JPH0422031Y2 - - Google Patents

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JPH0422031Y2
JPH0422031Y2 JP15239985U JP15239985U JPH0422031Y2 JP H0422031 Y2 JPH0422031 Y2 JP H0422031Y2 JP 15239985 U JP15239985 U JP 15239985U JP 15239985 U JP15239985 U JP 15239985U JP H0422031 Y2 JPH0422031 Y2 JP H0422031Y2
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water
radiator
inlet
cooling
water inlet
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、エンジンのシリンダの外側周囲に
あるウオータジヤケツト内に水を循環させエンジ
ンを冷却し、冷却によつて熱くなつた水をラジエ
ータに導いて走行による風や冷却フアンの風で冷
してからまたウオータジヤケツトにもどしている
水冷式エンジンの冷却装置に関するものである。
従来技術 従来の水冷式エンジンの冷却装置としては、例
えば第3図に示すようなものがある(トヨタクラ
ウン新型車解説書(昭和56年8月トヨタ自動車工
業株式会社発行)参照)。
図中1がエンジンのシリンダの外側周囲にある
ウオータジヤケツトで、該ウオータジヤケツト1
とラジエータ2とを通水路3,4によつて連通し
て冷却水循環路を密閉形成してある。通水路4と
ウオータジヤケツト1との連結部にはサーモスタ
ツト5を設けてあり、冷却水温度が上昇するとサ
ーモスタツト5が開弁しラジエータ2から該サー
モスタツト5を通過してウオータジヤケツト1に
冷却水が流れるようにしてある。冷却水温度が上
昇していない場合には上記サーモスタツト5は閉
弁しており、冷却水は第3図上矢標で示すように
ウオータジヤケツト1内を循環し、必要に応じて
図示しないヒータにパイプ6,7を通つて送られ
る。そして、この冷却装置に冷却水を供給するに
は、ラジエータ2の上部にある注水口キヤツプ8
を外して注水口9から冷却水を供給するのであ
る。
考案が解決しようとする問題点 上述した従来の冷却装置では、冷却水を供給す
る場合に、サーモスタツト5が閉弁した状態にあ
るため、次のような問題点があつた。
サーモスタツト5には空気抜きのための小孔あ
るいはジグル弁が設けられているが、注水口9か
ら冷却水を注水する場合にジグル弁等が充分な機
能を果し得ない場合がある。このような場合に
は、注水口9からラジエータ2に供給された冷却
水が通水路4中の空気圧によつて注水口9から溢
れ出し、通水路4中に空気が残留したままとな
る。また、注水時にラジエータ2の上部にまで注
水されると注水されている冷却水は通水路3を通
つてウオータジヤケツト1にも流れることにな
る。斯かる状態になると、通水路4内にあつてサ
ーモスタツト5のジグル弁を通つて逃されるべき
空気やウオータジヤケツト1内にある空気が冷却
水循環路から外部へ逃げることができなくなつて
しまう。そのため、注水している冷却水が注水口
9から溢れだし、空気が残留しているにも拘らず
外見上冷却水循環路は冷却水で満たされた状態と
なつて、作業者が注水口キヤツプ8を被せてしま
うことになる。
そして、このような状態でエンジンを運転する
と、エンジンを冷却するために必要な量の冷却水
がないので、オーバヒートしてしまうことにな
る。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記の問題点に鑑み、冷却水循環
路内に冷却水を供給する場合に、該冷却水循環路
内にある空気を注水されている冷却水によつて確
実に押し出し、冷却水循環路内に空気が残留する
ことがなく、そのためエンジンをオーバヒートさ
せることのない水冷式エンジンの冷却装置を提供
することを目的としている。
そして、この目的のためこの考案に係る水冷式
エンジンの冷却装置は、ラジエータ出口とウオー
タジヤケツト入口との連通を冷却水温度に応じて
開閉するサーモスタツトを有し、該サーモスタツ
トを迂回してラジエータ出口とウオータジヤケツ
ト入口とを連通する迂回通水路を設け、該迂回通
水路の途中にウオータジヤケツト出口及びラジエ
ータ入口を連通する通水路と前記迂回通水路とを
連通する連通部を形成し、前記通水路の前記連通
部への開口に対向する上部に冷却水の注水口を設
け、該注水口を注水口キヤツプで閉成すると共
に、前記通水路及び前記連通部を貫通して前記迂
回通水路まで突出し且つ前記迂回通水路及び前記
連通部を遮断する膨出部を前記注水口キヤツプに
設けたことを特徴としている。
作 用 上記注水口から冷却水を注水すると、冷却水は
二方向に分岐して流れ、一方はラジエータ出口か
らラジエータに流れ込み、他方はウオータジヤケ
ツト入口からウオータジヤケツトに流れ込む。該
流れ込んだ冷却水は、ラジエータ及びウオータジ
ヤケツト内にある空気をそれぞれ押し出すように
して、ラジエータ及びウオータジヤケツト内を満
たすことになる。
そして、注水口キヤツプを被せれば、上記迂回
通水路を遮断してウオータジヤケツト出口とラジ
エータ入口とが連通し、ラジエータからサーモス
タツトを経由してウオータジヤケツトに至り該ウ
オータジヤケツトからラジエータに至る冷却水循
環路が密閉形成される。
実施例 以下、第1図及び第2図に示した好ましい実施
例に基いて、この考案に係る水冷式エンジンの冷
却装置を具体的に説明する。
図中11がサーモスタツトでサーモスタツトハ
ウジング12に取り付けてあり、該サーモスタツ
ト11によつてラジエータの出口側に連通したウ
オータインレツトパイプ13とサーモスタツトハ
ウジング12との連通の開閉が行なわれる。サー
モスタツトハウジング12は、側方12aでウオ
ータジヤケツトに連通し下方12bでウオータポ
ンプを経由してウオータジヤケツトに連通してい
る。そして、サーモスタツトハウジング12とウ
オータインレツトパイプ13との上部を迂回通水
路14によつて連通し、そのため該迂回通水路1
4によつて上記サーモスタツト11を迂回してラ
ジエータ出口とウオータジヤケツト入口とを連通
してある。
上記迂回通水路14には、サーモスタツトハウ
ジング12に連通した下部アウトレツトパイプ1
4aとウオータインレツトパイプ13に連通した
下部アウトレツトパイプ14bを有し、これらの
下部アウトレツトパイプ14a,14bとの間に
ある部位を下方に僅かに窪ませて窪み部14cを
形成してある。上記下部アウトレツトパイプ14
a,14bの上方には側方に突出した上部アウト
レツトパイプ14d,14eを設けてあり、上部
アウトレツトパイプ14dはラジエータ入口に連
通したアツパホース15と、上部アウトレツトパ
イプ14eはウオータジヤケツト出口に連通した
アツパホース16に夫々連結されて通水路17′
の一部となつている。すなわち、この通水路1
7′と迂回通水路14とは連通部17を介して一
つの部材により連通されている。また、連通部1
7に対向した通水路17′の上部には大気に開口
して注水口18を設けてある。なお、この注水口
18は前記窪み部14cの真上に位置させてあ
る。
上記注水口18は注水口キヤツプ19を被せる
ことにより密閉することができるが、密閉のため
の構造は、従来ラジエータ2の注水口9に被せて
密閉するようにしていた注水口キヤツプ8と同様
の構造である。そして、この考案に係る冷却装置
用の注水口キヤツプ19は、従来の密閉構造に加
えて該密閉構造を備えた密閉部19aから下方に
延長して設けた膨出部としての延長部19bを具
備している。この延長部19bの下端部19c
は、該注水口キヤツプ19を注水口18に被せた
際に、迂回通水路14に形成した前記窪み部14
c内に位置するようにしてあり、該下端部19c
に捲装したOリング20を窪み部14cの上部内
周面に圧着するようにしてある。また、該下端部
19cから迂回通水路14の前記連通部17に至
るまでを、迂回通水路14の下部アウトレツトパ
イプ14aと下部アウトレツトパイプ14bとを
遮断する遮断部19dとしてあり、この遮断部1
9dの上部にOリング21を捲装して下部アウト
レツトパイプ14a,14bと連通部17との境
界部に該Oリング21が圧着するようにしてあ
る。さらに、注水口キヤツプ19の延長部19b
の前記密閉部19aと遮断部19dとの間を通過
部19eとしてあり、該通過部19eに適宜な孔
部19f,19f……を形成して、注水口キヤツ
プ19を被せた際に、該孔部19f,19f……
を介してラジエータ入口に接続されたアツパホー
ス15とウオータジヤケツト出口に接続されたア
ツパホース16とを連通するようにしてある。
なお、注水口18の側部には逃し孔18aを形
成してあり、冷却水温度が上昇して冷却装置内圧
力が大きくなつた場合等に、該逃し孔18aを通
つて冷却装置内の空気や冷却水が外部に放出され
るようにしてある。
また、ラジエータ2に設けられている従来の注
水口9は廃止してしまうことが可能であるが、勿
論残存させておくことも可能である。
以上により構成されるこの考案に係る水冷式エ
ンジンの冷却装置の実施例について、冷却装置に
冷却水を供給する場合の冷却水の流れ及び空気の
流れを、以下に説明する。
冷却水を供給するために注水口キヤツプ19を
外すと、第2図に示すように、注水口18によつ
て冷却装置の内外が連通すると共に、アツパホー
ス15,16、ウオータインレツトパイプ13及
びサーモスタツトハウジング12の全てが連通す
る。そして、注水口18から注水された冷却水
は、第2図上実線の矢標で示すように、迂回通水
路14に流れ該迂回通水路14で二方向に分かれ
て、一方はサーモスタツトハウジング12に、他
方はウオータインレツトパイプ13に流れる。サ
ーモスタツトハウジング12に流れた冷却水は側
方12aからウオータジヤケツトに流れ込み、ウ
オータインレツトパイプ13に流れた冷却水はラ
ジエータに流れ込む。これらウオータジヤケツト
及びラジエータに流れた冷却水は、それぞれウオ
ータジヤケツト内及びラジエータ内にある空気を
押し出すようにして流れ、これらの空気は第2図
上破線の矢標で示すようにアツパホース15,1
6内を通つて注水口18から外部に排出されるの
である。
このように注水口18から注水された冷却水
は、サーモスタツト11を経由することなくウオ
ータジヤケツト及びラジエータに分かれて流れ込
むので、その流れが妨害されるようなことはな
い。
注水口18から冷却水が溢れ出ると冷却装置は
冷却水で満たされた状態となるので、注水口キヤ
ツプ19を被せる。注水口キヤツプ19を被せる
と、第1図に示すように、迂回通水路14は遮断
されてラジエータの出口側に連通したウオータイ
ンレツトパイプ13とウオータジヤケツトの入口
側に連通したサーモスタツトハウジング12とは
サーモスタツト11を介してのみ連通し、ラジエ
ータの入口側とウオータジヤケツトの出口側とは
注水口キヤツプ19に形成した孔部19f,19
f……を介して連通した状態となつて、第3図に
示す従来の冷却装置と同様の冷却水循環路が密閉
形成されることになるのである。
効 果 叙上の如くこの考案に係る水冷式エンジンの冷
却装置は、ラジエータ出口とウオータジヤケツト
入口との連通を冷却水温度に応じて開閉するサー
モスタツトを有し、該サーモスタツトを迂回して
ラジエータ出口とウオータジヤケツト入口とを連
通する迂回通水路を設け、該迂回通水路の途中に
ウオータジヤケツト出口及びラジエータ入口を連
通する通水路と前記迂回通水路とを連通する連通
部を形成し、前記通水路の前記連通部への開口に
対向する上部に冷却水の注水口を設け、該注水口
を注水口キヤツプで閉成すると共に、前記通水路
及び前記連通部を貫通して前記迂回通水路まで突
出し且つ前記迂回通水路及び前記連通部を遮断す
る膨出部を前記注水口キヤツプに設けた構成とし
たから、以下に述べる効果を有する。
冷却水を供給する場合には、注水された冷却水
はサーモスタツトを経由することなくラジエータ
及びウオータジヤケツトのそれぞれに直接流れ込
み、且つ、該冷却水の流れる方向とラジエータ内
及びウオータジヤケツト内の空気の排出方向とが
一致しているので、これらの空気を確実に排出す
ることができる。また、注水口キヤツプを被せれ
ば、従来と同様の冷却水循環路が密閉形成される
ので、冷却装置の機能は従来と変わるところがな
い。
また、冷却装置内を適量の冷却水で満たすこと
ができるので、エンジンのオーバヒートを防止す
ることができ安全な走行を行なうことができる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案に係る水冷式エン
ジンの冷却装置の好ましい実施例を示すもので、
第1図は要部の断面図で注水口キヤツプを被せた
状態を示してあり、第2図は同じく注水口キヤツ
プを外した状態を示してある。 11……サーモスタツト、12……サーモスタ
ツトハウジング、13……ウオータインレツトパ
イプ、14……迂回通水路、14a,14b……
下部アウトレツトパイプ、14c……窪み部、1
4d,14e……上部アウトレツトパイプ、1
5,16……アツパホース、17……連通部,1
8……注水口、19……注水口キヤツプ,19a
……密閉部、19b……延長部、19c……下端
部、19d……遮断部、19e……通過部、19
f,19f……孔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエータ出口とウオータジヤケツト入口との
    連通を冷却水温度に応じて開閉するサーモスタツ
    トを有し、該サーモスタツトを迂回してラジエー
    タ出口とウオータジヤケツト入口とを連通する迂
    回通水路を設け、該迂回通水路の途中にウオータ
    ジヤケツト出口及びラジエータ入口を連通する通
    水路と前記迂回通水路とを連通する連通部を形成
    し、前記通水路の前記連通部に対向する上部に冷
    却水の注水口を設け、該注水口を注水口キヤツプ
    で閉成すると共に、前記通水路及び前記連通部を
    貫通して前記迂回通水路まで突出し且つ前記迂回
    通水路及び前記連通部を遮断する膨出部を前記注
    水口キヤツプに設けたことを特徴とする水冷式エ
    ンジンの冷却装置。
JP15239985U 1985-10-04 1985-10-04 Expired JPH0422031Y2 (ja)

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JP15239985U JPH0422031Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JP15239985U JPH0422031Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JPS6259718U JPS6259718U (ja) 1987-04-14
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