JPH03187863A - ガラスロービング巻回体の包装方法 - Google Patents

ガラスロービング巻回体の包装方法

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JPH03187863A
JPH03187863A JP31696389A JP31696389A JPH03187863A JP H03187863 A JPH03187863 A JP H03187863A JP 31696389 A JP31696389 A JP 31696389A JP 31696389 A JP31696389 A JP 31696389A JP H03187863 A JPH03187863 A JP H03187863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
roll
heat
adhesive
roping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31696389A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Hosono
細野 寛明
Kyoichi Yamanaka
山中 享一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Glass Fiber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Glass Fiber Co Ltd filed Critical Nippon Glass Fiber Co Ltd
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  • Packages (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はガラスローピング巻回体の包装方法に係り、特
にロービングの繰り出し性能を高めることができるガラ
スローピング巻回体の包装方法に関する。
[従来の技術] ガラス単繊維(フィラメント)の紡糸時に接着剤を付着
させて、その繊維長さ方向に平行に集合させて得られる
ガラスストランドの代表的な加工品として、ガラスロー
ピングがある。ガラスローピングは、ガラスストランド
を所定の本数撚らずに引ぎ揃えたものであって、ロービ
ングを構成するガラス単繊維の本数は、千木程度から数
万本程度までのものがある。ガラスローピングは撚りを
かけないので長さ方向の強度が大きく、棒、パイプ等の
長尺物をつくるのに適している。また、巻回体として供
給されるため、連続成形装置への装着が簡便であること
から、各種成形法のチョツプドストランド供給用に広く
利用されている。即ち、切断しながら、成形する方法の
ガラス繊維供給材料である。また、FRPの中では機械
的性質が最も高い成形法、フィラメントワインディング
法(FW法)にも主としてロービングが使用されている
ガラスローピングは、通常、20 k g / 10一
ル程度に巻き取られて巻回体とされた後、この巻回体を
薄いポリ塩化ビニル製収縮フィルムでシュリンク包装さ
れて供給されている。
[発明が解決しようとする課題] このようにして包装されたガラスローピングは、内側か
ら、即ち、巻回体の巻き始め端から順次包装フィルムよ
り繰り出しながら使用されるが、巻回体の最外層付近ま
でくると、ガラスローピングが包装フィルム内で落ち易
く、しばしばもつれたまま引き出されるという不具合が
ある。
即ち、ガラスローピングは、ガラスローピング巻回体の
内層から縁り出して使用されるため、使用後期において
は、包装フィルム内面に、数層のガラスローピング巻回
体が残された状態となる。
このガラスローピングと包装フィルムとの摩擦係数は低
・いため、包装フィルム内のガラスローピング巻回体が
1〜2層と少なくなってくると、ガラスローピング巻回
体が包装フィルム内でずれて巻回体の上部がフィルム下
部に崩落するようになる。このため、ガラスローピング
を順調に繰り出すことができなくなり、ガラスローピン
グはもつれた状態で引き上げられ包装フィルム内から繰
り出されるようになる。もつれたまま引き出されたガラ
スローピングは、FRP等の最終製品中にロービング塊
として存在するなど、製品品質に悪影響をもたらすおそ
れがある。
特に、100〜200kg/lロールといった大きなロ
ービング各回体では、20kg710一ル程度のロービ
ング各回体と比較して、巻回体の巻き直径や高さも2〜
4倍と非常に大きくなるため、巻回体最外層の崩落が頻
繁に起こり易く、繰り出し性、作業性、生産性の低下を
招いていた。
本発明は上記従来の問題点を解決し、ロービングの縁り
出し性に優れたガラスローピング巻回体を得ることがで
きるガラスローピング巻回体の包装方法を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のガラスローピング巻回体の包装方法は、ガラス
ローピング巻回体を熱収縮フィルムでシュリンク包装す
るにあたり、ガラスローピング巻回体の表面と熱収縮フ
ィルム内面との間に両者間の摩擦抵抗を高める層を介在
させることを特徴とする。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明のガラスローピング巻回体の包装方法において、
ガラスローピング巻回体の表面と熱収縮フィルム内面と
の間に、ガラスローピング巻回体表面と熱収縮フィルム
内面との摩擦抵抗を高める層を介在させる方法としては
、例えば次のような方法が挙げられる。
■  ガラスローピング巻回体表面に接着剤層又は粘着
剤層を形成する。
■  熱収縮フィルム内面に接着剤層又は粘着剤層を形
成する。
■  熱収縮フィルム内面に、表面粗さの高いラミネー
ト材をラミネートする。
■の方法において、ガラスローピング巻回体表面に形成
する接着剤層又は粘着剤層としては、包装後、熱収縮フ
ィルム内面側に付着して残留するようなものであれば良
く、特に制限はないが、最終製品への影響を勘案した場
合、当該ガラスローピングを構成するガラスストランド
の製造に用いた接着剤、即ち、ガラス単繊維の紡糸時に
接着剤を付着させてガラスストランドとする場合に用い
た接着剤を用いるのが好ましい。勿論、最終製品への悪
影響がなければガラスストランド製造に使用した接着剤
以外の接着剤、粘着剤であっても良い。
■の場合、接着剤層の接着剤としては、現在、ガラス繊
維用サイジング剤として使用されるポリ酢酸ビニル、エ
ポキシ、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアクリレー
ト等のエマルジョンを使用することができる。
これらの接着剤は通常0.1〜10重量%濃度の希薄エ
マルジョンとして、スプレー等によりガラスローピング
巻回体表面に付着させる。付着量は、少な過ぎると本発
明によるロービング巻回体の最外層の落下防止効果が十
分ではなく、また、多過ぎると最外層が熱収縮フィルム
に接着して引き出し不可能となったり、製品に悪影響を
及ぼす上に、接着剤コストが高くつく。このため、その
付着量は、ガラスローピング巻回体の大きさや熱収縮フ
ィルムの材質等に応じて適宜決定されるが、通常の場合
、固形分換算でロービング壱回体の最外層のロービング
の2重量%以下とするのが好ましい。
■の方法は、具体的には、ロービングワインダーに巻き
取られたガラスローピング巻回体表面に接着剤を所定量
スプレー塗布した後、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の熱収縮フィルムで包装し、その後、
フィルムの熱収縮を兼ねて、接着剤の乾燥のために、5
0〜200℃程度の熱風を吹き付けてシュリンク包装す
ることにより、実施することができる。
■の方法において、熱収縮フィルム内面に形成する接着
剤又は粘着剤層には、比較的低い温度で軟化する熱可塑
性樹脂、例えばホットメルト樹脂やボストイツト型粘着
剤を用いることがでとる。
これらの接着剤等は、熱収縮フィルムの内面に熱収縮フ
ィルムの単位表面積当り、1〜20mgr/ c rn
” (固形分換算)付着させるのが好ましい。
■の方法の場合、熱収縮フィルム内面にラミネートする
表面粗さの高いラミネート材としては、シュリンク包装
機能を阻害することがなく、かつ、ガラスローピング巻
回体の最外層の落下防止効果の高いものであれば良く、
特に制限はないが、例えば、厚さ1〜100μm程度、
表面粗さ10〜100μm程度のラミネート材等を用い
ることができる。
上記■〜■のいずれの方法によっても、本発明のガラス
ローピングの繰り出し性の改善効果は得られるが、これ
らのうち、■の方法によれば、ローピングワインダーに
巻き取られたガラスローピング巻回体に接着剤をスプレ
ーするという簡単な処理により、接着剤層形成或いはラ
ミネートのための特別の装置や工程を設けることなく、
容易に本発明を実施でき、極めて有利である。
[作用] 本発明のガラスローピング巻回体の包装方法に従って、
ガラスローピング巻回体の表面と熱収縮フィルム内面と
の間に両者間の摩擦抵抗を高める層を介在させることに
より、ガラスローピング巻回体の最外層が熱収縮フィル
ム内面に確実に保持された状態となるため、ガラスロー
ピング使用終期のガラスローピング巻回体の最外層の崩
落が防止される。このため、ガラスローピングはもつれ
ることなく、終端に到るまで一本のロービングとして繰
り出されるようになる。
[実施例コ 以下、実施例について説明する。
実施例1 高さ500mm、直径400mm、100kg/lロー
ルのガラスローピング巻回体に、そのガラスローピング
に用いたストランド製造時に、ガラス、* 繊維の表面
に付着させた接着剤と同じ接着剤(ポリ酢酸ビニル)の
希薄エマルジョン(3%濃度)を最外層のロービングに
対して0.1重量%巻同体の外表面にスプレーにて吹ぎ
付けて、接着剤を塗布した。その後、熱収縮フィルム(
ポリ塩化ビニル)で包装し、接着剤を塗布した巻回体の
外表面の乾燥及び熱収縮フィルムの収縮を兼ねて、10
0℃の熱風を60分間吹き付けて熱処理した。
その結果、ロービングはその終端に到るまで包装フィル
ム内で崩落することなく、また、もつれを生じることな
く、円滑かつ順調に繰り出し使用することができた。
これに対して、接着剤をスプレーしないで同様に包装し
たものでは、ロービングの巻回体の最外層の崩落により
ロービングのもつれが生じ順調な繰り出しができなかっ
た。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明のガラスローピング巻回体の
包装方法によれば、ガラスローピングの使用終期におけ
るガラスローピング巻回体の最外層の包装フィルム内で
の崩落が防止され、ガラスローピングの終端に到るまで
もつれを全く生じることなく一本のロービングとして良
好に繰り出すことができる。
本発明によれば、100〜200kg/lロールといっ
た巨大なガラスローピング巻回体であっても、そのガラ
スローピングの繰り出し性、作業性を大幅に改善するこ
とが可能とされる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラスローピング巻回体を熱収縮フィルムでシュ
    リンク包装するにあたり、ガラスローピング巻回体の表
    面と熱収縮フィルム内面との間に両者間の摩擦抵抗を高
    める層を介在させることを特徴とするガラスローピング
    巻回体の包装方法。
JP31696389A 1989-12-06 1989-12-06 ガラスロービング巻回体の包装方法 Pending JPH03187863A (ja)

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JPH03187863A true JPH03187863A (ja) 1991-08-15

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03226472A (ja) * 1990-01-25 1991-10-07 Asahi Fiber Glass Co Ltd 包装体
JPH0472181A (ja) * 1990-07-06 1992-03-06 Asahi Fiber Glass Co Ltd 包装体
JP2013103735A (ja) * 2011-11-14 2013-05-30 Nippon Electric Glass Co Ltd ロービング包装体及びロービング包装材

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