JPH0421858Y2 - - Google Patents

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JPH0421858Y2
JPH0421858Y2 JP5711985U JP5711985U JPH0421858Y2 JP H0421858 Y2 JPH0421858 Y2 JP H0421858Y2 JP 5711985 U JP5711985 U JP 5711985U JP 5711985 U JP5711985 U JP 5711985U JP H0421858 Y2 JPH0421858 Y2 JP H0421858Y2
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door
rod
boss
rotating arm
water gate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、河川に立設する水門、特に上段扉と
下段扉を結合・離脱する装置を有する水位調整式
水門に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、上記を目的とした水門として、実開昭58
−45297号公報、実開昭58−45298号公報及び実開
昭57−38433号公報記載のものがある。
しかし、実開昭58−45297号公報記載の水門は、
第17図及び第18図に示すように、門型の枠体
50内に昇降自在に配設した上段扉51と下段扉
52との結合及び離脱が水位調整範囲内でも、上
段扉51が上限位置か下限位置でないと操作でき
ないため、上段扉51が上限位置では、操作者が
水門の所に行き、直接操作する必要がある。ま
た、下限位置では、操作台上部よりワイヤを操作
する必要がある。
実開昭58−38433号公報記載の水門は、上段扉
と下段扉との結合及び離脱を水位調整範囲ならど
こでもできるが、水門昇降棒がラツク棒のような
特殊な形状とか棒に孔のあいた形状の棒を用いて
いるため、結合は水門の所に行き、直接操作しな
ければならず、また、離脱は操作台上部よりワイ
ヤを操作して行わなければならない。
実開昭57−45298号公報記載の水門は、上段扉
と下段扉との結合及び離脱を行うのに水門扉昇降
用棒を用いているため、上段扉を停止させ操作を
する水位調整範囲の中間及び上限位置というとこ
ろでの操作ができない。そのため、水門の上段扉
と下段扉との結合及び離脱操作が容易でなく、一
個所での操作ができなく、複雑な構造で、水位調
整範囲内で数個所上段扉が下段扉と結合及び離脱
することができない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記問題点を解決することができる
水位調整式水門を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案では、水位調
整式水門を、門型形状の枠体の内部に昇降自在に
上段扉と下段扉とを取付け、枠体の上面に主操作
機を設け、同主操作機に扉昇降用棒を昇降自在に
取付け、同扉昇降用棒の下端を上段扉の吊金具に
連結し、同扉昇降用棒に間隔をあけて回転棒を並
設し、同回転棒の上端を、枠体の上面に設置しか
つ回転棒に回転のみを伝達する回転ボスと、回転
ボスを弾性的に回転させるバネを有する取手付ボ
スとよりなる補助操作機内に貫通させ、かつ、回
転棒の下端に水平回転アームを取付け、同水平回
転アームを下段扉の少なくとも一側側面に垂直方
向に間隔を開けて設けた溝と着脱自在に係合させ
た構成としている。
〔実施例〕
以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案
を具体的に説明する。
第1図及び第2図は上段扉1と下段扉2とが一
部重合状態になつた状態の水門を示す。また、第
3図及び第4図に、上記構成を有する水門が最下
位位置にある場合を示し、第5図及び第6図に同
水門が最上位位置にある場合を示す。
第1図及び第2図において、9は水門本体を形
成する門型形状の枠体であり、同枠体9は、その
内部に上段扉1と下段扉2とを昇降自在に取付け
ている。
また、6は枠体9の上面に設置したハンドル8
付きの主操作機であり、同主操作機6内を、扉昇
降用棒7が昇降自在に貫通している。
一方、扉昇降用棒7の下端は、上段扉1の吊金
具19と連結されている。
さらに、3,4は下段扉2の上面及び下部にそ
れぞれ設けた上段扉上限ストツパー及び上段扉下
限ストツパー、また5は上段扉1の昇降を案内す
る上段扉ガイドである。
また、第1図及び第2図において、10は枠体
9の上面に設置し、かつ上段扉1と下段扉2とを
係合離脱する補助操作機であり、同補助操作機1
0に、昇降かつ回動可能な回転棒11が貫通支持
されている。
回転棒11は、その下端に水平回転アーム12
を取付けており、同水平回転アーム12は、下段
扉2の一側側面に垂直方向に間隔を開けて設けた
複数の下段扉溝13と係合可能である。
また、第7図から第12図に下段扉2の下段扉
溝13と水平回転アーム12とからなる係合構造
の詳細な構成が示されている。
なお、第7図及び第8図は完全離脱状態を示
し、第9図及び第10図は回転棒11に回転トル
クを掛けた状態で下段扉2に一側側面上を滑動さ
せている状態を示し、第11図及び第12図は、
水平回転アーム12が下段扉溝13と係合してい
る状態を示す。
即ち、第7図及び第8図において、回転棒11
は上段扉1を貫通しており、上段扉1の下面突出
部に、L型形状の水平回転アーム12の基端を連
結しており、同水平回転アーム12は下段扉2に
垂直方向に間隔を開けて形成した一端開口かつ矩
形形状の下段扉溝13ろ選択的に係合可能であ
る。
また、第13図及び第14図に、補助操作機1
0の内部構造が示されており、10aは基部を枠
体9の上位水平部上に固着し、かつ内部に多角形
断面を有する回転棒11を回転自在かつ昇降自在
に挿通させる中空支持台、10bは同中空支持台
10aの上部に取付け、かつ内部にバネ挿入空間
を形成するバネケーシングである。
また、16及び17は、それぞれ、バネケーシ
ング10b内の下部と上部に配設された下部ボス
及び上部ボスであり、下部ボス16は回転棒11
と一体回転し、一方、上部ボス17は回転棒11
に対して相対回転自在である。
15は上記下部ボス16及び上部ボス17間に
介設したスプリングであり、同スプリング15は
その上端を上部ボス17に固定連結するととも
に、その下端を下部ボス16に固定連結してい
る。
さらに、14は基端を上部ボス17の外周面に
固着した取手であり、同取手14の他端は、バネ
ケーシング10bの周面に開口した円周方向スリ
ツトを介して半径方向に外部に伸延している。
また、18はバネケーシング10bの上部に取
付けたブラケツトに着脱自在に設けたピンであ
り、同ピン18の挿通位置を選択することによ
り、第14図において、取手14を、点線で示す
回転位置と、実線で示す回転位置に保持すること
ができる。
〔作用〕
以下、上記構成を有する水位調整式水門の操作
手順について説明する。
主操作機6をハンドル8によつて操作し、扉昇
降用棒7を昇降させると、上段扉1が昇降する。
補助操作機10の取手14を回転させることに
より回転棒11と水平回転アーム12を回転しよ
うとするが、下段扉2に設けた下段扉溝13位置
に水平回転アーム12がない場合は、水平回転ア
ーム12は回転することができず、同水平回転ア
ーム12は、補助操作機10内部に配設したスプ
リング15により下段扉2の一側表面に押しつけ
られる。
この状態で、上段扉1を昇降させ、水平回転ア
ーム12が下段扉溝13上に位置すると、水平回
転アーム12が回転して同下段扉溝13に入り、
上段扉1と下段扉2とを結合する。
その後、補助操作機10の取手14を回転させ
ることにより、回転棒11と水平回転アーム12
が回転しようとするが、下段扉溝13が水平回転
アーム12に乗つているため動くことができな
い。
そのために、補助操作機10内部に取付けてあ
るスプリング15により回転力を回転棒11と水
平回転アーム12に与えて上段扉1と下段扉2と
を降下させ、下段扉2下面が水路底に衝突した時
に、スプリング15の力により下段扉溝13より
水平回転アーム12が出て、上段扉1と下段扉2
とが離脱する。
〔考案の効果〕
上記構成により、本考案は、以下の効果を奏す
る。
水位調整式水門の上段扉と、下段扉との結合
及び離脱操作が容易で、一ケ所での結合及び離
脱操作ができ、簡単な装置により水位調整範囲
内で、数ケ所、上段扉が下段扉と結合及び離脱
することができる。
なお、現在まで設置されている水位調整式水
門にも水門を少し改造し、取りつけることによ
つて現在まで不可能であつた操作ができる。
全高を低くすることができ、材料費を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る扉結合離脱装置を有する
水位調整式水門の正面図、第2図は第1図−
線による断面図、第3図は第1図の結合及び離脱
装置を取付けた水位調整式水門の上段扉を水位調
整範囲内での下限位置に下げた状態の正面図、第
4図は第3図−線による断面図、第5図は結
合及び離脱装置の操作を行い、水位調整式水門を
上昇させた場合の正面図、第6図は第5図−
線による断面図、第7図は第1図の結合及び離脱
装置を具備した水門の−線による断面図、第
8図は第7図の−線による断面図、第9図は
第7図の上段扉を少し下降させた水門の断面で水
平回転アームが半回転し、下段扉溝に入つていな
い状態の説明図、第10図は第9図−線によ
る断面図、第11図は第7図で水平回転アームが
回転し下段扉溝に入つている状態説明図、第12
図は第11図の−線による断面図、第13図
は補助操作機の第1図−線による断面図、第
14図は第13図の−線による断面図、第1
5図は第13図−線による断面図、第16図
は第13図−線による断面図、第17図
は従来から使用されている水位調整式水門の正面
図、第18図は第17図−線による断面
図である。 図中、1……上段扉、2……下段扉、3……上
段扉下限ストツパー、4……上段扉上限ストツパ
ー、5……上段扉ガイド、6……主操作機、7…
…扉昇降用棒、8……ハンドル、9……枠体、1
0……補助操作機、10a……中空支持台、10
b……バネケーシング、11……回転棒、12…
…水平回転アーム、13……下段扉溝、14……
取手、15……スプリング、16……下部ボス、
17……上部ボス、18……ピン、19……吊金
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 門型形状の枠体の内部に昇降自在に上段扉と下
    段扉とを取付け、枠体の上面に主操作機を設け、
    同主操作機に扉昇降用棒を昇降自在に取付け、同
    扉昇降用棒の下端を上段扉の吊金具に連結し、同
    扉昇降用棒から間隔をあけて回転棒を並設し、同
    回転棒の上端を、枠体の上面に設置しかつ回転棒
    に回転のみを伝達する回転ボスと、回転ボスを弾
    性的に回転させるバネを有する取手付ボスとより
    なる補助操作機内に貫通させ、かつ、回転棒の下
    端に水平回転アームを取付け、同水平回転アーム
    を下段扉の少なくとも一側側面に垂直方向に間隔
    を開けて設けた溝と弾性的に着脱自在に係合させ
    たことを特徴とする扉係合離脱装置を有する水位
    調整式水門。
JP5711985U 1985-04-17 1985-04-17 Expired JPH0421858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5711985U JPH0421858Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5711985U JPH0421858Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61173529U JPS61173529U (ja) 1986-10-28
JPH0421858Y2 true JPH0421858Y2 (ja) 1992-05-19

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ID=30581353

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5711985U Expired JPH0421858Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2577356B2 (ja) * 1986-06-17 1997-01-29 前澤工業株式会社 水門開閉装置
JP4481253B2 (ja) * 2006-02-01 2010-06-16 株式会社シーテック 取水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61173529U (ja) 1986-10-28

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