JPH04221613A - 型成形品およびその製造方法並びに成形型 - Google Patents
型成形品およびその製造方法並びに成形型Info
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- JPH04221613A JPH04221613A JP41345990A JP41345990A JPH04221613A JP H04221613 A JPH04221613 A JP H04221613A JP 41345990 A JP41345990 A JP 41345990A JP 41345990 A JP41345990 A JP 41345990A JP H04221613 A JPH04221613 A JP H04221613A
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000007788 roughening Methods 0.000 claims description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 abstract 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 9
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、オイルシー
ル等の加硫成形品や各種プラスチック等の型成形品およ
びその製造方法並びに成形型に関する。
ル等の加硫成形品や各種プラスチック等の型成形品およ
びその製造方法並びに成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の型成形品としては、たとえば、図
6および図7に示すようなオイルシール100がある。 このオイルシール100は加硫成形品であり、図8に示
すような互いに開閉自在の第1型101と第2型102
より成る成形型103にて成形される。
6および図7に示すようなオイルシール100がある。 このオイルシール100は加硫成形品であり、図8に示
すような互いに開閉自在の第1型101と第2型102
より成る成形型103にて成形される。
【0003】このオイルシール100の加硫成形におい
て、生産性を高めるための第1条件としては、成形型1
03を型開きする過程で、成形品104は第1型101
か第2型102のいずれか一方に残る必要がある。第1
型101に残ったり第2型102に残ったりして一定し
ないと、生産性低下の要因となるからである。
て、生産性を高めるための第1条件としては、成形型1
03を型開きする過程で、成形品104は第1型101
か第2型102のいずれか一方に残る必要がある。第1
型101に残ったり第2型102に残ったりして一定し
ないと、生産性低下の要因となるからである。
【0004】そこで、従来からオイルシール100には
その外周にダキ代部105を設け、一方の第1型101
の内周と係合させるようにして、型開きの際に成形品1
04が第1型101に残るようにしている。ダキ代部1
05にはオイルシール100の外周面に形成された部分
的な凹み106,106…が周方向に複数設けられてい
て、第1型101内周にはこのダキ代部105の凹み1
06,106…に係合する凸部107…を設けて凹凸係
合させている。
その外周にダキ代部105を設け、一方の第1型101
の内周と係合させるようにして、型開きの際に成形品1
04が第1型101に残るようにしている。ダキ代部1
05にはオイルシール100の外周面に形成された部分
的な凹み106,106…が周方向に複数設けられてい
て、第1型101内周にはこのダキ代部105の凹み1
06,106…に係合する凸部107…を設けて凹凸係
合させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術の場合には、たとえばユニバーサルジョイント
用オイルシール等の小径の型成形品では、ダキ代を十分
とることができず、型開きした際に一定の型に残らない
場合があった。このため、成形品を離型する作業に多く
の時間を費やすことになる。
従来技術の場合には、たとえばユニバーサルジョイント
用オイルシール等の小径の型成形品では、ダキ代を十分
とることができず、型開きした際に一定の型に残らない
場合があった。このため、成形品を離型する作業に多く
の時間を費やすことになる。
【0006】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
ダキ代を十分とりにくい場合でも、成形品を一定の型に
残すことができる型成形品およびその製造方法並びに成
形型を提供することにある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
ダキ代を十分とりにくい場合でも、成形品を一定の型に
残すことができる型成形品およびその製造方法並びに成
形型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、成形品本体表面に型開きの際に成
形品本体を型のうちの一つの型に保持するために凹凸を
有するダキ代部を設けた型成形品において、前記ダキ代
部表面を粗面としたことを特徴としている。
に本発明にあっては、成形品本体表面に型開きの際に成
形品本体を型のうちの一つの型に保持するために凹凸を
有するダキ代部を設けた型成形品において、前記ダキ代
部表面を粗面としたことを特徴としている。
【0008】また本発明の型成形品の製造方法は、型開
きの際に互いに開閉される複数の型のうち、一つ型に成
形品を残し、その後成形品を離型する型成形品の製造方
法において、前記成形品を残す型と成形品との密着面の
一部を粗面とすることにより、該成形品を残す型と成形
品間の摩擦抵抗を大きくしたことを特徴とする。
きの際に互いに開閉される複数の型のうち、一つ型に成
形品を残し、その後成形品を離型する型成形品の製造方
法において、前記成形品を残す型と成形品との密着面の
一部を粗面とすることにより、該成形品を残す型と成形
品間の摩擦抵抗を大きくしたことを特徴とする。
【0009】一方、本発明の成形型は、互いに開閉自在
に複数の型を型閉めにして成形用のキャビティを構成す
る成形型において、前記複数の型のうちの一つの型のキ
ャビティに臨む面の一部に、型成形品間の摩擦抵抗を大
きくするための表面粗し処理を施してなることを特徴と
する。
に複数の型を型閉めにして成形用のキャビティを構成す
る成形型において、前記複数の型のうちの一つの型のキ
ャビティに臨む面の一部に、型成形品間の摩擦抵抗を大
きくするための表面粗し処理を施してなることを特徴と
する。
【0010】
【作用】この発明にあっては、型開きの際に、表面粗し
処理を施した粗面と成形品との密着面間に摩擦抵抗が生
じ、この摩擦抵抗の大きい型に成形品が残ることになる
。
処理を施した粗面と成形品との密着面間に摩擦抵抗が生
じ、この摩擦抵抗の大きい型に成形品が残ることになる
。
【0011】
【実施例】以下に本発明の図示の実施例の基づいて説明
する。本発明の一実施例に係る型成形品を示す図1にお
いて、1は型成形品としての加硫成形品であるオイルシ
ールを示している。このオイルシール1は、成形品本体
としてのシール本体2の外周面に、型開きの際にシール
本体2を複数の型のうちの一つの型に保持するための凹
凸を有するダキ代部3を有している。
する。本発明の一実施例に係る型成形品を示す図1にお
いて、1は型成形品としての加硫成形品であるオイルシ
ールを示している。このオイルシール1は、成形品本体
としてのシール本体2の外周面に、型開きの際にシール
本体2を複数の型のうちの一つの型に保持するための凹
凸を有するダキ代部3を有している。
【0012】シール本体2は断面略U字状の補強環4を
埋設したゴム状弾性体5によって構成される環状部材で
、そのダキ代部3は外周面のうち、補強環4が埋設され
ている範囲となっている。そして、このダキ代部3に凹
部6が円周方向に沿って多数設けることにより凹凸形状
として凹部6の底部には補強環4の地肌が露出している
。そして、凹部6,6に形成される凸部7表面が粗面と
なっている。この表面状態は、図2に示すように、微少
な凹凸が形成されている。
埋設したゴム状弾性体5によって構成される環状部材で
、そのダキ代部3は外周面のうち、補強環4が埋設され
ている範囲となっている。そして、このダキ代部3に凹
部6が円周方向に沿って多数設けることにより凹凸形状
として凹部6の底部には補強環4の地肌が露出している
。そして、凹部6,6に形成される凸部7表面が粗面と
なっている。この表面状態は、図2に示すように、微少
な凹凸が形成されている。
【0013】図3乃至図5には、上記オイルシールを成
形する成形型が示されている。この成形型は8は互いに
開閉自在の複数の型として上型9と、下型10と、中型
11と、から構成され、型閉めすることによってシール
本体2を構成するためのキャビティ12が形成される。 中型11は環状部材で下型10の外径端部に組付けられ
、型開き時には、上型9は図中上方に、下型10と中型
11が図中下方に移動する。
形する成形型が示されている。この成形型は8は互いに
開閉自在の複数の型として上型9と、下型10と、中型
11と、から構成され、型閉めすることによってシール
本体2を構成するためのキャビティ12が形成される。 中型11は環状部材で下型10の外径端部に組付けられ
、型開き時には、上型9は図中上方に、下型10と中型
11が図中下方に移動する。
【0014】そして、型成形時には、キャビティ12内
に補強環4がインサートされ、キャビティ12内に流動
化されたゴム材料を充填固化させ、型開きした後に成形
された成形品13を離型する。
に補強環4がインサートされ、キャビティ12内に流動
化されたゴム材料を充填固化させ、型開きした後に成形
された成形品13を離型する。
【0015】中型11内周にはダキ代がとられており、
成形品13の補強環4を保持するための、環押え用凸部
14が設けられている。
成形品13の補強環4を保持するための、環押え用凸部
14が設けられている。
【0016】この環押え用凸部14は上記シール本体2
のダキ代部3の凹部6を形造るようになっている。
のダキ代部3の凹部6を形造るようになっている。
【0017】環押え用凸部14の先端面は補強環4の外
周面に当接して補強環4の環押えとして機能する。そし
て、各凸部6と凸部6との間に上記シール本体2の粗面
に対応させて放電加工等により、表面粗し処理が施され
、粗面15となっている。この表面粗し処理としては、
放電加工の他にローレット加工や細い溝加工等種々の方
法を採ることができる。
周面に当接して補強環4の環押えとして機能する。そし
て、各凸部6と凸部6との間に上記シール本体2の粗面
に対応させて放電加工等により、表面粗し処理が施され
、粗面15となっている。この表面粗し処理としては、
放電加工の他にローレット加工や細い溝加工等種々の方
法を採ることができる。
【0018】上記成形品8を用いたオイルシールの製造
はまず、型開きして補強環4を下型10と中型11とで
形成される凹部内に挿入し、補強環4の外周を中型11
内周の環押え用凸部14にて押えておく。ついで、型閉
めした後、キャビティ12内に流動化したゴム生地を充
填して加圧、加熱し、固化した後型開きする。このゴム
生地の加圧によって、成形されるシール本体2外周には
中型11内周に設けた粗面15…形状を忠実に写しとっ
た粗面を有する凸部7が成形される。この結果、成形品
13と中型11内周との密着面の摩擦抵抗が大きくなり
、環押え用凸部14の嵌合力と相俟って、型開きの際に
は成形品13と上型9との密着が離れてシール本体2は
中型11と下型10側に確実に残ることになる。
はまず、型開きして補強環4を下型10と中型11とで
形成される凹部内に挿入し、補強環4の外周を中型11
内周の環押え用凸部14にて押えておく。ついで、型閉
めした後、キャビティ12内に流動化したゴム生地を充
填して加圧、加熱し、固化した後型開きする。このゴム
生地の加圧によって、成形されるシール本体2外周には
中型11内周に設けた粗面15…形状を忠実に写しとっ
た粗面を有する凸部7が成形される。この結果、成形品
13と中型11内周との密着面の摩擦抵抗が大きくなり
、環押え用凸部14の嵌合力と相俟って、型開きの際に
は成形品13と上型9との密着が離れてシール本体2は
中型11と下型10側に確実に残ることになる。
【0019】尚、この実施例では型成形品としてオイル
シール1を例にとって説明したが、オイルシールに限ら
れるものではなく、その他種々のゴム製品あるいは樹脂
製の型成形品の製造に応用することができることはもち
ろんである。
シール1を例にとって説明したが、オイルシールに限ら
れるものではなく、その他種々のゴム製品あるいは樹脂
製の型成形品の製造に応用することができることはもち
ろんである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、複数の型のうち一つの型の成形品密着面の一部
を粗面とすることにより、その摩擦抵抗が大きくなって
型開き時に成形品を残すことができる。したがってダキ
代を十分とれないような場合でも、確実に成形品を残す
ことができ、成形品の離型をすべて同一方法で行え、作
業姓がよく生産性向上を図ることができる。
もので、複数の型のうち一つの型の成形品密着面の一部
を粗面とすることにより、その摩擦抵抗が大きくなって
型開き時に成形品を残すことができる。したがってダキ
代を十分とれないような場合でも、確実に成形品を残す
ことができ、成形品の離型をすべて同一方法で行え、作
業姓がよく生産性向上を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る型成形品としてのオイ
ルシールの要部斜視図である。
ルシールの要部斜視図である。
【図2】図1のオイルシールのA−A縦断面図である。
【図3】図1のオイルシール用の成形型の半縦断面図で
ある。
ある。
【図4】図3の成形型の要部斜視図である。
【図5】図1の成形型の型開き状態の半縦断面図である
。
。
【図6】従来の成形品としてのオイルシールの要部縦断
面図である。
面図である。
【図7】従来の他の型成形品としてのオイルシールの要
部断面斜視図である。
部断面斜視図である。
【図8】図7の型成形品用の成形型の要部縦断面図であ
る。
る。
1 オイルシール
2 シール本体
3 ダキ代部
4 補強環
5 ゴム状弾性体
6 凹部
7 凸部
8 成形品
9 上型
10 下型
11 中型
12 キャビティ
13 成形品
14 環押さ用凸部
15 粗面
Claims (3)
- 【請求項1】成形品本体表面に、型開きの際に成形品本
体を複数の型のうちの一つの型に保持するために凹凸を
有するダキ代部を設けた型成形品において、前記ダキ代
部表面を粗面にしたことを特徴とする型成形品。 - 【請求項2】型開きの際に互いに開閉される複数の型の
うち、1つの型に成形品を残し、その後成形品を離型す
る型成形品の製造方法において、前記成形品を残す型と
成形品との密着面の一部を粗面とすることにより、該成
形品を残す型と成形品間の摩擦抵抗を大きくしたことを
特徴とする型成形品の製造方法。 - 【請求項3】互いに開閉自在の複数の型を型閉めして成
形用のキャビティを構成する成形型において、前記複数
の型のうち1つの型のキャビティに臨む面の一部に、型
と成形品間の摩擦抵抗を大きくするための表面粗し処理
を施して成ることを特徴とする成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41345990A JP2992084B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 型成形品およびその製造方法並びに成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41345990A JP2992084B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 型成形品およびその製造方法並びに成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04221613A true JPH04221613A (ja) | 1992-08-12 |
JP2992084B2 JP2992084B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=18522094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41345990A Expired - Fee Related JP2992084B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 型成形品およびその製造方法並びに成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2992084B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297811A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Bridgestone Corp | 分割金型およびその表面処理方法 |
SE2050687A1 (en) * | 2019-06-19 | 2020-12-20 | Trelleborg Bohemia A S | Dust proof sleeve |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP41345990A patent/JP2992084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297811A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Bridgestone Corp | 分割金型およびその表面処理方法 |
SE2050687A1 (en) * | 2019-06-19 | 2020-12-20 | Trelleborg Bohemia A S | Dust proof sleeve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2992084B2 (ja) | 1999-12-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990907 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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