JPH04224582A - セファロスポリン誘導体及びその製造方法 - Google Patents

セファロスポリン誘導体及びその製造方法

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JPH04224582A
JPH04224582A JP3067747A JP6774791A JPH04224582A JP H04224582 A JPH04224582 A JP H04224582A JP 3067747 A JP3067747 A JP 3067747A JP 6774791 A JP6774791 A JP 6774791A JP H04224582 A JPH04224582 A JP H04224582A
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JP
Japan
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formula
general formula
aminothiazol
group
derivative
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Pending
Application number
JP3067747A
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English (en)
Inventor
Ki-Jung Lee
起正 李
Dae-Ok Choe
崔 大玉
Jae-Uk Jong
鄭 截▲うく▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Korea Advanced Institute of Science and Technology KAIST
Original Assignee
Korea Advanced Institute of Science and Technology KAIST
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04224582A publication Critical patent/JPH04224582A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/14Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
    • C07D501/207-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
    • C07D501/247-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with hydrocarbon radicals, substituted by hetero atoms or hetero rings, attached in position 3
    • C07D501/36Methylene radicals, substituted by sulfur atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、抗菌剤及びその中間体
として有用な一般式(I)で示される新規な7−アシル
アミノ−3−(5−メトキシチアゾリン−2−イル)チ
オメチル−3−セフェムカルボン酸誘導体(以下セファ
ロスポリン誘導体と称する)及びその製造方法に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】米国特許第3,992,377号明細書
には、3位のアセトオキシ基をヘテロサイクリックチオ
ール化合物で置換したセファロスポリン抗生物質が公知
である。特にJ.Antibiotics 29,(1
987)には、3位にチアゾリルチオメチル基を有する
一般式(II)のアミノチアゾリルセファロスポリン化
合物の構造−活性相関について報告されている。 【0003】 【化6】 ここで、R1 は水素原子又はメチル基であり、R2 
及びR3 はそれぞれ水素原子、メチル基、カルボキシ
ル基、カルボキシメチル基又はそれらのアルキルエステ
ルである。 【0004】またJ.Med.Chem.8,174(
1965)には、セファロスポリン化合物の3−位のア
セトオキシメチル基のアセトオキシをキサンテート又は
ジチオカーバメートで置換した一般式(III) の化
合物が記載されている。 【0005】 【化7】 ここで、R4 はアルコキシ基、アルキルアミノ基又は
ジアルキルアミノ基を表す。 【0006】 【発明の構成】本発明者らは、広範囲な抗菌スペクトラ
ムを有するセファロスポリン化合物を合成するために鋭
意研究したところ、新規な一般式(I)のセファロスポ
リン誘導体を開発することに成功した。 【0007】 【化8】 【0008】(式中、R1 は水素原子、2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)−2−(syn)−(メト
キシイミノ)アセチル基、2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2
−プロピルオキシイミノ)アセチル基、2−(2−アミ
ノチアゾール−4−イル)−2−(2−カルボキシ−2
−プロピルオキシイミノ)アセチル基又はD(−)−α
−4−エチル−2,3−ジオキソ−1−ピペラジンカル
ボニルアミノ)−α−(4−ヒドロキシフェニル)アセ
チル基を表し、R2 は水素原子、アルカリ金属原子、
カルボキシル基の保護基を表す)。 【0009】本発明のセファロスポリン誘導体を製造す
るには、まず一般式(IV)のジチオカーバメート誘導
体をルイス酸の存在下で分子内還化反応させ、一般式(
VIII)の新規なセファロスポリン中間体に転換する
(第一工程)。 【0010】 【化9】 (式中、R3 はカルボキシル基の保護基を表す)【0
011】 【化10】 (式中、R3 は前述と同じ) 【0012】出発物質として使用する一般式(IV)の
ジチオカーバメート誘導体は、大韓民国特許出願第90
−10721号(1990.7.14)に記載のように
、一般式(V) のアミノアセタール 【0013】 【化11】 をテトラヒドロフラン等の溶媒中でトリエチルアミンと
二硫化炭素とを反応させることにより、一般式(VI)
のジチオカーバメート・トリエチルアミン塩。 【0014】 【化12】 を製造することができる。これを式(VII) の3−
クロロメチルセフェム化合物 【0015】 【化13】 (式中、R3 は前述と同じ) と15±5℃で撹拌反応させれば、一般式(IV)のジ
チオカーバメート誘導体を高い収率(19%)で得る。 【0016】このジチオカーバメート誘導体(IV)を
ルイス酸の存在下に溶媒中で10°±5℃で分子内還化
反応させれば、新規な一般式(VIII)のセファロス
ポリン中間体を高収率(97%)で得る。 【0017】ルイス酸としては三フッ化ホウ素、無水マ
グネシウムブロマイドが効果的であり、反応溶媒として
はジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム等を
使用することができる。 【0018】次に、一般式(VIII)のセファロスポ
リン中間体にアセテート誘導体をジクロロメタン等の有
機溶媒中で反応させれば、7位がアシル化された一般式
(IX)のセファロスポリン誘導体 【0019】 【化14】 (式中、R4 はR1 における水素原子以外の基を表
し、R3 は前述と同じ)を製造することができる(第
二工程)。 【0020】アセテート誘導体としては、フェニル  
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2(syn
) −(メトキシイミノ)チオアセテート 【0021】 【化15】 【0022】ベンズチアゾリル  2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(2−t−ブトキシカルボ
ニル−2−プロピルオキシイミノ)チオアセテート【0
023】 【化16】 【0024】ベンズチアゾリル  2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(2−カルボキシ−2−プ
ロピルオキシイミノ)チオアセテート 【0025】 【化17】 【0026】D(−)−α−(4−エチル−2,3−ジ
オキソ−1−ピペラジンカルボニルアミノ)−α−(4
−ヒドロキシフェニル)アセチルクロライド【0027
】 【化18】 を意味するが、一般式(IX)において希望するR4 
に従いアセテート誘導体を選択することができる。 【0028】最終的に、一般式 (X)のセファロスポ
リン誘導体 【0029】 【化19】 (式中、R4 は前述と同じ、R5 は水素原子又はア
ルカリ金属原子を表す)を製造するには、カルボキシル
基の保護基R3 を公知の方法で脱離することができる
(第三工程)。 【0030】カルボキシル基の保護基としては、アルコ
キシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ等の置換基を有してい
てもよいアラルキル基、例えば、ベンジル、4−メトキ
シベンジル(PMB)、4−メチルベンジル、2,4,
6−トリメチルベンジル、2−もしくは4−ニトロベン
ジル、4−クロロベンジル、4−シアノベンジル、ジフ
ェニルメチル等;低級アルキル基、例えばメチル、エチ
ル、t−ブチル等;ハロゲン化低級アルキル基、例えば
2−クロロエチル、2,2−ジブロモエチル等があげら
れる。特にPMBが好ましい。 【0031】保護基の除去は、保護基の種類によって異
なるが、保護基がアラルキル基又はハロゲン化低級アル
キル基である場合には、トリフルオロ酢酸のようなフッ
素置換有機酸とアニソールのような芳香族炭化水素溶媒
を用いて除去するか、パラジウム炭素、白金のような触
媒を用いて接触還元を行い除去することができる。保護
基が低級アルキル基である場合には、酸又は塩基で処理
することによって除去することができる。また保護基が
ハロゲン化低級アルキル基である場合には、亜鉛−酢酸
のような還元剤と接触させることにより除去することが
できる。 【0032】またカルボン酸のアルカリ金属塩は、カル
ボン酸を常法により塩基と反応させることにより得られ
る。 【0033】このように、本発明は、容易に入手するこ
とができる原料物質である一般式(VIII) の3−
クロロメチルセフェム化合物から、一般式(IV)のジ
チオカーバメート誘導体を経由し、一般式 (X)の新
規セファロスポリン誘導体を容易に得る方法である。 【0034】本発明の理解を助けるために、出発原料か
ら最終物質までの製造過程を示せば、次のとおりである
。 【化20】 【0035】 【実施例】次に実施例をあげ本発明をより詳細に説明す
る。しかし、本発明は実施例にだけ限定されるものでは
なく、本発明の保護範囲内でこの分野の熟練者による修
正及び変更が可能であることを理解しなくてはならない
。 【0036】参考例 7−アミノ−3−(ジメトキシエチルアミノチオカルボ
ニル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸パラ
メトキシベンジルエステル(IV)の製造ジメトキシエ
チルアミン5.26g をテトラヒドロフラン200m
lに溶かした後、トリエチルアミン10.1g を加え
、二硫化炭素3mlを小量ずつ滴加した後、15±5℃
で30分間撹拌した後、3−クロロメチルセフェム化合
物(VII) 20.3g を加え、同じ温度で30分
間撹拌反応させた。 反応溶液中に析出したトリエチルアミン塩酸塩をろ過し
て除去し、ろ液を減圧(30mmHg)下で除去して泡
状の固体を得た。これをジクロロメタンとエーテルで結
晶化して純粋な目的生成物23.6g (92%収率)
を得た。 【0037】融点:50−51℃ 1H−NMRδ(CDCl3 ):1.81(brs,
2H)、3.41(s,6H)、3.58(br,s,
2H)、3.80(s,3H)、3.71(dd,J=
6.2,J=5.3,2H)、4.34、4.4(2d
,ABq,J=13.9,2H)、4.57(t,J=
5.3,1H)、4.72(d,J=5.0,1H)、
4.90(d,J=5.0,1H)、5.18、5.2
6(2d,ABq,J=11.9,2H)、6.88(
d,J=8.7,2H)、7.34(d,J=8.7,
2H)、7.70(t,J=5.3,1H)  【0038】元素分析(C21H27N3 S3 O5
 )計算値:C49.11  H5.30  N8.1
8実測値:C48.92  H5.37  N7.89
【0039】実施例1 7−アミノ−3−(5−メトキシチアゾリン−2−イル
)チオメチル−3−セフェムカルボン酸パラメトキシベ
ンジルエステル(R1 =水素、R2 =パラメトキシ
ベンジル)の製造 1)BF3 利用方法 参考例の方法で得た7−アミノ−3−(ジメトキシエチ
ルアミノチオカルボニル)チオメチル−3−セフェム−
4−カルボン酸パラメトキシベンジルエステル(IV)
5.13g をジクロロメタン50mlに溶かした後、
10±5℃で三フッ化ホウ素・エーテル3.1mlを少
量ずつ滴加した後、同じ温度で30分間撹拌した。反溶
液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、pH8〜9に
調整した後、ジクロロメタン50mlで3回抽出し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧(30mmHg)
下で溶媒を除去し、残留物にジクロロメタンとエーテル
加えて結晶化し、純粋な目的生成物4.67g (97
%収率)を得た。 【0040】融点:53−54℃ 1H−NMRδ(CDCl3 ):1.86(br s
,2H)、3.27(s,3H)、3.53、3.66
(2d,ABq,J=20,2H)、3.80(s,3
H)、4.06(dd,J=17.9,J=5.2,1
H)、4.41(d,J=17.9,1H)、4.41
、4.55(dd,ABq,J=13.5,2H)、4
.70(d,J=5.0,1H)、4.88(d,J=
5.0,1H)、5.22、5.23(2s,2H)、
5.61(d,J=5.2,1H)、6.88(d,J
=8.5,2H)、7.35(d,J=8.5,2H) 【0041】元素分析(C20H23N3 O5 S3
 )計算値:C49.88  H4.81  N8.7
3実測値:C49.90  H4.80  N8.48
【0042】2)MgBr2 利用方法参考例の方法で
得た化合物(IV)5.13g をジクロロメタン50
mlに溶かした後、10±5℃で無水マグネシウムブロ
マイド・エーテル6.45g を加え、同じ温度で30
分間撹拌した後、1)の方法と同様に処理し、目的生成
物4.52g (94%)を得た。 【0043】実施例2 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
(syn)−(メトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(5−メトキシチアゾリン−2−イル)チオメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸パラメトキシベンジルエス
テル[R1 =2−(2−アミノチアゾール−4−イル
)−2−(syn)−(メトキシイミノ)アセチル、R
2 =パラメトキシベンジル]の製造 実施例1の方法で得たセファロスポリン中間体(VII
I)0.96g をジクロロメタン10mlに溶かした
後、フェニル  2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(syn)−(メトキシイミノ)チオアセテ
ート0.59g を加え、20±5℃で1時間撹拌反応
させた後、溶媒を減圧(30mmHg)下で除去し、残
留物はエチルアセテートを使用して50g のシリカゲ
ルでクロマトグラフィーにて分離し、目的生成物1.2
1g(91%収率)を得た。 【0044】融点:107−112℃ 1H−NMRδ(CDCl3 ):3.26(s,3H
)、3.56(2d,ABq,J=18.5,2H)、
3.80(s,3H)、4.02(s,3H)、3.9
6−4.62(m,4H)、5.03(d,J=4.9
,1H)、5.21(s,2H)、5.60(d,J=
5.3,1H)、5.68(br,s,2H)、6.0
0(dd,J=8.9,J=4.9,1H)、6.73
(s,1H)、6.89(d,J=8.6,2H),7
.34(d,J=8.6,2H)、7.99(d,J=
8.9,1H)【0045】実施例3 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
(syn)−(メトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(5−メトキシチアゾリン−2−イル)チオメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸[R1 =2−(2−アミ
ノチアゾール−4−イル)−2−(syn)−(メトキ
シイミノ)アセチル、R2 =水素]の製造 実施例2で得た化合物(IX)0.50g をジクロロ
メタン5mlに溶かし、アニソール2mlとトリフルオ
ロ酢酸2mlを加え、20±5℃で1時間撹拌反応させ
た後、減圧(30mmHg)下で溶媒を除去した。残留
物に20mlのイソプロピルエーテルを加えて撹拌し、
結晶を析出させ、これをろ過した後、エーテル、ジクロ
ロメタンで洗浄し、目的の生成物0.33g (82%
収率)を得た。 【0046】融点:195−200℃ 1H−NMRδ(DMSO−d6 ):3.20(s,
3H)、3.84(s,3H)、3.21−4.39(
m,6H)、5.04(d,J=4.6,1H)、5.
63(dd,J=8.0、J=4.6,1H)、5.8
2(d,J=4.9,1H)、6.73(s,1H)、
7.24(br,s,2H)、9.56(d,J=8.
0,1H) 【0047】実施例47−[2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)−2−(2−t−ブトキシ
カルボニル−2−プロピルオキシイミノ)アセトアミド
]−3−(5−メトキシチアゾリン−2−イル)チオメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸パラメトキシベン
ジルエステル[R1 =2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−
プロピルオキシイミノ)アセチル、R2 =パラメトキ
シベンジル]の製造 セファロスポリン中間体(VIII)0.96g をジ
クロロメタン10mlに溶かした後、ベンズチアゾリル
  2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(
2−t−ブトキシカルボニル−2−プロピルオキシイミ
ノ)チオアセテート0.96g を加え、20±5℃で
3時間撹拌反応させた後、溶媒を減圧(30mmHg)
下で除去し、残留物はエチルアセテート−ヘキサン(2
:1(v/v)を使用して50g のシリカゲルでクロ
マトグラフィーにて分離し、目的の生成物1.34g 
(85%収率)を得た。 【0048】融点:95−97℃ 1H−NMRδ(CDCl3 ):1.42(s,9H
)、1.57(s,3H)、1.59(s,3H)、3
.27(s,3H)、3.55,3.68(2d,AB
q,J=19.0,2H)、3.73(s,3H)、3
.79−4.62(m,4H)、5.02(d,J=5
.0,1H)、5.18、5.27(2d,ABq,J
=11.9,2H)、5.61(d,J=5.3,1H
)、5.96(dd,J=8.9、J=5.0,1H)
、6.73(br,s,2H),6.86(s,1H)
、6.89(d,J=8.6,2H)、7.35(d,
J=8.6,2H)、7.58(d,J=8.9,1H
)【0049】実施例5 7−[2(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(
2−t−ブトキシカルボニル−2−プロピルオキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−(5−メトキシチアゾリン−
2−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
[R1 =2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−カルボキシ−2−プロピルオキシイミノ)ア
セチル、R2 =水素]の製造 実施例4で得た化合物(IX)0.49g をジクロロ
メタン5mlに溶かし、アニソール2mlとトリフルオ
ロ酢酸5mlを加え、20±5℃で3時間撹拌反応させ
た後、減圧(30mmHg)下で溶媒を除去した。残留
物に20mlのイソプロピルエーテルを加えて撹拌し、
結晶を析出させ、これをろ過した後、エーテル、ジクロ
ロメタンで洗浄し、目的の生成物0.32g (84%
収率)を得た。 【0050】融点:115℃(分解) 1H−NMRδ(DMDO−d6 ):1.46(s,
3H)、1.47(s,3H)、3.19(s,3H)
、3.33−4.49(m,6H)、5.17(d,J
=4.9,1H)、5.75(d,J=4.9,1H)
、5.83(dd,J=8.0,J=4.8,1H)、
6.80(s,1H)、9.48(d,J=8.0,1
H)【0051】実施例6 7−[D(−)−α−(4−エチル−2,3−ジオキソ
−1−ピペラジンカルボニルアミノ)−α−(4−ヒド
ロキシフェニル)アセトアミド]−3−(5−メトキシ
チアゾリン−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸パラメトキシベンジルエステル[R1 =
D(−)−α−(4−エチル−2,3−ジオキソ−1−
ピペラジンカルボニルアミノ)−α−(4−ヒドロキシ
フェニル)アセチル、R2 =パラメトキシベンジル]
の製造 【0052】乾燥したN,N−ジメチルアセトアミド3
0mlにD(−)−α−(4−エチル−2,3−ジオキ
ソ−1−ピペラジンカルボニルアミノ)−α−(4−ヒ
ドロキシフェニル)酢酸1.85g を溶かし、−20
℃で冷却した後、POCl3 0.58mlを徐々に加
えて同じ温度で1時間撹拌した。別のフラスコにN−(
トリメチルシリル)アセトアミド3.3gとセファロス
ポリン中間体(VIII)2.4g をジクロロメタン
30mgに溶かした後、上記で準備した溶液に−20℃
で徐々に滴加し、2時間撹拌反応後、反応溶液に水10
0mlを加えて撹拌し、結晶を析出させ、これをろ過し
、固体をクロロホルムに溶かした後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、クロロホルム−メタノール(10:1、v
/v)を使用し、100g のシリカゲルでクロマトグ
ラフィーにて分離し、目的の生成物2.75g (69
%収率)を得た。 【0053】融点:99−103℃) 1H−NMRδ(CDCl3 ):1.19(t,J=
6.8,3H)、3.23(s,3H)、3.78(s
,4H)、3.35−4.45(m,12H)、4.7
7(d,J=4.6,1H)、5.17(br,s,2
H)、5.58(d,J=5.0,1H)、5.67(
d,J=7.0,1H)、5.79(dd,J=8.9
,J=4.7,1H)、6.71(d,J=8.1,2
H)、6.86(d,J=8.4,2H)、7.19(
d,J=8.1,2H)、7.35(d,J=8.4,
2H)、7.79(d,J=8.9,1H)、10.0
4(d,J=7.0,1H) 【0054】実施例7 7−[D(−)−α−(4−エチル−2,3−ジオキソ
−1−ピペラジンカルボニルアミノ)−α−(4−ヒド
ロキシフェニル)アセトアミド]−3−(5−メトキシ
チアゾリン−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸[R1 =D(−)−α−(4−エチル−
2,3−ジオキソ−1−ピペラジンカルボニルアミノ)
−α−(4−ヒドロキシフェニル)アセチル、R2 =
水素]の製造 【0055】実施例6で得た化合物(IX)0.79g
 をジクロロメタン5mlに溶かし、アニソール2ml
とトリフルオロ酢酸2mlを加え、20±5℃で1時間
撹拌反応させた後、減圧(30mmHg)下で溶媒を除
去した。残留物に20mlのイソプロピルエーテルを加
え、撹拌して結晶を析出させ、これをろ過した後、エー
テル、ジクロロメタンで洗浄し、目的の生成物0.58
g (86%収率)を得た。 【0056】融点:170℃(分解) 1H−NMRδ(DMSO−d6 ):1.08(t,
J=7.1,d,3H)、3.19(s,3H)、3.
32−4.43(m,12H)、5.01(d,J=4
.8,1H)、5.47(d,J=7.2,1H)、5
.72(dd,J=8.5,J=4.8,1H)、5.
83(d,J=5.0,1H)、6.72(d,J=8
.5,2H)、7.21(d,J=8.5,2H)、9
.33(d,J=8.5,1H)、9.71(d,J=
7.2,1H) 【0057】 【発明の効果】一般式(I)のセファロスポリン誘導体
は、シュドモナス菌株に対しては活性が弱いが、グラム
陽性及びグラム陰性菌に対して強い活性を示す、抗菌剤
及びその中間体として利用することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式(I)で示されるセファロスポ
    リン誘導体。 【化1】 一般式(I)において、R1 は水素原子、2−(2−
    アミノチアゾール−4−イル)−2(syn)−(メト
    キシイミノ)アセチル基、2−(2−アミノチアゾール
    −4−イル)−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2
    −プロピルオキシイミノ)アセチル基、2−(2−アミ
    ノチアゾール−4−イル)−2−(2−カルボキシ−2
    −プロピルオキシイミノ)アセチル基又はD(−)−α
    −(4−エチル−2,3−ジオキソ−1−ピペラジンカ
    ルボニルアミノ)−α−(4−ヒドロキシフェニル)ア
    セチル基を表し、R2 は水素原子、アルカリ金属原子
    又はカルボキシル基の保護基を表す。
  2. 【請求項2】  一般式(I)において、R1 が水素
    原子以外の基であり、R2 が水素原子又はアルカリ金
    属原子である請求項1のセファロスポリン誘導体。
  3. 【請求項3】  一般式(I)において、R1 が水素
    原子であり、R2 がパラメトキシベンジル基である請
    求項1のセファロスポリン誘導体。
  4. 【請求項4】  一般式(IV)のジチオカーバメート
    誘導体をルイス酸の存在下で分子内還化反応させ、一般
    式(VIII)のセファロスポリン中間体を製造する第
    一工程、【化2】 (式中、R3 はカルボキシル基の保護基を表す)【化
    3】 (式中、R3 は前述と同じ)次に、一般式(VIII
    )の中間体にアセテート誘導体を反応させ、7位をアシ
    ル化して一般式(IX)のセファロスポリン誘導体を製
    造する第二工程、 【化4】 (式中、R4 は前記R1 における水素原子以外の基
    を表し、R3 は前述と同じ) さらに4位のカルボキシル基の保護基を脱離する第三工
    程からなることを特徴とする一般式 (X)のセファロ
    スポリン誘導体の製造方法。 【化5】 (式中、R5 は水素原子又はアルカリ金属原子を表し
    、R4 は前述と同じ)
  5. 【請求項5】  第一工程のルイス酸が三フッ化ホウ素
    又は無水マグネシウムブロマイドである請求項4の製造
    方法。
  6. 【請求項6】  第二工程のアセテート誘導体が、フェ
    ニル  2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
    (syn)−(メトキシイミノ)チオアセテート、ベン
    ゾチアゾリル  2−(2−アミノチアゾール−4−イ
    ル)−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−プロピ
    ルオキシイミノ)チオアセテート、ベンズチアゾリル 
     2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(2
    −カルボキシ−2−プロピルオキシイミノ)チオアセテ
    ート、又はD(−)−α−(4−エチル−2,3−ジオ
    キソ−1−ピペラジンカルボニルアミノ)−α−(4−
    ヒドロキシフェニル)アセチルクロライドである請求項
    4の製造方法。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS549296A (en) * 1977-04-02 1979-01-24 Hoechst Ag Cephem derivative and its preparation
JPS5511600A (en) * 1978-07-10 1980-01-26 Fujisawa Pharmaceut Co Ltd Cephem compound, its salt, their preparation and remedy and prophylactic for microbism containing mainly the same
JPS57118588A (en) * 1981-11-26 1982-07-23 Toyama Chem Co Ltd Novel cephalosporin
JPS5857390A (ja) * 1981-09-08 1983-04-05 イ−ライ・リリ−・アンド・カンパニ− チエノ−およびフロ−ピリジニウム置換セフアロスポリン誘導体

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