JPH04218720A - 影絵パターンを利用するエンコーダ - Google Patents

影絵パターンを利用するエンコーダ

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JPH04218720A
JPH04218720A JP41733390A JP41733390A JPH04218720A JP H04218720 A JPH04218720 A JP H04218720A JP 41733390 A JP41733390 A JP 41733390A JP 41733390 A JP41733390 A JP 41733390A JP H04218720 A JPH04218720 A JP H04218720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
scale
shadow
encoder
lattice
Prior art date
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Pending
Application number
JP41733390A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
寛 小林
Haruhiko Machida
町田 晴彦
Jun Aketo
純 明渡
Tomoyuki Yamaguchi
山口 友行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP41733390A priority Critical patent/JPH04218720A/ja
Publication of JPH04218720A publication Critical patent/JPH04218720A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は影絵パターンを利用する
エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】線状光源からの光束を格子パターンに照
射することにより格子パターンに対応する影絵パターン
を発生させ、格子パターンの移動に伴う影絵パターンの
変位を光センサーにより検出して格子パターンの移動量
を測定する方法が知られている(特開平1−29751
3号公報)。
【0003】本発明は上記影絵パターンを利用するので
、以下に先ず影絵パターンに就き簡単に説明する。
【0004】図4に於いて符号10は線状光源、符号1
2は格子パターン、符号14はスクリーンを示している
。格子パターンは透過率変化もしくは反射率変化が1方
向に単周期的に繰り返されたものであるが、図4に示す
格子パターン12は図の上下方向に透過率変化が単周期
的に繰り返されたものである。格子パターンに関して、
透過率変化もしくは反射率変化が「単周期的に繰り返さ
れる方向」を「格子配列方向」と呼ぶ。従って図4では
図の上下方向が格子パターン12の格子配列方向である
。格子パターン12は格子ピッチ、即ち格子配列方向に
おける透過率変化の周期としてξを持つ。
【0005】線状光源10は、格子パターン12の格子
配列方向に長さdを有する。線状光源としては例えば、
半導体レーザーの発光部を格子配列方向と平行にしたも
のが好適である。
【0006】線状光源10からの光束を格子パターン1
2に照射すると、格子パターン12の各被照射部から回
折光L1,L2,L3,L4,L5等が発生する。そし
て、これら回折光同志が干渉する領域には符号20で示
すような干渉縞が現れる。
【0007】線状光源10の長さdと格子パターン12
の格子ピッチξが、 (1/10)≦(d/ξ)≦4    (1)なる条件
を満足するとき、上記干渉縞20を「影絵パターン」と
呼ぶ。この影絵パターンは、恰も線状光源10の位置に
理想的な点光源を置き、格子パターン12を幾何光学的
な影絵として拡大したかのように発生する。即ち線状光
源10と格子パターン12の距離をb1、格子パターン
12とスクリーン14の距離をb2とすると、影絵パタ
ーン20は格子パターン12を{(b1+b2)/b1
}倍に拡大したものとなる。しかも線状光源10を固定
して格子パターン12をその格子配列方向に移動させる
と影絵パターン20も格子パターン12と影絵関係を保
ったまま格子パターン12と同方向に変位する。従って
格子パターンの移動量Dは影絵パターン20により{(
b1+b2)/b1}倍に拡大することができ、影絵パ
ターンを利用すると格子パターン自体の極めて微小な変
位を高精度に測定できるのである。
【0008】線状光源10の、図4の図面に直交する方
向の寸法は特に制限がない。また線状光源から格子パタ
ーンに照射する光はコヒーレント光が理想的であるが、
LEDのような光源からのインコヒーレントな光束でも
、図5に示すような長さdを持つスリット(同図(I)
)や、長径もしくは短径がdであるような楕円状開口を
持つアパーチュア(II)、あるいは直径がdであるよ
うな円形の開口を持つアパーチュア(III)を介して
取り出して格子パターンに照射すると、上記dと格子ピ
ッチξとの関係が上記(1)を満足すれば影絵パターン
を発生させることができる。
【0009】影絵パターンを利用すると上記の如く格子
パターンの移動量を極めて高精度に測定できるから、影
絵パターンを利用して極めて制度の高いエンコーダを実
現できる。
【0010】上記のような影絵パターンを利用するエン
コーダでも、測定の精度は影絵パターンの変位を検出す
る光センサーからの信号のS/N比に左右される。光セ
ンサーからS/N比の高い信号を得るためにはコントラ
ストの高い影絵パターンを発生させる必要がある。特に
格子パターンを形成されているスケールの移動が速い場
合には影絵パターンのコントラストが十分でないと良好
なエンコーダ機能を実現できない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みてなされたものであって、影絵パターンを利用し
た精度の良いエンコーダの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のエンコーダは「
スケール上に形成された1次元の格子パターンに線状光
源からの光束を照射して反射させ、格子パターンによる
回折光の干渉により格子パターンに対応する影絵パター
ンを発生せしめ、スケールの格子配列方向への移動に伴
う影絵パターンの変位を光センサーにより検出してスケ
ールの移動量を測定するエンコーダ」であって以下の点
を特徴とする。
【0013】即ち「スケールの格子パターン形成部が、
格子配列方向に溝をなすような滑らかな凹面に形成され
ている」点である。なお格子パターンが1次元であると
は、格子の配列が直線もしくは曲線に沿って行われるこ
とを意味する。
【0014】スケールは具体的には円柱状の回転軸、回
転軸に直交する円板、あるいは細幅の板状等に構成でき
る。スケールを円柱状の回転軸とする場合、格子パター
ンは「回転軸の周面部に、その最大曲率方向を格子配列
方向として軸芯を囲繞するように形成する」ことができ
る(請求項2)。上記最大曲率方向とは円柱状の回転軸
の周面上で円柱の母線に直交する方向である。
【0015】スケールを回転軸に直交する円板とする場
合、格子パターンは「円板の周縁部に、円板回転方向を
格子配列方向として、回転軸を中心とする円環状に形成
する」ことができる(請求項3)。
【0016】さらにスケールを細幅の板状にする場合に
は、格子パターンを「スケール長手方向を格子配列方向
として直線的に形成する」ことができる(請求項4)。
【0017】なお本発明では影絵パターンはスケールに
よる反射光で形成されるので、格子パターンは反射率変
化の単周期的な繰返しで形成される。
【0018】
【作用】本発明のエンコーダでは、格子パターンの形成
されている部分が滑らかな凹面をなしているので、この
凹面形状がスケールによる反射光を格子配列方向と直交
する方向に集束させる凹面鏡の働きをなす。このため影
絵パターンの明暗配列方向と直交する方向に光が無駄に
広がらないためコントラストの高い影絵パターンを光セ
ンサー位置に発生させることができる。
【0019】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。図1は、
スケールを円柱状の回転軸とした場合の実施例を示す。 符号1は線状光源を示し、符号2は円柱状に形成された
回転軸によるスケール、符号3は光センサーを示す。
【0020】スケール2は軸受け4に軸支され、その周
面には格子パターン2aが形成されて居る。即ちスケー
ル2の周面部分には鼓車状の部分が形成され、この部分
に格子パターンが周面の最大曲率方向を格子配列方向と
して回転軸を囲繞するように形成されている。換言すれ
ば、格子パターン形成部は「格子配列方向に溝をなすよ
うな滑らかな凹面」になっている。
【0021】線状光源1としてはAlGaAsやGaA
s等の半導体レーザーを用い、発光部の長手方向が格子
パターン2aにおける格子配列方向に対応するように配
設する。
【0022】線状光源1からのコヒーレントな光を格子
パターン2aに照射すると影絵パターンが発生するので
、その発生部位に光センサー3を配設する。この状態で
スケール2を回転させれば影絵パターンも同角速度で回
転し、光センサー3から時間とともに正弦的に変化する
信号が得られ、この信号によりスケール2の移動量即ち
回転量が知れる。またこの回転量を時間で微分する操作
を行えば回転速度や回転加速度も知ることができる。
【0023】影絵パターンを形成させる反射光束は、格
子パターン2aの形成部の凹面形状により格子配列方向
と直交する方向の発散性が抑えられるからコントラスト
の高い影絵パターンを発生させることができ、光センサ
ー3からはS/N比の高い信号を得ることができる。
【0024】図2は、スケール6を回転軸5に直交する
円板状に形成した実施例を示している。格子パターン6
Aはスケール6の周縁部に形成されている。即ち格子パ
ターン6Aは回転軸6を中心として円環状に形成され、
この部分は線状光源1および光センサー3の側に凹面を
向けるようにリング状に凹んで滑らかな溝をなしている
。格子配列方向はスケール6の回転方向である。格子パ
ターン6Aに線状光源1からの光を照射しつつスケール
6を回転軸5により回転させ、発生する影絵パターンの
変位を光センサー3により検出する。
【0025】図3は、スケール9を細幅の板状に形成し
た実施例を示している。格子パターン9Aを形成された
部分は、スケール9の長手方向に滑らかな溝を形成する
ように凹み、線状光源および光センサー3に対して凹面
を向けている。
【0026】線状光源はLED7からの光を、図5(I
)に示すような遮光板8のスリット部分を介してスケー
ル9の格子パターン9Aに照射する。この状態でスケー
ル9をその長手方向へ移動させ、それに伴う影絵パター
ンの変位を光センサー3により検出する。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば影絵パターンを利用する
新規なエンコーダを提供できる。このエンコーダでは格
子パターンを形成されたスケール部分の凹面が反射光の
無駄な発散を抑えるので、発生する影絵パターンのコン
トラストが高く、従って光センサーからS/N比の高い
検出信号を得ることができ、良好なエンコーダ機能を実
現できる。なお、光センサーには必要に応じてインデッ
クスマスクを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の別実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】影絵パターンを説明する図である。
【図5】インコヒーレント光により影絵パターンを発生
させるための遮光板の開口形状を説明する図である。
【符号の説明】
1      線状光源 2      スケール 2a    格子パターン 3      光センサー 4      軸受け

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スケール上に形成された1次元の格子パタ
    ーンに線状光源からの光束を照射して反射させ、格子パ
    ターンによる回折光の干渉により格子パターンに対応す
    る影絵パターンを発生せしめ、スケールの格子配列方向
    への移動に伴う影絵パターンの変位を光センサーにより
    検出してスケールの移動量を測定するエンコーダであっ
    て、スケールの格子パターン形成部が、格子配列方向に
    溝をなすような滑らかな凹面に形成されていることを特
    徴とする、影絵パターンを利用するエンコーダ。
  2. 【請求項2】請求項1において、スケールが円柱状の回
    転軸であって、格子パターンが回転軸の周面部に、その
    最大曲率方向を格子配列方向として軸芯を囲繞するよう
    に形成されていることを特徴とする影絵パターンを利用
    するエンコーダ。
  3. 【請求項3】請求項1において、スケールが回転軸に直
    交する円板であって、格子パターンが円板の周縁部に、
    円板回転方向を格子配列方向として、回転軸を中心とす
    る円環状に形成されていることを特徴とする影絵パター
    ンを利用するエンコーダ。
  4. 【請求項4】請求項1において、スケールが細幅の板状
    であって、格子パターンがスケール長手方向を格子配列
    方向として、直線的に形成されていることを特徴とする
    影絵パターンを利用するエンコーダ。
JP41733390A 1990-10-25 1990-12-28 影絵パターンを利用するエンコーダ Pending JPH04218720A (ja)

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JP2-287848 1990-10-25
JP28784890 1990-10-25
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JPH04218720A true JPH04218720A (ja) 1992-08-10

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41733390A Pending JPH04218720A (ja) 1990-10-25 1990-12-28 影絵パターンを利用するエンコーダ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8395695B2 (en) 2009-08-18 2013-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Auto focusing apparatus and control method capable of selecting a main area and/or an auxiliary area of a frame as a focus detection area

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8395695B2 (en) 2009-08-18 2013-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Auto focusing apparatus and control method capable of selecting a main area and/or an auxiliary area of a frame as a focus detection area

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