JPH0422285A - 色相調整装置 - Google Patents

色相調整装置

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JPH0422285A
JPH0422285A JP12756690A JP12756690A JPH0422285A JP H0422285 A JPH0422285 A JP H0422285A JP 12756690 A JP12756690 A JP 12756690A JP 12756690 A JP12756690 A JP 12756690A JP H0422285 A JPH0422285 A JP H0422285A
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JP
Japan
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color difference
circuit
signal
analog
digital
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JP12756690A
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English (en)
Inventor
Takayuki Sugimoto
孝之 杉本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は色相調整装置に関し、特に、色差信号をディジ
タル化せずに画像の色相を任意に調整することができる
色相調整装置に関する。
[従来の技術] 心理的な色の属性の1つとして、ものの色合いを表す色
相がある。この色相の好みには個人差かある。このため
、映像機器には、これらによって提供される画像の色相
をユーザが自分の好みに合うように調整することができ
る機能を有するものが多い。特に、カラーテレビジョン
受信機等の受像機は、映し出す画像をユーザの好みや観
視条件などに対応させる必要があるため、画像の色相を
ユーザが好みに合わせて調整するための色相調整用の外
部つまみを有する。
画像の色相は、この画像のビデオ信号において、搬送色
信号と基準位相を有する色副搬送波との間の位相差に対
応する。したがって、色相調整は色副搬送波と搬送色信
号との間の相対的位相関係を変化させることによって、
行なうことができる。
具体的には、搬送色信号は、色度座標上で色位相が互い
に90°異なる2つの色差信号、代表的には青および赤
に各々対応する2つの色差信号B−YおよびR−Yから
作成される。これら2つの色差信号の各々と基準色副搬
送波の間の位相差が画像の色相を決定する。
NTSC(National  Te1evision
  System Comm1ttee)方式のカラー
テレビジョン信号の場合には、色差信号R−YおよびB
−Yが各々互いに90°位相の異なる色副搬送波に重畳
され、この色差信号が重畳された2つの色副搬送波が合
成されて最終的な搬送色信号が作成される、いわゆる直
交二相変調方式による搬送色信号作成が行なわれる。P
AL(Phase  Alternation  by
Line)方式のカラーテレビジョン信号の場合には、
色差信号R−Yがその位相を1走査線ごとに180°反
転されながら、もう一方の色差信号13−Yに重畳され
て最終的な搬送色信号が作成される。SECAM (S
equent ia l  C。
ulours  a  Memoire)方式のカラー
テレビジョン信号の場合には、色差信号R−YおよびB
−Yが線順次にFM変調されて搬送色信号が作成される
画像の色相を変化させるには、搬送色信号からの色差信
号復調時または、搬送色信号から色差信号を復調した後
に、色差信号R−YおよびB−Yの各々と基準色副搬送
波との間の位相差を変化させればよい。上記のような映
像機器は、このような色相調整をディジタル的またはア
ナログ的に行なう。
たとえば、NTSC方式の場合には、色差信号R−Yお
よびB−Yが単に直交二相変調されているため、搬送色
信号からの色差信号の復調は、搬送色信号を基準色副搬
送波に同期して検波することによって行なわれる。した
がって、色差信号R−YおよびB−Yの各々と基準色副
搬送波との間の位相差を変化させるには、色差信号復調
時に基準色副搬送波の位相を変化させて、位相を変化さ
せた基準色副搬送波に基づいて搬送色信号から色差信号
を復調すればよい。このように、NTSC方式の場合に
は、色相調整を色差信号復調時にアナログ的に容易に行
なうことができる。しかし、PAL方式の場合には一方
の色差信号R−Yの位相が1走査線ごとに反転されてい
るため、色差信号復調時に基準色搬送波の位相を変化さ
せても十分に色相を変化させることはできない。また、
SECAM方式の場合には、色差信号R−YおよびB−
Yが各々FM変調されているため、搬送色信号からの色
差信号復調は、FM復調によって行なわれる。このため
、色差信号復調時に色差信号R−YおよびB−Yの各々
の位相と基準位相との差を変化させることができない。
このように、NTSC方式のカラーテレビジョン信号に
関しては、基準色副搬送波の位相を変化させることによ
って間接的に、色差信号R−YおよびB−Yの各々の位
相と基準位相との差をアナログ的に変化させ、色相調整
を容易に行なうことができる。しかし、PAL方式やS
ECAM方式のカラーテレビジョン信号に関しては、色
差信号復調時にアナログ的に色相調整を行なうことはN
TSC方式の場合はど容易でない。そこで、特開平1−
152887および特開平1−221091に、カラー
テレビジョン信号の伝送方式にかかわらず、色差信号の
位相を直接的に変化させることによって色相調整を行な
う同様の構成の色相調整回路が開示されている。
第6図は、特開平1−221.091に開示されたディ
ジタル的に色相調整を行なうディジタル色相調整回路の
ブロック図である。第6図には、このディジタル色相調
整回路がビデオ信号をディジタル化して処理するディジ
タル受像機に用いられた場合が示される。このディジタ
ル色相調整回路は、搬送色信号から復調された色差信号
R−YおよびB−Yに対してディジタル的に位相調整を
行なう。これらの色差信号R−YおよびB−Yの間の位
相差は90°であるから、色差信号R−YおよびB−Y
は各々、正弦波sinθおよび、この正弦波ど90°位
相の異なる正弦波CO8θで表わすことができる。した
がって、色差信号R−Yおよび13−Yの位相を任意の
角度θだげ進まぜることは、元の色差信号R−Yおよび
B−Yを各々sinθ0およびCO8θ。で表わすと、
5in(θ0+θ)およびcos (θ。+θ)を導出
することと等価である。5in(θ。+θ)およびCO
S (θ0+θ)は各々次式で表わされる。
5in(θ0+θ) =sinθQCO8θ+CO8θ、sinθcos (
θ0+θ) CO8ooCO3θ−5inθ、sinθしたがって、
色差信号R−YおよびB−Yを各々任意の角度θ分だけ
位相変化させて得られる色差信号(R−Y)+および(
B−Y)+は各々、元の色差信号R−YおよびB−Yを
各々(R−Y)。および(B−Y)。で表わすと、次式
の演算によって導出することができる。
(RY)+ (R,−Y) o e o sθ十(B−Y) 、 s
 i nθ(BY)+ =  (B−Y)、cosθ−(R−Y)osinθ第
6図のディジタル色相調整回路は、上記のような演算を
行なうことによって、復調された色差信号R−Yおよび
B−Yの位相を調整する。以下、第6図のディジタル色
相調整回路の構成および動作について説明する。
第6図を参照して、ディジタル色復調回路8は、与えら
れた搬送色信号から元の色差信号R−YおよびB−Yを
ディジタル信号として復調する。復調された色差信号R
−YおよびB−Yは各々、位相調整前の色差信号(R−
Y)。および(B−Y)。とじて、ディジタル色相調整
回路11に入力される。
ディジタル色相調整回路11は、ディジタル乗算回路9
a、9b、9eおよび9dと、ディジタル加算回路10
aおよび10bと、乗数発生回路4および5と、色相設
定回路3とを含む。
復調された一方の色差信号(RY)oは、ディジタル乗
算回路9aおよび9Cに入力される。
復調された他方の色差信号(B−Y)。は、ディジタル
乗算回路9bおよび9dに入力される。
一方、色相設定回路3は、色相調整用の外部つまみ20
に結合されて、この外部つまみによって設定される色相
調整角θに応じた信号を出力する。
乗数発生回路4および5は各々、色相設定回路3の出力
に応答して、前記設定された色相調整角θの余弦値co
sθおよび正弦値sinθをディジタルデータとして発
生する。
乗数発生回路4から発生されたディジタルデータCO8
θはディジタル乗算回路9aおよび9bに与えられる。
乗数発生回路5から発生されたディジタルデータsin
θはディジタル乗算回路9Cおよび9dに与えられる。
ディジタル乗算回路9aは、ディジタル色復調回路8に
よって復調されたディジタル色差信号(RY)oにディ
ジタルデータCOSθを乗算してディジタル加算回路1
.0 aに出力する。ディジタル乗算回路9cは、前記
ディジタル色差信号(R−Y)oにディジタルデータs
inθを乗算してディジタル加算回路10bに与える。
同様に、ディジタル乗算回路9bは、ディジタル色復調
回路8によって復調されたディジタル色差信号(BY)
。にディジタルデータCOSθを乗算してディジタル加
算回路10bに与える。ディジタル乗算回路9dは、前
記ディジタル色差信号(BY)。にディジタルデータs
inθを乗算してディジタル加算回路10aに与える。
ディジタル加算回路10aは、ディジタル乗算回路9a
から与えられたディジタルデータ、すなわち、(R−Y
)。COSθと、ディジタル乗算回路9dから与えられ
たディジタルデータ、すなわち、(B−¥)。sinθ
とを加算する。この結果得られたディジタル信号((R
−Y)。CO8θ+(B−Y)。sinθ)が色相調整
後の色差信号(R−Y)+ として出力端子T1に導出
される。同様に、ディジタル加算回路10bは、ディジ
タル乗算回路9bから与えられるディジタル信号、すな
わち、(B−Y)。COSθにディジタル乗算回路9c
から与えられるディジタル信号、すなわち、(R−Y)
。sinθを極性を反転させて加算する。この結果得ら
れたディジタル信号((B−Y)a cosθ−(R−
Y)osinθ)が色相調整後の色差信号(BY)+ 
として出力端子T2に導出される。
上記のディジタル色相調整回路は、ディジタル映像機器
およびアナログ映像機器のいずれにも用いられることが
できる。アナログ映像機器では、搬送色信号から色差信
号R−YおよびB−Yがアナログ的に復調されるため、
復調後の色差信号RYおよびB−Yはいずれもアナログ
信号である。
このため、上記のようなディジタル色相調整回路がアナ
ログ映像機器に用いられる場合には、復調後の色差信号
R−YおよびB−Yがディジタル色相調整回路に入力さ
れるべく、A/D変換器(図示せず)によって−旦ディ
ジタル化される。さらに、ディジタル色相調整回路によ
って色相調整されたディジタル色差信号(R−Y)+お
よび(BY)+がD/A変換器(図示せず)によって再
びアナログ信号に変換される。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、色差信号の位相を直接的に変化させるこ
とによって色相調整を行なう従来の色相調整回路は、す
べての信号処理をディジタル的に行なう。このため、こ
のような従来の色相調整回路がアナログ映像機器に用い
られる場合には、少なくとも、復調された色差信号を一
旦ディジタル信号に変換するための、PLL (Pha
se  Locked  Loop)回路およびA/D
変換器ならびに、色相調整されたディジタル色差信号を
再度アナログ信号に変換するための、D/A変換器およ
びLPF (ローパスフィルタ)等が必要となる。
PLL回路は、A/D変換器の動作のために必要な周波
数のパルスを発生させる。すなわち、A/D変換器はP
LL回路から発生されるパルスをサンプリングパルスと
して受ける。そして、A/D変換器はこのサンプリング
パルスに同期して入力アナログ信号をサンプリングし、
サンプリングして得た電圧をディジタルデータに変換す
る。このサンプリングパルスの周波数は色差信号の帯域
の2倍以上(4MHz以上)である必要かある。
したがって、色差信号をアナログ化およびディジタル化
するためには、比較的出力周波数の高いPLL回路なら
びに比較的高速のA/D変換器およびD/A変換器が必
要となる。
D/A変換器は、与えられたディジタル信号を、A/D
変換器がサンプリングして得たアナログ電圧に戻す。し
たがって、D/A変換器の出力は、A/D変換器によっ
てサンプリングされたアナログ電圧がつなぎあわされた
不連続な波形を示す。
そこで、LPFがD/A変換器の出力信号を平滑化して
、元の滑らかな波形のアナログ信号に戻す。
このように、従来の色相調整回路を用いてアナログ色差
信号に色相調整のための処理を施す場合には、A/D変
換およびD/A変換のための付加回路が必要となるため
、映像機器内の回路構成が複雑となる。また、高速のA
/D変換器やD/A変換器は高価であるため、このよう
な回路構成の複雑化に伴い映像機器全体の価格も高くな
る。つまり、従来の色相調整回路は、アナログ映像機器
に用いられた場合にその映像機器の回路構成の単純化お
よび低価格化等を妨げるという問題点を有する。
それゆえに、本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、アナログ色差信号をディジタル化することなく、
アナログ色差信号に対して色相調整処理を施すことがで
きる色相調整装置を、周辺回路の複雑化を伴うことなく
安価に提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために、本発明に係る色相
調整装置は、アナログ色差信号の位相の変化量を設定す
る設定手段と、この設定手段により設定された位相変化
量に応答して第1および第2の乗数をディジタルデータ
として発生する乗数発生手段と、乗数発生手段によって
発生された第1の乗数をアナログ色差信号にアナログ的
に乗算する第1の乗算手段と、乗数発生手段によって発
生された第2の乗数をアナログ色差信号にアナログ的に
乗算する第2の乗算手段と、第1および第2の乗算手段
の乗算出力をアナログ的に加減算する手段とを備えて、
アナログ色差信号の位相を変化させることによって画像
の色相を調整する。
[作用] 本発明に係る色相調整装置は上記のように構成されるた
め、乗数発生手段により発生される乗数がディジタルデ
ータであるにもかかわらず、色差信号の位相を変化させ
るための第1および第2の乗算手段ならびに加算手段に
おける演算がすべてアナログ的に行なわれる。したがっ
て、この色相調整装置に入力される色差信号および、こ
の色相調整装置から出力される色相調整後の色差信号は
いずれもアナログ信号となる。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例の色相調整回路の構成を示
す概略ブロック図である。
第1図を参照して、この色相調整回路は、第6図に示さ
れる従来のそれと異なり、復調後のアナログ色差信号を
入力として受け、かつ、色相調整力バッファ62は各々
、反転入力端後の色差信号をアナログ信号として出力す
る。以下、この色相調整回路1の構成および動作につい
て詳細に説明する。
色相調整回路1はアナログ色復調回路2の後段に設けら
れる。アナログ色復調回路2は、与えられた搬送色信号
をアナログ的に復調してアナログ色差信号R−Yおよび
B−Yを導出する。アナログ色復調回路2は、アナログ
映像機器において従来より用いられている公知の回路で
あるので、その構成についてはここでは説明しない。
アナログ色復調回路2によって導出されたアナログ色差
信号R−YおよびB−Yは各々色相調整前の色差信号(
R−Y)。および(B−Y)。とじて色相調整回路1に
入力される。色相調整回路1は、4つの乗算形D/A変
換回路6a、  6b。
6c、および6dと、アナログ加算回路7aおよび7b
と、色相設定回路3と、乗数発生回路4および5とを含
む。色相設定回路3は外部つまみ20に結合される。
色相設定回路3ならびに乗数発生回路4および5は、第
6図に示される従来の色相調整回路1におけるそれと同
様の機能を有する。つまり、色相設定回路3は、外部つ
まみ20の操作に応じて、色相調整回路1に入力される
色差信号R7YおよびB−Yの位相をどの程度変化させ
るかを、色相調整各θの値を決めることによって設定す
る。そして乗数発生回路4および5は各々、色相設定回
路3によって決定された色相調整角θの余弦c。
Sθおよび正弦sinθをディジタルデータとして発生
する。
乗数発生回路4および5は、たとえばテーブルルックア
ップ方式のROM (続出専用メモリ)である。第3図
は、テーブルルックアップ方式のROMの構成を説明す
るための図である。第3図を参照して、テーブルルック
アップ方式のROM22は、所望のデータが各アドレス
に予め書込まれた記憶部220を含む。そして、ROM
22は、入力信号として記憶部220のアドレスを示す
ディジタル信号を受けて、記憶部220から入力信号が
示すアドレスに書込まれたデータを読出12出力する。
所望のデータが書込まれるアドレスの数と入力信号がと
り得るディジタル値の数とは等しい。つまり、たとえば
入力信号が8bitのディジタル信号であれば、記憶部
220のアドレスも0番地から255番地までである。
したがって、発生させたいデータに応じて入力信号を変
えれば、所望のデータを任意に得ることができる。
このようなテーブルルックアップ方式のROMが第6図
における乗数発生回路4および5として用いられる場合
には、色相設定回路3はこのROMのアドレスを指定す
るディジタル信号を出力するように構成される。第4図
はそのような場合の色相設定回路3の構成の具体例を示
すブロック図である。第4図を参照して、色相設定回路
3は、可変抵抗器30とA/D変換器32とを含む。可
変抵抗器30は、基準電圧Vccと接地との間に設けら
れる。この可変抵抗器30の出力電圧は外部つまみ20
によって変えることができる。A/D変換器32は、可
変抵抗器30の出力電圧を、乗数発生回路4および5と
して用いられるテーブルルックアップ方式のROMのア
ドレスを指定することができる所定のbit数のディジ
タル信号に変換する。このディジタル信号が第6図の乗
数発生回路4および5に与えられる。
具体的には、可変抵抗器30がとり得る出力電圧値と色
相調整角θとが1対]−に対応するように、A/D変換
器32におけるアナログ/ディジタル変換時の精度が決
定される。たとえば、可変抵抗器30の出力電圧範囲が
6V〜OvであるときにA/D変換器32から8bit
のディジタル信号を得る場合、可変抵抗器30の出力電
圧はA/D変換器32において(3/127)Vの精度
でディジタル化される。これによって、たとえば可変抵
抗器30の出力電圧OV、  3V、および6Vに各々
、10進数に換算した値が0. 127.254である
ディジタル信号が対応させられる。そこで、色相調整角
θを可変抵抗器30の出力電圧にたとえば第5図に示さ
れるように対応させれば、色相調整角θど色相設定回路
3のディジタル出力とが1対1に対応させられる。
第5図は、色相調整角θと可変抵抗器30の出力電圧と
の対応関係の一例を表形式で示す図である。色相調整角
θと可変抵抗器30の出力電圧との間に第5図に示され
るような対応関係がある場合には、乗数発生回路4およ
び5として用いられるテーブルルックアップ方式のRO
Mのアドレス0番地、127番地、および254番地に
は各々、5in(−3Q°)およびeos(−30°)
5in(0°)および5in(0°)、5in(30°
)およびeos(30°)の値が予め書込まれる。この
結果、第1図において外部つまみ20の操作に応答して
、乗数発生回路4および5から各々任意の色相調整角θ
の余弦値および正弦値がディジタルデータとして発生さ
れる。
乗数発生回路4から発生されたディジタルデータCO8
θは乗算形D/A変換回路6aおよび6bに与えられる
。一方、乗数発生回路5から発生されたディジタルデー
タsinθは乗算形D/A変換回路6cおよび6dに与
えられる。第2図は、乗算形A/D変換回路6a〜6d
の各々の一興体例示す回路図である。次に、乗算形D/
A変換回路の構成および動作について第2図を参照しな
がら説明する。
なお、第1図において乗算形D/A変換回路6aの構成
図は、乗算形D/A変換回路の機能を概念的に示す図で
あり、乗算形D/A変換回路6a〜6dの各々は実際に
は第2図に示されるような構成を有する。
第2図を参照して、第1図における乗数発生回路4およ
び5が発生するディジタルデータが8bitであれば、
乗算形D/A変換回路68〜6dは各々、8個のスイッ
チSWO〜SW7と、入力アナログ信号が与えられるべ
き入力端子T3と、出力端子T4と、入力バッファ60
と、出力バッファ62と、抵抗網64とを含む。スイッ
チSWO〜SW7にはたとえばNチャネルMoSトラン
ジスタが用いられる。
入力バッファ60は、反転入力端子と出力端子とを直接
接続された構成の演算増幅器である。
抵抗網64は、出力バッファ62の非反転入力端子と接
地GNDとの間に直列に接続される、7個の抵抗RaO
〜Ra6と抵抗RbOと、これらの抵抗の接続点とスイ
ッチSWO〜SW7との間に接続される8個の抵抗Rb
l〜Rb8とを含む。
抵抗Ra0−Ra6は互いに同一の抵抗値Rを有する。
抵抗RbO〜Rb8は各々、抵抗RaO〜Ra6の各抵
抗値Rの2倍の抵抗値2Rを有する。
任意のスイッチSWj  (j=0〜7)は、外部から
のディジタル信号によって制御されて、対応する抵抗R
b (j+1)を接地GNDまたは入力バッファ60の
出力端に接続する。
入力端子T3に与えられたアナログ信号はコンデンサC
を介して入力バッファ60の非反転入力端子に印加され
る。入力バッファ60の非反転入力端子は基準電圧子B
を供給する電圧源と接地GNDとの間に直列に接続され
る抵抗r ]、およびr2の接続点の電位にバイアスさ
れる。したがって、入力バッファ60の出力端からは入
力アナログ信号が極性を正に統一されて、元の振幅のま
ま出力される。
抵抗網64において、抵抗Rb (j+1)のスイッチ
SWj側の端部には、スイッチSWjの内部接続状態に
応じて接地電位または入力バッファ60の出力電位が付
与される。ここで、出力バッファ62の非反転入力端子
の電位は、抵抗Rbl〜Rb7のスイッチSWO〜SW
T側の端部に印加される電位によって決まる。したがっ
て、入力バッファ60の出力電圧が一定であれば、出力
バッファ62の非反転入力端子に印加される電圧は、ス
イッチ5WO−8W7の各々の内部接続状態に応じて2
8 (=256)通りに変化され得る。つまり、入力バ
ッファ60の出力電圧を28通りにレベル調整して出力
バッファ62に与えることができる。
具体的には、入力端子T3に第1図におけるアナログ色
復調回路2によって復調されたアナログ色差信号(RY
)oまたは(B−¥)。が与えられる。一方、スイッチ
SWO〜SW7を制御するディジタル信号として、第1
図における乗数発生回路4または5の出力ディジタルデ
ータを構成する各ビットのデータがスイッチSWO〜S
W7と1対1に対応するように付与される。
たとえば、スイッチSWO〜SW7は各々、論理値“1
”に対応するディジタル信号に応答して、対応する抵抗
Rb〕−〜Rb8を入力バッファ60の出力端に接続し
、論理値“0”に対応するディジタル信号に応答して、
対応する抵抗Rbl〜R1) 8を接地GNDに接続す
るように構成される。
このような場合、入力バッファ60の出力電圧をVRE
Fで表わすと出力バッファ62の非反転入力端子に与え
られる電圧V。LITは次式で表わされる。
VOIIT =(D/256)  ” v、、。
上式において、は乗数発生回路4または5から出力され
るディジタルデータを10進数で表わした値である(=
0〜255)。出力バッファ62の非反転入力端子に与
えられた電圧■。UTは出力バッファ62を介して、そ
のままの振幅で出力端子T4に導出される。そこで、こ
の場合には、色相調整角θの余弦および正弦に比例した
数を2進数で表わした8bitのディジタルデータを、
乗数発生回路4および5として用いるROMに、発生さ
れるべきデータとして記憶させればよい。これによって
、入力端子T3に与えられたアナログ色差信号R−Yま
たはB−Yは、乗数発生回路4または5によって発生さ
れたディジタルデータに応じた乗数(D/256)を乗
算されて出力端子T4に導出される。
乗算形D/A変換回路6a〜6dは各々上記のように構
成される。つまり、乗算形D/A変換回路6a〜6dは
各々、第1図に乗算形D/A変換回路6aとして代表的
に示されるように、与えられるディジタルデータをD/
A変換し、これによって得られたアナログ信号と復調後
のアナログ色差信号とを積算する、構成の回路と等価な
動作を行なう。この結果、乗算形D/A変換回路6aは
、アナログ色復調回路2から与えられたアナログ色差信
号(RY)oに乗数発生回路4により発生されたディジ
タルデータCOSθの値に比例したレベル調整が施され
た信号、すなわち、(R−Y)、CO8θをアナログ信
号としてアナログ加算回路7aに出力する。乗算形D/
A変換回路6Cは、前記アナログ色差信号(R−Y)。
に乗数発生回路5により発生されたディジタルデータs
inθの値に比例したレベル調整が施された信号、すな
わち、(R−Y)osinθをアナログ信号としてアナ
ログ加算回路7bに出力する。同様に、乗算形D/A変
換回路6bは、アナログ色復調回路2によって復調され
たアナログ色差信号(B−Y)。に、乗数発生回路4に
より発生されたディジタルデータCOSθの値に比例し
たレベル調整が施された信号、すなわち、(B−Y)。
COSθをアナログ信号としてアナログ乗算回路7bに
与える。乗算形D/A変換回路6dは、前記アナログ色
差信号(B−Y)。に、乗数発生回路5により発生され
たディジタルデータsinθの値に比例したレベル調整
が施された信号、すなわち、(B−Y)。sinθをア
ナログ信号としてアナログ加算回路7aに与える。
アナログ加算回路7aは、乗算形D/A変換回路6aか
ら与えられた信号(R−Y)。CO8θと、乗算形D/
A変換回路6cから与えられた信号(R−Y)。sin
θとをアナログ的に加算して、出力端子T1に与える。
アナログ加算回路7bは、乗算形D/A変換回路6bか
ら与えられた信号(B−Y) a c o sθに、乗
算形D/A変換回路6cから与えられる信号(R−Y)
osinθを、極性を反転させてアナログ的に加算し、
これによって得られた信号を出力端子T2に与える。
この結果、出力端子T1およびT2には各々、元のアナ
ログ色差信号(R−Y)。および(B−Y)0が各々、
色相設定回路3によって設定された色相調整角θ分だけ
位相を変化させられた、次式で表わされる信号(R−Y
)+および(B−Y)1がアナログ信号として導出され
る。
(R−Y)t = (R−Y) 。co sθ+(B−Y)、sinθ
(B−Y)+ =  (B−Y)  a  co sθ−(R−Y)o
sinθ以上のように、本実施例の色相調整回路では、
乗算形D/A変換回路がアナログ色差信号をディジタル
信号に変換されることなく、色相調整角θの正弦値si
nθおよび余弦値CO8θに相当するディジタルデータ
に基づいて、色相調整後の色差信号を導出するのに必要
となる4つの信号(RY)ocosθ、  (R,−Y
) 、 s i nθ、  (B−Y) 。CO8θ、
および(B−Y)osinθがアナログ信号として作成
される。このため、従来のように復調後の色差信号に対
して色相調整のための処理を施す際に、復調後の色差信
号をディジタル信号に変換する必要がない。
したがって、本実施例の色相調整回路がアナログ映像機
器に用いられると、復調された色差信号をディジタル信
号に変換するための、A/D変換器およびPLL回路や
、色調調整後の色差信号をアナログ信号に再変換するた
めのの、D/A変換器およびLPF等の回路部を映像機
器に付加する必要がない。また、第2図に示されるよう
な構成の乗算形D/A変換回路は小型のICとして実用
化されている。
さらに、乗数発生回路4および5の出力はディジタルデ
ータのまま乗算形D/A変換回路6a〜6d内のスイッ
チを制御するために用いられる。
このため、アナログ加算回路7aおよび7bに与えられ
る信号(R−Y)ocosθ、(R−、Y)osinθ
、(B−Y)o cosθ、および(B−Y)。sin
θが、色相調整角θが一定であるにもかかわらず、乗数
COSθおよびsinθの変動によって変化することは
ない。この結果、出力端子T1およびT2には、色相設
定回路3によって設定された色相買整角θ分だけ正確に
位相調整されたアナログ色差信号が導出される。
したがって、本実施例の色相調整回路を用いれば、簡単
な回路構成で、かつ、安価に、高精度の色相調整を実現
することが可能となる。
なお、上記実施例では、本発明に係る色相調整回路がア
ナログ色復調回路の後段に設けられた場合について説明
されたが、本発明に係る色相調整回路に入力されるアナ
ログ色差信号はどのような方式で導出されてもよい。た
とえば、輝度信号と2つの色差信号R−YおよびB−Y
を直接入力として受ける受像機に本発明に係る色相調整
回路が適用される場合には、これら2つの色差信号か直
接色相調整回路に入力されればよい。また、赤。
緑、青に各々対応する原色信号R,G、  Bを入力と
して受ける受像機などに本発明に係る色相調整回路が用
いられる場合には、原色信号から色差信号を作成する周
知のマトリクス回路等を用いて原色信号R,G、  B
から2つの色差信号を作成して色相調整回路に入力して
もよい。
また、上記実施例では色相調整回路に入力される色差信
号としてR−YおよびB−Y信号が用いられたが、入力
として用いられる2つの色差信号は、色度座標上におい
て互いに直交する軸に対応する2つの色差信号(たとえ
ばI信号とQ信号や、ハイビジョン放送で用いられる色
差信号PRとP、など)であればどのようなものが用い
られることも可能である。したがって、本発明は、NT
SC方式、PAL方式、SECAM方式やハイビジョン
方式など、映像機器が受信するカラーテレビジョン信号
の伝送方式にかかわらず、アナログ映像器一般に適用す
ることが可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、第1および第2乗算手
段がいずれも色相調整角に対応するディジタルデータに
応じた値をアナログ色差信号にアナログ的に乗算するの
で、従来のようにアナログ色差信号を色相調整のために
一旦デイジタル化する必要がない。この結果、色相調整
機能を必要とするアナログ映像機器の、回路構成の単純
化、低価格化1色相調整機能の高精度化等を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の色相調整回路の構成を示す
概略ブロック図、第2図は第17図における乗算形D/
A変換回路の内部構成の一興体例を示す回路図、第3図
はテーブルルックアップ方式のROMの構成を説明する
ための図、第4図は第1図における色相設定回路の内部
構成例を示す概略ブロック図、第5図は色相調整回路と
第4図における可変抵抗器の出力電圧との対応関係の一
例を示す図、第6図は特開平1−221091に開示さ
れたディジタル色相調整回路の構成を示す概略ブロック
図である。 図において、1は本発明に係る色相調整回路、2はアナ
ログ色復調回路、3は色相設定回路、4および5は乗数
発生回路、6a〜6dは乗算形D/A変換回路、7aお
よび7bはアナログ加算回路、8はディジタル色復調回
路、9a〜9dはディジタル乗算回路、10aおよび1
0bはディジタル加算回路、1〕は従来のディジタル色
相調整回路である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 島3日 気 圀

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アナログ色差信号の位相を変化させることによって、画
    像の色相を調整する色相調整装置であって、 前記アナログ色差信号の位相の変化量を設定する手段と
    、 前記設定手段により設定された位相変化量に応答して、
    第1および第2の乗数をディジタルデータとして発生す
    る乗数発生手段と、 前記乗数発生手段によって発生された第1のディジタル
    乗数を、前記アナログ色差信号にアナログ的に乗算する
    第1の乗算手段と、 前記乗数発生手段によって発生された前記第2のディジ
    タル乗数を、前記アナログ色差信号にアナログ的に乗算
    する第2の乗算手段と、 前記第1および第2の乗算手段の乗算出力をアナログ的
    に加減算する手段とを備えた、色相調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0591524A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Victor Co Of Japan Ltd 復調軸可変回路

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JPS59163995A (ja) * 1983-03-08 1984-09-17 Canon Inc 色相調整装置
JPS62132430A (ja) * 1985-12-04 1987-06-15 Fujitsu Ltd 除算型daコンバ−タ

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