JPH0422206B2 - - Google Patents
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- JPH0422206B2 JPH0422206B2 JP59036355A JP3635584A JPH0422206B2 JP H0422206 B2 JPH0422206 B2 JP H0422206B2 JP 59036355 A JP59036355 A JP 59036355A JP 3635584 A JP3635584 A JP 3635584A JP H0422206 B2 JPH0422206 B2 JP H0422206B2
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 29
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 claims description 16
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 15
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 10
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
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- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
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- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/18—Circuit arrangements for generating control signals by measuring intake air flow
- F02D41/187—Circuit arrangements for generating control signals by measuring intake air flow using a hot wire flow sensor
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F1/00—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
- G01F1/68—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
- G01F1/696—Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 技術分野
本発明は、流体の流量測定方法及び装置、更に
詳細には流体中に配置され少なくとも一つの温度
依存性抵抗を有するブリツジ回路と、この温度依
存性抵抗の温度あるいは他の温度依存性抵抗との
温度差を一定に保つ制御装置とを備えた、特に内
燃機関の燃焼に必要な空気流量を測定する方法及
び装置に関する。
詳細には流体中に配置され少なくとも一つの温度
依存性抵抗を有するブリツジ回路と、この温度依
存性抵抗の温度あるいは他の温度依存性抵抗との
温度差を一定に保つ制御装置とを備えた、特に内
燃機関の燃焼に必要な空気流量を測定する方法及
び装置に関する。
(ロ) 従来技術
例えは米国特許第3747577号から既にこのよう
な装置が知られている。同特許に記載された装置
では内燃機関の燃料噴射装置において、内燃機関
によつて吸入された空気量が急速に変化した場合
でもその空気量を正確に遅れなく測定でき、それ
によりきれいな燃焼を行うために必要な正確な燃
料供給量制御を行なうようにしている。そのため
に同装置では測定ブリツジの異なるブリツジ辺に
温度依存性の2つの抵抗を接続するようにしてい
る。その場合ブリツジはブリツジに流れる大きな
電流により一方の温度依存性抵抗が流体の温度以
上の温度に発熱されるように構成されている。そ
の場合他方の温度依存性抵抗は流体の変動する温
度の影響を補償するために用いられている。ブリ
ツジに流れる電流は制御装置により制御され、発
熱した温度依存性抵抗が吸気温度に対して一定の
温度差を有するように制御されている。単位時間
当りこの抵抗を通過する空気量は、例えばブリツ
ジに流れる電流を測定することにより求めること
ができる。近似値的にはブリツジ電流は空気流量
の4乗根に比例する。
な装置が知られている。同特許に記載された装置
では内燃機関の燃料噴射装置において、内燃機関
によつて吸入された空気量が急速に変化した場合
でもその空気量を正確に遅れなく測定でき、それ
によりきれいな燃焼を行うために必要な正確な燃
料供給量制御を行なうようにしている。そのため
に同装置では測定ブリツジの異なるブリツジ辺に
温度依存性の2つの抵抗を接続するようにしてい
る。その場合ブリツジはブリツジに流れる大きな
電流により一方の温度依存性抵抗が流体の温度以
上の温度に発熱されるように構成されている。そ
の場合他方の温度依存性抵抗は流体の変動する温
度の影響を補償するために用いられている。ブリ
ツジに流れる電流は制御装置により制御され、発
熱した温度依存性抵抗が吸気温度に対して一定の
温度差を有するように制御されている。単位時間
当りこの抵抗を通過する空気量は、例えばブリツ
ジに流れる電流を測定することにより求めること
ができる。近似値的にはブリツジ電流は空気流量
の4乗根に比例する。
このような装置は空気流量が大きい時には良好
に作動するが、空気流量が少ない場合には感度が
小さく、従つて感度を大きくすることが望まれて
いる。その理由は、空気流量とブリツジ電流間の
実験により求められた関係が上述した理論的な関
係とずれてしまうことに起因している。空気流量
が0あるいは非常に小さい値ではブリツジ電流は
0の値をとらず、最大ブリツジ電流の約1/4の値
をとる。このことによりブリツジ電流の利用でき
る測定領域は極めて制限されてしまい、特に空気
流量が少ない場合には曲線の勾配が大きくなり測
定誤差となつて現われる。
に作動するが、空気流量が少ない場合には感度が
小さく、従つて感度を大きくすることが望まれて
いる。その理由は、空気流量とブリツジ電流間の
実験により求められた関係が上述した理論的な関
係とずれてしまうことに起因している。空気流量
が0あるいは非常に小さい値ではブリツジ電流は
0の値をとらず、最大ブリツジ電流の約1/4の値
をとる。このことによりブリツジ電流の利用でき
る測定領域は極めて制限されてしまい、特に空気
流量が少ない場合には曲線の勾配が大きくなり測
定誤差となつて現われる。
又例えば「発熱線と薄膜発熱体を用いた流量
計」(VEB出版社1974、H.Strickert著)には熱
線を用いた測定基本回路が説明されており、その
場合測定ブリツジには一定の電流が流される。同
書の68頁以下に述べられている定電流駆動と定温
駆動間の比較から解かるように、ブリツジの出力
電圧と空気流量の微分商として定義される絶対感
度に関しては全ての全体の空気流量領域において
定温駆動が定電流駆動に勝つている。しかし、こ
れはブリツジ出力電圧と空気流量のブリツジ出力
電圧に対する微分商として定義される相対感度に
対しては当てはまらない。即ち定温駆動時の相対
感度は空気流量が所定の値よりも大きくなつては
じめて定電流駆動の相対感度よりも大きな値をと
ることを意味している。従つてこのしきい値以下
では定電流駆動の相対感度の方が勝つていること
になる。
計」(VEB出版社1974、H.Strickert著)には熱
線を用いた測定基本回路が説明されており、その
場合測定ブリツジには一定の電流が流される。同
書の68頁以下に述べられている定電流駆動と定温
駆動間の比較から解かるように、ブリツジの出力
電圧と空気流量の微分商として定義される絶対感
度に関しては全ての全体の空気流量領域において
定温駆動が定電流駆動に勝つている。しかし、こ
れはブリツジ出力電圧と空気流量のブリツジ出力
電圧に対する微分商として定義される相対感度に
対しては当てはまらない。即ち定温駆動時の相対
感度は空気流量が所定の値よりも大きくなつては
じめて定電流駆動の相対感度よりも大きな値をと
ることを意味している。従つてこのしきい値以下
では定電流駆動の相対感度の方が勝つていること
になる。
(ハ) 目的
従つて本発明の目的はこのような従来の点を鑑
みて成されたもので、定温制御と定電流制御を切
り替えることにより、全ての空気量領域にわたつ
て正確な流体の流量を測定することが可能な流体
の流量測定方法及び装置を抵抗することを目的と
する。
みて成されたもので、定温制御と定電流制御を切
り替えることにより、全ての空気量領域にわたつ
て正確な流体の流量を測定することが可能な流体
の流量測定方法及び装置を抵抗することを目的と
する。
(ニ) 実施例
以下添付図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図に図示されたブリツジ回路には抵抗1
0,11,12,13が接続され、その場合抵抗
10,11の直列回路並びに抵抗12,13から
成る直列回路がそれぞれブリツジの両辺を形成す
る。両ブリツジ辺の下方接続点はアース電位とな
つており、又抵抗10,12の接続点14はpnp
トランジスタ15コレクタと接続されている。ブ
リツジの対角電圧は抵抗12,13の接続点16
と抵抗10,11の接続点17間から得られ、制
御増幅器18の入力端子にそれぞれ入力される。
制御増幅器18は本実施例の場合出力がオープン
コレクタの演算増幅器として構成される。尚抵抗
10は温度依存性の抵抗(例えば熱線あるいは薄
膜発熱体)であり流体中に配置される。演算増幅
器18の出力は抵抗19を介しトランジスタ15
のベースと、又抵抗20を介し電源電圧と接続さ
れる。トランジスタ15のエミツタは同様にオー
プンコレクタタイプの比較装置21の反転入力端
子と接続され、又抵抗22を経て電源電圧と接続
される。比較装置21の非反転入力端子は電源電
圧を発生させる基準電圧源23と接続され、又こ
の比較装置21の出力信号はトランジスタ15の
ベースに入力される。
0,11,12,13が接続され、その場合抵抗
10,11の直列回路並びに抵抗12,13から
成る直列回路がそれぞれブリツジの両辺を形成す
る。両ブリツジ辺の下方接続点はアース電位とな
つており、又抵抗10,12の接続点14はpnp
トランジスタ15コレクタと接続されている。ブ
リツジの対角電圧は抵抗12,13の接続点16
と抵抗10,11の接続点17間から得られ、制
御増幅器18の入力端子にそれぞれ入力される。
制御増幅器18は本実施例の場合出力がオープン
コレクタの演算増幅器として構成される。尚抵抗
10は温度依存性の抵抗(例えば熱線あるいは薄
膜発熱体)であり流体中に配置される。演算増幅
器18の出力は抵抗19を介しトランジスタ15
のベースと、又抵抗20を介し電源電圧と接続さ
れる。トランジスタ15のエミツタは同様にオー
プンコレクタタイプの比較装置21の反転入力端
子と接続され、又抵抗22を経て電源電圧と接続
される。比較装置21の非反転入力端子は電源電
圧を発生させる基準電圧源23と接続され、又こ
の比較装置21の出力信号はトランジスタ15の
ベースに入力される。
ブリツジの対角点16,17には減算回路24
が接続され、この減算回路の出力信号UAが流体
の流量を表わす測定値となる。この減算回路24
は差動増幅器25から構成され、そのマイナス入
力端子は抵抗26を介してブリツジの対角点16
と、又抵抗27を介して出力端子と接続される。
又、差動増幅器21のプラス入力端子はブリツジ
の対角点17と接続される。
が接続され、この減算回路の出力信号UAが流体
の流量を表わす測定値となる。この減算回路24
は差動増幅器25から構成され、そのマイナス入
力端子は抵抗26を介してブリツジの対角点16
と、又抵抗27を介して出力端子と接続される。
又、差動増幅器21のプラス入力端子はブリツジ
の対角点17と接続される。
次にこのように構成された回路の動作を説明す
る。装置が定温駆動で動作している時流体の流量
が大きい場合には温度依存性の抵抗10の温度を
一定にするために大きな電流IHが流れるため、抵
抗22の電圧降下が基準電圧源の基準電圧値
Urefよりも大きくなる。比較装置21はオープ
ンコレクター型で構成されており、その出力は入
力電圧差(U+−U-)が正の場合遮断されるので
流量が大きい場合には比較装置21はトランジス
タ15のベースに印加される電圧に対して何ら影
響を及ぼさない。従つてトランジスタ15のベー
スに印加される電圧は専ら制御増幅器18の出力
信号によつて決められ、接続点16,17間のブ
リツジ対角電圧がほぼ0となるように制御され
る。
る。装置が定温駆動で動作している時流体の流量
が大きい場合には温度依存性の抵抗10の温度を
一定にするために大きな電流IHが流れるため、抵
抗22の電圧降下が基準電圧源の基準電圧値
Urefよりも大きくなる。比較装置21はオープ
ンコレクター型で構成されており、その出力は入
力電圧差(U+−U-)が正の場合遮断されるので
流量が大きい場合には比較装置21はトランジス
タ15のベースに印加される電圧に対して何ら影
響を及ぼさない。従つてトランジスタ15のベー
スに印加される電圧は専ら制御増幅器18の出力
信号によつて決められ、接続点16,17間のブ
リツジ対角電圧がほぼ0となるように制御され
る。
これに対して流量が少なく、抵抗22に流れる
ブリツジ電流IHによつてもたらされる電圧降下が
基準電圧23よりも小さな値をとると、比較装置
21の出力はローレベルとなり、トランジスタ1
5は導通するようになつて基準電圧と抵抗22の
値によつて決められる一定の電流がブリツジに流
れるようになる。このブリツジ電流は抵抗10,
11から成る右側のブリツジ辺に流れ、それによ
つて抵抗11に一定の電圧降下U11が得られ、こ
れが制御増幅器18のマイナス入力端子に入力さ
れる。又、流量が少なくなると温度依存性抵抗1
0から奪われる熱量が減少するので、抵抗10の
温度は上昇し、それによりトランジスタ15のコ
レクタの電圧は上昇する。コレクタ14における
電圧上昇は抵抗12,13の電圧比に対応して接
続点16、即ち制御増幅器18のプラス入力端子
に電圧の上昇をもたらす。接続点16の電圧U+
が接続点17の電圧U-よりも大きい値をとると
制御増幅器18の出力は遮断状態となる。抵抗2
2と基準電圧23によつて定められるしきい値に
達すると自動的な切り替えがおこるので、トラン
ジスタ15のベースは比較装置21あるいは制御
増幅器18からのいずれかの信号により駆動され
ることになる。
ブリツジ電流IHによつてもたらされる電圧降下が
基準電圧23よりも小さな値をとると、比較装置
21の出力はローレベルとなり、トランジスタ1
5は導通するようになつて基準電圧と抵抗22の
値によつて決められる一定の電流がブリツジに流
れるようになる。このブリツジ電流は抵抗10,
11から成る右側のブリツジ辺に流れ、それによ
つて抵抗11に一定の電圧降下U11が得られ、こ
れが制御増幅器18のマイナス入力端子に入力さ
れる。又、流量が少なくなると温度依存性抵抗1
0から奪われる熱量が減少するので、抵抗10の
温度は上昇し、それによりトランジスタ15のコ
レクタの電圧は上昇する。コレクタ14における
電圧上昇は抵抗12,13の電圧比に対応して接
続点16、即ち制御増幅器18のプラス入力端子
に電圧の上昇をもたらす。接続点16の電圧U+
が接続点17の電圧U-よりも大きい値をとると
制御増幅器18の出力は遮断状態となる。抵抗2
2と基準電圧23によつて定められるしきい値に
達すると自動的な切り替えがおこるので、トラン
ジスタ15のベースは比較装置21あるいは制御
増幅器18からのいずれかの信号により駆動され
ることになる。
流体の流量に関係して減算回路24の出力端子
には所定の出力信号UAが得られるが、この出力
信号は定温並びに定電流駆動についてそれぞれ次
のような値となる。定温駆動の場合には接続点1
6,17間のブリツジ対角電圧が過渡状態で0の
値をとるので、抵抗11ないし13間の電圧降下
は同じ大きさとなる。
には所定の出力信号UAが得られるが、この出力
信号は定温並びに定電流駆動についてそれぞれ次
のような値となる。定温駆動の場合には接続点1
6,17間のブリツジ対角電圧が過渡状態で0の
値をとるので、抵抗11ないし13間の電圧降下
は同じ大きさとなる。
差動増幅器25が負帰還されているので動作領
域が線形の領域ではプラスとマイナスの入力端子
の電圧差が0となるような出力電圧が得られる。
差動増幅器25が同相で駆動されるので、出力電
圧UAは抵抗11の電圧降下に対応する電圧U11の
値をとり、これが定温駆動時における出力信号と
して用いられる。
域が線形の領域ではプラスとマイナスの入力端子
の電圧差が0となるような出力電圧が得られる。
差動増幅器25が同相で駆動されるので、出力電
圧UAは抵抗11の電圧降下に対応する電圧U11の
値をとり、これが定温駆動時における出力信号と
して用いられる。
定温駆動から定電流駆動に切り替わると、ブリ
ツジの平衝がくずれ、接続点16,17間のブリ
ツジ対角電圧が0でない値をとる。それにより差
動増幅器25は減算回路として動作し、その出力
電圧UAは UA=U11+R27/R26×(U11−U13) となる。但し各数字はそれに対応した抵抗値ない
しはその電圧降下を示す。抵抗R27、R26の抵抗
比を適当に選ぶことにより、流量が0の時出力電
圧UAも0の値をとるようにすることができる。
第2図には出力電圧UAと流量Qn間の関係を示し
た図が示されている。実線で示した曲線は全体
の流量領域にわたつて定温駆動で制御された場合
の曲線である。0の領域での流量の時出力電圧は
かなり大きな値をとるので、利用可能な測定領域
UAは約25〜30%制限されることになる。一方、
実線で示した特性曲線は装置を定電流駆動した
場合の例である。この場合抵抗R26、R27の抵抗
値を適当な値に選ぶことにより、Qn=0の時に
出力電圧UAが0の値をとるようにすることがで
きる。このようにすることにより測定領域を顕著
に拡大することができると同時に、流量が小さい
時の曲線の微分商が大きいことにより感度を高め
ることも可能になる。空気流量Qn,sに対応する切
り替え点UA,s点により定温駆動から定電流駆動へ
あるいはその逆に切り替わることになるが、この
切り替え点は抵抗22並びに基準電圧23を適当
に選ぶことにより独立して調節することが可能に
なる。
ツジの平衝がくずれ、接続点16,17間のブリ
ツジ対角電圧が0でない値をとる。それにより差
動増幅器25は減算回路として動作し、その出力
電圧UAは UA=U11+R27/R26×(U11−U13) となる。但し各数字はそれに対応した抵抗値ない
しはその電圧降下を示す。抵抗R27、R26の抵抗
比を適当に選ぶことにより、流量が0の時出力電
圧UAも0の値をとるようにすることができる。
第2図には出力電圧UAと流量Qn間の関係を示し
た図が示されている。実線で示した曲線は全体
の流量領域にわたつて定温駆動で制御された場合
の曲線である。0の領域での流量の時出力電圧は
かなり大きな値をとるので、利用可能な測定領域
UAは約25〜30%制限されることになる。一方、
実線で示した特性曲線は装置を定電流駆動した
場合の例である。この場合抵抗R26、R27の抵抗
値を適当な値に選ぶことにより、Qn=0の時に
出力電圧UAが0の値をとるようにすることがで
きる。このようにすることにより測定領域を顕著
に拡大することができると同時に、流量が小さい
時の曲線の微分商が大きいことにより感度を高め
ることも可能になる。空気流量Qn,sに対応する切
り替え点UA,s点により定温駆動から定電流駆動へ
あるいはその逆に切り替わることになるが、この
切り替え点は抵抗22並びに基準電圧23を適当
に選ぶことにより独立して調節することが可能に
なる。
このように本発明装置により測定領域が大きく
なることにより感度が上昇すると共に空気流量が
小さい場合における相対感度を大きくすることが
可能になる。更に両駆動状態が異なることにより
パラメータを調節する自由度が得られることにな
る。
なることにより感度が上昇すると共に空気流量が
小さい場合における相対感度を大きくすることが
可能になる。更に両駆動状態が異なることにより
パラメータを調節する自由度が得られることにな
る。
又、本発明による方法並びに装置は上述したブ
リツジ回路だけでなく、少なくとも抵抗測定装置
としての機能に基づきブリツジ回路をシミユレー
シヨンする回路装置にも応用することが可能にな
る。
リツジ回路だけでなく、少なくとも抵抗測定装置
としての機能に基づきブリツジ回路をシミユレー
シヨンする回路装置にも応用することが可能にな
る。
(ホ) 効果
このように本発明によれば空気流量が僅かな場
合制御装置を定温制御から定電流制御に切り替え
ることができるので、測定領域を拡大することが
できると共に空気流量が小さい時の相対感度を高
めることが可能になる。本発明では各制御への切
り替え点は定電流駆動の相対感度が定温駆動の相
対感度を上回るような領域に選ばれる。このよう
な手段により減算回路と組み合わせて空気流量信
号を特徴づける電圧の測定範囲をブリツジ出力電
圧が約0Vに至る迄拡張することが可能となり、
それによつて利用範囲を顕著に向上させることが
可能になる。
合制御装置を定温制御から定電流制御に切り替え
ることができるので、測定領域を拡大することが
できると共に空気流量が小さい時の相対感度を高
めることが可能になる。本発明では各制御への切
り替え点は定電流駆動の相対感度が定温駆動の相
対感度を上回るような領域に選ばれる。このよう
な手段により減算回路と組み合わせて空気流量信
号を特徴づける電圧の測定範囲をブリツジ出力電
圧が約0Vに至る迄拡張することが可能となり、
それによつて利用範囲を顕著に向上させることが
可能になる。
又、本発明では空気流量に関係した測定電圧を
各駆動ないし制御モードに対してそれぞれ別の回
路を設けることなく1つの回路で各駆動状態での
信号を引き出すことができるという優れた効果も
得られる。
各駆動ないし制御モードに対してそれぞれ別の回
路を設けることなく1つの回路で各駆動状態での
信号を引き出すことができるという優れた効果も
得られる。
第1図は本発明に係る流量測定回路の構成を示
した回路図、第2図は定電流駆動と定温駆動にお
ける空気流量と出力電圧の関係を示した線図であ
る。 10〜13……抵抗、18……制御増幅器、2
1……差動増幅器、23……基準電圧源、24…
…減算回路。
した回路図、第2図は定電流駆動と定温駆動にお
ける空気流量と出力電圧の関係を示した線図であ
る。 10〜13……抵抗、18……制御増幅器、2
1……差動増幅器、23……基準電圧源、24…
…減算回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 流体中に配置され少なくとも一つの温度依存
抵抗を有するブリツジ回路と、この温度依存性抵
抗の温度あるいは他の温度依存抵抗との温度差を
一定に保つ制御装置とを備えた、流体流量、特に
内燃機関の燃焼に必要な空気流量を測定する方法
において、流体の流量が所定のしきい値以下にな
つた時、制御装置を定温駆動から定電流駆動に切
り替え、又流量が再び増大したときには定温駆動
に戻すことができるようにしたことを特徴とする
流体の流量測定方法。 2 定温駆動から定電流駆動に制御を切り替える
ためのしきい値は定電流制御の相対感度が定温制
御の相対感度を上回るような流量の領域に設定さ
れる特許請求の範囲第1項に記載の流体の流量測
定方法。 3 定温駆動から定電流駆動への切り替えはブリ
ツジに流れる全電流と基準電圧値とを比較する比
較装置21によつて行なわれる特許請求の範囲第
1項又は第2項に記載の流体の流量測定方法。 4 ブリツジの対角点16,17に入力端子が接
続された減算回路24からの出力信号を用いて流
体の流量を定めるようにした特許請求の範囲第1
項,第2項又は第3項に記載の流体の流量測定方
法。 5 抵抗測定装置としての機能からブリツジ回路
をシミユレーシヨンする回路装置に応用されるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項
迄のいずれか1項に記載の流体の流量測定方法。 6 流体中に配置され少なくとも一つの温度依存
性抵抗を有するブリツジ回路と、温度依存性抵抗
の温度あるいは他の温度依存性抵抗との温度差を
一定に保つ制御装置とを備えた、流体特に内燃機
関の燃焼に必要な空気流量を測定する装置におい
て、定電流制御時ブリツジ電流を制御するトラン
ジスタ15のベースに比較回路21の出力信号が
印加され、前記比較回路の入力端子にブリツジ電
流に比例する信号並びに一定の基準電圧を入力す
るようにし、それにより流体の流量が所定のしき
い値以下になつた時制御装置を定温駆動から定電
流駆動に切り替え、又流量が再び増大した時には
定温駆動に戻すことができるようにした流体の流
量測定装置。 7 定電流制御から定温制御に切り替えた後はブ
リツジ電流を制御するトランジスタ15のベース
にはブリツジの対角点16,17に接続された制
御増幅器18からの出力信号が印加される特許請
求の範囲第6項に記載の流体の流量測定装置。 8 定温制御から定電流制御への切り替え又逆へ
の切り替えを流体の流量に従つて行なうようにし
た特許請求の範囲第7項に記載の流体の流量測定
装置。 9 制御増幅器18と比較装置21はオープンコ
レクタ出力端子を有し、それにより各入力端子に
0よりも大きな入力差電圧(U+−U-)が印加さ
れた時遮断状態となる特許請求の範囲第8項に記
載の流体の流量測定装置。 10 入力抵抗26とフイードバツク抵抗27を
有する減算回路24として構成された差動増幅器
25がブリツジの対角点16,17に接続される
特許請求の範囲第6項から第9項迄のいずれか1
項に記載の流体の流量測定装置。 11 ブリツジの対角点16,17には入力抵抗
26とフイードバツク抵抗27を有する減算回路
24として構成された差動増幅器25が接続さ
れ、この差動増幅器の出力電圧は定電流制御時電
圧差(U11−U13)に比例し、又その比例係数は
抵抗R26,R27の抵抗比によつて調節できる
特許請求の範囲第6項から第10項迄のいずれか
1項に記載の流体の流量測定装置。 12 抵抗測定装置としての機能からブリツジ回
路をシミユレーシヨンできる回路装置に応用され
ることを特徴とする特許請求の範囲第6項から第
11項迄のいずれか1項に記載の流体の流量測定
装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3309404.7 | 1983-03-16 | ||
DE19833309404 DE3309404A1 (de) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | Einrichtung zur messung des massendurchsatzes eines stroemenden mediums |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59174719A JPS59174719A (ja) | 1984-10-03 |
JPH0422206B2 true JPH0422206B2 (ja) | 1992-04-16 |
Family
ID=6193642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP59036355A Granted JPS59174719A (ja) | 1983-03-16 | 1984-02-29 | 流体の流量測定方法及び装置 |
Country Status (2)
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---|---|
JP (1) | JPS59174719A (ja) |
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DE3732856A1 (de) * | 1987-09-29 | 1989-04-06 | Siemens Ag | Intelligenter luftmengenmesser |
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GB8903744D0 (en) * | 1989-02-18 | 1989-04-05 | Endress & Hauser Ltd | Flowmeter |
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JP4720133B2 (ja) * | 2004-09-24 | 2011-07-13 | 株式会社デンソー | 放熱型流量センサの駆動回路 |
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JPS5921485B2 (ja) * | 1979-09-17 | 1984-05-21 | 日産自動車株式会社 | 流速又は流量検出器 |
-
1983
- 1983-03-16 DE DE19833309404 patent/DE3309404A1/de active Granted
-
1984
- 1984-02-29 JP JP59036355A patent/JPS59174719A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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DE3309404A1 (de) | 1984-09-20 |
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