら、なるべくは、例
えばモジュールの出荷時に熱デバイス・インサートが各
々の位置からずれるのを防ぐ手段を設けることが望まし
い。そのため、保持手段38のアームはこのような熱デ
バイス・インサートのずれを防止するよう作用する。保
持手段38も可撓性の第2フィン20の溝40中に配置
されている。
【0034】偏倚手段24は様々な製造方法により形成
することができる。本発明においては、ステンレススチ
ールまたはその他の材料の薄板を用い、これをエッチン
グすると言う方法が好都合なことが確かめられている。 エッチング後、材料の残りの部分を曲げ加工して所要の
カンチレバー・アーム、保持手段等を形成する。ステン
レススチールは偏倚手段の材料として好適であるが、ジ
ルコニウム銅合金を用いることもできる。もちろん、偏
倚手段はここに述べた以外の方法で製造しても良い。
【0035】本発明の効果は、熱デバイス・インサート
と冷却ハットの互いに散在関係にあるフィンの間のギャ
ップを除去することにある。このギャップは高伝導冷却
モジュールの総合熱抵抗を増加させる顕著な要因である
と言うことが明らかにされている。従って、冷却モジュ
ールの熱抵抗は、ギャップを大幅に除去することによっ
て小さくすることができる。このことは、フレキシブル
・フィンの熱抵抗がリジッド・フィンの場合ほど小さく
なくとも、そうである。各リジッド・フィンの厚さは、
各隣接リジッド・フィン間の間隔より大きくなるよう厚
くすることも可能である。このようにリジッド・フィン
の厚さを増すと、本発明における熱の放散がさらに助長
される。
【0036】可撓性の第2フィン20の一実施例を図5
及び図6に示す。図示のように、これらのフレキシブル
・フィンは断面がほぼU字形状をなし、Uの字の底部が
符号42により示す位置で冷却ハットに固着されている
。フレキシブル・フィンの縦寸法は、熱デバイス・イン
サートの縦寸法とほぼ同じである。第1及び第2フィン
を互いに散在状に配置する際には、第1フィン(リジッ
ド・フィン)を第2フィン(フレキシブル・フィン)2
0の脚部44の間に挿入する。溝26及び28はやはり
偏倚手段24を設置するのに用いることができ、偏倚手
段24はもちろん第1及び第2フィンを散在状に配置す
る前に挿入されている。組立を容易にするために、各脚
部44の端部30は外側に曲げられている。図5におい
ては、偏倚手段24のカンチレバー・アーム32が見え
るように、フレキシブル・フィン20の1つが取り除か
れている。
【0037】フィンの高さは、必要ならば熱的設計原理
を逸脱しない範囲で変えることができる。フィンの最適
高さは下記のようにして決定することができる。フィン
構成部の総熱抵抗はフィン間の平均ギャップの熱抵抗と
第1及び第2の金属製フィンの熱抵抗(の合計)の和で
ある。最適熱抵抗は、上記平均ギャップの熱抵抗が上記
金属製フィンの合計熱抵抗とほぼ等しい時得られる。例
えば、比較的高いフィンは平均ギャップの熱抵抗が比較
的小さいが(面積大)、金属フィンの合計熱抵抗は比較
的大きくなる。逆に、より短いフィンは平均ギャップの
熱抵抗が比較的大きいが(面積小)、金属製フィンの合
計熱抵抗は比較的小さくなる。最適設計値は通常これら
の2種類の熱抵抗の限界値の間の何処かにある。
【0038】これまでは、本発明を第1フィン及び第2
フィンの少なくとも一方が可撓性であると言う一般条件
により説明してきた。より具体的には、第1及び第2フ
ィンの何れか一方が可撓性で、他方が実質的に硬質であ
る場合である。上記実施例においては、第1フィン(熱
デバイス・インサートの)が実質的に硬質であり、第2
フィン(冷却ハットの)が可撓性になっている。次に、
本発明の他の実施例をいくつか説明する。
【0039】図7には、第1フィン及び第2フィンを共
に可撓性材料で形成した本発明の実施例が描かれている
。図6に示すように、上記実施例においてフレキシブル
・フィンよりなる第2フィン20は、全体的にU字形状
をなしている。これに対し、図7の実施例においては、
第1フィン17も全体的にU字形状をなしており、符号
46で示す位置において熱デバイス・インサートのリジ
ッド・ベースに固着されている。
【0040】第1及び第2フィンの少なくとも一方をテ
ーパ形状とすることも可能である。図8の実施例におい
ては、第1フィン17はリジッド・フィンよりなり、テ
ーパ形状を有する。この実施例によれば、フレキシブル
・フィンとリジッド・フィンとの間の接触線が必ずいつ
もフィンの最上部より下方に位置し、その結果、フレキ
シブル・フィンとリジッド・フィンとの間に位置的不整
合がある場合にばねが無理に開かれるのを確実に防ぐこ
とができる。リジッド・フィンが無テーパでフレキシブ
ル・フィンがテーパ形状になっている場合もこれと同様
の効果を達成することができる。このリジッド・フィン
をテーパ状とした実施例については、図示省略する。
【0041】図9に示す実施例においては、短いフレキ
シブル・フィン20と短いリジッド・フィン17が用い
られ、これらのフィンがばねの曲げ部で互いに接触して
いる。この場合は、接触線はチップの傾きとほぼ無関係
になっている。接触線沿いのギャップを確実になくすた
め、フレキシブル・フィンのばね力をさらに強くするこ
とも可能である。これらのフィンの接触部の熱抵抗は低
いので、係合長さを長くすることは不必要である。
【0042】図10に示すような本発明の他の実施例に
おいては、可撓性の第2フィン20の脚部44が硬質の
各第1フィン17の間に介在状に配置されている。この
場合、第2フィンの端部30は第1及び第2フィンの組
立が容易になるよう内向きに曲げることが望ましい。
【0043】可撓性の第2フィンは、弾性の低い(即ち
弾性限界が低い)銅のような柔らかい熱伝導性材料で形
成するほうが望ましい場合もある。そのような実施例に
おいては、例えばばね48のような別個の偏倚手段を軟
質の第2フィン20の間に挿入する。この実施例を図1
1に示す。
【0044】本発明においては、軟質の第2フィン20
を冷却ハット18中の溝またはスロット50内に座支す
るようにしてもよい。この実施例(図12に示す)によ
れば、このような構造以外ではオーバーラップされない
フレキシブル・フィンの部分を通るもう一つの熱の流路
が得られる。
【0045】図13の実施例においては、冷却ハット1
8は、さらに、各フレキシブル・フィンの間に溝または
スロット52を具備している。第1フィン17をこれら
のフレキシブル・フィン20に対して散在状に配置する
と、第1フィン17の端部は少なくとも部分的にこれら
の溝またはスロット52中に受支される。このようにす
ると、短いフレキシブル・フィンをより長い第1フィン
と組み合わせることができる。
【0046】但し、一般的には、第1フィンと第2フィ
ンは同じ寸法とすることが望ましい。
【0047】以上の実施例においては、第1フィン17
をリジッド・フィン、第2フィン20をフレキシブル・
フィンとするか、または両方のフィンを共にフレキシブ
ル・フィンとした。本発明は、これらと同様、第1フィ
ン17をフレキシブル・フィン、第2フィン20をリジ
ッド・フィンとする実施例も可能である。
【0048】次に、図14には、熱デバイス・インサー
ト16を図14B に示すように円形断面とした本発明
の実施例が示されている。この実施例においては、フレ
キシブル・フィン17はリジッド・フィンの間に介挿さ
れており、各熱デバイス・インサート16は各々独自の
偏倚手段24を具備することができる。
【0049】実際には、フィンが1つしかない熱デバイ
ス・インサートも可能である。図16の実施例において
は、熱デバイス・インサート16はフレキシブル・フィ
ン20と係合する単一のリジッド・フィン17を有して
いる。 この熱デバイス・インサート16は、やはり円形断面と
し、独自の偏倚手段24を具備することが可能である。 図17においては、フレキシブル・フィン20も円形断
面を有し、好ましくはセグメント状とする。即ち、ギャ
ップ88を設ける。
【0050】図18の実施例においては、リジッド・フ
ィン17とフレキシブル・フィン20が係合している。 しかしながら、この実施例においては、外側のフレキシ
ブル・フィン80がリジッド・フィン17の外面85と
接触する一方、内側のフレキシブル・フィン82は熱デ
バイス・インサート16の内側キャビティ84中に突出
して、リジッド・フィン17の対向面80と接触してい
る。図18に示すように、リジッド・フィン17及びフ
レキシブル・フィン20は共に円形の断面を有する。さ
らに、フレキシブル・フィン20は、ギャップ90を有
するセグメント状とすることが望ましい。
【0051】図19乃至図21の実施例においては、フ
レキシブル・フィンは軸線方向に分割されている。これ
らの実施例においては、図示説明の便宜上、第1フィン
17がフレキシブル・フィンで、第2フィン20がリジ
ッド・フィンよりなるが、本発明はなんらこれに限定さ
れるものではない。第1フィンと第2フィンの互いに相
対的な部分をそのままそっくり入れ替えることは容易で
ある。
【0052】図19の実施例においては、第1フィン1
7はU字形状とする代わりに、軸線方向に分割する(符
号54で示す)ことにより可撓性を得ている。第2フィ
ン20はリジッド・フィンよりなる。図20においては
、リジッド・フィンはテーパ状をなしている。
【0053】図21の実施例においては、第1フィン(
フレキシブル・フィン)17は軸線方向に分割されてい
るが、断面はより厚く、可撓性は小さくなっている。軸
方向に分割されたフィンの中心部分58、図のように径
を大きくすることが望ましい。可撓性をある程度大きく
するため、軸線方向に分割されたフレキシブル・フィン
17は、ベースに切欠部60が設けられている。第2フ
ィン(リジッド・フィン)の外側のフィン56もやはり
断面を厚くすることができる。
【0054】図22には、本願の最後の実施例が示され
ている。図示の熱デバイス・インサートは、第2フィン
(リジッド・フィン)20と係合する第1フィン(フレ
キシブル・フィン)17を有する。第2フィンは、やは
り拡大されたテーパ状ベース部62を有し、この部分が
フレキシブル・フィンの先端部64と係合している。図
23においては、リジッド・フィン20がフレキシブル
・フィン17中に入ろうとしている状態が示されている
。この後、フレキシブル・フィン17は、図24に示す
ように、弾性限界を超えて拡げられ、次いで図25に示
すようにその動作位置まで引き戻される。これによって
ばね力及び位置が調整される。
【0055】本発明のその他の長所は以下の比較例によ
る説明よりさらに明らかとなろう。
【0056】
【比較例】以下の比較例の説明においては、ホーヴァス
他の高伝導冷却装置と本発明の高伝導フレキシブル・フ
ィン冷却装置との比較を行った。
【0057】本発明の装置の重要構成要素の寸法は、冷
却されるチップの寸法及び消費電力によって決定される
。即ち、コンプライアンスに優れた伝熱媒体としてポリ
(アルファオレフィン)油を用い、かつフィン付内部熱
デバイス・インサートを銅製としたシステムによりチッ
プサイズが6.5mm平方の25ワット・チップ(ホー
ヴァス他の装置の場合)または35ワット・チップ(本
発明の場合)から発生する熱を放散させる比較実験にお
いては、被験体はそれぞれ下記のようにして作成すれば
良い。
【0058】本発明の実施例のインサートは、6個のリ
ジッド・フィンを有し、各フィンの幅は約1mmする。 冷却ハットのフレキシブル・フィンの幅は約0.15m
mとする。ホーヴァス他の装置については、5つのリジ
ッド・フィンを設け、各フィンの幅を0.8mmとする
。また、冷却ハットのフィンもリジッド・フィンとし、
各々の幅を0.8mmとする。
【0059】どちらの装置においても、インサートのリ
ジッド・ベースは約9.1mm平方とし、厚さは約1.
3mmとする。リジッド・ベースからの各フィンの垂直
高さは約5.8mmとする。冷却ハット中のフィンの長
さは約5.8mmとする。相対応するフィンのオーバー
ラップ長さは約4.8mmとする。
【0060】相対応するフィン間の油入りギャップの平
均幅は、ホルヴァース他の装置の場合が約0.035m
mであり、本発明の装置の場合は約0.009mmであ
る。
【0061】この比較実験においては、どちらの装置に
おいても、二重片持ちばねを用いた。但し、ホーヴァス
他の装置のばねはジルコニウム/銅合金製であり、本発
明の装置の場合は、ステンレススチール製であった。製
造公差を調整するため、フィンの最上部とハットとの間
に約0.8 粍の間隙を設け、且つフィンの底部とイン
サートのリジッド・ベースとの間にも0/8mmの間隙
を設けた。
【0062】上記のホーヴァス他の装置の場合、総熱抵
抗は約1.1 乃至1.4 ℃/ワットであった。この
熱抵抗は、水その他の熱伝導性流体を直接チップ・コン
パートメント内に導入することが不可能な高伝導冷却シ
ステムにおいて、6.5mm平方のチップ1個につき約
25ワット相当の熱を放散させる必要がある場合につい
てチップと冷却ハットの間で測定したものである。
【0063】これに対して本発明の装置における総熱抵
抗は、約0.8 ℃/ワットであり、上記同様の高伝導
冷却システムにおいて、6.5mm平方のチップ1個に
つき約35ワット相当の熱を放散させるのに十分であっ
た。
【0064】上記のどちらの装置においても、チップの
傾き及び高さの差の調整は容易である。二重片持ちばね
がフィン付内部熱デバイス・インサートを少なくとも1
20 グラム重の力でチップ表面に対して保持するが、
この力ははんだボールやチップの回路群に損傷が及ぶの
を防ぐため、約500 グラム重より小さくした。さら
に、チップ表面の温度は、全面にわたって一様に保と共
に許容限度内に保った。破片などは、全てフィン付内部
熱デバイス・インサートの柔らかい金属面中に埋め込ま
れており、界面には全く認められなかった。
【0065】これらの実験の結果は、下記の表1にまと
めて記載されている。
【0066】                          
         表1              
                本発明の装置   
   ホーヴァス他の装置             
                    (mm.)
                 (mm.)オイル
ギャップ                   0.
009                 0.036
冷却ハットのフィンの厚さ         0.15
                  0.8インサー
ト・スロット幅           0.51   
               0.89 インサート
・フィン幅             1      
               0.8フィン数   
                      6  
                   5オーバーラ
ップ(係合長さ)       4.8       
            4.8傾き調整方法    
          フィンのたわみによる  フィン
のギャップによるギャップの熱抵抗(Rgap)   
       0.14℃/w           
   0.56℃/wチップ&コールド・プレー   
                         
                    トの熱抵抗
(Rint)                0.8
 ℃/w            1.1 〜 1.4
℃/wチップ消費電力Pchip(max.)    
   35ワット              25ワ
ット
【0067】さらに大きい10mm平方のチップの
場合も、本発明によれば、これらの結果は、Rint=
0.5 ℃/ワット、Pchip(max)=60ワッ
トまで改善されるものと考えられる。
【0068】当業者であれば、上記各実施例のほかにも
、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更、改良を
行うことが可能なことは明らかであろう。従って、それ
らの変更改良は特許請求の範囲によってのみ定義される
本発明の範囲内に包含されるものである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱放散能力がより大きく、熱抵抗がより小さい改良され
た冷却装置が得られ、高電力及び高電力密度のチップに
効果的に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高伝導フレキシブル・フィン冷却
モジュールの内部分解斜視図である。
【図2】フレキシブル・フィンを所定位置に取り付けた
冷却ハットの底部の斜視図である。
【図3】片持ちばねの拡大斜視図である。
【図4】組上がった高伝導フレキシブル・フィン冷却モ
ジュールをその1つの角隅部を切除して示す拡大斜視図
である。
【図5】図1の線5−5沿いに切断した高伝導フレキシ
ブル・フィン冷却装置の部分横断面図である。
【図6】第5図の線6−6沿いに切断した高伝導フレキ
シブル・フィン冷却装置の部分横断面図で、各熱デバイ
ス・インサートを所定位置に保持する片持ちばねの特徴
が示されている。
【図7乃至図25】本発明による高伝導フレキシブル・
フィン冷却モジュールの種々の実施例をそれぞれ示す図
6と同様の部分横断面図である。
【符号の説明】
10・・・・高伝導フレキシブル・フィン冷却モジュー
ル12・・・・チップ 14・・・・基板 18・・・・フィン付内部熱デバイス・インサート17
・・・・第1フィン 18・・・・第2の熱デバイス 20・・・・第2フィン 24・・・・偏倚手段 26・・・・溝 28・・・・溝 32・・・・カンチレバー・アーム 38・・・・保持手段 40・・・・溝 44・・・・脚部 48・・・・ばね 52・・・・溝またはスロット 72・・・・第1の表面 74・・・・第2の表面

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の表面上にある少なくとも1つの第1
    フィン及び平坦な第2の表面を有するベースよりなる少
    なくとも1つの熱伝導性の熱デバイスのインサートと、
    複数個の第2フィンを有する第2の熱伝導性の熱デバイ
    スと、を具備し、上記少なくとも1つの第1フィンが上
    記第2フィンに対して互いに散在関係にある、熱を発生
    するデバイスより熱を除去するための装置において、上
    記第1フィン及び第2フィンの少なくとも一方を熱伝導
    性の可撓性材料よりなるフレキシブル・フィンとするこ
    とにより、可撓性材料を用いない場合に上記散在関係に
    あるフィンの間に生じるギャップを大部分除去すると共
    に、上記第1及び第2フィンの少なくとも一部を互いに
    他方に対して偏倚させたことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】上記第1フィンを複数個具備したことを特
    徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】上記第2フィンがフレキシブル・フィンよ
    りなることを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】上記フレキシブル・フィンが全体的にU字
    形状をなし、そのU字形状の底部が上記第2の熱デバイ
    スに固着されていることを特徴とする請求項2記載の装
    置。
  5. 【請求項5】上記各フレキシブル・フィンの脚部が上記
    各第1フィンと散在関係に配置されていることを特徴と
    する請求項2記載の装置。
  6. 【請求項6】上記各フレキシブル・フィンの脚部の間に
    偏倚手段を具備したことを特徴とする請求項5記載の装
    置。
  7. 【請求項7】上記U字形状の各フレキシブル・フィンが
    上記第1フィンの各々対応するフィンを受支することを
    特徴とする請求項4記載の装置。
  8. 【請求項8】上記各フレキシブル・フィンの間の位置に
    おいて上記第2の熱デバイスに溝またはスロットを設け
    、上記第1フィンをこれらの溝またはスロットに受支し
    たことを特徴とする請求項5記載の装置。
  9. 【請求項9】上記フレキシブル・フィンを上記第2の熱
    デバイス中の溝またはスロットに座支したことを特徴と
    する請求項4記載の装置。
  10. 【請求項10】上記第1フィンがリジッド・フィンより
    なることを特徴とする請求項3記載の装置。
  11. 【請求項11】上記第1フィンがフレキシブル・フィン
    よりなることを特徴とする請求項2記載の装置。
  12. 【請求項12】上記フレキシブル・フィンが全体的にU
    字形状をなし、そのU字形状の底部が上記熱デバイスの
    インサートの第1の表面に固着されていることを特徴と
    する請求項2記載の装置。
  13. 【請求項13】上記各フレキシブル・フィンの脚部が上
    記各第2フィンの間に散在状に配置されていることを特
    徴とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】上記各フレキシブル・フィンの脚部の間
    に偏倚手段を設けたことを特徴とする請求項13記載の
    装置。
  15. 【請求項15】上記U字形状の各フレキシブル・フィン
    が上記第2フィンのそれぞれ対応するフィンを受支する
    ことを特徴とする請求項12記載の装置。
  16. 【請求項16】上記各フレキシブル・フィンの間の位置
    において上記熱デバイスのインサート中に溝またはスロ
    ットを設け、上記第2フィンをこれらの溝またはスロッ
    トに受支したことを特徴とする請求項13記載の装置。
  17. 【請求項17】上記フレキシブル・フィンを上記熱デバ
    イスのインサート中の溝またはスロットに座支したこと
    を特徴とする請求項12記載の装置。
  18. 【請求項18】上記第2フィンがリジッド・フィンより
    なることを特徴とする請求項11記載の装置。
  19. 【請求項19】上記第1フィン及び第2フィンが共にフ
    レキシブル・フィンよりなることを特徴とする請求項2
    記載の装置。
  20. 【請求項20】上記各フレキシブルフィンの脚部の間に
    偏倚手段を設けたことを特徴とする請求項19記載の装
    置。
  21. 【請求項21】上記フレキシブル・フィンよりなる第1
    フィンを上記熱デバイスのインサート中の溝またはスロ
    ットに受支したことを特徴とする請求項19記載の装置
  22. 【請求項22】上記フレキシブル・フィンよりなる第2
    フィンを上記第2の熱デバイス中の溝またはスロットに
    受支したことを特徴とする請求項19記載の装置。
  23. 【請求項23】上記第2の熱デバイスが冷却ハットより
    なることを特徴とする請求項1記載の装置。
  24. 【請求項24】上記第1及び第2フィンのいずれか一方
    がフレキシブル・フィンよりなり、他方がリジッド・フ
    ィンよりなることを特徴とする請求項2記載の装置。
  25. 【請求項25】上記第1及び第2フィンの一方がテーパ
    形状をなすことを特徴とする請求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】上記フレキシブル・フィンが軸線方向沿
    いにに分割されていることを特徴とする請求項24記載
    の装置。
  27. 【請求項27】上記軸線方向沿いに分割されたフィンが
    その分割線の底部に切欠部を有することを特徴とする請
    求項26記載の装置。
  28. 【請求項28】上記各リジッド・フィンが拡大テーパ状
    のベース部を有し、この部分が上記各フレキシブル・フ
    ィンと係合することを特徴とする請求項24記載の装置
  29. 【請求項29】上記熱デバイスのインサートまたは上記
    第2の熱デバイスのフィンの間に設けられた偏倚手段を
    具備し、この偏倚手段が上記熱デバイスのインサートと
    上記第2の熱デバイスの間に偏倚力を作用させることを
    特徴とする請求項2記載の装置。
  30. 【請求項30】上記熱デバイスのインサートを複数個設
    けたことを特徴とする請求項29記載の装置。
  31. 【請求項31】上記偏倚手段を上記第2の熱デバイスの
    フィン間に設けたことを特徴とする請求項30記載の装
    置。
  32. 【請求項32】上記偏倚手段が、上記熱デバイスのイン
    サートを各々所定の位置に保つための手段を具備したこ
    とを特徴とする請求項31記載の装置。
  33. 【請求項33】コンプライアンスに優れた伝熱媒体を具
    備したことを特徴とする請求項1記載の装置。
  34. 【請求項34】上記コンプライアンスに優れた伝熱媒体
    がポリ(アルファオレフィン)油よりなることを特徴と
    する請求項33記載の装置。
  35. 【請求項35】上記各リジッド・フィンの厚さを各リジ
    ッド・フィン間の間隔より厚くしたことを特徴とする請
    求項24記載の装置。
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