JPH0422434A - 微粒子シリカスラリー分散剤 - Google Patents

微粒子シリカスラリー分散剤

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JPH0422434A
JPH0422434A JP2127903A JP12790390A JPH0422434A JP H0422434 A JPH0422434 A JP H0422434A JP 2127903 A JP2127903 A JP 2127903A JP 12790390 A JP12790390 A JP 12790390A JP H0422434 A JPH0422434 A JP H0422434A
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JP
Japan
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acid
water
sulfonic acid
slurry
anionic polymer
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Pending
Application number
JP2127903A
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English (en)
Inventor
Yoshio Shimizu
喜雄 清水
Kiyoshi Nakayama
清 中山
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 亙JLし例m年月− 本発明は、微粒子シリカスラリーの分散安定性を改善す
る分散剤に関する。
従来勿艮生 微粒子シリカは、フェロシリコンやシリコンメタルの製
造時に発生するガスを集塵することにより産業副産物と
して得られ、コンクリート混和剤、合成樹脂用フィラー
、農薬用バインダーなどとして広く用いられている。し
かし、これらの用途において微粒子シリカをそのまま使
用すると、粉塵の飛散による環境汚染や、珪肺等の作業
衛生上好ましくない問題を生じる。
そこで、微粒子シリカを水スラリーとして取り扱うこと
が試みられ、スラリー化のための各種分散安定方法が提
案されている。
例えば特開昭61i18130号公報には、微粒子シリ
カ分散剤として、ポリカルボン酸またはその塩、あるい
はこれらとβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物
とを組み合わせて使用することにより、長時間保存後に
おける沈降物やハードケーキの生成を防止することが提
案されている。
また、特開昭62−270414号公報には、ナフタレ
ンスルホン酸ホルムアルデヒド縮金物、ポリアクリル酸
等の陰イオン分散剤と、アミノカルボン酸等のキレート
剤とを併用することにより、微粒子シリカ水スラリーの
安定性を改善することが報告されている。
しかしながら、上記分散剤を用いて微粒子シリカ水スラ
リーを調製しても、沈降物の発生はある程度防止できる
ものの、スラリーの撹拌を停止すると直ちに増粘が始ま
り、流動性の良好なスラリーが得られないという問題が
あった。
明が  しようとする課 本発明は、長時間保存後にも、沈降物の発生が防止され
、しかも流動性が良好な微粒子シリカスラリーが調製で
きる分散剤を提供するものである。
充泄LIL腹 本発明の微粒子シリカスラリー分散剤は、以下の(a)
および(b)成分を併用したことを特徴とする。
(a)カルボキシル基を有するアニオン性ポリマーまた
はその塩。
(b)芳香族基を有する低分子量スルホン酸化合物。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
(a)成分のアニオン性ポリマーとしては、分子内にカ
ルボキシル基を有するものが用いられ、アクリル酸、メ
タクリル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸等のホモポリマーおよびこれらのコポリマー、あるい
は、これらモノマーとヒドロキシ(メタ)アクリレート
、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミ
ド、スチレンスルホン酸、スルホエチルアクリレート、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等
とのコポリマーが挙げられる。
これらの中でも特に、アクリル酸またはメタクリル酸の
ポモポリマー、アクリル酸とメタクリル酸とのコポリマ
ーあるいは、アクリル酸またはメタクリル酸と2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸とのコポリ
マーが好ましい。
(a)成分のアニオン性ポリマーの重量平均分子量は、
1 、000〜5万が好適であり、好ましくは2,00
0〜2万である。
また、(a)成分のアニオン性ポリマーは、そのカルボ
キシル基が酸の形でも、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アミン等の塩の形でもよい。
(a)成分のアニオン性ポリマーは、通常の公知のラジ
カル重合法により得ることができる。
例えば、過硫酸塩、過酸化水素等のラジカル開始剤を用
い、連鎖移動剤として低級アルコール、チオール、次亜
リン酸またはその塩を用い、水、あるいは水−アルコー
ル、水−アセトン混合溶媒を使用して重合することがで
きる。
(b)成分の低分子量スルホン酸化合物としては、芳香
族基を有するものが用いられ、ベンゼンスルホン酸、ト
ルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ナフタレンス
ルホン酸、フェノールスルホン酸、フェニルフェノール
スルホン酸、ビフェニルスルホン酸、スルホ安息香酸、
スルホサリチル酸、スルホフタル酸ならびにこれらの塩
などが挙げられる。塩としては、アルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、アミン塩などが用いられる。これらの
中でも特に好ましくは、トルエンスルホン酸、フェノー
ルスルホン酸またはこれらの塩である。このように、′
″低分子量″スルホン酸化合物とは、分子量1000以
下の化合物でナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮
金物やりゲニンスルホン酸等の重合体を包含しない意味
である。
カルボキシル基を有するアニオン性ポリマー(a)と芳
香族基を有する低分子量スルホン酸化合物(b)とは、
重量比で(a)/(b)=10/90〜90/10で併
用することが好ましい。この併用比率が10/90より
小さくなると沈降物の発生防止効果が不十分となり、一
方、 90/10より大きいと経口での増粘が大きくな
り、流動性が不十分となる点で好ましくない。
(a)、(b)両成分は、予め混合して微粒子シリカス
ラリーに添加してもよく、また、別々に添加してもよい
微粒子シリカスラリーは、微粒子シリカと水とをホモジ
ナイザー、ミキサー等の公知の分散混合機を用いて混合
することにより得られる。
この際、微粒子シリカと水とを混合後1本発明の(a)
 、 (b)両成分を添加してもよいし、また、予め水
中に(a)、(b)両成分を添加後、この水と微粒子シ
リカとを混合してもよい。
本発明の分散剤は、(a) 、 (b)WJ酸成分合計
量で、微粒子シリカに対して0.3〜5重量%添加する
ことが好ましい。この添加量が少な過ぎる場合は、微粒
子シリカスラリーの静置保存により、経時とともにスラ
リーが増粘して流動性を失なうため好ましくない。一方
、5重量%を超えて配合しても、効果の向上は認められ
ず、コストアップとなるので好ましくない。
本発明の分散剤を用いて調製される微粒子シリカスラリ
ーの濃度は20〜75重量%とすることが好適であり、
好ましくは45〜65重量%である。
さらに本発明の分散剤では、上記(a)、(b)両成分
に加え、必要により、グルコン酸、クエン酸、エチレン
ジアミン4酢酸等のキレート剤、あるいは、ポリスチレ
ンスルホン酸、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル
−プロパンスルホン酸)またはこれらの塩などを適宜併
用することもできる。
3浬Rυ弧泉 本発明の分散剤によれば、(a)カルボキシル基を有す
るアニオン性ポリマーまたはその塩と、(b)芳香族基
を有する低分子量スルホン酸化合物とを併用添加するこ
とにより、微粒子シリカの分散性が良好で、長期間静置
保存しても沈降物がなく、しかも増粘が防止されて流動
性に富む水系スラリーが得られる。よって、ハンドリン
グが容易となり微粒子シリカスラリーのポンプ輸送にお
ける輸送コストの削減、ポンプ内でのゲル化防止等に著
効を示す。
失−蓋一史 製造例1 実施例で用いたアクリル酸/メタクリル酸コポリマーは
、次の方法により合成した。
温度計、撹拌機、マイクロチューブポンプ、ガス導入管
および還流冷却器を備えた1Ωのガラス製反応器に水1
14gを仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、窒
素雰囲気下で90℃まで加熱した9次いで、80%アク
リル酸90.1g、メタクリル酸86.1gおよび次亜
リン酸ナトリウム8.48gからなる混合物と、過硫酸
カリウム2.70gおよび水50gからなる水溶液とを
、3時間にわたって連続的に添加した。添加完了後、1
時間100℃に温度を保持して重合を完了させ、固形分
48.1%、重量平均分子量10,000のコポリマー
水溶液を得た。
製造例2 実施例で用いたアクリル酸/2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸のコポリマーは下記の方法に
より合成した。
温度計、撹拌機、マイクロチューブポンプ、ガス導入管
および還流冷却器を備えたIQのガラス製反応器に水1
60.3gを仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し
、窒素雰囲気下で90℃まで加熱した0次いで、80%
アクリル酸120g、2−アクリルアミド−2−プロパ
ンスルホン酸24、Og、次亜リン酸ナトリウム12.
3gおよび水50.0gからなる混合物と、過硫酸アン
モニウム3.35gおよび水30.0gからなる水溶液
とを、3時間にわたって連続的に添加した。添加終了後
、1時間100℃に温度を保持して重合を完了させ、固
形分27.3%、重量平均分子量9 、000のコポリ
マー水溶液を得た。
実施例1 200m Qのガラス製ビーカーに水35.75gを入
れ、製造例1記載のアクリル酸/メタクリル酸のコポリ
マー水溶液12.5g(1,0重量%対微粒子シリカ)
と、p−トルエンスルホン酸の30%水溶液3.00 
g (1,5重量%対微粒子シリカ)とを、添加、混合
した。
この水溶液に、微粒子シリカとしてSFパウダー(日本
重化学工業層)60−00gを加え、スパチュラで撹拌
し、微量のカセイソーダ水溶液にてp++を5に調整し
た後、25℃の恒温槽中で1時間混合して微粒子シリカ
スラリーを得た。このスラリーの粘度をBL型粘度計を
用い、スピンドル60rpm、ロータNa 2で測定し
た。形成された初期のスラリーは]、47cpの粘度を
有していた。
室温で7日間静置後のスラリーの粘度は163cpとわ
ずかに増粘していたが、沈降物も無く極めて流動性に富
んでいた。なお、微粒子シリカスラリ−濃度は60重量
%である。
また、このスラリーの製造直後、静置で1日保存後、7
日保存後の沈降物の有無およびスラリーの流動性を以下
の基準により目視にて判定し、分散安定性を評価した。
これらの評価結果は、実施例2および3の結果とともに
、後記第1表に示した。
“ 、 の 無の  基′” O:沈降物なし △:わずかに沈降物がある ×:明らかに沈降物がある 分1」1乞丸動1゜ 0:保存ビンを傾けるとスラリーが動くΔ:保存ビンを
傾けるとスラリーが動くが、かなり粘稠 ×:保存ビンを傾けてもスラリーが動かない 実施例2,3 カルボキシル基を有するアニオン性ポリマーおよび芳香
族基を有するスルホン酸化合物の種類ならびに添加量を
変化させ、実施例1と同様にしてスラリーを調製し、製
造直後の粘度および分散安定性を評価した。実施例1の
結果と併せて第1表に示す。なお、微粒子シリカスラリ
ー濃度は、いずれも60重量%である。
(以下余白) 実施例4,5および比較例1,2 カルボキシル基を有するアニオン性ポリマー(a)とし
てアクリル酸/メタクリル酸コポリマー(製造例1)、
芳香族基を有するスルホン酸化1(b)としてP−トル
エンスルホン酸を選び、(a)と(b)の合計添加量を
2.5重量%対微粒子シリカとし、(a)/(b)の割
合を変化させ、実施例1と同様にしてスラリーを調製し
、製造直後のスラリー粘度および経日による分散安定性
を評価した。これらの結果を、実施例1と併せて第2表
に示す。なお、微粒子シリカスラリー濃度はいずれも6
0重量%である。
(以下余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、カルボキシル基を有するアニオン性ポリマーまたは
    その塩と、芳香族基を有する低分子量スルホン酸化合物
    とを含むことを特徴とする微粒子シリカスラリー分散剤
JP2127903A 1990-05-16 1990-05-16 微粒子シリカスラリー分散剤 Pending JPH0422434A (ja)

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