JPH042220A - 参照電圧発生回路 - Google Patents

参照電圧発生回路

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JPH042220A
JPH042220A JP2104306A JP10430690A JPH042220A JP H042220 A JPH042220 A JP H042220A JP 2104306 A JP2104306 A JP 2104306A JP 10430690 A JP10430690 A JP 10430690A JP H042220 A JPH042220 A JP H042220A
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resistance
resistance network
voltage application
network
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JP2104306A
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Shiro Hosoya
史郎 細谷
Takahiro Miki
隆博 三木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/36Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type
    • H03M1/361Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type
    • H03M1/362Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type the reference values being generated by a resistive voltage divider

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は参照電圧発生回路に関し、特に、線形な複数の
電圧を発生する参照電圧発生回路に関する。
[従来の技術] A/D変換器やD/A変換器には、複数の異なる電圧を
発生する参照電圧発生回路が設けられる。
A/D変換器は、デジタル化すべきアナログ電圧をこの
参照電圧発生回路から発生される複数のアナログ電圧の
各々と比較することによって、前記アナログ電圧を所定
のビット数のバイナリデータにデジタル化する。
逆に、D/A変換器は、アナログ化すべきデジタル信号
に応じて、この参照電圧発生回路か発生する複数のアナ
ログ電圧のうちの1つを選択して出力することによって
、前記デジタル信号をアナログ化する。
第8図はA/D変換器の概略ブロック図である。
第8図を参照して、このA/D変換器は、基準電圧印加
端子2および3間に設けられる参照電圧発生回路RVG
と、エンコーダENCと、参照電圧発生回路RVGとエ
ンコーダENCとの間に設けられる比較部CMPGとを
含む。基準電圧印加端子2および3には、異なる大きさ
の一定電圧が印加される。
参照電圧発生回路RVGは、基準電圧印加端子2に印加
される電圧と、基準電圧印加端子3に印加される電圧と
の差電圧を等間隔に分圧することによって所定の数の電
圧を得て出力端子T1〜A(1−1)に出力する(t=
2. 3.・・・)。
比較部CMPGは、l−1個の比較器CMPを含む。前
記t−1個の比較器CMPは各々、L−1個の出力端子
T1〜T (1−1)に対応して1個ずつ設けられる。
各比較器CMPは、対応する、参照電圧発生回路RVG
の出力端子から与えられるアナログ電圧と、アナログ電
圧印加端子1から入力されるアナログ電圧とを比較して
、その比較結果に応じて“H”または“L”レベルの電
圧を出力する。前記端子1には、デジタルデータに変換
されるべきアナログ電圧が入力される。したがって、比
較部CMPGからは、このアナログ電圧が参照電圧発生
回路RVGのl−1個の出力電圧によって区分されるL
個の電圧範囲のいずれに属するかを示す信号が出力され
る。
たとえば、参照電圧発生回路RVGの出力電圧が出力端
子T1〜T (t−1)の順に高い場合、端子1に入力
されるアナログ電圧が端子T (1−1)に導出される
電圧よりも高ければ、出力端子T1〜T (t−2)の
各々に対応して設けられる比較器CMPの出力論理レベ
ルはすべて同一である。そして、この論理レベルは出力
端子T (1−1)に対応して設けられる比較器CMP
のそれと逆となる。したがって、どの比較器から出力論
理レベルが切換わるかによって、前記アナログ電圧がL
個の電圧範囲のうちのいずれに属する大きさであるかを
知ることができる。
このように、端子1に入力されたアナログ電圧は参照電
圧発生回路RVGから出力される複数の電圧の各々と比
較されることによって、デジタルデータに変換される。
エンコーダENCは、比較部CMPGのデジタル出力を
、前記アナログ電圧の大きさを示すNビットのバイナリ
データにエンコードしてデジタル信号出力端子D1〜D
Nに出力する。
次に、参照電圧発生回路RVGおよび比較器CMPの構
成について説明する。第9図および第10図は各々、特
開昭61−189022に示されるA/D変換器におけ
る、参照電圧発生回路RVGおよび比較器CMPの構成
を示す回路図である。
第9図を参照して、参照電圧発生回路RVGは主抵抗網
MRおよび副抵抗網SRを含む。
主抵抗網MRは、基準電圧印加端子2と基準電圧印加端
子3との間に直列に接続されるm個(mは任意の自然数
)の抵抗網RGI〜RGmを含む。
抵抗網RGI〜RGmは各々、同一抵抗値rを有するn
個(nは任意の自然数)の抵抗の直列接続によって構成
される。なお、図において、抵抗網RG1〜RGmは、
抵抗値がnXrの単一抵抗として等偏向に示される。
副抵抗網SRは、基準電圧印加端子2と基準電圧印加端
子3との間に直列に接続される、同一抵抗値Rを有する
m個の抵抗R1〜Rmを含む。
副抵抗網SRを構成する抵抗R1〜Rmのm−1個の接
続点は、主抵抗網MRを構成する抵抗網RG1〜RGm
のm−1個の接続点と、1対1に対応するように接続さ
れる。したがって、基準電圧印加端子2に付与される基
準電圧と、基準電圧印加端子3に付与される基準電圧と
の差電圧は、副抵抗網SRにおいてm個の抵抗R1〜R
mによって分圧されて、主抵抗網MRに付与される。こ
の分圧された電圧は各々、主抵抗網MRにおいて、抵抗
網RGI〜RGmの各々を構成するn個の抵抗r1〜r
mによってさらに分圧される。この結果、抵抗網RGI
〜RGmの各々を構成する抵抗r1〜rmの接続点A 
(1,1) 〜A (1,n −1)、A (2,1)
 〜A (2,n−1)−、A(m、  1) 〜A 
(m、 n−1)と、抵抗網RGI〜RGmの接続点A
 (1,n) 〜A (m−1,n)とに、基準電圧印
加端子2に印加される電圧よりも高く、基準電圧印加端
子3に印加される電圧よりも低い範囲にある、異なるレ
ベルの電圧が導出される。これらの電圧間の関係は線形
である。
上記接続点A (1,1) 〜A (1,n) 、 −
・・A (m、  1) 〜A (m、 n−1)の電
位は、各々、第8図における出力端子T1〜T (t−
1)に導出される(ここで、見=m−n)。
第10図を参照して、比較器CMPは、結合容量8と、
出力端子7と、出力端子7および結合容量8間に設けら
れるスイッチSW3および反転増幅器9の並列接続回路
と、結合容量8と、アナログ電圧印加端子1および第8
図の参照電圧発生回路RVGの対応する出力端子Tj 
 (j=1. 2゜・・・、m−n−1)との間に各々
設けられるスイッチSW1およびSW2とを含む。スイ
ッチSWIおよびSW3は、外部からの制御信号φによ
って制御され、スイッチSW2は前記制御信号φの反転
信号φによって制御される。このため、スイッチSW1
およびSW3と、スイッチSW2とは相補的に開閉する
次に、この比較器の動作について説明する。
前記制御信号φは、所定の期間論理値“1”に対応する
論理レベル“H”の電圧となった後、論理値“0”に対
応する論理レベル“L”の電圧に切換わる。スイッチS
W1〜SW3はいずれも、外部からの”H”レベルの制
御電圧によってON状態となり、外部からの“L”レベ
ルの制御電圧によってOFF状態となる。したがって、
制御信号φが論理値“1”に対応するレベル電圧を示す
期間、スイッチSW1およびSW3がON状態となり、
スイッチSW2はOFF状態となる。スイッチSW3が
ON状態となることによって、反転増幅器9の入出力間
が短絡され、反転増幅器9の入出力電位は等しくなる。
このとき、反転増幅器9の入出力端の電位は、反転増幅
器9の伝達特性と、入出力間を短絡される前の反転増幅
器9の入出力電圧とによって決まる一定電位vb(この
電位は、反転増幅器9の駆動電圧をVddとすると通常
、約Vdd/2)になる。一方、スイッチSW1がON
状態となることによって、ノード5に端子1からアナロ
グ電圧Vinが印加される。そのため、結合容量8は、
電圧vbと電圧Vinとの差電圧によって充電される。
次に、制御信号φが論理値“0”に切換わると、スイッ
チSWIおよびSW3がOFF状態、スイッチSW2が
ON状態となる。スイッチSW3がOFF状態となるこ
とによって反転増幅器9の入力端であるノード6のイン
ピーダンスが無限大となる。したがって、制御信号φが
論理値″1”である期間に結合容量8によってノード6
に蓄えられた電荷は再びスイッチSW3がON状態とな
るまで保存される。一方、ノード5にはアナログ信号電
圧vinに代わって端子Tjから所定の電圧Vajが印
加される。ノード6の電荷は保存されているため、ノー
ド5で発生した電圧変化(Vaj−Vin)は結合容量
8を介してノード6に伝達され、反転増幅器9によって
反転増幅される。
したがって、出力端子7に導出される電位は反転増幅器
9の増幅率が十分に大きい場合、“H”レベルに対応す
る電位Vdd (Vi n>Va jの場合)または、
“L”レベルに対応する接地電位Vs s (Vin<
Va jの場合)となる。このように、制御信号φが論
理値“0”の期間には、制御信号φが論理値“1”の期
間にサンプルされた電圧Vinと参照電圧発生回路RV
Gから出力される電圧(参照電圧)Vajとの比較が行
なわれ、その比較結果に応じた2値化信号が出力される
以上のように、2つの抵抗網で構成される参照電圧発生
回路RVGを含むA/D変換器は、基準電圧印加端子2
および3間の電圧を分圧して得た(m−n−1)階調の
電圧を、デジタル化されるべきアナログ電圧と比較する
。この結果、比較部CMPGの出カバターンは、2°°
°−1種類となる。
エンコーダENCは、この2rr″−−1の出カバター
ンの各々に対応して、Nビット(Nは任意の自然数)の
異なるバイナリデータを出力する。したがって、アナロ
グ電圧印加端子1に入力されるアナログ電圧をNビット
の分解能でデジタル化するには副抵抗網SRの抵抗数m
と、主抵抗網MRを構成する各抵抗網RGI〜RGmを
構成する抵抗数nとの積(m−n)が2Nに等しくなる
ようにmおよびnの値が選ばれる。
さて、参照電圧発生回路を2つの抵抗網で構成すること
が提案される以前の参照電圧発生回路は単独の抵抗網で
構成された。すなわち、参照電圧発生回路は第9図にお
ける主抵抗網MRのみで構成された。この場合、基準電
圧印加端子2および3が出力インピーダンスが0である
理想的な電源に接続されれば、主抵抗網MRに含まれる
任意のタップA (i、 k)  ; i=1. 2.
−2 n ; k=1.2.−、mの出力インピーダン
スZ (i、  k)は基準電圧印加端子3方向に接続
された抵抗網(この抵抗網は直列接続されたX個の抵抗
値rの抵抗素子を含む)と、基準電圧印加端子2方向に
接続された抵抗網(この抵抗網は直列接続されたm”n
−x個の抵抗値rの抵抗素子を含む)との合成インピー
ダンスである(z=n・ (i−1)+k)。したがっ
て、前記出力インピーダンスZ(t、  k)は次式で
表わされる。
Z (i、  k) =r * x llr ・(ml
In−x)第11図は、参照電圧発生回路RVGの出力
インピーダンスを示す図である。第11図において、横
方向は参照電圧発生回路RVGのタップ(または対応す
る出力端子Tj)の主抵抗網MRおよび副抵抗網SR上
での位置、縦方向はインピーダンスの大きさを示す。第
11図には、たとえば、N=2の場合、すなわち、主抵
抗網MRのタップ数が3の場合が示される。この場合、
上式に従えば、主抵抗網MRが導出する3個の電圧を各
々受ける出力端子T1〜T3のインピーダンスは、曲線
aに示されるように、基準電圧印加端子2および3から
離れた位置にあるタップに対応するものほど大きくなり
、主抵抗網MRの中央で最大となる。
このように、参照電圧発生回路RVGが主抵抗網MRの
みで構成される場合、基準電圧印加端子2および3にお
けるインピーダンスはこれらが理想的な電源に接続され
るためにともに零であるものの、参照電圧発生回路RV
Gの出力端子のインピーダンスは、主抵抗網MRの中央
部分のタップに対応する部分でかなり大きくなる。
参照電圧発生回路RVGの出力端子のインピーダンスが
大きいと次のような問題が生じる。
再度第10図を参照して、比較器CMPでは、制御信号
φの論理値“1”から“0”への切換わりに応答してノ
ード5の電圧がアナログ電圧印加端子]に入力されるア
ナログ電圧から、参照電圧発生回路RVGから端子Tj
に付与される電圧へと変化する。これによって、結合容
量8に、結合容量8の容量値および端子Tjのインピー
ダンスの積で求められる時定数の大きさに反比例した速
度で、放電または充電が生じる。この放電または充電が
終了すると、ノード5の電位が、端子Tjに参照電圧発
生回路RVGから付与された電位に安定する。このため
、制御信号φの論理値“O”への切換わり時に、ノード
5に電荷の流入出が生じ、端子Tjの電位が過渡的に変
動する。したがって、端子Tjのインピーダンスが大き
いと、端子Tjに導出される参照電圧が元の値に回復す
るまでの時間が長くなる。この回復時間が長いことは、
比較器CMPの出力が正しい論理値に安定するのに要す
る時間が長くなることを意味する。このため、エンコー
ダENCから正しいデータを得るには、制御信号φが論
理値“0”に保持される時間を長くして、比較器CMP
の出力論理値が正しい値に安定するまで待つ必要がある
。したがって、端子Tjのインピーダンスが大きいと、
A/D変換器の動作速度が低下する。
このような問題を解決する方法としては、端子Tjのイ
ンピーダンスを小さくすることが考えられる。すなわち
、参照電圧発生回路を構成する主抵抗網MRが抵抗値の
小さい抵抗で構成されればよい。
さて、モノリシックICにおいて抵抗素子は一般に不純
物拡散層やポリシリコン層等で形成され、その形状は長
方形である。この抵抗層の深さが一定であれば、抵抗素
子の抵抗値はこの長方形の2辺の長さの比によって決ま
る。抵抗値の小さい抵抗素子を形成する場合には、この
抵抗層の形状は、電流の経路方向に垂直な辺の長さが長
く、かつ、電流の経路方向の辺の長さが短い長方形とさ
れる。
つまり、モノリシックICにおいて抵抗値の小さい抵抗
素子のレイアウトパターンは一方方向には大きく一方方
向には小さいものとなる。
一方、モノシリツクIC上に実際に形成された抵抗素子
のパターンの、設計上のレイアウトパターンからのずれ
は、設計上のレイアウトパターンの大きさにかかわらず
ほぼ一定である。したがって、抵抗素子の抵抗値の製造
時のばらつきを考慮して、前記ずれの設計上のレイアウ
トパターンに対する割合(誤差率)をできるだけ小さく
するには、設計上のレイアウトパターンを大きくする必
要がある。ところが、前述のように抵抗値の小さい抵抗
素子のレイアウトパターンは1辺が他辺よりも十分に短
い長方形とする必要がある。この短い方の辺の長さが短
いほど前記誤差率は大きくなる。したがって、抵抗値の
小さい抵抗素子をモノリシックIC上に形成するにはこ
の抵抗素子のために大きなレイアウトパターンが必要と
なる。これはICの集積度を低下させることを意味する
このため 2N個の抵抗値の低い抵抗素子から構成され
る参照電圧発生回路を有するA/D変換器をたとえば1
チツプのLSI内に組込む場合にには、この2N個分の
抵抗素子をそれぞれ大きいレイアウトパターンで形成す
る必要がある。このA/D変換器の分解能がたとえば8
ビツトであれば、参照電圧発生回路RVGとして2B 
 (=256)個の抵抗素子、10ビツトであれば参照
電圧発生回路RVGとして210(=1024)個の抵
抗素子が必要となる。このため、分解能の高いA/D変
換器を得ようとするほどLSIの集積度の低下は顕著と
なる。したがって、参照電圧発生回路を構成する抵抗素
子の抵抗値を十分に下げることは困難である。
そこで、第9図に示されるように、参照電圧発生回路R
VGを主抵抗網MRおよび副抵抗網SRの2つの抵抗網
で構成することが考えられた。A/D変換器からNビッ
トの出力を得るには、第9図に示される参照電圧発生回
路において、主抵抗網MRの構成素子数は2Nであるの
に対し、副抵抗網SRの構成素子数は2”/nであり、
主抵抗網MRのそれに比べてかなり小さい。したがって
、この参照電圧発生回路RVGをモノリシックIC上に
形成する場合、副抵抗網SRを構成する抵抗は大きなレ
イアウトパターンで形成することが可能となる。このた
め、素子精度を劣化させずに、抵抗値の十分に低い抵抗
素子から構成される副抵抗網SRをLSI上に形成する
ことができる。
さて、副抵抗網SRも主抵抗網MRと同様に同一の抵抗
値を有する複数の抵抗素子が直列接続された回路である
。したがって、副抵抗網SRのみを考えた場合、これに
含まれるタップの出力インピーダンスは、やはり、基準
電圧印加端子2および3から離れた位置はど大きくなり
、副抵抗網SRの中央で最大値を示す。しかし、副抵抗
網SRは、抵抗値の小さい抵抗素子で構成できる。この
ため、副抵抗網SRの出力インピーダンスは第11図に
おける曲線すで示されるように、副抵抗網SRがない場
合の主抵抗網MRのそれ(曲線a)に比べて全体的に小
さくなる。
副抵抗網SRと主抵抗網MRとの接続点A(1゜n)〜
A(m−1,n)の各々のインピーダンスは、それに、
副抵抗縦方向および主抵抗網MR力方向各々接続される
2つの抵抗網の合成インピーダンスと考えられる。つま
り、任意の接続点におけるインピーダンスZは、副抵抗
網SR方向および主抵抗網MR力方向抵抗網のインピー
ダンスを各々、ZSおよびZMとすると、次式で表わさ
れる。
[以下余白コ Z”ZsllZM =     ZS 1+(2872M)     20.(2)したがって
、副抵抗網SR方向の抵抗網の合成インピーダンスZ、
が、主抵抗網MR力方向抵抗網の合成インピーダンスZ
Mに対して十分に小さければ(Zs/ZM:Oであれば
)、主抵抗網MRおよび副抵抗網SRの接続点の各々の
インピーダンスは、対応する副抵抗網SRのタップにお
けるインピーダンスに等しい。そして、主抵抗網MRの
タップのうち、副抵抗網SRに接続されないタップのイ
ンピーダンスは、それが含まれる抵抗網(RG1〜RG
mのいずれか)の中央において最大値を示す。したがっ
て、第9図に示される参照電圧発生回路の出力インピー
ダンスは、第11図における曲線Cで示されるように、
曲線すを基本とする形を示す。このため、参照電圧発生
回路RVGの出力インピーダンスは、主抵抗網MRのみ
で参照電圧発生回路が構成される場合のそれ(曲線a)
に比べ低下する。
このように、参照電圧発生回路RVGを2つの抵抗網に
よって構成することによって、モノリシックIC化にも
適用可能な範囲で、参照電圧発生回路RVGの出力イン
ピーダンスを小さくすることができる。
なお、主抵抗網MRを構成する抵抗素子の抵抗値rおよ
び副抵抗網SRを構成する抵抗素子の抵抗値Rは、基準
電圧印加端子2および3間の電圧を主抵抗網MRのみで
分圧した場合の抵抗網RG1〜RGmの接続点の電位が
各々、基準電圧印加端子2および3間の電圧を副抵抗網
SRのみで分圧した場合の抵抗R1〜Rmの接続点の電
位と一致するように選ばれる。これは、主抵抗網MRお
よび副抵抗網SR間に流れる電流を生じさせないためで
ある。
第12図はD/A変換器の構成を示す概略ブロック図で
ある。
第12図を参照してD/A変換器は、アナログ電圧に変
換されるべきディジタル信号を受けるディジタル信号入
力端子11と、互いに異なる太きさの基準電圧を受ける
基準電圧印加端子12および13間に設けられるアナロ
グ電圧発生回路14と、デコーダ15と、電圧選択部1
6と、出力バッファ17と、アナログ電圧出力端子18
とを含む。アナログ電圧発生回路14.基準電圧印加端
子12および13は、各々、第8図に示されるA/D変
換器における参照電圧発生回路RVG、基準電圧印加端
子2および3に相当する。
次に、このA/D変換器の動作について説明する。ディ
ジタル信号入力端子11にNビットのディジタル信号が
入力されると、デコーダ15はこのNビットのディジタ
ル信号を2Nビツトのディジタル信号に変換して出力す
る。一方、アナログ電圧発生回路14は、基準電圧印加
端子12に印加される基準電圧と、基準電圧印加端子1
3に印加される基準電圧との差電圧を分圧することによ
って2N個の異なる大きさの電圧を電圧選択部16に与
える。電圧選択部16は、2N個のスイッチ81〜5(
2N)を含む。スイッチ81〜5(2N)は各々、アナ
ログ電圧発生回路14の2N個の出力のうちのいずれか
1つと、出力バッファ17の入力端との間に設けられる
。つまり、図に示されるように、アナログ電圧発生回路
14の2N個の出力とスイッチ81〜5(2N)とは1
対1に対応する。これらのスイッチ81〜S (2N)
はデコーダ15の出力によって開閉される。
具体的には、スイッチ81〜5(2N)は、各々、論理
値“O”および“1”に各々対応する“L”レベルおよ
び“H″レベル2値電圧のうちのいずれか一方を制御電
圧として受けたときにONL、他方の電圧を制御電圧と
して受けたときにOFFする。デコーダ15の出力によ
って、スイッチS1〜5(2N)のうちの1つのみが選
択的にON状態となり、他の全てのスイッチはOFF状
態となる。
デコーダ15が前記Nビットのディジタル信号を、それ
が示すレベル範囲のアナログ電圧に対応して設けられた
スイッチ(81〜5(2N)のうちのいずれか1つ)の
みをON状態とすることができるディジタル信号に変換
するならば、デコーダ15の2N個の出力は直接スイッ
チSWI〜5(2N)にこれと1対1に対応するように
制御電圧として与えられる。デコーダ15がこのような
変換を行なわないならば、デコーダ15の出力は電圧選
択部16において、論理ゲート等によってさらにデコー
ドされて、スイッチ81〜5(2N)のうち適当なスイ
ッチのみをON状態とすることができるディジタル信号
に変換される。このようにして、電圧選択部16は、ア
ナログ電圧発生回路14から出力された2N個のアナロ
グ電圧のうちの1つを選択的に出力バッファ17に与え
る。
出力バッファ17は、非反転入力端子と出力端子とを接
続された電圧フォロワ型の演算増幅器である。したがっ
て、出力バッファ17は電圧選択部16から与えられた
アナログ電圧をバッファリングしてアナログ電圧出力端
子18に与える。
このようにして、アナログ電圧出力端子18に前記Nビ
ットのディジタル信号が示すアナログ電圧が導出される
さて、入力端子11に入力されるディジタル信号がある
レベル範囲のアナログ電圧を示すものから別のレベル範
囲のアナログ電圧を示すものに切替わると、電圧選択部
16において、それまでON状態であったスイッチとは
異なるスイッチがON状態となる。この結果、出力バッ
ファ17の入力端はそれまでの電位から、今回ON状態
となったスイッチを介して与えられる電位に変化する。
この際、出力バッファ17の入力端と電圧選択部16と
の接続線に充電または放電が生じる。この充電または放
電による出力バッファ17の出力端の電位変化が、出力
バッファ17によって増幅されて出力端子18に導出さ
れる。やがて、この充電または放電が終了すると出力バ
ッファ17の入力端の電位は今回ON状態となったスイ
ッチに対応する、アナログ電圧発生回路14の出力電位
に安定する。これに伴い、出力バッファ17の出力端の
電位も今回の入力ディジタル信号に対応するアナログ電
圧に安定する。したがって、入力端子11に与えられた
ディジタル信号を対応するアナログ電圧にできるだけ早
く変換して出力端子18に導出するには、前記ディジタ
ル信号の切替わりに応答した、出力バッファ17の入力
端の電位変化に要する時間ができるだけ短いことが望ま
しい。
つまり、出力バッファ17の入力端における前記充電ま
たは放電に要する時間ができるだけ短いことが望ましい
。そのためには出力バッファ17の入力端におけるイン
ピーダンス、すなわち、アナログ電圧発生回路14の出
力インピーダンスが低いことが望ましい。したがって、
D/A変換器においても、前述の参照電圧発生回路に対
応するアナログ電圧発生回路14の出力インピーダンス
は低いことが望まれる。このため、アナログ電圧発生回
路14に第9図に示される回路を用いれば、D/A変換
器の動作速度を向上することができる。
[発明が解決しようとする課題] 現在、たとえば、デジタル信号処理の必要な音響機器に
用いられるA/D変換器およびD/A変換器には、10
btt以上の高い分解能(12bitや14bit)を
有するものが実用化されている。しかし、このような音
響機器に用いられるA/D変換器やD/A変換器に要求
される動作周波数はI M Hz以下程度であるので、
これらに用いられる参照電圧発生回路にはそれほど低い
出力インピーダンスは要求されない。しかし、デジタル
信号処理の必要な映像機器に用いられるA/D変換器や
D/A変換器には、たとえば、8bitの分解能および
20MHzという非常に高い動作周波数が要求される。
また、現在ハイビジョン放送に適用される映像機器に用
いられるA/D変換器やD/A変換器には、10b i
 tの分解能および20MHzまたは50MHzの動作
周波数や、8bitの分解能および10MHzの動作周
波数が要求される。このように、特に、映像機器に用い
られるA/D変換器やD/A変換器には、高い分解能と
ともにかなり高速の動作速度が要求される。このように
、近年、動作速度が従来よりもかなり速く、かつ、分解
能の高いA/D変換器やD/A変換器が要求されてきた
。このため、これらに用いられる参照電圧発生回路の出
力インピーダンスに対する低下要求が生じた。そこで、
第9図に示されるような参照電圧発生回路が考えられた
しかしながら、第9図に示されるような従来の参照電圧
発生回路は、その出力インピーダンスを下げるべく、イ
ンピーダンスの低い副抵抗網を含んで構成される。この
ため、参照電圧発生回路の出力端子の各々のインピーダ
ンスは、対応するタップによって異なる。すなわち、主
抵抗網MRの出力インピーダンスのレベルを決定する副
抵抗網SRの出力インピーダンスは、副抵抗網SRの中
央のタップはど高い。このため、第9図において主抵抗
網MRと副抵抗網SRとの接続点(抵抗網RGI〜RG
mの接続点)のインピーダンスは主抵抗網MRの中央は
ど大きい。また、主抵抗網MRを構成する抵抗網GRI
〜GRmの各々において、副抵抗網SRに接続されない
タップのインピーダンスは、その抵抗網の中央はど大き
くなり一定でない。
第8図に示されるA/D変換器の場合、参照電圧発生回
路RVGの出力インピーダンスが端子によって異なると
、すべての比較器CMPの動作可能速度が一定とならな
い。したがって、制御信号φが論理値″1”から“0′
に切換わってから、すべての比較器CMPにおいて前述
のような過渡現象が終了するよりも速く比較部CMPG
からN個の出力を取出すと、それら論理値の精度は、対
応する比較器CMPによって異なる。この結果、エンコ
ーダENCの出力データの精度がビットによって異なる
という現象が生じる。このような現象を回避するには、
A/D変換器の動作周波数が、参照電圧発生回路RVG
の出力端子のうち、インピーダンスが最大のものに接続
される比較器CMPの動作可能速度に従って決定されね
ばならない。
このため、参照電圧発生回路RVGの出力インピーダン
スが端子ごとに異なることは、A/D変換器の出力精度
および動作周波数の向上を妨げる原因となる。
同様に、D/A変換器の場合、第12図においてアナロ
グ電圧発生回路14の出力インピーダンスが端子によっ
て異なることは、出力バッファ17の入力端の電位が入
力されたディジタル信号に対応するものに安定するのに
要する時間が、ディジタル信号毎に異なることを意味す
る。つまり、入力されるディジタル信号ごとに、D/A
変換器の動作速度が異なる。したがって、D/A変換器
の出力精度を上げるには、出力端子18からのアナログ
電圧の取出タイミングをアナログ電圧発生回路14の出
力端子のうち出力インピーダンスの最も高いものに対応
する、電圧選択部16のスイッチがONしたときに出力
バッファ17の出力端に生じる電位変化に要する時間に
従って決定する必要がある。この結果、アナログ電圧発
生回路14の出力インピーダンスが出力端子ごとに異な
ることは、D/A変換器の出力精度および動作周波数の
向上を妨げる原因となる。
また、線形な複数の電圧を得るための参照電圧発生回路
は、主抵抗網MRや副抵抗網SRが同一の抵抗値を有す
る複数の抵抗素子で構成される。
一般に、このような線形なアナログ回路では、インピー
ダンスを含む、回路特性を示す種々の値に非線形な不一
致が生じないことが望ましい。
また、副抵抗網SRは主抵抗網MRの出力インピーダン
スを低く抑えるために設けられる回路部であり、一方、
主抵抗網MRは定常状態において複数の一定電圧を出力
すべき回路部である。したがって、定常状態における主
抵抗網MRの各タップの電位変動を抑制するには、定常
状態における副抵抗網SRの主抵抗網MRへの影響がで
きるだけ小さい方がよい。定常状態における主抵抗網M
Rの各タップの電位が常に一定であるには、基準電圧印
加端子2から基準電圧印加端子3に常に一定電流が流れ
る必要がある。ところが、主抵抗網MRには副抵抗網S
Rが接続されるため、定常状態において、主抵抗網MR
内の抵抗網RGI〜RGmの接続点を介して主抵抗網M
Rから副抵抗網SRに若干電流が流れるという現象が実
際には生じる。このような現象が生じると、主抵抗網M
Rにおいて基準電圧印加端子2から基準電圧印加端子3
に流れる電流の大きさが変動し、この結果主抵抗網MR
の出力電圧が変動する。このような現象は、主抵抗網M
Rにおける抵抗網RGI〜RGmの接続点の各々に接続
される、副抵抗網SR内の抵抗の数が多いほど顕著とな
る。これは、副抵抗網SRを構成する抵抗素子の数が多
いと、主抵抗網MRと副抵抗網SRとが多くの接続点を
介して接続されるため、主抵抗網MRと副抵抗網SRと
が、相互により大きく影響を及ぼし合うためである。
このように、主抵抗網MRの静特性的な精度は、副抵抗
網SRを構成する抵抗素子の数が少ないほど向上され得
る。しかしながら、従来の参照電圧発生回路では、主抵
抗網MRを構成する抵抗網間の接続点の各々に、2 N
/n個の比較的多数(たとえばN=8の場合には128
個)の抵抗素子が接続される。このため、分解能の高い
A/D変換器やD/A変換器に従来の参照電圧発生回路
が用いられると、参照電圧発生回路の定常状態における
出力電圧変動がA/D変換器やD/A変換器の精度の向
上を阻害する。
このように、A/D変換器における参照電圧発生回路や
D/A変換器におけるアナログ電圧発生回路として用い
られる回路の出力インピーダンスが端子ごとに異なるこ
とは、これを含んで構成される回路部全体の機能性の向
上を阻害する。
それゆえに本発明の目的は、上記のような問題点を解決
し、少なくとも従来の参照電圧発生回路と同程度の低い
出力インピーダンスを有し、かつ、すべての出力端子に
おけるインピーダンスが同一である、回路精度の優れた
参照電圧発生回路を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために、本発明に係る参照
電圧発生回路は、第1の基準電圧を受ける第1の基準電
圧印加端子と、第2の基準電圧を受ける第2の基準電圧
印加端子と、第1の基準電圧印加端子と第2の基準電圧
印加端子との間に直列に接続される同一抵抗値rを有す
る複数の抵抗素子と、この複数個の抵抗素子の接続点の
うち、第1の基準電圧源および第2の基準電圧源に最も
近い2つの接続点を除く全ての接続点の各々に対応して
設けられる抵抗網とを含む。この抵抗網は、第1の基準
電圧印加端子と第2の基準電圧印加端子との間に直列に
接続される、合成インピーダンスが2・rである、第1
および第2の抵抗素子によって構成される。各抵抗値が
rである前記複数個の抵抗素子の接続点の各々には、対
応する抵抗網を構成する第1および第2の抵抗素子の接
続点が接続される。
他の局面によれば、本願発明に係る参照電圧発生回路は
、第1の基準電圧端子と、第2の基準電圧端子と、第1
の基準電圧端子および第2の基準電圧端子間に並列に設
けられる主抵抗網および副抵抗網を含む。主抵抗網は第
1の基準電圧印加端子と第2の基準電圧印加端子との間
に直列に接続される第1複数個の抵抗網を含む。この第
1複数個の抵抗網の各々は、第2複数個の抵抗素子の直
列接続によって構成される。一方、副抵抗網は、第1の
基準電圧印加端子と第2の基準電圧印加端子との間に直
列に接続される同一抵抗値rを有する第1複数個の抵抗
素子と、この第1複数個の抵抗素子の接続点のうち、第
1および第2の基準電圧印加端子にそれぞれ最も近い2
つの接続点を除く全ての接続点の各々に対応して設けら
れる抵抗網とを含む。この抵抗網は、第1の基準電圧印
加端子と第2の基準電圧印加端子との間に直列に接続さ
れる、合成インピーダンスが2・rである第1および第
2の抵抗素子によって構成される。第1複数個の抵抗素
子の接続点のうち、前記2個の接続点を除く全ての接続
点の各々には対応する抵抗網を構成する第1および第2
の抵抗素子の接続点が接続される。さらに、主抵抗網を
構成する第1複数個の抵抗網の接続点と、副抵抗網を構
成する第1複数個の抵抗素子の接続点とは1対1に対応
するように接続される。
さらに他の局面によれば、本発明に係る参照電圧発生回
路は、第1の基準電圧を受ける第1の基準電圧印加端子
と、第1の基準電圧とは異なる第2の基準電圧印加端子
と、任意の大きさの基準電圧を受ける第3の基準電圧印
加端子と、第1の基準電圧印加端子と第2の基準電圧印
加端子との間に並列に設けられる主抵抗網および副抵抗
網を含む。この主抵抗網は、第1の基準電圧印加端子と
第2の基準電圧印加端子との間に直列に接続される第1
複数個の抵抗網を含む。この第1複数個の抵抗網の各々
は、第2複数個の抵抗素子の直列接続によって構成され
る。一方、副抵抗網は、第1の基準電圧印加端子と第2
の基準電圧印加端子との間に直列に接続される同一抵抗
値rを有する前記第1複数個の抵抗素子と、この第1複
数個の抵抗素子の接続点のうち、第1および第2の基準
電圧印加端子に最も近い接続点2個を除く全ての接続点
の各々と第3の基準電圧印加端子との間に設けられる、
2・rの抵抗値を有する抵抗素子とを含む。主抵抗網を
構成する第1複数個の抵抗網の接続点と、副抵抗網を構
成する第1複数個の抵抗素子の接続点とは1対1に対応
するように接続される。
[作用コ 上記のように本発明に係る参照電圧発生回路は、互いに
異なる大きさの基準電圧を印加される第1の基準電圧印
加端子および第2の基準電圧印加端子間に直列に接続さ
れる、同一抵抗値rを有する複数の抵抗素子と、この複
数の抵抗素子の接続点のうち、第1および第2の基準電
圧印加端子に最も近い接続点2個を除く全ての接続点の
各々に接続される、合成インピーダンスが2・rである
抵抗網または抵抗値が2・rである単一の抵抗素子とか
ら構成される回路部を含む。この回路部において、複数
個の抵抗素子の接続点のうち第1の基準電圧印加端子に
最も近い接続点におけるインピーダンスは、第1の基準
電圧印加端子方向および第2の基準電圧印加端子方向に
関して、各々、rおよび2・rである。同様に、第2の
基準電圧印加端子に最も近い接続点のインピーダンスは
、第1の基準電圧印加端子方向および第2の基準電圧印
加端子方向に関して、各々、2・rおよびrである。ま
た、前記全ての接続点のうち、これらの接続点を除く残
りの接続点のインピーダンスは、いずれも第1の基準電
圧印加端子方向、第2の基準電圧印加端子方向、および
対応する抵抗網(または抵抗素子)方向に関して全て2
・rである。
したがって、これらの接続点の各々における出力インピ
ーダンスは全て同一値(2φr/3)となる。
本発明によれば、この回路部が、それ自身参照電圧発生
回路として、または、副抵抗網として用いられる。この
回路部がそれ自身参照電圧発生回路として用いられた場
合には、参照電圧発生回路のすべての出力端のインピー
ダンスは同一である。
この回路部が副抵抗網として用いられる場合には、前述
の接続点の各々に導出された電圧が、主抵抗網の対応す
るタップに与えられる。したがって、副抵抗網の出力イ
ンピーダンスが主抵抗網単独のそれに比べて十分に小さ
ければ、前記対応するタップの副抵抗網方向および主抵
抗網方向の合成インピーダンスは、副抵抗網を構成する
複数個の抵抗素子の接続点の出力インピーダンス、すな
わち、2・r / 3にほぼ等しくなる。このため、副
抵抗網接続後の主抵抗網の出力インピーダンスは、副抵
抗網に接続されるタップにおいて全て同一値となる。こ
の結果、主抵抗網のタップのうち、副抵抗網に接続され
ないタップの出力インピーダンスも、従来はど主抵抗網
上の位置に依存しない。
したがって、この場合にも、参照電圧発生回路の出力端
間のインピーダンス差は従来よりも小さくなる。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例の参照電圧発生回路の回路
図である。この参照電圧発生回路は、m−1(m=2.
3.・・・)階調の線形な参照電圧を発生する。
第1図を参照して、この参照電圧発生回路は、従来と同
様に、所定の基準電圧が印加される基準電圧印加端子2
と、基準電圧印加端子2に印加される電圧よりも低い所
定の基準電圧が印加される基準電圧印加端子3との間に
設けられる、主抵抗網MRおよび、m−3個の副抵抗網
SR2〜SR(m−2)とを含む。
主抵抗網MRは従来と同様に、基準電圧印加端子2およ
び3間に設けられる、同一の抵抗値Rを有するm個の抵
抗r1〜rmの直列接続によって構成される。
副抵抗網SR2〜SR(m−2)は各々、基準電圧印加
端子2および3間に設けられる、2つの抵抗Ruおよび
Rdの直列接続によって構成される。
主抵抗網MRを構成する抵抗r1〜rmの接続点A1〜
A(m−1)のうち、基準電圧印加端子2および3に各
々最も近い接続点A(m−1)およびA1を除くすべて
の接続点に、副抵抗網SR2〜SR(m−2)が1個ず
つ対応して設けられる。主抵抗網MR内のタップAi 
 (i=2〜m−2)は、対応する副抵抗網SRiを構
成する2つの抵抗RuiおよびRdiの接続点に接続さ
れる。
副抵抗網SRiを構成する2つの抵抗RutおよびRd
iの各々の抵抗値は、主抵抗網MR内の対応するタップ
Aiにおける対応する副抵抗網方向のインピーダンスZ
Btが2・rとなるように設定される。任意の副抵抗網
SRiを構成する2つの抵抗RutおよびRdiのそれ
ぞれの抵抗値をrutおよびrdiと表わすと、前記イ
ンビーダンスZs+は2つの抵抗RuiおよびRdiの
合成インピーダンスruillrdiに等しい。したが
って、前記抵抗値ruiおよびrdiは次式を満足する
ように選ばれる。
1/ (1/rui+1/rdi)=2−r・・・(3
) このように、本実施例では主抵抗網MRの両端を除くす
べてのタップに合成インピーダンスが2・rである副抵
抗網が個別に接続される。このため、主抵抗網のm−3
個のタップのすべてにおいて副抵抗網方向のインピーダ
ンスは同一値(2・rl3)となる。
第2図は第1図に示される参照電圧発生回路を、副抵抗
網SR2〜SR(m−2)を各々等価的に、任意の電圧
源B2〜B(m−2)に接続されるインピーダンスが2
・rである合成抵抗として表わして示す回路図である。
以下、第2図を参照して主抵抗網MRのすべてのタップ
のインピーダンスが同一値となることを示す。
まず、最も低電位側にあるタップA1の低電位源Bi(
第1図の基準電圧印加端子3)方向のインピーダンスは
rであるから、次のタップA2の低電位源方向のインピ
ーダンスは同一の抵抗値rを有する2つの抵抗の合成イ
ンピーダンス2・rである。したがって、タップA2の
副抵抗網方向および低電位源方向の合成インピーダンス
は、2・rl12・r (=1/ (1/2・r + 
1 / 2・r))、すなわち、rに等しくなる。これ
は、タップA2に接続される副抵抗網および、タップA
2と低電位源との間に設けられる抵抗網が、インピーダ
ンスがrである単一の抵抗素子と等価であることを意味
する。次に、タップA3の低電位源方向のインピーダン
スは、タップA3とタップA2との間に設けられる抵抗
r3と、タップA2の副抵抗網方向および低電位源方向
に接続される抵抗網との合成インピーダンスである。こ
こで、タップA2の副抵抗網方向および低電位源方向の
合成インピーダンスはrであるから、タップA3の低電
位源方向のインピーダンスは2・rとなる。したがって
、タップA3の副抵抗網方向および低電位源方向の合成
インピーダンスは、タップA2と同じく、2・rl12
・rlすなわち、rである。以下、タップA4. A5
.・・・についても同様に、低電位源方向のインピーダ
ンスはすべて2・rとなる。
一方、高電位源(基準電圧端子2)側のタップA (m
−1) 、 A (m−2) 、 −についても、上記
と同様に高電位源方向のインピーダンスが求められる。
つまり、高電位源に最も近いタップA(m−1)の高電
位源方向のインピーダンスのみがrであり、タップA 
(m−2) 、 A (m−3) 。
・・・のいずれにおいても高電位源方向のインピーダン
スは2・rである。したがって、低電位源方向。
高電位源方向、および副抵抗網方向のいずれにも抵抗網
を接続される任意のタップAiの低電位源方向および高
電位源方向のインピーダンスはいずれも2・rである。
このように分岐方向が3方向であるすべてのタップA2
〜A(m−2)の各々のインピーダンスZは次式で表わ
される。
[以下余白] Z=2 ・rll 2 ・rll 2 ・r=2 ・r
l3・・・ (4) また、低電位源方向および高電位源方向のみに抵抗網を
接続されるタップA1の低電位源方向および高電位源方
向のインピーダンスは各々、rおよび2−rである。同
様に、タップA(m−1)の低電位源方向および高電位
源方向のインピーダンスは各々2・rおよびrである。
このように、分岐方向が2方向であるタップA1および
A(m−1)はいずれも一方の分岐方向にrのインピー
ダンスを有し、かつ、他方の分岐方向に2・rのインピ
ーダンスを有する。したがって、これらのタップA1お
よびA(m−1)のインピーダンスZはやはり次式で表
わされる。
Z=r 12 ・r=2 ・rl3   −(5)本実
施例における主抵抗網のタップAI−A(m−1)のイ
ンピーダンスの値2・r / 3は、第9図に示される
従来の参照電圧発生回路におけるそれ(式(1)参照)
と同程度に低い。したがって、本実施例によれば、参照
電圧発生回路のaカインピーダンスはタップによらず一
定であり、かつ、従来と同程度に低い。したがって、こ
の参照電圧発生回路をたとえば第8図に示されるA/D
変換器に用いれば比較部CMPG内のすべての比較器C
MPの動作可能速度が同一となる。この結果、エンコー
ダENCの出力信号精度はすべてのビットにおいて同一
となるとともに高くなる。
また、比較部CMPGの動作速度を、特定の比較器CM
Pの動作可能速度に合わせる必要がないため、結果的に
A/D変換器の動作周波数を高めることが可能となる。
同様に、この参照電圧発生回路を第12図に示されるD
/A変換器に用いれば、出力バッファ17の出力精度が
入力されるデジタル信号に依存しない。したがって、出
力バッファ17の出力の取出タイミングを特定のデジタ
ル信号に合わせる必要がない。この結果、D/A変換器
の動作速度および精度が向上される。
再度第1図を参照して、主抵抗網MRを構成する抵抗r
1〜rmの抵抗値はすべて同一であるから、基準電圧印
加端子2および3間の電圧は主抵抗網MRにおいて等間
隔に分圧される。この結果、タップA1〜A(m−1)
に導出される電圧間の関係は線形である。つまり、任意
のタップAiの電位Vaiは、基準電圧印加端子2およ
び3に印加される電圧を各々v2および■3で表わした
場合次式で表わされる。
Va i = i −(V2−V3) /m   −(
6)一方、任意の副抵抗網SRiにおいて、基準電圧印
加端子2および3間の電圧は抵抗RuiおよびRdiの
抵抗値の比に応じた分圧率、rdi/(rui十rdi
)で分圧される。従来と同様に、主抵抗網と副抵抗網と
の間に流れる電流が生じないように、本実施例において
も、副抵抗網に接続される任意のタップAtの電位Va
iと、対応する副抵抗網SRiを構成する抵抗Ruiお
よびRdiの接続点の電位とが等しくなるように、抵抗
RuiおよびRdiの各抵抗値が設定される。つまり、
抵抗値ruiおよびrdiは次式を満足するように選ば
れる。
rd i/ (ru i+rd 1)=i/m  ・=
 (7)このように、副抵抗網SRiを構成する2つの
抵抗の抵抗値ruiおよびrdiは、前記式(3)およ
び(7)の両方を満足する値に設定される。
したがって、具体的には、任意のタップAiに接続され
る副抵抗網SRiを構成する2つの抵抗の抵抗値rui
およびrdiは次式で求められる。
rui==2・m−r/i      ・−・(8)r
di=2・m−r/(m−i)   −(9)第4図は
本実施例の参照電圧発生回路における主抵抗網MRの出
力インピーダンスとタップ位置との関係を示す図である
。第4図において、横方向は主抵抗網MR(または副抵
抗網)のタップ位置および、対応する電位を示し、縦方
向はインピーダンスの大きさを示す。なお、横方向の右
端部および左端部は各々、基準電圧印加端子2および3
に対応する。第4図には、第1図の参照電圧発生回路が
3階調の電圧を発生する場合、すなわち、mの値が4で
ある場合が例示される。
第4図を参照して、基準電圧印加端子2および3がいず
れも理想的な電源に接続される場合、基準電圧印加端子
2および3におけるインピーダンスはともに零である。
そして、主抵抗網MRのタップA1〜A(m−1)の各
出力インピーダンスは曲線eで示されるように、すべて
一定値(2・r/3)である。そして、これらのタップ
間のインピーダンスはこれらのタップから遠ざかるほど
大きくなり、タップ間の中央で最大値を示す。なお、図
中、直線dは、主抵抗網MRのタップの各々に対応する
副抵抗網のタップのインピーダンスをつないで描かれる
直線である。
以上のように、本実施例では、主抵抗網MRの出力イン
ピーダンスは主抵抗網MRを構成する抵抗r1〜rmの
各両端を除く部分では一定ではないものの、副抵抗網に
よって前記抵抗r1〜rmの接続点のすべてのインピー
ダンスが同一値に設定される。
また、副抵抗網の各々は従来に比べわずか2個という少
ない抵抗素子によって構成される。このため、前述した
ような主抵抗網MRの静的特性が副抵抗網の存在によっ
て劣化されない。この結果、タップA1〜A(m−1)
に導出される電圧が定常状態において変動するという現
象が従来よりも抑制される。
上記実施例では、参照電圧発生回路が合成インピーダン
スが2・rである抵抗網と、抵抗値がrである抵抗が直
列接続された抵抗網とだけによって構成される場合が示
されたが、第1図に示される回路全体が副抵抗網として
用いられてもよい。
第3図はそのような場合の参照電圧発生回路の回路図で
ある。
第3図を参照して、この参照電圧発生回路において、副
抵抗網SRには第1図に示される参照電圧発生回路が用
いられ、主抵抗網MRには第9図に示される主抵抗網M
Rと同一構成の抵抗網が用いられる。
つまり、第3図の主抵抗網MRは、基準電圧印加端子2
および3間に直列接続されるm個の抵抗網RGI 〜R
Gmを含む。抵抗網RG1〜RGmは各々、同一の抵抗
値rを有するn個の抵抗の直列接続によって構成される
。抵抗網RGI〜RGmの接続点A、 (1,n) 〜
A (m−1,n)および、これらの抵抗網の各々を構
成するn個の抵抗の接続点A (1,1) 〜A (1
,n−1) 、 A(2,1) 〜A (2,n−1)
 、 =−、A (m、  1)〜A(m、n−1)に
導出される電圧がこの参照電圧発生回路の出力電圧とし
て取出される。抵抗網RGI 〜RGmの接続点A (
1,n) 〜A (m−1,n)は、第1図のタップA
l〜A(m−1)と1対1に対応するように接続される
。したがって、第1図におけるタップA1〜A(m−1
)導出される電圧は第3図の主抵抗網MRにおいて、抵
抗網RGI〜RGmを各々構成するn個の抵抗によって
さらに分圧される。抵抗網RGI〜RGmを構成する抵
抗の抵抗値はすべて同一であるから、この参照電圧発生
回路の出力電圧も、基準電圧印加端子2に印加される電
圧v2と基準電圧印加端子3に印加される電圧v3との
間を等間隔に分割する、線形なものとなる。
さて、主抵抗網MRと副抵抗網SRとが上記のような接
続関係にある場合、主抵抗網MRのタップのうち副抵抗
網SRに接続されるタップA(1゜n)〜A(m−1,
n)のインピーダンスは、副抵抗網SRにおける対応す
るタップA1〜A (m−1)のインピーダンスにほぼ
等しくなる。前述したようにこのような関係が成り立つ
のは、副抵抗網SRの出力インピーダンスが主抵抗網M
Rのそれに比べ十分に小さい場合である。そこで、抵抗
値rは、第1図におけるタップA1〜A (m −1)
の各インピーダンス(2・r/3)が副抵抗網SRに接
続されない場合の主抵抗網MRの出力インピーダンス(
式(1)参照)に比べ十分に小さくなるように設定され
ねばならない。このような設定により、本実施例におけ
る主抵抗網MRの、副抵抗網SRに接続されるタップA
 (1,n)〜A(m−1,n)のインピーダンスは対
応する副抵抗網のタップA1〜A(m−1)のそれに等
しい値、すなわち、2・r / 3となる。但し、本実
施例では、主抵抗網MRの参照電圧をあたえるすべての
タップにおいてインピーダンスが等しくはならない。す
なわち、副抵抗網SRに接続されないタップA (1,
1) 〜A (1,n−1) 、 A(2,1) 〜A
 (2,n−1) 、 −、A (m、  1)〜A(
m、n−1)におけるインピーダンスは、対応する抵抗
網(RGI〜RGmのうちのいずれか)の両端から離れ
るほど大きくなり中央で最大値を示す。しかし、抵抗網
RGI〜RGm間の接続点のインピーダンスはすべて同
一であるから、抵抗網ごとにタップのインピーダンスが
異なるという現象は回避される。つまり、副抵抗網に接
続される、主抵抗網のタップのインピーダンスがすべて
同一値に固定されるため、主抵抗網の出力インピーダン
スのタップ位置に対する依存度は従来よりも大幅に低(
なる。このように、本実施例では、第4図においてイン
ピーダンスが同一となるタップの出力電圧だけでなく、
これらのタップの間に位置するタップの出力電圧も参照
電圧として用いられる。参照電圧発生回路を上記のよう
に構成した場合、副抵抗網SRの出力タップ数は主抵抗
網MRの出力タップ数(mφn−1)の1 / nでよ
い。このため、第3図に示される構成の参照電圧発生回
路と第1図に示される構成の参照電圧発生回路とでは、
第3図に示される参照電圧発生回路の方が、同一数の参
照電圧を得るのに必要となる副抵抗網の抵抗素子数が少
ない。なお、この場合の副抵抗網とは、第1図における
副抵抗網SR2〜SR(m−2)およびm個の抵抗r1
〜rmによって構成される回路全体を意味する。このよ
うに副抵抗網を構成する抵抗素子数が少ないと、この参
照電圧発生回路をたとえば1チツプのLSI上に形成す
る際、副抵抗網を構成する抵抗素子を大きなレイアウト
パターンで形成することが可能となる。この結果、副抵
抗網を構成する抵抗素子の抵抗値に製造上生じるばらつ
きが小さくなり、参照電圧発生回路の精度が向上される
上記いずれの実施例においても、第1図に示される回路
部は2つの基準電圧印加端子間に設けられたが、互いに
異なる電圧が付与される3個以上の基準電圧印加端子間
に設けられてもよい。但し、この場合には、各基準電圧
印加端子に印加される基準電圧の大きさは、副抵抗網S
R2〜SR(m−2)の各々の出力タップに導出される
電圧と、主抵抗網MR内の対応するタップに導出される
電圧とが等しくなるような値に設定されなければならな
い。
以上説明された実施例では第1図に示される回路部が基
準電圧印加端子2および3間の電圧を等間隔に分圧する
が、前記回路部の出力電圧は必ずしも線形である必要は
なく非線形であってもよい。
第5図はそのような場合の参照電圧発生回路の部分回路
図である。この実施例の参照電圧発生回路の全体構成は
第3図に示されるものと同一である。
第5図には第3図における副抵抗網SRの構成のみが示
される。第5図(a)および(b)は各々、副抵抗網S
Rの出力電圧間隔が副抵抗網SRの端部はど密である場
合および副抵抗網SRの中央部はど密である場合を示す
以下の実施例においては、副抵抗網SR(第1図参照)
においてタップA2〜A (m−2) L’:=接続さ
れる任意の副抵抗網SRiが、対応するタップAiと任
意の基準電圧を受ける基準電圧印加端子Biとの間に設
けられる、2・rの抵抗値を有する単一の抵抗素子によ
って構成される。すなわち、副抵抗網SRが、第2図に
示されるように、m−1個の基準電圧印加端子を有し、
1番目の基準電圧印加端子B1とm−1番目の基準電圧
印加端子B(m−1)との間に設けられる同一抵抗値r
を有するm個の抵抗r1〜rmの直列接続回路と、前記
抵抗r1〜rmの接続点のうち基準電圧印加端子B1お
よびB(m−1)に最も近い2つの接続点を除くすべて
の接続点と残りの基準電圧印加端子82〜B(m−2)
との間にそれぞれ設けられる抵抗値2・rの抵抗とによ
って構成される。
第2図を参照して、基準電圧印加端子Biに各々任意の
大きさの電圧Vbiが印加されるとすると、この回路の
任意の出力タップAiの電位Vaiは次式で求められる
[以下余白] i≠1.m−1の場合 Va i =(Vb 1/2′−′+>、’(Vbk/
2′−’)+Σ(V b k/2A−′) +vb (m−1) /2−−2−”f /3・・・(
10) i=lの場合 ・・・(11) i=rH−1の場合 Va (m−1) =(Vbl/2″′−3+Σ(Vb
k/2   ) +2Vb (m−1)j ・・・(12) 第5図(a)を参照して、この副抵抗網は、第2図にお
いて、m=7とし、基準電圧印加端子B1〜B3が低基
準電圧v3を印加される基準電圧印加端子3に接続され
、残りの基準電圧印加端子B4〜B6が高基準電圧v2
を印加される基準電圧印加端子2に接続された構成を有
する。
この場合、出力タップA1〜A6に導出される電位Va
l〜Va6は、前記式(10)〜(12)に従えば次式
で表わされる。
Val= (V2−V3)/12+V3  ・・・(1
3)Va2=(V2−V3)/6+V3  −(14)
Va3= (V2−V3)/3+V3   =−(15
)Va4=2・ (V2−V3)/3+V3・・・(1
6)Va5=5 ・(V2−V3)/6+V3− (1
7)Va6=L1・(V2−’V3)/12+V3・・
・(18) 上記式(13)〜(18)かられかるように、本実施例
の副抵抗網では、中央部の出力タップA3およびA4間
の電位差は(V2−V3)/3である。これに対し、こ
れよりも端部にある出力タップA2およびA3間の電位
差と出力タップA4およびA5間の電位差はともに(V
2−V3)/6と小さい。最端部の出力タップA1およ
びA2間の電位差と出力タップA5およびA6間の電位
差とは(V2−V3)/12とさらに小さい。
第6図は第4図および第11r!l!Jと同一の形式で
、本実施例の参照電圧発生回路の出力インピーダンスと
出力タップ位置との関係を示す図である。第6図を参照
して、本実施例の副抵抗網の出力インピーダンスは、曲
線αで示されるように、出力チップA1〜A6のいずれ
においても同一値(2・r/3)である。したがって、
この副抵抗網に接続される主抵抗網の出力インピーダン
スも第6図における曲線fで示されるように、副抵抗網
の出力タップA1〜A6に接続されるタップにおいて一
定値となり、副抵抗網の出力タへプA1−八6に接続さ
れないタップにおいてのみ主抵抗網上の位置に依存する
また、このような構成の副抵抗網から線形な複数の出力
電圧を得ることも可能である。たとえば、第2図におい
てm=5とし、基準電圧印加端子B1およびB3が前記
基準電圧印加端子3に接続され、かつ、残りの基準電圧
印加端子B2およびB4が前記基準電圧印加端子2に接
続された構成の副抵抗網が用いられればよい。この副抵
抗網の4つの出力タップA1〜A4に導出される電位V
a1〜Va4は前記式(13) 〜(18)に従えば次
式で表わされる。
Val言(V2−V3)/4+V3  ・・・(19)
Va2= (V2−V3)/2+V3   ・・・(2
0)Va3−(V2−V3)/2+V3  −(21)
Va4=3・ (V2−V3)/4+V3・・・(22
)上記式(19)〜(22)かられかるように、副抵抗
網を上記のように構成することによって、出力タップ間
の電位差を同一値、(V2−V3)/4とすることがで
きる。
第5図(a)の実施例では、インピーダンスが高い、主
抵抗網の中央部分に接続される、副抵抗網の出力タップ
の間の電位差が主抵抗網の端部に対応するそれよりも大
きい。しかし、逆に、主抵抗網の中央部に対応する、副
抵抗網のタップ間の電位差を、主抵抗網の端部に対応す
る、副抵抗網のタップ間の電位差よりも小さくすること
も可能である。これは、たとえば、第5図(b)に示さ
れるように互いに異なる大きさの基準電圧を印加される
3つの基準電圧印加端子2〜4間に副抵抗網を設けるこ
とによって実現される。
第5図(b)を参照して、この副抵抗網は、基準電圧印
加端子3および4間に設けられる抵抗網5RGIと、基
準電圧印加端子2および4間に設けられるもう1つの抵
抗網5RG2との直列接続によって構成される。抵抗網
5RGIおよび5RG2は各々、第2図においてm=5
とし、基準電圧印加端子B1〜B3と残りの基準電圧印
加端子B4とに互いに異なる大きさの基準電圧が印加さ
れた構成を有する。本実施例では、基準電圧印加端子3
に所定の低基準電圧v3が印加され、基準電圧印加端子
2には前記低基準電圧v3よりも高い所定の高基準電圧
v2が印加される。基準電圧印加端子4には前記低基準
電圧v3と前記高基準電圧v2の中間の大きさの電圧(
V2+V3)/2が印加される。この副抵抗網SRの出
力は抵抗網5RG2の出力タップAl−A4および抵抗
網5RG2の出力タップ八6〜A9ならびに抵抗網5R
G2および5RGIの接続点A5から取出される。した
がって、この副抵抗網SRの各出力りツブA1〜A9の
電位Val〜Va9は前記式(10)〜(12)に従え
ば次式で表わされる。
Val= (V2−Va)/4+V3  − (23)
Va2−3 ・ (V2−Va)/8+V3− (24
)Va3=7 ・ (V2−Va)/16+V3Va4
=15・ (V2−Va)/32+V3Va5= (V
2−Va)/2+V3    ・・・(27)Va6=
17・ (V2−Va)/32+V3Va7−9・ (
V2−Va)/16+V3・・・ (29) Va 8=5 ・ (V2−Va)/8+V3− (3
0)Va9=3・ (V2−Va)/4+V3・・・(
31)上記式(23)〜(31)かられかるように、こ
の副抵抗網では、中央部の出力タップA5およびA6間
の電位差、出力タップA4およびA5間の電位差、出力
タップA6およびA7間の電位差。
および出力タップA3およびA4間の電位差はいずれも
(V2−Va)/32である。これに対し、端部の出力
タップA2およびA3間の電位差と出力タップA7およ
びA8間の電位差は(V2−Va)/16と中央部のタ
ップ間のそれに比べて小さい。さらに、出力タップA1
およびA2間の電位差と出力タップA8およびA9間の
電位差は(V2−Va)/8とさらに大きい。このよう
に、本実施例によれば、副抵抗網の出力タップ間の電位
差は副抵抗網SRの中央部に近づくほど小さい。
さて、この抵抗網5RGIの出力タップA1〜A4の各
インピーダンスおよび、抵抗網5RG2の出力タップ八
6〜A9の各インピーダンスはいずれも、基準電圧印加
端子2〜4がすべて理想的な電源に接続されている場合
、2・r / 3であることは既に説明されたとおりで
ある。但し、抵抗網5RGIおよび5RG2の接続点で
あるタップA5のインピーダンスは基準電圧印加端子4
に接続されるため0である。この副抵抗網SRは第9図
に示される構成の主抵抗網MRに接続される。
したがって、本実施例の参照電圧発生回路の出力インピ
ーダンスは副抵抗網SRの出力タップA1〜A4および
A6〜A9に接続される、主抵抗網MRの出力タップに
おいてはすべて同一値2ψr/3となる。そして、副抵
抗網SRに接続されない、主抵抗網MRの出力タップ(
副抵抗網SRの出力タップA1〜A9間に対応する、主
抵抗網MRの出力タップ)においてのみ主抵抗網MR上
の位置に依存する。
第7図は本実施例の参照電圧発生回路の出力インピーダ
ンスと主抵抗網MR上の位置との関係を、第6図と同様
の形式で示す図である。第7図を参照して、本実施例の
参照電圧発生回路の出力インピーダンスは曲線gで示さ
れるように主抵抗網MRと副抵抗網SRとの接続タップ
A1〜A9においてすべて同一値2・r / 3を示す
。そして、前記接続タップ以外の部分では、これらの接
続タップ間の中央において最大値を示す。なお第7図に
おける直線dは本実施例の副抵抗網(第5図(b))の
インピーダンスを示す。
このように、本実施例によれば、主抵抗網MRの、出力
インピーダンスが高い部分に接続される、副抵抗網SR
の出力タップの間の電位差を小さくすることができる。
なお、上記3つの実施例のいずれにおいても、副抵抗網
SRの出力タップインピーダンスは、これに接続される
主抵抗網MRのそれよりも十分に低く設定される。これ
によって、参照電圧発生回路に出力インピーダンスが第
6図や第7図に示されるように、副抵抗網SRのタップ
位置に対する非依存性を反映して、タップ位置に対する
依存性が従来よりも緩和されたものとなる。
また、これらの実施例では、副抵抗網SRの出力電位間
の関係は非線形であるが、主抵抗網MRが副抵抗網SR
の非線形な出力電位を線形に分圧し直すように、主抵抗
網MRが構成される。したがって、これらの実施例の参
照電圧発生回路の出力電位間の関係はいずれも線形であ
る。つまり、これらの実施例においては、主抵抗網MR
の出力電圧間に、副抵抗網の出力電圧間に成り立つそれ
とは逆の指数関数的な関係が成り立つように、抵抗網G
RI〜GRmを構成する抵抗素子の抵抗値が設定される
また、これらの実施例では副抵抗網SRの出力インピー
ダンスが主抵抗網MRのそれに比べて十分に小さく設定
される。しかし、副抵抗網S−Hの出力インピーダンス
をそれほど低くできない場合には、副抵抗網SRの出力
を低インピーダンス変換用のバッファを介して主抵抗網
MRに与えてもよい。
なお、第1図に示される以外のすべての実施例の参照電
圧発生回路もA/D変換器およびD/A変換器いずれに
も適用可能である。そして、これらの参照電圧発生回路
も、その出力タップ間のインピーダンス差が小さいため
、A/D変換器およびD/A変換器の性能を向上する。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、参照電圧発生回路は副抵
抗網の各出力タップのインピーダンスが互いに比較的低
い同一値となる。したがって、この副抵抗網のみによっ
て、または、この副紙−抗網の出力タップを複数の抵抗
が直列に接続されて構成される主抵抗網のそれに接続し
て構成される。
このため、この参照電圧発生回路の出力インピーダンス
の出力タップ位置に対する依存性は、従来よりも小さく
なる。この結果、本発明に係る参照電圧発生回路をA/
D変換器やD/A変換器に適用すれば、得られたA/D
変換器やD/A変換器の動作速度および動作精度は従来
よりも高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の参照電圧発生回路の回路図
、第2図は第1図に示される参照電圧発生回路の等価回
路を示す回路図、第3図は本発明の他の実施例の参照電
圧発生回路の回路図、第4図は第1図および第3図で示
される参照電圧発生回路の出力インピーダンスと出力タ
ップ位置との関係を示す図、第5図(a)および(b)
は本発明のさらに他の実施例の参照電圧発生回路の部分
回路図、第6図および第7図は第5図に示される実施例
の参照電圧発生回路の出力インピーダンスと出力タップ
位置との関係を示す図、第8図はA/D変換器の全体構
成を示す概略ブロック図、第9図は従来の参照電圧発生
回路の構成を示す回路図、第10図は第8図における比
較器の構成例を示す回路図、第11図は従来の参照電圧
発生回路の出力インピーダンスと出力タップ位置との関
係を示す図、第12図はD/A変換器の全体構成を示す
概略ブロック図である。 図において、2〜4は基準電圧印加端子、SR2〜SR
(m−2) 、およびSRは副抵抗網、MRは主抵抗網
、A1〜A(m−1)副抵抗網の出力タップ、A (1
,1) 〜A (1,n)、A (2゜1) 〜A (
2,n) 、 ・・、 A (m、  1) 〜A (
m。 n−1)は主抵抗網の出力タップ、Rd2〜Rd(m−
2)およびRu2〜Ru (m−2)は副抵抗網SR2
〜SR(m−2)を構成する抵抗素子、r1〜rmは同
一抵抗値rを有する抵抗素子、Rd2およびRu2.R
d3およびRu 3.−、 Ru(m−2)およびRd
(m−2)は各々合成インピーダンス値が2・rである
抵抗素子対である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第20 81〜B+m −11 基21L電圧6172Ityq、チ ト30 RGt−RGm  抵m、[ At 1,11〜A(l、nl、 A(2,ll−At
2.nl。 、Aim、I)zA(m、n−11:り・Iアも 記 (b) 乳 圀 第 ア 島80 アを口2′兜圧べυ鳴す 、Tl〜T(A−DI、DN
:  テ゛ジタノし棉う出力43−RVG  参憾gl
Th4’LOB ENC: L>コータ“ CMPG  比較部    CMP 几軟器 出力類1:+ 慕 回 φ 5.6  ノード   7 島力4+  8  外心り
耐量9  厘帖11鳴器    SWI  〜5W31
  人イ′ノナΦ、;9 制ネ町フイU も 図 L9区 す゛ジ?ルイ艮4.(Nごノト ナ゛シタJし化苦入71文塾士 12.131  基層1嘴5圧印〃口東1+14  ア
テロ2°゛電圧発生目庵 15: テ1コーγ 18、アナロア11砒出力蝉子 事件の表示 発明の名称 3 補正をする者 事件との関係 手続補正書(自発) 平成3年7月17日 平成2年特許願第104306号 参照電圧発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の基準電圧を受ける第1の基準電圧印加端子
    と、 前記第1の基準電圧とは異なる大きさの第2の基準電圧
    を受ける第2の基準電圧印加端子と、前記第1の基準電
    圧印加端子と前記第2の基準電圧印加端子との間に直列
    に接続される、複数の抵抗素子とを備え、 前記複数の抵抗素子は同一の抵抗値を有し、前記複数の
    抵抗素子の接続点のうち、前記第1の基準電圧印加端子
    および前記第2の基準電圧印加端子に各々最も近い接続
    点を除く全ての接続点の各々に対応して設けられる抵抗
    網とをさらに備え、 前記抵抗網の各々は、前記第1の基準電圧印加端子と前
    記第2の基準電圧印加端子との間に直列に接続される第
    1および第2の抵抗素子を有し、かつ、前記複数の抵抗
    素子の各々の抵抗値の2倍の値に等しい大きさの出力イ
    ンピーダンスを有し、前記全ての接続点の各々に、対応
    する前記抵抗網を構成する第1および第2の抵抗素子の
    接続点が接続される、参照電圧発生回路。
  2. (2)第1の基準電圧を受ける第1の基準電圧印加端子
    と、前記第1の基準電圧とは異なる第2の基準電圧を受
    ける第2の基準電圧印加端子と、主抵抗網および副抵抗
    網とを有する参照電圧発生回路であって、 前記主抵抗網は、前記第1の基準電圧端子と前記第2の
    基準電圧端子との間に直列に接続される第1複数個の抵
    抗網を備え、 前記第1複数個の抵抗網の各々は、直列に接続される第
    2複数個の抵抗素子を有し、 前記第1複数個の抵抗網に含まれる第2複数個の抵抗素
    子の各々は同一の抵抗値を有し、前記副抵抗網は、前記
    第1の基準電圧印加端子と、前記第2の基準電圧印加端
    子との間に直列に接続される第1複数個の抵抗素子と、
    前記第1複数個の抵抗素子の接続点のうち、前記第1の
    基準電圧印加端子および前記第2の基準電圧印加端子に
    各々最も近い接続点を除く全ての接続点の各々に対応し
    て設けられる抵抗網とを備え、 前記第1複数個の抵抗素子は、同一の抵抗値を有し、 前記抵抗網の各々は、前記第1の基準電圧印加端子と前
    記第2の基準電圧印加端子との間に直列に接続される第
    1および第2の抵抗素子を有し、かつ、前記第1複数個
    の抵抗素子の各抵抗値の2倍の値に等しい大きさの出力
    インピーダンスを有し、 前記全ての接続点の各々には、対応する前記抵抗網に含
    まれる前記第1および第2の抵抗素子の接続点が接続さ
    れ、 前記副抵抗網における前記第1複数個の抵抗素子の接続
    点と、前記主抵抗網における前記第1複数個の抵抗網の
    接続点とは、1対1に対応するように接続される、参照
    電圧発生回路。
  3. (3)少なくとも、第1の基準電圧を受ける第1の基準
    電圧印加端子と、前記第1の基準電圧とは異なる第2の
    基準電圧を受ける第2の基準電圧印加端子と、第3の基
    準電圧を受ける第3の基準電圧印加端子とを有する参照
    電圧発生回路であって、 前記第1の基準電圧印加端子と前記第2の基準電圧印加
    端子との間に直列に接続される複数個の抵抗網を有する
    主抵抗網と、 前記第1の基準電圧印加端子と前記第2の基準電圧印加
    端子との間に直列に接続される前記複数個の第1の抵抗
    素子と、前記複数個の第1の抵抗素子の接続点のうち、
    前記第1の基準電圧源および第2の基準電圧源に各々最
    も近い接続点を除く全ての接続点の各々と前記第3の基
    準電圧印加端子との間に設けられる第2の抵抗素子とを
    有する副抵抗網とを備え、 前記複数個の第1の抵抗素子は同一の抵抗値を有し、 前記第2の抵抗素子の各々の抵抗値は、前記複数個の第
    1の抵抗素子の各抵抗値の2倍の値に等しく、 前記主抵抗網における前記複数個の抵抗網の接続点と、
    前記副抵抗網における前記複数個の第1の抵抗素子の接
    続点とは1対1に対応するように接続される、参照電圧
    発生回路。
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