JPH04223805A - 主軸装置 - Google Patents

主軸装置

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JPH04223805A
JPH04223805A JP41421090A JP41421090A JPH04223805A JP H04223805 A JPH04223805 A JP H04223805A JP 41421090 A JP41421090 A JP 41421090A JP 41421090 A JP41421090 A JP 41421090A JP H04223805 A JPH04223805 A JP H04223805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
spindle
bearing
bearings
sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP41421090A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuminori Uno
宇野文典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は工作機械等に装備され
る主軸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の工作機械においては、主軸が前後
の転がり軸受を介して主軸台のスリーブに支持されてい
る。この場合、転がり軸受の限界回転数は玉、リテーナ
、内輪、外輪などの構成部品相互の滑り摩擦などによる
発熱や焼付きに基づいて経験的に知られている。軸受の
限界回転数の目安となるのがDn値と呼ばれ、軸径×回
転数で求められ、オイルエア潤滑の場合のDn値は、従
来の主軸の例では135万とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の主軸
装置によると、軸受に主軸と同じ回転数の負荷が作用す
るため、例えば、軸径45mmの主軸を3万rpmで回
転するとDn値が135万に達するため、オイルエア潤
滑では主軸をそれ以上高速で回転することが困難であっ
た。
【0004】そこで、この発明の課題は、主軸の回転に
伴う負荷を分散して軸受の耐久性を向上でき、もって、
主軸を高速で回転できる主軸装置を提供することにある
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の主軸装置は、スリーブに挿通した筒状
の第2主軸と、その第2主軸に挿通した第2主軸と、第
2主軸をスリーブに対し回転可能に支持する第2軸受と
、第1主軸を第2主軸に対し回転可能に支持する第1軸
受と、第1主軸を駆動する第1駆動手段と、第2主軸を
駆動する第2駆動手段とから構成される。
【0006】
【作用】この発明の主軸装置によれば、第1主軸の回転
に伴う負荷の一部が第2軸受に分散される。このため、
第1軸受における滑り摩擦等による発熱が抑制されて耐
久性が向上し、その結果、第1主軸をより高速で回転で
きるようになる。
【0007】
【実施例】まず、この発明を具体化した第1実施例を図
1及び図2に基づいて説明する。図1は第1実施例によ
る主軸装置を示す断面図、図2は図1の左端部を拡大し
て示す断面図である。
【0008】工作機械の主軸台1にはスリーブ2を備え
たハウジングが設置され、前記スリーブ2の中心部には
第1主軸3が貫挿されている。スリーブ2の一端部には
第1ビルトインモータ4が組込まれ、そのステータ5は
スリーブ2に、ロータ6は第1主軸3にそれぞれ固定さ
れている。そして、この第1ビルトインモータ4により
第1主軸3を駆動する第1駆動手段が構成されている。
【0009】前記第1主軸3の外側には、前記スリーブ
との間に円筒状の第2主軸7が挿通されている。この第
2主軸7のほぼ中間部には第2ビルトインモータ8が組
込まれ、そのステータ9はスリーブ2に、ロータ10は
第2主軸7にそれぞれ固定されている。そして、この第
2ビルトインモータ8により第2主軸7を駆動する第2
駆動手段が構成されている。
【0010】前記第2主軸7の前端部(図1の左端部)
とスリーブ2との間には一対の第2前軸受11が介装さ
れている。第2主軸7の後端部(図1の右端部)とスリ
ーブ2との間には一対の第2後軸受12が介装されてい
る。各軸受11,12は第2主軸7に固定した内輪13
と、スリーブ2に固定した外輪14と、双方間で転動す
る玉15とを具備し、第2主軸7をスリーブ2に対し回
転可能に支持する第2軸受を構成している。
【0011】前記第1主軸3の前端部と第2主軸7との
間には一対の第1前軸受16が、また、第1主軸3の後
端部と第2主軸7との間には一対の第1後軸受17がそ
れぞれ介装されている。各軸受16,17は第1主軸3
に固定した内輪18と、第2主軸7に固定した外輪19
と、双方間で転動する玉20とを具備し、第1主軸3を
第2主軸7に対し回転可能に支持する第1軸受を構成し
ている。
【0012】次に、上記のように構成された主軸装置の
作用について説明する。この第1実施例の主軸装置にお
いては、第1主軸3が第1ビルトインモータ4により、
第2主軸7は第2ビルトインモータ8によりそれぞれ同
一方向へ回転される。ここで、例えば、第1主軸3を3
万rpmで回転し、第2主軸7を1万rpmで回転する
と、第1前軸受16及び第1後軸受17の外輪19が第
2主軸7と一体に1万rpmで回転するため、外輪19
及び内輪18間の相対的な回転数は、3万−1万=2万
rpmとなり、各第1軸受16,17にはこの回転数に
相当する負荷しか作用しない。したがって、第1主軸3
の高速回転に伴う負荷の一部が各第2軸受11,12に
分散され、第1軸受16,17における滑り摩擦等によ
る発熱が抑制され、それらの耐久性が向上し、その結果
、第1主軸3をより高速で回転できるようになる。
【0013】ここで、本実施例の各軸受11,12,1
6,17に作用する負荷を玉15,20の回転数でもっ
て従来のものと比較する。玉15,20の回転数は数1
に示した数式により求められる。
【0014】
【数1】
【0015】上記数1において、Zは玉の回転数(rp
m)、Pは軸受のピッチ円径(mm)、dは玉の直径(
mm)、θは玉の接触角度、Xは軸受の内輪の回転数(
rpm)、Yは軸受の外輪の回転数(rpm)である。
【0016】本発明実施例及び従来例の主軸装置におけ
る上記数値の具体例を下記の表1に示した。なお、本発
明実施例の軸径D、ピッチ円径P、玉の直径d、接触角
度θについては図2を参照されたい。図2において、例
えば、D1は第1主軸3の軸径、D2は第2主軸7の軸
径を示す。
【0017】表1の具体的数値を数1の数式に適用して
従来の軸受の玉の回転数Z0を算出すると、数2の数式
により、Z0=141,466rpmとなる。
【0018】
【数2】
【0019】本発明実施例の第1軸受16,17の玉2
0の回転数Z1は、数3の数式により、Z1=94,3
10rpmである。
【0020】
【数3】
【0021】本発明実施例の第2軸受11,12の玉1
5の回転数Z2は、数4の数式により、Z2=49,5
58rpmである。
【0022】
【数4】
【0023】また、Dn値を  Dn=軸径×回転数 
 の数式で算出すると、従来の軸受のDn値は、
【00
24】Dn0=45×30,000=1,350,00
0  となる。
【0025】これに対し、本発明実施例の第1軸受16
,17の実質的なDn値は、
【0026】Dn1=45×(30,000−10,0
00)=900,000である。
【0027】第2軸受11,12のDn値は、
【002
8】Dn2=95×10,000=950,000  
である。
【0029】本発明実施例並びに従来例の軸受における
玉の回転数Z及びDn値の算出結果を次の表1に対比し
て示した。
【0030】
【表1】
【0031】上記表1から明らかなように、本発明実施
例の主軸装置によれば、第1主軸3が従来と同じ30,
000rpmで回転しているにもかかわらず、第1軸受
16,17における玉20の回転数は従来と比較して約
2/3に低下する。このことは、第1主軸3の回転に伴
う負荷の一部が第2軸受11,12に分散された結果に
よるもので、それにより、第1軸受16,17の耐久性
が従来の軸受よりも大幅に向上する。また、Dn値をみ
ると、従来の軸受は3万rpmで135万のほぼ限界値
に達しているが、本発明実施例の第1軸受16,17は
同じ回転数で90万とまだ余裕があり、第1主軸3をよ
り高速で回転できることがわかる。
【0032】次に、この発明の第2実施例を図3及び図
4に従って説明する。図3は第2実施例による主軸装置
の駆動機構を示す概略正面図、図4は主軸装置の断面図
である。なお、第1実施例と同一または相当する構成部
分には各図に同一の符号が付されている。
【0033】この第2実施例においても、第1実施例と
同様、スリーブ2の内部に第1主軸3が挿通され、その
第1主軸3の外側には円筒状の第2主軸7が挿通されて
いる。第2主軸7は第2前軸受11及び第2後軸受12
によりスリーブ2に対し回転可能に支持されるとともに
、第1主軸3は第1前軸受16及び第1後軸受17によ
り第2主軸7に対して回転可能に支持されている。
【0034】前記第1主軸3の後端(図4の左端)には
第1従動プーリ22が設けられ、第1駆動ベルト23を
介してモータ24の駆動プーリ25に連結されていて、
これらによって第1主軸3を駆動する第1駆動手段が構
成されている。また、第2主軸7の後端には第2従動プ
ーリ26が設けられ、第2駆動ベルト27を介して前記
モータ24の駆動プーリ25に連結されていて、これら
によって第2主軸7を駆動する第2駆動手段が構成され
ている。
【0035】したがって、上記のように構成された第2
実施例の主軸装置は、駆動手段の構成が前記第1実施例
と異なるのみで、その作用及び効果は第1実施例と同様
であり、第1主軸3の高速回転に伴う負荷の一部を各第
2軸受11,12に分散し、これにより、第1軸受16
,17における滑り摩擦等による発熱を抑制して、それ
らの耐久性を向上でき、もって、第1主軸3をより高速
で回転することができる。
【0036】なお、この発明の用途は工作機械のみに限
定されるものではなく、高速回転する主軸を備えた各種
回転機械に適用して実施することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、第1主軸の回転に伴う負荷の一部が第2軸受に分散
されるので、第1軸受における滑り摩擦等による発熱を
抑制して、それらの耐久性を向上でき、もって、第1主
軸をより高速で回転できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による主軸装置を示す断面
図である。
【図2】図1の左端部を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による主軸装置の駆動機構
を示す概略正面図である。
【図4】第2実施例による主軸装置を示す断面図である
【符号の説明】
1・・主軸台、2・・スリーブ、3・・第1主軸、4・
・第1ビルトインモータ、7・・第2主軸、8・・第2
ビルトインモータ、11・・第2前軸受、12・・第2
後軸受、13・・内輪、14・・外輪、15・・玉、1
6・・第1前軸受、17・・第1後軸受、18・・内輪
、19・・外輪、20・・玉、22・・第1従動プーリ
、23・・第1駆動ベルト、24・・モータ、25・・
駆動プーリ、26・・第2従動プーリ、27・・第2駆
動ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  スリーブに挿通した筒状の第2主軸と
    、その第2主軸に挿通した第1主軸と、前記第2主軸を
    スリーブに対し回転可能に支持する第2軸受と、前記第
    1主軸を第2主軸に対し回転可能に支持する第1軸受と
    、前記第1主軸を駆動する第1駆動手段と、前記第2主
    軸を駆動する第2駆動手段とを具備することを特徴とす
    る主軸装置。
JP41421090A 1990-12-25 1990-12-25 主軸装置 Pending JPH04223805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41421090A JPH04223805A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 主軸装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41421090A JPH04223805A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 主軸装置

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JPH04223805A true JPH04223805A (ja) 1992-08-13

Family

ID=18522710

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41421090A Pending JPH04223805A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 主軸装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327379A (en) * 1976-08-27 1978-03-14 Nec Corp Production of semiconductor laser

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327379A (en) * 1976-08-27 1978-03-14 Nec Corp Production of semiconductor laser

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