JPH04222640A - モリブデン青法における析出結晶の除去方法 - Google Patents

モリブデン青法における析出結晶の除去方法

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JPH04222640A
JPH04222640A JP41287590A JP41287590A JPH04222640A JP H04222640 A JPH04222640 A JP H04222640A JP 41287590 A JP41287590 A JP 41287590A JP 41287590 A JP41287590 A JP 41287590A JP H04222640 A JPH04222640 A JP H04222640A
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JP
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molybdenum blue
acid
chemical
water
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JP41287590A
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Hiroichi Sakai
坂井 博一
Akira Ota
亮 太田
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水中又は溶液中のシ
リカ濃度分析等に用いられるモリブデン青法における発
色剤によって生じる析出結晶を除去する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、水中又は溶液中のシリカ濃度の分
析にはモリブデン青法が用いられている。次にかかる従
来のシリカ濃度分析方法について説明する。
【0003】(1)発色反応 発色剤として、モリブデン酸アンモニウム(NH4 )
 6 〔Mo7 O24〕・4H2 Oと硫酸H2 S
O4 ・H2 Oの混合液を用い、濃度測定を行おうと
する水又は水溶液中のイオン状シリカとを攪拌反応させ
る。この攪拌反応によりケイモリブデン酸を生ずる。こ
れは、〔SiMo12O40〕4−のケギン構造のヘテ
ロポリモリブデン酸陰イオン等の形をとる。
【0004】(2)リン酸の隠蔽反応 上記発色剤とイオン状シリカとを攪拌して反応させた発
色反応液中のリン酸を隠蔽するため、次のように酒石酸
を上記発色反応によって得られた反応液に添加し、攪拌
反応させる。発色反応液+HOOC(CHOH)2 C
OOH+H2 O→リン酸の隠蔽
【0005】(3)還元反応 上記隠蔽反応によってリン酸を隠蔽させたリン酸隠蔽発
色反応液を、次のようにアスコルビン酸又は1−アミノ
−2−ナフトール−4−スルホン酸等の還元剤を添加し
て攪拌反応し、還元させてモリブデン青に変える。 リン酸隠蔽反応液+C6 H8 O6 又は、リン酸隠
蔽反応液+1−アミノ−2−ナフトール−4−スルホン
酸この還元反応により還元モリブデンブルー(Moの平
均酸化状態が、5と6の間にあるような化合物)が生成
される。
【0006】以上の発色反応工程から還元反応工程を経
ることによって得られた発色液に、800 〜900 
nmの波長光を照射し、光電分光光度計又は光電光度計
等によって吸光度を測定することによって、測定しよう
とするサンプル水又は溶液自体の吸光度を測定(空試験
)し、発色反応工程から還元反応工程を経ることによっ
て得られた反応発色液の吸光度の補正を行い、検量線か
らシリカ濃度を定量測定する。更に発色剤に含まれるシ
リカ濃度をブランク値とし差し引いた値を求めれば、厳
密な分析を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シリカ
濃度の分析を行うモリブデン青法においては、発色剤の
結晶と思われる物質が、容器,送流管,秤量器具等にス
ケーリングとして付着したり、あるいは発色液中に懸濁
物質として存在し、発色液を懸濁させてしまう現象が発
生する。この析出結晶物質の組成は、明確には解析され
ていないが、次に挙げる物質等が考えられる。すなわち
、 MoO3 ・2H2 Oのモリブデン酸〔PMo12O
40〕3−のヘテロポリモリブデン酸〔SiMo11O
39〕8−のヘテロポリモリブデン酸〔SiMo12O
40〕4−のヘテロポリモリブデン酸等である。この他
ミネラル等との結合により析出することも考えられる。 この析出結晶の発生は、室温において、また周囲環境等
によって比較的ゆっくりと析出することが確認されてい
る。
【0008】この析出結晶の発生によって測定する反応
発色液の吸光度がばらついて、高精度の真値のシリカ濃
度が得られないという致命的な不具合を生ずる。したが
ってシリカ濃度を高精度で検出するためには、上記析出
結晶を、完全に除去する必要がある。
【0009】従来、上記析出結晶を取り除く方法として
は、無塵ワイパー等を用いて拭き取る方法等しか効果的
な方法がなかった。しかしこの方法では、器具内面の損
傷や器具の形状や大きさ等によって拭き残りが生じ、完
全な析出結晶の除去方法ではないことが明らかであった
。このため、析出結晶の付着した器具類は、結晶付着の
ない新たな器具類との交換処置を余儀なくされていた。
【0010】本発明は、従来のモリブデン青法における
析出結晶の除去方法における上記問題点を解消するため
になされたもので、水中又は溶液中に含まれる極微量濃
度のシリカ分析精度を向上させるため、発色剤がもたら
す析出結晶を完全に除去する方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、水中又は溶液中のシリカ濃度分析等に用
いられるモリブデン青法におけるモリブデン酸アンモニ
ウム,硫酸又は塩酸,及び水からなる発色剤によって生
じ、器具壁面に付着し又は懸濁物質として存在する析出
結晶の除去方法において、前記器具壁面に付着し又は懸
濁物質として存在する析出結晶を薬剤による化学反応で
溶解除去するものである。
【0012】
【作用】次に作用について説明する。水中あるいは溶液
中のシリカ濃度を測定するには、モリブデン酸アンモニ
ウム,硫酸(JIS規格では塩酸)及び水の混合液から
なる発色剤を入れておく容器、該容器から発色剤を取り
出す器具又は配管やポンプ等、取り出した発色剤を秤量
する器具、シリカ濃度を測定しようとする水又は溶液と
発色,隠蔽,還元反応をさせる恒温反応槽、攪拌反応さ
せるための攪拌棒、反応させた発色反応液の吸光度を測
定する吸収セルへ運ぶ器具又は配管等、吸光度の測定後
、吸収セル,恒温反応槽から発色反応液を取り出す器具
又は配管等が用いられる。これらの器具類には発色剤が
全て接触し、器具類の壁面には発色剤によって生ずる析
出結晶が付着する。
【0013】発色剤によって生じた析出結晶は、薬剤に
よる化学反応で溶解除去するが、この際使用する薬剤と
しては、リン酸の隠蔽反応で用いられる酒石酸水溶液又
はフッ化水素酸と硝酸の混合液等が用いられ、室温程度
の温度で化学反応を生じさせ析出結晶を溶解除去する。
【0014】器具類の壁面に付着した発色剤による析出
結晶の薬剤による溶解除去は、薬剤を析出結晶へ吹き付
けたり、薬剤を器具類に送流して行う方法や、薬剤の送
液後容器内で封入させる方法など、薬剤を析出結晶と接
触させることのできるどのような方法でも用いることが
できる。
【0015】発色剤によって生ずる析出結晶を溶解除去
させるのに酒石酸水溶液を用いた場合、酒石酸の結晶物
質への作用は、錯体反応結合、又は高分子結合し、水溶
液中に溶解するものと考えられる。特にヘテロポリモリ
ブデン酸とヘテロ原子との結合が主なものと考えられる
。この結果、結晶物質は器具類壁面等から完全に取り除
かれたことになる。この溶解化学反応時の周辺温度は室
温程度で、酒石酸水溶液濃度は3重量%以上であり、溶
解除去のための化学反応時間は1〜2時間程度である。
【0016】フッ化水素酸と硝酸の混合液を析出結晶の
溶解除去に用いた場合は、この混合液による化学反応で
結晶物質は溶解させられる。この結果、結晶物質は取り
除かれた状態となる。この化学反応時の周辺温度は室温
程度で、混合液の混合比は、フッ化水素酸(50%):
硝酸(60〜80%)=1:4を基準にして、析出結晶
量及び反応時間に応じて、その混合比,濃度等は適宜可
変選定される。
【0017】上記薬剤による化学反応によって析出結晶
を溶解除去したのちに残る酒石酸、又はフッ化水素酸と
硝酸の混合液を器具類から取り除くため、次の行程で行
うシリカ濃度分析に影響を与えない他の異なる薬剤、例
えば発色剤や超純水等で置換を完全に行う。この置換を
完全に行うことによって、次に測定されるシリカ分析精
度の大幅な向上が計られる。その結果、測定の繰り返し
精度も向上し、シリカ濃度を管理することによる他の装
置等の管理が、正確に且つ厳密に行うことができる。
【0018】析出結晶が懸濁物質として存在する場合に
おいても、酒石酸水溶液あるいはフッ化水素酸と硝酸の
混合液によって熔解される。また析出結晶が器具等へ付
着せずに懸濁物質としてだけ発生している場合において
は、懸濁物質の発生のない発色剤を供給,排液するフラ
ッシングによる置換を行うことによって除去することが
できる。
【0019】上記本発明に係る析出結晶の溶解除去操作
は頻繁に多用すれば、より効果的である。また溶解除去
薬剤として酒石酸溶液を用いる場合は、モリブデン青法
におけるリン酸の隠蔽反応において使用する酒石酸をそ
のまま用いることができるので、新たな薬剤の準備等が
不必要となり、管理面及び経済面からも実用的である。
【0020】
【実施例】次に実施例について説明する。まずモリブデ
ン青法におけるシリカ濃度の分析方法について、図1に
示す概念図に基づいて説明する。発色剤,隠蔽液,還元
剤等の薬剤を入れる容器1と秤量器具3に、メスフラス
コ,メスシリンダー等を用いて発色剤,隠蔽液,還元剤
等の薬剤2,4を適量移す。恒温槽7は約40℃に恒温
され、容器1や秤量器具3の発色剤,測定しようとする
水,隠蔽液,還元剤を順次入れ、攪拌棒6によって攪拌
反応させ、イオン状シリカのモリブデン青法による発色
を行い、得られた反応液5を吸収セル11に適量移す。 次に遮光箱8内において、吸収セル11及び反応液5に
、光源9より照射される入射光(波長光:800 〜9
00 nm)10をあて、吸収セル11,反応液5を透
過した透過光12を受光部13の光電分光光度計又は光
電光度計等によって吸光度を測定する。測定しようとす
る水自体の吸光度を測定し(空試験)、上記方法により
得られた吸光度補正を行い、求めてある検量線より求め
るシリカ濃度を定量するものである。更に、発色剤に含
まれるシリカ濃度をブランク値として差し引いた値を求
めれば、更に厳密な分析が行なえる。
【0021】上記方法は完全な手分析方式であり、薬剤
,反応液等の送液等を、配管,ポンプ等によって器具間
を接続することによって、半自動化した概念図を図2に
示す。図2において、21は発色剤等の薬剤22を入れ
る容器、23, 24は容器21の薬剤22を秤量器具
42へ移送する配管及びポンプ、26, 27は秤量器
具42内の薬剤25を恒温槽30へ移送する配管及びポ
ンプである。28は攪拌棒29の駆動源で、32は恒温
槽30の排液管であり、33, 34は恒温槽30内の
反応液31を遮光箱41内に配置された吸収セル36へ
移送する配管及びポンプである。43は吸収セル36内
の反応液に照射する入射光35を発生する光源で、40
は吸収セル36を透過した透過光を受光する受光部であ
り、39は吸収セル36の排液管である。
【0022】このように構成された分析装置において、
問題となる発色剤による析出結晶は、発色剤22を入れ
る容器21, 配管23, ポンプ24, 配管26,
 ポンプ27, 恒温槽30, 配管33, ポンプ3
4, 吸収セル36, 排液管32, 39等の発色剤
と接触する部分において発生する。本発明による析出結
晶の除去方法は、上記に示す発生部分全てについて適用
されるものであるが、特に析出結晶発生の著しい配管2
3, ポンプ24, 秤量器具42, 配管26,ポン
プ27の部分における析出結晶の溶解除去に対応させた
ものである。
【0022】次にこのような構成の分析装置における具
体的な析出結晶の溶解除去方法について説明する。配管
及びポンプ、容器,器具等に付着する析出結晶を取り除
く方法として、図3に完全浸漬法の例を示す。ガラス材
を除く耐薬品性容器53の中に、3重量%以上の酒石酸
水溶液、又はフッ化水素酸(50%)1に硝酸(60〜
80%)4の割合で混合した混合液からなる薬剤54を
入れ、その中に発色剤による析出結晶52の付着した配
管又は器具51を完全に浸漬し、付着している析出結晶
52を溶解除去する。この溶解に要する時間は、析出結
晶付着量によって変動するが、酒石酸水溶液を用いた場
合は、1〜2時間である。フッ化水素酸と硝酸の混合液
を用いた場合は、5〜10分程度である。また発色剤に
よる析出結晶の溶解に用いられる酒石酸水溶液あるいは
フッ化水素酸と硝酸の混合液の析出結晶溶解反応の際の
液温は、20℃〜30℃程度の室温程度である。
【0024】析出結晶の完全な溶解除去後に、溶解除去
に用いた薬剤は、シリカ濃度1ppb 以下の超純水で
水洗を行う薬剤置換法で薬剤置換を行う。酒石酸水溶液
を用いて析出結晶の溶解除去を行った場合は、10倍容
量以上の発色剤によって置換を行ってもよい。なお10
倍容量とは、結晶溶解に使われた酒石酸水溶液に対する
倍率である。またフッ化水素酸と硝酸の混合液を用いた
後の水による置換は、30分〜1時間程度必要とする。 60〜80℃の温水を用いれば、時間の短縮が可能とな
る。
【0025】発色剤により発生した析出結晶を溶解除去
する浸漬法の別の方法を図4に示す。この方法は、析出
結晶が付着した器具55内に上記と同様の組成の酒石酸
水溶液又はフッ化水素酸と硝酸の混合液等の薬剤57を
入れ、析出結晶付着物56を溶解除去するものである。 この後行われる薬剤57の置換は、先に述べた方法で行
う。この溶解除去方法は、図3に示した方法に比べ容器
53が不要となることと、薬剤57の量が少なくて済む
等のメリットがある。
【0026】図5は析出結晶を溶解除去する他の方法を
示す説明図である。この方法は、容器60内に配置した
器具64に付着した析出結晶付着物61に、容器67か
ら配管69を介してポンプ70によって、析出結晶を溶
解させる酒石酸水溶液、又はフッ化水素酸と硝酸の混合
液等の薬剤68を散液ノズル71を通して直接吹き付け
、溶解反応させる方法である。付着物61の付着した器
具64から外れる散液等は、容器60で受けて排液管6
3より捨てるか、又は配管65とポンプ66によって容
器67へ循環させる。ノズル71からの薬剤散液は、断
続的に行うのが経済的で好ましい。 この析出結晶溶解後の薬剤の置換は、容器67内の薬剤
68を超純水、又は発色剤に完全に入れ替えて行う。好
ましくは器具64に付着する薬剤の置換のみを行う方が
経済的で容易な方法である。
【0027】次に図6に、器具等に付着した析出結晶の
溶解除去の更に他の方法の説明図を示す。この方法は、
析出結晶付着物88を配管又は器具87から溶解除去す
るために、配管86の系内に繋ぎ込み、もともと系内に
ある配管又は器具に、容器81内の析出結晶を溶解させ
る薬剤80を、配管82, ポンプ83によって送り、
器具又は配管87の析出結晶付着物88を溶解除去する
方法である。この場合、三方バルブ84を配管82, 
86を接続した状態にし、また三方バルブ90を配管9
3,92を接続する状態にして薬剤80を循環させる方
法と、三方バルブ90を配管93と排液管91を接続す
る状態にして薬剤を排液管91より排液する方法が考え
られる。排液管91より排液する方法の場合は、排液管
91より1分間程排液した後、ポンプ83を停止し、バ
ルブ89を閉じる。これにより薬剤80を配管又は器具
87内に封液しことになり、析出結晶付着物88は溶解
除去される。溶解除去後の薬剤置換は、三方バルブ84
を配管85, 86を接続した状態、バルブ89は開状
態、三方バルブ90を配管93,91を接続する状態に
して、供給配管85よりシリカ濃度1ppb 以下の超
純水又は発色剤を供給することにより行うことができる
。供給配管85より上記超純水又は発色剤を供給するこ
とによって、薬剤80との置換が、供給配管85〜排液
管91の間において行われることとなる。
【0028】以上発色剤により器具又は配管の壁面に付
着する析出結晶は、上記種々の手段により溶解され、そ
の後、水又は発色剤によって置換される。一方、析出結
晶が発色剤中に懸濁物質として存在する場合には、懸濁
していない発色剤を配管又は器具に供給,排液するフラ
ッシング操作を行うことによって置換される。析出結晶
が懸濁物質として存在する際には、器具等への析出結晶
のスケーリングが生じている確率が高いため、薬剤によ
る析出結晶の溶解除去と、懸濁物質のない発色剤のフラ
ッシング操作とを合わせて行う方法が万全である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、モ
リブデン青における発色剤によって生ずる析出結晶を、
薬剤による化学反応で溶解除去するので、完全に且つ効
率的に析出結晶を除去することができる。また薬剤によ
る化学反応は室温で可能なので、析出結晶の溶解除去操
作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モリブデン青法によるシリカ濃度分析法の手分
析方法の概念を示す説明図である。
【図2】モリブデン青法によるシリカ濃度分析法の半自
動化した分析方法の概念を示す説明図である。
【図3】完全浸漬法による析出結晶の除去方法を示す説
明である。
【図4】浸漬法による析出結晶の除去の他の方法を示す
説明である。
【図5】散液法による析出結晶の除去方法を示す説明で
ある。
【図6】析出結晶の除去方法の他の方法を示す説明であ
る。
【符号の説明】
51  器具 52  付着物 53  容器 54  薬剤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水中又は溶液中のシリカ濃度分析等に
    用いられるモリブデン青法におけるモリブデン酸アンモ
    ニウム,硫酸又は塩酸,及び水からなる発色剤によって
    生じ、器具壁面に付着し又は懸濁物質として存在する析
    出結晶の除去方法において、前記器具壁面に付着し又は
    懸濁物質として存在する析出結晶を薬剤による化学反応
    で溶解除去することを特徴とするモリブデン青法におけ
    る析出結晶の除去方法。
  2. 【請求項2】  前記薬剤として、酒石酸水溶液を用い
    ることを特徴とする請求項1記載のモリブデン青法にお
    ける析出結晶の除去方法。
  3. 【請求項3】  前記薬剤として、フッ化水素酸及び硝
    酸の混合液を用いることを特徴とする請求項1記載のモ
    リブデン青法における析出結晶の除去方法。
  4. 【請求項4】  前記薬剤と析出結晶との化学反応を室
    温で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載のモリブデン青法における析出結晶の除去方法。
  5. 【請求項5】  前記壁面に析出結晶の付着した器具を
    薬剤中に浸漬し、化学反応により析出結晶を溶解除去す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    のモリブデン青法における析出結晶の除去方法。
  6. 【請求項6】  前記器具の壁面に付着した析出結晶に
    、薬剤を吹き付け、送流又は封液により接触させて、化
    学反応により析出結晶を溶解除去することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のモリブデン青法に
    おける析出結晶の除去方法。
  7. 【請求項7】  前記析出結晶を薬剤による化学反応で
    溶解除去したのち、超純水又は発色剤等の他の薬剤で、
    器具壁面に付着している前記析出結晶溶解薬剤を置換す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載
    のモリブデン青法における析出結晶の除去方法。
  8. 【請求項8】  水中又は溶液中のシリカ濃度分析等に
    用いられるモリブデン青法におけるモリブデン酸アンモ
    ニウム,硫酸又は塩酸,及び水からなる発色剤によって
    生じ、懸濁物質として存在する析出結晶の除去方法にお
    いて、前記懸濁物質として存在する析出結晶を、結晶の
    発生していない発色剤の供給,排液を繰り返す置換方法
    によって除去することを特徴とするモリブデン青法にお
    ける析出結晶の除去方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120899A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 石川島播磨重工業株式会社 脱硝濃縮器付着クラッドの溶解方法
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