JPH04215968A - 容器の蓋材 - Google Patents

容器の蓋材

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JPH04215968A
JPH04215968A JP3053240A JP5324091A JPH04215968A JP H04215968 A JPH04215968 A JP H04215968A JP 3053240 A JP3053240 A JP 3053240A JP 5324091 A JP5324091 A JP 5324091A JP H04215968 A JPH04215968 A JP H04215968A
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Karen U Blaskovitz
カレン・ウルズラ・ブラスコビツツ
Stephen R Tanny
スチーブン・ロバート・タニイ
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EI Du Pont de Nemours and Co
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    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
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  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[クロス・リファレンス]本出願は同一発
明者による1990年2月27日付け特許出願07/4
85591の一部継続出願である。
【0002】
【発明の背景】発明の分野  本発明は容器の蓋材に関
する。
【0003】関係技術の説明  包装技術は進歩し、人
の摂取物用の包装容器の安全と衛生とについての希望が
増加し、基層及び容器にヒートシールされるシーラント
を備えた改良された容器の蓋材が開発された。このシー
ルは、一般に、容器開口部を覆うように容器上に蓋材を
置き、蓋材を通じて熱と圧力とを加え、シーラントが蓋
材と容器開口部の縁との間にシールを形成するするに十
分にこれを軟化させることにより完成される。具合悪い
ことには、このシールは蓋材を取るのが困難なほど強す
ぎて、剥がすべき蓋材の少なくも中央部に鋭い道具で穴
を空けることが要求されることがしばしばあり、容器開
口部の回りの縁に蓋材の一部がなお残ることがしばしば
ある。
【0004】理想的には、蓋材は、容器を確実に閉鎖す
るに十分な強さを有すると同時に蓋材が容器の縁に残ら
ないように容器から容易に取りうるシールを提供しなけ
ればならない。
【0005】この理想状態を得ることの困難さは、容器
の密閉処理法及びこの処理法に対する現存の蓋材シーラ
ントの応答、特に酢酸ビニル又はアクリル酸メチルのよ
うなエチレンと不飽和エステルのポリマーの応答の性質
より発生する。現存のシーラントのシール強度は、多く
の通常の容器材料に関して低すぎるか又はシール作業の
温度に敏感すぎるかのいずれかである。後の場合では、
シール作業温度が上昇するとシール強度が急激に増加し
て蓋材の剥離性の喪失を導く。シール作業の温度の低下
によりシール強度を下げようとする試みはシールの完全
性を常に危険に曝す。
【0006】シール強度と温度敏感性の問題の複合がシ
ール作業処理に固有のシール作業温度の変動の問題であ
る。通常の形のシール作業においては、蓋材料の外側を
高温のバー又はプラテンに暴露することにより界面が加
熱される。界面の温度は加熱プラテンの温度、蓋材の厚
さとその熱伝導能力及びプラテンと蓋材との接触時間の
長さに依存する。できるだけ早く容器に蓋をシールする
ようにすることが経済的に有利である。そこで、一般に
、シール作業に非常に高温のプラテンと極めて短い接触
時間とを使うことが見出された。接触時間の小さな変化
又は蓋材の厚さの変動が界面の温度、従って得られたシ
ールの強度に劇的な影響を与える。プラテンの温度の変
化もまたシール強度に影響する。プラテン温度の正確な
管理を提供する技術が開発されたが、旧式の装置又は適
切に保守されていない装置ではプラテン温度の相当な変
動が起こり得る。プラテンは、シールを完成する温度を
与えると同時にシーラントと容器との間の緊密な接触を
得るように蓋材に圧力を加える。
【0007】現在のシーラントの別の欠点は、種々の材
料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリスチレンの容器に対する剥離強さが、シーラン
トのこれら種々の材料に対する付着力のために変わるこ
とである。従って、含まれる容器材料に応じて異なった
組成のシーラントが要求されてきた。
【0008】従って、非常に適用範囲の広いシーラント
、即ち広範囲の材料に付着し、剥離強さがホットシール
の温度変動に関する限り比較的敏感でなく、更に容器内
容物の保護と剥離の容易さとの両者を保有するシール特
性を提供するシーラントが明らかに要望される。
【0009】多くのポリマーベースの接着剤が、異種材
料の2種のフィルムの接近により形成されるローラー間
隙部内に熔融接着剤を押し出すようにしてこれらの層を
一緒に接着するために利用できる。このローラー間隙部
を形成するロールが融接着剤を両フィルムに押し付け、
これによりこれ等は接着剤を介して一緒に接着される。 この接着の形成に要する熱は、接着剤を熔融してフィル
ム間の強圧部に押し出す押出機の温度制御により管理し
うる熔融接着剤から与えられる。この種の接着剤接合は
押出積層法と呼ばれ、この接合の目的は剥離防止、即ち
一方のフィルムの他方のフィルムからの分離を防ぐこと
である。これは、部分的には、熔融接着剤により確立さ
れたような、また蓋材のシール作業行程と比較されるよ
うな、押出積層法において使用される高温により達成さ
れる。一般に、蓋材のシール作業行程は、同じ組成の樹
脂の代表的な押出し溶融温度より通常少なくも27.8
deg(50°F)低いプラテン温度で行なわれる。
【0010】リサーチ・デイスクロジヤー27770(
1987年5月)が、アルミニウム箔又はポリ塩化ビニ
リデンのフィルムのいずれかとポリプロピレンとの押出
積層に使用される種々のポリマー及びその混合物を明ら
かにしている。アクリル酸エステルとターポリマーとの
混合物が、エチレン/酸コポリマーとの混合物よりもア
ルミニウム箔及びその他の基層に対して同時接合性の良
い組み合わせを提供するとして開示された。この押出積
層の蓋材への利用、又は上述のようなこの利用に特別の
条件と特有の問題に応用することは、この引用文献では
何も注意されていない。上記の問題は、接着剤の押出熔
融温度より実質的に低いシール作業の温度範囲で蓋材と
容器との間のシールを完成し、シールが完全性と剥離性
の両者を有するという要求を含むものである。
【0011】米国特許第4680340号は、LDPE
、エチレン/酢酸ビニルコポリマーのようなポリマーを
有しメルトフローインデックスが5よりも小さいアイオ
ノマー又はエチレン/酢酸ビニルのコポリマー、及びメ
ルトフローインデックスが20より大きいデュポン社発
売のバイネル(BYNEL、商品名)のような酸改質エ
チレン(acid−modified elhylen
e)/酢酸ビニルコポリマーよりなるシーラントを有す
ることにより、完全にシールしかつ容易に剥離できると
いう要求の問題の解決方法を開示している。混合物の2
種のポリマー成分のメルトフローインデックスのこの違
い、並びに混合物の成分の選定は、シーラントの低結合
強度に帰着する。このシーラントの容易に剥離する性質
はシーラントの結合不足により生ずる。結合不足法の欠
点は、蓋材を取り去ったときに、容器の縁の表面が平滑
、端整な外観を示さずに、容器開口の縁に残り物が残る
ことである。
【0012】
【発明の概要】本発明は、基層及び前記基層により支持
されるシーラント層を備えた容器の閉鎖用蓋材を提供し
、前記シーラントは容器のシールを提供しこの容器に前
記蓋材がヒートシールされかつ前記シーラントを前記容
器から離せるように前記シーラントと前記容器との間の
接着不足により容易に剥離し、前記層は本質的に(a)
酢酸ビニル及びC1−C4アクリル酸又はメタクリル酸
アルキルよりなるグループから選定された不飽和エステ
ルをコポリマー重量の12から40%有するエチレンの
コポリマーが重量で50から97%及び(b)不飽和酸
又はその無水物をターポリマー重量の1から18%と酢
酸ビニル及びC1−C4アクリル酸又はメタクリル酸ア
ルキルよりなるグループから選定された不飽和エステル
をターポリマー重量の3から40%有するエチレンのタ
ーポリマーを重量で3から50%で前記(a)と合わせ
て100%となる混合物よりなり、前記混合物の成分(
a)と(b)とは前記シーラントと前記容器との間のシ
ールの剥離強さより大きな結合強さを有するように十分
な相溶性を有し、前記シーラントの混合物はシール温度
に実質的に鈍感な剥離強さを示す前記容器閉鎖用蓋材で
ある。
【0013】図1において、容器2は外側に延びている
リップ4により定められた頂部開口を有して示される。 容器は蓋材6により閉鎖され、この蓋材6は図示のよう
に基層8及び基層により支持されたシーラント層10を
有し、容器のリップにシールされる。シーラント10と
容器のリップ4との間の界面でシールを形成させる熱源
を例示するために、加熱用プラテン12が蓋材の外面と
接触して示される。図1において、リップ4とシーラン
ト層10の厚さは分かり易くするため誇張され、更に冷
却されたときはシールが作られるのでプラテン12は通
常は既に蓋材から取り除かれている。本発明は、図1に
示された容器の形状又はその延びたフランジもしくはリ
ップに限定されない。必要なことは、容器がその形状に
拘わらずその開口を囲む面を有し、これを蓋材で閉鎖さ
れることだけである。
【0014】図2は、図1に描かれたような主題の蓋材
の広範囲の容器材料に対する剥離試験の結果である。図
2に示された結果を得るために使われたシーラントは例
1のシーラントである。プラテン温度の上昇とともに剥
離強さの上昇の生ずることを示すが、その温度範囲は少
し広く、例えばを与えられたシール作業のシール温度の
変動よりも広い範囲、55.6deg(100°F)で
ある。 与えられたシール作業でのシール温度の変動は27.8
deg(50°F)の範囲内であることが好ましい。図
3は、図1に使用されたシーラントの別の容器材料に対
する隔離強度結果も、比較的容易に剥離できる望ましい
範囲内、即ち500ないし2200g/2.54cmで
あり、かつ広範囲の容器材料においてこれが得られたこ
とを示す。
【0015】好ましい剥離強さ範囲1000ないし20
00g/2.54cmが図2−5に破線14と16とで
示され、また図6及び7には好ましい範囲の下端に相当
する破線14が示される。
【0016】図4は、本発明の蓋材に別のシーラント、
即ち例2を使用した同様に良好な剥離強さ性能を示す。
【0017】図5は、本発明の蓋材に使用されるシーラ
ント組成のターポリマー成分をアイオノマー及びエチレ
ン酸コポリマーに置換することによる剥離強さへの影響
を示す。これは後述の比較例Aにおいて使用されるシー
ラント組成である。グリコール改質ポリエチレンテレフ
タレート(PETG)、ポリスチレン(PS)、及び無
定形ポリエチレンテレフタレート(APET)について
、確実であるが剥離可能な接合の範囲内で、温度範囲2
7.8deg(50°F)以上において実質的に均一と
いう観念、及び測定された絶対強さという観念におい満
足な剥離強さが得られた。しかし、その他の容器材料に
対しては、一般に剥離強さが低すぎるか高すぎるかであ
り、更にヒートシール温度の変化により大きな変動を示
し、結果が良くなかった。容器材料としてのHDPEに
ついては、165℃(330°F)における剥離強さ0
の値は多分本当ではないと思われるが、127℃(26
0°F)から176℃(350°F)へのヒートシール
温度の増加による剥離強さの急激な増加傾向は明白であ
り、剥離強さの望ましからぬ変動である。
【0018】図6及び7の各は、本発明によるこれらポ
リマーの混合物に代わるシーラント組成として個々のポ
リマーを使用することの剥離強さへの影響を示す。特に
、エチレン/酢酸ビニルコポリマー(EVA)及びエチ
レン/アクリル酸イソブチル/メタクリル酸(E/iB
A/MAA)ターポリマーに対する剥離強さ曲線がそれ
ぞれ図6及び7に別々に示される。このデータを得た実
験の更に詳細は比較例Bにおいて明らかにされる。図6
に示されるように、EVAコポリマーについては、剥離
強さは実質的に全体的に均一であるが一般に不十分であ
り、例えば、容器材料がHDPEであってシール作業温
度が204℃(400°F)の場合を除き、いかなる容
器材料に対しても、シーラント組成としての単独ではE
VAに対して少なくも1000g/2.54cmの剥離
強さが殆ど達成されない。シーラント組成として使用さ
れるE/iBA/MAAターポリマーについては、図7
に示されるように、容器材料としてのHDPEを除いて
剥離強さが不足であり、HSPEでは、剥離強さがヒー
トシール温度149℃(300°F)以上であまりにも
急激に増加する。
【0019】
【発明の詳細説明】本発明の蓋材は、基層及び基層によ
り支持されるシーラント層を備える。基層材料の例には
、限定するものではないが、アルミニウム箔、紙、及び
ポリプロピレン、ポリエステル、直鎖低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)及びポリアミドホモポリマー及びコポ
リマーのような高分子材料が含まれる。これらに基層材
料は、方向を決められ又は決められない状態で使用され
、かつ共押出又は積層接合のような普通に使用される方
法で互いに組み合わせられる。代表的には、基層は、高
分子材料から作られた場合、厚さ10ないし50μの範
囲のフィルムである。また、基層は通常の取り扱い中に
おける穿孔又は破損に耐えるように十分な強度を持つで
あろう。基層上に形成されたバリヤー層及び/又は接着
層のようなその他の層を蓋材に置くこともできる。これ
らの層は、場合に応じてバリヤー層又は接着層の上のシ
ーラント層の形成より以前に、又はこれと同時に基層上
に形成される。
【0020】シーラント層は前述のコポリマー又はター
ポリマー成分を持つ。各成分は通常0.1から100g
/10minのメルトインデックスを持つ(ASTM 
 D1238、条件190/2.16)。
【0021】好ましくは、エチレンコポリマー成分の不
飽和エステル含量はコポリマーの16ないし30重量%
であり、この成分のメルトインデックスは0.8ないし
40g/10minの範囲であることが好ましい。これ
らのコポリマーは通常の重合技術により作られる。この
成分の商業的に入手可能な例は、酢酸ビニルを25重量
%含んだエチレン/酢酸ビニルコポリマー、及びアクリ
ル酸メチルを20重量%含んだエチレン/アクリル酸メ
チルコポリマーを含む。
【0022】ターポリマー組成においては、好ましくは
酸又は無水モノマー成分がターポリマーの重量を基本と
して3ないし15%であり、好ましい不飽和エステル成
分はターポリマーの重量を基本として4から25%であ
る。これらのターポリマーの好ましいメルトインデック
スは1ないし50g/10minである。不飽和酸又は
無水モノマーの例は、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸、フマル酸、無水マレイン酸、及び
無水メチルナディックを含む。不飽和エステルの例は、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソ
ブチル、ノルマルアクリル酸ブチル、メタクリル酸メチ
ル、ノルマルメタクリル酸ブチル及び酢酸ビニルを含む
。ターポリマーはポリマーの製造に通常使用される適宜
の重合方法により作りうる。これらの方法は、高圧重合
法、水性重合法及びグラフト重合法を含む。
【0023】ターポリマーの特別の例は、エチレン/ア
クリル酸イソブチル(10重量%)/メタクリル酸(1
0重量%)ターポリマー、エチレン/酢酸ビニル(28
重量%)/メタクリル酸(1重量%)ターポリマー、エ
チレン/無水マレイン酸(3重量%)ターポリマー、エ
チレン/無水マレイン酸(3重量%)/アクリル酸n−
ブチル又はエチル(6重量%又は9重量%)を含む。
【0024】コポリマー組成とターポリマー組成の比率
及びこれら組成の各におけるコモノマーの比率は、ここ
に説明されたような本発明の蓋材のために有利な結果を
提供するように選定される。好ましくは、これら組成の
組み合わせ重量を総計100%として、混合物中の、従
ってシーラント層におけるコポリマーの比率は95から
60重量%であり、ターポリマーの比率は5から40重
量%であろう。
【0025】シーラント層は、コポリマー及びターポリ
マー組成の成型用顆粒を一緒に熔融混合して作ることが
できる。混合物中に、アミドスリップ剤(amide 
slip agents)、シリカ、微結晶ワックス、
フェノール系及びその他の酸化防止剤及び/又は層の表
面の変更に要するその他の変更用の添加剤のような普通
の添加剤を加えることができる。これ等添加剤と分量の
選定はここに説明されるシールの相互関係を妨げること
はないであろう。
【0026】スリップ及びアンチブロック剤は、通常は
、それぞれ一時的に接触する表面との面の粘着及び接触
を減らすために、ポリマーのフィルム及び層に使用され
てきたものを意味する。これらの影響は本発明の蓋材の
利用に逆効果を示す。それにもかかわらず、本発明に使
用されるシーラント層は、効果的な量の表面変更剤、通
常はスリップ及びアンチブロック剤を受け入れることが
でき、蓋材料を貯蔵及び取り扱いのために巻き上げ次い
でそれ自体が粘着することなく広げてここに説明された
シール用の能力を達成させることができる。一般に、各
薬剤についてこの効果的な量は、コポリマー組成及びタ
ーポリマー組成の総重量の約0.05から2.5%であ
り、層における表面変更剤の総重量は約0.1から4.
0重量%である。シーラント層にあるスリップ及びアン
チブロッ剤の好ましい量は、各薬剤につき約0.1から
2.0重量%である。
【0027】混合に選ばれた特別のコポリマーとターポ
リマー及びこれらのメルトインデックスは、混合物の熔
融及び押出の際、これらのポリマー組成間で相溶性を有
しかつ得られるシーラント層が高結合強度を示すような
ものであり、これにより最終的に蓋材として使用された
とき、この蓋材で閉鎖された容器からの蓋材の取り去り
がシーラント層と容器との間の接着破壊より生じ、容器
に縁に蓋材の破片を残すことがない。
【0028】従って、本発明の蓋材、これが容器に取り
付けられ取り去られるとき、次の関係を示す。シーラン
ト層の結合強さは、容器(又は容器材料)に対するシー
ラント層の剥離強さより大きい。基層に対するシーラン
ト層の接着強さは、その接着が直接であっても又は間接
的であっても、容器に対するシーラント層の剥離強さよ
りも大きい。従って、上述の結合強さと接着強さとは、
両者ともここに述べられた範囲内の剥離強さより大きい
であろう。蓋材が希望の結果を得るように万能的に有用
であるためには、結合強さ及び接着強さの各が剥離強さ
2000g/2.54cmより大きいことが好ましく、
より好ましくは、剥離強さ2200g/2.54cmを
越すことである。
【0029】基層にシーラント混合物を塗布するには、
混合物は、直接に、あるいは共押出可能な接着層の使用
により及び/又は基層上の通常のプライマーと接着剤の
使用により、基層表面上に熔融塗布される。シーラント
被覆の厚さは、顕微鏡分析又は基本重量計算のような当
業者に公知の適宜の技法により確認できる。一般にシー
ラント層は厚さ10ないし75μであろう。あるいは、
基層材料、シーラント層の材料及びシーラントと基層と
の間の選ばれたその他の適宜の層との共押出により、1
回の押出作業で蓋材を形成することができる。ここに、
前記その他の適宜な層とは、共押出可能な接着剤の層、
安価なポリオレフィン充填剤の層、又は水、酸素若しく
は2酸化炭素のような気体の浸透を最小にするように設
計された層のような層である。
【0030】本発明の蓋材によりシールされる容器は、
加熱成形されたキャストシート、射出成形又は押出成形
のような通常の技術により、単層又は複層のいずれかに
作りうる。シールすべき容器の面、即ち容器の縁の構成
材料は、アクリロニトリル/ブタジェン/スチレンポリ
マー(ABS)、結晶質ポリエチレンテレフタレート(
CPET)、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度
ポリエチレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(
LLDPE)、高衝撃ポリスチレン(HIPS)、ポリ
アミド、グリコール改質ポリエチレンテレフタレート(
PETG)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(
PS)、無定形ポリエチレンテレフタレート(APET
)、又はポリ塩化ビニル(PVC)のような普通の容器
材料を含みうる。これらのポリマーは、容器の強さ及び
/又は遮断性あるいはその他の性質を改良するため、通
常の方法で他のポリマーにより変更及び/又は混合をす
ることができる。従って、これらの容器材料は、LLD
PEの場合には1−ブテン又は1−オクテンのような、
またPPの場合にはエチレンのようなコモノマーの少量
を含むことができる。
【0031】本発明の蓋材は前述のような通常の方法で
容器に取り付けることができる。結果は図2、3、及び
4に描かれた剥離強さにより代表される。これらの図は
剥離強さが好ましい剥離範囲内にある多種の容器材料に
接着しているシーラント層を示す。本発明の蓋材、即ち
容器へのシーラント層により達成される好ましい剥離強
さ、即ち容器とシーラント層との好ましい剥離強さは1
000から2000g/2.54cmである。
【0032】図2、3、及び4に示されるように、本発
明の蓋材の剥離強さは、広い試験温度範囲内のかなりの
温度範囲にわたり比較的一様である。一般に剥離強さは
プラテン温度の上昇とともに増加するが、この増加は試
験温度範囲の選定された部分においては緩やかであり、
実質的なシール温度に対する本発明の蓋材のシーラント
層の非敏感性を示している。使用の際は、シール温度(
プラテン温度)は、シール温度の全範囲内において、望
ましい剥離強さではあるがシール作業中に生ずる温度変
動にもかかわらず比較的均一な剥離強さを与える温度範
囲部分内に選定される。図2に示されるように、127
−166℃(260−330°F)内では、この範囲の
始めから終わりまで剥離強さの変化が比較的小さい。P
VCに対しては、剥離強さの変化は約200g/2.5
4cmである。この変化は、硬質ポリスチレン及びAP
ETについては平坦度が小さい。最大の変動を示すよう
に見えるHDPEは、実際は1000g/2.54cm
[127℃(260°F)]から800g/2.54c
m[149℃(300°F)]に、更に166℃(33
0°F)における1100まで比較的小さな変化を示し
た。
【0033】図3は、PETG、ポリプロピレン、及び
結晶質ポリエステルの容器材料に対する110から16
6℃(230から330°F)の範囲内の同様な結果を
示し、この範囲全体にわたり変化は20%より小さかっ
た。高衝撃ポリスチレンについては、好ましい範囲は1
27−149℃(260−300°F)であり、一方、
ABSについては127から182℃(260から36
0°F)が好ましいプラテン温度範囲であった。
【0034】好ましくは、シーラント層の剥離強さは、
所望の剥離強さが得られるシール温度の全範囲から選ば
れた22.2deg(40°F)の範囲で、250g/
2.54cm以上の変化をすべきではない。より好まし
くは、剥離強さのこの変化は、上のように選ばれた27
.8deg(50°F)の範囲にわたり発生すべきでは
ない。一般に、シール作業装置は、装置の設定温度を囲
んだ27.8deg(50°F)の温度範囲内に入る変
動で運転できるが、良い装置では通常は22.2deg
(40°F)の温度範囲内で運転できる。従って、本発
明の蓋材のシーラント層のかなりの範囲の温度に対する
非敏感性により、シール作業装置の長い運転行程中に得
られるシーラント層と容器との間の比較的一様なシーリ
ング(剥離強さ)が可能となる。
【0035】本発明の蓋材の万能的なシーリング適用可
能性が図2及び3に示される。この図において、望まし
い剥離強さは、試験した9種の異なった容器材料の内の
7種が27.8deg(50°F)の温度範囲にわたり
250g/2.54cmの範囲内に止どまっている。図
4で試験された蓋材は、試験された8種の容器材料の内
の8種がこの均一の基準を満たした。好ましくは、本発
明の蓋材は、ここに明らかにした9種の容器材料の少な
くも6種に対してこの均一基準を満たす。対照的に、図
5において試験された蓋材は、試験した9種の容器材料
に対してただ4種しかこの均一基準を満たしていない。
【0036】以下は本発明の例である(分量及び%は断
らない限り重量による)。
【0037】
【実施例1】蓋材はまずシーラント層組成の乾燥混合に
より作られた。この組成は、28%の共重合された酢酸
ビニルを有しメルトフローインデックス6のエチレン/
酢酸ビニルコポリマーが79重量%、エチレンと10%
のアクリル酸イソブチルと10%のメタクリル酸とを有
しメルトフローインデックス35のターポリマーが19
重量%、9%のメタクリル酸を有しメルトフローインデ
ックス10でシリカ12.5%を含んだエチレンメタク
リル酸コポリマーを基材とした濃縮添加剤(addit
ive concentrate)が1重量%、及び2
0%のN−オレイパーミタミド(oleyl palm
itamide)を含んだ同じ樹脂を基材とした濃縮添
加剤が1重量%の混合物より構成される。シリカ及びパ
ーミタミドはそれぞれシーラント層にアンチブロック及
びスリップ性を与える。混合物は回転ドラム内で回転に
より一緒に乾燥混合される。
【0038】次いで、通常の混合用スクリュー、直径4
.5インチ、長さ/直径の比が28/1の押出機により
、25.4μ(1ミル)の混合物が50.8μ(2.0
ミル)のアルミニウム箔の上に熔融温度238℃(46
0°F)で熔融塗布される。箔の速度は122m/mi
n(400フィート/min)であった。得られた蓋材
の上と接する温度8.3℃(47°F)の冷却ロールが
使用された。押出塗布より前に、“A”濡らしうるアル
ミニウム箔が前面に3個と背面に3個の火炎で火炎処理
された。
【0039】蓋材が作られた後に、試料が切り取られ、
図2及び3に示された市販の容器材料にヒートシールさ
れた。セラー(Theller)ヒートシーラーが上側
のジョーだけを加熱して使用され、この上側ジョーを蓋
材の箔側に接触させた。試験のプラテン温度範囲は93
−204℃(200−400°F)であった。圧力2.
82kg/cm2(40PSI)、持続時間1.0秒が
使用された。ヒートシールが為されると、次のように剥
離強さが測定された: シールされた材料は幅2.54
cm(1インチ)のストリップに切断され、剥離強さの
読みを得るためにインストロン(Instron)引っ
張り試験機で4個のシールが測定された。試料は30.
5cm/min(12インチ/min)の速度で引き剥
がされ、シールの分離に要する剥離強さとして最大強さ
が記録された。この試験の結果は図2及び3に示される
【0040】
【実施例2】シーラント層の組成が次の通りである点を
除き、例1で説明された方法と同じ方法で蓋材が作られ
試験された。シーラント層の組成は、(a)20%の共
重合されたアクリル酸メチルを有しメルトフローインデ
ックス(メルトインデックス)が8のエチレン/アクリ
ル酸メチルコポリマーが64重量%、(b)エチレンと
10%のアクリル酸イソブチルと10%のメタクリル酸
とを有しメルトフローインデックスが10のターポリマ
ーが27重量%、(c)9%のメタクリル酸を有しメル
トフローインデックスが10で12.5%のシリカを含
んだエチレンメタクリル酸コポリマーを基剤とした濃縮
添加剤が5重量%、及び(d)20%のN−オレイパー
ミタミドを含み同じ樹脂を基剤とした濃縮添加剤が4重
量%の混合物よりなる。シリカ及びパーミタミドはそれ
ぞれシーラント層にアンチブロック及びスリップ性を与
える。組成の成分(c)及び(d)について、コポリマ
ーは、組成内にスリップ及びアンチブロック剤を組み入
れる担体として作用する。この例の組成の熔融温度は例
1の組成と比べて高いので、アルミニウム箔上へのこの
シーラント層組成の押出被覆は熔融温度200℃(57
0°F)で行なわれた。この例の蓋材の剥離強さは図4
に示される。
【0041】
【実施例3】シーラントの組成が次の通りである点を除
いて蓋材が例1と同じに作られた。シーラントの組成は
、(a)28%の共重合された酢酸ビニルを有しメルト
フローインデックスが6のエチレン/酢酸ビニルコポリ
マーが64重量%、(b)エチレンと10%のアクリル
酸イソブチルと10%のメタクリル酸とを含みメルトフ
ローインデックスが35のターポリマーが16重量%、
(c)メルトフローインデックスが10の同じターポリ
マーが18重量%、(d)9%のメタクリル酸を有しメ
ルトフローインデックスが10で12.5%のシリカを
含んだエチレンメタクリル酸コポリマーを基剤とした濃
縮添加剤が1重量%、及び(e)20%のN−オレイパ
ーミタミドを含んだ同じ樹脂を基剤とした濃縮添加剤が
1重量%の混合物よりなる。この例の蓋材についての剥
離強さ結果は、剥離強さが1000g/2.54cmよ
り小さかったABSの場合を除き、剥離強さがこの例の
蓋材では一般に幾分か大きいこと以外は実施例1のもの
と同様である。
【0042】例1、2、及び3の蓋材については、シー
ラント層と基層との間の接合の接着強さ及びシーラント
層の結合強さは両者ともに、試験した総てのシール温度
についてシーラント層と容器材料との間のシールの剥離
強さを越えていた。
【0043】
【比較例】A  次の組成のシーラント層をまず回転ド
ラム内で乾燥混合して蓋材が作られた。このシーラント
層の組成は、(a)28%の共重合された酢酸ビニルを
有しメルトフローインデックスが25のエチレン/酢酸
ビニルコポリマーが72重量%、(b)メルトフローイ
ンデックスが1.5のアイオノマーが16重量%、(c
)15%のメタクリル酸を有しメルトフローインデック
スが25のエチレンメタクリル酸コポリマーが6重量%
、(d)9%のメタクリル酸を有しメルトフローインデ
ックスが10で20%のN−オレイパーミタミドを含ん
だエチレンメタクリル酸コポリマーを基剤とした濃縮添
加剤が4重量%、及び(e)12.4%のシリカを含ん
だ同じ樹脂を基剤とした濃縮添加剤が3重量%よりなる
。シリカ及びパーミタミドはそれぞれシーラント層にア
ンチブロック及びスリップ性を与える。
【0044】次いで、エチレンとアクリル酸イソブチル
をターポリマー重量の10%とメタクリル酸10%とを
有しかつメルトフローインデックス10を有するターポ
リマーよりなる連結層(厚さ50.8μ)により、25
.4μ(1ミル)の混合物が50.8μ(2.0ミル)
のアルミニウム箔の上に熔融温度238℃(460°F
)で共押出被覆される。この例のその他の総ての様相は
前の例と同じである。前に説明したように、この比較例
の蓋材の剥離強さ結果が図5に示され、この結果は、こ
の蓋材が本発明の蓋材ほど効果的でないことを示す。
【0045】B  シーラント組成が、次の点を除いて
上述のAで説明されたものと同様に蓋材が作られた。そ
の相異点は、シーラントの組成が、酢酸ビニル含量が1
8重量%でメルトインデックス2.5g/10minを
有するEVAコポリマー、又はiBA含量が10重量%
とMAA含量が10重量%とでメルトインデックス10
g/10minのE/iBA/MAAターポリマーのど
ちらかから単独で作られたことである。シーラント層に
はスリップ又はアンチブロック添加剤は含まれず、個々
のコポリマー及びターポリマーに例1の容器材料への接
着についての最良の機会を与えた。剥離試験結果はそれ
ぞれ図6及び7に示され、これらは別個に使用されたシ
ーラント層のこれらの組成が蓋材用シーラント層として
一般に適当でないことを示す。
【0046】本発明の精神及び範囲から離れることなく
本発明の広範囲の種々の具体例を作ることができ、従っ
て本発明は特許請求の範囲に定められたものを除きこの
特別な実施例に限定されないことを理解すべきである。
【0047】本発明の実施態様につき説明すれば次の通
りである。
【0048】1.基層及び前記基層により支持されるシ
ーラント層を備えた容器閉鎖用の蓋材にして、前記シー
ラントは前記容器のシールを提供しこの容器に前記シー
ラントがヒートシールされかつ前記シーラントを前記容
器から離せるように前記シーラントと前記容器との間の
接着不足により容易に剥離し、前記層は本質的に(a)
酢酸ビニル及びC1−C4アクリル酸又はメタクリル酸
アルキルよりなるグループから選定された不飽和エステ
ルをコポリマー重量の12から40%有するエチレンの
コポリマーが重量で50から97%及び(b)不飽和酸
又はその無水物のターポリマーを重量で1から18%と
不飽和エステルをターポリマー重量の3から40%有す
るエチレンのターポリマーが重量で3から50%で前記
(a)と合わせて100%となる混合物よりなり、前記
混合物の成分(a)と(b)とは前記シーラントと前記
容器との間のシールの剥離強さより大きな結合強さを有
するように十分な相溶性を有し、前記シーラントの混合
物はシール温度に実質的に鈍感な剥離強さを示す前記容
器閉鎖用の蓋材。
【0049】2.前記容器と組み合わせられた上記1の
蓋材。
【0050】3.コポリマーがエチレン/酢酸ビニルで
ある上記1の蓋材。
【0051】4.ターポリマーがエチレン/アクリル酸
イソブチル/メタクリル酸である上記1の蓋材。
【0052】5.前記剥離強さが500から2200g
/2.54cmである上記1の蓋材。
【0053】6.シール温度についての前記剥離強さの
実質的な非敏感性は前記剥離強さが温度範囲27.8d
eg(50°F)にわたり250g/2.54cmより
も大きく変化しないことを特徴とする上記5の蓋材。
【0054】7.前記シーラントがヒートシールされる
前記容器が、アクリロニトリル/ブタジェン/スチレン
ポリマー、結晶質ポリエチレンテレフタレート、高密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエ
チレン、高衝撃ポリスチレン、グリコール改質ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン、無定形ポリエチ
レンテレフタレート、及びポリ塩化ビニルよりなるグル
ープから選定される上記1の蓋材。
【0055】8.前記剥離強さが前記容器のうちの少な
くも6種に対して温度範囲27.8deg(50°F)
にわたり250g/2.54cm以上の変化をせずかつ
500から2200g/2.54cmを剥離強さを有す
る上記7の蓋材。
【0056】9.剥離強さ1000から2000g/2
.54cm内で前記剥離強さが250g/2.54cm
より大きく変化しない上記8の蓋材。
【0057】10.前記容器の数が少なくも8種である
上記8の蓋材。
【0058】11.前記蓋材がそれ自体に接着すること
なく巻き上げ及び巻きほぐしができるように前記シーラ
ント層が有効量の表面変更剤を含む上記1の蓋材。
【0059】12.  前記表面変更剤がスリップ及び
アンチブロック剤を含む上記11の蓋材。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋材でシールされた代表的な容器の図
式的な側面図である。
【図2】種々の容器材料についてのヒートシール(プラ
テン)温度の関数として本発明の蓋材の剥離強さの変化
を示すグラフである。
【図3】種々の容器材料についてのヒートシール(プラ
テン)温度の関数として本発明の蓋材の剥離強さの変化
を示すグラフである。
【図4】種々の容器材料についてのヒートシール(プラ
テン)温度の関数として本発明の蓋材の剥離強さの変化
を示すグラフである。
【図5】種々の容器材料についてのヒートシール(プラ
テン)温度の関数として本発明の範囲外の蓋材の範囲強
さの変化を示すグラフである。
【図6】シーラント組成としてポリマー混合物でない別
個のコポリマーを使用した本発明の範囲外の蓋材の種々
の容器材料に対する剥離強さの変化のグラフである。
【図7】シーラント組成としてポリマー混合物でない別
個のコポリマーを使用した本発明の範囲外の蓋材の種々
の容器材料に対する剥離強さの変化のグラフである。図
7の縦軸は分かり易くするため図2ないし6に示された
縦軸と比較して拡大して示される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基層及び前記基層により支持されるシーラ
    ント層を備えた容器閉鎖用の蓋材にして、前記シーラン
    トは前記容器のシールを提供しこの容器に前記シーラン
    トがヒートシールされかつ前記シーラントを前記容器か
    ら離せるように前記シーラントと前記容器との間の接着
    不足により容易に剥離し、前記層は本質的に(a)酢酸
    ビニル及びC1−C4アクリル酸又はメタクリル酸アル
    キルよりなるグループから選定された不飽和エステルを
    コポリマー重量の12から40%有するエチレンのコポ
    リマーが重量で50から97%及び(b)不飽和酸又は
    その無水物をターポリマー重量の1から18%と不飽和
    エステルをターポリマー重量の3から40%有するエチ
    レンのターポリマーが重量で3から50%で前記(a)
    と合わせて100%となる混合物よりなり、前記混合物
    の成分(a)と(b)とは前記シーラントと前記容器と
    の間のシールの剥離強さより大きな結合強さを有するよ
    うに十分な相溶性を有し、前記シーラントの混合物はシ
    ール温度に実質的に鈍感な剥離強さを示す前記容器閉鎖
    用の蓋材。
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