JPH0421803Y2 - - Google Patents

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JPH0421803Y2
JPH0421803Y2 JP6243087U JP6243087U JPH0421803Y2 JP H0421803 Y2 JPH0421803 Y2 JP H0421803Y2 JP 6243087 U JP6243087 U JP 6243087U JP 6243087 U JP6243087 U JP 6243087U JP H0421803 Y2 JPH0421803 Y2 JP H0421803Y2
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JP
Japan
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heat
glass plate
louvers
section
plate
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JP6243087U
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は強化ガラス板のうち、表面に発生する
表面圧縮応力が小さいガラス板を製造するのに適
した熱処理ガラスの製造装置に関する。
(従来の技術) 通常の強化ガラス板は加熱されたガラス板を急
冷してその表面に1000〜1500Kg/cm2の表面圧縮応
力を発生させたものである。このような強化ガラ
スが破損すると多数の小片に割れ、サツシからガ
ラス板が外れることとなる。
そこで、ガラス板の使用箇所によつては、通常
の強化ガラスよりも表面圧縮応力を小さくし(約
300〜600Kg/cm2)、破損の際に細かな破片になら
ないような所謂半強化ガラスを用いている。
この半強化ガラス板の製造装置としては特公昭
59−25736号に開示されるものが知られている。
この製造装置の概略構成は第4図に示すように、
加熱路100の下流側に急冷部101及び徐冷部
102を配置し、この徐冷部102に搬送ローラ
103を挟んで上下に一対の熱反射板104,1
04を設け、これら熱反射板104にて加熱され
たガラス板Gから放射される熱線をガラス板Gに
反射することで、ガラス板Gを徐冷するようにし
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来装置の熱反射板は一枚のアルミニ
ウム板等によつて構成されているため、ガラス板
からの熱により変形し、熱反射板とガラス板との
間隔がガラス板の中央部と周縁部において一定と
ならない。特に熱反射板に冷却風吹き出し用の小
孔を形成しているような場合には冷却不均一の度
合いが大となり、部分的に表面圧縮応力の異なる
強化ガラスを製造することになる。
更に、厚みが10mm以上のガラス板を強化する場
合には冷却エアーによる冷却を行わない場合でも
必要以上の断面歪が入つてしまうなど、所謂半強
化ガラス板の製造は通常の強化ガラス板の製造に
比べ、そのコントロールが極めて難しいという問
題がある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案に係る熱処理ガ
ラス板の製造装置は、徐冷部内に設ける熱反射板
を複数のルーバにて構成し、これら各ルーバを独
立して回動可能とした。
(作用) 熱反射板を構成する各ルーバを個々に所定量回
動可能せしめることで、各ルーバ間の隙間を調節
し、ガラス板表面に当る冷却風の量及び反射熱の
量をコントロールする。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係る熱処理ガラス板の製造装
置の全体図であり、製造装置1はガラス板Gの入
込み部2の下流に加熱炉3を配置し、この加熱炉
3の下流に急冷部4を設け、この急冷部4の下流
に徐冷部5を連設し、更にこの徐冷部5の下流に
取上げ部6を設け、入込み部2から取上げ部6に
至るまで搬送ローラ7…を設け、この搬送ローラ
7上をガラス板Gが水平状態で順次通過するよう
にしている。
即ち、半強化ガラス板を製造する場合には、入
込み部2の搬送ローラ7上にガラス板Gを載置
し、搬送ローラ7によつてガラス板Gを加熱炉3
内を通過せしめて軟化点近く(590〜650℃程度)
まで加熱し、加熱炉3から搬出したガラス板Gを
高速(600〜750mm/sec程度)で急冷部4を通過
させて徐冷部5内に搬入し、徐冷部5内でオシレ
ーシヨンさせながら400℃程度まで徐冷し、再び
急冷部4に戻して取上げ可能な温度(50℃程度)
まで冷却し、次いで徐冷部5を通して取上げ部6
にて半強化の熱処理が終了したガラス板Gを取上
げる。
尚、通常の強化ガラスを製造する場合には、急
冷部4における通過速度を遅くする。つまり図示
した装置は通常の強化ガラスを製造する場合にも
使用でき、半強化ガラス板のみを製造するのみで
あれば急冷部4を省略してもよい。
第2図は徐冷部5の内部構造を示す図、第3図
は同徐冷部5の要部斜視図であり、徐冷部5は搬
送ローラ7…を挟んで上下にブロアーからの冷却
風が導入されるボツクス部8,8を対向して配設
し、これらボツクス8,8の対向面を開口部と
し、この開口部に多数のルーバ10…を並設して
なる熱反射板9を設けている。
ルーバ10は第3図に示すようにフレーム1
1,11間に回転自在に支持された軸12に一側
端が固着され、軸12の一端にはスプロケツト1
3が取付けられ、このスプロケツト13とモータ
14とをチエーン15にて連結し、個々のルーバ
10…をモータ14によつて独立して回動せしめ
るようにしている。
以上において例えばガラス板Gを半強化する場
合には、両側に近い位置のルーバ10…を水平に
近い状態とし、中央に位置するルーバ10…を垂
直に近い状態とする。
するとガラス板の周縁部は急冷されやすくて
も、ルーバ10が水平に近い状態で隣接する他の
ルーバ10…との間隔も小さくなるので反射熱の
量が大に、冷却風の噴き出し量は少となるので急
冷されにくくなり、逆にガラス板の中央部近くに
あつては、隣接するルーバ10…の間隔は大に、
またルーバ10の傾斜角度も大となるので、反射
熱が少なくなり、吹き出す冷却風の量も大となる
ので冷却されやすくなる。
したがつてガラス板Gは結果として均一に冷却
されることとなる。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、半強化ガ
ラス板等を製造する装置において、徐冷部に設け
る熱反射板を複数のルーバにて構成したので、従
来よりもガラス板からの熱によつて熱反射板が変
形することがなく、また上記各ルーバを個別に回
動可能としたため、各ルーバ間の隙間、つまり冷
却風が噴出する隙間をガラス板の周縁部と中央部
にて調節することができるので、ガラス板を均一
に冷却でき、表面に発生する表面圧縮応力も前面
に亘つて均一なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る熱処理ガラス板の製造装
置の全体図、第2図は徐冷部の内部構造を示す
図、第3図は徐冷部の要部斜視図、第4図は従来
の製造装置の概略図である。 尚、図面中3は加熱炉、4は急冷部、5は徐冷
部、9は熱反射板、10はルーバである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱炉の下流側に熱反射板を有する徐冷部を配
    置した熱処理ガラス板の製造装置において、前記
    熱反射板は複数のルーバにて構成され、このルー
    バは隣接するルーバとの間隔を調節し得るように
    個々に回動可能とされていることを特徴とする熱
    処理ガラス板の製造装置。
JP6243087U 1987-04-24 1987-04-24 Expired JPH0421803Y2 (ja)

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JP6243087U JPH0421803Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

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JP6243087U JPH0421803Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

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JPS63170434U JPS63170434U (ja) 1988-11-07
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JPS63170434U (ja) 1988-11-07

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