JPH04217126A - 無線通信装置及び無線通信方式 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信方式

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JPH04217126A
JPH04217126A JP40366190A JP40366190A JPH04217126A JP H04217126 A JPH04217126 A JP H04217126A JP 40366190 A JP40366190 A JP 40366190A JP 40366190 A JP40366190 A JP 40366190A JP H04217126 A JPH04217126 A JP H04217126A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ信号により通信
を行うアナログ・モードおよびディジタル信号により通
信を行うディジタル・モードのいづれのモードにおいて
でも通信を行うことができる、いわゆるデュアル・モー
ドのセルラー方式無線通信装置の自動周波数制御(AF
C:Auto Frequency Control)
の方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルラー方式の無線電話装置はその実用
化以来、急速に普及した。従来のセルラー無線電話はア
ナログ信号により通話信号を送受するものであった。近
年、この従来のアナログ方式のセルラー無線電話に加え
、ディジタル方式のセルラー無線電話が開発されつつあ
る。このアナログ方式からディジタル方式への移行期に
おいて、アナログ方式によってでも、ディジタル方式に
よってでも通信を行うことができる、デュアル・モード
のセルラー無線電話が有用となろう。
【0003】ディジタル方式のセルラー無線電話の場合
、送信および受信周波数についてより精度の高い同調が
求められることからAFC により周波数制御が行われ
る。この場合、AFC とは基地局からの送信周波数、
すなわち移動局からすると受信周波数を基準にして、所
定周波数、例えば45MHz だけ遷移させた周波数を
送信周波数として自動的に設定することである。
【0004】上述のデュアル・モードのセルラー無線電
話では移動局と基地局との間での制御信号のやりとりは
従来のアナログ方式における制御チャネルにより行われ
ることが考えられる。そのような場合、この制御信号の
やりとりの結果、アナログ方式によりその後の通信が行
われるよう設定されたとき、従来どおりアナログ方式の
通話チャネルにより通話リンクが設定され、ディジタル
方式により通信が行われるよう設定されたとき、ディジ
タル方式の通話チャネルにより通話リンクが設定される
。ディジタル方式の通話チャネルでは時分割多元接続(
Time DivisionMultiple Acc
ess 、以下TDMAと呼ぶ)により通信が行われ、
この通話チャネルの設定を行う際、上述のAFC によ
り送信周波数の設定が行われることが考えられる。この
AFCによる送信周波数の設定が開始され、送信周波数
が所定の偏差内にした後に通話が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、用いられている
AFC の技術をもってすると、周波数が所定の偏差内
に収束するまでにかなりの時間を必要とした。特に、受
信電界強度の小さいところでは周波数収束までに時間が
かかり、フェージング状態においても同様に収束までに
かなり時間がかかった。電圧制御発振器(以下VCXO
とする)による基本周波数の精度を高めることにより、
収束までの所要時間を短くすることも考えられるが、そ
のような精度のよいVCXOは高価かつ大型となり、無
線通信装置の小型化およびコスト・ダウンに逆行するこ
ととなる。  このように、現在考えられているデュア
ル・モードのセルラー無線電話によれば、ディジタル・
モードの通話チャネルに切り替わる際、ユーザが通話を
開始できるようになるまでにいくらかの時間を必要とし
た。
【0006】本発明は上述の問題点を除去し、迅速にデ
ィジタル・モード通話チャネルに移行することのできる
デュアル・モード・セルラー無線電話を提供することを
目的とする。[発明の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無線通信装
置は無線回線を介して到来する電磁波信号を受信するた
めの受信手段と、この受信手段により受信された信号に
同調することにより受信チャネルを設定するための受信
チャネル設定手段と、この受信チャネル設定手段により
設定された受信チャネルから所定周波数、離間した周波
数チャネルを送信チャネルとして設定する送信チャネル
設定手段と、設定された送信チャネルを介して送信すべ
き信号を送信するための送信手段とを含んで構成される
自動周波数制御機能を備えており、この自動周波数制御
機能により制御信号の送受を行うための制御信号通信リ
ンクを形成するための制御リンク形成し、この形成され
た制御リンクの送信および受信チャネルの設定に係わる
情報を保持し、制御信号通信リンクを介して取得される
モード指定信号がアナログ・モード指定信号であるとき
、アナログ通話信号の送受を行うためのアナログ通話信
号通信リンクを形成し、前記モード指定信号がディジタ
ル・モード指定信号であるとき、保持手段に保持された
制御信号通信リンクの送信および受信チャネルの設定に
係わる情報に基づいて自動周波数制御機能により、ディ
ジタル通話信号の送受を行うためのディジタル通話信号
通信リンクを形成する。
【0008】本発明の他の面に係る無線通信装置は無線
回線を介して到来する電磁波信号を受信するための受信
手段と、この受信手段により受信された信号に同調する
ことにより受信チャネルを設定するための受信チャネル
設定手段と、この受信チャネル設定手段により設定され
た受信チャネルから所定周波数、離間した周波数チャネ
ルを送信チャネルとして設定する送信チャネル設定手段
と、設定された送信チャネルを介して送信すべき信号を
送信するための送信手段とを含んで構成される自動周波
数制御機能を備え、この自動周波数制御機能により制御
信号の送受を行うための制御信号通信リンクを形成し、
この制御リンク形成手段により形成された制御信号通信
リンクの送信および受信チャネルの設定に係わる情報を
保持し、この保持された制御信号通信リンクの送信およ
び受信チャネルの設定に係わる情報に基づいて自動周波
数制御機能により、ディジタル通話信号の送受を行うた
めのディジタル通話信号通信リンクを形成する。
【0009】本発明のさらに他の面に係る無線通信装置
は無線回線を介して到来する電磁波信号を受信するため
の受信手段と、この受信手段により受信された信号に同
調することにより受信チャネルを設定するための受信チ
ャネル設定手段と、この受信チャネル設定手段により設
定された受信チャネルから所定周波数、離間した周波数
チャネルを送信チャネルとして設定する送信チャネル設
定手段と、設定された送信チャネルを介して送信すべき
信号を送信するための送信手段とを含んで構成される自
動周波数制御機能を備え、この自動周波数制御機能によ
り、信号送受のための第1の通信リンクを形成し、形成
された第1の通信リンクの送信および受信チャネルの設
定に係わる情報を保持し、この保持された通信リンクの
送信および受信チャネルの設定に係わる情報に基づいて
自動周波数制御機能により、第1の通信リンクとは別の
第2の通信リンクを形成する。
【0010】
【作用】本発明では、すでに形成されている第1の通信
リンクの送信および受信チャネルの設定に係わる情報に
基づく自動周波数制御機能によって、この第1の通信リ
ンクとは別の第2の通信リンクが形成される。すなわち
、第2の通信リンクの形成の際、第1の通信リンクの設
定精度を維持した状態でリンク形成が開始される。した
がって、第1の通信リンクの送信および受信チャネルの
設定に係わる情報に基づくことなく第2の通信リンクを
形成する場合に比べ、送受信周波数をより迅速に所定の
周波数偏差内に収束せしめて第2の通信リンクを確立さ
せることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るデュアル・モ
ードのセルラー方式自動車電話のブロック構成図である
。1はアンテナ、2は共用器、3は受信回路、4はシン
セサイザ回路、5は送信回路、6はモデム回路、7はチ
ャネルコーデック回路、8はスピーチコーデック、9は
受話器、10は送話器、11は音声スイッチ、12は音
声スイッチ、13はコントロールユニット、14は制御
回路、15はアナログオーディオ信号処理回路、16は
電源回路、17は電源(車のバッテリー)である。
【0012】図2はAFC 回路を説明するためのブロ
ック図である。21は第1ミキサー回路、22は第2ミ
キサー回路、23はIFアンプ、24はFMディスクリ
ミネータ回路、25はモデム回路、26はバッファアン
プ、27はバッファアンプ、28は周波数逓倍回路、2
9は周波数カウンタ回路、30は受信PLL 回路、3
1は送信PLL 回路、32は電圧制御水晶発信回路、
33はローパスフィルタ回路、34はD/A コンバー
タ、35は制御回路、36はバッファアンプである。
【0013】アンテナ1を介して無線電波信号の送受が
行われる。まず、ディジタルモードによる動作について
説明すると、共用器2を介して受信回路3に受信信号が
入力される。ここで、受信信号はシンセサイザ回路4の
ローカル出力とミクスダウンしてIF周波数まで落とし
てモデム回路6へ入力される。モデム回路6は受信信号
をディジタル信号に復調してチャネルコーデック回路7
にて誤り訂正が行われる。スピーチコーデック8におい
てディジタル信号が音声信号へ復調され、音声スイッチ
回路11を介して受話器9より音響出力とし発生させる
。一方、送話器10より出力した音声信号は音声スイッ
チ12回路を介してスピーチコーデック回路8へ入力さ
れる。この音声信号はスピーチコーデック回路8におい
てディジタル信号に変換され、チャネルコーデック回路
7にて誤り訂正が行われる。誤り訂正が行われた送信信
号はモデム回路6にてディジタル変調され、IF周波数
の信号として送信回路5へ送られる。送信回路5はシン
セサイザ4の出力と送信信号とをミキシングして送信周
波数とし、パワーアンプにて送信出力まで増幅して、共
用器2を介してアンテナ1より送信信号を出力する。制
御回路14は各部の制御を行うものである。
【0014】入出力ユニット13は、ダイヤルキー、表
示、各種のスイッチがあるものであり、制御回路14と
制御信号のやりとりを行う。電源回路16は車のバッテ
リー17の出力を安定化して各部へ供給する。
【0015】次にアナログ・モードの通話のための構成
について説明する。アナログ・オーディオ信号処理回路
15はデータ信号及び音声信号の処理を行うものである
。 データ信号はFSK 信号であり、制御回路からのディ
ジタル信号を処理して送信回路に送る。また受信回路か
らのデータ出力を処理して制御回路へ送る。音声信号は
受信回路3でFM復調され、かつ送信回路5でFM変調
されるものである。11,12の音声スイッチはアナロ
グ・モード通話、ディジタル・モード通話を切替えるた
めのものである。図2はAFC についての動作を説明
するためのブロック構成図である。
【0016】第1ミキサー回路21で受信RF信号は第
1中間周波数信号に変換される。つぎに第2ミキサー回
路22で第2中間周波数信号に変換される。そのあとI
Fアンプ23で所定増幅が行われ、モデム回路25に入
力される。一方、第2中間周波数信号はFM復調するF
Mディスクリミネータ回路24へも入力され、ここでF
M復調されてアナログオーディオ信号処理回路15へ出
力される。
【0017】第2中間周波数信号の周波数は周波数カウ
ンタ29で電圧制御水晶発振回路32の出力をタイムベ
ースとしてカウントされる。このカウント出力を制御回
路35で計測して、それに対応レベルのディジタル信号
をA/D コンバータ34へ出力する。ここでディジタ
ル信号のレベルに対応した直流のアナログ信号に変換し
てLPF 回路33でD/A コンバータのクロック周
波数を除去して安定な直流にして、VCXO32をドラ
イブする。VCXO32出力を基準周波数にして受信P
LL 回路30で第1局発周波数を発生させて、バッフ
ァアンプ26を介して第1ミキサーへ入力される。
【0018】以上説明したループにより受信周波数に同
期したVCXO出力の周波数とすることが可能である。 すなわち、自動周波数制御が行われる。このVCXO出
力を送信PLL31 の基準周波数とすれば送信周波数
を受信周波数に対応したものとすることが可能である。 送信PLL 回路31の出力はバッファアンプ36を介
して送信回路5へ出力される。第2局発はVCXO32
の出力をてい倍回路28でてい倍してバッファアンプ2
7を介して第2ミキサー回路22へ出力する。この様に
第2局発回路の基準をVCXO出力とすることで、第2
局発の偏差を無視できる。受信周波数は869.04〜
893.97MHz 、送信周波数は824.04〜8
48.97MHz で各30KHz のチャネルセパレ
ーションで使用する。そして送受の周波数間隔は45M
Hz ある。ディジタル時の送信周波数の偏差は(受信
周波数−45MHz )±200Hz にすることがシ
ステム仕様により定められている。この様にきびしい周
波数偏差を要求するのはディジタル変調  (π/4Q
PSK変調)の伝送に必要なためである。
【0019】図3は基地局(BS)と移動局(MS)と
の間で行われる通信リンク設定を説明するためのシーケ
ンス概略図である。まず、初期設定が行われ、移動局は
所定数の制御チャネル(C−ch)をスキャンし、受信
電界強度の強い制御チャネルを一つ選択する。このよう
に制御チャネルを用いて設定された通信リンクによりシ
ステム情報の更新が行われる。次に制御チャネルと同様
に、受信電界強度の強い受信ページング・チャネル(P
−ch)が一つ選択される。このとき、従来では行われ
ていなかったAFC により送信用のページング・チャ
ネル(P−ch)が設定される。システム仕様によると
、アナログ・モード時の送信周波数偏差は±1.5pp
mまで許容されており、この偏差内に収束する送信用の
ページング・チャネルが設定されれば、ページング・チ
ャネルによる通信リンクが形成されたこととなる。この
とき、収束するに要した基準発振器への制御値をメモリ
40に保持する。このページング・チャネルで待受け状
態となり、着信またはユーザの発呼要求を待つ。例えば
、発呼要求があった場合、アクセス・チャネルを用いた
通信リンクが基地局との間に形成される。このときもA
FC による送信用のアクセス・チャネルの設定が行わ
れ、ページング・チャネルの設定時にメモリ40に保持
された基準発振器への制御値が利用される。アクセス・
チャネルにより形成された通信リンクを介してアクセス
情報の更新が行われ、移動局から基地局へ発呼信号が送
信される。この発呼信号の中に、移動機がデュアル・モ
ードのセルラー電話であることを示す信号が含まれてい
る。この発呼信号に応答して基地局から移動局へ発呼応
答信号が返送される。この発呼応答信号の中に、通話チ
ャネルをアナログ・モードにより設定するか、ディジタ
ル・モードにより設定するかを指示する信号が含まれて
いる。アナログ・モードが指定されれば、従来どおりの
アナログ・モードによる通話チャネルの設定が行われる
。ディジタル・モードが指定されれば、アクセス・チャ
ネルの設定時にメモリ40に保持された基準発振器への
制御値を利用して、通話チャネルによる通話リンクが形
成される。
【0020】図4及び5は本実施例に係る移動局の動作
の特徴的部分を示したフローチャートである。フローチ
ャートは移動局から発呼して通話に至るまでの動作を例
として示してある。初期設定で移動局はコントロールチ
ャネルC−chに受信機を同調する(ステップ40)。 このC−chで基地局よりシステム情報を受信して更新
する(ステップ41)。次に、ページングチャネルを(
P−ch)設定してページングチャネルをスキャンする
。さらに一番受信電界の強いページングチャネルにて待
受け状態となる(ステップ42)。この受信しているペ
ージングチャネルでAFC 動作を開始する(ステップ
43)。待受け状態となり、ユーザからの発呼要求があ
るとAFC 動作を停止してこの時の制御回路からのA
FC ディジタル出力をメモリ40に保持しておく(ス
テップ45)。アクセスチャネル(A−ch)を設定し
て、各アクセスチャネルをスキャンして一番受信電界の
強いアクセス・チャネルを補足し(ステップ46)AF
C 動作を開始する(ステップ47)。このアクセス・
チャネル(A−ch)による通信リンクを介してアクセ
ス情報の更新が行われ、発呼信号をアクセス・チャネル
を介して送信する(ステップ49)。つぎに基地局から
の発呼応答信号を受信する(ステップ50)。この中に
アナログ・モードかディジタル・モードのどちらを使用
するかを指定する信号およひ通話チャネルを指定する信
号が含まれている。アクセス・チャネルによる通信が終
了すると、AFC 動作を停止して、AFC 制御値は
メモリ40に保持しておく(ステップ51)。通話モー
ド判定を行い(ステップ52)アナログであればアナロ
グ通話チャネルによる通話を開始する(ステップ53)
。ディジタルであればディジタル通話チャネルの設定を
メモリ40内のAFC制御値に基づいて行う(ステップ
54)。ディジタル通話チャネルに移ると、AFC 動
作を開始して(ステップ55)、TDMAのスロット同
期を確立する(ステップ56)。AFC で所定偏差内
で送信周波数が収束し(ステップ57)、±200HZ
 となれば通話を開始する(ステップ58)。
【0021】具体値を例示して上述のAFC制御動作を
説明すると、アナログ・モ―ドにおける通信では受信信
号の周波数は許容偏差がプラスマイナス2.5ppmで
あるので、例えば、800MHzプラスマイナス2KH
zであり、第1局発である受信PLL回路30の出力周
波数は最高偏差がプラスマイナス5ppmであるので、
例えば、880MHzプラスマイナス4.4KHzであ
り、第2局発である逓倍回路28の出力周波数は最高偏
差がプラスマイナス5ppmであるので、例えば、79
.545MHzプラスマイナス400Hzである。従っ
て、IFアンプ23の出力の周波数は最大偏差(2+4
.4+0.4)=6.8KHzを含みうることとなる。 周波数カウンタ回路29においてはこの偏差を伴うIF
アンプ23の出力信号が電圧制御水晶発振回路32の出
力信号の周波数により打ち抜かれ、打ち抜き回数が計数
される。この計数値はIFアンプ23の出力信号の理想
搬送波周波数である455KHzに対応する打ち抜き計
数値と比較され、その差に対応するディジタル値が周波
数カウンタ回路29から出力される。1Hz=1ビット
により対応づけると、周波数カウンタ回路29の出力信
号は極性と6.8KHzまでを表わしうる14ビットの
コ―ド信号である。制御回路35はこのコ―ド信号をう
けると、プラスマイナス1の範囲内となるまで、この偏
差を補償するように、D/Aコンバ―タ34に、AFC
制御値である8ビットのディジタル信号を出力する。D
/Aコンバ―タ34はこのディジタル信号を256段階
のレベルを有する直流信号に変換し、この直流信号を電
圧制御水晶発振回路32に制御電圧として供給する。こ
うして移動局の基準周波数信号にフィ―ドバックがかか
り、固定局からの受信信号と同調するようになり、45
5KHzからの偏差を表わすディジタル値がプラスマイ
ナス1ビットの範囲内になると、制御回路35はこのと
きのAFC制御値をメモリ40に保持する。これにより
、受信周波数が固定されると共に、その受信周波数から
45MHz離間した送信周波数も送信PLL回路31に
より自動的に設定され、固定局と移動局との間の通信リ
ンクの周波数が設定されたこととなる。
【0022】以上説明したようにページング・チャネル
、アクセス・チャネルでAFC 動作を行うことでアナ
ログ・モード時の基地局周波数偏差に合せておいて、こ
れらのAFC同地次のAFC制御血に基づいてディジタ
ル通話チャネルが設定されるので、ディジタル通話チャ
ネルでのAFC 動作の収束時間を短くできて、すばや
く通話に行くことができる。基地局の仕様はアナログ時
の送信周波数偏差は±1.5ppmで、ディジタル時の
送信周波数偏差は±0.25ppm である。従って、
一旦アナログ信号でAFC 動作を行い、これに同調す
るならば、ディジタル時に同調される時間を短くできる
【0023】また、移動局が移動して、他のゾーンには
いる場合チャネルの切替えが必要となる。この動作をハ
ンドオフと一般的には呼ばれている。デュアル・モード
機の場合、アナログ通話チャネルからディジタル通話チ
ャネルへのハンドオフもある。この場合も前述の説明と
同じAFC 動作をアナログ通話チャネルにおいて行っ
ておいて、ディジタル通話チャネルへの移行時のAFC
 収束時間を短くすることが可能である。
【0024】図6はそのような場合の実施例に係る移動
局の動作を説明するためのフローチャートである。アナ
ログ・モードの通話チャネルにより通話リンクが設定さ
れているときに(ステップ60)、AFC 動作を行う
(ステップ61)。このとき、移動機があるゾーンから
別のゾーンへ移動すると、基地局からその移動局へハン
ドオフ命令が送信される。このハンドオフ命令には次に
切り替るべき通話チャネルおよびその通話チャネルがア
ナログ・モードかディジタル・モードかを指定する信号
が含まれている。移動局がこのハンドオフ命令を受信す
ると、AFC 動作を停止し、そのときのAFC 制御
値をメモリ40に保持する(ステップ63)。次に、移
動機は指定された通話チャネルに移り(ステップ64)
、メモリ40に保持されたAFC制御値に基づいてAF
C 動作を開始する(ステップ65)。スロット同期が
確立され(ステップ66)、送信周波数が収束すれば(
ステップ67)、通話開始となる(ステップ68)。
【0025】以上説明したように、ページングチャネル
、アクセスチャネルでのアナログ・データ信号受信時ま
たはアナログ通話チャネルでの受信周波数でAFC 動
作を行い、基地局の周波数偏差±1.5ppmに対応し
たレベルまで同期させて、ディジタル通話チャネルに移
行した場合、迅速にディジタル通話に必要な周波数偏差
まで同調することができる利点がある。よって、短い時
間で通話可能とすることができる利点がある。また、特
に周波数精度のよいVCXOが必要とされるわけではな
いので、安価で小型な無線通信装置を供給できる利点が
ある。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、すでに形成されている
第1の通信リンクの送信および受信チャネルの設定に係
わる情報に基づく自動周波数制御機能によって、この第
1の通信リンクとは別の第2の通信リンクが形成され、
第2の通信リンクの形成の際、第1の通信リンクの設定
精度を維持した状態でリンク形成が開始されるので、第
1の通信リンクの送信および受信チャネルの設定に係わ
る情報に基づくことなく第2の通信リンクを形成する場
合に比べ、送受信周波数をより迅速に所定の周波数偏差
内に収束せしめて第2の通信リンクを確立させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる無線通信装置のブロ
ック図である。
【図2】図2は本発明の一実施例にかかる無線通信装置
のAFC 回路の動作を説明するためのブロック図であ
る。
【図3】図3は基地局と移動局との間で行われる通信リ
ンク設定を説明するためのシーケンス概略図である。
【図4】図4は本実施例に係る移動局の動作の特徴的部
分を示したフローチャートである。
【図5】図5は本実施例に係る移動局の動作の特徴的部
分を示したフローチャートである。
【図6】図6はハンドオフ動作の場合の本実施例に係る
移動局の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    無線回線を介して到来する電磁波
    信号を受信するための受信手段と、この受信手段により
    受信された信号に同調することにより受信チャネルを設
    定するための受信チャネル設定手段と、この受信チャネ
    ル設定手段により設定された受信チャネルから所定周波
    数、離間した周波数チャネルを送信チャネルとして設定
    する送信チャネル設定手段と、設定された送信チャネル
    を介して送信すべき信号を送信するための送信手段とを
    含んで構成される自動周波数制御機能を備えた無線通信
    装置であって、この自動周波数制御機能により制御信号
    の送受を行うための制御信号通信リンクを形成するため
    の制御リンク形成手段と、この制御リンク形成手段によ
    り形成された制御信号通信リンクの送信および受信チャ
    ネルの設定に係わる情報を保持するための保持手段と、
    前記制御信号通信リンクを介して取得されるモード指定
    信号がアナログ・モード指定信号であるとき、アナログ
    通話信号の送受を行うためのアナログ通話信号通信リン
    クを形成し、前記モード指定信号がディジタル・モード
    指定信号であるとき、前記保持手段に保持された制御信
    号通信リンクの送信および受信チャネルの設定に係わる
    情報に基づいて前記自動周波数制御機能により、ディジ
    タル通話信号の送受を行うためのディジタル通話信号通
    信リンクを形成するための通話リンク形成手段とを具備
    したことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】  前記保持手段は所定の周波数に対する
    受信信号の周波数の偏差を表わす周波数制御情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】    無線回線を介して到来する電磁波
    信号を受信するための受信手段と、この受信手段により
    受信された信号に同調することにより受信チャネルを設
    定するための受信チャネル設定手段と、この受信チャネ
    ル設定手段により設定された受信チャネルから所定周波
    数、離間した周波数チャネルを送信チャネルとして設定
    する送信チャネル設定手段と、設定された送信チャネル
    を介して送信すべき信号を送信するための送信手段とを
    含んで構成される自動周波数制御機能を備えた無線通信
    装置であって、この自動周波数制御機能により制御信号
    の送受を行うための制御信号通信リンクを形成するため
    の制御リンク形成手段と、この制御リンク形成手段によ
    り形成された制御信号通信リンクの送信および受信チャ
    ネルの設定に係わる情報を保持するための保持手段と、
    この保持手段に保持された制御信号通信リンクの送信お
    よび受信チャネルの設定に係わる情報に基づいて前記自
    動周波数制御機能により、ディジタル通話信号の送受を
    行うためのディジタル通話信号通信リンクを形成するた
    めの通話リンク形成手段とを具備したことを特徴とする
    無線通信装置。
  4. 【請求項4】  前記保持手段は所定の周波数に対する
    受信信号の周波数の偏差を表わす周波数制御情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】    無線回線を介して到来する電磁波
    信号を受信するための受信手段と、この受信手段により
    受信された信号に同調することにより受信チャネルを設
    定するための受信チャネル設定手段と、この受信チャネ
    ル設定手段により設定された受信チャネルから所定周波
    数、離間した周波数チャネルを送信チャネルとして設定
    する送信チャネル設定手段と、設定された送信チャネル
    を介して送信すべき信号を送信するための送信手段とを
    含んで構成される自動周波数制御機能を備えた無線通信
    装置であって、この自動周波数制御機能により、信号送
    受のための第一の通信リンクを形成するための通信リン
    ク形成手段と、この通信リンク形成手段により形成され
    た通信リンクの送信および受信チャネルの設定に係わる
    情報を保持するための保持手段と、この保持手段に保持
    された通信リンクの送信および受信チャネルの設定に係
    わる情報に基づいて前記自動周波数制御機能により、前
    記第1の通信リンクとは別の第2の通信リンクを形成す
    るための通話リンク形成手段とを具備したことを特徴と
    する無線通信装置。
  6. 【請求項6】  前記保持手段は所定の周波数に対する
    受信信号の周波数の偏差を表わす周波数制御情報である
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】  前記第1の通信リンクはアナログ通話
    信号の送受を行うためのアナログ通話信号通信リンクで
    あり、前記第2の通信リンクはディジタル通話信号の送
    受を行うためのディジタル通話信号通信リンクであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】  前記第1の通信リンクはディジタル通
    話信号の送受を行うためのディジタル通話信号通信リン
    クであり、前記第2の通信リンクはアナログ通話信号の
    送受を行うためのアナログ通話信号通信リンクであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】  無線回線を介して到来する電磁波信号
    を受信するための受信手段と、この受信手段により受信
    された信号に同調することにより受信チャネルを設定す
    るための受信チャネル設定手段と、この受信チャネル設
    定手段により設定された受信チャネルから所定周波数、
    離間した周波数チャネルを送信チャネルとして設定する
    送信チャネル設定手段と、設定された送信チャネルを介
    して送信すべき信号を送信するための送信手段とを含ん
    で構成される自動周波数制御機能を備えた無線通信装置
    であって、前記自動周波数制御機能により、信号送受の
    ための第1の通信リンクを形成し、  形成された前記
    第1の通信リンクの送信および受信チャネルの設定に係
    わる情報を保持し、この保持された前記通信リンクの送
    信および受信チャネルの設定に係わる情報に基づいて前
    記自動周波数制御機能により、前記第1の通信リンクと
    は別の第2の通信リンクを形成するステップを含むこと
    を特徴とする無線通信方式。
  10. 【請求項10】  前記通信リンクの送信および受信チ
    ャネルの設定に係わる情報を保持するステップは所定の
    周波数に対する受信信号の周波数の偏差を表わす周波数
    制御情報を保持するステップを含むことを特徴とする請
    求項9に記載の無線通信方式。
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