JPH042186Y2 - - Google Patents
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- JPH042186Y2 JPH042186Y2 JP12039488U JP12039488U JPH042186Y2 JP H042186 Y2 JPH042186 Y2 JP H042186Y2 JP 12039488 U JP12039488 U JP 12039488U JP 12039488 U JP12039488 U JP 12039488U JP H042186 Y2 JPH042186 Y2 JP H042186Y2
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Landscapes
- Sewage (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は海水または河川水から塵芥を除去する
除塵装置に係り、特に除塵装置前後の水位差を僅
少に留めるための構造に関する。
除塵装置に係り、特に除塵装置前後の水位差を僅
少に留めるための構造に関する。
[従来の技術]
従来、一般に使用される除塵装置においては、
工業用水の用水路または発電所などの冷却水を取
水するための水路に広く使用され、最もよく知ら
れているものとしては、水路の両側にリンクチエ
ンを設け、このリンクチエンの各リンク毎にバー
スクリーンあるいは金網よりなるスクリーンを流
れ方向に対し垂直またはほぼ垂直に立設し、これ
を回動することによつてスクリーンに引掛かつた
塵芥を水路外に除去する構造のものがある。
工業用水の用水路または発電所などの冷却水を取
水するための水路に広く使用され、最もよく知ら
れているものとしては、水路の両側にリンクチエ
ンを設け、このリンクチエンの各リンク毎にバー
スクリーンあるいは金網よりなるスクリーンを流
れ方向に対し垂直またはほぼ垂直に立設し、これ
を回動することによつてスクリーンに引掛かつた
塵芥を水路外に除去する構造のものがある。
第4図、第5図、第6図は従来の除塵装置の1
実施例を示し、第4図は全体概要図、第5図およ
び第6図はバケツト部を有するスクリーン枠の部
分拡大縦断面図aと正面図bである。
実施例を示し、第4図は全体概要図、第5図およ
び第6図はバケツト部を有するスクリーン枠の部
分拡大縦断面図aと正面図bである。
第5図と第6図の違いは、スクリーン枠がリン
クチエンに垂直に設けるか、斜めに設けるかの違
いである。
クチエンに垂直に設けるか、斜めに設けるかの違
いである。
第4図において、1は上部スプロケツトホイ
ル、2は下部スプロケツトホイル、3は両スプロ
ケツトホイル1,2に無端状に装架されたリンク
チエン、4はリンクチエン3に取付けられ下部に
補促した塵芥を収納するバケツト部を有するスク
リーン枠、5は伝動チエン6と鎖車7を介して上
部スプロケツトホイル1に動力を伝達する動力装
置、8は上部スプロケツトホイル1の軸、9はト
ラフ10に塵芥を誘導させる案内板、11は除塵
装置のハウジング、12は流水路、F矢印は流水
の方向を示す。スクリーン枠4は第6図に示すよ
うに、リンクチエン3の1ピツチ毎に取付けら
れ、14はスクリーン本体で、金網または鋤状に
多数配設した棒材(バー)よりなり、かつ流水中
の塵芥などを阻止するとともに、これをすくいあ
げる部材である。15は前記スクリーン本体14
の上端部に設けられた上部ビームで、この上部ビ
ーム15は水路の幅に応じて好適な直径を有する
パイプまたは溝形鋼からなり、その中心がリンク
チエン3のローラ3b部の中心に位置するように
設けられ、かつその下部に突設された取付板16
を介し前記スクリーン本体14を一体的に固定し
ている。17は前記スクリーン本体14の下端部
に設けられた溝形鋼からなる断面コ字状の下部ビ
ームで、この下部ビーム17はその下部に隣設す
るスクリーン枠4の上部ビーム15の上方部を回
動自在に覆うように設けられ、その上部に突設さ
れた取付板18を介し、前記スクリーン本体14
を一体的に固定している。19はスクリーン本体
14をその側部から保持する側板で、この側板1
9は第5図aに示すようにリンクチエン3のリン
ク幅より広い幅を備え、かつ、上部ビーム15と
下部ビーム17の左右端面にそれぞれ一体的に固
定されている。換言すれば、この側板19と前記
上部ビーム15および下部ビーム17とによりス
クリーン本体14を保持する枠体(スクリーン枠
4)を形成している。そして、この枠体はその側
板19をボルト20によりリンク3aの側面に固
定することによりリンクチエン3に固定される。
21は前記下部ビーム17に突設された塵芥バケ
ツトで、この塵芥バケツト21はスクリーン本体
14の下部前方を斜めに覆うように設けられてお
り、その左右端部は支持板22を介して側板19
に一体的に固着されている。なお23は下降する
スクリーン本体14の背部に設けたスプレイパイ
プで、鎖線で示すようにスプレイ水をスクリーン
本体14の背面に噴射することにより、スクリー
ン本体14に付着している塵芥を離脱させるため
のものである。したがつて、流れ中に浮遊する塵
芥などは、まず、スクリーン本体14によつて阻
止され、リンクチエン3の上昇にともなつて、塵
芥バケツト21によつてすくい上げられ、塵芥を
収納した塵芥バケツト21はさらに上昇し、上部
スプロケツト1の頂部で水平となり、次いで反転
して降下する。
ル、2は下部スプロケツトホイル、3は両スプロ
ケツトホイル1,2に無端状に装架されたリンク
チエン、4はリンクチエン3に取付けられ下部に
補促した塵芥を収納するバケツト部を有するスク
リーン枠、5は伝動チエン6と鎖車7を介して上
部スプロケツトホイル1に動力を伝達する動力装
置、8は上部スプロケツトホイル1の軸、9はト
ラフ10に塵芥を誘導させる案内板、11は除塵
装置のハウジング、12は流水路、F矢印は流水
の方向を示す。スクリーン枠4は第6図に示すよ
うに、リンクチエン3の1ピツチ毎に取付けら
れ、14はスクリーン本体で、金網または鋤状に
多数配設した棒材(バー)よりなり、かつ流水中
の塵芥などを阻止するとともに、これをすくいあ
げる部材である。15は前記スクリーン本体14
の上端部に設けられた上部ビームで、この上部ビ
ーム15は水路の幅に応じて好適な直径を有する
パイプまたは溝形鋼からなり、その中心がリンク
チエン3のローラ3b部の中心に位置するように
設けられ、かつその下部に突設された取付板16
を介し前記スクリーン本体14を一体的に固定し
ている。17は前記スクリーン本体14の下端部
に設けられた溝形鋼からなる断面コ字状の下部ビ
ームで、この下部ビーム17はその下部に隣設す
るスクリーン枠4の上部ビーム15の上方部を回
動自在に覆うように設けられ、その上部に突設さ
れた取付板18を介し、前記スクリーン本体14
を一体的に固定している。19はスクリーン本体
14をその側部から保持する側板で、この側板1
9は第5図aに示すようにリンクチエン3のリン
ク幅より広い幅を備え、かつ、上部ビーム15と
下部ビーム17の左右端面にそれぞれ一体的に固
定されている。換言すれば、この側板19と前記
上部ビーム15および下部ビーム17とによりス
クリーン本体14を保持する枠体(スクリーン枠
4)を形成している。そして、この枠体はその側
板19をボルト20によりリンク3aの側面に固
定することによりリンクチエン3に固定される。
21は前記下部ビーム17に突設された塵芥バケ
ツトで、この塵芥バケツト21はスクリーン本体
14の下部前方を斜めに覆うように設けられてお
り、その左右端部は支持板22を介して側板19
に一体的に固着されている。なお23は下降する
スクリーン本体14の背部に設けたスプレイパイ
プで、鎖線で示すようにスプレイ水をスクリーン
本体14の背面に噴射することにより、スクリー
ン本体14に付着している塵芥を離脱させるため
のものである。したがつて、流れ中に浮遊する塵
芥などは、まず、スクリーン本体14によつて阻
止され、リンクチエン3の上昇にともなつて、塵
芥バケツト21によつてすくい上げられ、塵芥を
収納した塵芥バケツト21はさらに上昇し、上部
スプロケツト1の頂部で水平となり、次いで反転
して降下する。
そして、塵芥バケツト21内に存する塵芥はそ
の重力により落下し、下部スクリーンの塵芥バケ
ツト21の外面とガイドプレート9に案内されて
水路10内に排出される。一方、スクリーン本体
14に付着している塵芥などは、スプレイ水によ
つて離脱され前記同様下部スクリーンの塵芥バケ
ツト21の外面とガイドプレート9を介してトラ
フ10に排出される。
の重力により落下し、下部スクリーンの塵芥バケ
ツト21の外面とガイドプレート9に案内されて
水路10内に排出される。一方、スクリーン本体
14に付着している塵芥などは、スプレイ水によ
つて離脱され前記同様下部スクリーンの塵芥バケ
ツト21の外面とガイドプレート9を介してトラ
フ10に排出される。
以上のように構成されたスクリーン枠4を接合
した無端のリンクチエン3は通常第4図に示すよ
うにおおよそ6歯の複数歯を持つ上部プロケツト
ホイル1により駆動される。なおL矢印はリンク
チエン駆動方向を示す。
した無端のリンクチエン3は通常第4図に示すよ
うにおおよそ6歯の複数歯を持つ上部プロケツト
ホイル1により駆動される。なおL矢印はリンク
チエン駆動方向を示す。
[考案が解決しようとする課題]
近年、取水量の増大に伴ない水路幅も広くなる
一方、水路に浮遊する塵芥が増加する傾向にあ
り、特に一時的、集中的に多量の水母などの塵芥
が流入殺到した場合には、設置した除塵装置の処
理能力を越え、それらの塵芥を処理しきれず、網
枠またはバー枠の通水部分は次第に閉塞し遂には
十分な通水の確保ができなくなり、除塵装置の前
後の水位差が急上昇するという事態を招いてい
た。
一方、水路に浮遊する塵芥が増加する傾向にあ
り、特に一時的、集中的に多量の水母などの塵芥
が流入殺到した場合には、設置した除塵装置の処
理能力を越え、それらの塵芥を処理しきれず、網
枠またはバー枠の通水部分は次第に閉塞し遂には
十分な通水の確保ができなくなり、除塵装置の前
後の水位差が急上昇するという事態を招いてい
た。
このため、除塵装置前後の水位差がある一定値
を越えると網枠やバー枠に加わる流水圧力が過大
となり装置に構造的損傷を及ぼすことになるの
で、止むを得ず工場の取水量を制限するなどの処
置を講じていた。
を越えると網枠やバー枠に加わる流水圧力が過大
となり装置に構造的損傷を及ぼすことになるの
で、止むを得ず工場の取水量を制限するなどの処
置を講じていた。
しかし、こういう事態が電力需要期に起こつた
場合には、発電所においては電力の供給が電力の
需要に追いつかず停電という公共上由々しき異常
事態を来たしていた。
場合には、発電所においては電力の供給が電力の
需要に追いつかず停電という公共上由々しき異常
事態を来たしていた。
[課題を解決するための手段]
本考案は以上の課題を解決して一時的に多量の
水母などの塵芥の流入の際(以下「緊急時」とす
る)、除塵装置の過負荷による水路前後の異常な
水位差発生を解消するため、無端状のリンクチエ
ンに塵芥捕集用のスクリーンまたはバーを備えた
スクリーン枠またはバー枠を接合し、前記リンク
チエンを上下一対のスプロケツトホイルを介して
駆動する除塵装置において、前記スクリーン枠ま
たはバー枠の上半分の領域に塵芥滑動板を鉛直方
向に、かつ、枠の幅方向に略等間隔に複数個設け
た。
水母などの塵芥の流入の際(以下「緊急時」とす
る)、除塵装置の過負荷による水路前後の異常な
水位差発生を解消するため、無端状のリンクチエ
ンに塵芥捕集用のスクリーンまたはバーを備えた
スクリーン枠またはバー枠を接合し、前記リンク
チエンを上下一対のスプロケツトホイルを介して
駆動する除塵装置において、前記スクリーン枠ま
たはバー枠の上半分の領域に塵芥滑動板を鉛直方
向に、かつ、枠の幅方向に略等間隔に複数個設け
た。
また、塵芥滑動板の材質を塵芥などの付着が起
こりにくく、容易にその表面を滑りやすい材質、
すなわち、弗素樹脂、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリオレフイン、ポリウレタン、エポキシ樹
脂またはこれらを含むFRPとした。
こりにくく、容易にその表面を滑りやすい材質、
すなわち、弗素樹脂、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリオレフイン、ポリウレタン、エポキシ樹
脂またはこれらを含むFRPとした。
また、塵芥滑動板の形状は、上方かつ下方へ向
けて塵芥が滑りやすく途中に付着しにくいように
略直角三角形を採用した。
けて塵芥が滑りやすく途中に付着しにくいように
略直角三角形を採用した。
[作用]
本考案では、塵芥を実際に捕促するスクリーン
枠またはバー枠の流水通過面の上半分の領域に塵
芥滑動板を鉛直方向に、かつ、枠の幅方向に略等
間隔に複数個設けたので、水母などの塵芥が一時
的に大量に流水とともに除塵装置に流れ込んでき
ても、枠の上半分に当接する塵芥は速やかに塵芥
滑動板によつて下半分の領域に移動した後、バケ
ツト部へ捕集されるので上半分の領域に流水の流
れる面積が確保されるので塵芥装置前後の水位差
が異常に大きくなることを防止できる。また、塵
芥滑動板の材質を前記した材質としたり、あるい
は形状を略直角三角形状とすることにより枠内に
当接する塵芥はますます下半分の領域へ滑動しや
すくなる。
枠またはバー枠の流水通過面の上半分の領域に塵
芥滑動板を鉛直方向に、かつ、枠の幅方向に略等
間隔に複数個設けたので、水母などの塵芥が一時
的に大量に流水とともに除塵装置に流れ込んでき
ても、枠の上半分に当接する塵芥は速やかに塵芥
滑動板によつて下半分の領域に移動した後、バケ
ツト部へ捕集されるので上半分の領域に流水の流
れる面積が確保されるので塵芥装置前後の水位差
が異常に大きくなることを防止できる。また、塵
芥滑動板の材質を前記した材質としたり、あるい
は形状を略直角三角形状とすることにより枠内に
当接する塵芥はますます下半分の領域へ滑動しや
すくなる。
[実施例]
以下、本考案の実施例について詳細に説明す
る。第1図、第2図は本考案に係る除塵装置の実
施例を示す部分拡大断面図である。第3図は本考
案の不適切な実施例を示す部分拡大断面図であ
る。
る。第1図、第2図は本考案に係る除塵装置の実
施例を示す部分拡大断面図である。第3図は本考
案の不適切な実施例を示す部分拡大断面図であ
る。
第1図、第2図に示す実施例にはスクリーン枠
の縦断面図が示されており、スクリーン枠は上部
ビーム15、下部ビーム17、左右の側板19、
19の4つの部材で長方形の枠体(スクリーン枠
4)を形成し、これにスクリーン本体(網)14
が上部ビーム15、下部ビーム17に各々取付板
16,18を介して一体的に取付けられる。そし
て、この枠体4の内側でスクリーン14のほぼ上
半分の領域に鉛直方向に枠体の横幅方向全域に亘
つて略等間隔のピツチで複数個の塵芥滑動板30
を上部ビーム15の底面にボルトナツトなどの締
付手段により固設する。塵芥滑動板30の形状は
第1図のように略直角三角形状としたり、あるい
は第2図に示すように下方に向つて漸次高さが低
くなつていく滑らかな曲線形状としても良い。要
は上半分の領域に流水とともに流下してきた塵芥
が上半分の領域の部分に留まることなく速やかに
下半分や枠体の下部に設けた塵芥バケツト21へ
移動できる形状であれば良い。
の縦断面図が示されており、スクリーン枠は上部
ビーム15、下部ビーム17、左右の側板19、
19の4つの部材で長方形の枠体(スクリーン枠
4)を形成し、これにスクリーン本体(網)14
が上部ビーム15、下部ビーム17に各々取付板
16,18を介して一体的に取付けられる。そし
て、この枠体4の内側でスクリーン14のほぼ上
半分の領域に鉛直方向に枠体の横幅方向全域に亘
つて略等間隔のピツチで複数個の塵芥滑動板30
を上部ビーム15の底面にボルトナツトなどの締
付手段により固設する。塵芥滑動板30の形状は
第1図のように略直角三角形状としたり、あるい
は第2図に示すように下方に向つて漸次高さが低
くなつていく滑らかな曲線形状としても良い。要
は上半分の領域に流水とともに流下してきた塵芥
が上半分の領域の部分に留まることなく速やかに
下半分や枠体の下部に設けた塵芥バケツト21へ
移動できる形状であれば良い。
なお、塵芥滑動板の形状を第3図のように、上
部ビーム15と塵芥滑動板30との間にくさび形
の空間40を持つような形状にすると、その間に
塵芥が閉塞滞留して下方へ流れないのでかえつて
良くない。
部ビーム15と塵芥滑動板30との間にくさび形
の空間40を持つような形状にすると、その間に
塵芥が閉塞滞留して下方へ流れないのでかえつて
良くない。
また、塵芥滑動板30の材質は鋼板でも良い
が、その目的から考えて塵芥が付着しにくく、ま
た滑りやすい合成樹脂製であることが望ましく、
とりわけ、弗素樹脂、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリオレフイン、ポリウレタン、エポキシ樹
脂などが望ましい。また、これらを含むFRP(繊
維強化プラスチツク)や通常のFRPにしても良
い。塵芥滑動板のピツチは15〜30mmの間で選定
し、等間隔としても良いし中央部で密に端部で粗
に配列しても良い。なお、符号19aで示すもの
は遮水板で左右の側板19,19の外側に設ける
鋼板である。
が、その目的から考えて塵芥が付着しにくく、ま
た滑りやすい合成樹脂製であることが望ましく、
とりわけ、弗素樹脂、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリオレフイン、ポリウレタン、エポキシ樹
脂などが望ましい。また、これらを含むFRP(繊
維強化プラスチツク)や通常のFRPにしても良
い。塵芥滑動板のピツチは15〜30mmの間で選定
し、等間隔としても良いし中央部で密に端部で粗
に配列しても良い。なお、符号19aで示すもの
は遮水板で左右の側板19,19の外側に設ける
鋼板である。
以上のように構成された除塵装置の作動を次に
説明すると、第1実施例(第1図)と第2実施例
(第2図)とも、図示のF方向より流水とともに
流水中もしくは流水表面に漂流する水母などの塵
芥は、スクリーン枠4と交差しスクリーン面に当
接するが、スクリーン枠4の上半分に向かう塵芥
のうち塵芥滑動板間隔以上の大物の塵芥はまず塵
芥滑動板30に当接した後塵芥滑動板30の縁辺
に沿つて下方へ移行し、しかる後塵芥バケツト2
1へ捕集収納される。このように捕集された塵芥
は順次L方向へ上昇し、上部スプロケツト1の頂
部で反転しスプレイ23による噴射作用と塵芥自
身の重力作用でガイドプレート9を経由してトフ
ラ10に排出される。
説明すると、第1実施例(第1図)と第2実施例
(第2図)とも、図示のF方向より流水とともに
流水中もしくは流水表面に漂流する水母などの塵
芥は、スクリーン枠4と交差しスクリーン面に当
接するが、スクリーン枠4の上半分に向かう塵芥
のうち塵芥滑動板間隔以上の大物の塵芥はまず塵
芥滑動板30に当接した後塵芥滑動板30の縁辺
に沿つて下方へ移行し、しかる後塵芥バケツト2
1へ捕集収納される。このように捕集された塵芥
は順次L方向へ上昇し、上部スプロケツト1の頂
部で反転しスプレイ23による噴射作用と塵芥自
身の重力作用でガイドプレート9を経由してトフ
ラ10に排出される。
[考案の効果]
本考案においては、スクリーン枠の上半分の領
域に塵芥滑動板を設けたので、流水中に含有する
塵芥が一時的に多量になつた、いわゆる緊急時の
際にも上半分の領域に当接した大物の塵芥は速や
かに下部の塵芥バケツトに捕集されるので上半分
の領域は比較的流水の通過に支障が少なく、この
ため除塵装置前後に生じる水位差をできるだけ小
さく留めておくことができる。そのため除塵装置
の各機器部品へ加わる負荷を軽減でき、機器の損
傷を防止することができるので安全性が向上す
る。また、緊急時にも必要最小限の取水が確保で
きるので連続安定運転が可能で装置使用上の信頼
性が高まり、装置の維持管理、運転操作性が向上
する。
域に塵芥滑動板を設けたので、流水中に含有する
塵芥が一時的に多量になつた、いわゆる緊急時の
際にも上半分の領域に当接した大物の塵芥は速や
かに下部の塵芥バケツトに捕集されるので上半分
の領域は比較的流水の通過に支障が少なく、この
ため除塵装置前後に生じる水位差をできるだけ小
さく留めておくことができる。そのため除塵装置
の各機器部品へ加わる負荷を軽減でき、機器の損
傷を防止することができるので安全性が向上す
る。また、緊急時にも必要最小限の取水が確保で
きるので連続安定運転が可能で装置使用上の信頼
性が高まり、装置の維持管理、運転操作性が向上
する。
第1図は本考案に係る実施例を示す部分拡大図
で、aは縦断面図、bは正面図を示す。第2図は
本考案の他の実施例を示す部分拡大縦断面図であ
る。第3図は本考案の不適切な実施例を示す部分
拡大縦断面図である。第4図、第5図、第6図は
従来の除塵装置の実施例を示し、第4図は全体縦
断面図、第5図はスクリーン枠の部分拡大図で、
aは縦断面図、bは正面図、第6図はスクリーン
枠を斜めに取付けた実施例で、aは部分拡大縦断
面図、bは正面図である。 1……上部スプロケツトホイル、2……下部ス
プロケツトホイル、3……リンクチエン、3a…
…リンク、3b……ローラ、4……スクリーン
枠、5……動力装置、6……伝導チエン、7……
鎖車、14……スクリーン本体、15……上部ビ
ーム、16……取付板、17……下部ビーム、1
8……取付板、19……側板、19a……遮水
板、30……塵芥滑動板、F……流水の流れ方
向、L……リンクチエンの駆動方向。
で、aは縦断面図、bは正面図を示す。第2図は
本考案の他の実施例を示す部分拡大縦断面図であ
る。第3図は本考案の不適切な実施例を示す部分
拡大縦断面図である。第4図、第5図、第6図は
従来の除塵装置の実施例を示し、第4図は全体縦
断面図、第5図はスクリーン枠の部分拡大図で、
aは縦断面図、bは正面図、第6図はスクリーン
枠を斜めに取付けた実施例で、aは部分拡大縦断
面図、bは正面図である。 1……上部スプロケツトホイル、2……下部ス
プロケツトホイル、3……リンクチエン、3a…
…リンク、3b……ローラ、4……スクリーン
枠、5……動力装置、6……伝導チエン、7……
鎖車、14……スクリーン本体、15……上部ビ
ーム、16……取付板、17……下部ビーム、1
8……取付板、19……側板、19a……遮水
板、30……塵芥滑動板、F……流水の流れ方
向、L……リンクチエンの駆動方向。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 無端状のリンクチエンに塵芥補集用のスクリ
ーンまたはバーを備えたスクリーン枠またはバ
ー枠を接合し、前記リンクチエンを上下一対の
スプロケツトホイルを介して駆動する除塵装置
において、前記スクリーン枠またはバー枠の上
半分の領域に塵芥滑動板を鉛直方向に、かつ、
枠の幅方向に略等間隔に複数個設けたことを特
徴とする除塵装置。 (2) 塵芥滑動板の材質を弗素樹脂、ポリアミド、
ポリアセタール、ポリオレフイン、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂またはこれらを含むFRPと
する請求項1の除塵装置。 (3) 塵芥滑動板の形状を略直角三角形とする請求
項1の除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12039488U JPH042186Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12039488U JPH042186Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242926U JPH0242926U (ja) | 1990-03-26 |
JPH042186Y2 true JPH042186Y2 (ja) | 1992-01-24 |
Family
ID=31366463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12039488U Expired JPH042186Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH042186Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-16 JP JP12039488U patent/JPH042186Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242926U (ja) | 1990-03-26 |
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