JPH0421777A - ダイヤモンドの合成装置 - Google Patents

ダイヤモンドの合成装置

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JPH0421777A
JPH0421777A JP12469790A JP12469790A JPH0421777A JP H0421777 A JPH0421777 A JP H0421777A JP 12469790 A JP12469790 A JP 12469790A JP 12469790 A JP12469790 A JP 12469790A JP H0421777 A JPH0421777 A JP H0421777A
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JP
Japan
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diamond
thermionic
base material
emitting material
substrate
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Pending
Application number
JP12469790A
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English (en)
Inventor
Akira Nishikawa
明 西川
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種切削工具や機械部品あるいは電子材料等
の基材に、気相法によりダイヤモンドをコーティングす
る装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明はタングステンフィラメント等の熱電子放射材を
通電加熱することにより、原料ガスを励起して基材表面
にダイヤモンドを合成する装!において、ダイヤモンド
合成時に熱電子放射材に生しる熱変形即ちねしれやたわ
みを熱電子放射材に張力を負荷することによって矯正し
て基材からの距離を一定に保つことにより、安定かつ均
一なダイヤモンドコーティングを実現するものである。
〔従来の技術] 熱電子放射材により、炭素源ガス(例えばCH,)と水
素源ガス(例えば純H,)を励起してダイヤモンドを基
材表面に合成する方法としては、例えば熱フイラメント
CVD法(特公昭59−27753)や電子面gCVD
法(Election As1sted CVD法)等
がある。
第2図に熱フイラメントCVD法による従来の合成装置
の一例を示す、真空チャンバー1内に設置された基材支
持台2上に基材3が設置され、この基材3は基材支持台
2に内蔵されたヒーター4により必要に応じて適当な温
度(例えば500℃〜900℃)まで加熱される。この
ヒーター4への電力供給は、外部電源5によって行われ
る。
また、基材3の上方には、支持電極6に支えられた熱電
子放射材7 (例えばWやTa製のフィラメント)が適
当な距離(例えば2〜12n)を隔てて配!されており
、この熱電子放射材7は外部電源8から供給された電力
により所定の温度(例えば1800〜2500℃)まで
加熱される。
一方、ガス供給装置9から供給された原料ガス即ち炭素
源ガスと水素源ガスの混合ガス(例えばCHa ” H
z)は、ガス導入管10を通って真空チャンバー1内へ
導入され、ダイヤモンド合成反応に寄与した後、排気管
11を通って排気ポンプ12により糸外へ排出される。
この真空チャンバー内に導入された原料ガスCCHa 
+Hz)の一部は、熱電子放射材7により加熱励起され
更に熱分解して、基材3の表面に粒状あるいは膜状のダ
イヤモンドとして析出する。
また、第3図には電子面lCVD法による従来の合成装
置の一例を示す、装置構造は、第2図の熱フィラメント
CVD法装置とほとんど同しであるが、相違点は基板支
持台2と熱電子放射材7を電気的に接続しその間に直流
量1ff13を設けることにより、基材3と熱電子放射
材7の間に直流バイアス電圧(基材:正、p!!、電子
放射材:負)を印加しである点である。この直流バイア
ス電圧により、熱電子照射材7から基材3に向かって熱
電子が効果的に照射され、このエネルギーによって混合
ガス(C)I# + Hりの励起、熱分解が促進され、
ダイヤモンドの析出反応効率が高まると言われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の如く、熱フィラメントCvD法及び電子面gCV
D法の合成装置はともに、熱電子放射材(WやTa製フ
ィラメント等)が基材近傍に配置された構造となってい
る。一般に、この基材と熱電子放射材との距離が近い程
、原料ガスの励起、熱分解の効率が高まりダイヤモンド
の析出速度や品質が向上するが、距離があまり近くなり
すぎると熱電子放射材からの輻射熱により基材温度が上
昇しすぎて、ダイヤモンドの黒鉛化やエツチングが激し
くなり、ついにはダイヤモンドの析出がみられなくなる
。そこで一般には、基材と熱電子放射材との距離は2〜
12鶴程度に設定される場合が多い。
しかし、弧;子放射材はダイヤモンド析出反応中に、熱
膨張や炭化等の変質によって、第4図に示す様なねしれ
やたわみ等の熱変形を生しるため、基材との距離が基材
上での位Iや時間によって変化してしまい、その結果、
析出するダイヤモンドの品質や膜厚が不均一になるとい
う欠点があった。
特に、大型の基材表面にダイヤモンドを析出させる場合
には長めの熱電子放射材を使用するため、熱変形の程度
が一層激しくなり、熱電子照射材が基材に接触して、そ
の熱によって基材が変質したり破壊したりするという欠
点も有している。
本発明はかかる問題点を解決し、安定かつ均一なダイヤ
モンド合成を可能とする合成装置を提供するものである
〔課題を解決するための手段〕
熱電子放射により、炭素源ガスと水素源ガスを励起して
基材表面にダイヤモンドを合成する装置において、該熱
電子照射材に張力を負荷することによって、熱電子放射
材と基材との距離を常時−定に保つ。
張力を負荷するための方法としては、?W子照射材の両
端あるいは片端に錘りをつるす、あるいはコイル状、板
状のハネにより引張る等の方法があるが、他には熱電子
放射材の熱変形を張力によって矯正して基材との距離を
一定に保持できる方式であれば、どの襟な方式を用いて
もよい。
〔作 用〕
上述の様に、熱電子放射材に張力を負荷することによっ
て、従来ならばダイヤモンド合成時に発生していた熱電
子放射材のねしれやたわみを防止して、基材との距離を
一定に保つことが可能となり、基材上に析出するダイヤ
モンドの品質や膜厚の均一性を向上させることができる
また、大型基材を用いる場合も、使用する長めの熱電子
照射材が基材と接触して基材にダメージを与えるという
現象も防止できる。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を図面の簡単な説明する。
〔実施例1〕 第1(a)図は本発明を実施するための合成装置の一例
の説明図である。ヒーター4を内蔵した基材支持台2上
に基材3が設買され、さらにその上方に熱電子放射材7
 (例えばW製フィラメント)が適当な距離を隔てて配
置されている点は、従来の合成装置(第2図、第3図)
と同様であるが、熱電子放射材の保持方法が異なってい
る。
熱電子放射材7の一方の端は、従来通り支持電極6に固
定されているが、他端には錘り14が取付けられ、これ
が他の支持電極6aの上端部からつり下げられているの
で、熱電子放射材7には常に張力が負荷される構造とな
っている。この場合、熱電子放射材7は、支持電極6a
の上端部と電気的に導通しているが、機械的な固定はさ
れていないので、熱電子放射材7に熱変形が発生しよう
とする際、錘り14が上下にスライドしてこの熱変形を
矯正することができる。
〔実施例2〕 第1(b)図に本発明の他の実施例を示す。
この装置も、実施例1の装置(第1(a)図)と同様に
、熱電子放射材の保持方法だけか、従来の合成装置(第
2図、第3図)と異なっている。
熱電子放射材7の両端が、支持電極6bに取付けられた
板ハ215の先端に接続されており、この板バネの復元
力により、熱電子放射材7には常に張力が負荷される構
造となっているので、熱電子放射材に発生しようとする
熱変形を矯正することができる。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明によるダイヤモンドの合成装置は、
熱電子照射材に張力を負荷することによって、熱電子放
射材に発生しようとするねしれやたわみといった熱変形
を防止して、基材との距離を一定に保つことが可能とな
り、析出するダイヤモンドの品質や均一性を向上させる
ことができる。
また、大型基材を用いる場合も、使用する長めの熱電子
照射材が基板と接触して基材にダメージを与えるという
現象も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1(a)図、第1山)図は、それぞれ本発明による合
成KWの一例の説明図、第2図、第3図は、従来の合成
値!の説明図、第4図は、従来の合成装置の問題点の説
明図である。 1 ・ ・ 2 ・ ・ 3 ・ ・ 4 ・ ・ 5 ・ ・ 6 ・ ・ 6 a ・ 6 b ・ 7 ・ ・ 8 ・ ・ 9 ・ ・ 10・ ・ 11・ ・ ・真空チャンバー ・基材支持台 ・基材 ・ヒーター ・外部電源 ・支持電極 ・同上 ・同上 ・熱電子放射材(W製フィラメント等)・外部電源 ・ガス供給装置 ・ガス導入管 ・排気管 ・排気ポンプ ・直流電源 ・錘り ・板ハネ 出願人 セイコー電子工業株式会社 代理人 弁理士  林   敬 之 助第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  熱電子放射材により炭素源ガスと水素源ガスを励起し
    て、基材表面にダイヤモンドを気相合成する装置におい
    て、該熱電子放射材に張力を負荷することにより、熱電
    子放射材と基材との距離を一定に保つことを特徴とする
    ダイヤモンドの合成装置。
JP12469790A 1990-05-14 1990-05-14 ダイヤモンドの合成装置 Pending JPH0421777A (ja)

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