JPH0911447A - スクリーン版等の洗浄装置 - Google Patents

スクリーン版等の洗浄装置

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JPH0911447A
JPH0911447A JP16268195A JP16268195A JPH0911447A JP H0911447 A JPH0911447 A JP H0911447A JP 16268195 A JP16268195 A JP 16268195A JP 16268195 A JP16268195 A JP 16268195A JP H0911447 A JPH0911447 A JP H0911447A
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JP
Japan
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cleaning
tank
cleaned
screen plate
rinse
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JP16268195A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Tanabe
貢 田名部
Yoshiharu Mansei
嘉治 満生
Futoshi Kimura
太 木村
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MIMATSU KK
Original Assignee
MIMATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、スクリーン版等の洗浄装置に関す
る。 【構成】 超音波発生装置(1) を取付け、収容した洗浄
液中にスクリーン版(S) 等の被洗浄物を浸して洗浄する
洗浄槽(2) と、同洗浄槽(2) に並設し、すすぎ用のリン
ス液を収容したリンス液収容槽(3) と、洗浄槽(2) の上
端に連設し、洗浄後の被洗浄物にリンス液を噴出するリ
ンス液噴出ノズル(5) とリンス後の被洗浄物を乾燥させ
るために空気を噴出する噴気ノズル(6) とを内部に配設
したリンス乾燥槽(4) と、リンス乾燥槽(4) と洗浄槽
(2) との間で被洗浄物を昇降させる昇降装置(J) とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン版等の洗浄
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリーン版等は、トリクロロエ
タンによる洗浄が一般的であったが、環境問題からトリ
クロロエタンの使用が禁止され、現在はこれに代わり、
準水系や炭化水素系の洗浄剤が開発されている。
【0003】かかる洗浄剤を使用した洗浄装置として
は、例えば、洗浄液を収容した洗浄槽にスクリーン版を
浸し、同スクリーン版を回転させながら超音波振動によ
り洗浄し、その後、洗浄液を洗浄槽から抜取ってスクリ
ーンをさらに高速回転させて液切りしながらブローして
乾燥させるように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した装
置では、スクリーン版を乾燥させるためには洗浄後に洗
浄槽から洗浄液を抜き取らねばないので、洗浄から乾燥
までの工程に時間がかかりすぎるという課題が残されて
いた。
【0005】また、洗浄後は液切りしてすぐに乾燥させ
るので、洗浄液が汚れているとスクリーン版表面に汚れ
が付着したまま乾燥されることになって、洗浄効果が十
分でなかった。
【0006】しかも、スクリーン版を回転させるとスク
リーンを枠体に接着している接着材等が剥離してしまう
等の不具合も発生していた。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
るスクリーン版等の洗浄装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、スクリーン版
等の被洗浄物を収容する槽と、同槽内に配設し、洗浄後
の被洗浄物にリンス液を噴出する噴出ノズルと、リンス
後の被洗浄物を乾燥させるために空気を噴出する噴気ノ
ズルとを具備することを特徴とするスクリーン版等の洗
浄装置に係るものである。
【0009】また、本発明は以下の構成にも特徴を有す
る。
【0010】(イ)超音波発生装置を取付け、収容した
洗浄液中にスクリーン版等の被洗浄物を浸して洗浄する
洗浄槽と、同洗浄槽に並設し、すすぎ用のリンス液を収
容したリンス液収容槽と、洗浄槽の上端に連設し、洗浄
後の被洗浄物にリンス液を噴出するリンス液噴出ノズル
とリンス後の被洗浄物を乾燥させるために空気を噴出す
る噴気ノズルとを内部に配設したリンス乾燥槽と、リン
ス乾燥槽と洗浄槽との間で被洗浄物を昇降させる昇降装
置とを具備する。
【0011】(ロ)上記リンス液噴出ノズルと噴気ノズ
ルとを上下昇降自在に構成するとともに、リンス乾燥槽
と洗浄槽との間に開閉自在なシャッターを介設した。
【0012】(ハ)上記リンス乾燥槽に被洗浄物出入口
を形成し、同出入口に臨ませて、複数の被洗浄物を並列
状態に収納可能としたマガジンを配設するとともに、同
マガジンに被洗浄物往復移動装置を連設して、順次、各
被洗浄物をリンス乾燥槽内に挿入し、かつ、洗浄・乾燥
後に取出して再びマガジン内に収容可能とした。
【0013】(ニ)洗浄後の被洗浄物にリンス液を噴出
する噴出ノズルに、洗浄液タンクを連通連結した。
【0014】
【作用】本発明では、先ず、ケーシングに設けた被洗浄
物投入口から被洗浄物となるスクリーン版をリンス乾燥
槽内に挿入して保持枠にスクリーン版を保持させると、
リンス乾燥槽と洗浄槽との間に介設したシャッターが開
くとともに、昇降装置により保持枠を下降して洗浄槽内
にスクリーン版を浸す。
【0015】そして、洗浄槽の側壁に設けた超音波発生
装置が作動し、洗浄液を振動させてスクリーン版のイン
ク汚れ等を洗浄する。
【0016】その後、スクリーン版は上昇して再びリン
ス乾燥槽内に収容され、同時に上記シャッターが閉じ
る。
【0017】次いで、リンス乾燥槽内に配設した噴出ノ
ズルよりスクリーン版に向けてリンス液が噴出されて洗
浄後のスクリーン版をすすぐ。このとき、噴出ノズルは
上下に昇降しながらリンス液を噴出するようにしている
ので、スクリーン版を全面むらなくすすぐことができ
る。なお、リンス液としては、洗浄液と同じものでも、
水や湯でもよい。
【0018】このように、洗浄後にリンスすることによ
り、洗浄液が汚れていた場合など、その汚れがスクリー
ン版に付着しても洗い落とすことができ確実な洗浄を行
うことが可能となる。
【0019】また、リンス時に下方に落ちるリンス液
は、シャッターにより洗浄槽内には入ることがなく、同
シャッターの上面をリンス液収容槽に向けて勾配をつけ
ることにより、リンス液はリンス液収容槽に回収され
る。
【0020】リンス(すすぎ)が終わると、噴気ノズル
より熱風が噴出されて、スクリーン版を短時間で乾燥さ
せる。
【0021】以上のように、本発明に係る洗浄装置で
は、スクリーン版等を短時間で、かつ、確実に洗浄する
ことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。
【0023】(第1実施例)図1は第1実施例に係るス
クリーン版等の洗浄装置の説明図、図2は同洗浄装置の
平面視による説明図、図3は同洗浄装置の作動状態を示
す模式図である。
【0024】図1に示すように、洗浄装置Aは、ケーシ
ングC内に、洗浄液を収容する洗浄槽2と、すすぎ用の
リンス液を収容するリンス液収容槽3とを並設してい
る。
【0025】洗浄液としては、特殊な有機溶剤を配合し
た準水系の洗浄液を使用しており、これは、環境汚染の
おそれがなく、かつ、被洗浄物となるスクリーン版Sに
対しても何ら悪影響を与えることがない。好適な洗浄液
としては、例えば、日東化学工業株式会社製のベイクリ
ーンCW-200(商品名)等がある。
【0026】また、リンス液としては、水やお温湯、あ
るいは上記洗浄液と同じものを使用することができる。
【0027】洗浄槽2は、側壁2aにヒータHを取付けて
おり、適温に保持された洗浄液中にスクリーン版S等の
被洗浄物を浸して超音波洗浄するようにしている。
【0028】特に、リンス液として温湯を使用する場合
に、洗浄液がリンス液よりも低温であると洗浄槽2に結
露にして洗浄液中に水分が混ざるおそれがあるが、ヒー
タHにより加熱しているのでかかる結露を防止すること
もできる。
【0029】また、本実施例では、洗浄槽2の側壁2aに
超音波発生装置1を取付け、スクリーン版Sを超音波洗
浄するようにしている。
【0030】さらに、超音波発生装置1の上方にノズル
Nを取付け、同ノズルNと洗浄槽2の中程とを循環ポン
プP1を介して洗浄液循環路nにより連通連結して仕上げ
洗浄を行えるようにしている。10はケーシングCの底壁
C1に設けた台座であり、同台座10上に洗浄槽2及びリン
ス液収容槽3は配設されている。
【0031】また、洗浄槽2の上端にはリンス乾燥槽4
を配設している。同リンス乾燥槽4は、ケーシングCの
天井壁C2から一定の間隔を開けて取付けた支持板C3から
垂設しており、その下端部が洗浄槽2の上端に臨むよう
にしている。
【0032】そして、同リンス乾燥槽4内に洗浄後のス
クリーン版Sに向けてリンス液を噴出するリンス液噴出
ノズル5と、リンス後のスクリーン版Sを乾燥させるた
めに空気を噴出する噴気ノズル6とを配設している。
【0033】かかるリンス液噴出ノズル5と噴気ノズル
6はリンスパイプ50及びエアパイプ60にそれぞれ複数個
設けており、両パイプ50,60 を上下に並設するととも
に、図2に示すように、スクリーン版Sの一側を除いて
囲繞するように配設し、かつ、その基端をアクチュエー
タ7に連動連結して上下昇降自在に構成している。
【0034】また、リンスパイプ50にはリンス液供給管
51の一端を連通連結し、他端をポンプP及びノズル目詰
まり防止用フィルターFを介してリンス液収容槽3に連
通連結している。
【0035】一方、エアパイプ60には、エア供給管61の
一端を連通連結するとともに、他端にはブロー空気を加
熱するヒータH1を介してブロワ装置Bを設けている。し
たがって、噴気ノズル6からは熱風を噴射することがで
きる。
【0036】図2において11はスクリーン版出入口であ
り、ケーシングCの側壁に形成し、同出入口11には開閉
用アクチュエータ12によりスライドする開閉扉13を配設
している。
【0037】また、リンス乾燥槽4と洗浄槽2との間に
開閉自在なシャッター8を介設している。
【0038】同シャッター8は、上面をリンス液収容槽
3に向けて下り勾配となるように形成しており、かつ、
シャッター開閉用アクチュエータ9に連動連結してスラ
イド自在に構成している。なお、上記各アクチュエータ
7,9,12を、本実施例ではエアシリンダを用いて構成して
いる。
【0039】さらに、本洗浄装置Aには、スクリーン版
Sをリンス乾燥槽4と洗浄槽2との間で昇降させる昇降
装置Jを設けている。
【0040】すなわち、図1に示すように、昇降装置J
は、スクリーン版Sを上下昇降させるための駆動モータ
Mと、同モータMにより回転駆動される駆動ローラ16と
を具備しており、駆動モータMは上記した支持板C3に固
定されている。16a は従動ローラである。
【0041】スクリーン版Sは、リンス乾燥槽4内にお
いて保持枠14に保持されるもので、同保持枠14に一端を
連結したチェーン15が駆動モータMにより回転される駆
動ローラ16を介して上下するように構成しており、チェ
ーン15の他端にはカウンターウェイト17を連結してい
る。
【0042】同カウンターウェイト17は、ガイド筒18内
に配設されており、同ガイド筒18には、駆動モータMに
連絡している揺動上下限検出リミットスイッチ19,20 及
び最上下限検出リミットスイッチ21,22 を設けている。
したがって、カウンターウェイト17の上下動は揺動上下
限検出リミットスイッチ19,20 の間で行われるが、慣性
力によってそれ以上昇降しても最上下限検出リミットス
イッチ21,22 により確実に停止するようになっている。
【0043】ここで、図3を参照しながら、本洗浄装置
Aを実際に使用する場合について説明する。なお、本実
施例では、スクリーン枠Sをリンス乾燥槽4内に挿入し
た後は、洗浄から乾燥までをスイッチ(図示せず)操作
で自動的に行えるように制御している。
【0044】先ず、図3(a)に示すように、スクリー
ン版出入口11より洗浄すべきスクリーン版Sをリンス乾
燥槽4内に挿入して保持枠14で保持させる。
【0045】すると、図3(b)に示すように、シャッ
ター開閉用アクチュエータ9が作動してシャッター8を
開くとともに、駆動モータMが駆動して保持枠14を下降
させてスクリーン版Sを洗浄槽2の洗浄液中に浸す。
【0046】同時に超音波発生装置1が作動して洗浄液
に超音波振動を与え、所定時間、スクリーン版Sの洗浄
を行う。なお、洗浄液は最適な洗浄効果を得るためにヒ
ータHにより常温〜50℃以内に保持されている。
【0047】所定時間の洗浄が終わると、保持枠14は再
び上昇してリンス乾燥槽4内に収容されるが、洗浄液面
から引き上げられる際に、ノズルNから洗浄液が噴出さ
れて仕上げ洗浄を行う。洗浄槽2の下部には汚れが貯留
するので、ノズルNへ循環させる洗浄液は洗浄槽2の中
程位置から吸引することが望ましい。なお、かかる仕上
げ洗浄は必ずしも行う必要はない。
【0048】スクリーン版Sがリンス乾燥槽4内に収容
されると、図3(c)に示すように、シャッター8が閉
じ、ポンプPが駆動してリンス液噴出ノズル5からリン
ス液を所定時間噴出するとともに、リンス液噴出ノズル
5はアクチュエータ7により昇降してスクリーン版Sの
全面をむらなくすすぐ。これにより、汚れた洗浄液がス
クリーン版Sの表面に付着していても洗い落とすことが
でき、確実な洗浄効果を得ることができる。
【0049】しかも、シャッター8は閉じており、同シ
ャッター8の上面はリンス液収容槽3に向けて下り勾配
となっているので、噴出されたリンス液はリンス液収容
槽3に回収される。
【0050】リンス後は、図3(d)に示すように、噴
気ノズル6から所定時間熱風を噴出してスクリーン版S
を乾燥させる。この場合においても、噴気ノズル6は昇
降してスクリーン版Sを効率的に乾燥させることができ
る。
【0051】以上の工程でスクリーン版Sの洗浄、リン
ス、乾燥を終えるとスクリーン版出入口11からスクリー
ン版Sを取り出せばよい。
【0052】このように、本実施例では、スクリーン版
Sを短時間で、かつ、効率よく洗浄から乾燥まで行うこ
とができ、特に、リンスすることで、より洗浄効果を高
めることができる。
【0053】(第2実施例)次に、図4及び図5に示す
ものを説明する。
【0054】これは、前述した第1実施例の洗浄装置A
に、スクリーン版Sを連続的に自動供給可能としたもの
であり、リンス乾燥槽4に設けた被洗浄物出入口11に臨
ませて、複数の被洗浄物であるスクリーン版Sを並列状
態に収納可能としたマガジン31を配設するとともに、同
マガジン31に被洗浄物往復移動装置Eを連設して、順
次、各スクリーン版Sをリンス乾燥槽4内に挿入し、か
つ、洗浄・乾燥後に取出して再びマガジン31内に収容可
能としたことに特徴がある。
【0055】図4及び図5において、Gはスクリーン版
自動供給機であり、マガジン部G1と被洗浄物往復移動装
置Eとから構成している。
【0056】スクリーン版自動供給機Gは、機枠32の一
部をマガジン支持枠33となし、同支持枠33上にレール部
34を設け、同レール部34に、スクリーン版出入口11の位
置に合うようにマガジン31を着脱自在に配設する一方、
同マガジン31の後方、すなわち、洗浄装置Aの反対側に
被洗浄物往復移動装置Eを配設して構成している。
【0057】マガジン31内には複数のスクリーン版収容
部が区画形成されており、各収容部内にそれぞれスクリ
ーン版Sを1枚づつ収容可能とし、かつ、各収容部の前
後部を開口している。なお、本実施例では20枚のスクリ
ーン版Sをマガジン31内に同時収容可能に構成してい
る。
【0058】また、マガジン支持枠33にはマガジン移動
用モータM1を配設しており、同モータM1とマガジン31と
を連動連結して、マガジン31を、スクリーン版収容部を
1ピッチとして間歇的に水平直線移動可能としている。
【0059】被洗浄物往復移動装置Eは、実質的にエア
シリンダから構成しており、ピストン部E1の先端にグリ
ップ部E2を設け、スクリーン版Sを把持可能としてい
る。
【0060】上記構成のスクリーン版自動供給装置Gを
具備させ、かつ、洗浄装置Aと連動させることにより、
マガジン31の始端側に収容されたスクリーン版Sから順
次リンス乾燥槽4内に挿入し、かつ、洗浄・乾燥後に取
出して再びマガジン31内に収容することができるので、
多数のスクリーン版Sの洗浄を能率的に行うことができ
る。
【0061】すなわち、図5に示すように、マガジン31
の後方から被洗浄物往復移動装置Eがスクリーン版Sを
把持するとともに伸出して前方(洗浄装置A側)へ押込
み、スクリーン版Sを被洗浄物出入口11からリンス乾燥
槽4内に収容する。
【0062】スクリーン版Sが保持枠14に保持される
と、グリップ部E2が把持を解除して後方へ収縮する。
【0063】そして、第1実施例で説明したように、ス
クリーン版Sの洗浄、リンス、乾燥を終えると、被洗浄
物往復移動装置Eが伸出してスクリーン版Sを把持する
とともに後方へ収縮し、洗浄されたスクリーン版Sを再
びマガジン31内の元の位置に収容し、同時にマガジン31
は1ピッチだけ水平移動し、次に洗浄されるスクリーン
版Sを洗浄装置A内に供給する。
【0064】かかる動作を繰り返し、すべてのスクリー
ン版Sの洗浄を終えると、マガジン31ごと機枠33から取
り外せばよい。
【0065】(第3実施例)図6に示す洗浄装置A1は、
先の第一の実施例で説明した洗浄装置Aの洗浄槽2を分
離したものであり、リンス液収容槽3の上部にリンス乾
燥槽4を連通状態で配設したものである。リンス液収容
槽3及びリンス乾燥槽4の構成は先の実施例と略同様で
ありここではその説明を省略する。
【0066】すなわち、かかる洗浄装置A1はリンスと乾
燥を行うものであり、別途配設した洗浄槽2を有する洗
浄装置によりスクリーン版Sを洗浄した後に、リンスと
乾燥を行えるようにしている。
【0067】例えば、洗浄装置を備えている使用者であ
れば、かかる洗浄装置A1を後から設置することができ、
低コストで洗浄効果をより高めることができる。
【0068】(第4実施例)図7に示す洗浄装置A2につ
いて説明する。この場合においても、リンス、乾燥を行
うための実質的な構成は先の実施例と同様であるが、第
3実施例で示した洗浄装置A1をよりコンパクトに構成し
ている。
【0069】すなわち、底部にキャスター41を設け、天
井部にスクリーン版出入口42を設けたケーシング40内
に、リンス乾燥槽4を設けるとともに、リンス液収容タ
ンクTを収納配設し、同タンクTとリンス乾燥槽4内に
配設したリンス液噴出ノズル5とを循環ポンプP2を介し
て連通連結したものである。
【0070】また、リンス乾燥槽3の底部とリンス液収
容タンクTとを連通パイプ43により連通連結して、リン
ス液はリンス液収容タンクT→リンス液噴出ノズル5→
連通パイプ43→リンス液収容タンクTと循環可能として
いる。なお、リンス液収容タンクTは、必要十分な量の
リンス液を収容可能な容積としている。
【0071】ところで、上記構成の洗浄装置A2におい
て、リンス液噴出ノズル5に洗浄液タンクT1を連通連結
して、一つのケーシング40内で、洗浄、リンス、乾燥を
行えるようにすることもできる。
【0072】すなわち、この場合の洗浄はノズルによる
洗浄とするもので、図7において、例えば、リンス乾燥
槽4の下方に洗浄液タンクT1を配設するとともに、同タ
ンクT1とリンス乾燥槽4の底部とを連通させ、さらに、
同タンクT1と循環ポンプP2とを切換弁(図示せず)を介
して連通連結して、切換弁により適宜流路を切換えて洗
浄とリンスとを選択的に行わせるようにするものであ
る。
【0073】なお、この場合のリンス液と洗浄液とは同
じものを使用するようにし、かつ、リンス乾燥槽4の底
部と各タンクT1,T2 とは連通・遮蔽可能として、一方が
連通している場合は他方を遮断して、汚れてしまう洗浄
液と清浄な状態を保つべきリンス液とが混ざらないよう
にしておく。
【0074】このように構成することにより、設置する
場所をとらないコンパクトで低コストの洗浄装置A2を提
供することができる。
【0075】
【発明の効果】 本発明では、スクリーン版等の被洗浄物を収容する槽
と、同槽内に配設し、洗浄後の被洗浄物にリンス液を噴
出する噴出ノズルと、リンス後の被洗浄物を乾燥させる
ために空気を噴出する噴気ノズルとを具備させることに
より、被洗浄物の洗浄効果を高めることができる。
【0076】また、超音波発生装置を取付け、収容し
た洗浄液中にスクリーン版等の被洗浄物を浸して洗浄す
る洗浄槽と、同洗浄槽に並設し、すすぎ用のリンス液を
収容したリンス液収容槽と、洗浄槽の上端に連設し、洗
浄後の被洗浄物にリンス液を噴出するリンス液噴出ノズ
ルと、リンス後の被洗浄物を乾燥させるために空気を噴
出する噴気ノズルとを内部に配設したリンス乾燥槽と、
リンス乾燥槽と洗浄槽との間で被洗浄物を昇降させる昇
降装置とを具備させたことにより、被洗浄物の洗浄効果
を高めることができるとともに、より短時間で洗浄から
乾燥までを行える。
【0077】上記リンス液噴出ノズルと噴気ノズルと
を上下昇降自在に構成するとともに、リンス乾燥槽と洗
浄槽との間に開閉自在なシャッターを介設したことによ
り、被洗浄物をむらなくリンス、乾燥させることができ
るとともに、リンス液と洗浄液とが混ざることがない。
【0078】上記リンス乾燥槽に被洗浄物出入口を形
成し、同出入口に臨ませて、複数の被洗浄物を並列状態
に収納可能としたマガジンを配設するとともに、同マガ
ジンに被洗浄物往復移動装置を連設して、順次、各被洗
浄物をリンス乾燥槽内に挿入し、かつ、洗浄・乾燥後に
取出して再びマガジン内に収容可能としたことにより、
複数の被洗浄物を効率よく、自動的に洗浄からリンス、
乾燥までを行うことができる。
【0079】洗浄後の被洗浄物にリンス液を噴出する
噴出ノズルに、洗浄液タンクを連通連結したことによ
り、コンパクトで低コストの洗浄装置を提供することが
できる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るスクリーン版等の洗浄装置の
説明図である。
【図2】同洗浄装置の平面視による説明図である。
【図3】同洗浄装置の作動状態を示す模式図である。
【図4】第2実施例に係る洗浄装置の側面視による説明
図である。
【図5】同平面視による説明図である。
【図6】第3実施例に係る洗浄装置の説明図である。
【図7】第4実施例に係る洗浄装置の説明図である。
【符号の説明】
A 洗浄装置 J 昇降装置 S スクリーン版 1 超音波発生装置 2 洗浄槽 3 リンス液収容槽 4 リンス乾燥槽 5 リンス液噴出ノズル 6 噴気ノズル 8 シャッター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン版等の被洗浄物を収容する槽
    と、同槽内に配設し、洗浄後の被洗浄物にリンス液を噴
    出する噴出ノズルと、リンス後の被洗浄物を乾燥させる
    ために空気を噴出する噴気ノズルとを具備することを特
    徴とするスクリーン版等の洗浄装置。
  2. 【請求項2】超音波発生装置(1) を取付け、収容した洗
    浄液中にスクリーン版(S) 等の被洗浄物を浸して洗浄す
    る洗浄槽(2) と、同洗浄槽(2) に並設し、すすぎ用のリ
    ンス液を収容したリンス液収容槽(3) と、 洗浄槽(2) の上端に連設し、洗浄後の被洗浄物にリンス
    液を噴出するリンス液噴出ノズル(5) とリンス後の被洗
    浄物を乾燥させるために空気を噴出する噴気ノズル(6)
    とを内部に配設したリンス乾燥槽(4) と、 リンス乾燥槽(4) と洗浄槽(2) との間で被洗浄物を昇降
    させる昇降装置(J) とを具備することを特徴とする請求
    項1記載のスクリーン版等の洗浄装置。
  3. 【請求項3】上記リンス液噴出ノズル(5) と噴気ノズル
    (6) とを上下昇降自在に構成するとともに、リンス乾燥
    槽(4) と洗浄槽(2) との間に開閉自在なシャッター(8)
    を介設したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    スクリーン版等の洗浄装置。
  4. 【請求項4】上記リンス乾燥槽(4) に被洗浄物出入口(1
    1)を形成し、同出入口(11)に臨ませて、複数の被洗浄物
    を並列状態に収納可能としたマガジン(31)を配設すると
    ともに、同マガジン(31)に被洗浄物往復移動装置(E) を
    連設して、順次、各被洗浄物をリンス乾燥槽(4) 内に挿
    入し、かつ、洗浄・乾燥後に取出して再びマガジン(31)
    内に収容可能としたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のスクリーン版等の洗浄装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の噴出ノズルに、洗浄液タン
    ク(T) を連通連結したことを特徴とするスクリーン版等
    の洗浄装置。
JP16268195A 1995-06-28 1995-06-28 スクリーン版等の洗浄装置 Pending JPH0911447A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001191500A (ja) * 2000-01-16 2001-07-17 Tani Denki Kogyo Kk 超音波キャビテーションにもとづくクリーニング方法と装置
KR100525449B1 (ko) * 2000-12-27 2005-11-02 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 초음파 세정장치를 구비한 스텐실 프린터
JP2011161684A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Hoshodo:Kk 刷版の洗浄装置及び洗浄方法
CN102397847A (zh) * 2010-09-10 2012-04-04 李世武 一种网版污渍清洗机
CN103372549A (zh) * 2012-04-26 2013-10-30 海德堡印刷机械股份公司 刮刀室-洗涤机
CN104816542A (zh) * 2015-05-13 2015-08-05 湖州博润实业有限公司 一种圆网印花机的导带水洗设备

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