JPH04215972A - ロービング包装体及びその製造方法 - Google Patents

ロービング包装体及びその製造方法

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JPH04215972A
JPH04215972A JP2339991A JP2339991A JPH04215972A JP H04215972 A JPH04215972 A JP H04215972A JP 2339991 A JP2339991 A JP 2339991A JP 2339991 A JP2339991 A JP 2339991A JP H04215972 A JPH04215972 A JP H04215972A
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JP
Japan
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roving
film
adhesive film
strand
heat
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Application number
JP2339991A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kurita
栗田 政幸
Minoru Miki
三木 実
Koichi Takashima
光一 高島
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス繊維のロービン
グ包装体及びその製造方法に関し、特に、ガラス繊維か
らなる糸(以下、 ストランドと称する)の連続長さを
長くするために、円筒状に回巻する巻量を多くし、その
高さ、直径及び重量のいずれもが大きくなった大型のロ
ービングにおいて、ストランドの解舒時におけるロービ
ングの巻き崩れを確実に防止出来るようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】数百本のモノフィラメントを集束したス
トランドを所定の番手となるように引き揃えて円筒状に
巻いたガラス繊維のロービングは、例えばスプレーアッ
プ法、SMC法等による成型時に、  ロービングから
引き出したストランドを細かく切断したうえで樹脂の補
強材として使用されている。
【0003】従来、ガラス繊維のロービングは、ストラ
ンドを所望量だけ円筒形状に巻いた後、ロービングへの
汚れの付着や外力による傷・変形が発生するのを防止す
るために、該ロービングを1枚のシート状包装材を用い
て単に外側から包み、使用時にはこれを取り除いて使用
されていた。
【0004】しかしながら、上記のように包装体を取り
除いて使用した場合には、内側から糸を引き出した場合
、糸層が外側になるに従い円筒形状を維持するのが困難
となり、崩れ落ちが発生しやすい問題があった。
【0005】上記した問題を解消するため、従来、実公
昭51−540号公報において、ロービングの外表面を
1枚の熱収縮性合成樹脂シートからなる包装フィルムで
被覆し、該包装フィルムを熱収縮させ、ストランドに加
わる引き出し張力で剥離しえる程度の接着力でロービン
グに包装フィルムを密着させたロービング包装体が提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た1枚のフィルムで包装しただけでは、下記の詳述する
如く、ロービングが大型化した場合に、保形力が弱いた
めに、上記した崩れ落ちを確実に防止することが出来な
い欠点を有している。
【0007】即ち、ロービングの大型化は、近年、下記
の理由により強く要望されている。これは、前記したS
MC法等による成型法に用いる場合、通常、複数個のロ
ービングを用い、各ロービングのストランドの糸端を結
びつけることにより、上記複数個のロービングを連続し
て使用できるようにしている。例えば、図5に示すよう
に、巻量16kgのロービング100を4個用意し、こ
れらロービング100の糸端を結びつけて使用している
【0008】上記糸端の結び目は、使用時において、ス
トランドを切断した後、ばらばらに分散して結び目のま
ま残存しないようにされている。しかしながら、時とし
てストランドを切断した後でも結び目が十分にほぐれき
れず、しこり状となって樹脂中に埋入されることがあり
、樹脂成型上の問題になっている。
【0009】そこで近年においては、1個のロービング
からのストランドの供給量を多くして、出来るだけスト
ランドの結び目の数を少なくするために、 ロービング
が大型化される傾向にあり、例えば、図6に示すように
、1つの巻量が140〜200kgの大型のロービング
101が提供されている。 このような大型のロービン
グを用いた場合、従来のロービングでは10個の結び目
が必要とされる場合に、結び目を1個とすることが可能
となる。かつ、ロービングのストック用面積も小さく出
来るなどの種々の利点を有するものである。
【0010】しかしながら、上記のようにロービングを
大型化することは、即ち、その高さ、直径及び重量等を
従来のロービングに比べて大きくすることになるので、
ストランドの引き出しがロービングの内側から外側に進
むにつれて、 ストランドはその自重により崩れ落ち易
くなる。特に、ロービングの最外層のストランドに至る
と、高さが高いことも加わって、益々崩れ落ちやすくな
る。崩れ落ちた場合にはストランドがもつれて円滑に引
き出せないばかりではなく、崩れ落ちて、もつれたスト
ランド群がストランドの引き出しに伴って一気に引き上
げられてしまうことがあり、その度に作業を中断しなけ
ればならないという問題がある。
【0011】このような問題を有する大型のロービング
に対して、前記した従来例のように、1枚の塩化ビニル
フィルム等の熱収縮性包装フィルムで密着しただけの場
合、フィルム自体の保形力が弱いため、最外層のストラ
ンドの引き出しに至るまで、その形状、即ち、円筒形状
を保持することが困難である。
【0012】従って、本発明の目的は、ロービング、特
に、大型のロービングに於いてもストランドの引き出し
に伴うロービングのストランドの崩れ落ちを防止でき、
最外層まで円滑なストランドの引き出しを行い得るロー
ビング包装体および該ロービング包装体の製造方法を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ストランドを回巻してなるロービングの
外面に被覆された最外層のストランドを保持し且つ前記
ストランドが円滑に引き出され得る程度の粘着性をその
内面に有する粘着性フィルムと、該粘着性フィルムの外
面に被覆された熱収縮性包装フィルムとからなることを
特徴とするロービング包装体を提供するものである。
【0014】上記粘着性フィルムはロービングの最外層
のストランドの外周面全体に被覆されていると共に、該
外周部分の先端を重ね合わせてフィルム同士を貼り合わ
せた部分を有し、かつ、上端部を折り返してストランド
の上端面の外周部にも被覆される。
【0015】また、上記熱収縮性包装フィルムは上端開
口で底面に閉鎖部を有する円筒形状で、その外周面全体
で粘着性フィルムをストランド側に押し込んでストラン
ドの凹部に粘着性フィルムを食い込ませていると共に、
その上端部を折り返して上記粘着性フィルムの上端折り
返し部に密着させることが好ましい。
【0016】本発明は、また、上記ロービング包装体の
製造方法として、円筒形状のロービングの外周面全体に
粘着性フィルムを巻き付け、ロービングの最外層のスト
ランドに粘着させると共に該粘着性フィルムの先端同士
を重ねて貼り合わせ、かつ、ロービングの上端より突出
させた上端部を折り返して上端外周面のストランドに粘
着させ、ついで、底面閉鎖で上端開口の円筒形状の熱収
縮性包装フィルムを覆せ、加熱することにより熱収縮さ
せて内側の粘着性フィルムをロービングの最外層のスト
ランドに押し込み、かつ、上端開口側を折り返して上記
折り返した粘着性フィルムに密着させることを特徴とす
るロービング包装体の製造方法を提供するものである。
【0017】
【作用】本発明によれば、ロービングの外面に被覆され
た粘着性フィルムはロービングのストランドを確実に保
持する機能を有し、更に該粘着性フィルムの外面に熱収
縮性包装フィルムを被覆して粘着性フィルムを密着保持
しているため、ロービングの最外層のストランドの引き
出しに伴う粘着性フィルムの倒れ込みを、最外層の熱収
縮性包装フィルムにより防止することが出来る。
【0018】特に、本発明では、粘着性フィルムでロー
ビングの外周面を被覆すると共に上端を折り返してロー
ビングの上端面外周部も被覆し、さらに、該粘着性フィ
ルムの外周面および上端折り返し部も熱収縮性包装フィ
ルムで密着保持しているため、粘着性フィルムでロービ
ングの外周面のみを被覆した場合と比較して、遥かにロ
ービングの保持力が増大される。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1に示すように、本発明に係わるロービ
ング包装体1は円筒形状であり、同図において、2はス
トランド、4はストランド2を回巻したロービング、3
はストランド2の引き出しの際に始端となるロービング
内側の糸端、3’はストランド2の引き出しの際に終端
となるロービング外側の糸端、5はロービング4のスト
ランド2を保持する粘着性フィルム、6は粘着性フィル
ム5を密着保持する熱収縮性包装フィルムである。
【0020】ロービング包装体1は、従来のロービング
包装体よりも大型のロービング4を用いており、本実施
例のロービング4は、4630テックスのストランド2
を145kg巻いたもので、円筒体の高さLが100c
m、 外径D1が42cm、内径D2が12.5cmの
ものである。
【0021】上記ロービング4の外周面全体および上端
面の外周縁部を粘着性フィルム5で被覆し、該粘着性フ
ィルム5をロービング4の最外周面のストランド2及び
上端面外周のストランド2に粘着させることにより、ロ
ービング4の円筒形状を保持するようにしている。該粘
着性フィルム5は可撓性を有する樹脂シート5aと該樹
脂シート5aの一面に塗布された粘着剤5bとからなる
。 本実施例では厚さ50μのポリエチレン樹脂シート5a
の一面にアクリル系の粘着剤5bが塗布されたフィルム
(カネロン化学工業株式会社製カネロンD.S.PBE
−790)を使用している。
【0022】尚、粘着性フィルム5は上記実施例に限定
されず、被覆する表面に仮着すると共に仮着したものと
容易に離反出来る程度の粘着性を有するフィルムであれ
ばよく、一般に表面保護用粘着性シートとして広く提供
されているフィルムを適宜に採用することが出来る。ま
た、粘着性フィルムの厚さもロービング4の大きさ等に
応じて略20〜80μの範囲で適宜に選択されるが、ロ
ービング4の大きさに対して、薄過ぎて軽量であるとス
トランド2の引き出しに伴って引き上げられる可能性が
あると共に破れやすくなり、また、厚過ぎるとストラン
ド2になじみにくいと共に扱いにくくなる等の不具合が
生じ、よって、上記した範囲内に設定することが好まし
い。
【0023】上記粘着性フィルム5は、ロービング4の
高さLより若干長い縦寸法と、ロービング4の外周長さ
よりも若干長い横寸法とからなる矩形状のシートからな
り、ロービング4への取付時には、該粘着性フィルム5
の下端縁をロービング4の下端縁と一致させた状態で、
ロービング4の外周面全体に密着するように回巻してい
る。その際、ロービング4の外周よりフィルム5の横寸
法を長くしていることにより、図2に示すように、先端
の余分な部分5ー1を内層側のフィルム5に重ね合わせ
、この重ね合わせ部分を該フィルム5の粘着剤5bによ
り互いに貼り合わせている。このように、フィルム自体
を貼り合わせて円筒体を形成することにより、ロービン
グ4の保形力を向上させている。
【0024】さらに、上記したように、粘着性フィルム
5の縦寸法をロービング4の高さより長くしているため
、図2に示すように、粘着性フィルム5の上縁部はロー
ビング4の外周面上端より僅かに突出した状態となる。 この突出した部分5ー2をロービング4の上端面に折り
返し、該ロービング4の上端面外周部を粘着性フィルム
5により粘着して被覆している。このように粘着性フィ
ルム5でロービング4の最外層の上面を粘着保持するこ
とにより、ロービング4の上部からの崩落を有効に防止
することが出来る。
【0025】尚、このロービング4の上端面への折り返
し部分5ー2の長さSが長すぎると、円滑なストランド
2の解舒が妨害し、ストランド2を巻き込んでしまうと
フィルム5自体を引き出してしまう恐れがある。従って
、このロービング4の上端面への折り返し部分の長さの
設定は極めて重要な要素であり、ロービング4のストラ
ンド2群の厚さ寸法の10〜20%程度に上記Sの長さ
を設定することが好ましい。
【0026】上記のように粘着性フィルム5は外周面に
おいて該粘着性フィルム5自体を貼り合わせて保形力を
増加すると共に、上端を折り返してロービングの外周層
の上端面もフィルムで粘着保持しているため、粘着性フ
ィルム5をロービング最外層のストランド2に粘着する
だけで形状を保持する従来の場合と比較して、保形力の
増強を図ることが出来る。従って、粘着性フィルム5の
ストランド2に対する粘着力を必要以上に強くする必要
がなく、粘着性フィルム5に保持されているストランド
2が容易に引き出され得る程度の粘着性を与えれば良く
、引き出されたストランド2に粘着剤が付着しない程度
とすることが出来る。
【0027】上記粘着性フィルム5の外周面に更に熱収
縮性包装フィルム6を被覆している。該熱収縮性包装フ
ィルム6は、本実施例では厚さ70μの塩化ビニール製
のフィルムを用いている。該熱収縮性包装フィルム6は
予め一端を袋とじとして、図3に示すような、底面部6
−1を有する上端開口の円筒形状とし、該円筒形状の熱
収縮性包装フィルム6内に上記粘着性フィルム5で被覆
したロービング4を入れて、あるいは、熱収縮性包装フ
ィルム6側を被せて取り付けることが好ましい。かつ、
該取付状態で、ロービング4の上端面より熱収縮性包装
フィルム6が突出するようにし、該突出部6ー2をロー
ビング上端面側に外周側より折り返し、上記折り返した
粘着性フィルム5ー2を更に被覆するようにしている。 該熱収縮性包装フィルム6の突出部6−2の長さS’は
ストランド2群の厚さ寸法の20〜30%程度で粘着性
フィルム5の折り返し部分5−2を被覆するように設定
することが好ましい。
【0028】尚、熱収縮性包装フィルム6は上記粘着性
フィルム5と同様なシート状とし、該粘着性フィルム5
の外周面に回巻して取り付けても良い。その際、粘着性
フィルム5と同様に熱収縮性包装フィルム6自体も重ね
合わせて、円筒形状を形成するようにしておくことが好
ましく、かつ、ロービング4の底面側も外周側より折り
畳んで被覆することが好ましい。
【0029】該熱収縮性包装フィルム6の厚さは本実施
例では粘着性フィルム5の厚さと略同等としているが、
一般的に熱収縮性包装フィルム6の方を粘着性フィルム
5より厚くすることが好ましく、かつ、その厚さは40
〜100μの範囲に設定することが好ましい。
【0030】上記熱収縮性包装フィルム6は加熱により
熱収縮して、粘着性フィルム5を押さえ付ける機能を有
する。該粘着性フィルム5の押さえ込みにより、図4に
示すように、ロービング4の外周面の凹凸に粘着性フィ
ルム5を密着させて、ロービング4の凹部7にフィルム
を食い込ませ、粘着性フィルムとロービングの接着面積
が増大し、ストランドの崩落をより確実に防止する機構
を備えている。該熱収縮性包装フィルム6の収縮率は、
本実施例では縦が35%、横が55%である。この収縮
率は、縦が30〜37%以内、横が50〜57%以内が
好ましい。
【0031】この熱収縮性包装フィルム6の役割は、上
記した粘着性フィルム5を押さえ込んで粘着性フィルム
5のロービング4に対する粘着を確保すると共に、粘着
性フィルム5を支えて円筒形状を保持する役割も果たし
ている。即ち、粘着性フィルム5のみではストランド2
が少なくなってくると、円筒形状の高さは変わらずに高
いままで厚みが減少していくために、ストランドの重量
により円筒形状を保持することが困難で崩落しやすくな
る。そのために、粘着性フィルム5を熱収縮性包装フィ
ルム6により支えて、ロービングの円筒形状を保持する
ようにしている。かつ、粘着性フィルム5だけではスト
ランドが引き出される際に粘着性フィルム5自体も持ち
上がる恐れがあるが、粘着性フィルム5に対して熱収縮
性包装フィルム6を密着させておくことにより、該粘着
性フィルム5の持ち上がりは完全に防止出来る。
【0032】次に、上記構造からなるロービング包装体
1の製造方法について説明する。まず、複数本のストラ
ンドを引き揃え均一なテンションで回巻してロービング
4を形成する。次いで、図2に示すように、前記した如
く、ロービング4の外周面を粘着性フィルム5で密着し
た状態で被覆し、ロービング4の最外層のストランド2
を粘着性フィルム5の内面の粘着剤5bにより粘着性フ
ィルム5と粘着させると同時に、粘着性フィルム5の端
部同士を貼りあわせる。次いで、該粘着性フィルム5の
上端部を折り返してロービング4の上端面外周部に粘着
性フィルム5を粘着する。
【0033】その後、上端開口の円筒形状とした熱収縮
性包装フィルム6を外嵌する。この状態で熱風あるいは
ヒータで加熱して熱収縮性包装フィルム6を収縮させる
。これにより図4に示すように、熱収縮性包装フィルム
6がその内側の粘着性フィルム5に密着する。同時に、
熱収縮性フイルム6の上端部も折り返して、粘着性フィ
ルム5の上端折り返し部の上面に密着させる。
【0034】本実施例の粘着性フィルム5はそれ自体熱
収縮性を有するものではないが、熱収縮性包装フィルム
6として熱収縮率の高いフィルムを使用する場合には、
該熱収縮性包装フィルム6の収縮に伴って粘着性フィル
ム5が、前記したように、最外層のストランド2間に形
成された凹部7に食い込み密着することによりストラン
ド2の保持性を高めることが出来る。
【0035】上記の方法で形成されたロービング包装体
1においては、該ロービング包装体1からストランド2
を引き出すと、ストランド2が内側の糸端3から順次引
き出されて最外層のストランド2に至っても、ストラン
ド2はその外側に密着されている粘着性フィルム5によ
って保持されているので崩れ落ちることがない。特に、
該粘着性フィルム5はその外側に密着されている熱収縮
性包装フィルム6によって保持されているため、最外層
のストランド2が引き出されている途中で内側に倒れ込
んだりせず、糸端3’まで円滑に引き出すことが出来る
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のロービング包装体によれば、従来問題とされていたス
トランドの崩れ落ちを防止でき、ストランドを最後まで
円滑に引き出せる効果がある。特に、包装対象が大型の
ロービングである場合、顕著な効果を奏するもので、該
大型のロービングを用いることにより、ロービングを連
結して使用する場合のストランドの結び目の問題を解消
することが出来る等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明にかかるロービング包装体の概略断
面図である。
【図2】  ロービングへの粘着性フィルムの取り付け
状態を示す説明図である。
【図3】  粘着性フイルムを取り付けたロービングへ
の熱収縮性包装フィルムの取り付け状態を示す説明図で
ある。
【図4】  図1に示すロービング包装体の一部分を拡
大した部分断面図である。
【図5】  従来のロービングの使用方法を示す概略図
である。
【図6】  本発明が対象とする大型のロービングを示
す概略図である。
【符号の説明】
1  ロービング包装体 2  ストランド 3、3’  糸端 4  ロービング 5  粘着性フィルム 6  熱収縮性包装フィルム 7  凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ストランドを回巻してなるロービング
    の外面に被覆された最外層のストランドを保持し且つ前
    記ストランドが円滑に引き出され得る程度の粘着性をそ
    の内面に有する粘着性フィルムと、該粘着性フィルムの
    外面に被覆された熱収縮性包装フィルムとからなること
    を特徴とするロービング包装体。
  2. 【請求項2】  上記粘着性フィルムはロービングの最
    外層のストランドの外周面全体に被覆されていると共に
    該外周部分の先端を重ね合わせてフィルム同士を貼り合
    わせた部分を有し、かつ、上端部を折り返してストラン
    ドの上端面の外周部にも被覆されていることを特徴とす
    る請求項1記載のロービング包装体。
  3. 【請求項3】  上記熱収縮性包装フィルムは上端開口
    で底面に閉鎖部を有する円筒形状で、その外周面全体で
    粘着性フィルムをストランド側に押し込んでストランド
    の凹部に粘着性フィルムを食い込ませていると共に、そ
    の上端部を折り返して上記粘着性フィルムの上端折り返
    し部に密着させていることを特徴とする請求項2記載の
    ロービング包装体。
  4. 【請求項4】  円筒形状のロービングの外周面全体に
    粘着性フィルムを巻き付け、ロービングの最外層のスト
    ランドに粘着させると共に該粘着性フィルムの先端同士
    を重ねて貼り合わせ、かつ、ロービングの上端より突出
    させた上端部を折り返して上端外周面のストランドに粘
    着させ、次いで、底面閉鎖で上端開口の円筒形状の熱収
    縮性包装フィルムを覆せ、加熱することにより熱収縮さ
    せて内側の粘着性フィルムをロービングの最外層のスト
    ランドに押し込み、かつ、上端開口側を折り返して上記
    折り返した粘着性フィルムに密着させることを特徴とす
    るロービング包装体の製造方法。
JP2339991A 1990-06-04 1991-02-18 ロービング包装体及びその製造方法 Pending JPH04215972A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03226473A (ja) * 1989-10-06 1991-10-07 Nitto Boseki Co Ltd ロービングパッケージ包装体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03226473A (ja) * 1989-10-06 1991-10-07 Nitto Boseki Co Ltd ロービングパッケージ包装体

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