JPH0421719B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0421719B2 JPH0421719B2 JP58080756A JP8075683A JPH0421719B2 JP H0421719 B2 JPH0421719 B2 JP H0421719B2 JP 58080756 A JP58080756 A JP 58080756A JP 8075683 A JP8075683 A JP 8075683A JP H0421719 B2 JPH0421719 B2 JP H0421719B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal
- chamber
- particle size
- slurry
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 88
- 239000003245 coal Substances 0.000 claims description 74
- 239000002002 slurry Substances 0.000 claims description 29
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 28
- 239000003250 coal slurry Substances 0.000 claims description 11
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 9
- 239000002270 dispersing agent Substances 0.000 claims description 6
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 27
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 26
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 19
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 9
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 6
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 4
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 3
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 3
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003945 anionic surfactant Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 2
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 2
- 238000010333 wet classification Methods 0.000 description 2
- 125000000129 anionic group Chemical group 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 1
- 230000004941 influx Effects 0.000 description 1
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
- 239000004449 solid propellant Substances 0.000 description 1
- 239000012798 spherical particle Substances 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000011882 ultra-fine particle Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はスラリー状石炭の輸送に際し、粒径調
整を行うに好適な固体の粒径調整方法及びその装
置に関する。
整を行うに好適な固体の粒径調整方法及びその装
置に関する。
固体の粉砕技術は化学工業、セメント工業、固
体燃料の燃焼装置その他の工業分野で広く応用さ
れ、非常に重要な工業技術である。更に近年、粉
砕した固体と溶媒を混合して高濃度の固体を含有
するスラリーとなし、輸送効率を向上する方法
や、粉砕した固体を圧縮もしくは焼成等により高
強度の材料を製造する方法が注目されており、固
体の粉砕技術は増々重要性が増大している。具体
的には、前者の例として石炭を粉砕した後溶媒と
混合して高濃度スラリーとなし、このスラリーを
輸送する技術があり、後者の例として、窯業にお
けるアルミナクリンカセメントの強度増大技術
や、高硬度セラミツクスの製造技術等が代表的な
ものである。
体燃料の燃焼装置その他の工業分野で広く応用さ
れ、非常に重要な工業技術である。更に近年、粉
砕した固体と溶媒を混合して高濃度の固体を含有
するスラリーとなし、輸送効率を向上する方法
や、粉砕した固体を圧縮もしくは焼成等により高
強度の材料を製造する方法が注目されており、固
体の粉砕技術は増々重要性が増大している。具体
的には、前者の例として石炭を粉砕した後溶媒と
混合して高濃度スラリーとなし、このスラリーを
輸送する技術があり、後者の例として、窯業にお
けるアルミナクリンカセメントの強度増大技術
や、高硬度セラミツクスの製造技術等が代表的な
ものである。
これら技術の基本となつている原理は、粉砕し
た固体を高密度に充てん出来るように粒径調整を
行うことである。このように粒径調整を行うこと
により、前記の例で言うならば、粉体充てん層の
粒子間空隙割合(以下空隙率を称す)を極力小さ
くしてスラリーの流動化に必要な溶媒量を減少
し、固体の輸送効率を向上させるか、あるいは、
後者の例で言うならば高密度に充てんさせること
により、高密度のアルミナクリンカセメントやセ
ラミツクスと成し、高強度の材料を製造すること
が可能となる。
た固体を高密度に充てん出来るように粒径調整を
行うことである。このように粒径調整を行うこと
により、前記の例で言うならば、粉体充てん層の
粒子間空隙割合(以下空隙率を称す)を極力小さ
くしてスラリーの流動化に必要な溶媒量を減少
し、固体の輸送効率を向上させるか、あるいは、
後者の例で言うならば高密度に充てんさせること
により、高密度のアルミナクリンカセメントやセ
ラミツクスと成し、高強度の材料を製造すること
が可能となる。
上記の技術の基本となる粉体の密充てんに関し
ては理想的な粉体形状である球形粒子を用いて古
くから研究が行われており、粉体を充てんした場
合の空隙率は、粒子が単一粒径ではなく、複数の
異なる粒径を持つている場合に小さくなることが
明らかにされている。第1図に模式的に示したよ
うに、異なる粒径を持つ粒子を混合した粒体で
は、大粒径の粒子1の間の空隙空間2に小径3が
充てんされるため、その空隙率は単一粒径の粉体
の場合よりも小さくなり、より密に充てんされる
ことになる。第1図から明らかなように、粒子の
粒径巾(最大粒径から最小粒径の巾)が大きい
程、充てん時の空隙率は小さくなり、より密に充
てんされる。
ては理想的な粉体形状である球形粒子を用いて古
くから研究が行われており、粉体を充てんした場
合の空隙率は、粒子が単一粒径ではなく、複数の
異なる粒径を持つている場合に小さくなることが
明らかにされている。第1図に模式的に示したよ
うに、異なる粒径を持つ粒子を混合した粒体で
は、大粒径の粒子1の間の空隙空間2に小径3が
充てんされるため、その空隙率は単一粒径の粉体
の場合よりも小さくなり、より密に充てんされる
ことになる。第1図から明らかなように、粒子の
粒径巾(最大粒径から最小粒径の巾)が大きい
程、充てん時の空隙率は小さくなり、より密に充
てんされる。
以上のように充てん時の空隙率が極力小さくな
るように粒径を調整する方法として、異なる粒径
を持つ複数の粉体を混合する方法と、広い粒径範
囲に亙り連続的に分布するように粉砕する方法と
が知られているが、工業的に固体を上記のように
粉砕するには当然後者の方法が好ましいと考えら
れる。充てん時の空隙率を小さくするような連続
粒径分布に関しては、やはり古くから研究が行な
われており、代表的なものとして次式で表わされ
るアンドレアセン式がある。
るように粒径を調整する方法として、異なる粒径
を持つ複数の粉体を混合する方法と、広い粒径範
囲に亙り連続的に分布するように粉砕する方法と
が知られているが、工業的に固体を上記のように
粉砕するには当然後者の方法が好ましいと考えら
れる。充てん時の空隙率を小さくするような連続
粒径分布に関しては、やはり古くから研究が行な
われており、代表的なものとして次式で表わされ
るアンドレアセン式がある。
F=(D/DL)n・100
但し、D:粒径
D:最大粒径
n:定数(0.2〜0.7)
F:粒径Dよりも細かい粒子の累積重量
割合(重量%) 第2図に、アンドレアセン式においてDL=
300μm,n=0.46とした時の粒径分布曲線を示す
が、この図からも、充てん時の空隙率を小さくす
るためには巾広い粒径分布が必要なことが理解出
来る。
割合(重量%) 第2図に、アンドレアセン式においてDL=
300μm,n=0.46とした時の粒径分布曲線を示す
が、この図からも、充てん時の空隙率を小さくす
るためには巾広い粒径分布が必要なことが理解出
来る。
従来、固体を粉砕する方法として種々のミルが
用いられている。例えばスクリーンミル、ハンマ
ーミル、ロツドミルやボールミル等がその代表的
なものである。しかし、これらの従来から用いら
れているミルを使用して固体を粉砕した場合、得
られた粉体粒子は非常に限られた範囲の粒径を有
するため、このままでは上記の新技術に適応した
巾広い粒径分布を得ることは困難である。従つ
て、従来技術を適用するに当り、種々のミルを用
いるか、あるいは同一のミルを用いる場合でも、
種々の異なる条件の下で粉砕した多種類の異なる
粒径分布を有する粉体をまず製造し、これらを適
当な割合で混合することが必要となる。このよう
な方法で上記の巾広い粒径分布を有する粉体を製
造する場合、異なつた種類のミルを複数台使用す
るか、あるいは同一形式のミルでも異つた粉砕条
件で粉砕するにはその条件に応じた数のミルを設
置する必要があり、プロセスの経済性の面から好
ましいものではない。また、多種類の異なつた粒
径分布を有する粉体を混合して、巾広い粒径分布
を有する粉体を製造するには、各々の粉体の粒径
分布を測定監視する必要があり、また、各々の粉
体を適当な割合に混合するための設備等が必要
で、製造プロセスを複雑なものとするため、好ま
しいものではない。
用いられている。例えばスクリーンミル、ハンマ
ーミル、ロツドミルやボールミル等がその代表的
なものである。しかし、これらの従来から用いら
れているミルを使用して固体を粉砕した場合、得
られた粉体粒子は非常に限られた範囲の粒径を有
するため、このままでは上記の新技術に適応した
巾広い粒径分布を得ることは困難である。従つ
て、従来技術を適用するに当り、種々のミルを用
いるか、あるいは同一のミルを用いる場合でも、
種々の異なる条件の下で粉砕した多種類の異なる
粒径分布を有する粉体をまず製造し、これらを適
当な割合で混合することが必要となる。このよう
な方法で上記の巾広い粒径分布を有する粉体を製
造する場合、異なつた種類のミルを複数台使用す
るか、あるいは同一形式のミルでも異つた粉砕条
件で粉砕するにはその条件に応じた数のミルを設
置する必要があり、プロセスの経済性の面から好
ましいものではない。また、多種類の異なつた粒
径分布を有する粉体を混合して、巾広い粒径分布
を有する粉体を製造するには、各々の粉体の粒径
分布を測定監視する必要があり、また、各々の粉
体を適当な割合に混合するための設備等が必要
で、製造プロセスを複雑なものとするため、好ま
しいものではない。
本発明は上記欠点を改善しようとしてなされた
もので、簡単かつ容易に石炭の粒径調整を行うと
共に、粉砕効率を向上させ、低粘度且つ高濃度な
石炭水スラリーを製造することを目的とするもの
である。
もので、簡単かつ容易に石炭の粒径調整を行うと
共に、粉砕効率を向上させ、低粘度且つ高濃度な
石炭水スラリーを製造することを目的とするもの
である。
上記の目的を達成するために本発明は、石炭塊
をスラリー状にする石炭水スラリーの製造方法に
おいて、前記石炭塊を供給するボールミル回転体
の内部に仕切板を介在して軸方向に2つの室を設
け、該仕切板の中央には各室を連通する穴を設け
ると共に、該2つの室のうち第2の室のボール径
を第1の室の最大ボール径と同じかあるいはそれ
以下とし、該第1の室へ石炭粒子と水と分散剤と
を混入して前記石炭塊を粗粉砕し、次いで該粗粉
砕した粗粉炭スラリーを該第2の室へオーバーフ
ローさせて微粉砕すると共に、該第2の室へ前記
ボールミル回転体に供給する以前の石炭粒子を供
給することを特徴とするものである。
をスラリー状にする石炭水スラリーの製造方法に
おいて、前記石炭塊を供給するボールミル回転体
の内部に仕切板を介在して軸方向に2つの室を設
け、該仕切板の中央には各室を連通する穴を設け
ると共に、該2つの室のうち第2の室のボール径
を第1の室の最大ボール径と同じかあるいはそれ
以下とし、該第1の室へ石炭粒子と水と分散剤と
を混入して前記石炭塊を粗粉砕し、次いで該粗粉
砕した粗粉炭スラリーを該第2の室へオーバーフ
ローさせて微粉砕すると共に、該第2の室へ前記
ボールミル回転体に供給する以前の石炭粒子を供
給することを特徴とするものである。
上記の構成によれば、ボールの運動エネルギー
が石炭に伝達されてこの石炭は粉砕され、水と共
にスラリー状化した石炭は更に粒径の小さいボー
ルによつて摩擦粉砕され、微細な石炭粒子を多量
に生成する微粉砕が行われる。そのために、粘性
が低下し、且つ高密度な石炭水スラリーとなる。
が石炭に伝達されてこの石炭は粉砕され、水と共
にスラリー状化した石炭は更に粒径の小さいボー
ルによつて摩擦粉砕され、微細な石炭粒子を多量
に生成する微粉砕が行われる。そのために、粘性
が低下し、且つ高密度な石炭水スラリーとなる。
しかも、微粉砕する第2の室へ原料の石炭粒子
を供給することにより粗粉の量を増やし、最大粒
径から最小粒径までの巾を広くすることができる
ので、粒子間空隙割合を小さくすることができ、
石炭粒子の輸送効率を高めることができる。
を供給することにより粗粉の量を増やし、最大粒
径から最小粒径までの巾を広くすることができる
ので、粒子間空隙割合を小さくすることができ、
石炭粒子の輸送効率を高めることができる。
以下本発明の一実施例を第3図及び第4図によ
つて説明する。11は石炭のサイロ、12は石炭
を粗粉砕する粉砕機13に石炭を送るフイーダ
ー、14は粉砕機13からの粗粉炭を貯えるホツ
パー、15及び16はホツパー14からミル回転
体21に粗粉炭を供給するフイーダーである。1
7は水を貯えた水タンクでミル回転体21内にポ
ンプ18によつて水を供給する。19は分散剤を
貯えたタンクであり、分散剤を水に混合して管2
0よりミル回転体21内に供給する。前記ミル回
転体21の内部には仕切板22を介在して2つの
室23,24を形成し、仕切板22の中央には室
23で粉砕された微粉炭のスラリーを室24にオ
ーバーフローさせる穴25があけられている。前
記室23の側端部には円筒状の供給口26が形成
され、この供給口26にはフイーダー15から粗
粉炭が、また分散剤を含んだ水が夫々連続的に供
給され、室23に流入される。室24の側端部に
は円筒状の取出口27が形成され、この取出口2
7から室24で微粉砕された微粉炭が連続的に取
出される。この取出口27にはフイーダー16か
ら粗粉炭が室24に供給するよう供給管28が設
けられている。29及び30は供給口26及び取
出口27を回転可能に支持する軸受、31はミル
回転体21の円筒外周に設けた歯車で、この歯車
31はモータ32の軸に取付けた歯車33と噛合
い、モータ32を駆動することによりミル回転体
21が回転される。34及び35は室23,24
に装入されたボールであり、このボール34,3
5はミル回転体21の回転による衝撃摩砕で粗粉
炭及び微粉炭をより微細に粉砕する。36はミル
回転体21の取出口27から取出された微粉炭の
うち未粉砕の大粒径粒子を除去するスクリーンで
あり、除去された粒子は再度供給26から室23
に戻され、残りはスラリータンク37に貯えられ
る。
つて説明する。11は石炭のサイロ、12は石炭
を粗粉砕する粉砕機13に石炭を送るフイーダ
ー、14は粉砕機13からの粗粉炭を貯えるホツ
パー、15及び16はホツパー14からミル回転
体21に粗粉炭を供給するフイーダーである。1
7は水を貯えた水タンクでミル回転体21内にポ
ンプ18によつて水を供給する。19は分散剤を
貯えたタンクであり、分散剤を水に混合して管2
0よりミル回転体21内に供給する。前記ミル回
転体21の内部には仕切板22を介在して2つの
室23,24を形成し、仕切板22の中央には室
23で粉砕された微粉炭のスラリーを室24にオ
ーバーフローさせる穴25があけられている。前
記室23の側端部には円筒状の供給口26が形成
され、この供給口26にはフイーダー15から粗
粉炭が、また分散剤を含んだ水が夫々連続的に供
給され、室23に流入される。室24の側端部に
は円筒状の取出口27が形成され、この取出口2
7から室24で微粉砕された微粉炭が連続的に取
出される。この取出口27にはフイーダー16か
ら粗粉炭が室24に供給するよう供給管28が設
けられている。29及び30は供給口26及び取
出口27を回転可能に支持する軸受、31はミル
回転体21の円筒外周に設けた歯車で、この歯車
31はモータ32の軸に取付けた歯車33と噛合
い、モータ32を駆動することによりミル回転体
21が回転される。34及び35は室23,24
に装入されたボールであり、このボール34,3
5はミル回転体21の回転による衝撃摩砕で粗粉
炭及び微粉炭をより微細に粉砕する。36はミル
回転体21の取出口27から取出された微粉炭の
うち未粉砕の大粒径粒子を除去するスクリーンで
あり、除去された粒子は再度供給26から室23
に戻され、残りはスラリータンク37に貯えられ
る。
次にこの作用を説明する。ホツパー14から粗
粉炭が、水タンク17からは水が、そしてタンク
19からは分散剤がミル回転体21の供給口26
から室23内に連続的に供給される。室23では
粗粉炭がボール34によつて微細に粉砕され、か
つ水を加えられることによつてスラリー化され
る。室23で微細に粉砕されたスラリーは仕切板
22の穴25から連続的に室24に流出する。室
24では新たに供給管28から供給された粗粉炭
と混合されながら室23とは異なつた条件下でボ
ール35により粉砕される。しかる後取出口27
からスラリーが連続的に取出される。このスラリ
ーの粒径分布は、固体の種類、室23,24の体
積、回転速度、ボール34,35の大きさ、その
数量、粉砕時間などいろいろの条件によつて最適
なものが決められる。例えば第5図のごとく室2
3と室24の直径を違うように構成し、かつ室2
3には径の異なる2種類のボール34A,34B
を装入したもので、これも粒径分布を調整する1
つの具体例である。
粉炭が、水タンク17からは水が、そしてタンク
19からは分散剤がミル回転体21の供給口26
から室23内に連続的に供給される。室23では
粗粉炭がボール34によつて微細に粉砕され、か
つ水を加えられることによつてスラリー化され
る。室23で微細に粉砕されたスラリーは仕切板
22の穴25から連続的に室24に流出する。室
24では新たに供給管28から供給された粗粉炭
と混合されながら室23とは異なつた条件下でボ
ール35により粉砕される。しかる後取出口27
からスラリーが連続的に取出される。このスラリ
ーの粒径分布は、固体の種類、室23,24の体
積、回転速度、ボール34,35の大きさ、その
数量、粉砕時間などいろいろの条件によつて最適
なものが決められる。例えば第5図のごとく室2
3と室24の直径を違うように構成し、かつ室2
3には径の異なる2種類のボール34A,34B
を装入したもので、これも粒径分布を調整する1
つの具体例である。
以下本装置を石炭の粉砕に用いた湿式粉砕例を
もとに各種実施例を説明する。
もとに各種実施例を説明する。
実施例 1
石炭を粒径5mm以下となるように粗粉砕した
後、第4図のミル回転体を用い以下の要領で湿式
粉砕を行つた。
後、第4図のミル回転体を用い以下の要領で湿式
粉砕を行つた。
ミル回転体21は、内径500mm、長さ1010mmの
ステンレス製円筒容器を用い、仕切板22には、
その中心に200φの穴をあけた。室23の長さは
700mm、室24の長さは300mmとした。室23には
直径20mmのステンレス製球を3000個充てんし、室
24には同じ球を1000個充てんした。このミルを
毎分40回転で回転させておき、供給口26より、
上記の粗粉砕炭を毎時3.38Kg、陰イオン系界面活
性剤を0.5%含有する水を毎時1.82の速度で供
給した。更に供給管28より石炭を毎時0.87Kgの
速度で供給した。石炭及び水の供給に当つては、
各室23,24の入口端の方に供給し、滞留時間
内に充分粉砕が行なわれるようにした。以上の条
件下で、石炭スラリーの室23における滞留時間
は約5時間、室24における滞留時間は約1.1時
間であつた。また、室23内での石炭スラリーの
濃度は65重量%、室24内では約70重量%であつ
た。
ステンレス製円筒容器を用い、仕切板22には、
その中心に200φの穴をあけた。室23の長さは
700mm、室24の長さは300mmとした。室23には
直径20mmのステンレス製球を3000個充てんし、室
24には同じ球を1000個充てんした。このミルを
毎分40回転で回転させておき、供給口26より、
上記の粗粉砕炭を毎時3.38Kg、陰イオン系界面活
性剤を0.5%含有する水を毎時1.82の速度で供
給した。更に供給管28より石炭を毎時0.87Kgの
速度で供給した。石炭及び水の供給に当つては、
各室23,24の入口端の方に供給し、滞留時間
内に充分粉砕が行なわれるようにした。以上の条
件下で、石炭スラリーの室23における滞留時間
は約5時間、室24における滞留時間は約1.1時
間であつた。また、室23内での石炭スラリーの
濃度は65重量%、室24内では約70重量%であつ
た。
以上のようにして石炭を毎時4.25Kg供給し、得
られた石炭スラリー中の粒子の粒径分布を測定し
た。粒径分布の測定は37μm(400メツシユ)以
上の粒径についてはJIS篩を用いて湿式分級法に
より行い、37μm以下の粒径については、遠心力
場における沈降を利用した光透過法により行つ
た。第6図にその結果を示す。本実施例の結果か
ら明らかなように、本発明になる方法により粉砕
を行うことにより、従来技術では困難であつた巾
広くしかもなめらかな粒径分布を有する粉体を単
一ミルで、しかも単一の操作で製造することが可
能となつた。なお、室24へ供給管28より石炭
を供給しなかつたものは、第6図に破線で示すよ
うになり、粒径の大きいものが得られなかつた。
られた石炭スラリー中の粒子の粒径分布を測定し
た。粒径分布の測定は37μm(400メツシユ)以
上の粒径についてはJIS篩を用いて湿式分級法に
より行い、37μm以下の粒径については、遠心力
場における沈降を利用した光透過法により行つ
た。第6図にその結果を示す。本実施例の結果か
ら明らかなように、本発明になる方法により粉砕
を行うことにより、従来技術では困難であつた巾
広くしかもなめらかな粒径分布を有する粉体を単
一ミルで、しかも単一の操作で製造することが可
能となつた。なお、室24へ供給管28より石炭
を供給しなかつたものは、第6図に破線で示すよ
うになり、粒径の大きいものが得られなかつた。
実施例 2
実施例1と同じミルを使用し、石炭の湿式粉砕
を行つた。但し、本実施例では粉砕条件を以下に
述べるように変更し粉砕を行つた。第4図の室2
3には実施例1と同様に直径20mmのステンレス球
を3000個充てんし、室24には直径15mmのステン
レス球を1000個充てんしたミルを毎分40回転で回
転させておき、供給口26より、実施例1で述べ
た粗粉砕炭を毎時8.45Kg、陰イオン系界面活性剤
0.6%を含有する水を毎時3.62の速度で供給し
た。更に供給管28より石炭を毎時2.41Kgの速度
で供給した。実施例1と同様、石炭と水の供給に
当つては、各室23,24の入口端の方に供給
し、各室23,24内における滞留時間内に充分
粉砕と攪拌が行なわれるように配慮した。即ち、
室23への石炭と水の供給は供給口26の直下に
行ない、室24への石炭の供給は仕切板22の近
くに行つた。以上の条件下で、石炭スラリーの室
23における滞留時間は約2.2時間、室24にお
ける滞留時間は約0.5時間であつた。また、室2
3内での石炭スラリーの濃度は70重量%、室24
では約75重量%であつた。
を行つた。但し、本実施例では粉砕条件を以下に
述べるように変更し粉砕を行つた。第4図の室2
3には実施例1と同様に直径20mmのステンレス球
を3000個充てんし、室24には直径15mmのステン
レス球を1000個充てんしたミルを毎分40回転で回
転させておき、供給口26より、実施例1で述べ
た粗粉砕炭を毎時8.45Kg、陰イオン系界面活性剤
0.6%を含有する水を毎時3.62の速度で供給し
た。更に供給管28より石炭を毎時2.41Kgの速度
で供給した。実施例1と同様、石炭と水の供給に
当つては、各室23,24の入口端の方に供給
し、各室23,24内における滞留時間内に充分
粉砕と攪拌が行なわれるように配慮した。即ち、
室23への石炭と水の供給は供給口26の直下に
行ない、室24への石炭の供給は仕切板22の近
くに行つた。以上の条件下で、石炭スラリーの室
23における滞留時間は約2.2時間、室24にお
ける滞留時間は約0.5時間であつた。また、室2
3内での石炭スラリーの濃度は70重量%、室24
では約75重量%であつた。
以上のようにして石炭を毎時約11Kg供給し、得
られた石炭スラリー中の粒子の粒径分布を実施例
1と同様に測定した。第7図にその結果を示す。
本実施例では実施例1に比べ、ミル各室23,2
4内での石炭の滞留時間が短かいため、得られた
粉砕炭の粒径分布は多少粒径の方にづれている
が、巾広い粒径分布を有する粉体を単一ミルによ
り単一操作で製造することができた。
られた石炭スラリー中の粒子の粒径分布を実施例
1と同様に測定した。第7図にその結果を示す。
本実施例では実施例1に比べ、ミル各室23,2
4内での石炭の滞留時間が短かいため、得られた
粉砕炭の粒径分布は多少粒径の方にづれている
が、巾広い粒径分布を有する粉体を単一ミルによ
り単一操作で製造することができた。
実施例 3
室23に直径20mmのステンレス球を1200個、直
径10mmのものを8000個、直径5mmのものを40000
個充てんした以外は実施例2と全く同じ条件で石
炭の粉砕を行い、得られた粉砕炭の粒径分布を第
8図に示す。本実施例の結果は実施例2の場合に
比べ、小粒径の粒子が弱冠増加しており、本発明
の効果が更に大きいことが理解出来る。
径10mmのものを8000個、直径5mmのものを40000
個充てんした以外は実施例2と全く同じ条件で石
炭の粉砕を行い、得られた粉砕炭の粒径分布を第
8図に示す。本実施例の結果は実施例2の場合に
比べ、小粒径の粒子が弱冠増加しており、本発明
の効果が更に大きいことが理解出来る。
実施例 4
石炭を粒径2mm以下となるように粗粉砕した
後、第5図のミル回転体を用い、以下の要領で湿
式粉砕を行つた。
後、第5図のミル回転体を用い、以下の要領で湿
式粉砕を行つた。
室23は直径800mm、長さ500mmの円筒で構成さ
れ、室24は直径400mm、長さ1400mmの円筒で構
成されており、各室23,24は中心に直径170
mmの穴を有する仕切板22で仕切られている。室
23の一端に設けられた供給口26の内径は80
mm、室24の一端に設けられた粉体の取出口27
の内径は250mmである。上記構造のミル円筒容器
の室23内に直径20mmのステンレス製球を9300
個、室24に同じ球を2300個充てんし、これを毎
分30回転で回転させておき、供給口26より上記
の粗粉砕炭を毎時14.73Kg、陰イオン系界面括性
剤0.6%を含有する水を毎時6.31の速度で供給
した。更に供給管28により、室24の仕切板2
2の近くに上記の粗粉砕した石炭を毎時4.2Kg供
給した。以上の条件下で、石炭水スラリーの室2
3における滞留時間は3時間、室24における滞
留時間は約40分であつた。また、室23内におけ
る石炭スラリー中の石炭濃度は70重量%、第2室
では75重量%であつた。
れ、室24は直径400mm、長さ1400mmの円筒で構
成されており、各室23,24は中心に直径170
mmの穴を有する仕切板22で仕切られている。室
23の一端に設けられた供給口26の内径は80
mm、室24の一端に設けられた粉体の取出口27
の内径は250mmである。上記構造のミル円筒容器
の室23内に直径20mmのステンレス製球を9300
個、室24に同じ球を2300個充てんし、これを毎
分30回転で回転させておき、供給口26より上記
の粗粉砕炭を毎時14.73Kg、陰イオン系界面括性
剤0.6%を含有する水を毎時6.31の速度で供給
した。更に供給管28により、室24の仕切板2
2の近くに上記の粗粉砕した石炭を毎時4.2Kg供
給した。以上の条件下で、石炭水スラリーの室2
3における滞留時間は3時間、室24における滞
留時間は約40分であつた。また、室23内におけ
る石炭スラリー中の石炭濃度は70重量%、第2室
では75重量%であつた。
以上のようにして石炭を毎時約19Kg供給し、得
られた石炭スラリー中の粒子の粒径分布を測定し
た。粒径分布の測定は37μm(400メツシユ)以
上の粒径についてはJIS篩を用いて湿式分級法に
より行い、37μm以下の粒径については、遠心力
場における沈降を利用した光透過法により行つ
た。第9図にその結果を示す。本実施例の結果か
ら明らかなように、本発明になる方法により粉砕
を行うとにより、従来技術では困難であつた巾広
い粒径分布を有する粉体を単一ミルで、しかも単
一の操作で製造することが可能となつた。
られた石炭スラリー中の粒子の粒径分布を測定し
た。粒径分布の測定は37μm(400メツシユ)以
上の粒径についてはJIS篩を用いて湿式分級法に
より行い、37μm以下の粒径については、遠心力
場における沈降を利用した光透過法により行つ
た。第9図にその結果を示す。本実施例の結果か
ら明らかなように、本発明になる方法により粉砕
を行うとにより、従来技術では困難であつた巾広
い粒径分布を有する粉体を単一ミルで、しかも単
一の操作で製造することが可能となつた。
これらの実施例によつて次のように考察するこ
とができる。
とができる。
第1室23の中のボールの直径は原炭の大きさ
にもよるが、大体40〜60mmが適正である。一方第
2室24内のボールの大きさは20〜50mmが好まし
い。ミル本体21は円筒計の形状であり、ギヤ3
3によつて回転されるようになつている。ミルの
回転にともない粉砕ボールはミル内を転がり、こ
の結果生じるボールの運動エネルギーが被砕物で
ある石炭に伝達されてこの石炭は微粉砕される。
にもよるが、大体40〜60mmが適正である。一方第
2室24内のボールの大きさは20〜50mmが好まし
い。ミル本体21は円筒計の形状であり、ギヤ3
3によつて回転されるようになつている。ミルの
回転にともない粉砕ボールはミル内を転がり、こ
の結果生じるボールの運動エネルギーが被砕物で
ある石炭に伝達されてこの石炭は微粉砕される。
ミル本体21に石炭が投入されるとまず第1室
の大きな粉砕ボールによつて石炭は粗粉砕され
る。通常ミルに投入されるべき原炭の直径は20mm
以下が好ましい。この大きさの石炭は第1室にお
いて1mm以下に粉砕される。通常高濃度水スラリ
に適する石炭の粒径分布は第9図に示されてい
る。最大粒径は300μmである。これはスラリの
燃焼効率を上げるには最大粒径を約300μm程度
に押さえる必要があるためである。一方スラリの
輸送効率を考慮すると、スラリ粘度は低い方が良
い。低粘性化にはこれまでの基礎研究の結果、
1μm以下の超微粒子の存在が不可欠である。こ
のような微粒子は、数百μmの比較的大きな粒子
の間に入り込みベアリングのような役割をしてス
ラリの低粘性化に寄与しているものと考えられて
いる。
の大きな粉砕ボールによつて石炭は粗粉砕され
る。通常ミルに投入されるべき原炭の直径は20mm
以下が好ましい。この大きさの石炭は第1室にお
いて1mm以下に粉砕される。通常高濃度水スラリ
に適する石炭の粒径分布は第9図に示されてい
る。最大粒径は300μmである。これはスラリの
燃焼効率を上げるには最大粒径を約300μm程度
に押さえる必要があるためである。一方スラリの
輸送効率を考慮すると、スラリ粘度は低い方が良
い。低粘性化にはこれまでの基礎研究の結果、
1μm以下の超微粒子の存在が不可欠である。こ
のような微粒子は、数百μmの比較的大きな粒子
の間に入り込みベアリングのような役割をしてス
ラリの低粘性化に寄与しているものと考えられて
いる。
ここで、前述のミル第1室において1mm以下に
粉砕された石炭は仕切板22を通過して第2室に
流れ込み、更に粉砕処理を受ける。1mm以下の粒
子は第2室において、第9図に示した粒径分布と
なるように粉砕されなければならない。つまりト
ツプサイズが300μmで、かつ1μm以下の粒子を
できるだけ多量に生成する必要がある。そのため
には第2室の粉砕ボールの直径は第1室のボール
の直径よりも小さくなければならない。ミルのな
かではボールが石炭水スラリに混じつて粉砕運動
が行われている。この時第2室のスラリの粘度は
数百センチポアズと粘度が高い。この中に小さな
ボールが混じつているとすると、このボールの一
個一個の重量が小さいため、衝撃的な運動よりも
摩擦運動が主に行われる。摩擦運動は衝撃運動よ
りも微粒の生成に適しており第9図のような粒径
分布の生成に適している。従つて第2室では、第
1室から流入した石炭の摩擦粉砕が活発に行われ
るようになり、高濃度石炭水スラリに適正な粒径
分布が形成される。またボールの直径が小さくな
ると同じ重量を投入する場合では、表面積が大き
くなる。従つて石炭とボールとの接触確率も大き
くなり、このため粉砕効率が向上するのである。
粉砕された石炭は仕切板22を通過して第2室に
流れ込み、更に粉砕処理を受ける。1mm以下の粒
子は第2室において、第9図に示した粒径分布と
なるように粉砕されなければならない。つまりト
ツプサイズが300μmで、かつ1μm以下の粒子を
できるだけ多量に生成する必要がある。そのため
には第2室の粉砕ボールの直径は第1室のボール
の直径よりも小さくなければならない。ミルのな
かではボールが石炭水スラリに混じつて粉砕運動
が行われている。この時第2室のスラリの粘度は
数百センチポアズと粘度が高い。この中に小さな
ボールが混じつているとすると、このボールの一
個一個の重量が小さいため、衝撃的な運動よりも
摩擦運動が主に行われる。摩擦運動は衝撃運動よ
りも微粒の生成に適しており第9図のような粒径
分布の生成に適している。従つて第2室では、第
1室から流入した石炭の摩擦粉砕が活発に行われ
るようになり、高濃度石炭水スラリに適正な粒径
分布が形成される。またボールの直径が小さくな
ると同じ重量を投入する場合では、表面積が大き
くなる。従つて石炭とボールとの接触確率も大き
くなり、このため粉砕効率が向上するのである。
以上の実施例は石炭の粉砕に関するもののみで
あるが、粉砕の対象となる固体の硬度や粉砕性に
応じて粉砕条件を適便選定することにより、石炭
以外の固体にも本発明になる粉砕装置を適用する
ことが出来、前述の目的を達成することが可能で
あり、上記実施例は本発明の範囲を限定するもの
ではない。また、乾式粉砕においても、条件の選
定により上記実施例と同等の効果を得ることが出
来、本実施例は本発明の範囲を限定するものでは
ない。
あるが、粉砕の対象となる固体の硬度や粉砕性に
応じて粉砕条件を適便選定することにより、石炭
以外の固体にも本発明になる粉砕装置を適用する
ことが出来、前述の目的を達成することが可能で
あり、上記実施例は本発明の範囲を限定するもの
ではない。また、乾式粉砕においても、条件の選
定により上記実施例と同等の効果を得ることが出
来、本実施例は本発明の範囲を限定するものでは
ない。
本発明によれば、簡単且つ容易な方法によつて
石炭の粒径調整が行われると共に、粉砕効率が向
上し、低粘度且つ高濃度のため輸送効率が良く経
済性の高い石炭水スラリーを製造することができ
る。
石炭の粒径調整が行われると共に、粉砕効率が向
上し、低粘度且つ高濃度のため輸送効率が良く経
済性の高い石炭水スラリーを製造することができ
る。
第1図は異粒径粒子混合粉体の充てん状態を示
す模式図、第2図はアンドレアセン式の粒径分布
の一例を示すグラフ、第3図は石炭スラリーの製
造プロセスに本発明の粒径調整装置を用いたフロ
ーシート、第4図は第3図粒径調整装置の一実施
例を示す縦断面図、第5図は本発明粒径調整装置
の他の実施例を示す縦断面図、第6図は本発明実
施例1の結果を示すグラフ、第7図は本発明実施
例2の結果を示すグラフ、第8図は本発明実施例
3の結果を示すグラフ、第9図は本発明実施例4
の結果を示すグラフである。 20……管、21……ミル回転体、22……仕
切板、23,24……室、25……穴、26……
供給口、27……取出口、28……供給管、32
……モータ、34,35……ボール。
す模式図、第2図はアンドレアセン式の粒径分布
の一例を示すグラフ、第3図は石炭スラリーの製
造プロセスに本発明の粒径調整装置を用いたフロ
ーシート、第4図は第3図粒径調整装置の一実施
例を示す縦断面図、第5図は本発明粒径調整装置
の他の実施例を示す縦断面図、第6図は本発明実
施例1の結果を示すグラフ、第7図は本発明実施
例2の結果を示すグラフ、第8図は本発明実施例
3の結果を示すグラフ、第9図は本発明実施例4
の結果を示すグラフである。 20……管、21……ミル回転体、22……仕
切板、23,24……室、25……穴、26……
供給口、27……取出口、28……供給管、32
……モータ、34,35……ボール。
Claims (1)
- 1 石炭塊をスラリー状にする石炭水スラリーの
製造方法において、前記石炭塊を供給するボール
ミル回転体の内部に仕切板を介在して軸方向に2
つの室を設け、該仕切板の中央には各室を連通す
る穴を設けると共に、該2つの室のうち第2の室
のボール径を第1の室の最大ボール径と同じかあ
るいはそれ以下とし、該第1の室へ石炭粒子と水
と分散剤とを混入して前記石炭塊を粗粉砕し、次
いで該粗粉砕した粗粉炭スラリーを該第2の室へ
オーバーフローさせて微粉砕すると共に、該第2
の室へ前記ボールミル回転体に供給する以前の石
炭粒子を供給することを特徴とする石炭水スラリ
ーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8075683A JPS59206056A (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 石炭水スラリーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8075683A JPS59206056A (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 石炭水スラリーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59206056A JPS59206056A (ja) | 1984-11-21 |
JPH0421719B2 true JPH0421719B2 (ja) | 1992-04-13 |
Family
ID=13727250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8075683A Granted JPS59206056A (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 石炭水スラリーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59206056A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60227842A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-13 | 三菱重工業株式会社 | 湿式ミル |
JPS6295150A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | 川崎重工業株式会社 | スラリ−製造用ミル |
JPS62144758A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-27 | 川崎重工業株式会社 | スラリ−製造用ミル |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5271506A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-15 | Texaco Development Corp | Method of producing solid fuellwater slurry |
JPS5621636A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-28 | Kao Corp | Dispersant for aqueous slurry of coal powder |
JPS56136665A (en) * | 1980-03-27 | 1981-10-26 | Kao Corp | Coal wet crushing aid |
JPS5981390A (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-11 | Babcock Hitachi Kk | 石炭−水スラリ−の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4825360U (ja) * | 1971-07-30 | 1973-03-26 | ||
JPS56156855U (ja) * | 1980-04-17 | 1981-11-24 |
-
1983
- 1983-05-11 JP JP8075683A patent/JPS59206056A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5271506A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-15 | Texaco Development Corp | Method of producing solid fuellwater slurry |
JPS5621636A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-28 | Kao Corp | Dispersant for aqueous slurry of coal powder |
JPS56136665A (en) * | 1980-03-27 | 1981-10-26 | Kao Corp | Coal wet crushing aid |
JPS5981390A (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-11 | Babcock Hitachi Kk | 石炭−水スラリ−の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59206056A (ja) | 1984-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62193656A (ja) | エネルギ−効率の高い粉砕方法及び装置 | |
CN101282790B (zh) | 提高矿石、矿物和精矿的研磨效率的方法 | |
US4325514A (en) | Comminution of minerals | |
JPS5927789B2 (ja) | 石炭ガス化用の石炭・水の懸濁液及びその製造法 | |
US4753660A (en) | Method for the production of a coal suspension | |
JPH0421719B2 (ja) | ||
CA2450190C (en) | Method and device for fine grinding of mineral particles | |
US4592707A (en) | Device for rounding off granular particles of solid material | |
JP2755700B2 (ja) | コンクリート混和材の製造方法 | |
EP0157307B1 (en) | Apparatus for preparing coal slurry of high concentration | |
KR101983690B1 (ko) | 고화재 원료의 입도 조절을 위한 분쇄 방법 및 상기 고화재 원료를 이용한 공법 | |
JPH0254397B2 (ja) | ||
RU2637119C2 (ru) | Линия для получения тонкодисперсной водоугольной суспензии | |
US2165084A (en) | Process for the production of a sintered product | |
JP2000237626A (ja) | 粉砕分級装置 | |
JP2534022B2 (ja) | 高濃度石炭−水スラリ―の製造方法 | |
JPS59157184A (ja) | 石炭―水スラリーの製造装置 | |
JPS6156026B2 (ja) | ||
JPH068418B2 (ja) | 石炭−水スラリ製造方法 | |
JPS61166889A (ja) | 石炭−水スラリの製造装置 | |
JPH0315956B2 (ja) | ||
JPH0268129A (ja) | 圧密球形微細粒子の製造方法 | |
JPH0323116B2 (ja) | ||
JPS62244453A (ja) | 石炭−水スラリ製造用竪型ミルの運転方法 | |
CN85102891B (zh) | 制备高含量煤浆的方法和装置 |