JPH0422488A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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Publication number
JPH0422488A
JPH0422488A JP12777790A JP12777790A JPH0422488A JP H0422488 A JPH0422488 A JP H0422488A JP 12777790 A JP12777790 A JP 12777790A JP 12777790 A JP12777790 A JP 12777790A JP H0422488 A JPH0422488 A JP H0422488A
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JP
Japan
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activated carbon
water
ion exchange
synthetic fiber
exchange capacity
Prior art date
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Pending
Application number
JP12777790A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Ohira
大平 晃三
Naoki Iso
直樹 磯
Hideko Ogawa
小川 英子
Masaki Tsumadori
妻鳥 正樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は浄水器に関し、より詳しくは水道水中の異臭味
の原因となる残留有効塩素、2−メチルイソボルネオー
ル、ジオスミン等の物質を除去するとこができる浄水器
に関する。
〔従来の技術〕
近年、環境汚染に伴う水源の水質の悪化が進み、水道水
用の浄水器が急速に普及した。
このような浄水器は、濾材として活性炭やイオン交換樹
脂を内部に充填した一種の濾過器であり、水道配管に介
在させることで、水道水中の残留有効塩素や鉄錆が原因
とされているカルキ臭、かな気等の異臭を除去して飲料
用として好適な水を供給するものである。
特に水道水中のカルキ臭を除去するためには吸着除去作
用を有する活性炭を濾材として充填した浄水器が優れて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
活性炭は吸着剤として極めて大きな比表面積を有し、吸
着容量は大きいが、“カビ臭゛の原因となる比較的分子
量の大きい有機物質に対して選択性を有しているとは言
いがたい。即ち活性炭は細孔分布上でミクロな細孔が多
く、このため処理原水中の比較的分子量の小さい化合物
の方が吸着速度が大きく、゛カビ臭″の原因となる比較
的分子量の大きい有機物質に対する吸着容量が制限され
るという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
カビ臭の原因物質とされる2−メチルイソボルネオール
、ジオスミンは一般的には疎水性と考えられるが、−0
11基を有しており、ごく微量水中に溶は込むことによ
って飲料水に着臭している点などから、本発明者らは吸
着剤として疎水性のスチレンを主成分とする骨格を有し
且つ親水基を同時に有するものを用いるのがよいと考え
、更に表面積の大きい形状とした方が水との接触効率が
よいことから繊維状の吸着剤を用いることより、上記問
題点を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至
った。
すなわち本発明は、活性炭又は活性炭素繊維と、スチレ
ンを主成分としイオン交換能を有する合成繊維を浄水成
分とする浄水器を提供するものである。
本発明に用いられる合成繊維としては、疎水性であるス
チレンを主成分とするものが挙げられる。架橋剤として
ジビニルベンゼン、パラホルムアルデヒド等をスチレン
に対して5〜49重量%使用してもよい。
合成繊維に親水性を付与するためのイオン交換基は合成
繊維乾燥重量当りの交換容量として0.1ミリ当量/g
〜4ミリ当量/gとなるように導入するのがよい。この
量は骨格として有するスチレンポリマーのスチレン基総
数のおよそ1〜75%のスチレン基に対して1個ずつの
イオン交換基を導入することに相当する。合成繊維の交
換容量が0.1ミlJ当量/g未満では親水性の付与が
少なすぎてカビ臭の吸着効果が弱いうえ処理しようとす
る飲料水で吸着剤である合成繊維がぬれないという不都
合を生ずる。また、交換容量が4ミリ当量/gより大き
いと親水性が強すぎるためカビ臭の吸着効果が弱くなる
合成繊維に導入するイオン交換基はアミノ基、第4級ア
ンモニウム塩基、スルホン基、カルボキシル基等を例示
することができ、より好ましくはスルホン基、カルボキ
シル基等のカチオン交換基である。
本発明において活性炭又は活性炭素繊維とイオン交換能
を有する合成繊維の比率は任意であるが、好ましくは活
性炭或いは活性炭素繊維/合成繊維−1/10〜10/
1(重量比)程度である。
本発明の浄水器の実施態様としては特に制限はないが、
活性炭又は活性炭素繊維とイオン交換能を有する合成繊
維をティーバッグ用の不織布もしくは紙に包み込む又は
水が通過し得る穴の開いたプラスチック製容器に入れる
等の形態にし、ビ・ンチャー、ボ・ント、やかん、コ・
ンブ等に入れた飲料水に投入するディッピングタイプ、
活性炭又は活性炭素繊維とイオン交換能を有する合成繊
維をバインダーとなる接着剤や繊維と混合し、加熱等の
処理をしてフィルター状に成形したもの或いは活性炭素
繊維とイオン交換能を有する合成繊維を乾式又は湿式で
不織布とし、フィルター状としたもの等を底に穴の開い
たコツプ状の容器の開口部分に貼付し、コツプ状容器の
飲料水を加えフィルタ一部分を通過させることにより浄
水するドリップタイプ、更には水道蛇口に取り付けるこ
とができるようにした専用容器に濾材として活性炭又は
活性炭素繊維とイオン交換能を有する合成繊維を充填し
た水道蛇口直結タイプ等を例示することができる。水道
蛇口直結タイプの場合は濾材を効率的に使用するため、
浄水器内に水流切り替え機能を持たせ、水道水を飲料水
として使用する場合のみに濾材を通過させ、洗い物をす
るとき等の水道水の浄化が不要な時はバイパスによって
濾材を介さずに水道水が通過するように設計することも
できる。
また、浄水器の出口側に出水がシャワー状になるように
加工したり、濾材自身をカートリッジ化し、濾材の異臭
味除去能力が消失した際、容器全体を取り替えるのでは
なく、カートリッジのみを取り替えるようにすることも
可能である。
C実 施 例〕 以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
実施例1 表−工に示したような量の活性炭(顆粒状、和光純薬味
製)及びイオン交換能を有するスチレンを主成分とする
合成繊維(TIN−100、カチオン交換基がスルホン
基、交換容量3ミリ当量/g、東し■製)をヒートシー
ル性を有するティーバッグ用不織布で作成した3 cm
 X 4 cmの袋の中に入れ、口を閉じて各種浄水器
を得た。
残留有効塩素1.5ppm 、カビ臭モデル物質として
の2−メチルイソボルネオール0.05ppbを含有す
るモデル飲料水5f!、に、上記で作成した浄水器を投
入し、マグネチックスターラーで30分間攪拌し、その
後直ちに浄水器をビンセット等で取り出した。
残った水について、残留有効塩素濃度はo −リジン比
色分析により、また2−メチルイソボルネオール濃度は
水1!につきヘキサン50dの割合で抽出し、ヘキサン
相を減圧下で1蔵まで加熱濃縮し、濃縮したヘキサン相
をGC/MS分析を行なうことにより、定量した。
この結果よりそれぞれの除去率を求め、それを表1に示
した。
表 注) 本1:カチオン交換基としてスルホン基を4.4ミリ当
量有する市販の球状イオン交換 樹脂を吸着剤として使用した。
詰−来 活性炭のみを用いた浄水器は塩素臭除去率は高いが、カ
ビ臭除去率が低く、また合成繊維のみを用いた浄水器は
カビ臭除去率は高いが、塩素臭除去率が低い。また、比
較品3は合成繊維に代えてカチオン交換基としてスルホ
ン基を4.4ミリ当量有する市販のイオン交換樹脂を使
用した例であるが、この場合もカビ臭除去率が低い結果
となった。
これらに比べ本発明の浄水器は塩素臭もカビ臭も高い除
去率を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活性炭又は活性炭素繊維と、スチレンを主成分とし
    イオン交換能を有する合成繊維を浄水成分とする浄水器
    。 2 合成繊維がカチオン交換型のイオン交換能を有する
    請求項1記載の浄水器。 3 合成繊維のイオン交換能が0.1ミリ当量/g〜4
    ミリ当量/gである請求項1又は2記載の浄水器。
JP12777790A 1990-05-16 1990-05-16 浄水器 Pending JPH0422488A (ja)

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