JPH0421524Y2 - - Google Patents

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JPH0421524Y2
JPH0421524Y2 JP7283288U JP7283288U JPH0421524Y2 JP H0421524 Y2 JPH0421524 Y2 JP H0421524Y2 JP 7283288 U JP7283288 U JP 7283288U JP 7283288 U JP7283288 U JP 7283288U JP H0421524 Y2 JPH0421524 Y2 JP H0421524Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はX線による断層撮影装置に関し、特に
は、顎関節等の人体局部の断層撮影に用いて好適
な断層撮影装置に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、人体の所定截面をX線にて撮影
し、内部の疾患状態等を診査する断層撮影装置
が、大規模な医療機関を中心に用いられている。
そして、これら断層撮影装置としては、X線管
装置を、特定の軌道上を往復・揺動させる単軌道
断層撮影装置と、ある範囲内を旋回・揺動させる
多軌道断層撮影装置とが知られているが、近来、
多種のぼかし運動が可能な多軌道断層撮影装置が
多く用いられる傾向にある。
これら従来の断層撮影装置の内、多軌道撮影が
可能な装置の一例を、その要部を示す正面図であ
る第8図および側面図である第9図にて示す。
第8図および第9図に示す従来の断層撮影装置
において、X線管装置51は、上下方向に配され
た支柱52の上端部の水平方向に配設された支持
軸53の前端部に取付けられてある。
支柱52は、制御機器を内蔵する基台54の上
部の側方水平方向に張り出して設けられた支持腕
55の先端部に、主軸56を介して回動自由に支
持される一方、その下端部設けた支持機構にて、
主軸56下方前方に配されたフイルム装着盤57
を、常に上面の水平を維持しながら揺動させ得る
ように、支持するものとされてある。
一方、フイルム装着盤57の上方には、被写体
を載置する載置板58が、水平かつ高さ調整可能
に配設されてある。
なお、支柱52は、主軸56の両端部に回動自
由に連結された二本の縦軸60,61と、これら
二本の縦軸60,61の、上端部に配された前記
支持軸53と、中間部に配された横軸62と、下
端部に配された上・下保持軸63,64とで構成
され、また、これら支柱52を構成する各軸は、
二本の縦軸60,61間が平行に、かつ支持軸5
3、横軸61、上・下保持軸63,64がそれぞ
れ主軸56と平行に設けられると共に、それぞれ
が互いに回動自由に連結されてある。
一方、フイルム装着盤57は、支柱52下端部
の上・下保持軸63,64の前方端部に回動自由
に連結されると共に、支持腕55に回動自由に吊
下された支持軸65の下端部と回動自由に連結さ
れてある。
上記構成の従来の断層撮影装置おいては、ここ
では図示を省略した駆動手段にて、支柱52を左
右および前後に揺動させることで、上部に保持さ
れたX線管装置51と、下部に支持されたフイル
ム装着盤57とを、それぞれ、第8図および第9
図中の矢印で示すように、主軸56の回転軸芯の
延長線上の所定点を中心点として、左右および前
後に円弧を描いて揺動させることができ、また、
この左右および前後動とを複合させて、旋回・揺
動させることもできる。
そして、このX線管装置51とフイルム装着盤
57の揺動は、互いに逆方向に円弧を描く相対運
動であり、また、フイルム装着盤57は水平を維
持しながら揺動する。このX線管装置51とフイ
ルム装着盤57との相対運動により、載置板58
に置かれた被写体は、主軸56中心軸線と略同水
平面、すなわち図中の点線で示す截面59以外は
ぼかされてフイルム装着盤57上のX線写真フイ
ルムに投影され、この截面59に位置する断面の
みを鮮明なものとして撮影される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の断層撮影装置は、X線管装
置とフイルム装着盤とが数多くの可動連結部およ
び連結部材を介して連結されており、その構成が
比較的に複雑となる一方、X線管装置とフイルム
装着盤との相対運動を鮮明な断層写真が得られる
精度とするためには、各部材の加工精度を精密な
ものとすると共に、組立精度を高め、かつ組立後
の剛性も高いものとすることが必要となる。
そのため、これら従来の断層撮影装置は、その
コンパクト化が困難なものとなり、かつまた、そ
の製造に多くの加工・組立工数を要する比較的に
大型かつ高価なものとなり、これがため、規模の
大きな医療機関にしか導入・設置されていないの
が現状である。
一方、最近、歯科医院を中心とする一般医療機
関において、顎関節部の疼痛・関節雑音・開口障
害あるいは顎運動異常等を症状とする非感染性の
疾患、いわゆる顎関節症状を訴える患者が漸増し
ており、これら顎関節症の病態ならびに原因の早
期解明が求められている。
そして、これら顎関節症の病態把握ならびに鑑
別診断に際して、必要不可欠な診査法として断層
撮影が挙げられているが、一般歯科医院や医療機
関においては、必要都度に、断層撮影装置を備え
た大規模医療機関に患者を出向させ、撮影を委託
することが必要となり、これが顎関節症の病態な
らびに病因の早期解明の阻害要因となつている。
このため、一般歯科医院を中心とする各医療機
関において、これら患部の断層撮影が各現場で行
えるポータブルで、かつ安価な断層撮影装置の供
給が強く要請されている。
本考案は上記問題点に鑑み、その構成を簡易な
ものとして、そのコンパクト化を可能とし、併せ
てその製造に要する工数・コストを抑制し得る、
断層撮影装置の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は以下の構
成としている。すなわち、第1請求項の考案に係
る断層撮影装置は、水平に配設され、その前方に
截面部を有する基盤と、基盤下方に吊下され、そ
の前方にフイルム装着面部を有する揺動盤と、基
盤を上下方向に貫通して配設され、その下端寄り
の中間部位を基盤に、その下端部を揺動盤に、そ
れぞれ連結された揺動軸と、揺動軸を揺動させる
揺動手段と、揺動軸の上端部前方に保持されたX
線源とを備えた断層撮影装置であつて、前記揺動
盤が、少なくとも二個のリンク部材と、前記揺動
軸とを介して、前記基盤下方に水平に吊下される
と共に、これらリンク部材および揺動軸が、水平
同一面で直交する二軸芯それぞれに対して回動可
能な連結部材を介して、基盤および揺動盤に、そ
れぞれ揺動可能に連結されたものである。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第1実施例 第1図は本考案の第1実施例の断層撮影装置を
示す要部を切欠いた側面図であり、第2図は第1
図のA−A断面図である。
第1図および第2図において、1は基盤であつ
て、該基盤1は、金属部材からなり、その外郭を
方形板状としたもので、側方に複数本配した支柱
11を介して水平方向に基台10に支持されてあ
り、かつ、その前方に、その外郭を示す方形の枠
からなる截面部2を備えたものである。
3は揺動盤であつて、該揺動盤3は、金属部材
からなり、その外郭を基盤1と相似の方形板状と
したもので、基盤1下方の水平方向に配設されて
あり、かつ、その前方に、X線写真フイルムを着
脱可能に保持するフイルム装着面部4を設けたも
のである。
5は揺動軸であつて、該揺動軸5は、金属製の
角棒状のもので、基盤1の前方寄りの中央部位を
上下方向に貫通して配設され、その上端部前方に
X線管装置6を、上下および角度微調整手段を有
する支持部材12を介して、支持すると共に、そ
の下端寄りの中間部位を基盤1に、その下端部を
揺動盤3に、それぞれ連結部材7を介して、揺動
可能に連結されてある。
一方、揺動盤3は、その下端部を連結部材7を
介して連結された揺動軸5と、該揺動軸5の後方
の上下方向に設けられ、その上下両端に連結部材
7を設けた角棒状の二本のリンク部材8とを介し
て、水平かつ揺動可能に、基盤1に吊下されてあ
り、その前方に設けたフイルム装着面部4は、基
盤1前方の截面部2の直下に位置させてある。
そして、揺動軸5と基盤1および揺動軸5下端
部と揺動盤3とを連結する二つの連結部材7の支
点間距離と、2本のリンク部材8上下端に設けら
れた連結部材7の支点間距離とは、それぞれ等寸
法となるように調整されてある。また、リンク部
材8を揺動軸5と同寸の断面形状とされてある。
一方、これら連結部材7は、全て同寸・同形の
ものとされ、かつ基盤1の下面に設けられた対の
取付リブ13または揺動盤3の上面に設けられた
対の取付リブ14に、それぞれ連結されてある。
これら連結部材7は、第1図のB−B断面図で
ある第3図に示すように、リンク部材8を揺動可
能に囲繞する内径を有する金属製の角筒状連結環
15と、該連結環15の対向する二辺をなす両壁
に設けられ、それぞれの軸芯線を連結環15中心
点を経る同一線上とし、先端を内径側に向かわせ
た対の連結ピン16と、これら対の連結ピン16
の軸芯線と連結環15中心点にて直交する線上に
設けられ、先端を連結環15の対向する二辺をな
す両壁の外側面に当接させた支持ピン17とから
なるものである。
また、連結ピン16と、支持ピン17とは先端
を円錐状に尖らせたネジピンとされ、かつ支持ピ
ン17は、基盤1の対の取付リブ13に設けられ
た雌ネジにそれぞれに取り付けられてある。
そして、連結環15は、リンク部材8の対向す
る両外側面に予め設けられた対のピン孔18に連
結ピン16の先端をそれぞれを当接させること
で、リンク部材8と連結される一方、該連結環1
5の外面に予め設けられた対のピン孔19に、対
の取付リブ13に取付けられた対の支持ピン17
の先端をそれぞれ当接させることで、基盤1と連
結されてある。
なお、リンク部材8のピン孔18と連結環15
のピン孔19とは、連結ピン16および支持ピン
17より小径とされ、これら連結ピン16および
支持ピン17の円錐状先端との接触面積を小さく
するよう配慮されてあり、またこれら連結ピン1
6と支持ピン17は、セツト後に止めナツト20
にて固定される。
すなわち、当該連結部材7は、同一面で直交す
る二軸芯上に配された連結ピン16および支持ピ
ン17を介して、リンク部材8および揺動軸5を
揺動自由に支持すると共に、これらの軸回転を抑
止するものであり、かつまた、これら連結部材7
は、自在継手の機能・原理を利用する一方、これ
に揺動抵抗を抑制すると共に、取付け時の揺動中
心点の調整を容易とする工夫を加えたものであ
る。
上記構成を具備する本実施例の断層撮影装置に
おいては、揺動軸5の上部を前後および左右に駆
動させるとき、その上端部に保持されたX線管装
置6は、第1図および第2図中の矢印で示すよう
に、揺動軸5と基盤1を連結する連結部材7を支
点として、前後および左右に円弧を描いて揺動
し、一方、揺動盤3は、その上部と逆方向に揺動
する揺動軸5下端部の動きに直接的に駆動され
て、X線管装置6と逆方向に揺動する。
このとき、揺動盤3前方のフイルム装着面部4
の各点も、図中の矢印で示すように、上部のX線
管装置6と逆方向に前後および左右に円弧を描い
て揺動する。
また、揺動盤3は、支点間距離を等寸とされた
二本のリンク部材8と揺動軸5とにより揺動自由
に吊下されてあり、かつ、これらリンク部材8と
揺動軸5とは軸回転を抑止されてあるので、この
揺動に際して、面振れ、捩じれ等を起こすことな
く水平を維持しながら揺動する。
翻つて、第1図および第2図において、9は揺
動装置であつて、該揺動装置9は、基盤1上に設
けられ、揺動軸5を揺動させるものである。
この揺動装置9を、その平面図である第6図お
よび第6図のA−A断面図である第7図を参照し
て説明する。
第6図および第7図において、30は旋回歯車
であつて、該旋回歯車30は、内径口を有し、か
つ、外周の歯幅方向の中央部に、歯高さより深い
環状凹部31を設けたもので、揺動軸5を基盤1
に連結させている連結部材7と同芯に、揺動軸5
を囲繞して基盤1上に配設されてある。
また、旋回歯車30は、支持軸37を介して回
転自由に基盤1上に支持されると共に、その外周
部を該旋回歯車30の環状凹部31に摺動自由に
挿入させた三個の支持輪36にて、回転自由に支
持されてある。
32は一対の揺動角度調整板であつて、該揺動
角度調整板32は、旋回歯車30上に設けられ、
旋回歯車30の回転中心を挟み間隔を隔てて互い
に平行に対峙して対をなし、それぞれの下端を旋
回歯車30上面に接合されてある。また、これら
揺動角度調整板32の上端部には、ピン受け凹部
33が複数個設けられてある。
34は駆動環であつて、該駆動環34は、揺動
軸5の基盤1上方の外周に上下方向摺動自由に、
かつ回転自由に設けられたリング状のもので、そ
の外周の相反する半径方向に一対のピン35を備
えたものである。
38は駆動歯車であつて、該駆動歯車38は、
旋回歯車30の外周に接して配設され、基盤1に
取付けられた減速機構を有するモータ39に連
結・支持されてある。
本実施例の揺動装置9においては、駆動環34
を、第7図中の矢印で示すように、上下に摺動さ
せて対のピン35を揺動角度調整板32の任意の
ピン受け凹部33に差し入れることにより、連結
部材7の支点を経る垂線に対する揺動軸5の傾斜
角度θ、すなわち旋回・揺動角度を0度から5度
ピツチにて、20度まで任意に選択することができ
るものとした。
上記の構成を具備する本実施例の断層撮影装置
によれば、X線管装置6とフイルム装着面部4と
の相対運動と、フイルム装着面部4の平行維持と
により、基盤1と揺動軸5間の連結部材7の中心
点と略同水平面、すなわち第1図中の点線で示す
截面21以外は、ぶれによりぼかされて撮影され
るので、第1図中の一点鎖線で示すように、截面
部2に置かれた被撮影体22は、この截面21に
位置する断面のみを鮮明なものとして撮影され
る。
そして、旋回・揺動角度を種々に設定すること
により、被撮影体22の必要とされる部位のみを
選択的に撮影でき、さらには、フイルム装着面部
4に、多層撮影用フイルムを装着することによ
り、同時に多層断層撮影することもできる。
しかも、本実施例の断層撮影装置においては、
揺動盤3が基盤1の下方に吊下されているので、
その平行維持と揺動を無理なく行なわせることが
でき、また、該揺動盤3は、X線管装置6を保持
する揺動軸5に直接的に、すなわち一軸一支点を
介して駆動されるので、その相対運動の精度も高
いものとし得、そのコンパクト化も容易となる。
なお、本実施例においては、揺動軸5とリンク
部材8とを同寸の断面形状の角棒状のものとし、
また、これらを基盤1ないしは揺動盤3に連結す
る連結部材7の連結環15を角筒状のものとした
が、これは、捩じれに対する剛性を得ると共に、
これらの揺動軸芯の割り出しを容易とするためで
あつて、これらは、揺動軸5とリンク部材8とを
丸棒状のものとし、かつ連結部材7の連結環15
を円筒状のものとされても良い。
また、揺動軸5を揺動させるについては、該揺
動軸5上部前方に支持されたX線管装置を所期の
軌跡を描くよう揺動させ得るものであれば、本実
施例の構成の揺動装置9に代わり、例えば、第7
図中の駆動環34に連結桿等を連結させ、これを
介して入力にて揺動させる等、その規模や構成上
の制約に応じて、他の手段や装置を用いることも
できる。
第2実施例 第4図は本考案の第2実施例の断層撮影装置の
要部を示す側断面図であり、第5図は第4図のA
−A断面図である。
なお、本実施例の断層撮影装置は、揺動軸およ
びリンク部材の連結部材として球面軸受けを用
い、揺動軸とリンク部材との間に、これらの軸回
転防止する部材を配したことを異とする点以外
は、前述の第1実施例と同様のものであり、ここ
では、その重複する点の記載は省略し、差異点の
み概略説明する。
第4図および第5図において、1は基盤、3は
揺動盤、5は揺動軸、8はリンク部材であつて、
これらは、前述の第1実施例のものと同様のもの
である。
そして、本実施例においては、揺動軸5および
リンク部材8は、前述の第1実施例の連結部材7
に代わり、球面軸受40,41を介して、基盤1
および揺動盤3に、それぞれ連結されてある。
そしてまた、リンク部材8は、揺動軸5の後方
に二本、両側にそれぞれ一本の計4本配設されて
あり、さらに、揺動軸5と、その両側のリンク部
材8とは、揺動盤3と平行に配設された対のリン
ク板42と、連結ピン43とを介して、横方向の
み回動可能に、互いに連結されてある。
これらリンク部材8両端の球面軸受41の支点
間距離と、揺動軸5の基盤1側の球面軸受41と
揺動盤3側の球面軸受40との支点間距離とは、
第1実施例と同様に、等寸とされてある。
なお、本実施例においては、揺動軸5の下端部
と、リンク部材8の両端部を、それぞれの本体よ
り小径として、これらの端部を連結する球面軸受
41を、揺動軸5と基盤1間を連結する球面軸受
40より小さなものとした。
上記構成を具備する本実施例の断層撮影装置に
よれば、揺動軸5の揺動に際して、揺動盤3を、
面振れや、捩じれを起こすことなく、水平を維持
しながら揺動させることができ、かつまた、揺動
軸5の軸回転も確実に防止できる。
因みに、軸体等を揺動可能に連結ないしは支持
する機能を有する部材としては、自在継手と、球
面軸受とが代表的なものであり、前述の第1実施
例は、揺動軸およびリンク部材の連結部に自在継
手の機能・原理を利用したものであつて、一方、
本実施例は、これらの連結部材として球面軸受を
用いたものである。
しかし、これら球面軸受は支持する軸体の軸回
転をも許容するので、本実施例においては、この
軸回転の防止に工夫を加えたものである。
なお、以上に述べた本考案に係る断層撮影装置
においては、その構成を簡易なものとする主旨よ
り、揺動軸およびリンク部材の連結部材を同種・
同形状ないしは同種・2形状のものとしたが、こ
れらは、揺動軸5の軸回転を抑止し、かつ揺動盤
3の面振れや捩じれを防止し得る構成とされる限
りにおいて、その規模や構成上の制約に応じて、
前述の第1実施例のものや、自在継手や、球面軸
受等を混合して用いることができる。
そしてまた、本考案に係る断層撮影装置は、医
療用として人体の局部断層撮影に適するのみでな
く、例えば、電気製品や小型機器等の内部検査に
も適用可能である。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係る断層撮影装置は、
X線源とフイルム装着面部との相対運動を一軸・
一支点で行い得て、その相対運動の精度を容易に
高めることができ、しかも、その構成が簡易で、
かつ各構成部材の多くを互換性のある同形状のも
のとし得、そのコンパクト化、および、その製造
に要する工数・コストの抑制を可能とするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の断層撮影装置を
示す要部を切欠いた側面図、第2図は第1図のA
−A断面図、第3図は第1図のB−B断面図、第
4図は本考案の第2実施例の断層撮影装置の要部
を示す側断面図、第5図は第4図のA−A断面
図、第6図は本考案に係る揺動装置の平面図、第
7図は第6図のA−A断面図、第8図は従来の断
層撮影装置を示す正面図、第9図は第6図の側面
図である。 1……基盤、2……截面部、3……揺動盤、4
……フイルム装着面部、5……揺動軸、6……X
線管装置、7……連結部材、8……リンク部材、
9……揺動装置、10……台盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平に配設され、その前方に截面部を有する基
    盤と、基盤下方に吊下され、その前方にフイルム
    装着面部を有する揺動盤と、基盤を上下方向に貫
    通して配設され、その下端寄りの中間部位を基盤
    に、その下端部を揺動盤に、それぞれ連結された
    揺動軸と、揺動軸を揺動させる揺動手段と、揺動
    軸の上端部前方に保持されたX線源とを備えた断
    層撮影装置であつて、前記揺動盤が、少なくとも
    二個のリンク部材と、前記揺動軸とを介して、前
    記基盤下方に水平に吊下されると共に、これらリ
    ンク部材および揺動軸が、水平同一面で直交する
    二軸芯それぞれに対して回動可能な連結部材を介
    して、基盤および揺動盤に、それぞれ揺動可能に
    連結されたことを特徴とする断層撮影装置。
JP7283288U 1988-05-31 1988-05-31 Expired JPH0421524Y2 (ja)

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