JPH04215879A - ワーク洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

ワーク洗浄方法および洗浄装置

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JPH04215879A
JPH04215879A JP1029591A JP1029591A JPH04215879A JP H04215879 A JPH04215879 A JP H04215879A JP 1029591 A JP1029591 A JP 1029591A JP 1029591 A JP1029591 A JP 1029591A JP H04215879 A JPH04215879 A JP H04215879A
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JP
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workpiece
cleaning
pure water
section
rinsing
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JP1029591A
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Inventor
Kazuhiko Okamura
和彦 岡村
Takuya Miyagawa
拓也 宮川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板、液晶パネ
ル、半導体ウエハ等のワークを洗浄するためのワーク洗
浄方法および洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなワークの洗浄方法として従来
から知られているものは、吊り下げたワークに対して洗
浄液を吹きつけることにより、ワーク表面の付着物を除
去する方法である。しかし、この方法では、ワーク表面
に対してむら無く洗浄液を吹きつけるためには、ワーク
に対する洗浄液吹きつけ方向を変更するなどの機構が必
要である。また、ノズルから噴射された洗浄液はワーク
以外の部分にも飛散するので、洗浄液の使用量の割りに
は洗浄効率が低い。さらには、飛散した洗浄液が引火性
のものであったり、臭気の強いものである場合には、飛
散した洗浄液を回収するための機構が必要となる。
【0003】このような点に鑑みて、本件出願人は、ワ
ーク洗浄方法として、洗浄液を貯留した洗浄液槽中にワ
ークを浸漬し、浸漬状態にあるワークに対して、洗浄液
の噴流を吹きつける方法を提案している。この洗浄方法
によれば、貯留された洗浄液中において洗浄液の噴流が
形成されるので、洗浄液が外部に飛散することがなく、
洗浄液の回収効率が良い。また、噴流によって貯留され
た洗浄液内に渦流が形成され、かかる渦流が、噴流が直
接には当たらないワーク表面の部分に当たるので、洗浄
効率が高まるといった利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
新規なワーク洗浄方法を利用してワーク洗浄を効率良く
行うと共に、洗浄後のワークに付着した洗浄液を効率良
く洗い落とすことの可能なワーク洗浄方法および洗浄装
置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のワーク洗浄方法では、まず、洗浄液中に
ワークを浸漬させた状態で、このワークに対して洗浄液
を噴射することによってワークを洗浄するようにしてい
る。この洗浄工程の次に、ワークを純水中に浸漬し、こ
の浸漬状態にあるワークに対して今度は純水を噴射する
ことによってワークに付着した洗浄液を洗い落とすよう
にしている。さらに、このリンス工程の後に、純水中に
ワークを浸漬し、あるいは大気中においてワークに純水
を噴射することにより、再度ワークを洗うようにしてい
る。このように、本発明の方法では、ワークに対して、
洗浄工程、第1のリンス工程および第2のリンス工程を
施すことにより、ワークを洗浄するようにしている。
【0006】ここに、洗浄効率を高めると共に、第1の
リンス工程において使用する純水の汚染を抑えるために
は、洗浄工程の後に、ワークを純水中に浸漬させる(予
備リンス工程)ことが好ましい。また、洗浄工程におい
て、洗浄後にワークを引き上げる際に、ワークに付着し
ている洗浄液を効率良く払い落とすために、洗浄液から
引上げられるワークに対して空気などの気体を吹きつけ
て、洗浄液を払い落とす(液切り工程)ようにすること
が好ましい。同様に、第2のリンス工程を経た後に純水
中から引上げられるワークに対しても同様に空気などの
気体を吹きつけることにより、ワークに付着している純
水を払い落とすこと(水切り工程)が好ましい。なお、
上記の各工程を経て洗浄されたワークは、乾燥工程を経
て乾燥される。
【0007】次に、本発明のワーク洗浄装置は、ワーク
洗浄部と、第1のリンス部と、第2のリンス部を有する
ことを基本的な特徴としている。ワーク洗浄部は、ワー
ク洗浄液を貯留した洗浄槽と、洗浄槽にワークを出し入
れするためのワーク搬送手段と、洗浄槽内に浸漬された
ワークに対して洗浄液を噴射するノズルなどの噴流形成
手段とを備えた構成となっている。第1のリンス部も同
様な構成であり、純水を貯留した純水槽と、純水槽にワ
ークを出し入れするためのワーク搬送手段と、純水槽内
に浸漬されたワークに対して純水を噴射するノルズなど
の噴流形成手段とを備えた構成となっている。一方、第
2のリンス部は、純水を貯留した純水槽と、純水に対し
てワークを出し入れするためのワーク搬送手段とを備え
た構成となっている。
【0008】ここに、洗浄効率を高めると共に、第1の
リンス槽における純水槽が洗浄液で汚染される度合いを
抑えるためには、ワーク洗浄部と第1のリンス部との間
に、予備リンス部を配置し、この予備リンス部において
、ワークに付着した洗浄液を予備洗浄することが好まし
い。この予備リンス部の構成は、上記の第2のリンス部
と同様な構成とすることができる。また、ワーク洗浄部
において洗浄槽から引き合げられるワークに付着してい
る洗浄液を払い落とすために、ワークに対して空気など
の気体を吹きつける液切り手段を有していることが好ま
しい。同様に、第2のリンス部においても、純水槽から
引上げられるワークに付着している純水を払い落とすた
めに、ワークに対して空気などを吹きつける水切り手段
を有することが好ましい。
【0009】上記の第1のリンス部および第2のリンス
部において、それぞれの純水槽から溢れ出た純水を回収
する共用の回収槽を配置し、この回収槽で回収した純水
を濾過した後に、第1のリンス部における噴流形成手段
および第2のリンス部における純水槽に還流させる構成
を採用することができる。
【0010】上記のワーク洗浄部および第1のリンス部
におけるそれぞれの噴流形成手段は、例えば、ポンプと
、このポンプから圧送される洗浄液あるいは気体をワー
クに向けて吹き出すノズルから構成することができる。 同様に、上記の洗浄液除去手段および水切り手段は、ポ
ンプと、このポンプから圧送される空気をワークに向け
て吹き出すノズルから構成することができる。
【0011】上記のワーク搬送手段は、ワークを昇降さ
せるワーク昇降機構と、ワークを次段側に向けて搬送す
る横搬送機構から構成することができる。この代わりに
、例えば、搬送ベルトを用いて搬送手段を構成すること
ができる。この場合には、搬送ベルトによるワーク搬送
経路が洗浄液槽内および純水槽内を通過するように、そ
の搬送経路を設定すればよい。
【0012】一方、本発明の装置により洗浄されるワー
クとしては、プリント基板、液晶パネルなどの板状ワー
クが代表的なものである。このようなワークを洗浄する
場合には、多数枚のワークを整列状態に保持するキャリ
アを用いて、所謂バッチ式にワークの洗浄を行うように
することができる。
【0013】
【作用】本発明においては、洗浄工程あるいはワーク洗
浄部において、洗浄液中においてワークに対して洗浄液
の噴流が吹きつけられる。洗浄液の噴流が洗浄液中に形
成されると、この噴流により、洗浄液中に各方向に向か
う渦流が形成される。この結果、洗浄液の噴流が直接当
たるワークの部分は、洗浄液の化学的作用およびその吹
きつけ力により、付着物が効率良く除去される。また、
洗浄液噴流が直接に当たらないワークの部分には、洗浄
液の渦流が当たり、やはり同様に、洗浄液の化学的作用
およびその物理的作用により、付着物が効率良く除去さ
れる。また、洗浄液中において洗浄液噴流が形成される
ので、大気中において洗浄液をワークに対して吹きつけ
る場合のように吹きつけた洗浄液が大気中に飛散すると
いうことがない。
【0014】このようにして、洗浄液中において付着物
が除去されたワークは、次に、第1のリンス工程あるい
は第1のリンス部において、純水中に浸漬され、この状
態で純水噴流が吹きつけられる。この場合にも、上記の
洗浄液噴流を吹きつける場合と同様に、ワークに対して
純水噴流が吹きつけられると共に、純水噴流が直接には
当たらないワークの部分には、純水噴流により形成され
た渦流が当たる。この結果、ワークに付着した洗浄液が
確実に洗い落とされる。この後は、第2のリンス工程あ
るいは第2のリンス部において、ワークは再び純水中に
浸漬され、あるいは純水が吹きつけられる。この結果、
ワークに付着している洗浄液が完全に洗い落とされる。
【0015】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0016】(全体構成)第1図には、本例のワーク洗
浄装置の全体構成を模式的に示してある。本例の装置は
電子回路用のプリント基板を洗浄するために適したもの
であり、キャリヤ2を用いてワーク(プリント基板)W
を複数枚づつ洗浄する構成となっている。
【0017】この第1図に示すように、本例の装置1は
、ワーク搬送経路の上流側から順に、洗浄部3、第1の
予備リンス部4、第2の予備リンス部5、第1のリンス
部6、第2のリンス部7および乾燥部8が配列された構
成となっている。洗浄部3においては、プリント基板用
洗浄剤を含む洗浄液を、洗浄液中においてワークに対し
て噴射することにより、ワークの洗浄を行う。第1およ
び第2の予備リンス部4、5においては、洗浄剤などの
不純物を含まない水、すなわち純水の中にワークを浸漬
して上下に揺動させることにより、ワークに付着してい
る洗浄液等を洗い落とす。第1のリンス部6においては
、純水中においてワークに対して純水を噴射することに
よりワークから洗浄水等を洗い落とす。第2のリンス部
7においては、上記の第1あるいは第2の予備リンス部
と同様に、純水中にワークを浸漬して上下に揺動させる
ことのより、ワークに付着している洗浄水等を洗い落と
す。
【0018】最後に、乾燥部8においては、ワークを高
温雰囲気中に晒して、そこに残っている純水を除去する
。一方、本例の装置においては、洗浄部3、第1の予備
リンス部4および第2のリンス部7において、それぞれ
洗浄液中あるいは純水中から引上げられたワークに対し
て空気を噴射することによりワークから洗浄液あるいは
純水を吹き落とすための空気吹きつけ部9が配置されて
いる。
【0019】本例の装置で使用するワークWを担持する
キャリア2の構造を説明する。第5図に示すように、キ
ャリア2は、両端に配置した矩形枠21、22を、底面
を規定する4本のワーク支持棒23、24、25、26
とワーク取付け用の切り欠きが形成された2本の切り欠
き付き棒27、28とによって連結した構造となってい
る。切り欠き付き棒27、28の内側面には、その材軸
方向に沿って等間隔で切り欠き271、281が形成さ
れており、対応する切り欠き271、281の間に、一
枚づつのワークWが上側から差し込み可能となっている
。また、これらの切り欠き付き棒27、28は、その間
隔を変更可能となっており、これにより幅の異なるワー
クWを担持可能となっている。さらには、矩形枠21、
22の上面側には取っ手29、29(図において一方の
みを示してある。)が取付けられており、キャリヤの取
扱いが容易となっている。
【0020】(各部の構造) キャリア搬送系 第2図ないし第5図を参照して、本例の装置1の構造を
キャリア搬送系を中心に説明する。
【0021】本例の装置1は、第2図および第3図に示
すように、その本体部12におけるワークWの搬送方向
の上流側にローダ11が接続され、ワーク搬送方向の下
流側にアンローダ13が接続された構成となっている。 本体部12には、上述した洗浄部、第1および第2の予
備リンス部、第1および第2のリンス部が配置されてい
る。この本体部12のケース121における前面側には
開閉蓋122が形成されている。第4図に想像線で示す
ように開閉蓋122を開けることにより、ケース内部に
アクセスすることが可能である。ケース内部には、ワー
ク搬送方向の上流側から順に、洗浄部の洗浄液槽31、
第1の予備リンス部の純水槽41、第2の予備リンス部
の純水槽51、第1のリンス部の純水槽61、第2のリ
ンス部の純水槽71が一列に配置されている。
【0022】これらの各槽の上方位置には、隣接する各
槽に跨がる状態に、ローラスライダ32、42、52、
62が一定の間隔をもって一列に配置されている。ロー
ラスライダ32の上流側、ローラスライダ62の下流側
、および各ローラスライダの間には、同じくローラスラ
イダからなるワーク支持部33、43、53、63、7
3が配置されている。これらのワーク支持部は、ケース
内において各槽の裏面側に配置した昇降機構34、44
、54、64、74によって昇降可能となっている。
【0023】第4図から分かるように、洗浄部の昇降機
構34は、洗浄液槽31の裏面側において垂直となるよ
うにケースに取りつけた昇降案内ロッド341と、この
ロッド341の外周に摺動可能に取りつけた摺動部34
2と、この摺動部342を昇降させるためのチェーン3
43と駆動モーター344と、摺動部に取りつけたL型
アーム345とから構成され、このアームの先端に上記
のワーク支持部33が支持されている。この構成の昇降
機構34によって、ワーク支持部33は、少なくとも、
ローラスライダ32、42、52、62と同一高さの上
限位置(第2図参照)から、ワーク支持部によって支持
されているワークWが完全に洗浄液槽31内に浸漬した
状態となる高さの下限位置(第4図参照)まで昇降可能
となっている。その他の昇降機構44、54、64、7
4の構成も、この昇降機構34と同様であるので、その
説明は省略する。
【0024】次に、本体ケース121の搬送方向上流側
の端面には、キャリア導入口123が形成されており、
ここを貫通した状態に、ローダ11を構成する搬送ベル
ト111が、内部のローラスライダと同一高さ位置に一
列となるように配置されている。この搬送ベルト111
は支持脚112によって電装ボックス202上に支持さ
れている。また、この搬送ベルト111は不図示の駆動
機構によって駆動可能である。本例においては、搬送ベ
ルト111を構成するチェーンに、一定のピッチでキャ
リア係合用の爪(図示せず)が取付けられ、駆動機構に
よりこの一定のピッチずつ駆動されるようになっている
。本例における搬送ベルト111は、一定のピッチで3
個のキャリア2を同時に搭載可能であり、そのうちの先
頭のキャリア2を搭載した部分が、第2図から分かるよ
うに、本体ケース内に位置するように配置されている。
【0025】本体ケース121の下流側端面には、キャ
リア搬出口124が形成されており、ここを貫通した状
態に、アンローダ13を構成するローラスライダ131
が、内部のローラスライダと同一高さ位置に一列となる
ように配置されている。このスライダも支持脚132に
よって床F上に支持されている。本例においては、この
アンローダ13に3個のキャリア2を搭載可能となって
いる。そして、ここの3個のキャリアが集積された場合
には、その旨が自動的に表示可能となっている。かかる
表示機構は簡単に構成することができるので、ここでは
これ以上の説明は省略する。
【0026】一方、各処理部3〜7において、キャリア
支持部33、43、53、63、73の上方における上
流側の位置には、キャリア横搬送経路に直交する状態に
、プッシャー35、45、55、65、75が配置され
ている。また、キャリア搬入口124の内側にもプッシ
ャー115が配置されている。これらのプッシャーは、
各槽の前面側においてキャリア横搬送経路と平行に配置
したプッシャー駆動機構36によって支持されている。 この駆動機構36により、各プッシャーは、第2図に示
す初期動作位置から、下流側の隣接するプッシャの位置
までの間を往復移動可能となっている。さらに、このプ
ッシャー駆動機構36は、各プッシャーを、第4図に示
すように、実線で示す位置から想像線で示す退避位置ま
で旋回可能に支持している。後述するように、これらの
プッシャーにより、キャリア2は順次に次段側の処理部
に向けて横搬送される。
【0027】洗浄液および純水の供給系次に、第6図に
示す本例の装置の配管系を主に参照して、各処理部3、
4、5、6、7の構造を説明する。
【0028】洗浄部3の洗浄液槽31は、上方が開放し
たほぼ立方体形状の洗浄液本体槽311と、この外周を
囲む状態に形成したオーバーフロー槽312とから構成
されている。本体槽311内には、アルカリけん化剤を
含むワーク洗浄液313が貯留されている。ここに貯留
されている洗浄液313は、槽内に配置した棒状ヒータ
ー315により一定の温度、例えば600 Cに保持さ
れるようになっている。
【0029】本体槽311内には、洗浄液を噴射可能な
複数のノズルが配置されている。本例においては、第6
図および第7図に示すように、一方の側において水平に
2列のノズル群316a、316bが配置され、他方の
側においては、これらのノズル群とは異なる高さ位置に
おいて水平に2列のノズル群316c、316dが配置
されている。これらのノズルとしては、噴角60度の充
円錐タイプものを使用することができる。これらのノズ
ル群は、洗浄液循環経路317を介して、オーバーフロ
ー槽312の底面に連通している。
【0030】この循環経路317には、ポンプ318が
配置され、このポンプとオーバーフロー槽との間にはス
トレーナ319が配置されている。ストレーナ319よ
りも上流側の循環経路には自動開閉弁321を介してア
ルカリけん化剤補充タンク322が接続されている。自
動開閉弁321は、オーバーフロー槽312に取りつけ
た三本足液面計323により開閉制御され、これによっ
て、自動的にアルカリけん化剤が循環経路内に補給され
る。ノズル群と洗浄液循環経路317とは、自動開閉弁
324、325を介して接続されており、これらの開閉
弁はキャリア2が検出されると自動的に開き、それ以外
の場合は閉じている。これらの自動開閉弁が閉じている
状態では、ポンプ318から吐出される洗浄液は、上記
の自動開閉弁とは逆の開閉動作を行う自動開閉弁326
が介挿されたバイバス通路327を介して、洗浄液本体
槽311内に還流される。また、ポンプ吐出側には開閉
弁328が介挿されており、汚れた洗浄液は産業廃液と
してこの開閉弁328を介して所定の処理部に向けて排
出される。
【0031】この洗浄液本体槽311は、開閉弁を介し
て、純水供給系330および純水回収系329に接続さ
れている。純水供給系330には、イオン交換器および
フィルタを備えた純水器331が介挿されている。
【0032】次に、第1および第2の予備リンス部4、
5は同様の構造となっている。すなわち、純水を貯留し
た純水槽41、51を備えており、これらに貯留された
純水は、循環経路411、511を介して循環される。 これらの循環経路411、511には、ポンプ412、
512およびストレーナ413、513が介挿されてい
る。各ポンプの吐出側には開閉弁414、514が接続
されている。第1の予備リンス部の開閉弁414を開く
と、ここを介して汚れた洗浄水が産業廃液として所定の
処理部に向けて排出される。これに対して、第2の予備
リンス部の開閉弁を開くと、この第2の予備リンス部の
側の循環水が第1の予備リンス部の純水槽41内に供給
される。ここに、第2の予備リンス部の純水槽51内に
は棒状ヒーター515が配置されており、このヒーター
により純水槽41、51内の純水の温度を所定の温度、
例えば60°Cに保持するようになっている。一方、こ
れら第1および第2のリンス部における純水槽41、5
1は、自動開閉弁416、516を介して、純水供給系
330に接続されている。これらの自動開閉弁416、
516の開閉は、純水槽41、51に取りつけたフロー
トスイッチ417、517により制御されるようになっ
ている。また、純水槽41、51は、開閉弁を介して純
水回収系329に接続されている。
【0033】次に、第1および第2のリンス部6、7の
構造を説明する。これらのリンス部の純水槽61、71
は、上方が開いた直方体形状の共通ケース611内を仕
切ることにより区画形成されている。すなわち、第8図
に示すように、共通ケース611内を仕切り板612に
よって完全に二分割し、狭い方の側の区画室613を第
2のリンス部の純水槽71としてある。これに対して、
広い方の側の区画室614内に、一回り小さな角形円筒
形状の仕切り板615を配置することにより、第1のリ
ンス部の純水槽61と、これを取り囲む純水回収槽61
6を形成してある。ここに、純水槽61と純水槽71の
間に位置する純水回収槽616の部分616aには、更
に別個の仕切り板617が配置され、この仕切り板61
7により、この部分616aの上半部分が第1のリンス
部の側と第2のリンス部の側に分けられ、下半部分は連
通状態のままとされている。この純水回収槽616には
、棒状ヒーター618が配置されており、純水槽61、
71内の温度を所定の温度、例えば60°Cに保持する
ようになっている。
【0034】第1のリンス部6の純水槽61内には、複
数のノズルが配置されている。本例においては、一方の
側において水平に2列に配列したノズル群621a、6
21bと、これらと対峙する側において水平に2列に配
列したノズル群621c、621dとを有している。ノ
ズルの配置形状は前述した洗浄部3の洗浄液槽における
ものと同様である。これらの双方の側のノズル群は、そ
れぞれ自動開閉弁622、623を介してポンプ624
の吐出側に接続され、ポンプの吸込み側はストレーナ6
25を介して純水回収槽616に接続されている。自動
開閉弁622、623は、キャリア2が検知されると自
動的に開き、それ以外の場合には閉じた状態に保持され
る。これらが閉じた状態にある場合には、ポンプから吐
き出される純水は、上記の自動開閉弁とは逆の開閉動作
を行う自動開閉弁626が介挿されたバイパス通路62
7を介して純水槽61内に還流される。
【0035】ここに、純水回収槽616は、純水再生器
627を介して、第2のリンス部7の純水槽71に連通
している。純水再生器627は、純水回収槽に吸い込み
側が接続されたポンプ627aと、ポンプの吐出側に順
に接続された活性炭による濾過器627b、イオン交換
器627c、イオン交換器627dおよびフィルタ62
7eとから構成されており、この純水再生器により再生
された純水が純水槽71に戻されるようになっている。
【0036】次に、第2のリンス部の純水槽71は、自
動開閉弁711を介して純水供給系330に接続されて
いる。この自動開閉弁711は、純水回収槽に取りつけ
たフロートスイッチ628により開閉動作が制御される
。一方、双方の純水槽61、71はそれぞれ開閉弁を介
して、純水回収系329に接続されている。
【0037】空気吹きつけ部 次に、第1図および第9図を主に参照して、空気吹きつ
け部9の構造を説明する。この空気吹きつけ部9は、圧
縮空気供給源91を有し、ここから供給される圧縮空気
は、フィルタおよびレギュレータ部92を介して、洗浄
部3、第1の予備リンス部4および第2のリンス部7に
それぞれ配置した空気吹き出し部93、94、95に供
給される。洗浄部3の空気吹き出し部93は、洗浄液本
体槽311における一対の対向側面の上方位置において
、平行に配置した2本の空気吹き出し部から形成されて
いる。第2のリンス部7における空気吹き出し部95も
同様の構成である。これに対して、第1の予備リンス部
4における空気吹き出し部94は一本の空気吹き出し部
からなっている。各空気吹き出し部93、94、95は
、それぞれ手動開閉弁931、941、951および自
動開閉弁932、942、952を介して圧縮空気供給
源91の側に接続されている。各自動開閉弁は、キャリ
アが槽内から引上げられるときに開かれるようになって
いる。手動開閉弁は流量調整のために使用される。
【0038】制御系 第10図には、本例の装置における制御系の主要部を示
してある。図において、201は装置1の全体を制御す
るためのコントーラであり、ローダ近傍に配置した電装
ボックス202内に装着されている。203はコンソー
ルパネルであり、このパネル上には、各種の入力スイッ
チ群からなる入力部203aと、各部の作動状態等を表
示するための表示部203bが配置されている。コント
ローラ201の入力側には、プッシャー駆動用の隙間検
知用センサ204が接続され、昇降機構駆動用の上限セ
ンサ205、上限接近検知用センサ206、下限センサ
207、下限接近検知用センサ208が接続されている
。また、洗浄部3における洗浄液の噴射時期および空気
噴射時期を制御するために使用するキャリア検知用セン
サ209、第1の予備リンス部4における空気噴射時期
を制御するための使用するキャリア検知用センサ211
、第1のリンス部6における純水の噴射時期を制御する
ために使用するキャリア検知用センサ212、および第
2のリンス部7における空気噴射時期を制御するために
使用するキャリア検知用センサ213などが接続されて
いる。
【0039】コントローラ201の出力側は、キャリア
搬送系を構成する各駆動部分に接続されている。すなわ
ち、プッシャー駆動部36、昇降機構34、44、54
、64、74、ローダ駆動機構113、キャリアがキャ
リア支持部からオーバーランするのを防止するストッパ
ー37、47、57、67、77に接続されている。
【0040】また、コントローラ出力側は、洗浄槽にお
ける洗浄液噴射を制御する自動開閉弁324、325、
326第1のリンス部における純水噴射を制御する自動
開閉弁622、623、626に接続されている。さら
には、洗浄部3、第1の予備リンス部4、第2のリンス
部7における空気噴射を制御する自動開閉弁932、9
42、952に接続されている。
【0041】洗浄動作 次に、コントローラの制御の下に行われる本例の洗浄装
置における洗浄動作を説明する。
【0042】第11図には1サイクルの洗浄動作のタイ
ミングチャートを示してあり、第12図〜第16図には
各洗浄動作時における状態を順次に示してある。駆動に
先立って、ローダ11の搬送ベルト111の上に、ワー
クであるプリント基板Wを多数枚設置したキャリア2を
乗せる。いま、第2図に示す状態から洗浄サイクルが開
始するものとする。この状態では、ローダ11に3個の
キャリア2(n)、2(n+1)、2(n+2)が搭載
されており、各昇降機構にもそれぞれキャリアが搭載さ
れている。
【0043】まず、この状態から搬送動作が開始される
(第11図の時刻T1)。すなわち、プッシャー115
、35、45、55、65、75がそれらの搬送機構3
6によって一定の距離だけ横移動し、これら横移動する
プッシャーによって各キャリアは、ローラスライダ32
、42、52、62の上を移動して、次段側の昇降機構
のキャリア支持部33、43、53、63、73の上に
乗った状態となるまで前進する(第11図の時刻T1−
T2)。第12図にはこのようにして、ローダ11上の
キャリア2(n)が洗浄部3のキャリア支持部33上ま
で横搬送された後の状態を示してある。キャリア2が所
定の位置まで前進すると、各処理部に取りつけたキャリ
ア検知用センサ209〜213によってキャリアが検知
される。
【0044】この後は、各昇降機構34、44、54、
64、74が駆動し、キャリア2が槽内に向けて降下す
る。降下するキャリアが下限近傍位置に到ると、これが
下限接近検知用センサ208により検知される(第11
図の時刻T3)。この後は、低速でキャリアが降下する
。キャリアが下限位置に到ると、このことが下限センサ
207により検知され、昇降機構によるキャリアの降下
が停止する(第11図の時刻T4)。
【0045】ここで、上記のキャリア横搬送動作中にお
いては、キャリア2が各昇降機構の支持部33、43、
53、63、73をオーバランしないように、各ローラ
スライダ入口に設置されているストッパー37、47、
57、67、77をオンさせる。また、キャリア2の昇
降時及び槽内での浸漬時、キャリアがキャリア支持部か
ら動かないよう各槽内にキャリアガイド38(第12図
にのみ図示)を設けている。また、搬送動作の間は、洗
浄部3および第1のリンス部6における洗浄液および純
水のバイパス通路326、626が開状態に保持される
【0046】搬送動作の終了後、ストッパー37、47
、57、67、77がオフにされる。また、洗浄部3お
よび第1のリンス部6においては、キャリア検知用セン
サ209、212がオン状態にあり、下限センサ207
がオンしたとき(第11図の時刻T4)には、バイパス
通路326、626が閉じて、自動開閉弁324、32
5および622、623が開き、洗浄液の噴射および純
水の噴射動作が開始する。第13図には洗浄部3におい
て洗浄液がキャリア2(n)に噴射されている状態を示
してある。本例においては、一方の側のノズル群316
a、316bと他方の側のノズル群316c、316d
から交互に洗浄液が噴射される。
【0047】第13図に示すように、洗浄液中において
、キャリア2(n)に搭載されているプリント基板Wに
対して洗浄液が噴射される。よって、洗浄液が大気中に
飛散することがない。また、洗浄液を噴射することによ
り洗浄液中には渦流が形成される。従って、洗浄液の噴
流が直接に当たらないプリント基板の部分も、形成され
た渦流によって洗われる。よって、この洗浄部3におい
てプリント基板の洗浄が効率良く行われる。また、第1
のリンス部6においても、同様にして純水がプリント基
板Wに対して噴射されて、効率良く、プリント基板が純
水中で洗浄される。一方、第1および第2の予備リンス
部4、5、並びに第2のリンス部7においては、単に純
水槽内にキャリア2が浸漬された状態に保持される。
【0048】洗浄動作が開始するのに同期して、プッシ
ャー115、35、45、55、65、75は上方に向
けて旋回し(第11図の時刻T4−T5)、しかる後に
、元の位置まで横移動して初期の退避位置に戻る(第1
1図の時刻T5−T6)。第14図にはこの状態を示し
てある。この後は、ローダ11が駆動して、そこに乗せ
られているキャリア2(n+1)、2(n+2)は1ピ
ッチ分だけ前進する(第11図の時刻T6−T7)。 第15図にはこのようにして前進した後の状態を示して
ある。ローダ上のキャリアが前進した後は、隙間検知用
センサ204によって、ローダ上の先頭のキャリア2(
n+1)とその次のキャリア2(n+2)との間に所定
の隙間が存在することが確認されると、各プッシャが下
方に向けて旋回し、それらが初期の動作位置に復帰する
(第11図の時刻T7−T8)。第15図にはプッシャ
ー115が初期の動作位置まで復帰した状態を示してあ
る。
【0049】プッシャーが元の位置に戻った後は、各昇
降機構34、44、54、64、74が駆動して、各槽
内のキャリア2は一定期間にわたって上下に揺動する(
第11図の時刻T8−T9)。この揺動運動により、各
槽内において、キャリアに搭載されているプリント基板
Wの洗浄が効率良く行われる。
【0050】昇降機構の揺動運動は一定時間経過後に停
止する。そして、洗浄部3および第1のリンス部6にお
けるバイパス通路327、627が開き、自動開閉弁3
24、325、622、623が閉じて、洗浄液および
純水の噴射が停止する(第11図の時刻T9)。次に、
各昇降機構が駆動して、キャリア2は各槽内から上昇す
る。上限接近検知用センサ206により、キャリアが上
限位置に接近したことが検知された後は、上昇速度が低
下し(第11図の時刻T10)、キャリアが上限位置に
到ると、それが上限センサ205により検知されて、各
昇降機構の駆動が停止する。
【0051】ここに、かかるキャリアの昇降に同期して
、空気吹きつけ部9の自動開閉弁932、942、95
2(第9図参照)が開く。この結果、圧縮空気が、洗浄
槽3の空気吹き出し部93、第1の予備リンス部4の空
気吹き出し部94および第1のリンス部6の空気吹き出
し部95に供給され、これらから吹き出される。従って
、これらの各部3、4、6において槽内から引き出され
るキャリア2に対して空気が吹きつけられる。かかる空
気吹きつけ動作により、キャリアに搭載されているプリ
ント基板Wに付着している洗浄液あるいは純水が効率良
く吹き落とされる。
【0052】すなわち、引上げられたキャリアおよびプ
リント基板に付着している洗浄液あるいは水を自然落下
させる場合には、これらの各部分の凹凸部分に溜まって
いる液あるいは水が落ちにくい。かかる部分に液あるい
は水が残ったまま、次段側に送られると、各槽内に貯留
されている純水の汚れる度合いが早くなり、純水の交換
頻度を高める必要がある。また、多くの水が付着したま
ま乾燥部8に搬入された場合には、乾燥に時間がかかる
ので好ましくない。しかし、本例においては、空気を吹
きつけることにより、キャリア、プリント基板などの凹
凸部分に溜まっている液あるいは水が吹き飛ばされて、
これらから除去される。従って、純水の汚れ度合いが少
なくなり、水の交換頻度を下げることができる。また、
乾燥部における乾燥を短時間にすることができる。第1
6図には、空気を吹きつけられながら引上げられた状態
のキャリアを示してある。
【0053】以後、上記の動作が繰り返されて、各キャ
リア2は、洗浄部3から第2のリンス部7を経て、アン
ローダ13に搬出される。このアンローダ上に搬出され
た洗浄済みのキャリアは、ロボットハンドあるいは人手
により、次段の乾燥部8に搬送され、ここにおいて付着
している純水が乾燥除去される。
【0054】(別の実施形態)上記の例は本発明の一実
施例を示すものであり、上記の構成に本発明を限定する
ことを意図したものではない。
【0055】例えば、第17図および第18図には、本
発明を適用した別のワーク洗浄装置を示してある。本例
の装置300は、洗浄部301と予備リンス部302と
第1のリンス部303と第2のリンス部304と乾燥部
305から構成されている。
【0056】洗浄部301は、上記の例における洗浄部
3と同じく、ワーク洗浄剤を含む洗浄液中において、ノ
ズル301aから洗浄液をワークに対して噴射すること
により、ワークの洗浄を行うものである。予備リンス部
302は上記の例における第1の予備リンス部4と同一
の構成である。第1のリンス部304は、上記の例にお
ける第1のリンス部6と同じく、純水中においてワーク
に対して純水を噴射することにより、ワークの洗浄を行
うものである。第2のリンス部304は、大気中におい
てワークに対してノズル群304aから純水を噴射する
ことにより、ワークの洗浄を行うものである。一方、乾
燥部305は上記の例における乾燥部8と同一の構成と
なっている。
【0057】本例のワーク洗浄装置300を利用する場
合には、例えば、第18図に示すように、取っ手401
の付いた筒状の網かご402をワークのキャリアとして
用いることができる。網かご402の搬送機構403と
しては、網かご402の取っ手を吊り下げるフック部4
04と、このフック部404を支持した腕部405と、
この腕部405を水平方向および垂直方向に移動させる
移動部406から構成したものを用いることができる。 この網かご402内に入れて洗浄可能なワークとしては
、各種のプラスチック製品、金属製品を挙げることがで
きる。
【0058】次に、第19図には、搬送ベルトを用いて
、ワークの搬送系を構成した例を示してある。この図に
おいて第17図の各部と対応する部分には対応する番号
を付してある。本例の装置は、板状のワークWを連続し
て搬送しながらそれを洗浄できるように構成されている
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のワーク洗
浄方法および洗浄装置は、洗浄剤を含む洗浄液中におい
てワークに対して洗浄液を噴射して洗浄を行い、次に、
純水中においてワークに対して純水を噴射して洗浄を行
い、しかる後に、ワークを純水中に浸漬し、あるいはワ
ークに対して純水を吹きつけることにより洗浄を行うよ
うに構成されている。従って、本発明によれば、ワーク
に付着している油、塵などの付着物の除去が洗浄液中に
おいて効率良く行われ、また、かかる付着物を除去する
ために使用した洗浄液の除去が、純水中において効率良
く行われる。よって、本発明によれば、効率良くワーク
を洗浄することの可能なワーク洗浄方法および洗浄装置
を実現することができる。
【0060】また、本発明においては、洗浄液中あるい
は純水中から引上げられるワークに対して気体を吹きつ
けることにより、ワークに付着している洗浄液あるいは
純水を吹き落とすようにしている。このようにすること
により、単にワークに付着した液あるいは水を自然落下
させる場合に比べて、液あるいは水を確実に除去できる
。よって、次段側の槽内に、ワークに付着した液あるい
は水を持ち込んでしまうことを大幅に回避できるので、
各槽の液あるいは水の汚れ度合いを低く抑えることがで
き、液あるいは水の交換頻度を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるワーク洗浄装置の全
体構成を模式的に示す概略構成図である。
【図2】第1図に示す装置の具体的な構成を示す概略立
面図である。
【図3】第1図に示す装置の具体的な構成を示す概略平
面図である。
【図4】第2図のIV−IV線で切断した部分を示す概
略断面図である。
【図5】第1図のキャリアを示す斜視図である。
【図6】第1図に示す装置における洗浄液および純水の
配管系を示す配管図である。
【図7】第1図に示す洗浄液槽を上方から見た状態を示
す平面図である。
【図8】第1図に示す第1および第2のリンス部におけ
る純水槽を上から見た状態を示す平面図である。
【図9】第1図に示す空気吹きつけ部の構成を示す構成
図である。
【図10】第1図の装置の制御系の主要部分を示す概略
ブロック図である。
【図11】第1図の装置の洗浄動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図12】第1図の装置の動作を示す説明図である。
【図13】第1図の装置の動作を示す説明図である。
【図14】第1図の装置の動作を示す説明図である。
【図15】第1図の装置の動作を示す説明図である。
【図16】第1図の装置の動作を示す説明図である。
【図17】本発明の別の実施例を示す全体構成図である
【図18】第17図に示す例において使用するワークキ
ャリアおよびその搬送系を示す概略図である。
【図19】第17図に示す実施例の変形例であり、搬送
ベルトを用いてワークの搬送系を構成した例を示す全体
構成図である。
【符号の説明】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  洗浄剤を含む洗浄液の中に洗浄すべき
    ワークを浸漬し、この浸漬状態にあるワークに対して洗
    浄液の噴流を吹きつけることにより、前記ワークから付
    着物などを洗い落とす洗浄工程と、この洗浄工程を経た
    ワークを純水中に浸漬し、この浸漬状態にあるワークに
    対して純水の噴流を吹きつけることにより、このワーク
    に付着している前記洗浄液を洗い落とす第1のリンス工
    程と、この第1のリンス工程を経たワークに対して純水
    を供給して、ワークに付着している前記洗浄液を洗い落
    とす第2のリンス工程とを含むワーク洗浄方法。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記洗浄工程と前
    記第1のリンス工程との間に、少なくとも一回の予備リ
    ンス工程を有し、この予備リンス工程は、貯留した純水
    内にワークを浸漬することにより、このワークに付着し
    ている洗浄液を洗い落とす工程であることを特徴とする
    ワーク洗浄方法。
  3. 【請求項3】  請求項1において、前記第2のリンス
    工程を経たワークに付着している純水を除去する水切り
    工程を有し、この水切り工程は、前記第2のリンス工程
    において純水中から引き上げられるワークに対して気体
    を吹きつけて、このワークに付着している純水を払い落
    とす工程であることを特徴とするワーク洗浄方法。
  4. 【請求項4】  請求項3において、前記水切り工程を
    経たワークに付着している純水を乾燥除去する乾燥工程
    を有していることを特徴とするワーク洗浄方法。
  5. 【請求項5】  請求項1において、前記洗浄工程にお
    いて洗浄液から引き上げられるワークに対して気体を吹
    きつけて、このワークに付着している洗浄液を払い落と
    す液切り工程を有していることを特徴とするワーク洗浄
    方法。
  6. 【請求項6】  ワーク洗浄剤を含む洗浄液を貯留した
    洗浄液槽、この洗浄液槽に対してワークを出し入れする
    ワーク搬送手段、および、このワーク搬送手段によって
    前記洗浄液槽内に入れられた状態にあるワークに対して
    洗浄液の噴流を吹きつける噴流形成手段を備えたワーク
    洗浄部と、純水を貯留した純水槽、前記ワーク洗浄部か
    ら洗浄済みワークを受け取り、前記純水槽に対してこの
    ワークを出し入れするワーク搬送手段、および、このワ
    ーク搬送手段によって前記純水槽内に入れられた状態に
    あるワークに対して純水の噴流を吹きつける噴流形成手
    段を備えた第1のリンス部と、純水を貯留した純水槽、
    および、前記第1のリンス部から純水による洗浄済みの
    ワークを受け取り、前記純水槽に対してこのワークを出
    し入れするワーク搬送手段を備えた第2のリンス部とを
    有することを特徴とするワーク洗浄装置。
  7. 【請求項7】  請求項6において、純水を貯留した純
    水槽、および前記ワーク洗浄部から洗浄済みワークを受
    け取り、前記純水槽に対してこのワークを出し入れする
    ワーク搬送手段を備えた予備リンス部を少なくとも一つ
    有し、前記第1のリンス部は、この予備リンス部におい
    て洗浄された後のワークを受け取るようになっているこ
    とを特徴とするワーク洗浄装置。
  8. 【請求項8】  請求項6において、前記第2のリンス
    部の前記純水槽から引上げられるワークに対して気体を
    吹きつけて、このワークに付着している純水を払い落と
    す水切り手段を有していることを特徴とするワーク洗浄
    装置。
  9. 【請求項9】  請求項8において、前記水切り手段に
    よって水切りが行われたワークに付着している純水を乾
    燥除去する乾燥手段を有していることを特徴とするワー
    ク洗浄装置。
  10. 【請求項10】  請求項6において、前記洗浄部の前
    記洗浄槽から引き上げられるワークに対して気体を吹き
    つけて、このワークに付着している洗浄液を払い落とす
    液切り手段を有していることを特徴とするワーク洗浄装
    置。
  11. 【請求項11】  請求項6において、前記第1のリン
    ス部の前記純水槽および前記第2のリンス部の前記純水
    槽のそれぞれから溢れ出た純水を回収する純水回収槽を
    有し、前記第1のリンス部における前記噴流形成手段は
    、ワークに向けて配列された少なくとも一個の純水噴射
    ノズルと、前記純水回収槽に回収された純水を前記ノズ
    ルのそれぞれに向けて圧送するポンプとを備えており、
    前記第2のリンス部は、前記純水回収槽に回収された純
    水をこの第2のリンス部の純水槽に還流させるポンプと
    、還流する純水に含まれている不純物を除去する濾過手
    段とを備えていることを特徴とするワーク洗浄装置。
  12. 【請求項12】  請求項6において、前記洗浄部にお
    ける前記噴流形成手段は、ワークに向けて配列された少
    なくとも一個の洗浄液噴射ノズルと、この洗浄部におけ
    る前記洗浄液槽に貯留されている洗浄液を前記洗浄液噴
    射ノズルに向けて圧送するポンプとを備えていることを
    特徴とするワーク洗浄装置。
  13. 【請求項13】  請求項8,10において、前記洗浄
    部における前記液切り手段および前記第2のリンス部に
    おける前記水切り手段は、洗浄槽に貯留した洗浄液の液
    面あるいは純水槽に貯留した純水の水面の上方位置に配
    置された少なくとも一個の空気噴射ノズルと、この空気
    噴射ノズルに対して圧縮空気を供給する空気ポンプとを
    備えていることを特徴とするワーク洗浄装置。
  14. 【請求項14】  請求項6,7において、前記洗浄部
    、予備リンス部、第1および第2のリンス部における各
    ワーク搬送手段は、ワークを次段側に向けて横方向に搬
    送するワーク横搬送機構と、このワーク横搬送機構から
    受け取ったワークを、洗浄液槽あるいは純水槽に対して
    出し入れするワーク昇降機構とを備えていることを特徴
    とするワーク洗浄装置。
  15. 【請求項15】  請求項14において、板形状をした
    ワークを複数枚保持可能なワークキャリアを有し、この
    ワークキャリアは、複数枚のワークを所定の間隔で立っ
    た状態に整列保持可能となっており、このワークキャリ
    アが前記の各ワーク搬送手段によって搬送されるように
    なっていることを特徴とするワーク洗浄装置。
  16. 【請求項16】  請求項15において、前記の各ワー
    ク搬送手段におけるワーク昇降機構は、ワークキャリア
    を一定のストロークで上下に揺動可能となっていること
    を特徴とするワーク洗浄装置。
  17. 【請求項17】  請求項14において、前記の各ワー
    ク搬送手段は、搬送経路が部分的に前記洗浄槽および純
    水槽内に浸漬している搬送ベルト手段によって構成され
    ていることを特徴とするワーク洗浄装置。
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