JPH06264251A - はんだめっき液自動管理装置 - Google Patents

はんだめっき液自動管理装置

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JPH06264251A
JPH06264251A JP5080021A JP8002193A JPH06264251A JP H06264251 A JPH06264251 A JP H06264251A JP 5080021 A JP5080021 A JP 5080021A JP 8002193 A JP8002193 A JP 8002193A JP H06264251 A JPH06264251 A JP H06264251A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 はんだめっき工程中にあるはんだめっき液の
Sn2+、遊離酸、Pb2+及び添加剤濃度を分析すること
ができるとともに分析結果に基づき各成分の補給量を演
算する。 【構成】 はんだめっき液分析用循環槽2と、はんだめ
っき液中のSn2+、遊離酸、Pb2+の濃度を分析できる
ようにした1つの分析用容器4と、分析用容器4内に設
置された電極5,6と、添加剤濃度を分析できるように
した添加剤濃度分析部12と、前記分析用循環槽2から
はんだめっき液を分析用容器4にサンプリングするサン
プリング機構と、各濃度分析に必要な各種試薬を分析用
容器4に供給する試薬供給部と、各濃度分析を行う工程
の間に分析用容器4、電極5,6及び添加剤濃度分析部
12を洗浄する洗浄液供給部と、各機器部を制御すると
ともに濃度分析で得られた結果から各成分の補給量を演
算する演算制御装置14と、分析結果及び補給量を表示
する表示装置15とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明ははんだめっき液自動管理
装置に係り、特にはんだめっき工程中のはんだめっき液
の組成濃度を自動的に管理することができるはんだめっ
き液自動管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子部品に対してはんだめっきを
施すことが多く行われている。このはんだめっきを行う
はんだめっき浴には、ほうふつ酸浴及び有機スルホン酸
浴がある。ほうふつ酸浴で得られるはんだめっきは、得
られる皮膜の物性が良く、多く使用されているが、高電
流密度で良質なめっきが得られないこと、排水処理が難
しいこと或いは排水基準が厳しいことなどの理由で、有
機スルホン酸浴が最近用いられるようになってきた。し
かして、リードフレーム等の電子部品に必要な接着機能
を持つ電導性はんだめっき皮膜を得るには、はんだめっ
き浴を構成する組成濃度管理が必要とされている。この
場合、管理の対象となる組成は、めっき浴に電導性を与
える遊離酸、めっき皮膜を構成するSn2+、Pb2+、そ
して品質が安定しためっき皮膜を得るために使用される
添加剤等があり、それらの濃度を設定された管理濃度及
び標準管理幅で維持する必要がある。標準管理幅でめっ
き浴の組成濃度を管理するためには、はんだめっき工程
中にあるはんだめっき液の組成濃度を正確に分析する必
要があるが、従来は、多くの時間をかけて人手で分析し
ている。
【0003】また、分析された組成濃度に基づいて不足
成分の補給量の算出及び補給も全て人手を介して行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の分析方法においては、Sn2+、遊離酸、Pb2+
を分析するために、三つの分析用容器を使用し、人手を
介して分析しなければならないという問題点があった。
また、有機スルホン酸浴の場合には添加剤の濃度につい
ても別途分析を行わなければならないという問題点があ
った。
【0005】さらに、前述したように分析された組成濃
度に基づいて不足成分の補給量の算出及び補給も全て人
手を介して行わなければならないという問題点があっ
た。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、はんだめっき工程中にあるはんだめっき液のS
2+、遊離酸、Pb2+及び添加剤濃度を分析することが
できるとともに分析結果に基づき各成分の補給量を演算
することができるはんだめっき液自動管理装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のはんだめっき液自動管理装置は、はんだめ
っき工程中のはんだめっき槽からはんだめっき液を常時
取り出すとともにこれをはんだめっき液槽に戻すように
したはんだめっき液分析用循環槽と、はんだめっき液中
のSn2+、遊離酸、Pb2+の濃度を分析できるようにし
た1つの分析用容器と、前記分析用容器内に設置された
電極と、添加剤濃度を分析できるようにした添加剤濃度
分析部と、前記はんだめっき液分析用循環槽からはんだ
めっき液を前記分析用容器にサンプリングするサンプリ
ング機構と、前記各濃度分析に必要な各種試薬を前記分
析用容器に供給する試薬供給部と、前記各濃度分析を行
う工程の間に前記分析用容器、電極及び添加剤濃度分析
部を洗浄する洗浄液供給部と、前記各機器部を制御する
とともに前記濃度分析で得られた結果から各成分の補給
量を演算する演算制御装置と、前記分析結果及び前記補
給量を表示する表示装置とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、はんだ
めっき工程中のはんだめっき槽からはんだめっき液を常
時はんだめっき液分析用循環槽に導き、このはんだめっ
き液分析用循環槽からサンプリング機構によってはんだ
めっき液をサンプリングして分析用容器に移し、S
2+、遊離酸、Pb2+のいずれか一つの成分について定
量分析した後に、洗浄液供給部を稼働させて、分析用容
器及び電極等を洗浄する。上述の動作を繰り返すことに
より他の二成分について分析を行い、1つの分析用容器
でSn2+、遊離酸、Pb2+の定量分析を行う。また、添
加剤濃度分析部において、添加剤濃度を分析する。一
方、各分析結果は演算制御装置に入力され、各成分の補
給量が求められ、これら補給量及び各分析結果は表示装
置に表示される。
【0009】本発明の一態様によれば、前記演算された
補給量により、補給槽に設置された補給ポンプを制御
し、はんだめっき槽に不足成分を補給できる。また、外
部コンピュータに分析結果、補給量等を送ることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るはんだめっき液自動管理
装置の一実施例を図1を参照して説明する。はんだめっ
き液自動管理装置は筺体B(2点鎖線で示される)を備
え、この筺体B内にはんだめっき液分析用循環槽2が設
置されている。はんだめっき工程中にあるはんだめっき
槽1とはんだめっき液分析用循環槽2とは供給用配管3
a及び戻り配管3bにより接続されており、供給用配管
3aには循環用サンプリングポンプP1 及びバルブV1
が設置されており、循環用サンプリングポンプP1 を常
時運転することによって、はんだめっき工程中のはんだ
めっき槽1からはんだめっき液をはんだめっき液分析用
循環槽2に取り出すとともにこれをはんだめっき槽1に
戻すようになっている。
【0011】また、はんだめっき液分析用循環槽2に隣
接して分析用容器4が設置されており、この分析用容器
4内にPH電極5及び酸化還元電極6が設置されてい
る。分析用容器4の外部には発光部7a及び受光部7b
からなる透過度測定器7が設置されている。分析用容器
4の底部外側にはマグネチックスターラ8が設置されて
おり、分析用容器4内の液が攪拌されるようになってい
る。また、分析用容器4の底部には廃液用配管3cが接
続され、この配管3cには電磁弁V2 が介装されてい
る。
【0012】前記はんだめっき液分析用循環槽2からは
んだめっき液をサンプリングして分析用容器4に移すた
めにサンプリング用容器10が設けられており、このサ
ンプリング容器10はサンプリング機構(図示せず)に
よってはんだめっき液分析用循環槽2と分析用容器4間
を破線によって示されるように移動可能になっている。
【0013】サンプリング用容器10にはサンプリング
用配管3dが接続されており、この配管3dにサンプリ
ングポンプP2 が接続されている。これによって、サン
プリング機構によりサンプリング容器10をはんだめっ
き液分析用循環槽2内に挿入した後、サンプリングポン
プP2 を稼働させて所定量のはんだめっき液を吸引し、
その後サンプリング用容器10を分析用容器4まで移動
させ、サンプリング用容器10から分析用容器4内には
んだめっき液を移すようになっている。
【0014】またサンプリング用容器10は分析用容器
4の位置にきたときに、純水用配管3eと接続されるよ
うになっている。純水用配管3eにはバルブV3 及び純
水ポンプP7 が設置されるとともにその端部は純水タン
クT1 に接続されており、サンプリング用容器10から
はんだめっき液を排出したのち、サンプリング用容器1
0の壁面に付着したはんだめっき液を純水によって洗浄
して取り除くようになっている。
【0015】前記分析用容器4内には吸込供給配管3f
が挿入されており、この配管3fは三方弁V4 を介して
添加剤濃度分析部12に接続されており、更にこの配管
3fは三方弁V5 を介して吸引ポンプP3 に接続されて
いる。なお、三方弁V5 のNOポートは廃液用配管3c
に接続されている。前記添加剤濃度分析部12はフロー
セル12a、発光部12b及び受光部12cから構成さ
れている。
【0016】また純水タンクT1 に隣接して洗浄用試薬
タンクT2 、滴定用試薬タンクT3及び標準液用試薬タ
ンクT4 がそれぞれ設置されている。なお、図1におい
ては簡略化のために各試薬タンクT1 〜T4 を各1個ず
つ図示したが、実際はそれぞれ複数の試薬タンクから構
成されている。試薬タンクT2 には試薬ポンプP4 が設
置された試薬用配管3gが挿入され、滴定用試薬タンク
3 には滴定ポンプP5 が設置された滴定用配管3hが
挿入され、更に標準液用試薬タンクT4 には標準液ポン
プP6 が設置された標準液用配管3iが挿入されてい
る。
【0017】はんだめっき液自動管理装置は、前述した
各機器(電極5,6、透過度測定器7、サンプリング機
構、ポンプP1 〜P7 、バルブV2 〜V5 及び添加剤濃
度分析部12)を制御するとともに濃度分析で得られた
結果から各成分の補給量を演算する演算制御装置14を
備えるとともに、分析結果及び前記演算された補給量を
表示する表示装置15を備えている。
【0018】次に上述のように構成されたはんだめっき
自動管理装置によるはんだめっき液の管理方法を説明す
る。循環用サンプリングポンプP1 は常時稼働してお
り、はんだめっき液ははんだめっき槽1から取り出さ
れ、はんだめっき液分析用循環槽2を循環して再びはん
だめっき槽1に戻るようになっている。まず、はんだめ
っき液分析用循環槽2内にサンプリング用容器10を挿
入した後、サンプリングポンプP2 を稼働させてサンプ
リング用容器10にはんだめっき液を所定量吸引し、次
にサンプリング機構を再び作動させて分析用容器4の位
置までもっていき、サンプリング用容器10内のはんだ
めっき液を排出して分析用容器4に移す。この際、サン
プリング用容器10の壁面にはんだめっき液が付着して
いるが、純水用ポンプP7 を稼働させるとともにバルブ
3 を開き、配管3eを介して純水をサンプリング用容
器10内に供給してサンプリング用容器10内を洗浄
し、サンプリング用容器10に付着したはんだめっき液
を残らず分析用容器4に移す。
【0019】次に、三方弁V4 を切り替えて純水ポンプ
7 を稼働させ、純水を分岐配管3j、三方弁V4 及び
配管3fを介して分析用容器4内に供給し、前記はんだ
めっき液を希釈して所定量の分析液を生成する。そし
て、試薬ポンプP4 を稼働させて、滴定用試薬を加えた
後に滴定ポンプP5 を稼働させて滴定を行ないSn2+
分析を行う。この際Sn2+の分析には規定ヨウ素液によ
る酸化還元滴定を使用し、終点の検出センサとして酸化
還元電極6を使用する。この滴定によりSn2+の定量分
析を終了したのち分析用容器4及び電極5,6の洗浄を
行う。即ち、試薬ポンプP4 を稼働させて試薬タンクT
2 から所定の洗浄用試薬を分析用容器4内に供給した後
排水し、次に純水ポンプP7 を稼働させて純水を分析用
容器4に供給し純水洗浄を行った後バルブV2 を開けて
純水を排出する。
【0020】次に、再びサンプリング機構を稼働させて
サンプリング用容器10によって新たなはんだめっき液
(所定量)のサンプリングを行い分析用容器4に移す。
このサンプリングの詳細は前述と同様に行われるため省
略する。そして純水ポンプP7 を稼働させて純水を分析
用容器4に供給し、はんだめっき液を希釈して所定量の
分析液を生成する。次に、滴定ポンプP5 を稼働させて
滴定を行い遊離酸の定量分析を行う。この際、遊離酸の
分析には規定水酸化ナトリウム液による中和滴定を使用
し、終点の検出センサとしてPH電極5を使用する。
【0021】この滴定により遊離酸の分析を終了したの
ち、分析用容器4及び電極5,6の洗浄を行う。即ち試
薬ポンプP4 を稼働させて試薬タンクT2 から所定の洗
浄用試薬を分析用容器4に供給した後排水し、次に純水
ポンプP7 を使用して純水洗浄を行う。
【0022】上記の工程を経て遊離酸の分析が終了した
ら、再びサンプリング機構を稼働させて分析用容器4に
よってはんだめっき液分析用循環槽2から所定量のはん
だめっき液をサンプリングし分析用容器4に移す。そし
て純水ポンプP7 を稼働させて純水を分析用容器4に供
給し、はんだめっき液を希釈して所定量の分析液を生成
する。次に、試薬ポンプP4 を稼働させて滴定用試薬を
加えた後に滴定ポンプP5 を稼働させて滴定を行いPb
2+の定量分析を行う。この際、Pb2+の分析には規定E
DTA液によるキレート光度滴定を使用し終点の検出セ
ンサとして特定波長域の透過度測定器7を使用する。こ
の滴定が終了したのち、試薬ポンプP4を稼働させて洗
浄用試薬の供給を行い排水した後、純水ポンプP7 を稼
働させて純水洗浄を行う。
【0023】以上の工程を経て、1つの分析用容器4で
Sn2+、遊離酸、Pb2+の分析を行った後に、添加剤濃
度の分析を行う。この添加剤分析工程は、まず純水ポン
プP7 を稼働させて配管3j、三方弁V 4 及び配管3f
を介して所定量の純水を分析用容器4に入れ、排水した
後、再び純水ポンプP7 を稼働させて所定量の純水を分
析用容器4に入れる。そして、吸引ポンプP3 を稼働さ
せて純水を添加剤濃度分析部12のフローセル12aに
導き、発光部12b及び受光部12cによって吸光度を
測定し、この純水の吸光度を零点とする。この純水を排
水した後、サンプリング機構を稼働させてサンプリング
用容器10により所定量のはんだめっき液をサンプリン
グして分析用容器4に移す。そして、純水ポンプP7
稼働させて純水を分析用容器4に供給し、はんだめっき
液を希釈して所定量の分析液を生成する。
【0024】次に、吸引用ポンプP3 を稼働して分析液
を添加剤濃度分析部12のフローセル12aに導き、発
光部12b及び受光部12cによって吸光度を測定した
後、分析液を分析用容器4及び添加剤濃度分析部12か
ら廃液する。そして純水ポンプP7 から純水を供給して
分析用容器4及び電極5,6及び添加剤濃度分析部12
を洗浄する。この後、塩酸及び純水によって前記分析用
容器4等の洗浄を行う。
【0025】前述の方法によって得られた分析結果に基
づいて演算制御装置14は各成分の補給量を演算すると
ともに積算補給量を演算する。また、前記各値は表示装
置15に表示される。そして、演算された補給量に基づ
いて、補給槽16に設置された補給ポンプP8 を制御
し、不足成分をはんだめっき槽1に補充する。また、演
算制御装置14は前記分析結果、補給量及び演算補給量
を外部コンピュータ17に送信する。
【0026】前述した分析工程を所定回数繰り返した
後、分析用容器4、分析用容器4内の電極5,6及び添
加剤濃度分析部12に付着した分析生成物を除去するた
めに薬液洗浄による洗浄工程を行う。この洗浄工程は、
試薬ポンプP4 を稼働させて試薬タンクT2 から各洗浄
箇所に洗浄用試薬を供給し、所定時間(例えば60分)
浸漬した後、排液し、純水ポンプP7 を稼働させて純水
洗浄を複数回繰り返す。
【0027】上述したSn2+、遊離酸、Pb2+、添加剤
濃度の分析を所定回数繰り返すと、PH校正及び/又は
添加剤校正が必要になってくるが、本装置はPH校正及
び添加剤校正も可能になっている。次に、このPH校正
及び添加剤校正を説明する。まず分析用容器4内に残留
している液を排水した後、標準液ポンプP6 を稼働させ
ることによって所定量のPH7標準液を分析用容器4に
入れる。次に、この液を廃液し、再び所定量のPH7標
準液を分析用容器4に入れ、PHの測定を行いPH7の
校正を終了する。
【0028】廃液したのち純水洗浄を行い、今度は所定
量のPH4標準液を分析用容器4に入れる。そして廃液
した後、所定量のPH4標準液を再び分析用容器4に入
れ、PHの測定を行いPH校正を終了する。最後に前記
液を廃液した後、純水洗浄を行う。
【0029】一方、添加剤校正工程は、純水ポンプP7
を稼働させて分析用容器に所定量の純水を入れ、排水し
たのち再び所定量の純水を分析用容器4に入れた後、吸
引ポンプP3 を稼働させることによって純水を添加剤濃
度分析部12に導く。そして、純水の吸光度を測定した
後、排水し、今度は所定量の標準液を標準液ポンプP6
を稼働させて分析用容器4に入れる。そして純水ポンプ
7 を稼働させて純水を分析用容器4に供給し前記標準
液を希釈して所定量の液を生成する。そして、この液を
添加剤濃度分析部12に導き吸光度測定を行い検量線の
作成を行う。最後に前記液を廃液した後に試薬ポンプP
4 を稼働して所定量の洗浄用試薬を添加剤濃度分析部1
2に導き、廃液したのち純水ポンプP7 を稼働させて純
水洗浄を行う。
【0030】以上説明した実施例においては、Sn2+
遊離酸、Pb2+、添加剤濃度の順序ではんだめっき液の
分析を行う例を説明したが、この順序に限定されること
なく各組成濃度を分析することができる。また、本発明
を有機スルホン酸浴に適用する実施例を説明したが、本
発明はほうふつ酸浴にも勿論適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、は
んだめっき工程中のはんだめっき液をサンプリングして
分析用容器に移し、所定の成分について定量分析をし、
分析後に洗浄を行うことを順次繰り返すことにより、一
つの分析用容器でSn2+、遊離酸、Pb2+の分析を行う
ことが出来るとともに添加剤濃度分析部で添加剤濃度を
分析することができる。そして、これら分析結果に基づ
いて各成分の補給量を自動的に求めることができる。従
って、本発明によれば、有機スルホン酸浴からなるはん
だめっき浴のすべての成分を自動的に管理することがで
きる。
【0032】また、本発明の一態様によれば、前記演算
された補給量により、補給槽に設置された補給ポンプを
制御し、はんだめっき槽に不足成分を自動的に補給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るはんだめっき液自動管理装置の一
実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 はんだめっき槽 2 はんだめっき液分析循環槽 3 配管 4 分析用容器 5 PH電極 6 酸化還元電極 7 透過度測定器 8 マグネチックスターラ 10 サンプリング用容器 12 添加剤濃度分析部 14 演算制御装置 15 表示装置 16 補給槽 17 外部コンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はんだめっき工程中のはんだめっき槽か
    らはんだめっき液を常時取り出すとともにこれをはんだ
    めっき液槽に戻すようにしたはんだめっき液分析用循環
    槽と、はんだめっき液中のSn2+、遊離酸、Pb2+の濃
    度を分析できるようにした1つの分析用容器と、前記分
    析用容器内に設置された電極と、添加剤濃度を分析でき
    るようにした添加剤濃度分析部と、前記はんだめっき液
    分析用循環槽からはんだめっき液を前記分析用容器にサ
    ンプリングするサンプリング機構と、前記各濃度分析に
    必要な各種試薬を前記分析用容器に供給する試薬供給部
    と、前記各濃度分析を行う工程の間に前記分析用容器、
    電極及び添加剤濃度分析部を洗浄する洗浄液供給部と、
    前記各機器部を制御するとともに前記濃度分析で得られ
    た結果から各成分の補給量を演算する演算制御装置と、
    前記分析結果及び前記補給量を表示する表示装置とを備
    えたことを特徴とするはんだめっき液自動管理装置。
  2. 【請求項2】 前記演算制御装置は、前記分析結果、前
    記補給量及び積算補給量を外部コンピュータに送信する
    機能をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のは
    んだめっき液自動管理装置。
  3. 【請求項3】 前記演算制御装置は、前記演算された補
    給量に基づいて補給槽に設置された補給ポンプを制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のはんだめっき液自動
    管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6929722B2 (en) 1997-09-17 2005-08-16 Ebara Corporation Substrate plating apparatus
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