JPH0421512A - 成形活性炭の製造方法 - Google Patents

成形活性炭の製造方法

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JPH0421512A
JPH0421512A JP2125946A JP12594690A JPH0421512A JP H0421512 A JPH0421512 A JP H0421512A JP 2125946 A JP2125946 A JP 2125946A JP 12594690 A JP12594690 A JP 12594690A JP H0421512 A JPH0421512 A JP H0421512A
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JP
Japan
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activated carbon
fluororesin
glycerol
kneading
carbon black
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JP2125946A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Arai
啓哲 新井
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Tokai Carbon Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、気相および液相において優れた吸着性能を発
揮する成形活性炭の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
現在、吸着剤として各種用途に汎用されている活性炭に
は、粉末、粒状、繊維状等の形態がある。
このうち粉末活性炭は最も優れた吸着性能を示すものの
、本質的に汚染性の強い微細なカーボン粒子で構成され
ているため、ハンドリング過程で容易に飛散して環境汚
染を招く難点がある。この点炭素繊維を活性化して得ら
れる繊維状の活性炭は、汚染性が少ないうえに可撓性が
あるためハンドリングに至便であるが、吸着容量が小さ
いという性能上の欠点がある。
したがって、吸着能に優れている粉末活性炭をその性能
を保持したままブロック状等に成形することができれば
機能的に用途範囲が著しく拡大す要素がある。
この種の成形活性炭については、例えばレーヨン、パル
プ、ヤシ殻炭等を抄造して何層かに抄き合わせた成形体
(特開昭62−72509号公報9、あるいは活性炭粉
末をフェノール樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、シリコ
ン樹脂、メチルセルロース、リグニン主原料樹脂、ポリ
ビニルアルコール、下節粘土、活性白土、石油系または
石炭系ピッチのようなバインダー成分を用いて成形する
方法(特開昭50−14595号公報、同51−395
94号公報、同53−125292号公報、同55−1
67118号公報、同5795816号公報、同5’J
−213610号公報)などが提案されている。しかし
、前者では成形体中に占める活性炭量が制限されるため
に十分な吸着性能を確保することが困難となり、また後
者の方法ではバインダーの使用が概して気孔閉塞の因と
なり易く、そのうえバインダー自体が比較的高価である
関係でコスト面から用途が制約される問題点がある。
このほか、特開昭53−125292号公報にはフェノ
ール樹脂等に活性炭と発泡剤を混入して作製した多孔質
の成形体が開示されているが、この場合にも相対的に活
性炭の量比が減少するため高度の吸着性能を期待するこ
とが困難となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記した従来技術とは異なる成分組成ならび
に工程によって粉末活性炭と同等の高吸着性能を示すブ
ロンク状等の成形活性炭を得る方法を確立したものであ
る。
したがって、本発明の目的は気相および液相において優
れた吸着性能を発揮し、汚染性が少なくハンドリング性
の良好な成形活性炭の製造方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本発明による成形活性炭の
製造方法は、粒度50μm以下の活性炭粉末または/お
よび窒素吸着比表面積1200m!/g以上のカーボン
ブラック、フィブリル化性のフッ素樹脂、発泡スチロー
ルからなる原料成分を、グリセリンを混練助剤として前
記フッ素樹脂がフィブリル化するまで混練し、混練物を
所定形状に成形したのちグリセリン成分を溶出除去し、
次いで不活性雰囲気に保持された温度300℃近傍の炉
により加熱処理することを構成上の特徴とする。
本発明の主原料には、例えば椰子殻、おが屑、パルプ、
石炭、カーボンブラックなどの原料炭を賦活化した粉末
状の活性炭が用いられる。これら活性炭粉末は粒径50
μm以下の微粉状態で適用する必要があり、50μmを
越す粒径になるとフ・ノ素樹脂の円滑なフィブリル化が
円滑に進行しなくなる。
このほかに、窒素吸着比表面積120(1m”7g以上
の性状を有する超微粒グレードのカーボンブラックも主
原料として用いることができ、該カーボンブラックは前
記の活性炭粉末と適宜な割合で混合使用することもでき
る。
フィブリル化性のフッ素樹脂とは、混練処理によって繊
維状に転化するフッ素樹脂を指し、このような性質をも
つフッ素樹脂の種類としてはポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリトリフルオロエチレン、ポリ弗化ビニリデンな
どが挙げられる。このうち、本発明の目的にはポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)が最も存効に通用され
、好ましくは前記した主原料に対し1〜5重量%の範囲
で配合される。この配合量が1M量%未満では繊維化に
よる絡合形成が不十分となって成形体は脆弱となり、ま
た5重量%を土建ると活性炭量が少なくなって吸着容量
を低下するうえ、撥水性が高まって濡れを悪化させる虞
れが生しる。
発泡スチロールとしては、II!当たり300〜600
万個の独立気泡構造からなり、体積の97〜98%が気
孔である組織の球状微粒径のものが好適に使用される。
成形体組織の比表面積を高めるためには、粒径0.7〜
1.05m−の球状発泡スチロールを主原料に対し30
〜50重量%の範囲で配合する条件を設定することが望
ましい。
上記3成分系の原料は、混練助剤と共に混練する。混練
助剤には後工程での溶出除去が容易なグリセリンを用い
、好ましくは主原料100重量部当たり30〜80重量
部の割合で配合する。混練処理にはプラストミルのよう
な高い剪断応力が付加されるブレンド装置を適用し、フ
ィブリル化性のフン素樹脂成分が繊維状態に転化するま
で混練する。
混練物は、モールド成形、押出し成形など常用の成形手
段により所定の形状に成形する。引き続き、成形体を温
水中に浸漬して混練助剤であるグリセリン成分を組織内
から溶出除去する。
次いで成形体を乾燥したのち、窒素ガスあるいはアルゴ
ンガス等の不活性雰囲気に保持された温度300″C近
辺の炉に移して加熱処理する。この加熱処理により、成
形体中の発泡スチロール成分は揮散し、同時にフィブリ
ル化したフッ素樹脂が硬化する。
このようにして得られる成形活性炭は、実質的に炭素成
分とフィブリル化フッ素樹脂とから構成された一体成形
構造を呈しており、その骨格は5g/cc未溝の均質多
孔組織を備えている。
〔作 用〕
本発明の製造プロセスによれば、3成分系の原料を混練
する過程でフィブリル化性のフッ素樹脂が直径3〜20
μ鋼、長さ100〜200μ麟程度の微細繊維に転化し
、この繊維が次の成形段階において絡合網目mlを形成
して内部に主原料および発泡スチロール成分を捕捉した
状態で一体に成形化される。ついで、おこなわれる溶出
および加熱処理を通して成形体組織からグリセリン成分
、発泡スチロール成分が完全に除去され、その後に均一
に分布する微細な気孔が形成される。
このような作用を介して、主原料成分が有する本来的な
高吸着性能と前記発泡スチロール揮散に伴う微細気孔と
が混在する特有の多孔成形組織が形成される。したがっ
て、常に取扱いに至便な非汚染性で、あらゆる条件で優
れた吸脱着性能を示す成形活性炭の製造が可能となる。
また、本発明の成形活性炭は最終的に炭素成分とフッ素
樹脂から構成されているから、耐高温性および耐薬品性
の面でも優れている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例、比較例 (1)成形活性炭の製造 粒径40μm以下の活性炭粉末〔関東化学■製、特級活
性炭〕95g、フィブリル化性のポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)粉末〔三片デュポンフロロケミカル
■製、6C−J) 5g、粒径0.7〜1.05mmの
球状発泡スチロール(三菱油化■製“スチロボール°”
 ) 30gを配合し、これに混練助剤としてグリセリ
ン50gを添加して軽く攪拌混合したのち、プラストミ
ル型混練機に投入して回転数5.Orpm、混練時間1
5分の条件で混線処理を施した。
混線物を金型に充填し、50°Cの温度と30kg/c
m”の圧力を適用してモールド成形をおこない、高さ3
00mm 、長さ500mm 、幅300m11のブロ
ンク状成形体を形成した。
ついで、成形体を60°Cの温水に浸漬して成形組織か
らグリセリン成分を溶出し、水洗した。引続き成形体を
乾燥したのち、窒素ガス雰囲気に保持された300°C
の電気炉に移して加熱処理を施し、発泡スチロール成分
を揮散させるとともにフィブリル化したポリテトラフル
オロエチレン樹脂を硬化させて成形活性炭を得た。
(2)特性評価 得られた成形活性炭は、容易に破壊粉化することのない
強固な成形組織を備えており、ハンドリングに際しての
汚染性は問題とならないことが認められた。
また、本成形活性炭の各種特性は表1に示すとおり優れ
たものであった。
なお、比較例として示した成形活性炭は同一の活性炭粉
末をフェノール樹脂バイングーで成形した従来技術によ
る製品である。
表 (3)吸着性能 実施例の成形活性炭から直径20mm、高さ30mmの
円柱を切り出し、これをビレット型カラムの底部にセッ
トした。この状態で、脱気槽、冷却槽および恒温槽(2
5“C)を順次通過させたメチレンブルー水溶液(Co
、0.2ppm)を線流速9 +*/hrで通水させた
この通水実験により得られた破過曲線を図に示した。図
示の破過曲線は、主原料に用いた活性炭粉末を同等の高
吸着性能を示すものであった。
〔発明の効果] 以上のとおり、本発明に従えば粉末活性炭に劣らない優
れた吸着性能を備え、気相、液相、高低温下の条件下で
使用が可能であり、取扱いに至便な非汚染性の成形活性
炭を製造することができる。
したがって、上下水をはじめとする各種液体の浄化精製
、排ガスに含有されるSO,、No、ほかの有毒成分を
対象とする吸着処理等に有用である。
【図面の簡単な説明】
図は実施例による本発明の成形活性炭を用いたメチレン
ブルー水溶液の破過曲線である。 出願人  東海カーボン株式会社 代理人 弁理士 高 畑 正 也

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒径50μm以下の活性炭粉末または/および窒素
    吸着比表面積1200m^2/g以上のカーボンブラッ
    ク、フィブリル化性のフッ素樹脂、発泡スチロールから
    なる原料成分を、グリセリンを混練助剤として前記フッ
    素樹脂がフィブリル化するまで混練し、混練物を所定形
    状に成形したのちグリセリン成分を溶出除去し、次いで
    不活性雰囲気に保持された温度300℃近傍の炉により
    加熱処理することを特徴とする成形活性炭の製造方法。 2、粒径50μm以下の活性炭粉末または/および窒素
    吸着比表面積1200m^2/g以上のカーボンブラッ
    クに対し、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)1
    〜5重量%、粒径0.7〜1.05mmの球状発泡スチ
    ロール30〜50重量%の範囲で配合する請求項1記載
    の成形活性炭の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024777A (ja) * 2001-07-19 2003-01-28 Mitsubishi Electric Corp 窒素酸化物吸着体およびその製造方法
JP2012508645A (ja) * 2008-11-14 2012-04-12 ブリュッヒャー ゲーエムベーハー 吸着性成形品及びその使用

Cited By (3)

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JP2003024777A (ja) * 2001-07-19 2003-01-28 Mitsubishi Electric Corp 窒素酸化物吸着体およびその製造方法
JP2012508645A (ja) * 2008-11-14 2012-04-12 ブリュッヒャー ゲーエムベーハー 吸着性成形品及びその使用
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